JP2001167516A - 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに記録媒体

Info

Publication number
JP2001167516A
JP2001167516A JP2000293447A JP2000293447A JP2001167516A JP 2001167516 A JP2001167516 A JP 2001167516A JP 2000293447 A JP2000293447 A JP 2000293447A JP 2000293447 A JP2000293447 A JP 2000293447A JP 2001167516 A JP2001167516 A JP 2001167516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dubbing
control
information
network
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000293447A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Ishikawa
真之 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000293447A priority Critical patent/JP2001167516A/ja
Publication of JP2001167516A publication Critical patent/JP2001167516A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Debugging And Monitoring (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)
  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め保存されているダビング情報を用い、復
帰処理を行う。 【解決手段】 ダビング処理実行中のダビング情報(テ
ープの位置、残り時間等)がフラッシュROMに予め保存
されている。ダビングアプリケーションは、ステップS
41で、フラッシュROMからダビング情報を読み出し、
ステップS42で、ダビング処理を再開するか否かを確
認するためのメッセージをモニタに表示させ、ステップ
S43で、ダビング再開指令が入力されたか否かを判断
する。ダビング再開指令が入力された場合、ステップS
44で、ダビングアプリケーションは、読み出したダビ
ング情報を基に再設定し、処理を再開する。ダビング再
開指令が入力されない場合、ステップS45で、ダビン
グアプリケーションは、ダビング処理がキャンセルされ
たことを示す信号をフラッシュROMに保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び方法、並びに記録媒体に関し、特に、他の装置の制御
に関する情報を保存することにより、処理中断後の復帰
処理を容易に実行できるようにした情報処理装置および
方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】IEEE1394シリアルバスなどのホームネッ
トワークシステムにおいては、複数の情報処理装置(例
えば、VCR(Video Cassette Recorder)やIRD(Integra
ted Receiver Decoder))を接続し、情報の再生や録画
(録音)を実行したり、情報処理装置間で情報を送受信
して、ダビングなどの編集処理を実行することができ
る。従来では、制御側の情報処理装置が被制御側の情報
処理装置に対して、AV/C(Audio Video/Control)コマ
ンドを発行することにより、被制御側の情報処理装置の
制御が行われていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、複数のVCRを用いた編集処理中に、VCRが誤ってネッ
トワークから離脱されたり、停電が起こることなどによ
り、編集処理が中断されてしまった場合、従来のAV/Cコ
マンドを用いた制御では、ユーザ自身が手動で編集処理
の再開を設定しなければならなかった。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、ネットワークに接続されている他の装置の
制御に関する情報を保存し、保存されている制御に関す
る情報に基づいて、処理中断後の復帰処理を容易に実行
できるようにするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、ネットワークを介して他の装置を制御する制御手段
と、制御手段による他の装置の制御に関する情報を保存
する保存手段とを備えることを特徴とする。
【0006】前記制御手段の制御に基づいて他の装置が
所定の処理を実行していたとき発生した異常を検出する
