JP2006262150A - 被管理装置、被管理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 - Google Patents

被管理装置、被管理装置の制御方法、プログラム及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 取得予定のタイミングに被管理装置の電源がOFFであっても、管理装置が被管理装置からその時点の情報を取得できるようにする。
【解決手段】 管理装置と通信可能な被管理装置において、予め定められた所定の通知タイミングにその被管理装置の状態に関する情報である状態情報を上記管理装置に送信させると共に、上記被管理装置の電源投入時に、上記状態情報が変化するような動作を行う前に、上記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断させ、過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に記憶していた最新の状態情報を、その状態情報が変化するような動作を行う前に上記管理装置に送信させるようにした。
【選択図】 図6

Description

この発明は、管理装置に情報を送信する機能を有する被管理装置、このような被管理装置を制御する制御方法、コンピュータにこのような被管理装置を制御させるためのプログラム、およびこのようなプログラムを記録した記録媒体に関する。
従来から、複写機において、コピーを行った枚数を計数できるようにし、管理装置において、多数の複写機からコピー枚数の情報を収集して集計することにより、コピー経費の管理等に利用できるようにした複写機の集中管理方式が知られている。
そして、このような集中管理方式においては、図10に示すように、複写機91に、データ取得装置92を接続し、管理装置93に、このデータ取得装置92を介して複写機91のコピー枚数のデータを収集させるようにしている。
より具体的には、複写機91には自身のコピー枚数をカウントさせる一方、データ取得装置92に、複写機91からそのカウント値を定期的に取得させ、記憶させる。そして、所定の締日に、データ取得装置92から管理装置93に、複写機91におけるコピー枚数として記憶しているカウント値を送信させるようにしている。
なお、この場合の通信経路94,95としては、専用ケーブル、ネットワーク、電話回線等の利用が考えられる。
そして、以上のような動作を行わせることにより、締日の通知タイミングで複写機91の電源がOFFになっている場合でも、データ取得装置92の電源がONであれば、管理装置93に、データ取得装置92が複写機91から取得してあるコピー枚数を通知することができる。
このような集中管理方式については、例えば特許文献1に記載されている。
特許第3221734号公報
しかしながら、上記のような集中管理方式においては、被管理装置である複写機91と、管理装置93の他に、データ取得装置92が必要となる。そしてこのため、装置の設置や接続が煩雑であるという問題があった。
また、データ取得装置92を省略し、複写機91と管理装置93とが直接通信するようにした場合、所定の通知タイミングで複写機91の電源がOFFされていると、管理装置93はその時点での複写機91におけるカウント値が取得できないという問題があった。
このような問題は、被管理装置が複写機以外の装置であっても、また、管理装置93が取得する情報が、コピー枚数以外の情報であっても、管理装置が被管理装置から、その被管理装置の状態に関する情報や、その被管理装置が使用する部材に関する情報を取得しようとする場合には、同様に生じるものである。
この発明は、このような問題を解決し、管理装置が被管理装置から、その被管理装置の状態に関する情報やその被管理装置が使用する部材に関する情報を取得しようとする場合において、取得予定のタイミングに被管理装置の電源がOFFであっても、その時点の情報を取得できるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するため、この発明の被管理装置は、管理装置と通信可能な被管理装置において、その被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手段と、予め定められた所定の通知タイミングに上記状態情報を上記管理装置に送信する第1の送信手段と、その被管理装置の電源投入時に、上記状態情報が変化するような動作を行う前に、上記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、その手段が上記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に上記記憶手段に記憶されていた最新の状態情報を、その状態情報が変化するような動作を行う前に上記管理装置に送信する第2の送信手段とを設けたものである。
また、管理装置と通信可能であり、自身の状態に関する情報である状態情報を取得する手段を備える部材を使用する被管理装置において、予め定められた所定の通知タイミングに上記状態情報を取得して上記管理装置に送信する第1の送信手段と、その被管理装置の電源投入時に、その状態情報が変化するような動作を行う前に、上記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、その手段が上記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時の最新の状態情報を、上記状態情報が変化するような動作を行う前に上記管理装置に送信する第2の送信手段とを設けたものである。
