JP2006264895A - 巻取装置、および巻取方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定形状に切断され、縁部が細くなったフイルムを皺なく、きれいに巻き取ることができ、半導体ウエハに貼り付けられる保護テープのようなフイルムを被着体に無駄なく良好に貼り付けるのに好適なフイルムの巻取装置、巻取方法を提供する。
【解決手段】帯状の剥離シートA1に帯状のフイルムA2が仮着された原反Aを剥離シートA1とフイルムA2とに一旦剥離し、それらを再接合する迂回手段が設けられ、該迂回手段で剥離した上記フイルムA2を被着体Bに貼り付け、この貼り付けたフイルムA2を所定形状に切り抜いた後、その切り抜かれたフイルムA2と上記剥離シートA1とを同時に巻き取る前に該フイルムA2の切り抜き穴を塞ぐように、上記迂回手段で剥離した上記剥離シートA1が貼り付けられるものとする。
【選択図】図1

Description

本発明は、所定形状に切断され、縁部が細くなったフイルムの巻取装置、および巻取方法に関する。
従来より、この種のフイルム貼付装置として、例えば、特許文献1に記載されたものがある。同文献1の装置では、テープボビン(101)からセパレータ(S)付きの保護テープ(T)を繰り出し、これをセパレータ剥離機構(200)でセパレータ(S)と保護テープ(T)とに剥離している。そして、剥離したセパレータ(S)は回収ボビン(201)で巻取回収する一方、剥離した保護テープ(T)は半導体ウエハに貼り付けた後、半導体ウエハの外形に沿って切り抜かれ、この切抜き後の保護テープ(T)がセパレータ(S)とは別の回収ボビン(103)で巻取回収されるように構成している。尚、上記カッコ内の符号は特許文献1で用いられている符合である。以下も同様である。
しかし、上記構造の従来装置にあっては、半導体ウエハの外形に切り抜かれた保護テープ(T)を巻き取る時に、図5のように、その切り抜き穴Cにより縁部が細くなった保護テープ(T)を引っ張りながら巻き取るため、図5(a)に示したような皺Dが保護テープ(T)に生じ、この皺Dが図5(b)のように保護テープ(T)の次の半導体ウエハの貼付予定部位に入ってしまう。また、その貼付予定部位が引き伸ばされ、保護テープ(T)の内部に引張り残留応力が蓄積されてしまうという不具合がある。上記のような皺Dがあると、皺Dや気泡が入った状態で保護テープ(T)が半導体ウエハに貼り付いてしまい、良好な貼付状態が得られない。特に、この種の保護テープ(T)は、半導体ウエハの裏面を研磨(バックグラインド)する際に、半導体ウエハの表面に形成された回路を保護する手段として、半導体ウエハの表面に貼り付けられる。しかし、上記のように皺や気泡が入った状態で保護テープ(T)が半導体ウエハの表面に貼り付けられていると、高精度なバックグラインドを行うことができない。また、上記のような引張り残留応力が保護テープ(T)の内部に蓄積されていると、バックグラインドにより半導体ウエハが極薄になったとき、引張り残留応力で半導体ウエハが反り返って破損する可能性もある。
ところで、上記皺Dがなくなるまで保護テープ(T)を巻き取ってから次の半導体ウエハに貼り付ける方法も考えられるが、この方法では保護テープ(T)の無駄使いという問題が生じる。また、幅の広い保護テープ(T)を用いることにより上記のような皺Dの発生を防止する方法も考えられるが、これもまた同様に保護テープを無駄に消費する割合が増える。
特開平7−14807号公報
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、所定形状に切断され、縁部が細くなったフイルムを皺なく、きれいに巻き取ることができ、例えば半導体ウエハに貼り付けられる保護テープのようなフイルムを被着体に無駄なく良好に貼り付けるのに好適なフイルムの巻取装置、巻取方法を提供することである。
