JP2006269488A - 回路基板及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】温度変化に起因して位置ずれが生じるのを防止し得るとともに、信頼性が高く、ビアのピッチを極めて狭くすることも可能な回路基板及びその製造方法を提供する。
【解決手段】開口部16が形成された熱膨張抑制用構造物12と、熱膨張抑制用構造物の開口部に嵌合された基板14とを有し、膨張抑制用構造物の熱膨張率が、基板の熱膨張率より小さい。熱膨張率の比較的小さい材料より成る熱膨張抑制用構造物の開口部に基板が嵌合されているため、基板の材料として熱膨張率の比較的大きい材料を用いたとしても、面内方向に基板が膨張するのを抑制することができ、温度変化に起因して探針等の位置がずれるのを防止することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回路基板及びその製造方法に係り、特に、温度変化に起因する位置ずれを抑制しうる回路基板及びその製造方法に関する。
半導体ウェハに形成された半導体チップに対して試験を行う際には、試験装置に電気的に接続されたプローブボードの探針(プローブ)を半導体チップの電極パッドに接触させることにより、試験が行われる。
半導体チップに対する試験は、室温のみならず、周囲温度を変化させた状態でも行われる。
プローブボードを構成する回路基板の材料として熱膨張率の比較的大きい材料を用いた場合には、温度変化に起因して回路基板がX方向、Y方向等に膨張・収縮する。
試験対象となる半導体チップが形成されている半導体ウェハは熱膨張率が比較的小さい一方、探針が配されている基板は熱膨張率が比較的大きい。このため、回路基板の材料として熱膨張率の比較的大きい材料を用いた場合には、半導体チップの電極パッドの位置と探針の位置とが互いにずれてしまう。そうすると、試験対象となる半導体チップに探針を確実に接続することが困難となる。
そこで、プローブボードを構成する回路基板の材料として、Fe−Ni系合金、Fe−Ni−Co合金、CFRP等の熱膨張率の比較的小さい材料を用いることが提案されている。
熱膨張率の比較的小さい材料を回路基板の材料として用いれば、温度変化に起因して回路基板がX方向、Y方向等に大きく膨張・収縮することがない。従って、回路基板の材料として熱膨張率の比較的小さい材料を用いれば、半導体チップの電極パッドの位置と探針の位置とが互いにずれてしまうのを抑制することが可能となる。
特開2002−151853号公報 特開2001−223247号公報 特開2001−60635号公報
しかしながら、かかる熱膨張率の比較的小さい基板は、非常に硬いため、貫通孔を形成するのが必ずしも容易ではない。また、かかる熱膨張率の比較的小さい基板は、導電性を有しているため、隣接するビアが短絡するのを防止すべく、貫通孔内に絶縁処理を施さなければならない。具体的には、基板に貫通孔を形成し、貫通孔内に絶縁性の樹脂を充填し、かかる樹脂を熱処理を行うことにより硬化させ、この後、基板に形成した貫通孔より径の小さい貫通孔を樹脂に形成する必要がある。基板に形成した貫通孔内に絶縁性樹脂を確実に充填するのは必ずしも容易ではないため、貫通孔内が樹脂により完全に充填されない場合があり、この場合には、基板に形成された貫通孔内に空隙が生じてしまうこととなる。また、樹脂に含まれている溶剤等が、樹脂を硬化させる際に気化し、これに起因して樹脂に空孔が生じてしまう場合もある。基板に形成された貫通孔内に空隙が残存した場合や、樹脂に空孔が生じた場合には、樹脂に形成された貫通孔内にビアを埋め込む際に、ビアと回路基板とが短絡してしまうこととなる。このように、熱膨張の比較的小さい材料を回路基板の材料として用いる場合には、加工が必ずしも容易ではなく、また、高い歩留りで回路基板を形成することが困難であった。このため、熱膨張の比較的小さい材料を回路基板の材料として用いることは、信頼性の向上及び低コスト化において阻害要因となっていた。
また、基板に形成された貫通孔内に絶縁処理を施すためには、基板に形成した貫通孔内に樹脂を充填することができるよう、基板に形成する貫通孔の径をある程度大きく設定せざるを得ない。基板に形成する貫通孔の径をある程度大きく設定せざるをえないため、基板に形成する貫通孔のピッチもある程度広くなる。このことは、ビアのピッチを狭くする上で阻害要因となる。
本発明の目的は、温度変化に起因して位置ずれが生じるのを防止し得るとともに、信頼性が高く、ビアのピッチを極めて狭くすることも可能な回路基板及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、開口部が形成された熱膨張抑制用構造物と、前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部に嵌合された基板とを有し、前記熱膨張抑制用構造物の熱膨張率が、前記基板の熱膨張率より小さい回路基板が提供される。
また、本発明の他の観点によれば、開口部が形成された熱膨張抑制用構造物の前記開口部に、前記熱膨張抑制用構造物より熱膨張率の大きい基板を嵌合する工程を有する回路基板の製造方法が提供される。