そして、上記の各被管理装置において、上記第1及び第2の送信手段を、上記状態情報のうち、その被管理装置の管理者が選択した情報を上記管理装置に送信する手段とするとよい。
さらに、上記状態情報を、課金に使用する情報とするとよい。
また、この発明の被管理装置の制御方法は、管理装置と通信可能な被管理装置の制御方法において、上記被管理装置に、その被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手順と、予め定められた所定の通知タイミングに上記状態情報を上記管理装置に送信する第1の送信手順と、上記被管理装置の電源投入時に、上記状態情報が変化するような動作を行う前に、上記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手順と、その手順で上記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に記憶していた最新の状態情報を、その状態情報が変化するような動作を行う前に上記管理装置に送信する第2の送信手順とを実行させるようにしたものである。
また、この発明のプログラムは、管理装置と通信可能な被管理装置を制御するコンピュータを、その被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手段と、予め定められた所定の通知タイミングに上記状態情報を上記管理装置に送信する第1の送信手段と、上記被管理装置の電源投入時に、上記状態情報が変化するような動作を行う前に、上記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、その手段が上記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に上記記憶手段に記憶されていた最新の状態情報を、その状態情報が変化するような動作を行う前に上記管理装置に送信する第2の送信手段として機能させるためのプログラムである。
また、この発明の記録媒体は、上記のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
以上のようなこの発明の被管理装置または被管理装置の制御方法によれば、管理装置が被管理装置から、その被管理装置の状態に関する情報やその被管理装置が使用する部材に関する情報を取得しようとする場合において、取得予定のタイミングに被管理装置の電源がOFFであっても、その時点の情報を取得できるようにすることができる。
また、この発明のプログラムによれば、コンピュータに被管理装置を制御させて上記のような被管理装置の特徴を実現し、同様な効果を得ることができる。
この発明の記録媒体によれば、上記のプログラムを記憶していないコンピュータにそのプログラムを読み出させて実行させ、上記の効果を得ることができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
まず、図1に、この発明の被管理装置と、その被管理装置を管理する管理装置とからなる管理システムの構成例を示す。
図1に示すように、この管理システム1は、被管理装置10と管理装置20とを、通信経路30を介して通信可能なように配置して構成したものである。ここで、通信経路30としては、インターネット、LAN(ローカルエリアネットワーク)、電話回線を始め、有線、無線を問わず、任意のものを使用可能である。
また、被管理装置10としては、例えば、プリンタ,FAX装置,デジタル複写機,スキャナ装置,デジタル複合機等の画像処理装置のほか、汎用コンピュータ,ネットワーク家電,自動販売機,医療機器,電源装置,空調システム,ガス・水道・電気等の計量システム,自動車,航空機等の電子機器に通信機能を持たせた通信装置が考えられる。
そして、管理装置20は、被管理装置10を管理する装置であるが、ここでいう管理とは、管理対象から情報を取得し、その情報に基づいて何らかの動作を行うことである。例えば、管理装置20において管理対象の各画像処理装置における画像形成枚数を集計したり、管理対象の装置からの異常発生通知に対応して適当なサービスセンタに通報を行い、修理担当者の派遣を促したり、管理対象装置のファームウェアのバージョン情報を取得し、そのバージョンが古いものであった場合に新しいファームウェアを送信して更新させたりといった動作が考えられる。また、単に管理対象から取得した情報を蓄積するような動作(例えば動作ログの作成)も含む。そして、このような動作は、管理装置20と、管理対象となる被管理装置10とが動作要求を送受信し、両者が連携して処理を行うことにより実現することができる。
次に、図2に、図1に示した被管理装置10のハードウェア構成を示す。
この図に示すように、被管理装置10は、CPU11,ROM12,RAM13,不揮発性メモリ14,通信インタフェース(I/F)15,タイマ16,エンジン部17を備え、これらがシステムバス18により接続されている。
