JP2006262150A - 被管理装置、被管理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 管理装置と通信可能な被管理装置において、予め定められた所定の通知タイミングにその被管理装置の状態に関する情報である状態情報を上記管理装置に送信させると共に、上記被管理装置の電源投入時に、上記状態情報が変化するような動作を行う前に、上記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断させ、過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に記憶していた最新の状態情報を、その状態情報が変化するような動作を行う前に上記管理装置に送信させるようにした。
【選択図】 図6
Description
そして、このような集中管理方式においては、図10に示すように、複写機91に、データ取得装置92を接続し、管理装置93に、このデータ取得装置92を介して複写機91のコピー枚数のデータを収集させるようにしている。
なお、この場合の通信経路94,95としては、専用ケーブル、ネットワーク、電話回線等の利用が考えられる。
このような集中管理方式については、例えば特許文献1に記載されている。
また、データ取得装置92を省略し、複写機91と管理装置93とが直接通信するようにした場合、所定の通知タイミングで複写機91の電源がOFFされていると、管理装置93はその時点での複写機91におけるカウント値が取得できないという問題があった。
そして、上記の各被管理装置において、上記第1及び第2の送信手段を、上記状態情報のうち、その被管理装置の管理者が選択した情報を上記管理装置に送信する手段とするとよい。
さらに、上記状態情報を、課金に使用する情報とするとよい。
また、この発明の記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータに被管理装置を制御させて上記のような被管理装置の特徴を実現し、同様な効果を得ることができる。
この発明の記録媒体によれば、上記のプログラムを記憶していないコンピュータにそのプログラムを読み出させて実行させ、上記の効果を得ることができる。
まず、図1に、この発明の被管理装置と、その被管理装置を管理する管理装置とからなる管理システムの構成例を示す。
図1に示すように、この管理システム1は、被管理装置10と管理装置20とを、通信経路30を介して通信可能なように配置して構成したものである。ここで、通信経路30としては、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、電話回線を始め、有線、無線を問わず、任意のものを使用可能である。
この図に示すように、被管理装置10は、CPU11,ROM12,RAM13,不揮発性メモリ14,通信インタフェース(I/F)15,タイマ16,エンジン部17を備え、これらがシステムバス18により接続されている。
ROM12は、不揮発性の記憶手段であり、CPU11が実行するプログラムや、固定的なパラメータ等を記憶する。ROM12を書き換え可能な記憶手段として構成し、これらのデータをアップデートできるようにしてもよい。
不揮発メモリ14は、フラッシュメモリやHDD(ハードディスクドライブ)等による書き換え可能な不揮発性記憶手段であり、CPU11が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶する。
タイマ16は、時刻の情報を供給する時計手段であり、この情報は、例えば被管理装置10から管理装置20へ情報の送信を行うタイミングを判断するために使用する。
この実施形態の特徴は、この点であるので、以下、この特徴を実現するための被管理装置10の構成及び動作について説明する。
図3に示すように、被管理装置10においては、不揮発メモリ14に、状態情報エリア40を設け、その中に、最新状態エリア41、テンポラリエリア42、送信情報エリア43を設けている。
この図に示すエリアのうち、最新状態エリア41は、計測対象の値を常に保持しておくためのエリアであり、ここに記録する状態情報は、随時必要な値や状況を検出して作成する。例えば、被管理装置10が画像処理装置であれば、プリントが行われたことを検出したらプリント枚数カウンタをインクリメントしたり、装置の稼働中はそれに応じて累積稼働時間を増加させたり、ジャムを検出した場合にジャム回数カウンタをインクリメントする等である。
図5には、被管理装置10が管理装置20に状態情報を通知する通知タイミングにおいて、被管理装置10の電源がONである場合の例を示している。
この図に示すとおり、被管理装置10は、電源がONであれば、定期的に最新状態エリア41の状態情報をテンポラリエリア42にコピーすることにより、テンポラリエリア42に、最新の状態情報を保存する。そして、予め日時等により定められた通知タイミングに、テンポラリエリア42の状態情報を、送信情報エリア43にコピーすると共に、管理装置20に送信する。そして、その送信に関わらず、最新状態エリア41からテンポラリエリア42への状態情報のコピーは継続する。
この図に示すとおり、被管理装置10は、電源がONである間は、図5の場合と同様、定期的に最新状態エリア41の状態情報をテンポラリエリア42にコピーし、以前の情報を上書きすることにより、テンポラリエリア42に最新の状態情報を保存する。また、電源がOFFである間は、このコピーを行うことができないので、次に電源が投入された時点では、テンポラリエリア42には、電源切断時の最新状態エリア41の状態情報(符号Xで示した時点の情報)が記録されているはずである。そして、被管理装置10を稼動させなければ変化しないような状態情報(例えばコピー枚数や稼働時間等)については、通知タイミングの時点でも、同じ値となっているはずである。
また、テンポラリエリア42から送信情報エリア43に状態情報をコピーした後は、最新状態エリア41からテンポラリエリア42への状態情報の定期的なコピーを行ってよい。
被管理装置10のCPU11は、図7のフローチャートに示す処理を、一定時間置きに実行するようにしている。この間隔は、テンポラリエリア42に状態情報を保存する間隔とするとよい。
そして、この処理においては、まずステップS11で、所定の通知タイミングを過ぎたか否か判断し、過ぎていなければ、ステップS12に進んで最新状態エリアの状態情報を取得し、ステップS13でその取得した状態情報をテンポラリエリア42にコピーして、処理を終了する。
以上の処理において、ステップS11の処理が判断手順の処理であり、この処理において、CPU11が判断手段として機能する。また、ステップS15の処理が第1及び第2の送信手順の処理であり、この処理において、CPU11が第1及び第2の送信手段として機能する。