本発明によれば、基板の材料として熱膨張率の比較的大きい材料が用いられており、かかる基板が、熱膨張率の比較的小さい材料より成る熱膨張抑制用構造物の開口部に嵌合されている。熱膨張率の比較的小さい材料より成る熱膨張抑制用構造物の開口部に基板が嵌合されているため、基板の材料として熱膨張率の比較的大きい材料を用いたとしても、面内方向に基板が膨張するのを抑制することができる。このため、本発明によれば、熱膨張率の比較的大きい材料を基板の材料として用いた場合であっても、温度変化に起因して探針等の位置がずれるのを防止することができる。
また、本発明によれば、基板の材料として熱膨張率の比較的大きい材料を用いた場合であっても、面内方向に基板が膨張するのを抑制することができるため、熱膨張率が比較的大きい材料であるガラスエポキシ基板等を基板の材料として用いることができる。ガラスエポキシ基板等は絶縁性の基板であるため、ビアと基板とを絶縁する必要がない。しかも、ガラスエポキシ基板等は、Fe−Ni系合金、Fe−Ni−Co合金、CFRP等と比較して軟らかいため、貫通孔を形成するのが比較的容易である。従って、本発明によれば、信頼性の高い回路基板を低コストで提供することができる。
このように本発明によれば、温度変化に起因して探針等の位置ずれが生じるのを防止し得る信頼性の高い回路基板を低コストで提供することができる。
また、本発明によれば、本発明では、基板の材料として絶縁性の基板が用いられているため、ビアを埋め込むための微細な貫通孔を基板に直接形成することも可能である。このため、本発明によれば、極めて狭いピッチでビアを埋め込むことが可能となる。
[一実施形態]
本発明の一実施形態による回路基板及びその製造方法を図1乃至図12を用いて説明する。
なお、本実施形態では、半導体ウェハに形成される半導体チップを試験する際に用いられるプローブボードの回路基板に本発明の原理を適用する場合を例に説明するが、本発明の原理は、プローブボードの回路基板のみならず、あらゆる回路基板に適用することが可能である。
(回路基板)
まず、本実施形態による回路基板を図1乃至図5を用いて説明する。図1は、本実施形態による回路基板を示す断面図である。図2は、本実施形態による回路基板を示す上面図である。図3は、本実施形態による回路基板を示す下面図である。図4は、本実施形態による回路基板に用いられている熱膨張抑制用構造物を示す平面図及び断面図である。図4(b)は、図4(a)のA−A′線断面図である。図5は、本実施形態による回路基板に用いられている基板を示す平面図及び断面図である。図5(b)は、図5(a)のA−A′線断面図である。
図1乃至図5に示すように、本実施形態による回路基板10は、熱膨張率が比較的小さい材料より成り、開口部16が形成された熱膨張抑制用構造物12と、熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合され、熱膨張率が比較的大きい材料より成る基板14とを有している。
熱膨張抑制用構造物12は、例えばリング状に形成されている。熱膨張抑制用構造物12の材料としては、例えば、CFRP(Carbon Fiber-Reinforced Plastics、炭素繊維強化樹脂)基板が用いられている。CFRP基板とは、樹脂を含浸させた炭素繊維を積層して成る強化プラスチックより成る基板のことである。熱膨張抑制用構造物12の厚さは、例えば3.0mm程度に設定されている。熱膨張抑制用構造物12の外径L1(図4参照)は、例えば500〜600mm程度に設定されている。熱膨張抑制用構造物12の面内方向(X方向、Y方向)における熱膨張率は、例えば2ppm/K程度である。熱膨張抑制用構造物12の表面に対して垂直な方向(Z方向)における熱膨張率は、例えば80ppm/K程度である。熱膨張抑制用構造物12の材料としてこのように熱膨張率の小さい材料を用いているのは、後述するように、温度変化に起因して基板14がX方向・Y方向に熱膨張するのを抑制するためである。
熱膨張抑制用構造物12には、開口部16が形成されている。開口部16は、基板14を嵌合させるためのものである。開口部16の直径L2(図4参照)、即ち熱膨張抑制用構造物12の内径L2は、例えば300mm程度に設定されている。
熱膨張抑制用構造物12の開口部16には、基板14が嵌合されている。基板14の材料としては、例えば、ガラスエポキシ基板が用いられている。ガラスエポキシ基板は、エポキシ樹脂を含浸させたガラス繊維を積層して成る基板のことである。熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合する前の状態における基板14の直径L3(図5参照)は、熱膨張抑制用構造物12の開口部16の直径より大きく設定されている。具体的には、熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合する前の状態における基板14の直径L3(図5参照)は、例えば301mm程度に設定されている。熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合されている状態においては、基板14はX方向及びY方向に圧縮されている状態となっている。熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合されている状態における基板14の直径は、熱膨張抑制用構造物12の開口部16の直径L2と等しくなっている。
