JP2004328648A - 録画再生システム、ホスト装置、および録画再生装置 - Google Patents

録画再生システム、ホスト装置、および録画再生装置 Download PDF

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孝明 稲木
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Abstract

【課題】録画再生システムにおいて予約による処理を実行中、この処理を制御するホスト装置側の電力供給が停止した場合でも、電力供給が再開した後の処理に関して、処理の中断や、不必要に処理を継続する等の不都合を防止する。
【解決手段】STB装置10は、予約録画の開始を指令するときSTB装置の装置IDを録画再生装置30に転送し、処理情報メモリ310に記憶する。STB装置10が再起動されたとき、STB装置10は、処理情報メモリ310に記憶する指令装置IDを取得し、その指令装置IDがSTB装置10の装置IDであるとき、予約による録画処理を継続する。その指令装置IDがSTB装置10以外の装置IDであるとき、予約による録画処理の継続を中止する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルインターフェースなどのデータバスを介してホスト装置と録画再生装置とを接続し、ホスト装置が録画再生装置を制御する制御機能を有した録画再生システム、ホスト装置、および録画再生装置に関し、特に、ホスト装置から録画再生装置に対して、番組の録画予約などの動作予約を設定できる録画再生システム、ホスト装置、および録画再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
映像や音声等の各種コンテンツ情報をデジタル化して信号処理する技術がめざましく進歩し、これに伴い、既存のアナログテレビジョン放送に代わるデジタル放送システムの開発が盛んに行なわれている。一方、デジタル放送システムの実用化とともに、デジタル放送による番組を、ハードディスクドライブ(HardDisc Drive、以下、HDDと呼ぶ)やDVD−RAM(Digital Versatile Disc−RAM)、DVHS(Digital Video Home System)テープ等にデジタル形式で記録する録画再生装置も実用化されている。
【0003】
特に、近年、これらデジタル映像や音声信号を扱うデジタルAV(AudioVisual)機器をそれぞれ共通規格に基づくインターフェースにより結合し、例えば、家庭内におけるデジタルAV機器のネットワーク化なども普及しつつある。すなわち、各デジタルAV機器は、共通のデータバスであるデジタルインターフェースを仲介してデジタル化されたコンテンツ情報や各機器の状態情報や制御指示情報を送受信することにより、これらの情報を共有化することが可能となる。このようなネットワーク機能をもったデジタルAV機器は、例えば、IEEE1394High Performance Serial Bus(以下、IEEE1394バスと呼ぶ)などのネットワークバスにより接続される。例えば、デジタルテレビジョン受信装置(以下、適宜、受信装置と呼ぶ)、デジタル放送から復元した信号をアナログテレビジョン受信装置やモニタ装置に供給するセットトップボックス、録画再生装置としてのDVDレコーダやDVHSビデオレコーダ、さらにプリンタやパーソナルコンピュータなど、ネットワークバスで接続することによりデジタル情報機器システムとして構成できる。このように、デジタル情報機器をそれぞれ接続したシステムを構成することにより、デジタルコンテンツ情報の共有化や装置間の制御などが可能になる。
【0004】
このようなデジタルインターフェースを利用して各装置を接続するような構成の一例として、デジタル放送の受信装置と番組を録画する録画再生装置とを接続するような、録画再生システムとしての構成がある。さらに、このような録画再生システムにおいては、通常、受信装置は、録画再生装置による録画や再生機能を制御する側であるホスト装置とし、録画再生装置は、受信装置により録画や再生機能を制御される側である被制御装置とした構成として利用される。すなわち、例えば、受信装置側では、ユーザにより指示された番組録画予約の予約情報を保持し、予約番組の開始時刻となったときに、受信装置は、デジタルインターフェースを介し録画再生装置に対して、録画指令とともにその番組のコンテンツ情報を送信する。さらに、録画再生装置は、この録画指令を受け、デジタルインターフェースを介して受信したコンテンツ情報を録画する。このとき、ユーザは、受信装置としてテレビジョン受信装置やセットトップボックスなど、録画再生装置としてDVDレコーダやDVHSビデオレコーダなどを接続でき、自由な組み合わせでシステムを構成することができる。また、このようなシステムを構成することにより、ユーザは、受信装置から録画再生装置を離れた場所から操作可能となり、録画再生装置を予約時間帯に占有できるなどユーザに対する利便性が向上する。
【0005】
しかし、各装置は離れているので、一方の主電源を他人に切られたり、録画を忘れて電源を切ってしまうことがある。これにより、電源供給が停止したこの機器間でネットワークが分断されることとなり、予約された時刻に録画されないという課題があった。
【0006】
このような課題を解決するため、誤って電力供給が停止しても本来の機能を実現するネットワーク機能を有するAV機器システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。図5は、このような機能を有した従来のAV機器システムのブロック図である。図5において、従来のAV機器システムは、処理に関する動作予約を制御する側のホスト機器910と、制御される側の被制御機器930と、他のAV機器940とが、ネットワークバス950を介して接続される。このような、従来のAV機器システムにおいて、ホスト機器910は、被制御機器930に対して、処理部931の処理に関する動作予約を行なう。このとき、動作予約がなされた被制御機器930がネットワーク上から電気的に消失したことを検出するため、被制御機器930には消失検出手段932が設けられている。これにより、ネットワーク化されたデジタル情報機器において、動作予約がなされたデジタル情報機器のうち、ネットワーク上から電気的に消失したものがあると、この消失検出手段932によって検出できる。さらに、この消失をユーザに通知する通知手段933を設け、消失検出手段932が機器の消失を検出したとき、通知手段933によりこれをユーザに報告する。これにより、例えば、DVHSビデオレコーダなど被制御機器930としての録画機器において、いつの間にか電源が落とされた結果、録画予約がなされていたにもかかわらず番組録画に失敗するといった不具合を防止できる。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−149283号公報
