JP2006266256A - 揺動型圧縮機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 リップリングのリップ部に生じる摩耗を全周に分散することにより、リップリングの寿命を延ばす。
【解決手段】 リップリング22をピストン16に対して周方向に回転自在に取付けると共に、ピストン16のリング取付溝21とリップリング22の取付部22Aとの間にはシール部23を設ける構成とした。従って、吸入行程では、リップリング22をピストン16の周方向に回転させることができ、摩耗する部位をリップ部22Bの全周に分散させることができる。また、圧縮行程では、ピストン16とリップリング22との間に設けたシール部23により、圧縮室17内の空気の漏れを防止することができる。これにより、圧縮漏れのない確実な圧縮動作を行いつつ、リップリング22の寿命を延ばすことができる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば空気等の流体を圧縮するのに用いて好適な揺動型圧縮機に関する。
一般に、揺動型圧縮機は、クランクケースと、該クランクケースに回転可能に支持されたクランク軸と、前記クランクケースに設けられたシリンダと、該シリンダの先端部に搭載されたシリンダヘッドと、前記クランク軸に接続され、前記シリンダ内を揺動しつつ往復動し、該シリンダ内に圧縮室を画成する揺動式のピストンと、該ピストンの外周側に設けられ、該ピストンと前記シリンダとの間をシールするリップリングとにより大略構成されている。
また、リップリングは、例えば自己潤滑性を有する樹脂材料からなり、内径側に位置してピストンの外周側に取付けられる環状の取付部と、該取付部の外径側から圧縮室側に折曲げられ、該圧縮室を圧縮するときにシリンダの内周面に摺接するリップ部とにより構成されている。さらに、ピストンは、クランク軸側の円盤部と、該円盤部に対面して取付けられたリテーナとからなり、前記円盤部とリテーナとの間にリップリングの取付部を挟持することにより、ピストンにリップリングを固定的に取付けている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−144666号公報
ところで、上述した従来技術による揺動型圧縮機は、ピストンが揺動しながらシリンダ内を往復動したときには、リップリングのリップ部全周のうち、ピストンの揺動方向に位置する2箇所だけがシリンダの内周面に強く押し付けられて摩耗する。このため、リップリングの他の部分は厚さの3割程度しか摩耗が生じていないにも拘わらず、上記2箇所の摩耗によってリップリングが早期に破断するという問題がある。しかも、リップリングは、圧縮室から空気が漏れないようにピストンの円盤部に固定的に取付けられている。このため、揺動型圧縮機を稼動すると、ピストンの揺動方向に位置するリップ部の2箇所に集中して摩耗が生じるから、リップリングの寿命が短くなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、リップリングのリップ部に生じる摩耗を全周に分散することにより、リップリングの寿命を延ばすことができるようにした揺動型圧縮機を提供することにある。
本発明による揺動型圧縮機は、シリンダと、該シリンダ内を揺動しつつ往復動し該シリンダ内に圧縮室を画成するピストンと、該ピストンの外周側に設けられ該ピストンと前記シリンダとの間をシールするリップリングとを備えている。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記リップリングは、前記ピストンの周方向に向けて回転自在に設けられる構成としたことにある。
請求項2の発明では、前記ピストンの外周面には、径方向外側に開口した全周凹溝からなるリング取付溝を設け、前記リップリングは、前記リング取付溝に回転自在に取付けられる環状の取付部と、該取付部の外径側から前記圧縮室側に折曲げられたリップ部とにより構成している。
請求項3の発明では、前記ピストンのリング取付溝と前記リップリングの取付部との間には、前記ピストンとリップリングとの間をシールするシール部を設ける構成としている。
請求項4の発明では、前記リング取付溝は、互いに対面して前記ピストンの全周に亘って延びる一対の溝壁面と、該各溝壁面の奥部に位置する溝底面とにより構成し、前記シール部は、前記一対の溝壁面のうち前記リップリングが前記圧縮室の圧力を受けて押付けられる一方の溝壁面に設けられた環状のレールと、前記リップリングの取付部に設けられ該リップリングが押付けられたときに該レールに気密に嵌合する環状の嵌合部とにより構成している。
請求項5の発明では、前記リング取付溝は、互いに対面して前記ピストンの全周に亘って延びる一対の溝壁面と、該各溝壁面の奥部に位置する溝底面とにより構成し、前記シール部は、前記リップリングの取付部の内径側に設けられ前記圧縮室の圧力を受けたときに前記リング取付溝の溝底面に気密に当接する内径側突起部により構成している。
請求項6の発明では、前記リング取付溝は、互いに対面して前記ピストンの全周に亘って延びる一対の溝壁面と、該各溝壁面の奥部に位置する溝底面とにより構成し、前記シール部は、前記一対の溝壁面のうちいずれか一方の溝壁面に設けられた環状のシール取付溝と、該シール取付溝に取付けられ前記リップリングの取付部に弾性的に当接するシール部材とにより構成している。
請求項7の発明では、前記リング取付溝の隙間寸法は、前記リップリングの取付部の厚さ寸法よりも大きく設定している。
請求項8の発明では、前記ピストンは、シリンダ内を揺動しつつ往復動するピストン本体と、該ピストン本体に対して当該ピストンの周方向に回転可能に取付けられた回転部材とによって構成し、前記リップリングは、該回転部材とシリンダとの間をシールするために該回転部材の外周側に固定的に取付ける構成としている。
請求項9の発明では、前記ピストン本体には、前記回転部材を回転可能に支持する軸部材を設け、前記回転部材は、回転中心部分に該軸部材に挿通される挿通孔が形成され、前記リップリングが固定的に取付けられるリング取付部材によって構成している。
請求項10の発明では、前記リング取付部材と軸部材との間には、これらの間をシールする第1のシール部を設け、前記リング取付部材とピストン本体との間には、これらの間をシールする第2のシール部を設ける構成としている。
請求項11の発明では、前記リング取付部材と軸部材との間には軸受を設ける構成としている。
請求項1の発明によれば、リップリングをピストンの周方向に向けて回転自在に設けたから、リップリングのうちシリンダの内周面に強く押し付けられる部分を交換することができる。このため、リップリングの摩耗を全周に分散させることができるから、リップリングの一部に摩耗が集中するのを防止でき、リップリングの寿命を延ばすことができる。
請求項2の発明によれば、ピストンがシリンダ内で揺動しつつ往復動すると、圧縮室に気体を吸入する吸入行程では、前記ピストンのリング取付溝に周方向に回転自在に取付けられたリップリングは、例えばリップ部がシリンダの内周面に接触するときの摩擦抵抗等の影響を受けて適宜に周方向に回転することができる。これにより、吸入行程においてリップリングは、回転することによりシリンダの内周面に強く押し付けられる部分を交換することができるから、該リップ部の摩耗を全周に分散させることができる。この結果、リップ部の一部に摩耗が集中するのを防止でき、リップリングの寿命を延ばすことができる。
請求項3の発明によれば、ピストンのリング取付溝とリップリングの取付部との間にはシール部を設けたから、ピストンによって圧縮室を縮小する圧縮行程では、圧縮室の圧力を受けたシール部が、ピストンのリング取付溝とリップリングの取付部との間をシールする。これにより、リング取付溝と取付部との間から圧縮室内の気体が漏れ出るのを防止することができる。