なお、後述するように、基板14を熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合する際には、基板14を冷却して、基板14の外径L3を熱膨張抑制用構造物12の内径L2より小さくした状態で、基板14を熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合する。このため、室温において、基板14の直径L3が熱膨張抑制用構造物12の開口部16の直径L2より大きく設定されているにもかかわらず、基板14を熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合することができる。
基板14の面内方向(X方向、Y方向)における熱膨張率は、例えば50ppm/K程度である。基板14の表面に対して垂直な方向(Z方向)における熱膨張率は、例えば150ppm/K程度である。このように、本実施形態では、基板14の材料としては、熱膨張率が比較的大きい材料が用いられている。しかし、本実施形態では、熱膨張の比較的小さい材料より成る熱膨張抑制用構造物12の開口部16に基板14が嵌合されているため、温度変化に起因して基板14がX方向・Y方向に膨張するのを熱膨張抑制用構造物12により抑制することが可能となる。
基板14の厚さは、例えば熱膨張抑制用構造物12の厚さと等しく設定されている。具体的には、基板14の厚さは、例えば3.0mmに設定されている。
基板14には、例えば1000個程度の貫通孔18が形成されている。貫通孔18内には、図1に示すように、ビア20が埋め込まれている。図1におけるビア20の下面側は、半導体チップ(図示せず)を試験するための試験装置(図示せず)に電気的に接続される。このため、ビア20は、比較的広いピッチで配されている。
基板14上には、複数の層間絶縁膜22及び複数の配線層24等から成る多層配線構造26が形成されている。図1においては、複数層に亘って形成されている配線24のうち、一つの層の配線24のみを示している。配線24は、探針(プローブ)30とビア20とを電気的に接続するためのものである。
複数層に亘って形成される配線24は、導体プラグ28により互いに電気的に接続されている。図1においては、複数層に亘って形成される導体プラグ28のうち、1つの層の導体プラグ28のみを示している。
多層配線構造26の表層部には、探針30が配されている。探針30は、配線24及びビア28を介してビア20に電気的に接続されている。探針30は、半導体ウェハ(図示せず)に形成される半導体チップ(図示せず)の電極パッド(図示せず)と試験装置(図示せず)とを電気的に接続するためのものである。半導体チップの電極パッドは、比較的狭いピッチで配されるのが一般的である。このため、探針30は、半導体チップの電極パッドのピッチに対応して比較的狭いピッチで配されている。本実施形態では、半導体ウェハに形成された多数の半導体チップのうちの例えば9個の半導体チップに対して同時に試験を行うことができるように、9個の半導体チップの電極パッドに対応するように探針30が配されている。なお、図2における破線は、各々の半導体チップに対応する領域を示している。
こうして、本実施形態による回路基板10、より具体的には、プローブボード10が構成されている。
次に、本実施形態による回路基板の評価結果について説明する。
本実施形態による回路基板に対して、温度サイクル試験を行った。温度サイクル試験の際における設定温度は、−65℃〜+125℃とした。1つのサイクルにおいて、−65℃で保持する時間は30分とし、+125℃で保持する時間は30分とした。温度サイクル試験におけるサイクル数は、1000サイクルとした。
このような温度サイクル試験を行った結果、ビア20と探針30との間における電気抵抗の変化率は、5%以下であった。また、クラックや破断等はビア20の近傍において観察されなかった。
このことから、本実施形態によれば、信頼性の高い回路基板を提供し得ることが分かる。
本実施形態による回路基板は、基板14の材料として熱膨張率の比較的大きい材料が用いられており、かかる基板14が、熱膨張率の比較的小さい材料より成る熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合されていることに主な特徴がある。
回路基板の材料として単に熱膨張率の比較的大きい材料を用いた場合には、温度変化に起因して回路基板がX方向、Y方向等に膨張・収縮する。試験対象となる半導体チップが形成されている半導体ウェハは熱膨張率が比較的小さい一方、探針が配されている基板は熱膨張率が比較的大きい。このため、回路基板の材料として単に熱膨張率の比較的大きい材料を用いた場合には、半導体チップの電極パッドの位置と探針の位置とが互いにずれてしまう。そうすると、試験対象となる半導体チップに探針を確実に接続することが困難となる。