【特許文献2】
特開2002−44579号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、電力供給が一時的に遮断される停電、すなわち瞬間停電が起こった場合、電力供給はすぐに再開されるため、ネットワークから消失したわけではなく、従来例のような消失検出手段や、通知手段を設けても瞬間停電の発生についてはユーザには通知されないおそれがあった。一方、各機器は、瞬間の電力遮断であっても、リセットがかかったりし、機器内の状態が変化したり、デジタルインターフェースで結ばれるお互いの状態が解らなくなるというおそれもあった。このため、瞬間停電が発生したような場合、ネットワーク接続の機器の状態が変わったにもかかわらず、ユーザはそのことを認識できず、予定通り録画できなかったり、逆に予約設定時間が過ぎても録画を続けるなどの不都合が生じる可能性があった。
【0009】
さらに、このような録画再生システムの構成において、瞬間停電に対して電源供給が再開したとき、各AV機器間の状態や個々のAV機器をいかに復帰させるかという課題もあった。すなわち、各AV機器には個別に電源が供給されており、例えば、停電などが発生した場合、各AV機器は個別に復帰するため、停電発生時のシステムの状況によっては、正常な継続が困難となる場合があった。さらに、瞬間停電など一瞬の電力停止が起こったような場合、電力停止の影響を受ける機器と受けない機器が混在し、このような状況によっても正常な継続が困難となる場合があった。
【0010】
例えば、受信装置としてのセットトップボックスとDVHSビデオレコーダ等の録画装置とがデジタルインターフェースで接続された場合、それぞれの機器に搭載されている電源ユニットの特性などが異なるため、これによって正常な動作の継続が困難となる場合がある。すなわち、一般的には、受信装置に比べて、録画機器は瞬間停電に対する耐性が高く設定されている。このため、瞬間停電が発生すると、録画機器はリセットされず、受信装置のみリセットされることが多くなる。このような状況で、さらに、予約録画の指示に基づき、受信装置からの指令で録画装置が録画を実行しているときに瞬間停電などが発生した場合には、次のような状況が発生する可能性があった。すなわち、録画装置は録画を継続するが受信装置はリセットされ録画装置に対する録画の制御を停止する。その結果、録画装置は予定時間を過ぎても無信号の録画を継続する。また、ユーザはこのような状況を認識しないことが多く、後になってはじめて録画されてない部分があることに気が付くことが多かった。
【0011】
このため、瞬間停電などが発生した場合、受信装置はリセットとともに予約状況を確認し、予約中である場合には録画装置に対して再び録画の指令を行なうような対応が可能である。しかし、このような対応を施した場合には、次のような課題があった。すなわち、瞬間停電などが発生した後に、ユーザが直接に録画装置に対して録画を行なっているような場合がある。このような場合、上述のような対応手法が実行されると、ユーザが直接録画装置に録画するというユーザの意志に反して、例えば、受信装置が予約終了時刻に録画を停止するなどの不都合が生じる。
【0012】
すなわち、瞬間停電などが発生した後、受信装置は再起動されるが、受信装置は、相手側の録画機器が受信装置自身の指令による制御下で録画を実行しているのか、ユーザの直接操作や他の機器による制御下で録画を実行しているのかを判断できなくなる、という課題がある。さらに、複数の機器をネットワーク接続することでユーザは自由な組み合わせでシステムを構成できるが、それぞれの機器は独立しており、個々に操作も可能であるため上述したような不都合を生じる可能性があった。
【0013】
なお、複数の機器がネットワーク接続され、各機器の実行状況や予約状況をブリテンボードと呼ばれる情報一覧表に登録し、システムとして各機器を管理する手法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような一覧表を利用することにより、相手機器の状態等を把握することが可能であるが、このような手法を導入するには規模が大きすぎ、瞬間停電などによる課題の解決のためには、処理負荷等が大きすぎるという課題もあった。
【0014】
本発明は、以上のような課題に鑑み、予約録画などの予約による処理が可能な録画再生システムにおいて、予約による処理を実行中に、この処理を制御するホスト装置側の電力供給が一時的に停止した場合であっても、電力供給が再開した後の処理に関して不都合が生じることなく処理を実行することが可能であり、処理負荷を増加させることなく容易に実現可能な、録画再生システム、ホスト装置、および録画再生装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の録画再生システムは、録画データを供給するホスト装置と、録画データを録画する機能を有した録画再生装置とがデータバスを介して接続され、ホスト装置は、データバスを介して、録画データを録画再生装置に供給するとともに、録画再生装置に対し録画データの予約録画に関する制御を行ない、録画再生装置は、ホスト装置の制御により予約録画に関する処理を実行する、予約録画機能を有した録画再生システムである。
【0016】
さらに、ホスト装置は、ユーザにより設定された録画予約を予約情報として記憶し、管理する予約管理手段と、予約情報に基づき、録画再生装置を制御するための制御情報として、録画再生装置に実行させる処理の種別を示す処理種別情報、処理の開始を指令する開始指令情報、および処理の終了を指令する終了指令情報を含む前記制御情報を、録画再生装置に通知するとともに、録画再生装置の処理の状態を示す状態情報を取得する予約処理手段と、電源の投入により初期起動されたときに、ホスト装置自体の初期設定、および初期制御を行なう初期設定手段と、録画再生装置に供給する録画データを生成、または蓄積する録画データ供給部とを備えるとともに、予約処理手段は、録画再生装置に対して録画処理の開始を指令するとき、開始指令情報とともにホスト装置の装置識別情報を転送する機能を有する。