異常検出手段を更に備えるようにすることができる。
【0007】前記異常検出手段により検出された異常が
解消されたことを検出する復帰検出手段をさらに備える
ようにすることができる。
【0008】前記保存手段により保存されている制御に
関する情報に基づいて、異常が発生する前の状態を設定
する状態再設定手段を更に備えるようにすることができ
る。
【0009】前記制御手段は、状態再設定手段により異
常が発生する前の制御状態が設定された場合、他の装置
の制御を再開するようにすることができる。
【0010】前記異常検出手段により検出された異常の
内容を出力する出力手段をさらに備えるようにすること
ができる。
【0011】前記異常検出手段は、残り時間の値を検出
することにより異常の有無を判断するようにすることが
できる。
【0012】前記制御手段は、制御を開始する時刻を設
定する時刻設定手段を備えるようにすることができる。
【0013】前記制御手段は、デバイスコントロールモ
ジュールおよびファンクショナルコンポーネントモジュ
ールを備えるようにすることができる。
【0014】前記保存手段は、残り時間の値を不揮発性
記憶領域に保存するようにすることができる。
【0015】本発明の情報処理方法は、ネットワークを
介して他の装置を制御する制御ステップと、制御ステッ
プの処理による他の装置の制御に関する情報を保存する
保存ステップとを含むことを特徴とする。
【0016】本発明の記録媒体のプログラムは、ネット
ワークを介して他の装置を制御する制御ステップと、制
御ステップの処理による他の装置の制御に関する情報を
保存する保存ステップとを含むことを特徴とする。
【0017】本発明の情報処理装置、情報処理方法、お
よび記録媒体のプログラムにおいては、ネットワークに
接続されている他の装置の制御に関する情報が保存され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】図1は、ホームネットワーク等
で、複数の情報処理装置を接続している場合のネットワ
ークシステムの構成を示すブロック図である。
【0019】IEEE1394シリアルバス1には、IRD2、VCR
3およびVCR4が接続されている。IRD2には、チューナ
5およびモニタ6が接続されている。VCR3およびVCR4
は、IEEE1394シリアルバス1に接続されたとき、IEEE13
94シリアルバス1を介して、IRD2に、それぞれの機器
のDCM(Device Control Module)と、FCM(Function Con
trol Module)を送信する(DCMおよびFCMの詳細につい
ては後述する)。IRD2は、これらの情報から、IEEE139
4シリアルバス1に接続されている機器の接続状態を検
知し、それらの機器を制御するためのGUI(Graphical U
ser Interface)をモニタ6に表示させる。
【0020】ユーザは、モニタ6の表示を基に、IRD2
に接続される図示しないキーボード、マウス、もしくは
リモートコマンダを操作し、IEEE1394シリアルバス1に
接続されているVCR3およびVCR4のうち、所望の機器を
選択し、更に、選択した機器が実行する処理を指示す
る。IRD2は、ユーザの操作に基づいて、制御信号を生
成し、IEEE1394シリアルバス1を介して、VCR3およびV
CR4に供給する。VCR3およびVCR4は、入力された制御
信号に従って、例えば、音声データや映像データの再
生、IEEE1394シリアルバス1を介したデータの送受信、
または、受信したデータの記録等の処理を実行する。
【0021】図2は、IRD2の詳細な構成を示すブロッ
ク図である。PCI(Peripheral Component Interconnec
t)スロット11乃至13には、例えば、IEEE1394シリ
アルバス1を接続するためのネットワークカード25
(IEEE1394シリアルバスインタフェイス)、モニタ6、
チューナ5もしくは図示しないデコーダを接続するため
の拡張カード(グラフィックスカードなど)が挿入可能
である。ここでは、それぞれに対応する拡張カードを介
して、PCIスロット11にチューナ5を、PCIスロット1
2にモニタ6を接続し、PCIスロット13に、ネットワ
ークカード26を介してIEEE1394シリアルバス1を接続
する。
【0022】入出力制御部14には、例えば、マウスや
キーボードを接続するためのPS2(登録商標)スロッ
ト、電話回線を接続するためのモデム、リモートコマン
ダから送信される、例えば、赤外線などによる信号を受
信するための受信部(いずれも図示せず)などが備えら
れている。
【0023】ハードディスクドライブ(HDD)15に
は、CPU25(Central Processing Unit)が実行する各種
のアプリケーションプログラム、ミドルウェアなどが保
存されている。また、SDRAM(Synchronous Dynamic Ran
dom Access Memory)16には、プログラムの実行に伴
って生成されるデータが一時保存される。フラッシュRO