請求項4の発明によれば、ピストンの往復動作のうち吸入行程では、リップリングの取付部に設けられたシール部の嵌合部は、ピストンのリング取付溝を構成する溝壁面に設けられたレールに沿ってピストンの周方向に回転することができる。これにより、シール部は、リップリングが周方向に移動するのを許すことができ、リップ部の摩耗を全周に分散させることができる。
一方、圧縮行程では、圧縮室内の圧力を利用することによりシール部の嵌合部をレールに押し付けて気密に嵌合させることができる。これにより、シール部は、リング取付溝の溝壁面とリップリングの取付部との間をシールすることができ、圧縮室内の気体が漏れ出るのを防止することができる。
請求項5の発明によれば、ピストンの往復動作のうち吸入行程では、リップリングの取付部に設けられた内径側突起部は、ピストンのリング取付溝を構成する溝底面に対して密着していないから、リップリングはピストンの周方向に回転することができ、リップ部の摩耗を全周に分散させることができる。
一方、圧縮行程では、圧縮室内の圧力を受けた内径側突起部がリング取付溝の溝底面に密着するから、該内径側突起部は、リング取付溝の溝底面とリップリングの取付部との間をシールすることができ、圧縮室内の気体が漏れ出るのを防止することができる。
請求項6の発明によれば、シール部材がリップリングの取付部に弾性的に当接するから、リップリングは、例えばリップ部がシリンダの内周面に接触するときの摩擦抵抗等の影響を受けて適宜に周方向に回転することができる。また、リング取付溝の溝壁面とリップリングの取付部との間にシール部材を設けるから、シール部材は、リング取付溝の溝壁面とリップリングの取付部との間をシールすることができ、圧縮室内の気体が漏れ出るのを防止することができる。
請求項7の発明によれば、リング取付溝の隙間寸法をリップリングの取付部の厚さ寸法よりも大きく設定しているから、リング取付溝とリップリングとの間には常時空間を形成することができ、リング取付溝に対してリップリングを自由に回転させることができる。
請求項8の発明によれば、ピストン本体には周方向に回転自在な回転部材を取付けると共に、該回転部材にリップリングを固定的に取付けたから、リップリングを回転部材と一緒にピストンの周方向に回転させることができる。このため、リップリングのうちシリンダの内周面に強く押し付けられる部分を交換することができる。この結果、リップリングの摩耗を全周に分散させることができるから、リップリングの一部に摩耗が集中するのを防止でき、リップリングの寿命を延ばすことができる。
請求項9の発明によれば、リング取付部材は軸部材を用いてピストン本体に回転可能に支持したから、軸部材を中心にリング取付部材を回転させることができ、リング取付部材と一緒にリップリングをピストンの周方向に回転させることができる。
請求項10の発明によれば、リング取付部材と軸部材との間に第1のシール部を設けると共に、リング取付部材とピストン本体との間に第2のシール部を設けたから、第1,第2のシール部を用いてリング取付部材と軸部材、ピストン本体との間を気密にシールすることができる。このため、リング取付部材と軸部材、ピストン本体との間から圧縮室内の気体が漏れ出るのを防止することができる。
請求項11の発明によれば、リング取付部材と軸部材との間には軸受を設けたから、軸受を用いて、リング取付部材のがたつきを防止できると共に、リング取付部材と軸部材との間の摩耗を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る揺動型圧縮機を添付図面を参照しつつ詳細に説明する。
まず、図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、1は揺動型圧縮機のクランクケースを示している。このクランクケース1は、内部にクランク室2を画成するもので、図1、図2に示す如く、軸線が水平方向となった円筒ケース部1Aと、該円筒ケース部1Aの上側に設けられたシリンダ取付座1B等により大略構成されている。また、クランクケース1には、クランク室2内に位置して電動モータ3の出力軸4に固定されたクランク軸5が回転可能に支持され、該クランク軸5にはバランスウェイト6が一体的に設けられている。
7はクランクケース1のシリンダ取付座1B上に取付けられた円筒状のシリンダで、該シリンダ7は、基端側がクランク室2内に開口すると共に、その内周面7Aが後述するリップリング22の摺動面となっている。また、シリンダ7の先端側には、シリンダヘッド8が搭載され、該シリンダヘッド8内には、図2、図3に示すように、吸込口9Aを介して外気を吸込む吸込室9と、吐出口10Aを介して圧縮空気を吐出する吐出室10とが画成されている。
11はシリンダ7とシリンダヘッド8との間に挟持された弁座板で、該弁座板11には、吸込室9を後述の圧縮室17に連通する吸込穴11Aと、吐出室10を圧縮室17に連通する吐出穴11Bとが形成されている。また、弁座板11にはリード弁としての吸込弁12、吐出弁13が取付けられ、該吸込弁12、吐出弁13は、基端側が弁座板11にねじ止めされた固定端となり、先端側は自由端となって吸込穴11A、吐出穴11Bをそれぞれ開,閉する。
14は基端側が軸受15を介してクランク軸5に回転可能に連結されたピストンロッドを示している。このピストンロッド14の先端側は、シリンダ7内に進入し、その先端部に設けられた後述のピストン16をシリンダ7内で揺動しつつ往復動させるものである。
16はシリンダ7内に摺動可能に設けられた揺動型のピストンで、該ピストン16は、図3に示すようにシリンダ7内を揺動しつつ往復動するものである。また、ピストン16は、シリンダ7内で弁座板11との間に圧縮室17を画成するものである。そして、ピストン16は、図4に示す如く、後述するピストン本体18、リテーナ19、リング取付溝21等により構成されている。
18はピストン16の下側部分を形成する円盤状のピストン本体を示している。このピストン本体18は、下面中央にピストンロッド14の先端部が一体的に取付けられている。また、ピストン本体18は、上面側の中央に後述するリテーナ19の小径部19Aが嵌合する嵌合凹部18Aが凹設され、該嵌合凹部18Aよりも外形側は全周突部18Bとなっている。そして、ピストン本体18は、その全周突部18B上面により後述するリング取付溝21の下溝壁面21Aを構成している。
19はピストン本体18の上側に設けられたリテーナで、該リテーナ19は、後述のリップリング22をピストン16に取付け、取外しするために、ピストン本体18にボルト20を用いて着脱可能に取付けられている。また、リテーナ19は、ピストン本体18の嵌合凹部18A内に嵌合する小径部19Aと、該小径部19Aの上側に設けられた大径な大径部19Bとにより段付円盤状に形成されている。そして、リテーナ19は、大径部19Bの下面が後述するリング取付溝21の上溝壁面21Bを構成している。
21はピストン16の外周側に設けられたリング取付溝で、該リング取付溝21は、後述するリップリング22の取付部22Aがピストン16の周方向に回転自在に取付けられるものである。また、リング取付溝21は、図5に示すように、ピストン本体18とリテーナ19との間に径方向外側に開口した狭幅な全周凹溝として形成されている。
詳しくは、リング取付溝21は、ピストン本体18の全周突部18B上面からなる環状の下溝壁面21Aと、該下溝壁面21Aに上,下方向で対面するようにリテーナ19の大径部19B下面からなる環状の上溝壁面21Bと、この一対の溝壁面21A,21Bの奥部に位置してリテーナ19の小径部19Aの外周面からなる溝底面21Cとにより構成されている。
ここで、リング取付溝21は、その下溝壁面21Aと上溝壁面21Bとの間隔となる隙間寸法h1が、リップリング22の取付部22Aの厚さ寸法h2よりも大きな寸法に設定されている(h1>h2)。これにより、リング取付溝21は、リップリングとの間に常時空間を形成することができ、該リップリングをピストン16の周方向に自由に回転することができる。さらに、リング取付溝21の下溝壁面21Aと上溝壁面21Bとの間隔は、後述の矩形溝レール24から山形嵌合突起25が離脱しない寸法に設定されている。