上記目的を達成するために、本発明の巻取装置は、所定形状に切り抜かれ縁部が細くなったフイルムを巻き取る装置において、上記フイルムを巻き取る前に該フイルムの切り抜き穴を塞ぐようにシートを貼り付ける機構を設けたことを特徴とする。
また、本発明の巻取装置は、帯状の剥離シートに帯状のフイルムが仮着された原反を剥離シートとフイルムとに一旦剥離し、それらを再接合する迂回手段を備え、該迂回手段で剥離した上記フイルムを被着体に貼り付け、この貼り付けたフイルムを所定形状に切り抜いた後、その切り抜かれたフイルムと上記剥離シートとを同時に巻き取る装置において、上記切り抜かれたフイルムと上記剥離シートとを同時に巻き取る前に該フイルムの切り抜き穴を塞ぐように、上記迂回手段で剥離した上記剥離シートを貼り付ける機構を設けたことを特徴とする。
上記本発明の巻取装置において、上記被着体は半導体ウエハであるものとしてよい。
上記本発明の巻取装置において、上記貼付手段は貼付ローラを含むものとしてよい。
上記目的を達成するために、本発明の巻取方法は、所定形状に切り抜かれ縁部が細くなったフイルムを巻き取る方法において、上記フイルムを巻き取る前に該フイルムの切り抜き穴を塞ぐようにシートを貼り付けることを特徴とする。
また、本発明の巻取方法は、帯状の剥離シートに帯状のフイルムが仮着された原反を剥離シートとフイルムとに一旦剥離し、それらを再接合する迂回手段を備え、該迂回手段で剥離した上記フイルムを被着体に貼り付け、この貼り付けたフイルムを所定形状に切り抜いた後、その切り抜かれたフイルムと上記剥離シートとを同時に巻き取る方法において、上記切り抜かれたフイルムと上記剥離シートとを同時に巻き取る前に、該フイルムの切り抜き穴を塞ぐように、上記迂回手段で剥離した上記剥離シートを貼り付けることを特徴とする。
上記本発明の巻取方法において、上記被着体は半導体ウエハであるものとしてよい。
上記本発明の巻取方法において、上記貼付手段は貼付ローラを含むものとしてよい。
本発明によると、所定形状に切り抜かれ縁部が細くなったフイルムを巻き取る前に該フイルムの切り抜き穴を塞ぐようにシートを貼り付ける構成を採用したため、切り抜かれたフイルムが巻き取られる際に、フイルムの切り抜き穴がシートで補強された状態となっているから、フイルムの次の貼付予定位置に皺が発生することを効果的に防止でき、皺や気泡のない良好な状態でフイルムを被着体に貼り付けることができる。また、シートによってフイルムの切り抜き穴を塞ぐように貼り付けて補強する構成なので、貴重で高価なフイルムを無駄に消費することもない。
特に、本発明は、所定形状に切り抜かれ縁部が細くなったフイルムを巻き取る前に該フイルムの切り抜き穴を塞ぐようにシートを貼り付ける構成を採用したため、フイルムの切り抜き穴を塞いでいるシートと一緒にフイルムを引っ張りながら巻き取ることができ、フイルム単体を引っ張りながら巻き取る場合に比べて、引っ張られて新たに繰り出されてくるフイルムの伸びやフイルム内部に蓄積される引っ張り残留応力は小さくなる。そのため例えば、当該フイルムをバックグラインド時に半導体ウエハの表面を保護する保護テープとして用いる場合は、繰り出した当該フイルムを半導体ウエハに貼り付けた状態で半導体ウエハの外形に沿って切り抜くが、この切り抜かれて半導体ウエハに貼り付いているフイルム内部の引っ張り残留応力も小さくなる。よって、バックグラインドにより半導体ウエハが極薄になっても、フイルム内部の引っ張り残留応力で半導体ウエハが反り返って破損することはなく、半導体ウエハへのフイルムの貼付に好適である。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明に係る巻取装置、巻取方法を適用したフイルム貼付装置の正面図、図2は図1のフイルム貼付装置の平面図、図3は図1のフイルム貼付装置の一部の斜視図、図4は図1のフイルム貼付装置の動作説明図である。