M(FLASH ROM(Read Only Memory))17には、図7お
よび図8を用いて後述する処理によって、IEEE1394シリ
アルバス1に接続されている機器が実行する処理に関す
る最新の情報が書き込まれる。ドライブ18には、磁気
ディスク19、光ディスク20、光磁気ディスク21、
または半導体メモリ22などが挿入可能である。ブート
(Boot)ROM23には、ハードディスクドライブ15、
ドライブ18に挿入される磁気ディスク19乃至半導体
メモリ22、もしくは入出力制御部14の図示しない電
話回線を介して接続されるネットワークから、OS(Opera
tionSystem)をロードしてブート(起動)するためのプ
ログラム(ブートコード)が格納されている。
【0024】PCIスロット11乃至ブートROM23は、バ
スコントローラ24を介してCPU(Central Processing
Unit)25と接続されている。CPU25は、バスコント
ローラ24を介して、入出力制御部14から入力される
ユーザの操作を示す信号を受け、ハードディスクドライ
ブ15から必要なプログラムを読み込み、実行する。そ
して、CPU25は、例えば、ユーザの操作の補助となる
ようなメッセージを表す文字画像データを生成し、バス
コントローラ24およびPCIスロット12を介してモニ
タ6に出力し、表示させたり、VCR3およびVCR4を制御
するための制御信号を生成し、バスコントローラ24、
PCIスロット13、ネットワークカード26、およびIEE
Eシリアルバス1を介して、VCR3およびVCR4に出力す
る。
【0025】図3は、VCR3の内部の構成を示すブロッ
ク図である。IRD2から送信される信号は、IEEE1394シ
リアルバス1、IEEE1394シリアルバスインタフェイス3
1および内部バス32を介してCPU35に入力される。
また、ユーザが、タッチパネル33を用いて、VCR3を
操作すると、ユーザの操作に対応する信号が、入出力イ
ンタフェイス34および内部バス32を介してCPU35
に入力される。
【0026】CPU35は入力された信号に従って、ROM3
6に保存されているプログラムを読み出して実行し、例
えば、画像・音声信号処理部38に、内部バス32を介
して制御信号を出力したり、ROM36に保存されてい
る、自分自身のDCMおよびFCMを、内部バス32、IEEE13
94シリアルバスインタフェイス31、およびIEEE1394シ
リアルバス1を介してIRD2に送信する。RAM37
は、CPU35のプログラム実行により生成されたデータ
や、その他VCR3が処理を実行するために必要なデータ
を一時保存する。
【0027】画像・音声信号処理部38は、CPU35か
ら入力された制御信号に従って、図示しない挿入された
ビデオカセットテープに記録されているデータを、テー
プヘッド39を用いて読み取り、内部バス32、入出力
インタフェイス34、IEEE1394シリアルバスインタフェ
イス31およびIEEE1394シリアルバス1を介して、ネッ
トワークに接続されている他の機器に送信する。また、
画像・音声信号処理部38は、テープヘッド39を用い
て読み取ったデータを、内部バス32および入出力イン
タフェイス34を介してLCD(Liquid Crystal Displ
ay)40に出力し、表示させる。更に、画像・音声信号
処理部38は、IEEE1394シリアルバス1、IEEE1394シリ
アルバスインタフェイス31、および内部バス32を介
して、ネットワークに接続されている他の機器(例え
ば、VCR4)から送信されたデータを、テープヘッド3
9を用いて、図示しないビデオカセットテープに記録さ
せる。
【0028】MIC検出部41は、VCR3に挿入されたビデ
オカセットテープに搭載されている、例えば半導体メモ
リなどで構成されたMIC(Memory In Cassette)に記録
されている情報を検出する。MICには、それぞれのビデ
オカセットテープの種類を表す情報が記録されている。
CPU35は、MICに記録されている情報を、内部バス32
を介して読み込むことにより、ビデオカセットテープが
入れ替わったときにこれを検知することができる。更
に、MICに記録されている情報は、内部バス32、IEEE1
394シリアルバスインタフェイス31、およびIEEE1394
シリアルバス1を介して、図1のIRD2に読み込まれ
る。これにより、IRD2は、VCR3に挿入されているビデ
オカセットテープを確認することができる。
【0029】なお、VCR4も、図3に示されるVCR3と同
様の構成であるので、その説明は省略する。
【0030】ここで、図1に示されるようなネットワー
ク上の機器が連携して動作するには、ネットワークの制
御および管理のためのミドルウェア(OS、ネットワーク
制御プログラム、またはデータベースシステムなどの下
位ソフトウェアと、上位のアプリケーションとの間に位
置し、アプリケーションに対してさまざまなサービスを
提供するソフトウェア)が必要である。更に、異なるメ
ーカーの機器をネットワークに接続した場合でも、ネッ
トワークが正常に動作し、機器の相互運用を行うために