22はピストン16の外周側に設けられたリップリングで、該リップリング22は、ピストン16とシリンダ7との間をシールし、圧縮室17内の空気(圧力)が漏れるのを防止するものである。また、リップリング22は、例えば耐摩耗性、自己潤滑性を有する樹脂材料からなり、断面L字状のシールリングとして形成されている。
即ち、リップリング22は、その内径側に位置して平坦な円環状板として形成された取付部22Aと、該取付部22Aの外径側から圧縮室17側となる上側に屈曲してラッパ状に拡開することにより、シリンダ7の内周面7Aに摺接するリップ部22Bとにより構成されている。そして、リップリング22は、その取付部22Aがピストン16のリング取付溝21内に隙間をもって取付けられている。
ここで、リップリング22は、その取付部22Aの厚さ寸法h2がリング取付溝21の隙間寸法h1よりも小さく設定されている。従って、取付部22Aはピストン16のリング取付溝21に挟まれることなく、また移動を規制するような接触もないから、圧縮室17内の圧力が作用していない状態では、ピストン16に対して周方向(図4中の矢示A方向)に自由に回転することができる。これにより、リップリング22は、例えばピストン16が往復動するときにリップ部22Bがシリンダ7の内周面7Aに摩擦接触し、このときの摩擦抵抗、圧縮室17の圧力等の影響を受けることにより適宜に周方向に回転することができる。
23はピストン16のリング取付溝21とリップリング22の取付部22Aとの間に設けられたシール部を示している。このシール部23は、圧縮室17を縮小する圧縮行程で該圧縮室17内の空気がピストン16とリップリング22との間から漏れ出るのを防止するものである。また、シール部23は、ピストン16側に設けられた後述の矩形溝レール24とリップリング22側に設けられた山形嵌合突起25とから構成されている。
24はリング取付溝21の下溝壁面21Aに設けられた2本の矩形溝レールで、該各矩形溝レール24は、直径寸法が異なる2つの同心円をなすように円環状に形成されている。また、2本の矩形溝レール24は、上側に向けて開口する断面コ字状の矩形凹溝として形成されている。
25はリップリング22の取付部22A下面に設けられた嵌合部としての2本の山形嵌合突起で、該各山形嵌合突起25は、それぞれ対応する矩形溝レール24内の外周側寄りに位置するように同心円上に配置されている。また、各山形嵌合突起25は、下側に向けて突出する断面山形状の突起として形成されている。
そして、このように構成されたシール部23は、ピストン16が下降して圧縮室17内に空気を吸入する吸入行程では、リップリング22側の山形嵌合突起25を、ピストン16側の矩形溝レール24に沿って該ピストン16の周方向に回転自在とすることができる。
一方、シール部23は、ピストン16が上昇して圧縮室17を縮小する圧縮行程では、圧縮室17内の圧力を受けてピストン本体18側に押されるから、山形嵌合突起25を矩形溝レール24に押し付けることができ、ピストン16とリップリング22との間を気密にシールすることができる。
特に、圧縮室17内の圧力は、リップリング22の取付部22Aに矢示F1で示すように作用するから、該取付部22Aに設けられた山形嵌合突起25を矩形溝レール24に上側から押付けることができる。しかも、圧縮室17内の圧力は、矢示F2で示すように、2つの山形嵌合突起25をそれぞれ内径側から矩形溝レール24に押付けるように作用する。これにより、矩形溝レール24の開口側の角部Bに山形嵌合突起25の斜面をそれぞれ押付けることができるから、シール部23は、ラビリンスシールとして機能することができ、高いシール性を得ることができる。
本実施の形態による揺動型圧縮機は上述の如き構成を有するもので、次に、その動作について説明する。
まず、電動モータ3を回転駆動すると、図3に示すように、ピストン16がシリンダ7内を揺動しつつ往復動する。これにより、圧縮機は、吸込室9から圧縮室17内に空気を吸込む吸込行程と、圧縮室17内の空気を圧縮し吐出室10に圧縮空気を吐出する圧縮行程とを繰返し、圧縮空気を外部のエアタンク(図示せず)等に供給することができる。
ここで、揺動型のピストン16は、シリンダ7内を一定の方向に揺動しながら往復動する。このため、リップリング22のリップ部22Bは、ピストン16の揺動方向に位置する一部だけが摩耗を生じ易くなる。
然るに、第1の実施の形態によれば、リング取付溝21の隙間寸法h1をリップリング22の取付部22Aの厚さ寸法h2よりも大きく設定することにより、リップリング22をピストン16に対して周方向に回転自在に取付ける構成としたから、リップリング22は、圧縮室17に空気を吸入する吸入行程では、例えばシリンダ7の内周面7Aとの摩擦抵抗、圧縮室17の圧力等により適宜に周方向に回転することができ、ピストン16の揺動方向に位置する部位を切換えて、リップ部22Bの摩耗を全周に分散させることができる。
しかも、ピストン16のリング取付溝21とリップリング22の取付部22Aとの間にはシール部23を設けているから、圧縮室17を縮小する圧縮行程において該圧縮室17内の空気の漏れを防止することができる。
この結果、圧縮漏れのない確実な圧縮動作を行いつつ、リップリング22のリップ部22Bの一部に摩耗が集中するのを防止できるから、該リップリング22の寿命を延ばすことができる。
また、シール部23は、ピストン16のリング取付溝21の下溝壁面21Aに設けられた矩形溝レール24と、リップリング22の取付部22A下面に設けられ該矩形溝レール24に気密に嵌合する山形嵌合突起25とにより構成しているから、吸入行程では、山形嵌合突起25を、矩形溝レール24に沿ってピストン16の周方向に回転させることができ、リップリング22を周方向に移動させることができる。
一方、圧縮行程では、圧縮室17内の圧力をリップリング22に作用させることにより、山形嵌合突起25を矩形溝レール24に強く押し付けて気密に嵌合でき、ピストン16とリップリング22との間を確実にシールして圧縮性能を向上することができる。
また、シール部23は、断面コ字状の矩形溝レール24と断面山形状の山形嵌合突起25とにより構成しているから、山形嵌合突起25の斜面を矩形溝レール24の開口側の角部Bに押し付けることにより、簡単な構成で高いシール性を得ることができる。
さらに、矩形溝レール24と山形嵌合突起25は、直径寸法を異ならせて同心円上に2本ずつ配置しているから、二重にシールすることができ、ラビリンス効果でより一層シール性を高めることができる。
次に、図6は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、シール部は、リップリングの取付部の内径側に設けられ圧縮室の圧力を受けたときにリング取付溝の溝底面に気密に当接する内径側突起部により構成したことにある。なお、第2の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図6において、31は第2の実施の形態によるピストンで、該ピストン31は、嵌合凹部32Aと全周突部32Bとからなるピストン本体32と、該ピストン本体32に対面して設けられ、小径部33Aと大径部33Bとから段付円盤状に形成されたリテーナ33とを備えている。また、リテーナ33には、小径部33Aの根本部分に位置して後述の内径側突起部36先端を収容する環状のポケット33Cが形成されている。
34はピストン31の外周側に設けられたリング取付溝で、該リング取付溝34は、後述するリップリング35の取付部35Aが回転自在に取付けられるものである。また、リング取付溝34は、第1の実施の形態によるリング取付溝21とほぼ同様に、ピストン本体32側の下溝壁面34Aと、リテーナ33側の上溝壁面34Bと、各溝壁面34A,34Bの奥部に位置しポケット33Cに連なる溝底面34Cとにより構成されている。