図1のフイルム貼付装置1には原反支持手段として原反支持軸2が設けられ、原反支持軸2は原反Aをロール状に巻回した状態で支持している。この原反支持軸2は、図2に示されるように、プーリ34、34を介して丸ベルト35により連結され、モータ33により繰り出し可能に構成され、支持される原反Aは、図3に示されている通り、帯状の剥離シートA1の一方の面に粘着剤層(図示省略)を介して帯状のフイルムA2が仮着された状態で接合している構成になっている。
原反支持軸2の上方には図2に示されるように、プーリ31、31を介してタイミングベルト32により連結され、モータ33により回転可能に構成された原反繰り出し用の繰出ローラ4と原反Aを挟み込むピンチローラ3が設けられ、原反支持軸2で支持された原反Aは、この繰出ローラ4とピンチローラ3との間に挿入され、その下流に位置する剥離ローラ5へ供給される。
剥離ローラ5は、繰出ローラ4と同一の水平面上に配置され、かつ、繰出ローラ4側から送られてくる原反Aを剥離シートA1とフイルムA2とに一旦剥離する手段として設けられている。本実施形態では、剥離ローラ5における剥離方式例として、原反Aを構成する剥離シートA1を剥離ローラ5に掛け回して下方へ導くことにより、原反Aが剥離シートA1とフイルムA2とに一旦剥離する方式を採用している。
剥離ローラ5の下流側には、プレスローラ6と、受ローラ7とが設けられている。受ローラ7は繰出ローラ4や剥離ローラ5と同一の水平面上に設置され、プレスローラ6は受ローラ7の上部に配置されている。そして、剥離ローラ5で剥離したフイルムA2は、このプレスローラ6と受ローラ7との間に供給される。一方、剥離ローラ5で剥離された剥離シートA1は、第1の迂回ローラ8、第2の迂回ローラ9、ダンサローラ10に順次掛け回された後、プレスローラ6と受ローラ7との間に供給される。このように一旦剥離された剥離シートA1とフイルムA2は、プレスローラ6と受ローラ7とで押圧され再接合されることにより迂回手段を構成している。
プレスローラ6と受ローラ7の下流側には、ドライブローラ11とピンチローラ12が設けられ、更に、それらローラ11、12の下流側には、巻取手段としての巻取ローラ13が設けられている。上記のようにプレスローラ6で再接合した剥離シートA1とフイルムA2は、ドライブローラ11とピンチローラ12との間に挿入され、最終的に巻取ローラ13で同時に巻き取られるように構成されている。尚、ドライブローラ11と巻取ローラ13の駆動については、繰出ローラ4と原反支持軸2と同等のため、それらと同じ符号を付し説明は省略する。
本実施形態の場合、上記受ローラ7は、1軸ロボット14を介してX軸方向にスライド可能に構成されている。また、上記プレスローラ6は、2軸ロボット15を介して2方向、すなわちX軸方向のスライドと、Z軸方向のスライドが可能に構成されている。また、上記第1と第2の迂回ローラ8、9はその位置が固定され、上記ダンサローラ10は、Z軸方向に設けられたスロット16に沿ってスライド可能に構成されている。
受ローラ7と剥離ローラ5との間には、剥離ローラ5で剥離したフイルムA2を被着体Bに貼り付ける貼付手段として、フイルム貼付ステージS1が設けられ、フイルム貼付ステージS1には貼付テーブル18がセットされることとなる。貼付テーブル18は、フイルムA2の粘着面(下面)の直下に配置され、また、貼付テーブル18の上面には、被着体Bとして半導体ウエハB1が着脱自在に位置決め固定される構造になっている。
