JP2006269824A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高温リーク電流が少なく、低オン抵抗、高速動作が可能なバンドギャップアシスト構造のショットキーダイオードとしての半導体装置およびその製造方法を提供する。
【解決手段】基板領域1と、基板領域1上に形成された第1エピタキシャル成長層3と、第1エピタキシャル成長層3上に形成され, 第1エピタキシャル成長層3よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,第1エピタキシャル成長層3とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層2と、第1エピタキシャル成長層3が形成される基板領域1表面と反対側の表面上に形成されるカソード電極5と、第2エピタキシャル成長層2上に形成されるアノード電極4とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は半導体装置およびその製造方法に係り、特に、ヘテロ接合によるバンドアシスト構造に特徴を有する半導体装置およびその製造方法に関する。
静電誘導サイリスタ、静電誘導トランジスタは電力用半導体素子として開発され、実用化されている。又、ヘテロ接合を利用した電力用半導体装置も数多く提案されており、高耐圧、高電流増幅率、良好な高温動作特性等の優れた性能が期待される。
例えば、シリコン基板上に、AlN/GaN/AlGaNからなる横型構造を使用し、ノーマリオン型ヘテロ接合型FETを開発した例が既に開示されている(例えば、非特許文献1参照。)。
一方、SiCを利用したショットキーダイオードについては、既に300〜1200V/10〜20Aのものが実現されている。又、SiCを利用したpinダイオードについては、〜10kV/50A既のものが実現されている。更に又、静電誘導効果を利用したpn接合とショットキー接合からなる1200V/4H-SiCダイオードも実現されている。
M.Hikita.et.al., " 350V/150A AlGaN/GaN power HFET on Silicon substrate with source-via grounding(SVG) structure(ソースビア接地構造を有する350ボルト/150アンペアAlGaN/GaNヘテロ接合パワー電界効果トランジスタ)", 米国電気電子協会(IEEE)テクニカルダイジェスト、2004年12月、p.803
本発明の目的は、高温リーク電流が少なく、低オン抵抗、高速動作が可能なヘテロ接合によるバンドアシスト構造のショットキーダイオードとしての半導体装置およびその製造方法を提供することにある。
本発明の第1の特徴は、(イ)基板領域と、(ロ)基板領域上に形成された第1エピタキシャル成長層と、(ハ)第1エピタキシャル成長層上に形成され, 第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層と、(ニ)第1エピタキシャル成長層が形成される基板領域表面と反対側の表面上に形成されるカソード電極と、(ホ)第2エピタキシャル成長層上に形成されるアノード電極とを備え、(へ)第2エピタキシャル成長層は基板領域の導電型と反対導電型を有する不純物がエピタキシャル成長中、或いは成長後導入された半導体装置であることを要旨とする。
本発明の第2の特徴は、(イ)半絶縁性基板と、(ロ)半絶縁性基板上に形成されたバッファ層と、(ハ)バッファ層上に形成された第1エピタキシャル成長層と、(ニ)第1エピタキシャル成長層上に形成され, 第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層と、(ホ)第1エピタキシャル成長層表面に形成されるカソード領域と、(へ)カソード領域上に形成されるカソード電極と、(ト)第2エピタキシャル成長層上に形成されるアノード電極とを備え、(チ)第2エピタキシャル成長層は基板領域の導電型とは反対導電型を有する不純物がエピタキシャル成長中、或いは成長後導入された半導体装置であることを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、(イ)基板領域上に、第1エピタキシャル成長層を形成する工程と、(ロ)第1エピタキシャル成長層上に、第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって, 第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層を形成する工程と、(ハ)第2エピタキシャル成長層上に、アノード電極を形成する工程と、(ニ)第1エピタキシャル成長層が形成される基板領域表面と反対側の表面上にカソード電極を形成する工程とを備え、(ホ)第2エピタキシャル成長層を形成する工程は、基板領域の導電型とは反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含む半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、(イ)基板領域上に、第1エピタキシャル成長層を形成する工程と、(ロ)第1エピタキシャル成長層上に、第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって, 第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層を形成する工程と、(ハ)第2エピタキシャル成長層が形成された表面上に、選択的にガードリングストッパをイオン注入技術若しくは選択エピタキシャル成長によって形成する工程と、(ニ)第2エピタキシャル成長層上に、アノード電極を形成する工程と、(ホ)第1エピタキシャル成長層が形成される基板領域表面と反対側の表面上にカソード電極を形成する工程とを備え、(へ)第2エピタキシャル成長層を形成する工程は、基板領域の導電型とは反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含む半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、(イ)半絶縁性基板上にバッファ層を形成する工程と、(ロ)バッファ層上に、第1エピタキシャル成長層を形成する工程と、(ハ)第1エピタキシャル成長層表面に、イオン注入技術若しくは選択エピタキシャル成長技術によって、カソード領域を形成する工程と、(ニ)第1エピタキシャル成長層上に、第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって, 第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層を形成する工程と、(ホ)第2エピタキシャル成長層上に、アノード電極を形成する工程と、(へ)カソード領域上に、カソード電極を形成する工程とを備え、(ト)第2エピタキシャル成長層を形成する工程は、第1エピタキシャル成長層の導電型とは反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含む半導体装置の製造方法であることを要旨とする。