【0017】
さらに、録画再生装置は、ユーザからの録画、および再生に関する指示を直接に入力し、入力した指示に基づき制御情報を生成するユーザ入力部と、ホスト装置、およびユーザ入力部からの制御情報、および装置識別情報を解析し、解析結果に応じた指令を発行するとともに、解析結果に基づき、処理の実行を指令した装置を識別するための装置識別情報を、処理の状態を示す状態情報に含めて記憶し、管理する処理管理手段と、処理管理手段からの指令に応じて、ホスト装置から供給された録画データを記録媒体に記録することで録画処理を実行し、記録媒体に記録した録画データを読み出すことで再生処理を実行する録画再生部とを備える。
【0018】
さらに、上記処理管理手段は、解析結果に基づき、制御情報が開始指令情報であるとき、処理を指令した装置の識別番号を装置識別情報として記憶し、制御情報が終了指令情報であるとき、記憶した装置識別情報を含む状態情報を削除する機能を有する。さらに、ホスト装置が電源の投入により初期起動されたとき、上記初期設定手段は、予約処理手段に対して初期設定を指令し、上記予約処理手段は、指令された初期設定に基づき、録画再生装置の処理管理手段に記憶された装置識別情報を含む状態情報を取得し、取得した状態情報に含まれる装置識別情報がホスト装置の装置識別情報であり、かつ予約情報に基づき指令された録画予約の予約時間幅の範囲内である場合、予約情報に基づき録画処理の続行を行なうように録画再生装置を制御する構成である。
【0019】
このような構成により、ホスト装置の電源が起動されたとき、あるいは停電の後などに再起動されたとき、予約処理手段は、録画再生装置からの装置識別情報を含む状態情報を取得する。予約処理手段は、状態情報に基づき録画再生装置が現在実行中の処理が録画処理であると判断したとき、さらに、状態情報に含まれる装置識別情報がホスト装置の装置識別情報であり、かつ予約情報に基づき指令された録画予約の予約時間幅の範囲内であるかどうかを判断する。装置識別情報の判断により、ホスト装置は、どの装置からの制御により録画再生装置が録画処理を実行しているかを、容易に判断することが可能となる。さらに、録画予約の予約時間幅かどうかの判断により、ホスト装置は、再起動時において、予定の録画時間が経過したかどうかを判断できる。予約処理手段は、状態情報に含まれる装置識別情報がホスト装置の装置識別情報であり、かつ予約情報に基づき指令された録画予約の予約時間幅の範囲内であると判断したとき、予約情報に基づき録画処理の続行を行なうように録画再生装置を制御する。予約処理手段がこのような処理を実行することで、ホスト装置は、再起動時において、録画再生装置がホスト装置自身の制御で録画処理を実行中の場合は録画処理を継続でき、またホスト装置以外の装置による制御で録画処理を実行中の場合は録画処理の継続を中止できる。さらに、再起動時において、予定の録画時間が経過していない場合には、予定の終了時刻まで録画処理を継続でき、予定の録画時間を経過してしまった場合には、録画再生装置の録画処理を終了させ、電源をOFF(オフ)にすることも可能となる。以上のように、予約による処理を実行中に、この処理を制御するホスト装置側の電力供給が一時的に停止した場合であっても、電力供給が再開した後の処理に関して不都合が生じることなく処理を実行することができる。また、録画再生装置が装置識別情報を記憶し、ホスト装置がこの装置識別情報を判断するのみでよいため、処理負荷を増加させることなく容易に実現することできる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による録画再生システムの実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0021】
図1は、本発明の実施の形態である録画再生システムのブロック図である。本実施の形態においては、本発明の録画再生システムの一例として、録画データを供給するホスト装置としてのセットトップボックス(Set Top Box)装置(以下、適宜、STB装置と呼ぶ)10と、STB装置10からの録画データを録画する機能を有した録画再生装置30とが、データバスとしてのIEEE1394デジタルインターフェース(以下、適宜、デジタルIFと呼ぶ)50を介して接続された例を挙げて説明する。また、STB装置10は、テレビジョン放送を受信し、受信した放送電波を映像や音声等の各種コンテンツ情報に復元し、復元したコンテンツ情報を外部のアナログテレビジョン受信装置やモニタ装置に供給する機能を備えたテレビジョン放送の受信装置である。本実施の形態では、STB装置10が、復元したコンテンツ情報を、デジタルIF50を介して、外部装置に供給するような一例を挙げている。なお、本実施の形態ではホスト装置として、STB装置の例を挙げて説明するが、表示部やスピーカなども一体化したテレビジョン受信装置の形態や、テレビジョン放送、あるいはインターネット放送などの受信機能を有したパーソナルコンピュータのような形態であってもよい。録画再生装置30は、装置内部に記録媒体が設置され、あるいは設置可能であり、外部から供給されたコンテンツ情報を録画データとして、この記録媒体に記録することで録画する記録装置である。本実施の形態では、録画再生装置30が、デジタルIF50を介して供給されたコンテンツ情報を、録画するような一例を挙げている。なお、録画再生装置30として、より具体的には、DVHSビデオレコーダ、DVDレコーダ、BD(Blu−ray Disc)レコーダ、ハードディスクレコーダ、あるいはこれらを複合した装置などがある。
【0022】
図1において、STB装置10は、デジタルIF50を介して、録画データを録画再生装置30に供給するとともに、録画再生装置30に対し録画データの予約録画に関する制御を行なう。また、録画再生装置30は、STB装置10からの制御により予約録画に関する処理を実行する。すなわち、図1に示す構成により、STB装置10が録画再生装置30に対する予約録画の制御を行なう、予約録画機能を有した録画再生システムを実現している。なお、以下、STB装置10から録画再生装置30への予約録画に関する制御を中心に説明するが、言うまでもなく、STB装置10から録画再生装置30に対して、単なる録画や再生、特殊再生などの制御が可能であってもよい。
【0023】