そして、CPU11は、被管理装置10全体を統括制御する制御手段であり、ROM12や不揮発メモリ14に記録された種々のプログラムを実行することにより、判断手段及び第1,第2の送信手段等の各手段として機能し、後述するようなこの実施形態の特徴に係る種々の機能を実現する。
ROM12は、不揮発性の記憶手段であり、CPU11が実行するプログラムや、固定的なパラメータ等を記憶する。ROM12を書き換え可能な記憶手段として構成し、これらのデータをアップデートできるようにしてもよい。
RAM13は、一時的に使用するデータを記憶したり、CPU11のワークメモリとして使用したりする記憶手段である。
不揮発メモリ14は、フラッシュメモリやHDD(ハードディスクドライブ)等による書き換え可能な不揮発性記憶手段であり、CPU11が実行するプログラムや、装置の電源がOFFされた後でも保持しておく必要があるパラメータの値等を記憶する。
通信I/F15は、被管理装置10を通信経路30に接続するためのインタフェースであり、例えばイーサネット(登録商標)方式の通信を行うためのネットワークインタフェースとすることができる。そして、通信経路30を介して他の装置と通信を行う場合、この通信I/F15とCPU11とが通信手段として機能する。なお、通信I/F15は、通信経路30の規格や使用する通信プロトコル等に応じて適切なものを用意する。また、複数の規格に対応させて複数の通信I/F15を設けることも当然可能である。
タイマ16は、時刻の情報を供給する時計手段であり、この情報は、例えば被管理装置10から管理装置20へ情報の送信を行うタイミングを判断するために使用する。
エンジン部17は、被管理装置10が、管理装置20による管理を受ける機能以外の、その装置本来の機能を提供するためのユニットである。これは、例えば被管理装置10がデジタル複合機(MFP)であれば、画像形成部、画像読取部、ファクシミリ通信ユニット等であり、CPU11がこれらの動作を適切に制御することにより、被管理装置10にコピー、プリント、スキャン、ファクシミリ通信等の種々の動作を実行させることができる。なお、この部分は、被管理装置10がどのような装置であるかにより大きく異なるものであるし、この実施形態の特徴とはあまり関係ないため、図示は簡単なものに留めている。また、装置の構成によっては、エンジン部17がなくてよい場合もある。
以上のような管理システム1において、被管理装置10は、自身の状態に関する情報である状態情報を記憶し、予め定められた所定の通知タイミングにおけるその状態情報を管理装置20に送信する機能を有する。この送信に際しては、所定の通知タイミングに被管理装置10の電源がONであれば、その時点で最新の情報を送信し、所定の通知タイミングに被管理装置10の電源がOFFであれば、それ以降初めて電源がONされた際に、状態情報が変化するような動作を行う前に、前回電源OFF時の最新の情報を送信するようにしている。
この実施形態の特徴は、この点であるので、以下、この特徴を実現するための被管理装置10の構成及び動作について説明する。
まず、図3に、被管理装置10に設ける状態情報記憶用の記憶領域の構成を示す。
図3に示すように、被管理装置10においては、不揮発メモリ14に、状態情報エリア40を設け、その中に、最新状態エリア41、テンポラリエリア42、送信情報エリア43を設けている。
そして、図4に、これらの各エリアに記憶させる情報を示す。
この図に示すエリアのうち、最新状態エリア41は、計測対象の値を常に保持しておくためのエリアであり、ここに記録する状態情報は、随時必要な値や状況を検出して作成する。例えば、被管理装置10が画像処理装置であれば、プリントが行われたことを検出したらプリント枚数カウンタをインクリメントしたり、装置の稼働中はそれに応じて累積稼働時間を増加させたり、ジャムを検出した場合にジャム回数カウンタをインクリメントする等である。
テンポラリエリア42は、最新状態エリアの状態情報を保存しておくためのエリアであり、ここには、十分短い間隔で定期的に最新状態エリアの状態情報を取得して保存する。十分短い間隔とは、最新状態エリア41とテンポラリエリア42の状態情報を同一又は許容誤差範囲内に保てるような間隔であるが、あまり頻繁に保存を行うと、その処理負荷が大きくなるので、保存間隔は、あまり短すぎない方がよい。
送信情報エリア43は、状態情報を管理装置20に送信する際にその時点の状態情報を保存しておくためのエリアであり、予め定められた通知タイミングあるいは、その通知タイミング経過後初めての起動時に、テンポラリエリア42の状態情報をコピーする。このような送信情報エリア43を設けておくことにより、通信異常等により管理装置20への状態情報の送信が失敗した場合でも、最初に送信を試みた時点での状態情報を再度利用して送信を行うことができる。
次に、図5及び図6を用いて、被管理装置10における、状態情報通知に関する処理のタイミングについて説明する。
図5には、被管理装置10が管理装置20に状態情報を通知する通知タイミングにおいて、被管理装置10の電源がONである場合の例を示している。
この図に示すとおり、被管理装置10は、電源がONであれば、定期的に最新状態エリア41の状態情報をテンポラリエリア42にコピーすることにより、テンポラリエリア42に、最新の状態情報を保存する。そして、予め日時等により定められた通知タイミングに、テンポラリエリア42の状態情報を、送信情報エリア43にコピーすると共に、管理装置20に送信する。そして、その送信に関わらず、最新状態エリア41からテンポラリエリア42への状態情報のコピーは継続する。