本発明の半導体装置およびその製造方法によれば、高温リーク電流が少なく、低オン抵抗、高速動作が可能なヘテロ接合によるバンドアシスト構造のショットキーダイオードを提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の第1乃至第4の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す第1乃至第4の実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の技術的思想は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の技術的思想は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
本発明の実施の形態の説明において、ヘテロ接合による「バンドアシスト」構造とは、カソード側に比べアノード側にバンドギャップエネルギーの広い半導体層を配置して、実質的にアノード側のショットキー障壁を高めた構造をいう。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置であって、(a)は、GaN系若しくはSiC系ショットキーダイオードに対応するアノード・カソード間方向の熱平衡状態におけるポテンシャル構造を示し、(b)は、模式的断面構造図を示す。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置は、図1(b)に示すように、基板領域1と、基板領域1上に形成された第1エピタキシャル成長層3と、第1エピタキシャル成長層3上に形成され, 第1エピタキシャル成長層3よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,第1エピタキシャル成長層3とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層2と、第1エピタキシャル成長層3が形成される基板領域1表面と反対側の表面上に形成されるカソード電極5と、第2エピタキシャル成長層2上に形成されるアノード電極4とを備える。又、第2エピタキシャル成長層2は基板領域1の導電型とは反対導電型を有する不純物がエピタキシャル成長中、或いは成長後導入される。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、第1エピタキシャル成長層3は、SiC若しくはGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、第2エピタキシャル成長層2は、AlGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、基板領域1は、SiC若しくはGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、アノード電極4は、PtPd、Niで形成されていても良い。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、アノード電極4は、第2エピタキシャル成長層2上に所望のショットキー障壁を形成する電極材料で形成されていても良い。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、カソード電極5は、Al/Tiで形成されていても良い。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、基板領域1および第1エピタキシャル成長層3は、Siで形成され、第2エピタキシャル成長層2は、SiCで形成されていても良い。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置においては、第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2界面のpn接合界面は、第1エピタキシャル成長層3側、第2エピタキシャル成長層2側いずれかの側、或いは第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2の中間に形成されていても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置における各部を説明する。
第2エピタキシャル成長層2は、例えば、AlGaNによって形成され、Mg等p型不純物を導入したp-エピタキシャル成長層である。第1エピタキシャル成長層3は、例えば、SiC/GaNによって形成されたn-エピタキシャル成長層である。基板領域1は、第1エピタキシャル成長層3と同じく、例えば、SiC/GaNによって形成されたn++基板領域である。第2エピタキシャル成長層2はn-層で形成した後、Mg等p型の不純物をイオン注入法で形成しても構わない。
各部の寸法は、例えば、第2エピタキシャル成長層2は0.2〜0.5μm、第1エピタキシャル成長層3は7μm、基板領域1は約200μm程度である。
(製造方法)
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例は以下の通りである。
(a)厚さ約200μm程度のSiC/GaNからなるn++基板領域1上に、SiC/GaNからなるn-エピタキシャル成長層3をエピタキシャル成長により形成する。nエピタキシャル成長層3を形成する工程は、基板領域1の導電型と反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含む。
(b)次に、SiC/GaNからなるnエピタキシャル成長層3上に、AlGaNによってエピタキシャル成長されたp-エピタキシャル成長層2を形成する。
(c)次に、p-エピタキシャル成長層2上に、Pt/Auによってアノード電極4を形成する。
(d)次に、n-エピタキシャル成長層が形成される基板領域表面と反対側のn++基板領域1表面上に、Al/Tiによってカソード電極5を形成する。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法において、第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2界面のpn接合界面は、第1エピタキシャル成長層3側、第2エピタキシャル成長層2側いずれかの側、或いは第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2の中間に形成されていても良い。