35はピストン31の外周側に回転自在に設けられた第2の実施の形態によるリップリングで、該リップリング35は、圧縮行程時にピストン31とシリンダ7との間をシールするものである。また、リップリング35は、リング取付溝34内に取付けられた円環状板からなる取付部35Aと、該取付部35Aの外径側に設けられ、シリンダ7の内周面7Aに摺接するリップ部35Bとにより構成されている。
36はリップリング35の内周側に設けられたシール部としての内径側突起部を示している。この内径側突起部36は、リップリング35の取付部35Aの内径側から上部内側に延びたリップ部として形成され、その先端はポケット33C内に進入している。ここで、内径側突起部36は、吸入行程では、リング取付溝34の溝底面34Cから僅かに離間し、または極めて弱く接しているだけでリップリング35の回転を妨げることはない。一方、圧縮行程では、矢示F3で示すように、圧縮室17内の圧力を受けてリング取付溝34の溝底面34Cに密着することにより、シール性を発揮することができる。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態によれば、シール部としてリップリング35の内周側に内径側突起部36を一体的に設けているから、構成を簡略化して生産性の向上、コストの低減等を図ることができる。
次に、図7は本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、リップリングの取付部に芯金部材を設ける構成としたことにある。なお、第3の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図7において、41は第3の実施の形態によるリップリングで、該リップリング41は、第1の実施の形態によるリップリング22とほぼ同様に、円環状板からなる取付部41Aと、該取付部41Aの外径側に設けられたリップ部41Bとにより大略構成され、取付部41Aの下面には2本の山形嵌合突起42が設けられている。
しかし、第3の実施の形態によるリップリング41は、取付部41A内に金属材料からなる芯金部材41Cを鋳込んでいる点で、第1の実施の形態によるリップリング22と相違している。ここで、芯金部材41Cは、取付部41Aが歪んだり、波打ったりするのを抑えるものである。
かくして、このように構成された第3の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第3の実施の形態によれば、芯金部材41Cによって取付部41Aの変形を抑えることができるから、取付部41Aとリング取付溝21とが接触するのを防止でき、リップリング41を円滑に回転させることができる。また、矩形溝レール24に山形嵌合突起42を確実に密着させることができ、シール性を高めることができる。
次に、図8は本発明の第4の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、シール部は、溝壁面に設けられた環状のシール取付溝と、該シール取付溝に取付けられリップリングの取付部に弾性的に当接するシール部材とにより構成したことにある。なお、第4の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図8において、51は第4の実施の形態によるピストンで、該ピストン51は、嵌合凹部52Aと全周突部52Bとからなるピストン本体52と、該ピストン本体52に対面して設けられ、小径部53Aと大径部53Bとから段付円盤状に形成されたリテーナ53とを備えている。
54はピストン51の外周側に設けられたリング取付溝で、該リング取付溝54は、後述するリップリング55の取付部55Aが回転自在に取付けられるものである。また、リング取付溝54は、第1の実施の形態によるリング取付溝21とほぼ同様に、ピストン本体52側の下溝壁面54Aと、リテーナ53側の上溝壁面54Bと、各溝壁面54A,54Bの奥部に位置した溝底面54Cとにより構成されている。
55はピストン51の外周側に回転自在に設けられた第4の実施の形態によるリップリングで、該リップリング55は、ピストン51とシリンダ7との間をシールするものである。また、リップリング55は、リング取付溝54内に取付けられた円環状板からなる取付部55Aと、該取付部55Aの外径側に設けられ、シリンダ7の内周面7Aに摺接するリップ部55Bとにより構成されている。
56はピストン51のリング取付溝54とリップリング55の取付部55Aとの間に設けられたシール部を示している。このシール部56は、圧縮室17内の空気がピストン51とリップリング55との間から漏れ出るのを防止するものである。また、シール部56は、ピストン51側に設けられた後述のシール取付溝57と、該シール取付溝57に装着されたOリング58とから構成されている。
57はリング取付溝54の上溝壁面54Bに設けられた1本のシール取付溝で、該シール取付溝57は、リテーナ53の外周に沿って延びる円環状に形成されている。また、シール取付溝57は、下側に向けて開口する断面コ字状の矩形凹溝として形成されている。
58はシール取付溝57に取付けられたシール部材としてのOリングで、該Oリング58は、弾性樹脂材料によって円環状に形成されている。そして、Oリング58は、リップリング55の取付部55Aの上面に弾性的に当接し、圧縮室17内の空気がピストン51とリップリング55との間から漏れ出るのを防止している。また、Oリング58は、リップリング55をピストン本体52側に向けて押付けることによって、リップリング55の回転を妨げる力を加える。しかし、Oリング58は、リップリング55の回転を完全に止めるものではなく、例えば圧縮機の始動時等のようにリップリング55に対して大きなトルクが作用したときには、リップリング55の回転を許容するものである。
かくして、このように構成された第4の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第4の実施の形態では、リング取付溝54の上溝壁面54Bとリップリング55の取付部55Aとの間にOリング58を設けるから、Oリング58は、リング取付溝54の上溝壁面54Bとリップリング55の取付部55Aとの間をシールすることができ、圧縮室17内の空気が漏れ出るのを防止することができる。
また、Oリング58がリップリング55の取付部55Aに弾性的に当接するから、圧縮行程や吸入行程ではリップリング55の回転を抑制することができ、リップリング55に大きなトルクが作用するときだけリップリング55を回転変位させることができる。これにより、リップリング55の過度な回転を抑制してリップリング55の回転に伴う摩耗を低減することができ、信頼性を高めることができる。
なお、前記第4の実施の形態では、リング取付溝54の上溝壁面54Bにシール取付溝57を設ける構成としたが、リング取付溝54の下溝壁面54Aにシール取付溝を設ける構成としてもよい。
次に、図9および図10は本発明の第5の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、リップリングをピストンの周方向両側のうち一側にのみ回転する構成としたことにある。なお、第5の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図9および図10において、61は第5の実施の形態によるピストンで、該ピストン61は、嵌合凹部62Aと全周突部62Bとからなるピストン本体62と、該ピストン本体62に対面して設けられ、小径部63Aと大径部63Bとから段付円盤状に形成されたリテーナ63とを備えている。