貼付テーブル18は、図1に示すZ軸方向の上下動と、図2に示すY軸方向のスライドが可能に構成されている。本実施形態では、その貼付テーブル18のY軸方向のスライドとZ軸方向の上下動とにより、フイルム貼付ステージS1上での貼付テーブル18のセット位置が調整される構成を採用している。本実施形態では、スライドレール19に沿ってスライドするスライダ20上に上記貼付テーブル18を配置し、ボールネジ21、ボールネジ受け21−1を介してモータMの駆動により、貼付テーブル18をY軸方向にスライド可能とする構成を採用している。また、貼付テーブル18の下面に設けられたシリンダ22によって貼付テーブル18がZ軸方向の移動が可能になっており、この上下動をサポータ23でサポートする構成を採用している。
上記構造のフイルム貼付ステージS1では、貼付テーブル18上に位置決め固定された半導体ウエハB1の回路形成面(上面)に、フイルムA2が貼り付けられる。この際、半導体ウエハB1は、図示しないバキューム吸着手段等の固定手段で、貼付テーブル18上に固定される。
上記のような半導体ウエハB1へのフイルムA2の貼付動作は、プレスローラ6により行われる。本実施形態の場合、プレスローラ6は上述の通りX軸方向のスライドが可能となっており、このスライドによりプレスローラ6は図1に示す第1ポジションP1から第2ポジションP2に移動する。このとき、プレスローラ6は回転しながら上記フイルムA2の表面を走行する。これにより、プレスローラ6と半導体ウエハB1との間に挟まれているフイルムA2が、プレスローラ6で押圧されて半導体ウエハB1に貼り付けられる。そして、第2ポジションP2に移動したプレスローラ6は、半導体ウエハB1へのフイルムA2の貼付が完了した時点で、第1ポジションP1へ戻るように移動制御される。本実施形態のフイルム貼付装置1では、上記のように一旦剥離されたフイルムA2がプレスローラ6で半導体ウエハB1に貼り付けられるから、プレスローラ6が貼付ローラとして機能する構成になっている。
フイルム貼付ステージS1の上方には切断手段24が設けられている。この切断手段24は、半導体ウエハB1に貼り付けられたフイルムA2を、半導体ウエハB1の外形に沿って切り抜く手段である。この切断手段の具体的な構成として、本実施形態では、フイルム貼付ステージS1上方のスタンバイ位置P3からフイルム貼付ステージS1に向かってZ軸方向にカッタ刃25が下降し、この下降したカッタ刃25が貼付テーブル18上の半導体ウエハB1の中心軸線周りに1回転することで、半導体ウエハB1に貼り付けられているフイルムA2が該半導体ウエハB1の外形に沿って切り抜かれる構造を採用している。
尚、カッタ刃25は、カッタ支持部材26を介してカッタ回転モータ27の出力軸に取り付けられ、カッタ回転モータ27により回転駆動される構成になっている。また、このカッタ支持部材26やカッタ回転モータ27等からなる回転機構は、カッタ上下用ロボット28のアーム29に取り付けられている。そして、そのカッタ上下用ロボット28により、カッタ刃25とその回転機構全体がZ軸方向に移動する構造になっている。
以上の説明から分かるように、フイルム貼付装置1は、第1ポジションP1に位置するプレスローラ6と受ローラ7との間に、ダンサローラ10から送られてくる剥離シートA1、すなわち剥離ローラ5で剥離した剥離シートA1と、切断手段24で切り抜かれたフイルムA2とが供給され、この切り抜かれたフイルムA2と迂回後の剥離シートA1とが、プレスローラ6と受ローラ7の押圧力で再接合し、最終的に巻取ローラ13で同時に巻き取られる構成となっている。この構成に加えて更に、フイルム貼付装置1は、上記のような巻取ローラ13による同時巻取の前に、フイルムA2の切り抜き穴Cに対して、一旦剥離された剥離シートA1を貼り付ける機構も採用している。