(動作モード)
図1(b)に示すGaN系若しくはSiC系縦型へテロ接合ショットキーダイオードにおいて、アノード・カソード間に沿う方向の熱平衡状態におけるポテンシャル構造は、図1(a)に示すように表されるが、図1(a)においては、通常のへテロ接合界面に生ずるキンク(微少なポテンシャルバリア)については、省略して描いている。
図1(a)中の数値例として、〜5eVは、例えば、AlGaNからなるp-エピタキシャル成長層2のバンドギャップエネルギーに対応しており、又、3.3eVは、SiCからなるn-エピタキシャル成長層3のバンドギャップエネルギーに対応している。図1(a)に示す熱平衡状態において、p-エピタキシャル成長層2中に形成されるバリア高さは、例えば、電子に対して、〜5eV程度にもなる。
図2は、アノード・カソード間に逆方向バイアス電圧を印加した状態におけるポテンシャル構造を示す。図2から明らかなように、p-エピタキシャル成長層2中に形成されるバリア高さが充分に高いため、電子に対する障壁となり、アノード・カソード間に逆方向バイアス電圧を印加した状態において、リーク電流を低減することができる。又、バリア高さを〜5eVと高くとることができるため、ノーマリオフ特性を実現することができる。
図3は、アノード・カソード間に順方向バイアス電圧を印加した状態におけるポテンシャル構造を示す。アノード・カソード間に正のバイアス電圧を印加した状態では、アノード電極4に正バイアス電圧を印加することから、カソード側から注入されてきた電子が、図3に示すように、p-エピタキシャル成長層2とn-エピタキシャル成長層3との界面に蓄積される。結果として、厚さXjpで示されるp-エピタキシャル成長層2内における電子に対するポテンシャルバリアを低下させることで、電子電流が導通する。アノード側の正孔もカソード側に容易に導通する。
(ヘテロ接合材料)
本発明の実施の形態に係る半導体装置に適用可能な各種ヘテロ接合材料として、例えば、AlNのバンドギャップエネルギーは6.2eVであり、これに対してGaNのバンドギャップエネルギーは、3.5eVであることから、AlGaNの組成を調整することによって、3.5eV〜6.2eVのバンドギャップエネルギーを調整することができる。又、Siのバンドギャップエネルギーは1.1eVであり、これに対してSiCのバンドギャップエネルギーは、3.0eVであることから、Si/SiCの組成を調整することによって、1.1eV〜3.0eVのバンドギャップエネルギーを調整することができる。
本発明の実施の形態に係る半導体装置においては、n-エピタキシャル成長層3およびn++基板領域1としては、例えば、SiC、GaN等の相対的にバンドギャップエネルギーの小さな半導体を採用し、アノード領域として動作するp-エピタキシャル成長層2には、AlGaNからなる相対的にバンドギャップエネルギーの大きな半導体を採用する。
或いは又、本発明の実施の形態に係る半導体装置においては、n-エピタキシャル成長層3およびn++基板領域1としては、例えば、Si等の相対的にバンドギャップエネルギーの小さな半導体を採用し、アノード領域として動作するp-エピタキシャル成長層2には、SiCからなる相対的にバンドギャップエネルギーの大きな半導体を採用する。
(逆方向耐圧特性)
図4は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の電流密度と逆方向印加電圧との関係を示す逆方向耐圧特性の比較例を示す。単純なショットキーダイオード(S)、静電誘導効果をカソード側に利用する静電誘導エミッタダイオード(SIED)およびpinダイオードの場合に比較して、175℃の高温動作状態においても、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の場合には、ヘテロ接合を用いて、アノード側のバンドギャップを実質的に増加させた、バンドギャップアシスト構造のショットキーダイオードを構成することから、高耐圧を低リーク電流密度で実現することができる。
(順方向特性)
図5は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の電流密度と順方向電圧降下との関係を示す順方向特性の比較例を示す。単純なショットキーダイオード(S)や静電誘導エミッタダイオード(SIED)に比較して、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の場合には、順方向電圧降下VFの低減効果を期待することができる。
(逆回復特性)
図6は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の逆回復時の電流密度と時間との関係を示す逆回復特性の比較例を示す。pinダイオードの場合に比較して、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の場合には、逆回復時の逆方向スパイク電流がほとんど発生せず、逆回復電荷量を充分低減することができる。
(順回復特性)
図7は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の順回復時の電流密度と時間との関係を示す順回復特性の比較例を示す。順方向電流IFを10Aとして、良好な順回復特性が得られる条件を単純なショットキーダイオード(S)、静電誘導エミッタダイオード(SIED)およびpinダイオードと比較した結果、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の場合には、一番効率の良い順方向駆動特性が得られることがわかる。
(逆回復時間)
図8は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の逆回復時の規格化された逆回復時間とp-エピタキシャル成長層の不純物密度との関係を示す。p-エピタキシャル成長層2の不純物密度np-(cm-3)の低下と共に、規格化された逆回復時間trrnは低下する。アノード側からの正孔の注入量が低下するためである。p-エピタキシャル成長層2の不純物密度np-(cm-3)の値を調整することによって、逆回復時間を調整することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、静電誘導エミッタダイオード(SIED)に比較して、微細パターンの形成が不要であり、製造方法が容易であるという利点もある。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、高温リーク電流の少ない高速ショットキーダイオードを実現することができる。
更に又、例えば、2500V以上の高耐圧化も可能であり、しかも低オン抵抗のショットキーダイオードを実現することができる。