図6には、被管理装置10が管理装置20に状態情報を通知する通知タイミングにおいて、被管理装置10の電源がOFFである場合の例を示している。
この図に示すとおり、被管理装置10は、電源がONである間は、図5の場合と同様、定期的に最新状態エリア41の状態情報をテンポラリエリア42にコピーし、以前の情報を上書きすることにより、テンポラリエリア42に最新の状態情報を保存する。また、電源がOFFである間は、このコピーを行うことができないので、次に電源が投入された時点では、テンポラリエリア42には、電源切断時の最新状態エリア41の状態情報(符号Xで示した時点の情報)が記録されているはずである。そして、被管理装置10を稼動させなければ変化しないような状態情報(例えばコピー枚数や稼働時間等)については、通知タイミングの時点でも、同じ値となっているはずである。
そこで、被管理装置10においては、通知タイミングにおいて電源がOFFであった場合には、電源投入時に、最新状態エリア41の状態情報をテンポラリエリア42にコピーしてテンポラリエリア42の値が変わってしまう可能性が生じる前に、テンポラリエリアの状態情報を送信情報エリア43にコピーして管理装置20に送信するようにしている。このようにすれば、例え送信時期は予め定めた通知タイミングとずれたとしても、通知タイミング時点での状態情報を管理装置20に送信することができる。
また、テンポラリエリア42から送信情報エリア43に状態情報をコピーした後は、最新状態エリア41からテンポラリエリア42への状態情報の定期的なコピーを行ってよい。
次に、図7に、図5及び図6を用いて説明したような機能を実現するために被管理装置10のCPU11が実行する処理のフローチャートを示す。
被管理装置10のCPU11は、図7のフローチャートに示す処理を、一定時間置きに実行するようにしている。この間隔は、テンポラリエリア42に状態情報を保存する間隔とするとよい。
そして、この処理においては、まずステップS11で、所定の通知タイミングを過ぎたか否か判断し、過ぎていなければ、ステップS12に進んで最新状態エリアの状態情報を取得し、ステップS13でその取得した状態情報をテンポラリエリア42にコピーして、処理を終了する。
また、ステップS11で通知タイミングを過ぎていた場合には、ステップS14でテンポラリエリア42の状態情報を送信情報エリア43にコピーし、ステップS15で管理装置20に送信情報エリア43の状態情報を送信する。その後、ステップS16で通知タイミングを次回のものに更新して処理を終了する。ここでの更新は、例えば通知を月1回の締日に行うのであれば、通知タイミングを翌月の同じ日時にすればよいし、週1回であれば、翌週の同じ曜日の同じ時間にすればよい。
以上の処理において、ステップS11の処理が判断手順の処理であり、この処理において、CPU11が判断手段として機能する。また、ステップS15の処理が第1及び第2の送信手順の処理であり、この処理において、CPU11が第1及び第2の送信手段として機能する。
そして、以上の処理によれば、通知タイミングにおいて電源がONの場合には、所定の通知タイミングの経過後速やかに状態情報を管理装置20に送信することができる。また、電源がOFFの状態で、すなわち図7のフローチャートに示す処理が行われない状態で通知タイミングが過ぎてしまった場合には、電源投入後、テンポラリエリア42の状態情報が変化するような動作を行う前に、前回電源切断時にテンポラリエリア42に記憶されていた最新の状態情報を、管理装置20に送信することができる。
従って、管理装置20が状態情報を取得予定のタイミングに被管理装置10の電源がOFFであっても、その時点の情報を取得できるようにすることができる。そして、画像処理装置の場合のコピー枚数やプリント枚数のように、課金に使用する情報の場合には、所定の締日毎にその日までのカウント値を正確に把握する必要があるので、管理装置20においてこのような情報を収集する場合には、上述したような処理を利用することが、特に有効である。
なお、最新状態エリア41の状態情報が頻繁に更新されないことが明らかな場合、状態情報に、更新頻度が大きく異なる情報が含まれている場合等には、ステップS12及びS13の処理と、ステップS14乃至S16の処理とを、必ずしも1つのフローチャートで表現されるような処理にする必要はない。ただ、この場合でも、電源投入後、テンポラリエリア42の状態情報が変化するような動作を行う前に、ステップS11の判断を行い、これがYESの場合にステップS14乃至S16の処理を行うようにする。
また、最新状態エリア41やテンポラリエリア42に複数項目の状態情報を記憶させる場合であっても、その全てを管理装置20に送信することは必須ではない。さらに、管理装置20へ情報を送信するだけでなく、ユーザが被管理装置10が記憶している状態情報を参照することができるようにしてもよい。
ここで、図8に、ユーザが被管理装置10にこのような送信項目の設定や状態情報の参照を指示するための設定画面の例を示す。