一方、Fe−Ni系合金、Fe−Ni−Co合金、CFRP等の熱膨張率の比較的小さい材料を回路基板の材料として用いることも提案されている。しかし、かかる熱膨張率の比較的小さい基板は、非常に硬いため、貫通孔を形成するのが必ずしも容易ではない。また、かかる熱膨張率の比較的小さい基板は、導電性を有しているため、隣接するビアが短絡するのを防止すべく、貫通孔内に絶縁処理を施さなければならない。具体的には、貫通孔内に絶縁性の樹脂を充填し、熱処理を行うことにより樹脂を硬化させ、この後、基板に形成した貫通孔より径の小さい貫通孔を樹脂に形成する必要がある。微細な貫通孔内に絶縁性樹脂を確実に充填するのは必ずしも容易ではないため、基板に形成された貫通孔内が樹脂により完全に充填されない場合があり、この場合には、貫通孔内に空隙が残存してしまうこととなる。また、樹脂に含まれている溶剤等が、樹脂を硬化させる際に気化し、これに起因して樹脂に空孔が生じてしまう場合もある。貫通孔内に空隙が残存した場合や、樹脂に空孔が生じた場合には、貫通孔内にビアを埋め込む際に、ビアと回路基板とが短絡してしまうこととなる。このように、熱膨張の比較的小さい材料を回路基板の材料として用いる場合には、加工が必ずしも容易ではなく、また、高い歩留りで回路基板を形成することが困難であった。このため、熱膨張の比較的小さい材料を回路基板の材料として用いることは、信頼性の向上及び低コスト化において阻害要因となっていた。
これに対し、本実施形態によれば、基板14の材料として熱膨張率の比較的大きい材料が用いられており、かかる基板14が、熱膨張率の比較的小さい材料より成る熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合されている。熱膨張率の比較的小さい材料より成る熱膨張抑制用構造物12の開口部16に基板14が嵌合されているため、基板14の材料として熱膨張率の比較的大きい材料を用いたとしても、面内方向に基板14が膨張するのを抑制することができる。このため、本実施形態によれば、熱膨張率の比較的大きい材料を基板14の材料として用いた場合であっても、温度変化に起因して探針30の位置がずれるのを防止することができる。
また、本実施形態によれば、基板14の材料として熱膨張率の比較的大きい材料を用いた場合であっても、面内方向に基板14が膨張するのを抑制することができるため、熱膨張率が比較的大きい材料であるガラスエポキシ基板等を基板14の材料として用いることができる。ガラスエポキシ基板等は絶縁性の基板14であるため、ビア20と基板14とを絶縁する必要がない。しかも、ガラスエポキシ基板等は、Fe−Ni系合金、Fe−Ni−Co合金、CFRP等と比較して軟らかいため、貫通孔を形成するのが比較的容易である。従って、本実施形態によれば、信頼性の高い回路基板を低コストで提供することができる。
このように本実施形態によれば、温度変化に起因して探針等の位置ずれが生じるのを防止し得る信頼性の高い回路基板を低コストで提供することができる。
また、本実施形態によれば、基板14の材料として絶縁性の基板が用いられているため、基板14に貫通孔18を直接形成することも可能である。
基板に貫通孔を形成し、かかる貫通孔内に樹脂を充填し、かかる樹脂に微細な貫通孔を形成し、この後、かかる微細な貫通孔内にビアを埋め込む場合には、基板に形成された貫通孔内に樹脂を確実に充填することができるよう、基板に形成する貫通孔の径をある程度大きく設定せざるを得ない。基板に形成する貫通孔の径をある程度大きく設定せざるをえないため、基板に形成する貫通孔のピッチもある程度広くなる。このことは、ビアを極めて狭いピッチで形成する上で阻害要因となる。
これに対し、本実施形態では、基板14の材料として絶縁性の基板が用いられているため、ビア20を埋め込むための微細な貫通孔18を基板14に直接形成することも可能である。このため、本実施形態によれば、極めて狭いピッチでビア20を埋め込むことが可能となる。
(回路基板の製造方法)
次に、本実施形態による回路基板の製造方法を図6乃至図12を用いて説明する。図6乃至図12は、本実施形態による回路基板の製造方法を示す工程図である。図6(a)、図7(a)、図9(a)、図10(a)、図11(a)及び図12(a)は、平面図である。図6(b)、図7(b)、図8、図9(b)、図10(b)、図11(b)及び図12(b)は、断面図である。図6(b)は、図6(a)のA−A′線断面図である。図7(b)は、図7(a)のA−A′線断面図である。図9(b)は、図9(a)のA−A′線断面図である。図10(b)は、図10(a)のA−A′線断面図である。図11(b)は、図11(a)のA−A′線断面図である。図12(b)は、図12(a)のA−A′線断面図である。
まず、熱膨張抑制用構造物12を用意する。熱膨張抑制用構造物12は、例えば以下のようにして形成することができる。