適用材料としては、GaN/AlGaN系、Si/SiC系ヘテロ接合材料の限定されるものではないことは勿論である。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、高温リーク電流が少なく、低オン抵抗、高速動作が可能なバンドギャップアシスト構造のショットキーダイオードを提供することができる。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造であって、GaN系若しくはSiC系縦型へテロ接合ショットキーダイオードに対応する模式的断面構造図を示す。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置は、図9に示すように、基板領域1と、基板領域1上に形成された第1エピタキシャル成長層3と、第1エピタキシャル成長層3上に形成され, 第1エピタキシャル成長層3よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,第1エピタキシャル成長層3とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層2と、第2エピタキシャル成長層2が形成された基板領域1上において、第2エピタキシャル成長層2と接して形成されるガードリングストッパ6と、第1エピタキシャル成長層3が形成される基板領域1表面と反対側の表面上に形成されるカソード電極5と、第2エピタキシャル成長層2上に形成されるアノード電極4とを備える。又、第2エピタキシャル成長層2は基板領域1の導電型とは反対導電型を有する不純物がエピタキシャル成長中、或いは成長後導入される。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、第1エピタキシャル成長層3は、SiC若しくはGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、第2エピタキシャル成長層2は、AlGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、基板領域1は、SiC若しくはGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、アノード電極4は、PtPd、Niで形成されていても良い。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、アノード電極4は、第2エピタキシャル成長層2上に所望のショットキー障壁を形成する電極材料で形成されていても良い。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、カソード電極5は、Al/Tiで形成されていても良い。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、基板領域1および第1エピタキシャル成長層3は、Siで形成され、第2エピタキシャル成長層2は、SiCで形成されていても良い。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置においては、第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2界面のpn接合界面は、第1エピタキシャル成長層3側、第2エピタキシャル成長層2側いずれかの側、或いは第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長2層の中間に形成されていても良い。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置における各部を説明する。
第2エピタキシャル成長層2は、例えば、AlGaNによって形成されたp-エピタキシャル成長層である。第1エピタキシャル成長層3は、例えば、SiC/GaNによって形成されたn-エピタキシャル成長層である。ガードリングストッパ6は、第1エピタキシャル成長層3と同じく、例えば、SiC/GaNによって形成されたp型の領域であり、p-エピタキシャル成長層2よりも高不純物密度の領域として形成する。基板領域1は、第1エピタキシャル成長層3と同じく、例えば、SiC/GaNによって形成されたn++基板領域である。
各部の寸法は、例えば、第2エピタキシャル成長層2は0.2〜0.5μm、ガードリングストッパ6は、0.5〜2μm、第1エピタキシャル成長層3は7μm、基板領域1は約200μm程度である。
(製造方法)
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例は以下の通りである。
(a)厚さ約200μm程度のSiC/GaNからなるn++基板領域1上に、SiC/GaNからなるn-エピタキシャル成長層3をエピタキシャル成長により形成する。
(b)次に、SiC/GaNからなるnエピタキシャル成長層3上に、AlGaNによってエピタキシャル成長されたp-エピタキシャル成長層2を形成する。n-AlGaN層の形成後Mg等p型の不純物をイオン注入法で形成しても構わない。
(c)次に、p-エピタキシャル成長層2が形成された表面上に、選択的にpガードリングストッパ6をイオン注入技術若しくは選択エピタキシャル成長によって形成する。
(d)次に、p-エピタキシャル成長層2上に、Pt/Auによってアノード電極4を形成する。
(d)次に、n-エピタキシャル成長層が形成される基板領域表面と反対側のn++基板領域1表面上に、Al/Tiによってカソード電極5を形成する。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法において、n-エピタキシャル成長層3を形成する工程は、n++基板領域1の導電型と反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含む。
又、本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法において、第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2界面のpn接合界面は、第1エピタキシャル成長層3側、第2エピタキシャル成長層2側いずれかの側、或いは第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2の中間に形成されていても良い。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置によれば、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置に比較して、pガードリングストッパ6を形成することによって、更なる高耐圧を実現することができる。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、静電誘導エミッタダイオード(SIED)に比較して、微細パターンの形成が不要であり、製造方法が容易であるという利点もある。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、高温リーク電流の少ない高速ショットキーダイオードを実現することができる。