フイルムA2の切り抜き穴Cへの剥離シートA1の上記貼付機構は、プレスローラ6と受ローラ7を含む構成になっている。すなわち、本実施形態の場合、プレスローラ6と受ローラ7はそれぞれ上述の通りX軸方向のスライドが可能となっており、このスライドにより、プレスローラ6と受ローラ7は、同時に、第1ポジションP1から第2ポジションP2に向かってスライドする(図3、図4参照)。この際、駆動ローラ11はロック状態とされ、受ローラ7が第2ポジションP2に向かってスライドすることによって一旦剥離された剥離シートA1が、ダンサローラ10をスロット16に沿ってZ軸方向に引き上げながら、切り抜かれたフイルムA2の粘着面に貼り付けられ再接合する。そして、第2ポジションP2に移動したプレスローラ6と受ローラ7は、貼付完了後に、駆動ローラ11、巻取ローラ13の駆動に同期して第1ポジションP1へ戻るように移動制御される。
尚、本実施形態では、受ローラ7の第1ポジションP1とダンサローラ10の最大上昇点との間に、折り曲げポイントローラ30を設けるとともに、剥離シートA1の引上げ時において、この折り曲げポイントローラ30で当該剥離シートA1を受ローラ7の進行方向に折り曲げることにより、折り曲げポイントローラ30からダンサローラ10までの間では、垂直に剥離シートA1が引き上げられるように構成されている。
次に、上記の如く構成されたフイルム貼付装置1について、その全体的な動作を説明する。
まず、ロール状に巻回された状態の原反Aを原反支持軸2に搭載し、繰出ローラ4とピンチローラ3との間に挟み込む。そして、その原反Aを、剥離ローラ5を境に剥離シートA1とフイルムA2に分離させ、剥離シートA1は、第1、第2の迂回ローラ8,9並びにダンサローラ10に掛け回し、プレスローラ6、受ローラ7間へと導く。前記フイルムA2は、剥離ローラ5から直接プレスローラ6、受ローラ7間へと導くことによって剥離シートA1とフイルムA2が再接合されるようにセットする。
その後再接合された剥離シートA1とフイルムA2は、駆動ローラ11、ピンチローラ12間を通り、巻取ローラ13へ掛け回しておく。
次に、自動貼付を行う信号が図示しない制御装置に入力されると、繰出ローラ4と駆動ローラ11とがフイルムA2に所定の張力が加わるように張力コントロールを行い、それらローラ4、11とがロック状態となり、これによりセット完了となる。そして、貼付テーブル18上に半導体ウエハB1をセットする動作が行われる。この動作は、図2および図3のように、Y軸方向への貼付テーブル18のスライドにより、フイルム貼付ステージS1から段取りステージS2まで、貼付テーブル18が引き出され、貼付テーブル18上の定位置に半導体ウエハB1が搬送されてくる。この搬送は、人手作業でも、搬送用の装置を介してでもよい。そして、貼付テーブル18上での半導体ウエハB1の位置決め固定が完了すると、当該貼付テーブル18は、フイルム貼付ステージS1へ戻り、剥離ローラ5で剥離したフイルムA2の直下にセットされる。
上記段取り作業が完了すると、フイルム貼付装置1では、半導体ウエハB1へのフイルムA2の貼付動作が行われる。すなわち、最初に、上記の如くフイルムA2の直下にセットされた貼付テーブル18がZ軸方向に上昇する。これにより、図1のように貼付テーブル18上の半導体ウエハB1がフイルムA2の粘着面に接近する。この状態で、最初に、図1に示す第1ポジションP1にあるプレスローラ6がZ軸方向に下降することによりフイルムA2を挟んで半導体ウエハB1に当接する。そして、プレスローラ6が、X軸方向にフイルムA2の表面を押圧しながら第2ポジションP2まで走行する。これにより、フイルムA2が半導体ウエハB1に貼り付くこととなる。そして、プレスローラ6はZ軸方向上方に退避し、折り返して第1ポジションP1に戻る。