は、そのミドルウェアが準拠すべき共通の仕様が不可欠
である。ここでは、ネットワークの制御および管理のた
めのミドルウェアとして、HAVi(商標として申請中)
(Home Audio/Video Interoperability Architecture)
を適応した場合のネットワークシステムについて説明す
る。
【0031】図4は、図2のハードディスクドライブ1
5に保存されているソフトウェアスタックの例を示す。
図中、より上方に示されるモジュールは、下方に示され
るモジュールより上位の階層のものとされる。1394ドラ
イバ(driver)を除く部分が、HAViに対応するソフトウェ
アモジュールである。
【0032】1394ドライバは、IEEE1394シリアルバス1
に依存した部分を記述したモジュールであり、上位のソ
フトウェアにデバイスアクセスのための共有の手順を提
供するためのソフトウェアである。
【0033】CMM(Communication Media Manager)1394
は、IEEE1394シリアルバス1と、HAViの各ソフトウェア
モジュールおよびダビングアプリケーションとのインタ
フェイスとして作用するものである。CMM1394は、IEEE1
394シリアルバス1に接続されている機器間で、信号を
送受信するための伝送機構を提供したり、IEEE1394シリ
アルバス1の動作状況を把握し、その情報を他のソフト
ウェアモジュールに提供する。
【0034】メッセージングシステム(Messaging Syste
m)は、ネットワーク上の各機器のソフトウェアモジュー
ル同士がコミュニケーションするためのAPI(Applicati
on Programming Interface)として作用するものであ
り、ソフトウェアモジュール間でメッセージを伝送する
役割を果たす。このため、HAViを採用したネットワーク
においては、メッセージを送信する側と受信する側と
が、お互いのネットワーク上の場所を知ることなく、メ
ッセージを伝送することができる。
【0035】DCM(Device Control Module)マネージャ
は、ネットワーク上の各機器に対して、DCMおよびFCM
(Functional Component Module)をインストールする
ものである。HAViを採用したネットワークにおいて、DC
Mマネージャは、ネットワークに新たな機器が接続され
ると、新たに接続された機器に対応するDCMおよびFCMを
インストールし、ネットワークから機器が離脱される
と、離脱された機器に対応するDCMおよびFCMをアンイン
ストールする。
【0036】DCMは、機器の制御を行うものであり、ア
プリケーションプログラムは、ネットワークに接続され
た各機器を直接制御するのではなく、DCMを介して機器
の制御を行う。FCMは、アプリケーションプログラム
が、それぞれの機器に対して実行する制御の内容(機
能)を表し、DCMで指定される機器に、AV/Cコマンドを
送信する。DCMおよびFCMは、APIとして機能するため、
アプリケーションプログラム自体は個々の機器の違いを
考慮する必要がない。従って、HAViを採用したネットワ
ークにおいては、ネットワーク上の機器が他の機器の機
能を認識することができ、離れた場所から他の機器を操
作することが可能となる。
【0037】イベントマネージャ(Event manager)
は、例えば、ネットワークに新たな機器が接続された
り、離脱されたりすることにより、ネットワークの状態
が変化した場合、イベントを発生し、他のソフトウェア
モジュールに伝達する役割を果たす。これにより、HAVi
を採用したネットワークにおいては、プラグアンドプレ
イを実現することが可能となる。
【0038】レジストリ(Registry)は、ネットワーク
上にどんな機器が接続されているか、またその機器がど
んな機能を持っているかなどの、機器に関する情報を保
持・更新するものであり、異なる機器間の相互作用を可
能にするものである。アプリケーションプログラムはこ
のレジストリから必要な情報を入手する。また、ネット
ワーク上の各機器は、このレジストリを参照することに
より、ネットワーク上の他の機器の基本的なソフトウェ
アモジュールの所在を確認することができる。
【0039】ストリームマネージャ(Stream Manager)
は、ネットワーク上で映像や音声などのストリームデー
タ(連続したデータ)の流れを監視・管理し、ストリーム
データのリアルタイム伝送を可能にするものである。ま
た、ストリームマネージャは、機器内部および機器間の
接続を管理し、ネットワーク資源の確保や開放を行うと
ともに、ネットワーク全体の接続情報の提供を行う。更
に、ストリームマネージャは、ネットワークのリセット
後の再接続をサポートすることもできる。
【0040】リソースマネージャ(Resource manager)
は、デバイス使用権の衝突問題を処理したり、接続され
た機器に予約された処理などの、スケジュールされたイ
ベントを管理したり、登録後のデバイスの取り外しがな
いかなどの、ネットワークの監視を行う。