更に又、例えば、2500V以上の高耐圧化も可能であり、しかも低オン抵抗のショットキーダイオードを実現することができる。
適用材料としては、GaN/AlGaN系、Si/SiC系ヘテロ接合材料の限定されるものではないことは勿論である。
本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、高温リーク電流が少なく、低オン抵抗、高速動作が可能なバンドギャップアシスト構造のショットキーダイオードを提供することができる。
(第3の実施の形態)
図10は、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造であって、GaN系若しくはSiC系縦型へテロ接合ショットキーダイオードに対応する模式的断面構造図を示す。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置は、図10に示すように、高抵抗半導体層11と、高抵抗半導体層11上に形成され, 高抵抗半導体層11よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,高抵抗半導体層11とヘテロ接合を形成するエピタキシャル成長層2と、エピタキシャル成長層2が形成された高抵抗半導体層11上において、エピタキシャル成長層2と接して形成されるガードリングストッパ6と、エピタキシャル成長層2が形成される高抵抗半導体層11表面と反対側の表面上に形成される基板領域1と、基板領域1上に形成されるカソード電極5と、エピタキシャル成長層2上に形成されるアノード電極4とを備える。又、エピタキシャル成長層2は基板領域1の導電型とは反対導電型を有する不純物がエピタキシャル成長中、或いは成長後導入される。
又、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、高抵抗半導体層11は、SiC若しくはGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、エピタキシャル成長層2は、AlGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、基板領域1は、SiC若しくはGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、アノード電極4は、PtPd、Niで形成されていても良い。
又、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、アノード電極4は、第2エピタキシャル成長層2上に所望のショットキー障壁を形成する電極材料で形成されていても良い。
又、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、カソード電極5は、Al/Tiで形成されていても良い。
又、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、基板領域1および高抵抗半導体層11は、Siで形成され、エピタキシャル成長層2は、SiCで形成されていても良い。
又、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、高抵抗半導体層11とエピタキシャル成長層2界面のpn接合界面は、高抵抗半導体層11側、エピタキシャル成長層2側いずれかの側、或いは高抵抗半導体層11とエピタキシャル成長2層の中間に形成されていても良い。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置における各部を説明する。
エピタキシャル成長層2は、例えば、AlGaNによって形成されたp-エピタキシャル成長層である。n-AlGaN層の形成後Mg等p型の不純物をイオン注入法で形成しても構わない。高抵抗半導体層11としては、例えば、SiC/GaNによって形成された半導体基板を適用する。ガードリングストッパ6は、高抵抗半導体層11と同じく、例えば、SiC/GaNによって形成されたp型の領域であり、p-エピタキシャル成長層2よりも高不純物密度の領域として形成する。基板領域1は、高抵抗半導体層11と同じく、例えば、SiC/GaNによって形成されたn++基板領域であるが、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置においては、高抵抗半導体層11に対するオーミックコンタクトを形成するための領域として、高不純物密度でかつ接合深さを浅く形成しても良い。
各部の寸法は、例えば、エピタキシャル成長層2は0.2〜0.5μm、ガードリングストッパ6は、0.5〜2μm、高抵抗半導体層11は7〜200μm、基板領域1は約2〜200μm程度である。
(製造方法)
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例は以下の通りである。
(a)厚さ約200μm程度のSiC/GaNからなる高抵抗半導体層11上に、AlGaNによってエピタキシャル成長されたp-エピタキシャル成長層2を形成する。
(b)次に、p-エピタキシャル成長層2が形成された表面上に、選択的にpガードリングストッパ6をイオン注入技術若しくは選択エピタキシャル成長によって形成する。
(c)p-エピタキシャル成長層2が形成された高抵抗半導体層11表面と反対側の表面上において、高抵抗半導体層11と同じく、SiC/GaNによって形成されたn++基板領域1を浅く形成する。
(d)次に、p-エピタキシャル成長層2上に、Pt/Auによってアノード電極4を形成する。
(e)次に、n-エピタキシャル成長層が形成される基板領域表面と反対側のn++基板領域1表面上に、Al/Tiによってカソード電極5を形成する。
又、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の製造方法において、高抵抗半導体層11とエピタキシャル成長層2界面のpn接合界面は、高抵抗半導体層11側、エピタキシャル成長層2側いずれかの側、或いは高抵抗半導体層11とエピタキシャル成長層2の中間に形成されていても良い。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置によれば、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置に比較して、高抵抗半導体層11を利用することによって、p- エピタキシャル成長層2と、n++基板領域1との間の距離をとることができるため、アノード電極4とカソード電極5間の耐圧を向上することができる。又、pガードリングストッパ6を形成することによって、アノード電極4の端部近傍における電界集中を抑制することができるため、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置に比較して、高耐圧特性を容易に達成することができる。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、静電誘導エミッタダイオード(SIED)に比較して、微細パターンの形成が不要であり、製造方法が容易であるという利点もある。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、高温リーク電流の少ない高速ショットキーダイオードを実現することができる。