64はピストン61の外周側に設けられたリング取付溝で、該リング取付溝64は、後述するリップリング65の取付部65Aが回転自在に取付けられるものである。また、リング取付溝64は、第1の実施の形態によるリング取付溝21とほぼ同様に、ピストン本体62側の下溝壁面64Aと、リテーナ63側の上溝壁面64Bと、各溝壁面64A,64Bの奥部に位置した溝底面64Cとにより構成されている。
65はピストン61の外周側に回転自在に設けられた第5の実施の形態によるリップリングで、該リップリング65は、第1の実施の形態によるリップリング22とほぼ同様に、リング取付溝64内に取付けられた円環状板からなる取付部65Aと、該取付部65Aの外径側に設けられシリンダ7の内周面7Aに摺接するリップ部65Bとにより構成されている。そして、リップリング65は、ピストン61とシリンダ7との間をシールする。また、リップリング65は、後述のラチェット機構69によって、ピストン61の周方向両側のうち一側にのみ回転する構成となっている。
66はピストン61のリング取付溝64とリップリング65の取付部65Aとの間に設けられたシール部を示している。このシール部66は、圧縮室17を縮小する圧縮行程で該圧縮室17内の空気がピストン61とリップリング65との間から漏れ出るのを防止するものである。また、シール部66は、第1の実施の形態によるシール部23とほぼ同様に、ピストン61側に設けられた後述の矩形溝レール67とリップリング65側に設けられた山形嵌合突起68とから構成されている。
67はリング取付溝64の下溝壁面64Aに設けられた2本の矩形溝レールで、該各矩形溝レール67は、直径寸法が異なる2つの同心円をなすように円環状に形成されている。また、2本の矩形溝レール67は、上側に向けて開口する断面コ字状の矩形凹溝として形成されている。
68はリップリング65の取付部65A下面に設けられた嵌合部としての2本の山形嵌合突起で、該各山形嵌合突起68は、それぞれ対応する矩形溝レール67内の外周側寄りに位置するように同心円上に配置されている。また、各山形嵌合突起68は、下側に向けて突出する断面山形状の突起として形成されている。
69はリップリング65を周方向の一側にのみ回転させるための回転方向規制部としてのラチェット機構で、該ラチェット機構69は、例えば2本の矩形溝レール67のうち内周側に位置する矩形溝レール67と該矩形溝レール67内に挿入された山形嵌合突起68との間に設けられている。そして、ラチェット機構69は、矩形溝レール67の底面を周方向に向けて鋸歯状に凹凸させた第1の歯車部69Aと、山形嵌合突起68の突出端を周方向に向けて鋸歯状に凹凸させ該第1の歯車部69Aと噛合した第2の歯車部69Bとによって構成されている。これにより、ラチェット機構69は、図10中の周方向両側のうち歯車部69A,69Bの傾斜面が対面する矢示A1方向に対するリップリング65の回転を許容し、歯車部69A,69Bの垂直面が対面する矢示A2方向に対するリップリング65の回転を規制する。
かくして、このように構成された第5の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第5の実施の形態では、リップリング65にはラチェット機構69を設けたから、リップリング65を周方向両側のうち一側にのみ回転させることができる。これにより、例えばリップリング65がピストン61の周方向に対して往復するのを防止でき、リップ部65Bの摩耗をリップリング65の全周に確実に分散させることができる。
なお、第5の実施の形態では、ラチェット機構69は2本の矩形溝レール67のうち内周側に位置する矩形溝レール67にのみ設ける構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、ラチェット機構は、2本の矩形溝レール67のうち外周側に位置する矩形溝レール67にのみ設ける構成としてもよく、2本の矩形溝レール67の両方に設ける構成としてもよい。また、ラチェット機構は、シール部66(矩形溝レール67、山形嵌合突起68)とは別個に設ける構成としてもよい。
また、第1,第5の実施の形態では、シール部23,66を、ピストン16,61側に設けられた断面コ字状の矩形溝レール24,67と、リップリング22,65側に設けられた断面山形状の山形嵌合突起25,68とから構成した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図11に示す第1の変形例によるシール部71のように、ピストン16側に設けられた断面V字状のV溝レール72と、リップリング22側に設けられた断面矩形状の矩形嵌合突起73とから構成してもよい。
また、例えば図12に示す第2の変形例によるシール部81のように、ピストン16側に設けられた断面コ字状の矩形溝レール82と、リップリング22側に設けられた断面矩形状の矩形嵌合突起83とから構成してもよい。さらに、シール部材を構成するレール、嵌合部は、断面U字状、台形状等の他の形状としてもよい。
また、第1の実施の形態では、ピストン16,61側に矩形溝レール24,67を設け、リップリング22,65側に山形嵌合突起25,68を設ける構成とした場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図13に示す第3の変形例によるシール部91のように、リップリング22側に矩形溝レール92を設け、ピストン16側に山形嵌合突起93を設ける構成としてもよい。この構成は、他の実施の形態、変形例にも同様に適用することができるものである。
一方、第1,第2,第4,第5の実施の形態では、リップリング22,35,55,65を樹脂材料を用いて形成し、第3の実施の形態では、リップリング41を樹脂材料と金属材料から形成した場合を例示した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば樹脂材料に金属材料(金属粉末等)を混入した複合的な材料を用いてリップリングを形成してもよい。
また、第1の実施の形態では、矩形溝レール24と山形嵌合突起25は、直径寸法を異ならせて同心円上に2本ずつ配置する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば矩形溝レール24、山形嵌合突起25を1本または3本以上設ける構成としてもよい。この構成は、他の実施の形態、変形例にも同様に適用することができるものである。
また、第1ないし第5の実施の形態では、弁座板11に形成した吸込穴11Aを吸込弁12を用いて開,閉する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図14に示す第4の変形例のように、ピストン101を構成するピストン本体102およびリテーナ103には、クランク室2と圧縮室17とを連通させる吸込穴104を設けると共に、ピストン101には該吸込穴104を開,閉する吸込弁105を設ける構成としてもよい。
次に、図15ないし図17は本発明の第6の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、ピストンは周方向に回転可能な回転部材を備えると共に、該回転部材の外周側にリップリングを固定的に取付ける構成としたことにある。なお、第6の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図15ないし図17において、111は第6の実施の形態による揺動型のピストンで、該ピストン111は、シリンダ7内に摺動可能に設けられ、シリンダ7内を揺動しつつ往復動するものである。また、ピストン111は、シリンダ7内で弁座板11との間に圧縮室17を画成するものである。そして、ピストン111は、後述するピストン本体112、軸部材113、リング取付部材114等により構成されている。