図1に示すSTB装置10において、受信復元部21は、アンテナ24で受信した放送電波に対して復調処理等を行ない、復元した映像や音声信号等の復元アナログ信号を外部出力端子23に供給する。さらに、外部出力端子23を介して、復元した映像や音声信号が、外部のアナログテレビジョン受信装置やモニタ装置に供給される。また、受信復元部21で復元されたデジタル信号による映像や音声信号等のコンテンツ情報は、通信部19に供給され、通信部19からコンテンツ情報として外部装置に供給される。デジタルIF50を介して接続する外部装置を記録装置とし、通信部19からのコンテンツ情報を録画データとすることで、外部の記録装置によりSTB装置10からのコンテンツが録画できる。本実施の形態においては、受信復元部21が、録画再生装置30に供給する録画データを生成する録画データ供給部として機能する。なお、本実施の形態では、受信復元部21が生成した録画データを録画再生装置30に供給するとして説明するが、STB装置10が、例えば、ハードディスクドライブのような蓄積装置、あるいはDVDなどの記録媒体から再生する機能などをさらに有しており、これらの蓄積装置、あるいは記録媒体に蓄積した録画データを録画再生装置30に供給するような構成であってもよい。
【0024】
ユーザ入力部14は、ユーザが例えば受信するチャンネルの指示や、通信部19から外部装置を制御するための指示を、STB装置10に対して通知するユーザインターフェースである。ユーザから通知された指示は、ユーザ指示情報として、制御手段13に通知される。制御手段13は、このユーザ指示情報を解析し、解析結果に応じて、STB装置10の各部、および各手段を制御する。また、ROM(Read Only Memory)15は、制御手段13を動作させるための制御プログラムや、STB装置10に必要な情報を、不揮発に記憶するメモリである。ROM15は、例えば、STB装置10に必要な情報として、STB装置10の装置を識別するための装置識別情報である装置番号、すなわち装置IDコード(以下、適宜、装置IDと呼ぶ)などが記憶される。図1に示すように、本STB装置10の装置IDは、ROM15の装置ID格納領域150に記憶される。
【0025】
さらに、本実施の形態におけるSTB装置10は、ユーザがあらかじめその時刻や放送チャンネル等により番組を指示し、その指示内容に応じて番組を録画する、予約録画の機能を有している。特に、本発明の録画再生システムは、STB装置10が、デジタルIF50を介して接続された録画再生装置30に対する録画の予約もできる、録画再生システムであることを特徴とする。
【0026】
予約管理手段11は、ユーザにより指示、設定された録画予約を予約情報として予約情報メモリ110に記憶し、管理する。なお、予約情報メモリ110は、EEPROMのような書き込みができ、さらに情報を不揮発に記憶できるメモリである。
【0027】
予約処理手段12は、予約管理手段11から通知された予約情報に基づき、デジタルIF50を介して接続された録画再生装置30に対し、予約録画に関する制御を行なう制御情報を生成し、所定の手順で通信部19に通知する。このような制御情報として、録画再生装置30に実行させる処理の種別を示す処理種別情報、処理の開始を指令する開始指令情報、および処理の終了を指令する終了指令情報などを通信部19に通知する。さらに、本予約処理手段12は、これら制御情報に加えて、ROM15に記憶した本STB装置10の装置識別情報である装置IDをも通信部19に通知する。特に、予約処理手段12は、録画再生装置30に対して録画処理の開始を指令するとき、開始指令情報とともに本STB装置10の装置IDを、通信部19、デジタルIF50を介し、録画再生装置30に転送することを特徴とする。また、予約処理手段12は、録画再生装置30の処理の状態を示す状態情報を取得する処理も行なう。
【0028】
また、電源部20は、STB装置10内部の各部、各手段に対して動作に必要な電力を供給するための電源である。ユーザが例えば電源スイッチをON(オン)にすることで、内部に必要な電力が供給される。初期設定手段16は、ユーザにより電源スイッチがONされた場合など、内部に電力の供給を開始するとき、STB装置10内部の各部、各手段に対して動作を開始するために必要な初期設定を指令する。図1に示す構成では、初期設定手段16が、電源部20から電力供給の開始とともに、制御手段13に対して、STB装置10内部の各部、各手段を制御するように指令する。制御手段13は、この指令を受け、STB装置10内部の各部、各手段に対して所定の手順に従った初期動作の制御を行なう。
【0029】
一方、図1に示す録画再生装置30において、録画再生部41は、内部に設置された記録媒体、あるいはユーザにより外部から挿入された記録媒体に対して、録画データを供給し、記録することで録画処理を実行する。また、録画再生部41は、上記記録媒体に記録した録画データを読み出すことで再生処理を実行する。録画再生装置30は、外部入出力端子43を介して、録画するための映像や音声信号を録画再生部41に供給することで録画処理を行ない、逆に、録画再生部41の再生処理を実行することで、再生した映像や音声信号が、外部入出力端子43を介して、外部のアナログテレビジョン受信装置やモニタ装置に供給される。また、デジタルIF50を介し、通信部39で受信したデジタル信号による映像や音声信号等のコンテンツ情報は、通信部19からのコンテンツ情報として録画再生部41に供給される。録画再生部41は、このように供給されたコンテンツ情報をも録画データとし、上述した記録媒体に記録することが可能な機能を備えている。録画再生装置30は、デジタルIF50を介して供給された録画データの録画処理を行なうため、録画データに付随して転送される制御情報に基づいてこのような録画処理が実行される。
【0030】
ユーザ入力部34は、ユーザが例えば手動により録画や、再生など録画再生に関する制御などの指示を、録画再生装置30に対して通知するユーザインターフェースである。ユーザから通知された指示は、ユーザ指示情報として、制御手段33に通知される。制御手段33は、このユーザ指示情報を解析し、解析結果に応じて、録画再生装置30の各部、および各手段を制御する。また、ROM35は、制御手段33を動作させるための制御プログラムや、録画再生装置30に必要な情報を、不揮発に記憶するメモリである。ROM35は、例えば、録画再生装置30に必要な情報として、録画再生装置30の装置を識別するための装置識別情報である装置IDなどを記憶する。図1に示すように、本録画再生装置30の装置IDは、ROM35の装置ID格納領域350に記憶される。