更に又、例えば、2500V以上の高耐圧化も可能であり、しかも低オン抵抗のショットキーダイオードを実現することができる。
適用材料としては、GaN/AlGaN系、Si/SiC系ヘテロ接合材料の限定されるものではないことは勿論である。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、高温リーク電流が少なく、低オン抵抗、高速動作が可能なバンドギャップアシスト構造のショットキーダイオードを提供することができる。
(第4の実施の形態)
図11は、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造であって、GaN系若しくはSiC系横型へテロ接合ショットキーダイオードに対応する模式的断面構造図を示す。
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置は、図11に示すように、半絶縁性基板7と、半絶縁性基板7上に形成されたバッファ層8と、バッファ層8上に形成された第1エピタキシャル成長層3と、第1エピタキシャル成長層3上に形成され, 第1エピタキシャル成長層3よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,第1エピタキシャル成長層3とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層(AlGaN層)9と、第1エピタキシャル成長層3表面に形成されるカソード領域10と、カソード領域10上に形成されるカソード電極5と、第2エピタキシャル成長層9上に形成されるアノード電極4とを備える。又、第2エピタキシャル成長層2は基板領域1の導電型とは反対導電型を有する不純物がエピタキシャル成長中、或いは成長後導入される。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、第1エピタキシャル成長層3は、SiC若しくはGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、第2エピタキシャル成長層9は、AlGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、カソード領域10は、SiC若しくはGaNで形成されていても良い。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、アノード電極4は、PtPd、Niで形成されていても良い。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、アノード電極4は、第2エピタキシャル成長層2上に所望のショットキー障壁を形成する電極材料で形成されていても良い。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、前記カソード電極5は、Al若しくはTiで形成されていても良い。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、カソード領域10および第1エピタキシャル成長層3は、Siで形成され、第2エピタキシャル成長層9は、SiCで形成されていても良い。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置においては、第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2界面のpn接合界面は、第1エピタキシャル成長層3側、第2エピタキシャル成長層2側いずれかの側、或いは第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長2層の中間に形成されていても良い。
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置における各部を説明する。
第1エピタキシャル成長層3は、例えば、SiC/GaNによって形成されたn-エピタキシャル成長層である。第2エピタキシャル成長層9は、例えば、AlGaNによって形成されたp-エピタキシャル成長層である。n-AlGaN層の形成後Mg等p型の不純物をイオン注入法で形成しても構わない。半絶縁性基板7は、第1エピタキシャル成長層3と同じく、例えば、SiC/GaNによって形成される。バッファ層8は、半絶縁性基板7と第1エピタキシャル成長層3との間に介在し、例えば、埋め込み絶縁層、或いは半絶縁性基板7よりもバンドギャップエネルギーの広い半導体層であっても良い。
カソード領域10は、第1エピタキシャル成長層3と同じく、例えば、SiC/GaNによって形成され、第1エピタキシャル成長層3表面に、例えば、イオン注入技術若しくは選択エピタキシャル成長等によって形成される高不純物密度の領域である。
各部の寸法は、例えば、第2エピタキシャル成長層9は0.2〜0.5μm、第1エピタキシャル成長層3は〜7μm、n++カソード領域10は、〜2μm、半絶縁性基板7は約200μm程度、バッファ層8は、〜0.2μm程度である。
(製造方法)
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の製造方法の一例は以下の通りである。
(a)厚さ約200μm程度のSiC/GaNからなる半絶縁性基板7上にバッファ層8を形成する。
(b)次に、バッファ層8上に、SiC/GaNによってn-エピタキシャル成長層3を形成する。
(c)次に、n-エピタキシャル成長層3表面に、イオン注入技術若しくは選択エピタキシャル成長技術によって、SiC/GaNからなるn++カソード領域10を形成する。
(d)次に、SiC/GaNからなるn-エピタキシャル成長層3上に、AlGaNによってp-エピタキシャル成長層2を形成する。
(e)次に、p-エピタキシャル成長層2上に、Pt/Auによってアノード電極4を形成する。