上記のような半導体ウエハB1へのフイルムA2の貼付動作が完了すると、フイルム貼付装置1では、切断動作が行われる。すなわち、スタンバイ位置P3からフイルム貼付ステージS1に向かってカッタ刃25がZ軸方向に下降する。このときカッタ刃25の先端は、貼付テーブル18に設けられた半導体ウエハB1の外周と略同形状の溝18aに入り込むため、貼付テーブル18及びカッタ刃25を傷つけることはない。そして、下降したカッタ刃25の刃先が半導体ウエハB1の外周縁に斜めに接し、この状態で、カッタ刃25が半導体ウエハB1の中心軸線周りに1回転する。これにより、半導体ウエハB1に貼り付けられているフイルムA2が半導体ウエハB1の外形に沿って切り抜かれる。そして、カッタ刃25は元のスタンバイ位置P3へ戻る。
上記切断動作が完了すると、フイルムA2の分離動作が行われる。この動作は、上記のように上昇している貼付テーブル18がZ軸方向に下降する。これにより、フイルムA2全体のうち、カッタ刃25で切り抜かれた部分だけが、分離し半導体ウエハB1に貼り付いた状態のまま、半導体ウエハB1と一緒に下降し、Y軸方向にスライドすることによって、段取りステージS2まで引き出され、段取りステージS2で半導体ウエハB1の着脱交換作業が行われる。残ったフイルムA2には、切り抜き穴Cとして、半導体ウエハB1の外形に相当する穴が開く(図2、図3参照)。
上記分離動作が完了すると、フイルムA2の切り抜き穴Cへの剥離シートA1の貼付動作が行われる。すなわち、図4(a)に示すように第1ポジションP1にあるプレスローラ6が再びZ軸方向に下降し、受ローラ7とでフイルムA2と剥離フイルムA1とを挟み込み、図3、図4(b)に示すように第2ポジションP2まで移動する。これにより、ダンサローラ10に掛け回されている剥離シートA1が、上方に引き上げられながら、切り抜かれたフイルムA2の粘着面に貼り付けられ、これにより、切り抜かれたフイルムA2と剥離シートA1とが再接合し、フイルムA2の切り抜き穴Cが剥離シートA1で塞がれた状態となる。
上記のようなフイルムA2と剥離シートA1との再接合動作が完了すると、繰出ローラ4と駆動ローラ11のロックが解除され、切り抜かれたフイルムA2と剥離シートA1とを同時に巻き取る動作と、原反Aを繰り出す動作とが同時に行われ、それに同期してプレスローラ6と受ローラ7を第2ポジションP2から第1ポジションP1へ戻す動作が行われる。1回の巻取量は、プレスローラ6、受ローラ7のストローク量と略等しく、半導体ウエハB1の直径より少し長いストローク量でよい。
そして、上記巻取ローラ13で巻き取られた分だけ、原反支持軸2で支持されている原反Aが繰り出され、フイルム貼付ステージS1には、穴のない新しいフイルムA2の部位が新規に導き出され、次の半導体ウエハにフイルムを貼り付ける準備に入る。
上記実施形態によると、切り抜かれたフイルムA2と剥離シートA1とを同時に巻き取る前に該フイルムA2の切り抜き穴Cを塞ぐように、剥離した剥離シートA1を貼り付ける構成を採用したため、切り抜かれたフイルムA2と剥離シートA1が同時に巻き取られる際に、フイルムA2の切り抜き穴Cが剥離シートA1で補強された状態となっているから、フイルムA2における次の半導体ウエハの貼付予定位置に皺D(図5参照)が発生せず、皺Dや気泡のない良好な状態でフイルムA2を次の半導体ウエハB1に貼り付けることができ、後工程での半導体ウエハB1のバックグラインドを高精度に行うことが可能となる。また、剥離シートA1によってフイルムA2の切り抜き穴Cを塞ぐように貼り付けて補強する構成なので、貴重で高価なフイルムA2を無駄に消費することもない。さらに、上記のような剥離シートA1での切り抜き穴Cを塞ぐことにより、フイルム巻取時におけるフイルムA2の伸びやフイルムA2内部に蓄積される引張り残留応力が減少するため、そのような応力でバックグラインド後に半導体ウエハが反り返って破損するといった不具合を効果的に防止することもできる。