【0041】ダビングアプリケーション(Dubbing Appl
ication)は、ネットワークに接続されている機器に保
存されているデータを、他の機器にダビングする処理を
実行するためのアプリケーションソフトウェアである。
【0042】DCM1およびDCM2は、それぞれ、VCR3、V
CR4からインストールされたそれぞれの機器に対応する
DCMである。VCRFCM1およびVCRFCM2は、それぞれ、VCR
3、VCR4からインストールされたそれぞれの機器に対
応するFCMである。
【0043】また、このようなソフトウェアモジュール
は、ネットワークに接続される各機器に、HAViにおいて
規定される機器のクラスに応じて所有される。HAViにお
いては、4種類の機器のクラスが規定されている。
【0044】FAV(Full AV Device)は、ネットワーク
を管理する機能を有する機器を想定しており、上述した
HAViのソフトウェアモジュールを全て備えている(DCM
およびFCMを所有していない場合もあるが、例えば、後
述するBAVよりインストールすることが可能である)。F
AVは、バイトコードとして採用されているJava(商標)を
用いたアプリケーションおよびDCM、FCMを実行すること
が可能である。従って、FAVは、他の機器からDCMおよび
FCMをアップロードすることにより、他の機器を制御下
に置くことができる。
【0045】IAV(Intermediate AV Device)は、FAVと同
様にネットワークを管理する機能を有する機器を想定し
ているが、FAVとは異なり、バイトコードとして採用さ
れているJava(商標)を用いたアプリケーション、または
DCM、FCMが実行できない環境であるため、他の機器から
DCMおよびFCMをアップロードすることはできない。その
かわり、IAVの機器内に予め埋め込まれたDCMおよびFCM
を実行することができる。
【0046】BAV(Base AV Device)は、HAViのネット
ワークに直接接続することが可能な被制御機器を想定し
たものであり、自分自身のDCMおよびFCMを所有してい
る。LAV(Legacy AV Device)は、IEEE1394シリアルバス
1に接続可能な機器としての機能のみを有している。AV
/Cコマンドに対応するため、単独で動作する以外にも、
被制御機器として動作することが可能である。
【0047】ここでは、IRD2をFAV、VCR3およびVCR4
をBAVに対応する機器として説明する。図5に示すよう
に、FAVであるIRD2は、BAVであるVCR3およびVCR4のD
CMとFCMをインストールすることにより、VCR3およびVC
R4を制御下におくことができる。これにより、HAViの
ネットワークを管理する機器であるIRD2は、例えば、
ストリームマネージャにより、被制御機器であるVCR3
とVCR4とのコネクションを生成し、ストリームデータ
を流させることができる。
【0048】次に、図6のフローチャートを参照して、
IRD2が実行するネットワーク管理処理について説明す
る。以下、説明は省略するが、図4を用いて説明したソ
フトウェアスタックの各ソフトウェアモジュールは、ハ
ードディスクドライブ15から、CPU25に読み出さ
れ、実行される。
【0049】まず、ステップS1において、CMM1394
は、ネットワークに新たな機器が挿入されたか否かを判
断する。ステップS1において、新たな機器が挿入され
ていないと判断された場合、処理はステップS5に進
む。
【0050】ステップS1において、新たな機器が挿入
されたと判断された場合、ステップS2において、DCM
マネージャは、挿入された新しい機器から、DCMおよびF
CMをインストールする。ステップS3において、レジス
トリは、新たに接続された機器に関する情報を登録す
る。
【0051】ステップS4において、イベントマネージ
ャは、予めレジストリに登録されている、ネットワーク
に接続されている他の機器と、図4で説明した各ソフト
ウェアモジュールに、NEW_SOFTWARE_ELEMENTというイベ
ントを送信する。NEW_SOFTWARE_ELEMENTには、SEID(So
ftware Element ID)という、接続された機器に対応す
るIDが含まれており、ネットワークに接続されている他
の機器と、図4で説明した各ソフトウェアモジュール
は、このNEW_SOFTWARE_ELEMENTを受信することにより、
新しい機器がネットワークに接続されたことを認識する
ことができる。
【0052】ステップS5において、CMM1394は、ネッ
トワークから機器が離脱されたか否かを判断する。ステ
ップS5において、機器が離脱されていないと判断され
た場合、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が
繰り返される。
【0053】ステップS5において、機器が離脱された
と判断された場合、ステップS6において、DCMマネー
ジャは、離脱された機器に対応するDCMおよびFCMをソフ
トウェアスタックからアンインストールする。ステップ