(d)次に、n++カソード領域10上に、Al/Tiによってカソード電極5を形成する。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の製造方法において、第1エピタキシャル成長層3を形成する工程は、第2エピタキシャル成長層2の導電型と反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含む。
又、本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の製造方法において、第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2界面のpn接合界面は、第1エピタキシャル成長層3側、第2エピタキシャル成長層2側いずれかの側、或いは第1エピタキシャル成長層3と第2エピタキシャル成長層2の中間に形成されていても良い。
本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置によれば、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置に比較して、高抵抗半導体層11を利用することによって、p- エピタキシャル成長層2と、n++基板領域1との間の距離をとることができるため、アノード電極4とカソード電極5間の耐圧を向上することができる。又、pガードリングストッパ6を形成することによって、アノード電極4の端部近傍における電界集中を抑制することができるため、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置に比較して、高耐圧特性を容易に達成することができる。
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、横型構造に形成されることから、他の半導体素子等との集積化を容易に実現することができるという利点がある。
適用材料としては、GaN/AlGaN系、Si/SiC系ヘテロ接合材料の限定されるものではないことは勿論である。
本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置およびその製造方法によれば、高温リーク電流が少なく、低オン抵抗、高速動作が可能なバンドギャップアシスト構造のショットキーダイオードを横型構造で提供することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明は第1乃至第4の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置であって、(a)アノード・カソード間方向の熱平衡状態におけるポテンシャル構造を示す模式図、(b)模式的断面構造図。 アノード・カソード間に逆方向バイアス電圧を印加した状態におけるポテンシャル構造を示す模式図。 アノード・カソード間に順方向バイアス電圧を印加した状態におけるポテンシャル構造を示す模式図。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の電流密度と逆方向印加電圧との関係を示す逆方向耐圧特性の比較例。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の電流密度と順方向電圧降下との関係を示す順方向特性の比較例。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の逆回復時の電流密度と時間との関係を示す逆回復特性の比較例。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の順回復時の電流密度と時間との関係を示す順回復特性の比較例。 本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の逆回復時の規格化された逆回復時間とp-エピタキシャル成長層の不純物密度との関係を示す模式図。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造であって、GaN系若しくはSiC系縦型へテロ接合ショットキーダイオードに対応する模式的断面構造図。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造であって、GaN系若しくはSiC系縦型へテロ接合ショットキーダイオードに対応する模式的断面構造図。 本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の模式的断面構造であって、GaN系若しくはSiC系横型へテロ接合ショットキーダイオードに対応する模式的断面構造図。
符号の説明
1…n++基板領域
2…p-エピタキシャル成長層
3…n-エピタキシャル成長層
4…アノード電極
5…カソード電極
6…pガードリングストッパ
7…半絶縁性基板
8…バッファ層
9…AlGaN層
10…n++カソード領域
11…高抵抗半導体層

Claims (21)

  1. 基板領域と、
    前記基板領域上に形成された第1エピタキシャル成長層と、
    前記第1エピタキシャル成長層上に形成され, 前記第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,前記第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層と、
    前記第1エピタキシャル成長層が形成される前記基板領域表面と反対側の表面上に形成されるカソード電極と、
    前記第2エピタキシャル成長層上に形成されるアノード電極
    とを備え、前記第2エピタキシャル成長層は前記基板領域の導電型とは反対導電型を有する不純物がエピタキシャル成長中、あるいは成長後導入されたことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記第1エピタキシャル成長層は、SiC若しくはGaNで形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  3. 前記第2エピタキシャル成長層は、AlGaNで形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の半導体装置。
  4. 前記基板領域は、SiC若しくはGaNで形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  5. 前記アノード電極は、前記第2エピタキシャル成長層上に所望のショットキー障壁を形成する電極材料、例えばPt、Pd、Niで形成されることを特徴とする請求項3記載の半導体装置。