112はピストン111の下側部分を形成する円盤状のピストン本体を示している。このピストン本体112は、下面中央にピストンロッド14の先端部が一体的に取付けられている。これにより、ピストン本体112は、シリンダ7内を揺動しつつ往復動する。また、ピストン本体112は、上面側の中央に後述する軸部材113が螺着されるネジ穴112Aが形成されている。
113はピストン本体112の中央部に取付けられた段付円柱状の軸部材で、該軸部材113は、基端側に位置してネジ穴112に螺合するネジ部113Aと、該ネジ部113Aから軸方向に延びる小径円柱状の支持部113Bと、該支持部113Bの先端に設けられた大径円柱状の鍔部113Cとによって大略構成されている。そして、支持部113Bはリング取付部材114を回転可能に支持すると共に、鍔部113Cはリング取付部材114の抜け止めを行っている。また、支持部113Bと鍔部113Cとの間には、外周側に後述のOリング119が取付けられる段部113Dが形成されている。
114はピストン本体112の上側に取付けられたリング取付部材で、該リング取付部材114は、回転中心部分となる中央側に軸方向に貫通した挿通孔114Aが形成されている。そして、リング取付部材114の挿通孔114Aには軸部材113が挿通されている。これにより、リング取付部材114は、該軸部材113によってピストン111の周方向に回転可能な状態で支持されている。
また、リング取付部材114は、円環状に形成された2枚のリテーナリング115,116によって構成されている。このとき、リテーナリング115,116は、略円形の板体によって形成され、互いに重ね合わせた状態でボルト117を用いて連結されている。また、リテーナリング115,116の間には、後述のリップリング118が挟持されている。
さらに、圧縮室17側に位置するリテーナリング115には、挿通孔114Aの開口側に位置して後述のOリング119を取付けるためのOリング取付溝115Aが形成されている。また、ピストン本体112側に位置するリテーナリング116には、ピストン本体112と対面する裏面側に後述のOリング120を取付けるためのOリング取付溝116Aが形成されている。このとき、Oリング取付溝116Aは、リング取付部材114の周方向に沿って円環状に延びている。
118はリング取付部材114に固定的に取付けられたリップリングで、該リップリング118は、ピストン111とシリンダ7との間をシールし、圧縮室17内の空気(圧力)が漏れるのを防止するものである。また、リップリング118は、例えば耐摩耗性、自己潤滑性を有する樹脂材料からなり、断面コ字状のシールリングとして形成されている。
即ち、リップリング118は、その内径側に位置して平坦な円環状板として形成された取付部118Aと、該取付部118Aの外径側から圧縮室17側となる上側に屈曲してラッパ状に拡開することにより、シリンダ7の内周面7Aに摺接するリップ部118Bと、取付部118Aの中央部に貫通して設けられ軸部材113が挿通される挿通孔118Cと、該挿通孔118Cの周囲に位置して軸部材113に沿って圧縮室17側に向けて折曲げられた軸側リップ部118Dとによって構成されている。
そして、リップリング118は、取付部118Aがリテーナリング115,116間に挟持されることによって、リング取付部材114に固定的に取付けられている。また、リップリング118の軸側リップ部118Dは、リング取付部材114(リテーナリング115)の挿通孔114Aと軸部材113との間に挿入され、軸部材113の全ての外周に接触している。これにより、軸側リップ部118Dは、後述のOリング119と共に第1のシール部を構成し、軸部材113とリング取付部材114との間から圧縮室17内の空気が漏れるのを防止している。
119はリップリング118の軸側リップ部118Dと一緒に第1のシール部を構成するOリングで、該Oリング119は、例えば弾性樹脂材料を用いて円環状に形成され、軸部材113の段部113Dの外周とリテーナリング115のOリング取付溝115Aとの間に装着されている。これにより、Oリング119は、リテーナリング115と軸部材113とに弾性的に接触し、リング取付部材114と軸部材113との間をシールしている。
120は第2のシール部を構成するOリングで、該Oリング120は、例えば弾性樹脂材料を用いて円環状に形成され、リテーナリング116のOリング取付溝116Aに装着されている。これにより、Oリング120は、リテーナリング116とピストン本体112とに弾性的に接触し、リング取付部材114とピストン本体112との間をシールしている。
かくして、このように構成された第6の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第6の実施の形態では、ピストン本体112には周方向に回転自在なリング取付部材114を取付けると共に、該リング取付部材114にリップリング118を固定的に取付ける構成としている。このため、例えばリップ部118Bがシリンダ7の内周面7Aに接触するときの摩擦抵抗等の影響を受けて、リップリング118をリング取付部材114と一緒にピストン111の周方向に回転させることができる。このため、リップリング118のうちシリンダ7の内周面7Aに強く押し付けられる部分を交換することができる。この結果、リップリング118の摩耗を全周に分散させることができるから、リップリング118の一部に摩耗が集中するのを防止でき、リップリング118の寿命を延ばすことができる。また、リング取付部材114は軸部材113を用いてピストン本体112に回転可能に支持したから、軸部材113を中心にリング取付部材114をピストン111の周方向に回転させることができる。
さらに、リング取付部材114と軸部材113との間には軸側リップ部118DおよびOリング119を設けたから、リング取付部材114と軸部材113との間を気密にシールすることができる。また、リング取付部材114とピストン本体112との間にはOリング120を設けたから、リング取付部材114とピストン本体112との間も気密にシールすることができる。このため、リング取付部材114と軸部材113、ピストン本体112との間から圧縮室17内の空気が漏れ出るのを防止することができる。
次に、図18は本発明の第7の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、リング取付部材と軸部材との間にはスリーブ軸受を設ける構成としたことにある。なお、第7の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図18において、131は第7の実施の形態によるピストンで、該ピストン131は、第6の実施の形態によるピストン111とほぼ同様に、ピストン本体132、軸部材133、リング取付部材134等により構成されている。そして、ピストン本体132は、円盤状に形成され、その中央部分には軸部材133が螺着されるネジ穴132Aが形成されている。
また、軸部材133は、段付円柱状に形成され、ピストン本体132の中央部に取付けられている。そして、軸部材133は、基端側に位置してネジ穴132に螺合するネジ部133Aと、該ネジ部133Aから軸方向に延びる小径円柱状の支持部133Bと、該支持部133Bの先端に設けられた大径円柱状の鍔部133Cとによって大略構成されている。そして、支持部133Bはリング取付部材134を回転可能に支持すると共に、鍔部133Cはリング取付部材134の抜け止めを行っている。また、支持部133Bと鍔部133Cとの間には、外周側に後述のOリング140が取付けられる段部133Dが形成されている。
さらに、リング取付部材134は、中央側に軸方向に貫通した挿通孔134Aが形成され、該挿通孔134Aには軸部材133が挿通されている。これにより、リング取付部材134は、軸部材133によってピストン131の周方向に回転可能な状態で支持されている。
