JP2007213670A - ハードディスク装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】MPU105は、HDD104dが故障しやすい状況にあるか否かを取得する(s1)。次に、MPU105は、HDD104dが故障しやすい状況にあるか否かを判断する(s2)。HDD104dが故障しやすい状況にあると判断すれば、つまり警告信号を受信すると、MPU105は、HDD104dに記録されているデータのバックアップを促す表示を表示部108に行わせ(s3)、本処理を終了する。この表示は、例えば「HDDが故障しやすい状況にあります。即、HDDに記録されているデータのバックアップをする必要があります。」である。
【選択図】図2
Description
この警告信号が受信される場合とは、HDDが故障しやすい状況にあることを意味する。
このハードディスク装置は、ハードディスクの使用回数を累積的にカウントし、その使用累積回数を記憶するカウント記憶手段と、該使用累積回数と予め記憶している使用許容回数とを比較して、該使用累積回数が該使用許容回数を超えた場合にハードディスクの交換を促す表示を行う報知手段と、を備える。
ここで、使用とは、読取および記録である。
そのため、情報技術に疎いユーザは、HDDが故障しやすい状況にある旨の報知を受けても、一般的にその対処方法が分からない。また、HDDが故障することも想定していない。
逆に、情報技術に疎いユーザは、その報知に過剰反応することも多かった。ハードディスク装置を購入した販売店にクレームをいれることも多く、この点問題となっていた。
また、特許文献1では、ハードディスクの使用累積回数を指標としているが、このハードディスクの使用累積回数は、HDDが故障しやすい状況にあるか否かの遠因となる可能性はあるものの、直接の原因ではない。
前記ハードディスクドライブから故障発生を予測した旨の警告信号を受信すると、前記ハードディスクドライブに記録されているデータのバックアップを促す表示を行なう報知手段を備えたことを特徴とする。
故障発生予測機能は、例えばS.M.A.R.T.(Self-Monitoring Analysis and Reporting Technology)機能である。
報知手段は、一般的に、ハードディスクドライブ(以下、「HDD」と称する)が故障発生を予測したか否かを確認するための確認信号をHDDに送信し、HDDから正常信号又は警告信号を受信することによって、HDDが故障しやすい状況にあるか否かを確認する。報知手段は、例外的に、確認信号をHDDに送信しなくとも、HDDから警告信号を受信することによって、HDDが故障していることを確認することもある。
なお、警告信号は、HDDの故障発生を予測した旨の信号である。逆に、正常信号は、HDDが正常であることを示す旨の信号である。
そして、報知手段は、HDDから警告信号を受信することによって、HDDが故障しやすい状況にあることを確認すると、HDDに記録されているデータのバックアップを促す表示を行なう。この表示は、例えば「HDDが故障しやすい状況にあります。即、HDDに記録されているデータのバックアップをする必要があります。」である。
情報技術に疎いユーザであっても、この表示を見ることで、HDDに記録されているデータのバックアップを行なう必要があることを理解することができる。
以上より、HDDに記録されているデータが永久に失われることを防止することができるという効果を奏する。
なお、上記構成に、「報知手段は、上記警告信号を受信すると、HDDの交換を促す表示を行なう」構成を追加しても良い。
前記報知手段は、前記表示が行なわれてから一定時間が経過するまでに、前記バックアップのための操作が行なわれたか否かを判断し、
前記報知手段は、前記一定時間が経過するまでに前記バックアップのための操作が行なわれなかった場合、前記ハードディスクドライブに記録されているデータを前記記憶手段でバックアップすることを特徴とする。
この構成では、ユーザがバックアップを促す表示を見逃した場合を想定している。
上記(1)では、報知手段がバックアップを促す表示を行なっていたが、この構成では、報知手段が、HDDに記録されているデータのバックアップを上記記憶手段で強制的に自動実行する。
以上より、HDDに記録されているデータが永久に失われることを一層防止することができるという効果を奏する。
なお、上記構成を、「前記報知手段は、前記一定時間が経過するまでに前記バックアップのための操作が行なわれなかった場合、前記HDDのデータ量と前記記憶手段の空き容量とを確認し、バックアップ可能であれば、前記ハードディスクドライブに記録されているデータを前記記憶手段でバックアップする」に追加修正しても良い。この場合、記憶手段の空き容量を考慮してバックアップできるという効果を奏する。
HD付きDVDレコーダ1は、入力されたデータを所定の情報記憶媒体に記録し、再生指示に応じて既に記録されているデータを再生する記録再生部104と、録画指示に応じて記録再生部104への記録と記録再生部104からの再生と以下に説明する各部の動作とを制御するマイクロコンピュータ(MPUすなわち主制御装置)105と、を備える。
さらに、データプロセッサ104cは、MPU105の制御に従って、光ディスクD又はHDD104aに記録されたデータを書替えたり、記録されたデータの削除を行う。
チューナ102は、例えば放送事業者等に代表される情報配信者から配信されるテレビ放送信号が受信されるアンテナ(不図示)と接続されている。そして、チューナ102は、アンテナで受信したテレビ放送信号から選択されているチャンネルのテレビ放送信号を抽出し、エンコーダ部103に出力する。テレビ放送信号は、例えばMPEG2で圧縮された信号である。