S7において、レジストリは、離脱された機器に関する
情報を消去する。
【0054】ステップS8において、イベントマネージ
ャは、予めレジストリに登録されている、ネットワーク
に接続されている他の機器と、図4で説明した各ソフト
ウェアモジュールに、GONE_SOFTWARE_ELEMENTというイ
ベントを送信する。GONE_SOFTWARE_ELEMENT にも、SEID
が含まれており、ネットワークに接続されている他の機
器と、図4で説明した各ソフトウェアモジュールは、こ
のGONE_SOFTWARE_ELEMENTを受信することにより、どの
機器がネットワークから離脱されたのかを認識すること
ができる。そして処理はステップS1に戻り、それ以降
の処理が繰り返される。
【0055】次に、図7および図8のフローチャートを
参照して、ダビング処理について説明する。
【0056】ダビングアプリケーションは、起動される
と、ステップS11において、バスコントローラ24を
介して、フラッシュROM17の所定の領域に保存されて
いる、ダビング処理に関する情報を読み込み、ステップ
S12において、ステップS11で読み込んだ情報がダ
ビング処理終了(ユーザのキャンセルによる終了を含
む)を示す情報か、ダビングの経過を示す情報かに基づ
いて、1つ前の処理は正常に終了しているか否かを判断
する。すなわち、ダビング処理が正常に終了されたり、
ユーザによってキャンセルされた場合、フラッシュROM
17には、その終了状態を示すデータが保存されている
が、停電などで、システム全体が同時に停止した場合、
フラッシュROM17には、ダビングの経過を示す情報が
保存される。そして、停電回復後、停電時に起動してい
たダビングアプリケーションが再起動されるので、ダビ
ングアプリケーションは、そのダビングの経過を示す情
報から、1つ前の処理が正常に終了しているか否かを判
断することができる。また、例えば、後述するステップ
S32の処理で、現在実行中のダビング状態に関する情
報として、フラッシュROM17に記録された、ダビング
元およびダビング先のダビング残り時間が0でない場
合、異常終了と判定される。
【0057】ステップS12において、1つ前の処理は
正常に終了していないと判断された場合、ステップS1
3において、ダビングアプリケーションは、図15を用
いて後述する停電解除時の復帰処理を実行する。そし
て、停電解除時の復帰処理が実行された後、処理は、ス
テップS22に進む。
【0058】ステップS12において、1つ前の処理は
正常に終了していると判断された場合、ステップS14
において、ダビングアプリケーションは、現在ネットワ
ークに接続されている機器を示すアイコンに対応する信
号と、ユーザにダビング処理の対象となる機器を選択さ
せるための、例えば、「ダビング元と、ダビング先の機
器を選択してください」というメッセージを表示させる
ための信号を生成し、バスコントローラ24およびPCI
スロット12を介して出力し、例えば、図9に示される
ような表示画面を、モニタ6に表示させる(以下、説明
は省略するが、ダビングアプリケーションがモニタ6に
文字や画像などを表示させる場合、同様の処理が実行さ
れる)。
【0059】ユーザは、モニタ6の表示に従って、図示
しないキーボード、マウス、もしくはリモートコマンダ
を操作し、ダビング元とダビング先の機器を選択する。
ユーザの操作を表す信号は、入出力制御部14、バスコ
ントローラ24を介してCPU25に入力される(以下、
説明は省略するが、ユーザの操作を表す信号は、同様に
CPU25に入力される)。ダビングアプリケーション
は、選択された機器のそれぞれに対応するFCMを認識す
る。ここでは、VCR3がダビング先、VCR4がダビング元
に選択されたとし、ダビングアプリケーションは、VCRF
CM1およびVCRFCM2を認識する。
【0060】ステップS15において、ダビングアプリ
ケーションは、モニタ6の表示画面に、例えば、図10
に示されるように、予約ダビング処理、および通常のダ
ビング処理を表す2つのボタンを表示させ、ユーザが、
図示しないキーボード、マウス、もしくはリモートコマ
ンダを操作し、どちらのボタンを押下するのかに基づい
て、予約ダビング処理が行われるか否かを判断する。
【0061】ステップS15において、予約ダビング処
理が行われない(通常のダビング処理が行われる)と判
断された場合、ステップS16において、ダビングアプ
リケーションは、ユーザにダビング時間の入力を促すた
めのメッセージを、例えば、図11に示されるように、
モニタ6に表示させる。ユーザが、モニタ6に表示され
たメッセージに従ってダビング時間を入力すると、ダビ
ングアプリケーションは、入力されたダビング時間を、
ダビングアプリケーション内部のダビングタイマに登録
する。
【0062】ステップS17において、ダビングアプリ
ケーションは、ユーザがダビング開始を指令するための
ボタンを、例えば、図12に示されるように、モニタ6
に表示させる。ユーザは、図示しないキーボード、マウ
ス、もしくはリモートコマンダを操作し、このボタンを