【0031】
このように、本発明の録画再生システムは、録画再生装置30が、ユーザ入力部34からの録画、および再生に関するユーザの指示を直接に入力し、入力した指示に基づく制御情報により録画処理や再生処理を実行するとともに、デジタルIF50を介した制御情報によっても録画処理や再生処理を実行できる、録画再生システムであることを特徴とする。
【0032】
処理管理手段31は、デジタルIF50を介して転送されたSTB装置10からの制御情報、およびユーザ入力部34からの制御情報、および装置IDを取得する。さらに、処理管理手段31は、取得した制御情報等を解析し、解析結果に応じた指令を制御手段33に発行する。制御手段33は、発行された指令に応じて、録画再生装置30内部の各部、各手段を制御する。また、処理管理手段31は、録画処理や再生処理など現在実行中の処理の情報を状態情報して、処理情報メモリ310に記憶し、管理する。
【0033】
特に、処理管理手段31は、処理の実行を指令した装置を識別するための装置識別情報である装置IDを、処理の状態を示す状態情報に含めて記憶し、管理する。さらに、処理管理手段31は、制御情報等の解析結果に基づき、制御情報が開始指令情報であるとき、処理を指令した装置の装置IDを処理情報メモリ310に記憶し、制御情報が終了指令情報であるとき、処理情報メモリ310に記憶した装置IDを含む状態情報を削除する機能を有することを特徴とする。図1において、状態情報は、処理情報メモリ310内の状態情報格納領域311に記憶され、さらに、処理の実行を指令した装置の装置IDである指令装置IDを、指令装置ID格納領域312に記憶する。
【0034】
すなわち、例えば、STB装置10からの制御により録画再生部41が録画処理を実行中である場合には、処理管理手段31は、「録画中」を意味する状態情報にSTB装置10の装置IDである装置識別情報を含めて処理情報メモリ310に記録する。また、例えば、ユーザ入力部34を介したユーザの直接の指示により録画処理を実行中である場合には、処理管理手段31は、「録画中」を意味する状態情報に録画再生装置30の装置IDである装置識別情報を含めて処理情報メモリ310に記録する。また、録画処理の終了とともに、処理管理手段31は、装置IDを含む「録画中」を意味する状態情報を削除する。なお、状態情報の削除に代えて、適宜、「待機中」や「停止中」などの状態情報を記憶するようにしてもよい。
【0035】
また、電源部40は、録画再生装置30内部の各部、各手段に対して動作に必要な電力を供給するための電源である。ユーザが例えば電源スイッチをONにすることで、内部に必要な電力が供給される。
【0036】
また、本録画再生システムにおいて、STB装置10は、電源の投入により初期起動されたとき、初期設定手段16が、制御手段13を介し、予約処理手段12に対しても初期設定を指令する。このとき、予約処理手段12は、指令された初期設定に基づき、録画再生装置30の処理管理手段31に記憶された装置IDを含む状態情報を取得する。さらに、予約処理手段12は、取得した状態情報に含まれる装置IDがSTB装置10の装置IDであり、かつ予約情報に基づき指令された録画予約の予約時間幅の範囲内である場合、予約情報に基づき録画処理の続行を行なうように録画再生装置30を制御する。本発明の録画再生システムは、電源が初期起動されたとき、このような動作を実行することをも特徴とする。
【0037】
以下、本実施の形態の録画再生システムは、このような構成とすることにより、予約による録画処理を実行中に、この録画処理を制御するSTB装置10側の電力供給が一時的に停止した場合であっても、電力供給が再開した後の録画処理に関して不都合なく録画処理を実行することが可能な動作について説明する。
【0038】
図2は、STB装置10が録画再生装置30に対して録画予約を行なうとき、予約管理手段11が実行する処理手順を示したフローチャートである。以下、図2のフローチャートを参照しながら、本実施の形態における録画再生システムの動作について説明する。
【0039】
図2に示すように、予約管理手段11は、まずステップS500において、STB装置10が再起動、すなわち初期設定手段16から初期設定の指令が発行されたかどうか判断する(S500)。なお、以下、説明に対応する各ステップの符合を、文の末尾に付した括弧内に示して説明する。予約管理手段11は、再起動された状態ではないと判断したとき、ステップS510からステップS532までに示す通常の予約録画に関する処理を実行する。また、予約管理手段11は、再起動されたと判断したとき、ステップS600からステップS624、および状態に応じてステップS524からS532まであるいはS630に示す予約録画に関する処理を実行する。
【0040】
予約管理手段11が通常の予約に関する処理を行なうとき、予約管理手段11は、録画予約を開始するため、録画予約の開始時刻の所定時間前であるかどうかを判定する(S510)。すなわち、録画再生装置30を立ち上げるための準備期間が必要であるため、予約管理手段11は、準備期間のために、開始時刻の所定時間前を確認する。予約管理手段11は、録画の開始時刻の所定時間前であると判断したとき、デジタルIF50を介して録画再生装置30に対し、まず電源をONにするよう指令する(S512)。また、このとき、予約管理手段11は、所定の番組を受信するよう、制御手段13を介して、受信復元部21に通知する。予約管理手段11は、所定の録画データの転送が可能となった段階で、デジタルIF50を介して録画再生装置30に対し、録画データの転送を開始する(S514)。予約管理手段11は、次に、指定された録画開始時刻になったかどうか判定する(S516)。予約管理手段11は、録画の開始時刻になったと判断したとき、デジタルIF50を介して録画再生装置30に対し、録画の開始を指令する(S518)。このとき、予約管理手段11は、録画の開始を指令する開始指令情報とともにSTB装置10自身の装置IDを、デジタルIF50を介して録画再生装置30に対して転送する(S520)。一方、録画再生装置30において、処理管理手段31は、転送されたSTB装置10の装置IDを指令装置IDとして、処理情報メモリ310の指令装置ID格納領域312に記憶する。また、予約管理手段11は、再起動時に予約処理状況を確認するため、録画予約実行中を示す予約実行中フラグを予約情報メモリ110にセットする(S522)。この後、予約による録画の実行が開始される(S524)。