即ち、まず、熱膨張抑制用構造物12の材料となるプリプレグ(図示せず)を複数枚用意する。プリプレグとは、炭素繊維、ガラス繊維等の織物若しくは一方向に引き揃えた繊維に樹脂を含浸したシートのことである。複数のプリプレグを積層して熱硬化させることにより、強度や剛性の高い積層体を形成することが可能である。ここでは、熱膨張率の比較的小さい熱膨張抑制用構造物12を形成すべく、炭素繊維の織物にポリイミド系樹脂組成物を含浸させて成るプリプレグを用いる。かかるポリイミド系樹脂組成物には、例えば、アルミナフィラーとシリカフィラーとがそれぞれ10重量%程度ずつ含まれている。かかるアルミナフィラーは、平均粒径が例えば7μm以下であり、熱膨張率が7ppm/K程度である。また、かかるシリカフィラーは、平均粒径が例えば3μm以下であり、熱膨張率が例えば3ppm/K程度である。プリプレグの1枚当たりの厚さは、例えば0.2mm程度とする。
次に、プリプレグを15〜20枚程度積み重ねる(図示せず)。
次に、積み重ねたプリプレグを真空プレス装置(図示せず)を用いてプレスする。この際、ポリイミド系樹脂組成物を熱硬化させるのに必要な温度で加熱しながら、プリプレグをプレスする。これにより、複数のプリプレグが積層されて成る積層体が形成される。プレス後における積層体の厚さは、例えば3mm程度とする。かかる積層体の面内方向(X方向、Y方向)における熱膨張率は、2ppm/K程度である。かかる積層体の表面に対して垂直な方向(Z方向)における熱膨張率は、80ppm/K程度である。
次に、外径L1が500〜600mm程度、内径L2が300mm程度となるように、積層体を加工する。加工の際には、例えばドリル等を用いることができる。
こうして、積層体より成る熱膨張抑制用構造物12が形成される(図6参照)。
次に、基板14を用意する。基板14は、例えば以下のようにして形成することができる。
即ち、まず、基板14の材料となるプリプレグ(図示せず)を複数枚用意する。ここでは、絶縁性を有する基板14を形成すべく、ガラス繊維の織物にエポキシ系樹脂組成物を含浸させて成るプリプレグを用いる。かかるエポキシ系樹脂組成物には、例えば、アルミナフィラーとシリカフィラーとがそれぞれ10重量%程度ずつ含まれている。かかるアルミナフィラーは、平均粒径が例えば7μm以下であり、熱膨張率が7ppm/K程度である。また、かかるシリカフィラーは、平均粒径が例えば3μm以下であり、熱膨張率が例えば3ppm/K程度である。プリプレグの1枚当たりの厚さは、例えば0.2mm程度とする。
次に、プリプレグを15〜20枚程度積み重ねる(図示せず)。
次に、積み重ねたプリプレグを真空プレス装置(図示せず)を用いてプレスする。この際、エポキシ系樹脂組成物を熱硬化させるのに必要な温度で加熱しながら、プリプレグをプレスする。これにより、複数のプリプレグより成る積層体が形成される。プレス後における積層体の厚さは、例えば3mm程度とする。かかる積層体の面内方向(X方向、Y方向)における熱膨張率は、50ppm/K程度である。積層体の表面に対して垂直な方向(Z方向)における熱膨張率は、150ppm/K程度である。
次に、貫通孔18aを、例えば1000個程度形成する。貫通孔18aのサイズは、例えば0.5mmφとする。貫通孔18aを形成する際には、例えばドリルを用いることができる。
次に、外径L3が301mm程度となるように、積層体を加工する。加工の際には、例えばドリル等を用いることができる。積層体の外径L3を熱膨張抑制用構造物の内径L2より大きく設定するのは、熱膨張抑制用構造物12の開口部16から基板14が容易に外れないようにするためである。
こうして、積層体より成る基板14が形成される(図7参照)。
次に、基板14及び熱膨張抑制用構造物12を所定の温度まで冷却する。冷却する際の温度は、例えば−65℃程度とする。上述したように、基板14の熱膨張率は比較的大きい一方、熱膨張抑制用構造物12の熱膨張率は比較的小さい。このため、基板14をある温度より低い温度まで冷却すれば、基板14の外径L3が熱膨張抑制用構造物12の内径L2より小さくなる。このため、熱膨張抑制用構造物12の開口部16に基板14を嵌合させることが可能となる。
次に、熱膨張抑制用構造物12の開口部16と基板14とを位置合わせし(図8(a)参照)、熱膨張抑制用構造物12の開口部16に基板14を嵌合する(図8(b)及び図9参照)。
なお、ここでは、基板14と熱膨張抑制用構造物12の両方を冷却する場合を例に説明したが、基板14のみを冷却してもよい。この場合にも、基板14の外形L3を熱膨張抑制用構造物12の内径L2より小さくすることができるため、熱膨張抑制用構造物12の開口部16に基板14を嵌合させることが可能である。
このように、本実施形態では、基板14を熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合する際には、基板14を冷却して、基板14の外径L3を熱膨張抑制用構造物12の内径L2より小さくした状態で、基板14を熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合する。このため、室温において、基板14の直径L3が熱膨張抑制用構造物12の開口部16の直径L2より大きく設定されているにもかかわらず、基板14を熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合することができる。