タイマーマイコン109は、HD付きDVDレコーダ1の時間管理に利用されるタイマー回路(時計ユニット)109aを有している。タイマーマイコン109には、ユーザからの操作(指示)を受け付けるユーザ操作入力部110が接続されている。
メモリ111は、例えばROM、EEPROM等の半導体メモリである。
上記制御プログラムは、複数のルーチンを同時並行で処理するマルチタスク機能を有している。
MPU105は、メモリ111に記憶されている制御プログラムに従い、光ディスクDに対するデータの記録、再生及び削除と、ユーザ操作入力部110を介して入力された録画操作に対応する録画動作と、表示部108を用いた表示動作と、等を制御する。
また、ユーザ操作入力部110は、図示しないリモコン(リモートコントロール端末)から送信された制御信号を受け入れるデータ受信部110aを有する。
この動作は、MPU105が行う再生又は記録等のフロントエンド側の処理と別に、電源オン状態の際にバックエンド側で所定時間おきに常時実行している動作である。所定時間は、例えば1分、10分、1時間である。この動作は、例えば電源オン状態への移行がトリガとなって実行される。また、図2で示されているバックアップ報知ルーチンは、上記制御プログラムに関連するルーチンであり、例えば電源オン状態への移行により、制御プログラムからコールされる。
次に、MPU105は、HDD104dが故障しやすい状況にあるか否かを判断する(s2)。この判断は、s1で取得した警告信号又は正常信号から判断する。
以上より、HDD104dに記録されているデータが永久に失われることを防止することができるという効果を奏する。
なお、s3において、MPU105は、HDD104dの交換を促す表示を表示部108に行なわせても良い。
また、光ディスクDにデータが何も記録されていない場合のみ、バックアップ可能と判断させても良い。光ディスクDに何らかのデータが記録されている場合、ユーザが追記を希望しない場合もあるためである。
以上より、光ディスクDの空き容量を考慮してバックアップできるという効果を奏する。
なお、光ディスクDが予めマウントされていることを前提に説明しているが、マウントされていない場合、s17の判断は、判断否定とする。
これにより、HDD104dに記録されているデータが永久に失われることを一層防止することができるという効果を奏する。
これにより、ユーザは、バックアップが強制的に実行されたことを把握することができるという効果を奏する。
電源オン状態及びスタンバイ状態においてバックアップを促す表示がされるので、情報技術に疎いユーザであっても、HDD104dに記録されているデータのバックアップを行なう必要があることを理解することができる。
101−映像信号入力端子
102−TVチューナ
103−エンコーダ部
104−記録再生部
104a−光ディスクドライブ
104c−データプロセッサ
104d−HDD
105−マイクロプロセッサユニット
105a−レジスタ
106−デコーダ部
107−映像出力端子
108−表示部
109−タイマーマイコン
109a−タイマー回路(時計ユニット)
110−ユーザ操作入力部
110a−データ受信部
111−メモリ
112−RAM
Claims (4)
- ドライブ装置内部の信号又は情報をモニタリングしながら、該ドライブ装置の信頼性を示す数値と予め設定された基準値とを比較して、該ドライブ装置の故障発生を予測するS.M.A.R.T.機能を有するハードディスクドライブを備えるHD 付きDVDレコーダにおいて、
前記ハードディスクドライブから故障発生を予測した旨の警告信号を受信すると、前記ハードディスクドライブに記録されているデータのバックアップを促す表示を行なう報知手段と、
光ディスクがマウントされた光ディスクドライブと、を備え、
前記報知手段は、前記表示が行なわれてから一定時間が経過するまでに、前記バックアップのための操作が行なわれたか否かを判断し、
前記報知手段は、前記一定時間が経過するまでに前記バックアップのための操作が行なわれなかった場合、前記ハードディスクドライブに記録されているデータを前記光ディスクドライブでバックアップし、さらに、該バックアップを実行した旨の表示を行うことを特徴とするハードディスク付きDVDレコーダ。 - ドライブ装置内部の信号又は情報をモニタリングしながら、該ドライブ装置の信頼性を示す数値と予め設定された基準値とを比較して、該ドライブ装置の故障発生を予測する故障発生予測機能を有するハードディスクドライブを備えるハードディスク装置において、
前記ハードディスクドライブから故障発生を予測した旨の警告信号を受信すると、前記ハードディスクドライブに記録されているデータのバックアップを促す表示を行なう報知手段を備えたことを特徴とするハードディスク装置。 - 前記ハードディスクドライブとは別体に設けられた記憶手段を備え、
前記報知手段は、前記表示が行なわれてから一定時間が経過するまでに、前記バックアップのための操作が行なわれたか否かを判断し、
前記報知手段は、前記一定時間が経過するまでに前記バックアップのための操作が行なわれなかった場合、前記ハードディスクドライブに記録されているデータを前記記憶手段でバックアップすることを特徴とする請求項2に記載のハードディスク装置。 - 前記報知手段は、前記ハードディスクドライブに記録されているデータを前記記憶手段でバックアップした場合、該バックアップを実行した旨の表示を行うことを特徴とする請求項3に記載のハードディスク装置。
Priority Applications (1)
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- 2006-02-08 JP JP2006030954A patent/JP2007213670A/ja active Pending
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