すなわち、STB装置10から転送される録画データが、録画再生装置30の録画再生部41に供給され、録画再生部41に設置された記録媒体に録画データが記録される。一方、予約管理手段11は、予約に従い録画を終了するため、録画の終了時刻になったかどうか判定する(S526)。予約管理手段11は、録画の終了時刻になったと判断したとき、まず、録画予約実行中を示した予約実行中フラグをリセットする(S528)。次に、予約管理手段11は、デジタルIF50を介して録画再生装置30に対し、録画を終了するように指令する(S530)。さらに、予約管理手段11は、デジタルIF50を介して録画再生装置30に対し、録画再生装置30の電源をOFFにするよう指令する(S532)。以上のような手順に従って、予約管理手段11は、通常の予約に関する処理を実行し、このような動作を行なうことで、例えばユーザの予約により指示した番組の開始から終了までが、録画再生装置30内に設置した記録媒体に録画される。
【0041】
一方、電源が起動されたとき、あるいは停電の後などに再起動されたとき、予約管理手段11は、まず、ステップS600からステップS622に示す初期確認のための動作を実行する。最初に、予約管理手段11は、予約情報メモリ110の予約実行中フラグを確認する(S600)。すなわち、予約管理手段11は、再起動されたとき、再起動される前に予約録画を実行中であったかどうかを予約実行中フラグにより確認する。このようなステップを設けることにより、予約録画中の瞬間停電などの発生の有無を確認している。予約管理手段11は、予約実行中フラグを確認した結果、予約実行中フラグがセット状態の場合、予約実行中に瞬間停電などが発生したと判断し、ステップS610に進み、予約録画を継続する処理等を順次実行する。また、予約管理手段11は、予約実行中フラグを確認した結果、予約実行中フラグがリセット状態の場合、瞬間停電などが発生したが予約録画処理には影響なかったとし、図2に示す予約録画処理を終了する。
【0042】
予約管理手段11は、予約実行中フラグを確認した結果、予約実行中フラグがセット状態の場合、まず、録画再生装置30の処理情報メモリ310に記憶する状態情報を取得する(S610)。次に、予約管理手段11は、取得した状態情報において、録画再生装置30が実行中の処理について確認し(S612)、確認結果に応じた処理に進む(S614)。このとき、予約管理手段11は、録画再生装置30が録画中であることを確認した場合には、ステップS616に進む。また、予約管理手段11は、録画再生装置30が録画中以外であることを確認した場合には、予約実行中フラグをリセットし(S630)、図2に示す予約録画処理を終了する。予約管理手段11は、録画再生装置30が録画中であることを確認した場合、次に、取得した状態情報に含まれる装置IDの確認を行ない(S616)、確認結果に応じた処理に進む(S618)。このとき、予約管理手段11は、取得した装置IDがSTB装置10自身の装置IDであることを確認した場合には、ステップS620に進む。また、予約管理手段11は、取得した装置IDがSTB装置10以外の装置IDであることを確認した場合には、予約実行中フラグをリセットし(S630)、図2に示す予約録画処理を終了する。予約管理手段11は、取得した装置IDがSTB装置10自身の装置IDであることを確認した場合、次に、実行中であった予約録画の終了時刻を確認し(S620)、確認結果に応じた処理に進む(S622)。すなわち、予約管理手段11は、予約録画の終了時刻と現在の時刻と比較することで、現在の時刻が指示された予約の開始から終了までの時刻内であるかどうか確認する。このとき、予約管理手段11は、現在の時刻が、指示された予約時刻内であることを確認した場合には、録画データの転送を開始し(S624)、ステップS524に進む。すなわち、予約管理手段11は、予約録画実行中に停電などが発生し再起動されたと判断し、再起動後の予約録画を継続する。また、予約管理手段11は、現在の時刻が、指示された予約時刻の終了時刻を既に過ぎたことを確認した場合には、ステップS528に進む。すなわち、予約管理手段11は、予約録画実行中に停電などが発生し再起動されたが、既に予約終了時刻を経過したと判断し、録画再生装置30の録画処理を終了させ、電源をOFFにする。
【0043】
以上、本録画再生システムにおいて、STB装置10の電源が起動されたとき、あるいは停電の後などに再起動されたとき、録画再生装置30が現在実行中の処理が録画処理であった場合、予約管理手段11は、ステップS600からステップS618までの手順で示した処理を行なうことで、どの装置からの制御により録画処理を実行しているかを、容易に判断することが可能となる。再起動されたとき、予約管理手段11によりこのような判断が可能となることで、STB装置10は、STB装置10自身の制御で録画処理を実行中の場合は録画処理を継続でき、またSTB装置10以外の装置による制御で録画処理を実行中の場合は録画処理の継続を中止できる。すなわち、本録画再生システムにおいては、瞬間停電が発生したような場合でも、予定通り録画できなかったり、逆に予約設定時間を過ぎても録画が続行されるなどの不都合を防止できる。さらに、予約管理手段11が、ステップS620からステップS622までの手順で示した処理を行なうことで、再起動時において、予定の録画時間が経過したかどうかを判断でき、この判断に応じた処理を継続できる。すなわち、再起動時において、予定の録画時間が経過していない場合には、予定の終了時刻まで録画処理を継続でき、予定の録画時間を経過してしまった場合には、録画再生装置30の録画処理を終了させ、電源をOFFにすることが可能となる。
【0044】
図3、および図4は、以上説明したSTB装置10による予約録画処理の手順に沿い、STB装置10、および録画再生装置30の動作の様子を示した図である。図3は、STB装置10が、停電による電源再起動後も、図2で示した予約録画処理に基づき、録画処理を継続した場合を示した図である。この場合には、図3で示すように、引き続き録画処理を継続した後、正常に録画処理を停止させることができる。また、図4は、STB装置10の電源再起動後、ユーザが、録画再生装置30に対して直接操作することにより、録画処理を実行させた場合を示した図である。この場合には、図4で示すように、ユーザの直接操作による録画処理へと制御権を録画再生装置30側に移しており、STB装置10が録画停止の制御等を中止しているため、ユーザの意志に反して録画を停止させるという状況は発生しない。