被管理装置10には、管理者権限のあるユーザがPC(パーソナルコンピュータ)からウェブブラウザを用いてアクセスしたり、操作パネルから所定の操作を行ったりした際に、GUI(グラフィカルユーザインタフェース)として、PCのディスプレイや自身に備えるディスプレイに、図8に示すような設定画面110を表示させる機能を設けるとよい。
そして、この画面においては、項目選択部111で、チェックボックス112により、状態情報のうち管理装置20に通知する項目を選択できるようにするとよい。そして、ここで選択を受け付けた場合に、図7のステップS14及びS15の処理では、通知を行う項目のみコピーや送信を行うようにすればよい。
また、設定画面110では、閲覧ボタン113により、状態情報の閲覧を指示することもできるようにしており、このボタンが押下された場合、被管理装置10は、閲覧画面(図示は省略した)をディスプレイに表示させてユーザに状態情報を呈示するようにするとよい。この時呈示する情報は、最新情報エリア41の情報又はテンポラリエリア42の情報とするとよい。
以上で実施形態の説明を終了するが、装置の構成やデータの形式、処理内容等が、上述の実施形態で説明したものに限られないことはもちろんである。
例えば、被管理装置10が管理装置20に送信する状態情報は、必ずしも自身の状態に関する情報でなくてもよく、被管理装置10が使用する消耗品の状態に関する情報であってもよい。
図9に、このような場合の被管理装置の構成を示す。
被管理装置10としては、図9に示すように、CPU51及び、センサ等による消耗度検出部52を備え、自律的に消耗部54の消耗度を計測して、その結果を状態情報としてメモリ53に記録するような消耗品50を使用するものも考えられる。このような消耗品50としては、例えば画像処理装置において使用するプロセスカートリッジやトナーカートリッジが考えられる。
そして、このような場合に、メモリ53を上述した実施形態の最新状態エリア41として取り扱い、定期的にここに記憶している状態情報をテンポラリエリア42にコピーすると共に、被管理装置10自身の状態情報の場合と同様に管理装置20に通知するようにすることもできる。
このようにすれば、上述した実施形態の場合と同様な効果を得ることができる。そして、このようにして収集した消耗品の消耗度合いの情報を利用して、被管理装置10のユーザに課金するようにすることも考えられる。
なお、消耗品50をシステムバス18に接続せず、被管理装置10側と消耗品50側とが、無線通信によりデータを送受信するようにしてもよい。この場合、消耗品50側のCPU51やメモリ53を、ICチップとして構成するようにするとよい。
また、上記のような消耗品50を利用する場合であっても、検出する状態情報は消耗度に限られることはなく、また、状態情報を記録するメモリは被管理装置10側のものを用いてもよい。さらに、消耗度も、被管理装置10の本体側のセンサ等を利用して計測してもよいが、この場合には、消耗品50の状態に関する情報も、被管理装置10の状態に関する情報と区別する必要はない。さらに、消耗品ではなく、消耗を前提としない部材について、上記の消耗品50の場合と同様な取り扱いを行ってもよい。
また、電源投入時に、最新状態エリア41の情報が変化するような動作を行う前に、通知タイミング経過有無の判断と、経過していた場合の管理装置20への状態情報送信が可能である場合には、最新状態エリア41とテンポラリエリア42を分けて設ける必要はない。
あるいは、センサによる計測値を、メモリに格納することなく、最新状態エリア41に記録されている状態情報と同様に取り扱うようにしてもよい。すなわち、定期的にセンサによる計測値をサンプリングして状態情報としてテンポラリエリア42に記憶させるようにすることも考えられる。
また、以上の実施形態又は変形例で説明したプログラムは、コンピュータに、上述したような被管理装置を制御させるためのプログラムであり、このようなプログラムをコンピュータに実行させることにより、上述したような効果を得ることができる。
このようなプログラムは、はじめからコンピュータに備えるROMあるいはHDD等の記憶手段に格納しておいてもよいが、記録媒体であるCD−ROMあるいはフレキシブルディスク,SRAM,EEPROM,メモリカード等の不揮発性記録媒体(メモリ)に記録して提供することもできる。そのメモリに記録されたプログラムをコンピュータにインストールしてCPUに実行させるか、CPUにそのメモリからこのプログラムを読み出して実行させることにより、上述した各手順を実行させることができる。
さらに、ネットワークに接続され、プログラムを記録した記録媒体を備える外部機器あるいはプログラムを記憶手段に記憶した外部機器からダウンロードして実行させることも可能である。
以上説明してきたように、この発明の被管理装置、被管理装置の制御方法、プログラム又は記録媒体によれば、管理装置が被管理装置から、その被管理装置の状態に関する情報やその被管理装置が使用する部材に関する情報を取得しようとする場合において、取得予定のタイミングに被管理装置の電源がOFFであっても、その時点の情報を取得できるようにすることができる。
従って、この発明を利用することにより、信頼性の高い管理システムを構成することができる。