この後、基板14及び熱膨張抑制用構造物12を、例えば室温にて放置する。上述したように、熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合する前の状態における基板14の直径L3は、室温において、熱膨張抑制用構造物12の開口部16の直径より大きく設定されている。このため、熱膨張抑制用構造物12の開口部16に基板14が室温において嵌合されている状態では、基板14はX方向及びY方向に圧縮されている状態となる。熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合されている状態における基板14の直径は、熱膨張抑制用構造物12の開口部16の直径L2と等しくなっている。
次に、絶縁性の樹脂シート(図示せず)を基板14の上下に位置させた状態で、基板14及び樹脂シートを真空プレス装置を用いてプレスする。そうすると、樹脂シートを構成する樹脂材料が貫通孔18a内にも入り込む。これにより、貫通孔18a内に樹脂(図示せず)が充填されることとなる。樹脂シートとしては、例えば、熱可塑性ポリイミドより成る樹脂シートを用いることができる。真空プレスの条件は、例えば200℃、30分とする。基板14の上面及び下面には、樹脂シートより成る絶縁膜(図示せず)が形成される。絶縁膜の膜厚は、例えば50μm程度である。
次に、樹脂が充填されている貫通孔18a内に、径が更に小さい貫通孔18をそれぞれ形成する(図10参照)。貫通孔18のサイズは、例えば0.2mmφとする。貫通孔18を形成する際には、例えばUV−YAGレーザを用いることができる。
なお、貫通孔18を形成する手段は、UV−YAGレーザに限定されるものではない。例えば、炭酸ガスレーザ、エキシマレーザ等を用いて貫通孔18を形成してもよい。また、プラズマを用いたドライエッチングにより貫通孔18を形成することも可能である。また、ドリル等を用いて貫通孔18を形成することも可能である。
次に、全面に、例えば無電解めっき法により、Cu(銅)より成るシード層(図示せず)を形成する。シード層は、後工程で電気めっき法により配線を形成する際に、電極として機能するものである。
次に、シード層上の全面に、ドライフィルムレジスト(図示せず)を貼り付ける。ドライフィルムレジストを貼り付ける際には、例えば真空プレス装置(図示せず)を用いることができる。
なお、ドライフィルムレジストを貼り付ける手段は、真空プレス装置に限定されるものではない。例えば、一般的なラミネート装置、真空ラミネート装置、積層板プレス装置等を用いてドライフィルムレジストを貼り付けてもよい。
次に、フォトリソグラフィ技術を用い、ドライフィルムレジストをパターニングする。これにより、ドライフィルムレジストに開口部(図示せず)が形成される。かかる開口部は、配線(図示せず)をめっき法により成長するためのものである。
次に、電気めっき法により、開口部内にCuより成る配線(図示せず)を形成する。この際、貫通孔18に、Cuより成るビア20が形成される(図11参照)。この後、ドライフィルムレジストを剥離する。
次に、シード層をエッチング除去する。シード層をエッチング除去する際のエッチング液としては、例えば過酸化水素と硫酸との混合液を用いることができる。
次に、複数の層間絶縁膜22及び複数の配線24(図1参照)等から成る多層配線構造26を、基板14上に形成する。層間絶縁膜22の材料としては、例えば感光性のポリイミドより成る樹脂シートを用いることができる。また、配線24や導体プラグ28(図1参照)等を形成する際には、フォトリソグラフィ技術やめっき法を用いることができる。
こうして、本実施形態による回路基板10が製造される(図12参照)。
本実施形態による回路基板の製造方法は、室温において、基板14の外径L3が熱膨張抑制用構造物12の内径L2より大きくなるように基板14を形成しておき、基板14を冷却して、基板14の外径L3を熱膨張抑制用構造物12の内径L2より小さくした状態で、熱膨張抑制用構造物12の開口部16に基板14を嵌合することに主な特徴の一つがある。
本実施形態によれば、基板14の材料として熱膨張率の比較的大きい材料が用いられているため、基板14をある温度まで冷却すると、基板14の外径L3が熱膨張抑制用構造物12の内径L2より小さくなる。このため、室温において、基板14の外径L3が熱膨張抑制用構造物12の内径L2より大きくなるように形成されているにもかかわらず、基板14を熱膨張抑制用構造物12の開口部16に嵌合することができる。
なお、実際に回路基板10を使用する際(使用時)には、嵌合する際に冷却した温度より高い温度で回路基板10が使用されるため、基板14が熱膨張抑制用構造物12の開口部16から外れてしまうことはない。