被管理装置10には、管理者権限のあるユーザがPC(パーソナルコンピュータ)からウェブブラウザを用いてアクセスしたり、操作パネルから所定の操作を行ったりした際に、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)として、PCのディスプレイや自身に備えるディスプレイに、図8に示すような設定画面110を表示させる機能を設けるとよい。
また、設定画面110では、閲覧ボタン113により、状態情報の閲覧を指示することもできるようにしており、このボタンが押下された場合、被管理装置10は、閲覧画面(図示は省略した)をディスプレイに表示させてユーザに状態情報を呈示するようにするとよい。この時呈示する情報は、最新情報エリア41の情報又はテンポラリエリア42の情報とするとよい。
例えば、被管理装置10が管理装置20に送信する状態情報は、必ずしも自身の状態に関する情報でなくてもよく、被管理装置10が使用する消耗品の状態に関する情報であってもよい。
被管理装置10としては、図9に示すように、CPU51及び、センサ等による消耗度検出部52を備え、自律的に消耗部54の消耗度を計測して、その結果を状態情報としてメモリ53に記録するような消耗品50を使用するものも考えられる。このような消耗品50としては、例えば画像処理装置において使用するプロセスカートリッジやトナーカートリッジが考えられる。
このようにすれば、上述した実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。そして、このようにして収集した消耗品の消耗度合いの情報を利用して、被管理装置10のユーザに課金するようにすることも考えられる。
また、上記のような消耗品50を利用する場合であっても、検出する状態情報は消耗度に限られることはなく、また、状態情報を記録するメモリは被管理装置10側のものを用いてもよい。さらに、消耗度も、被管理装置10の本体側のセンサ等を利用して計測してもよいが、この場合には、消耗品50の状態に関する情報も、被管理装置10の状態に関する情報と区別する必要はない。さらに、消耗品ではなく、消耗を前提としない部材について、上記の消耗品50の場合と同様な取り扱いを行ってもよい。
あるいは、センサによる計測値を、メモリに格納することなく、最新状態エリア41に記録されている状態情報と同様に取り扱うようにしてもよい。すなわち、定期的にセンサによる計測値をサンプリングして状態情報としてテンポラリエリア42に記憶させるようにすることも考えられる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
従って、この発明を利用することにより、信頼性の高い管理システムを構成することができる。
Claims (7)
- 管理装置と通信可能な被管理装置であって、
当該被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手段と、
予め定められた所定の通知タイミングに前記状態情報を前記管理装置に送信する第1の送信手段と、
当該被管理装置の電源投入時に、前記状態情報が変化するような動作を行う前に、前記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、
該手段が前記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に前記記憶手段に記憶されていた最新の状態情報を、該状態情報が変化するような動作を行う前に前記管理装置に送信する第2の送信手段とを設けたことを特徴とする被管理装置。 - 管理装置と通信可能であり、自身の状態に関する情報である状態情報を取得する手段を備える部材を使用する被管理装置であって、
予め定められた所定の通知タイミングに前記状態情報を取得して前記管理装置に送信する第1の送信手段と、
当該被管理装置の電源投入時に、該状態情報が変化するような動作を行う前に、前記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、
該手段が前記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時の最新の状態情報を、前記状態情報が変化するような動作を行う前に前記管理装置に送信する第2の送信手段とを設けたことを特徴とする被管理装置。 - 請求項1又は2記載の被管理装置であって、
前記第1及び第2の送信手段が、前記状態情報のうち、当該被管理装置の管理者が選択した情報を前記管理装置に送信する手段であることを特徴とする被管理装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一項記載の被管理装置であって、
前記状態情報が、課金に使用する情報であることを特徴とする被管理装置。 - 管理装置と通信可能な被管理装置の制御方法であって、
前記被管理装置に、
その被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手順と、
予め定められた所定の通知タイミングに前記状態情報を前記管理装置に送信する第1の送信手順と、
前記被管理装置の電源投入時に、前記状態情報が変化するような動作を行う前に、前記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手順と、
該手順で前記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に記憶していた最新の状態情報を、該状態情報が変化するような動作を行う前に前記管理装置に送信する第2の送信手順とを実行させることを特徴とする被管理装置の制御方法。 - 管理装置と通信可能な被管理装置を制御するコンピュータを、
該被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手段と、
予め定められた所定の通知タイミングに前記状態情報を前記管理装置に送信する第1の送信手段と、
前記被管理装置の電源投入時に、前記状態情報が変化するような動作を行う前に、前記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、
該手段が前記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に前記記憶手段に記憶されていた最新の状態情報を、該状態情報が変化するような動作を行う前に前記管理装置に送信する第2の送信手段として機能させるためのプログラム。 - 請求項6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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