この発明の被管理装置と、その被管理装置を管理する管理装置とからなる管理システムの構成例を示すブロック図である。 図1に示した被管理装置のハードウェア構成を示す図である。 同じく被管理装置に設ける状態情報記憶用の記憶領域の構成を示す図である。 図3に示した各エリアに記憶させる情報について説明するための図である。 被管理装置が管理装置に状態情報を通知する処理に関し、その通知タイミングにおいて被管理装置の電源がONである場合について説明するための図である。
同じく、通知タイミングにおいて被管理装置の電源がOFFである場合について説明するための図である。 状態情報の通知に関して被管理装置のCPUが実行する処理のフローチャートである。 設定画面の例を示す図である。 消耗品を使用する被管理装置のハードウェア構成例を示す図2と対応する図である。 従来の管理システムの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1:管理システム、10:被管理装置、11,51:CPU、12:ROM、13:RAM、14:不揮発性メモリ、15:通信I/F、16:タイマ、17:エンジン部、18:システムバス、20:管理装置、30:通信経路、40:状態情報エリア、41:最新状態エリア、42:テンポラリエリア、43:送信情報エリア、50:消耗品、52:消耗度検出部、53:メモリ、54:消耗部

Claims (7)

  1. 管理装置と通信可能な被管理装置であって、
    当該被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手段と、
    予め定められた所定の通知タイミングに前記状態情報を前記管理装置に送信する第1の送信手段と、
    当該被管理装置の電源投入時に、前記状態情報が変化するような動作を行う前に、前記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、
    該手段が前記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に前記記憶手段に記憶されていた最新の状態情報を、該状態情報が変化するような動作を行う前に前記管理装置に送信する第2の送信手段とを設けたことを特徴とする被管理装置。
  2. 管理装置と通信可能であり、自身の状態に関する情報である状態情報を取得する手段を備える部材を使用する被管理装置であって、
    予め定められた所定の通知タイミングに前記状態情報を取得して前記管理装置に送信する第1の送信手段と、
    当該被管理装置の電源投入時に、該状態情報が変化するような動作を行う前に、前記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、
    該手段が前記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時の最新の状態情報を、前記状態情報が変化するような動作を行う前に前記管理装置に送信する第2の送信手段とを設けたことを特徴とする被管理装置。
  3. 請求項1又は2記載の被管理装置であって、
    前記第1及び第2の送信手段が、前記状態情報のうち、当該被管理装置の管理者が選択した情報を前記管理装置に送信する手段であることを特徴とする被管理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項記載の被管理装置であって、
    前記状態情報が、課金に使用する情報であることを特徴とする被管理装置。
  5. 管理装置と通信可能な被管理装置の制御方法であって、
    前記被管理装置に、
    その被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手順と、
    予め定められた所定の通知タイミングに前記状態情報を前記管理装置に送信する第1の送信手順と、
    前記被管理装置の電源投入時に、前記状態情報が変化するような動作を行う前に、前記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手順と、
    該手順で前記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に記憶していた最新の状態情報を、該状態情報が変化するような動作を行う前に前記管理装置に送信する第2の送信手順とを実行させることを特徴とする被管理装置の制御方法。
  6. 管理装置と通信可能な被管理装置を制御するコンピュータを、
    該被管理装置の状態に関する情報である状態情報を記憶する記憶手段と、
    予め定められた所定の通知タイミングに前記状態情報を前記管理装置に送信する第1の送信手段と、
    前記被管理装置の電源投入時に、前記状態情報が変化するような動作を行う前に、前記所定の通知タイミングを過ぎているか否かを判断する判断手段と、
    該手段が前記所定の通知タイミングを過ぎていると判断した場合に、前回電源切断時に前記記憶手段に記憶されていた最新の状態情報を、該状態情報が変化するような動作を行う前に前記管理装置に送信する第2の送信手段として機能させるためのプログラム。
  7. 請求項6記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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