また、リング取付部材134は、円環状に形成された2枚のリテーナリング135,136によって構成されている。このとき、リテーナリング135,136は、略円形の板体によって形成され、互いに重ね合わせた状態でボルト137を用いて連結されている。また、リテーナリング135の外周側には、リテーナリング136との間に径方向外側に開口した狭幅な全周凹溝からなるリング取付溝138が形成されている。そして、リング取付溝138には、後述のリップリング139が固定的に取付けられている。
また、圧縮室17側に位置するリテーナリング135には、挿通孔134Aの開口側に位置して後述のOリング140を取付けるためのOリング取付溝135Aが形成されている。さらに、ピストン本体132側に位置するリテーナリング136には、ピストン本体132と対面する裏面側に後述のOリング141を取付けるためのOリング取付溝136Aが形成されている。このとき、Oリング取付溝136Aは、リング取付部材134の周方向に沿って円環状に延びている。
139は第7の実施の形態によるリップリングで、該リップリング139は、リング取付部材134とシリンダ7との間をシールするものである。また、リップリング139は、リング取付溝138内に取付けられた円環状板からなる取付部139Aと、該取付部139Aの外径側に設けられ、シリンダ7の内周面7Aに摺接するリップ部139Bとにより構成されている。そして、リップリング139は、取付部139Aがリング取付溝138内に位置してリテーナリング135,136に挟持されることによって、リング取付部材134の外周側に固定的に取付けられている。
140は第1のシール部を構成するOリングで、該Oリング140は、例えば弾性樹脂材料を用いて円環状に形成され、軸部材133の段部133Dの外周とリテーナリング135のOリング取付溝135Aとの間に装着されている。これにより、Oリング140は、リテーナリング135と軸部材133とに弾性的に接触し、リング取付部材134と軸部材133との間をシールしている。
141は第2のシール部を構成するOリングで、該Oリング141は、例えば弾性樹脂材料を用いて円環状に形成され、リテーナリング136のOリング取付溝136Aに装着されている。これにより、Oリング141は、リテーナリング136とピストン本体132とに弾性的に接触し、リング取付部材134とピストン本体132との間をシールしている。
142はリング取付部材134と軸部材133との間に設けられたスリーブ軸受で、該スリーブ軸受142は、例えば潤滑性を有するフッ素樹脂材料によって円筒状に形成されている。そして、スリーブ軸受142は、軸部材133の支持部133Bの外周側を取囲んだ状態で取付けられ、リング取付部材134と軸部材133とが直接接触するのを防ぎ、これらの間の磨耗を防止している。また、スリーブ軸受142は、例えば圧縮機の始動時にはリング取付部材134を回転可能にし、圧縮機の運転時には熱膨張してリング取付部材134を回転不能にするのが好ましい。この場合には、スリーブ軸受142を用いてリップリング139の不要な回転を防止することができる。
かくして、このように構成された第7の実施の形態においても、前述した第1,第6の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第7の実施の形態によれば、リング取付部材134と軸部材133との間にはスリーブ軸受142を設けたから、スリーブ軸受142を用いて、リング取付部材134のがたつきを防止できると共に、リング取付部材134と軸部材133との間の摩耗を防止することができる。
次に、図19は本発明の第8の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、リング取付部材と軸部材との間にはニードルベアリングを取付ける構成としたことにある。なお、第8の実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図19において、151は第8の実施の形態によるピストンで、該ピストン151は、第6の実施の形態によるピストン111とほぼ同様に、ピストン本体152、軸部材153、リング取付部材154等により構成されている。そして、ピストン本体152は、円盤状に形成され、その中央部分には軸部材153が螺着されるネジ穴152Aが形成されている。
また、軸部材153は、ピストン本体152の中央部に取付けられている。そして、軸部材153は、基端側に位置してネジ穴152Aに螺合するネジ部153Aと、該ネジ部153Aから軸方向に延びる小径円柱状の支持部153Bと、該支持部153Bの先端に設けられた大径円柱状の鍔部153Cとによって構成されている。そして、支持部153Bはリング取付部材154を回転可能に支持している。また、鍔部153Cは、リング取付部材154の上側全面を覆い、リング取付部材154の抜け止めを行っている。
さらに、リング取付部材154は、中央側に軸方向に貫通した挿通孔154Aが形成され、該挿通孔154Aには軸部材133が挿通されている。これにより、リング取付部材154は、軸部材153によってピストン151の周方向に回転可能な状態で支持されている。
また、リング取付部材154は、円環状に形成された2枚のリテーナリング155,156によって構成されている。このとき、リテーナリング155,156は、略円形の板体によって形成され、互いに重ね合わせた状態でボルト157を用いて連結されている。また、リテーナリング155の内周側にはリテーナリング156側に向けて突出した突出部155Aが形成され、該突出部155Aは、リテーナリング156の中央に設けられた貫通穴156A内に挿入されている。また、リテーナリング155の外周側には、リテーナリング156との間に径方向外側に開口した狭幅な全周凹溝からなるリング取付溝158が形成されている。そして、リング取付溝158には、後述のリップリング159が固定的に取付けられている。
また、圧縮室17側に位置するリテーナリング155には、軸部材153の鍔部153Cと対面する表面側に後述のOリング160を取付けるためのOリング取付溝155Bが形成されている。さらに、ピストン本体152側に位置するリテーナリング156には、ピストン本体152と対面する裏面側に後述のOリング161を取付けるためのOリング取付溝156Bが形成されている。このとき、Oリング取付溝156Bは、リング取付部材154の周方向に沿って円環状に延びている。
159は第8の実施の形態によるリップリングで、該リップリング159は、リング取付部材154とシリンダ7との間をシールするものである。また、リップリング159は、リング取付溝158内に取付けられた円環状板からなる取付部159Aと、該取付部159Aの外径側に設けられ、シリンダ7の内周面7Aに摺接するリップ部159Bとにより構成されている。そして、リップリング159は、取付部159Aがリング取付溝158内に位置してリテーナリング155,156に挟持されることによって、リング取付部材154の外周側に固定的に取付けられている。
160は第1のシール部を構成するOリングで、該Oリング160は、例えば弾性樹脂材料を用いて円環状に形成され、リテーナリング155のOリング取付溝155Bに装着されている。これにより、Oリング160は、リテーナリング155と軸部材153の鍔部153Cとに弾性的に接触し、リング取付部材154と軸部材153との間をシールしている。
161は第2のシール部を構成するOリングで、該Oリング161は、例えば弾性樹脂材料を用いて円環状に形成され、リテーナリング156のOリング取付溝156Bに装着されている。これにより、Oリング161は、リテーナリング156とピストン本体152とに弾性的に接触し、リング取付部材154とピストン本体152との間をシールしている。