【0045】
なお、以上本発明においては、録画データを供給するホスト装置としてのSTB装置と、録画データを録画する機能を有した録画再生装置とがデータバスを介して接続され、予約録画に関する処理を実行する、予約録画機能を有した録画再生システムについて説明したが、このようなシステムに限定されるものではない。すなわち、録画に関する予約のみでなく、その他の処理に関する予約であっても同様の効果を得ることができる。例えば、ホスト装置としてパーソナルコンピュータなどを利用し、デジタルインターフェースを介して、プリンタや記憶装置など、予約によりデータを転送するようなシステムにも応用することが可能である。すなわち、データバスを介し周辺装置に対して制御情報を通知することにより、周辺装置における所定の処理の実行を制御可能なホスト装置と、データバスを介して入力される制御情報に基づき処理の実行が可能であるとともにユーザからの直接の指示に基づき処理の実行が可能な周辺装置とが、データバスを介して接続され、ホスト装置は、ユーザにより設定された処理の予約に基づき、周辺装置の処理の実行を制御するようなシステムであってもよい。
【0046】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明は、予約録画などの予約による処理が可能な録画再生システムにおいて、予約による処理を実行中に、この処理を制御するホスト装置側の電力供給が一時的に停止した場合であっても、電力供給が再開した後の処理に関して不都合が生じることなく処理を実行することが可能であり、処理負荷を増加させることなく容易に実現することを可能としている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の録画再生システムの構成を示すブロック図
【図2】STB装置による予約録画処理の手順を示すフローチャート
【図3】STB装置が電源再起動後も録画処理を継続した場合を示した図
【図4】STB装置10の電源再起動後に録画再生装置を直接操作することにより、録画処理を実行させた場合を示した図
【図5】従来のAV機器システムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
10 STB装置
11 予約管理手段
12 予約処理手段
13,33 制御手段
14,34 ユーザ入力部
15,35 ROM
16 初期設定手段
19,39 通信部
20,40 電源部
21 受信復元部
23 外部出力端子
24 アンテナ
30 録画再生装置
31 処理管理手段
41 録画再生部
43 外部入出力端子
50 デジタルインターフェース(デジタルIF)
110 予約情報メモリ
150,350 装置ID格納領域
310 処理情報メモリ
311 状態情報格納領域
312 指令装置ID格納領域
910 ホスト機器
930 被制御機器
931 処理部
932 消失検出手段
933 通知手段
940 AV機器
950 ネットワークバス

Claims (7)

  1. 録画データを供給するホスト装置と、前記録画データを録画する機能を有した録画再生装置とがデータバスを介して接続され、前記ホスト装置は、前記データバスを介して、前記録画データを前記録画再生装置に供給するとともに、前記録画再生装置に対し前記録画データの予約録画に関する制御を行ない、前記録画再生装置は、前記ホスト装置の制御により予約録画に関する処理を実行する、予約録画機能を有した録画再生システムであって、
    前記ホスト装置は、
    ユーザにより設定された録画予約を予約情報として記憶し、管理する予約管理手段と、
    前記予約情報に基づき、前記録画再生装置を制御するための制御情報として、前記録画再生装置に実行させる処理の種別を示す処理種別情報、処理の開始を指令する開始指令情報、および処理の終了を指令する終了指令情報を含む前記制御情報を、前記録画再生装置に通知するとともに、前記録画再生装置の処理の状態を示す状態情報を取得する予約処理手段と、
    電源の投入により初期起動されたときに、ホスト装置自体の初期設定、および初期制御を行なう初期設定手段と、
    前記録画再生装置に供給する前記録画データを生成、または蓄積する録画データ供給部とを備えるとともに、
    前記予約処理手段は、前記録画再生装置に対して録画処理の開始を指令するとき、前記開始指令情報とともに前記ホスト装置の装置識別情報を転送する機能を有し、
    前記録画再生装置は、
    ユーザからの録画、および再生に関する指示を直接に入力し、前記入力した指示に基づき制御情報を生成するユーザ入力部と、
    前記ホスト装置、および前記ユーザ入力部からの制御情報、および前記装置識別情報を解析し、解析結果に応じた指令を発行するとともに、前記解析結果に基づき、処理の実行を指令した装置を識別するための装置識別情報を、処理の状態を示す前記状態情報に含めて記憶し、管理する処理管理手段と、
    前記処理管理手段からの指令に応じて、前記ホスト装置から供給された録画データを記録媒体に記録することで録画処理を実行し、前記記録媒体に記録した録画データを読み出すことで再生処理を実行する録画再生部とを備えるとともに、
    前記処理管理手段は、前記解析結果に基づき、前記制御情報が開始指令情報であるとき、処理を指令した装置の識別番号を装置識別情報として記憶し、前記制御情報が終了指令情報であるとき、前記記憶した装置識別情報を含む状態情報を削除する機能を有し、
    前記ホスト装置が電源の投入により初期起動されたとき、前記初期設定手段は、前記予約処理手段に対して初期設定を指令し、前記予約処理手段は、前記指令された初期設定に基づき、前記録画再生装置の前記処理管理手段に記憶された前記装置識別情報を含む状態情報を取得し、前記取得した状態情報に含まれる装置識別情報が前記ホスト装置の装置識別情報であり、かつ前記予約情報に基づき指令された録画予約の予約時間幅の範囲内である場合、前記予約情報に基づき録画処理の続行を行なうように前記録画再生装置を制御することを特徴とする録画再生システム。
  2. 前記録画再生装置は、前記データバスを介し、複数のホスト装置と接続されることを特徴とする請求項1記載の録画再生システム。
  3. 前記ホスト装置は、
    さらに、放送を受信し、受信した放送からコンテンツデータを復元する受信部を備え、復元したコンテンツデータを録画データとする受信装置であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の録画再生システム。