上記実施形態では、プレスローラ6がフイルムA2の表面を自転する構成を採用しているが、その自転方式については、フイルムA2との接触摩擦力により回転する方式、モータにより自転する方式があり、いずれの方式を採用してもよい。また、フイルムを貼り付ける被着体は、半導体ウエハに限らず、光ディスクや、鋼板、硝子等にも使用できる。
本発明に係る巻取装置、巻取方法を適用したフイルム貼付装置の正面図。 図1のフイルム貼付装置の平面図。 図1のフイルム貼付装置の一部の斜視図。 図4は図1のフイルム貼付装置の動作説明図であり、図中(a)はプレスローラと受ローラが第1ポジションに位置するときの説明図、図中(b)はプレスローラと受ローラが第2ポジションまでスライドしたときの説明図である。 従来のフイルム貼付装置でフイルム(保護テープ)を貼り付ける際のフイルム状態の説明図。
符号の説明
1 フイルム貼付装置
2 原反支持軸(原反支持手段)
5 剥離ローラ
6 プレスローラ
7 受ローラ
8 第1の迂回ローラ
9 第2の迂回ローラ
13 巻取ローラ
24 切断手段
25 カッタ刃
A 原反
A1 剥離シート
A2 フイルム
B 被着体
B1 半導体ウエハ
C 切り抜き穴
S1 フイルム貼付ステージ

Claims (8)

  1. 所定形状に切り抜かれ縁部が細くなったフイルムを巻き取る装置において、
    上記フイルムを巻き取る前に該フイルムの切り抜き穴を塞ぐようにシートを貼り付ける機構を設けたこと
    を特徴とする巻取装置。
  2. 帯状の剥離シートに帯状のフイルムが仮着された原反を剥離シートとフイルムとに一旦剥離し、それらを再接合する迂回手段を備え、該迂回手段で剥離した上記フイルムを被着体に貼り付け、この貼り付けたフイルムを所定形状に切り抜いた後、その切り抜かれたフイルムと上記剥離シートとを同時に巻き取る装置において、
    上記切り抜かれたフイルムと上記剥離シートとを同時に巻き取る前に該フイルムの切り抜き穴を塞ぐように、上記迂回手段で剥離した上記剥離シートを貼り付ける機構を設けたこと
    を特徴とする巻取装置。
  3. 上記被着体は半導体ウエハであることを特徴とする請求項2に記載の巻取装置。
  4. 上記貼付手段は貼付ローラを含むことを特徴とする請求項2または3のいずれかに記載の巻取装置。
  5. 所定形状に切り抜かれ縁部が細くなったフイルムを巻き取る方法において、
    上記フイルムを巻き取る前に該フイルムの切り抜き穴を塞ぐようにシートを貼り付けること
    を特徴とする巻取方法。
  6. 帯状の剥離シートに帯状のフイルムが仮着された原反を剥離シートとフイルムとに一旦剥離し、それらを再接合する迂回手段を備え、該迂回手段で剥離した上記フイルムを被着体に貼り付け、この貼り付けたフイルムを所定形状に切り抜いた後、その切り抜かれたフイルムと上記剥離シートとを同時に巻き取る方法において、
    上記切り抜かれたフイルムと上記剥離シートとを同時に巻き取る前に、該フイルムの切り抜き穴を塞ぐように、上記迂回手段で剥離した上記剥離シートを貼り付けること
    を特徴とする巻取方法。
  7. 上記被着体は、半導体ウエハであることを特徴とする請求項6に記載の巻取方法。
  8. 上記貼付手段は、貼付ローラを含むことを特徴とする請求項6または7のいずれかに記載の巻取方法。
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