押下して、ダビング開始を指令する。ユーザの指令を示
す信号は、CPU25に入力され、処理はステップS22
に進む。
【0063】ステップS15において、予約ダビング処
理が行われると判断された場合、ステップS18におい
て、ダビングアプリケーションは、例えば、図13に示
されるように、ユーザにダビング開始時刻の入力を促す
ためのメッセージをモニタ6に表示させる。ユーザは、
モニタ6に表示されたメッセージに従ってダビング開始
時刻を入力する。ユーザが入力した時間を示す信号は、
CPU25に入力され、ダビングアプリケーションは、入
力されたダビング開始時刻を、ダビングアプリケーショ
ン内部に保持する予約タイマに登録するとともに、スケ
ジュールを管理するリソースマネージャに、予約ダビン
グ処理が指令されたことを通知する。
【0064】ステップS19において、ダビングアプリ
ケーションは、ユーザにダビング時間の入力を促すため
のメッセージを、モニタ6に表示させる。ユーザが、モ
ニタ6に表示されたメッセージに従ってダビング時間を
入力すると、ダビングアプリケーションは、入力された
ダビング時間を、ダビングアプリケーション内部のダビ
ングタイマに登録する。
【0065】ステップS20において、リソースマネー
ジャは、現在の時刻が、ステップS18で登録されたダ
ビング開始時刻か否かを判断する。ステップS20にお
いて、ダビング開始時刻ではないと判断された場合、現
在の時刻がダビング開始時刻であると判断されるまで、
ステップS20の処理が繰り返される。
【0066】ステップS20において、現在の時刻がダ
ビング開始時刻であると判断された場合、ステップS2
1において、リソースマネージャは、ダビングアプリケ
ーションに、ダビング開始を指令する。
【0067】ステップS22において、ダビングアプリ
ケーションは、ストリームマネージャに、Flow to(VCRF
CM1,VCRFCM2)コマンドを出力し、VCR3とVCR4との間
にPoint-to-Pointのコネクションを生成させる。これに
より、VCR3にVCR4からストリームを流すことが可能と
なる。
【0068】ステップS23において、ダビングアプリ
ケーションは、VCRFCM1をRec Pause状態にする。VCRFC
M1は、VCR3に、バスコントローラ24、PCIスロット
13、ネットワークカード26、およびIEEE1394シリア
ルバス1を介して、Rec PauseのAV/Cコマンドを出力す
る。VCR3は、これを受け、テープの位置を所定の位置
に巻き戻すなどの、録画開始に必要な処理を開始する。
【0069】ステップS24において、ダビングアプリ
ケーションは、ダビング先の装置であるVCR3が、Rec P
ause状態になった(テープの位置を所定の位置に巻き戻
すなどの、録画開始に必要な処理が終了した)か否かを
判断する。VCR3がRec Pause状態になったとき、その旨
が、VCR3からVCRFCM1を介してダビングアプリケーシ
ョンに通知される。ステップS24において、Rec Paus
e状態ではないと判断された場合、Rec Pause状態になる
まで、ステップS24の処理が繰り返される。
【0070】VCR3が、Rec Pause状態になったとき、ス
テップS25において、ダビングアプリケーションは、
VCRFCM2をPlay状態にする。VCRFCM2は、VRC4に、バ
スコントローラ24、PCIスロット13、ネットワーク
カード26、およびIEEE1394シリアルバス1を介して、
PlayのAV/Cコマンドを出力する。VRC4は、これを受
け、テープの位置を所定の位置に巻き戻すなどの、再生
開始に必要な処理を開始する。
【0071】ステップS26において、ダビングアプリ
ケーションは、ダビング元の装置であるVCR4が、Ready
状態(再生開始が可能な状態)になったか否かを判断す
る。VCR4がReady状態になったとき、その旨が、VCR4
からVCRFCM2を介してダビングアプリケーションに通知
される。ステップS26において、VCR4がReady状態で
はないと判断された場合、VCR4がReady状態になるま
で、ステップS26の処理が繰り返される。VCR4は、R
eady状態になると、その旨をVCRFCM2に通知するととも
に、再生を開始する。
【0072】ステップS26において、VCR4がReady状
態になったと判断された場合、ステップS27におい
て、ダビングアプリケーションは、VCRFCM1をRec状態
にし、VCR3に、バスコントローラ24、PCIスロット1
3、ネットワークカード26、およびIEEE1394シリアル
バス1を介して、RecのAV/Cコマンドを出力させる。VCR
3は、これを受け、VCR4から流されるストリームデー
タの録画処理を開始する。
【0073】ステップS28において、ダビングアプリ
ケーションは、内部に保持しているダビングタイマのカ
ウントダウンを開始する。
【0074】ステップS29において、ダビングアプリ
ケーションは、イベントマネージャがGONE_SOFTWARE_EL
EMENTというイベントを発生している(イベントマネー