  4. 前記データバスは、IEEE1394規格に基づくデジタルインターフェースであることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載の録画再生システム。
  5. 録画データを供給するホスト装置と、前記録画データを録画する機能を有した録画再生装置とがデータバスを介して接続され、前記ホスト装置は、前記データバスを介して、前記録画データを前記録画再生装置に供給するとともに、前記録画再生装置に対し前記録画データの予約録画に関する制御を行ない、前記録画再生装置は、前記ホスト装置の制御により予約録画に関する処理を実行する、予約録画機能を有した録画再生システムのホスト装置であって、
    ユーザにより設定された録画予約を予約情報として記憶し、管理する予約管理手段と、
    前記予約情報に基づき、前記録画再生装置を制御するための制御情報として、前記録画再生装置に実行させる処理の種別を示す処理種別情報、処理の開始を指令する開始指令情報、および処理の終了を指令する終了指令情報を含む前記制御情報を、前記録画再生装置に通知するとともに、前記録画再生装置の処理の状態を示す状態情報を取得する予約処理手段と、
    電源の投入により初期起動されたときに、ホスト装置自体の初期設定、および初期制御を行なう初期設定手段と、
    前記録画再生装置に供給する前記録画データを生成、または蓄積する録画データ供給部とを備えるとともに、
    前記予約処理手段は、前記録画再生装置に対して録画処理の開始を指令するとき、前記開始指令情報とともに前記ホスト装置の装置識別情報を転送する機能を有し、
    電源の投入により初期起動されたとき、前記初期設定手段は、前記予約処理手段に対して初期設定を指令し、前記予約処理手段は、前記指令された初期設定に基づき、前記録画再生装置に記憶された前記装置識別情報を含む状態情報を取得し、前記取得した状態情報に含まれる装置識別情報が前記予約処理手段により転送した装置識別情報であり、かつ前記予約情報に基づき指令された録画予約の予約時間幅の範囲内である場合、前記予約情報に基づき録画処理の続行を行なうように前記録画再生装置を制御することを特徴とするホスト装置。
  6. 録画データを供給するホスト装置と、前記録画データを録画する機能を有した録画再生装置とがデータバスを介して接続され、前記ホスト装置は、前記データバスを介して、前記録画データを前記録画再生装置に供給するとともに、前記録画再生装置に対し前記録画データの予約録画に関する制御を行ない、前記録画再生装置は、前記ホスト装置の制御により予約録画に関する処理を実行する、予約録画機能を有した録画再生システムの録画再生装置であって、
    ユーザからの録画、および再生に関する指示を直接に入力し、前記入力した指示に基づき、録画、および再生に関する制御の情報である制御情報を生成するユーザ入力部と、
    前記ホスト装置から通知された制御情報、および前記ユーザ入力部からの制御情報を解析し、解析結果に応じた指令を発行するとともに、前記解析結果に基づき、処理の実行を指令した装置を識別するための装置識別情報を、処理の状態を示す状態情報に含めて記憶し、管理する処理管理手段と、
    前記処理管理手段からの指令に応じて、前記ホスト装置から供給された録画データを記録媒体に記録することで録画処理を実行し、前記記録媒体に記録した録画データを読み出すことで再生処理を実行する録画再生部とを備えるとともに、
    前記処理管理手段は、前記解析結果に基づき、前記制御情報が開始指令情報であるとき、処理を指令した装置の識別番号を装置識別情報として記憶し、前記制御情報が終了指令情報であるとき、前記記憶した装置識別情報を含む状態情報を削除する機能を有し、
    前記ホスト装置からの前記状態情報の読み込み要求に対して、前記状態情報を前記ホスト装置に通知することを特徴とする録画再生装置。
  7. 録画データを供給するホスト装置と、前記録画データを録画する機能を有した録画再生装置とがデータバスを介して接続され、前記ホスト装置は、前記データバスを介して、前記録画データを前記録画再生装置に供給するとともに、前記録画再生装置に対し前記録画データの予約録画に関する制御を行ない、前記録画再生装置は、前記ホスト装置の制御により予約録画に関する処理を実行する、予約録画機能を有した録画再生システムにおける、
    ユーザにより設定された録画予約を予約情報として記憶し、管理する予約管理手段と、
    前記予約情報に基づき、前記録画再生装置を制御するための制御情報として、前記録画再生装置に実行させる処理の種別を示す処理種別情報、処理の開始を指令する開始指令情報、および処理の終了を指令する終了指令情報を含む前記制御情報を、前記録画再生装置に通知するとともに、前記録画再生装置の処理の状態を示す状態情報を取得する予約処理手段と、
    電源の投入により初期起動されたときに、ホスト装置自体の初期設定、および初期制御を行なう初期設定手段と、
    前記録画再生装置に供給する前記録画データを生成、または蓄積する録画データ供給部とを備えるとともに、
    前記予約処理手段は、前記録画再生装置に対して録画処理の開始を指令するとき、前記開始指令情報とともに前記ホスト装置の装置識別情報を転送する機能を有した、前記ホスト装置の、
    予約録画処理方法であって、
    前記初期設定手段が、電源の投入により初期起動されたとき、前記予約処理手段に対して初期設定を指令するステップと、
    前記予約処理手段が、前記指令された初期設定に基づき、前記録画再生装置に記憶された前記装置識別情報を含む状態情報を取得するステップと、
    前記予約処理手段が、前記取得した状態情報に含まれる装置識別情報が前記予約処理手段により転送した装置識別情報であり、かつ前記予約情報に基づき指令された録画予約の予約時間幅の範囲内であるかどうかを判断するステップと、
    前記予約処理手段が、前記取得した状態情報に含まれる装置識別情報が前記予約処理手段により転送した装置識別情報であり、かつ前記予約情報に基づき指令された録画予約の予約時間幅の範囲内であると判断したとき、前記予約処理手段が、前記予約情報に基づき録画処理の続行を行なうように前記録画再生装置を制御するステップとを有したことを特徴とする予約録画処理方法。
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