  6. 前記カソード電極は、前記基板領域上に所望のオーミック接触が可能な電極材料、例えばAl/Tiで形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  7. 前記基板領域および前記第1エピタキシャル成長層は、Siで形成され、前記第2エピタキシャル成長層は、SiCで形成されることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  8. 前記第2エピタキシャル成長層が形成された前記基板領域上において、前記第2エピタキシャル成長層と接して形成されるガードリングストッパを更に備えることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  9. 前記第1エピタキシャル成長層と前記第2エピタキシャル成長層界面のpn接合界面は、前記第1エピタキシャル成長層側、前記第2エピタキシャル成長層側いずれかの側、或いは前記第1エピタキシャル成長層と前記第2エピタキシャル成長層の中間に形成されることを特徴とする請求項1又は請求項8記載の半導体装置。
  10. 半絶縁性基板と、
    前記半絶縁性基板上に形成されたバッファ層と、
    前記バッファ層上に形成された第1エピタキシャル成長層と、
    前記第1エピタキシャル成長層上に形成され, 前記第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって,前記第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層と、
    前記第1エピタキシャル成長層表面に形成されるカソード領域と、
    前記カソード領域上に形成されるカソード電極と、
    前記第2エピタキシャル成長層上に形成されるアノード電極
    とを備え、前記第2エピタキシャル成長層は前記第1エピタキシャル成長層の導電型とは反対導電型を有する不純物がエピタキシャル成長中、あるいは成長後導入されたことを特徴とする半導体装置。
  11. 前記第1エピタキシャル成長層は、SiC若しくはGaNで形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 前記第2エピタキシャル成長層は、AlGaNで形成されることを特徴とする請求項10又は請求項11記載の半導体装置。
  13. 前記カソード領域は、SiC若しくはGaNで形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  14. 前記アノード電極は、前記第2エピタキシャル成長層上に所望のショットキー障壁を形成する電極材料、例えばPt、Pd、Niで形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  15. 前記カソード電極は、前記基板領域上に所望のオーミック接触が可能な電極材料、例えばAl/Tiで形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  16. 前記カソード領域および前記第1エピタキシャル成長層は、Siで形成され、前記第2エピタキシャル成長層は、SiCで形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  17. 前記第1エピタキシャル成長層と前記第2エピタキシャル成長層界面のpn接合界面は、前記第1エピタキシャル成長層側、前記第2エピタキシャル成長層側いずれかの側、或いは前記第1エピタキシャル成長層と前記第2エピタキシャル成長層の中間に形成されることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  18. 基板領域上に、第1エピタキシャル成長層を形成する工程と、
    前記第1エピタキシャル成長層上に、前記第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって, 前記第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層を形成する工程と、
    前記第2エピタキシャル成長層上に、アノード電極を形成する工程と、
    前記第1エピタキシャル成長層が形成される前記基板領域表面と反対側の表面上に、カソード電極を形成する工程
    とを備え、前記第2エピタキシャル成長層を形成する工程は、前記基板領域の導電型と反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  19. 基板領域上に、第1エピタキシャル成長層を形成する工程と、
    前記第1エピタキシャル成長層上に、前記第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって, 前記第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層を形成する工程と、
    前記第2エピタキシャル成長層が形成された表面上に、選択的にガードリングストッパをイオン注入技術若しくは選択エピタキシャル成長によって形成する工程と、
    前記第2エピタキシャル成長層上に、アノード電極を形成する工程と、
    前記第1エピタキシャル成長層が形成される前記基板領域表面と反対側の表面上にカソード電極を形成する工程
    とを備え、前記第2エピタキシャル成長層を形成する工程は、前記基板領域の導電型とは反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  20. 半絶縁性基板上にバッファ層を形成する工程と、
    前記バッファ層上に、第1エピタキシャル成長層を形成する工程と、
    前記第1エピタキシャル成長層表面に、イオン注入技術若しくは選択エピタキシャル成長技術によって、カソード領域を形成する工程と、
    前記第1エピタキシャル成長層上に、前記第1エピタキシャル成長層よりも広いバンドギャップエネルギーを備えることによって, 前記第1エピタキシャル成長層とヘテロ接合を形成する第2エピタキシャル成長層を形成する工程と、
    前記第2エピタキシャル成長層上に、アノード電極を形成する工程と、
    前記カソード領域上に、カソード電極を形成する工程
    とを備え、前記第2エピタキシャル成長層を形成する工程は、前記第1エピタキシャル成長層の導電型とは反対導電型を有する不純物をエピタキシャル成長中、或いは成長後導入する工程を含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  21. 前記第1エピタキシャル成長層と前記第2エピタキシャル成長層界面のpn接合界面は、前記第1エピタキシャル成長層側、前記第2エピタキシャル成長層側いずれかの側、或いは前記第1エピタキシャル成長層と前記第2エピタキシャル成長層の中間に形成されることを特徴とする請求項18乃至請求項20の内、いずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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