このように本実施形態によれば、温度変化に起因して探針等の位置ずれが生じるのを防止し得る信頼性の高い回路基板を簡便な工程で低コストで提供することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、熱膨張抑制用構造物12の材料としてCFRPを用いたが、熱膨張抑制用構造物12の材料はCFRPに限定されるものではない。基板12より熱膨張の低い材料を、熱膨張抑制用構造物12の材料として適宜用いることができる。例えば、Fe、Ni、Co、Cr、Mn、Mo、W、V、Y、Ti、Al、Nb、Ce、Si及びSnのうちのいずれかを含む合金を、熱膨張抑制用構造物12の材料として用いてもよい。また、セラミックス又はガラスを熱膨張抑制用構造物12の材料として用いてもよい。
また、上記実施形態では、基板14の形状を円形としたが、基板14の形状は円形に限定されるものではない。例えば、基板14の形状を八角形にしてもよい。この場合には、熱膨張抑制用構造物12に形成する開口部16の形状も八角形にすればよい。
また、上記実施形態では、基板14の厚さと熱膨張抑制用構造物12の厚さとをほぼ等しく設定する場合を例に説明したが、基板14の厚さと熱膨張抑制用構造物12の厚さとを互いに異ならせてもよい。例えば、基板14の厚さを熱膨張抑制用構造物12の厚さより薄く設定してもよい。更には、図13に示すように、多層配線構造26の表面の高さと熱膨張抑制用構造物12の表面の高さとがほぼ等しくなるようにしてもよい。図13は、本発明の変形実施形態による回路基板を示す平面図及び断面図である。図13(a)は平面図であり、図13(b)は図13(a)のA−A′線断面図である。
また、上記実施形態では、熱膨張抑制用構造物12に基板14を嵌合した後に、基板14にビア20を埋め込む場合を例に説明したが、熱膨張抑制用構造物12に基板14を勘合する前に、基板14にビア20を埋め込んでもよい。
また、上記実施形態では、基板14と熱膨張抑制用構造物12とを接着する接着剤は特に用いなかったが、基板14と熱膨張抑制用構造物12とを接着剤を用いて接着してもよい。この場合には、例えば、基板14と熱膨張抑制用構造物12とが接触している箇所を含む領域に適宜接着剤を塗布すればよい。接着剤を用いて基板14と熱膨張抑制用構造物12とを固定すれば、回路基板10を極めて低い温度まで冷却した場合であっても、基板14が熱膨張抑制用構造物12の開口部16から抜け落ちるのを防止することが可能である。
また、上記実施形態では、基板14に貫通孔18aを形成し、かかる貫通孔18a内に樹脂を充填し、かかる樹脂に微細な貫通孔18を形成し、この後、微細な貫通孔18内にビア20を埋め込む場合を例に説明したが、微細な貫通孔18を基板14に直接形成してもよい。基板14に微細な貫通孔18を直接形成すれば、ビア20を極めて狭いピッチで埋め込むことが可能となる。
また、上記実施形態では、プローブボードに本発明の原理を適用する場合を例に説明したが、本発明の原理は、プローブボードのみならず、位置ずれの抑制が必要な他のあらゆる回路基板に適用することが可能である。
以上詳述したように、本発明の特徴をまとめると以下の通りである。
(付記1)
開口部が形成された熱膨張抑制用構造物と、
前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部に嵌合された基板とを有し、
前記熱膨張抑制用構造物の熱膨張率が、前記基板の熱膨張率より小さい
ことを特徴とする回路基板。
(付記2)
付記1記載の回路基板において、
前記基板に埋め込まれたビアを更に有する
ことを特徴とする回路基板。
(付記3)
付記2記載の回路基板において、
前記基板上に形成され、前記ビアに電気的に接続された探針を更に有する
ことを特徴とする回路基板。
(付記4)
付記1乃至3のいずれかに記載の回路基板において、
前記基板は、樹脂を含浸させた繊維の積層体より成る
ことを特徴とする回路基板。
(付記5)
付記4記載の回路基板において、
前記熱膨張抑制用構造物は、樹脂を含浸させた他の繊維の積層体より成り、
前記熱膨張抑制用構造物に含まれる前記他の繊維の熱膨張率は、前記基板に含まれる前記繊維の熱膨張率より小さい
ことを特徴とする回路基板。
(付記6)
付記5記載の回路基板において、
前記熱膨張抑制用構造物の前記他の繊維は、炭素繊維である
ことを特徴とする回路基板。
(付記7)
付記1乃至3のいずれかに記載の回路基板において、
前記熱膨張抑制用構造物は、Fe、Ni、Co、Cr、Mn、Mo、W、V、Y、Ti、Al、Nb、Ce、Si及びSnのうちのいずれかを含む合金より成る
ことを特徴とする回路基板。
(付記8)
付記1乃至3のいずれかに記載の回路基板において、
前記熱膨張抑制用構造物は、セラミックス又はガラスより成る
ことを特徴とする回路基板。
(付記9)
付記1乃至8のいずれかに記載の回路基板において、
前記基板の平面形状は、円形又は八角形である
ことを特徴とする回路基板。
(付記10)
開口部が形成された熱膨張抑制用構造物の前記開口部に、前記熱膨張抑制用構造物より熱膨張率の大きい基板を嵌合する工程を有する
ことを特徴とする回路基板の製造方法。
(付記11)
付記10記載の回路基板の製造方法において、
室温における前記基板の外径寸法は、前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部の寸法より大きく、