162はリング取付部材154と軸部材153との間に設けられたニードルベアリングで、該ニードルベアリング162は、例えば内輪と外輪との間に複数の円柱状のコロが回転可能に挟持されることによって構成されている。そして、ニードルベアリング162は、軸部材153の支持部153Bとリテーナリング155の挿通孔154Aとの間に取付けられ、リング取付部材154と軸部材153とが直接接触するのを防ぎ、これらの間の磨耗を防止している。
かくして、このように構成された第8の実施の形態においても、前述した第1,第6,第7の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、第8の実施の形態では、軸受としてニードルベアリング162を用いる構成としたが、軸受として、内輪と外輪との間に球体が挟持されるボールベアリングを用いる構成としてもよい。
また、各実施の形態では、揺動型圧縮機によって空気を圧縮した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば冷媒等を圧縮するのに適用してもよい。
本発明の第1の実施の形態による揺動型圧縮機を示す断面図である。 図1中の矢示II−II方向からみた揺動型圧縮機の断面図である。 ピストンを揺動しつつ往復動させた状態を図2と同様位置からみた断面図である。 ピストンとリップリングを分解した状態で拡大して示す一部破断の分解斜視図である。 第1の実施の形態によるピストン、リップリング、シール部等を示す要部拡大断面図である。 本発明の第2の実施の形態によるピストン、リップリング、内径側突起部等を示す要部拡大断面図である。 本発明の第3の実施の形態によるピストン、リップリング、シール部等を示す要部拡大断面図である。 本発明の第4の実施の形態によるピストン、リップリング、シール部等を示す要部拡大断面図である。 本発明の第5の実施の形態によるピストン、リップリング、シール部等を示す要部拡大断面図である。 ピストン、リップリング、内径側突起部等をリップリングの周方向に沿って図9中の矢示X−X方向からみた要部拡大断面図である。 本発明の第1の変形例によるシール部をピストン、リップリング等と一緒に示す要部拡大断面図である。 本発明の第2の変形例によるシール部をピストン、リップリング等と一緒に示す要部拡大断面図である。 本発明の第3の変形例によるシール部をピストン、リップリング等と一緒に示す要部拡大断面図である。 本発明の第4の変形例による揺動型圧縮機を示す図2と同様位置の断面図である。 本発明の第6の実施の形態による揺動型圧縮機を示す図2と同様位置の断面図である。 図15中のピストンとリップリングを分解した状態で拡大して示す一部破断の分解斜視図である。 図15中のピストン、リップリング等で拡大して示す要部拡大断面図である。 本発明の第7の実施の形態によるピストン、リップリング等で拡大して示す要部拡大断面図である。 本発明の第8の実施の形態によるピストン、リップリング等で拡大して示す要部拡大断面図である。
符号の説明
7 シリンダ
7A 内周面
16,31,51,61,101,111,131,151 ピストン
17 圧縮室
18,32,52,62,102,112,132,152 ピストン本体
19,33,53,63,103 リテーナ
21,34,54,64 リング取付溝
21A,34A,54A,64A 下溝壁面
21B,34B,54B,64B 上溝壁面
21C,34C,54C,64C 溝底面
22,35,41,55,65,118,139,159 リップリング
22A,35A,41A,55A,65A,118A,139A,159A 取付部
22B,35B,41B,55B,65B,118B,139B,159B リップ部
23,56,66,71,81,91 シール部
24,67,82,92 矩形溝レール(レール)
25,42,68,93 山形嵌合突起(嵌合部)
36 内径側突起部(シール部)
57 シール取付溝
58 Oリング(シール部材)
69 ラチェット機構
72 V溝レール(レール)
73,83 矩形嵌合突起(嵌合部)
104 吸込穴
105 吸込弁
113,133,153 軸部材
114,134,154 リング取付部材
118D 軸側リップ部
119,140,160 Oリング(第1のシール部)
120,141,161 Oリング(第2のシール部)
142 スリーブ軸受(軸受)
162 ニードルベアリング(軸受)
h1 リング取付溝の隙間寸法
h2 リップリングの取付部の厚さ寸法

Claims (11)

  1. シリンダと、該シリンダ内を揺動しつつ往復動し該シリンダ内に圧縮室を画成するピストンと、該ピストンの外周側に設けられ該ピストンと前記シリンダとの間をシールするリップリングとを備えてなる揺動型圧縮機において、
    前記リップリングは、前記ピストンの周方向に向けて回転自在に設けられる構成としたことを特徴とする揺動型圧縮機。
  2. 前記ピストンの外周面には、径方向外側に開口した全周凹溝からなるリング取付溝を設け、
    前記リップリングは、前記リング取付溝に回転自在に取付けられる環状の取付部と、該取付部の外径側から前記圧縮室側に折曲げられたリップ部とにより構成してなる請求項1に記載の揺動型圧縮機。
  3. 前記ピストンのリング取付溝と前記リップリングの取付部との間には、前記ピストンとリップリングとの間をシールするシール部を設ける構成としてなる請求項2に記載の揺動型圧縮機。
  4. 前記リング取付溝は、互いに対面して前記ピストンの全周に亘って延びる一対の溝壁面と、該各溝壁面の奥部に位置する溝底面とにより構成し、
    前記シール部は、前記一対の溝壁面のうち前記リップリングが前記圧縮室の圧力を受けて押付けられる一方の溝壁面に設けられた環状のレールと、前記リップリングの取付部に設けられ該リップリングが押付けられたときに該レールに気密に嵌合する環状の嵌合部とにより構成してなる請求項3に記載の揺動型圧縮機。
  5. 前記リング取付溝は、互いに対面して前記ピストンの全周に亘って延びる一対の溝壁面と、該各溝壁面の奥部に位置する溝底面とにより構成し、
    前記シール部は、前記リップリングの取付部の内径側に設けられ前記圧縮室の圧力を受けたときに前記リング取付溝の溝底面に気密に当接する内径側突起部により構成してなる請求項3に記載の揺動型圧縮機。
  6. 前記リング取付溝は、互いに対面して前記ピストンの全周に亘って延びる一対の溝壁面と、該各溝壁面の奥部に位置する溝底面とにより構成し、
    前記シール部は、前記一対の溝壁面のうちいずれか一方の溝壁面に設けられた環状のシール取付溝と、該シール取付溝に取付けられ前記リップリングの取付部に弾性的に当接するシール部材とにより構成してなる請求項3に記載の揺動型圧縮機。
  7. 前記リング取付溝の隙間寸法は、前記リップリングの取付部の厚さ寸法よりも大きく設定してなる請求項2,3,4,5または6に記載の揺動型圧縮機。
  8. 前記ピストンは、シリンダ内を揺動しつつ往復動するピストン本体と、該ピストン本体に対して当該ピストンの周方向に回転可能に取付けられた回転部材とによって構成し、
    前記リップリングは、該回転部材とシリンダとの間をシールするために該回転部材の外周側に固定的に取付ける構成としてなる請求項1に記載の揺動型圧縮機。
  9. 前記ピストン本体には、前記回転部材を回転可能に支持する軸部材を設け、
    前記回転部材は、回転中心部分に該軸部材に挿通される挿通孔が形成され、前記リップリングが固定的に取付けられるリング取付部材によって構成してなる請求項8に記載の揺動型圧縮機。
  10. 前記リング取付部材と軸部材との間には、これらの間をシールする第1のシール部を設け、
    前記リング取付部材とピストン本体との間には、これらの間をシールする第2のシール部を設ける構成としてなる請求項9に記載の揺動型圧縮機。
  11. 前記リング取付部材と軸部材との間には軸受を設ける構成としてなる請求項9または10に記載の揺動型圧縮機。
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