前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部に前記基板を嵌合する工程では、前記基板を冷却することにより、前記基板の外径寸法を前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部の寸法より小さくした状態で、前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部に前記基板を嵌合する
ことを特徴とする回路基板の製造方法。
(付記12)
付記10又は11記載の回路基板の製造方法において、
前記基板は、樹脂を含浸させた繊維の積層体より成る
ことを特徴とする回路基板の製造方法。
(付記13)
付記12記載の回路基板の製造方法において、
前記熱膨張抑制用構造物は、樹脂を含浸させた他の繊維の積層体より成り、
前記熱膨張抑制用構造物に含まれる前記他の繊維の熱膨張率は、前記基板に含まれる前記繊維の熱膨張率より小さい
ことを特徴とする回路基板の製造方法。
(付記14)
付記10又は11記載の回路基板の製造方法において、
前記熱膨張抑制用構造物は、Fe、Ni、Co、Cr、Mn、Mo、W、V、Y、Ti、Al、Nb、Ce、Si及びSnのうちのいずれかを含む合金より成る
ことを特徴とする回路基板の製造方法。
(付記15)
付記10又は11記載の回路基板の製造方法において、
前記熱膨張抑制用構造物は、セラミックス又はガラスより成る
ことを特徴とする回路基板の製造方法。
本発明の一実施形態による回路基板を示す断面図である。 本発明の一実施形態による回路基板を示す上面図である。 本発明の一実施形態による回路基板を示す下面図である。 本発明の一実施形態による回路基板に用いられている熱膨張抑制用構造物を示す平面図及び断面図である。 本発明の一実施形態による回路基板に用いられている基板を示す平面図及び断面図である。 本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を示す工程図(その1)である。 本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を示す工程図(その2)である。 本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を示す工程図(その3)である。 本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を示す工程図(その4)である。 本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を示す工程図(その5)である。 本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を示す工程図(その6)である。 本発明の一実施形態による回路基板の製造方法を示す工程図(その7)である。 本発明の変形実施形態による回路基板を示す平面図及び断面図である。
符号の説明
10…回路基板
12…熱膨張抑制用構造物
14…基板
16…開口部
18…貫通孔
18a…貫通孔
20…ビア
22…層間絶縁膜
24…配線
26…多層配線構造
28…導体プラグ
30…探針

Claims (5)

  1. 開口部が形成された熱膨張抑制用構造物と、
    前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部に嵌合された基板とを有し、
    前記熱膨張抑制用構造物の熱膨張率が、前記基板の熱膨張率より小さい
    ことを特徴とする回路基板。
  2. 請求項1記載の回路基板において、
    前記基板に埋め込まれたビアを更に有する
    ことを特徴とする回路基板。
  3. 請求項2記載の回路基板において、
    前記基板上に形成され、前記ビアに電気的に接続された探針を更に有する
    ことを特徴とする回路基板。
  4. 開口部が形成された熱膨張抑制用構造物の前記開口部に、前記熱膨張抑制用構造物より熱膨張率の大きい基板を嵌合する工程を有する
    ことを特徴とする回路基板の製造方法。
  5. 請求項4記載の回路基板の製造方法において、
    室温における前記基板の外径寸法は、前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部の寸法より大きく、
    前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部に前記基板を嵌合する工程では、前記基板を冷却することにより、前記基板の外径寸法を前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部の寸法より小さくした状態で、前記熱膨張抑制用構造物の前記開口部に前記基板を嵌合する
    ことを特徴とする回路基板の製造方法。
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