ジャは、リソースマネージャからネットワークに接続中
の機器が離脱されたことを通知された場合、GONE_SOFTW
ARE_ELEMENTイベントを発生する)か否かを監視するこ
とにより、バスリセットが発生したか否かを判断する。
【0075】ステップS29において、バスリセットが
発生したと判断された場合、ステップS30において、
ダビングアプリケーションは、ステップS29において
受信したGONE_SOFTWARE_ELEMENTに含まれるSEIDを参照
することにより、ネットワークから離脱した機器は、ダ
ビング処理中の機器か否かを判断する。ステップS30
において、ネットワークから離脱した機器は、ダビング
処理中の機器ではないと判断された場合、処理は、ステ
ップS32に進む。
【0076】ステップS30において、ネットワークか
ら離脱した機器は、ダビング処理中の機器であると判断
された場合、ステップS31において、図17および図
18を用いて後述する、バスリセット復帰処理が実行さ
れる。バスリセット復帰処理が実行された後、処理はス
テップS27に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
【0077】ステップS29において、バスリセットが
発生していないと判断された場合、ステップS32にお
いて、ダビングアプリケーションは、現在実行中のダビ
ング状態に関する情報(例えば、ダビング元およびダビ
ング先に対応する機器のバスリセット毎に変化しないID
であるHUID(HAVi Unique ID)、それぞれのテープの
位置、残り時間、Pause状態か否か、等)を、フラッシ
ュROM17に記録させる。
【0078】ステップS33において、ダビングアプリ
ケーションは、ダビングタイマの値が0か否かを判断す
る。ステップS33において、ダビングタイマの値が0
ではないと判断された場合、処理はステップS29に戻
り、それ以降の処理が繰り返される。
【0079】ステップS33において、ダビングタイマ
の値が0であると判断された場合、ステップS34にお
いて、ダビングアプリケーションは、VCRFCM1をSTOP状
態にし、VCRFCM1は、バスコントローラ24、PCIスロ
ット13、ネットワークカード26、およびIEEE1394シ
リアルバス1を介して、VCR3に、STOPのAV/Cコマンド
を出力する。VCR3は、これを受け、入力されるストリ
ームデータの録画処理を停止する。そして、ステップS
35において、ダビングアプリケーションは、VCRFCM2
をSTOP状態にし、VCRFCM2は、バスコントローラ24、
PCIスロット13、ネットワークカード26、およびIEE
E1394シリアルバス1を介して、VCR4に、STOPのAV/Cコ
マンドを出力する。VCR4は、これを受け、挿入されて
いるビデオカセットテープに記録されているデータの再
生処理を停止する。
【0080】ダビングアプリケーションは、ステップS
36において、ストリームマネージャにDrop(VCRFCM
1,VCRFCM2)コマンドを出力し、FCRFCM1とFCRFCM2と
の間のPoint-to-Pointのコネクションを解除させ、ステ
ップS37において、ダビング処理が正常に終了したこ
とを、例えば、図14に示されるように、モニタ6に表
示させるとともに、フラッシュROM17に保存し、処理
を終了する。
【0081】次に、図15のフローチャートを参照し
て、図7のステップS13における、停電解除時の復帰
処理について説明する。
【0082】ダビングアプリケーションは、ステップS
41において、フラッシュROM17から、図8のステッ
プS32において記録されたダビング状態に関する情報
を読み出し、ステップS42において、ユーザに、エラ
ーがあったことを伝え、ダビング処理を再開するか否か
を確認するためのメッセージを、例えば、図16に示さ
れるように、モニタ6に表示させる。
【0083】ステップS43において、ダビングアプリ
ケーションは、CPU25に入力される信号を基に、ユー
ザの操作により、ダビング再開指令が入力されたか否か
を判断する。
【0084】ステップS43において、ダビング再開指
令が入力されないと判断された場合、ステップS45に
おいて、ダビングアプリケーションは、ユーザによって
ダビング処理がキャンセルされたことを示す信号を、フ
ラッシュROM17に保存し、処理を終了する(図7のス
テップS22には進まない)。
【0085】ステップS43において、ダビング再開指
令が入力されたと判断された場合、ステップS44にお
いて、ダビングアプリケーションは、ステップS41に
おいて読み出したダビング情報を基に、例えば、ダビン
グタイマの値などを設定する。そして、処理は図7のス
テップS22に進むので、フラッシュROM17に保存さ
れている停電直前の状態から、ダビング処理が再開され
る。
【0086】ここでは、ステップS42において、ダビ
ング処理を再開するか否かを確認するためのメッセージ
をモニタ6に表示させ、ステップS43において、ダビ
ング再開指令が入力されたか否かを判断させ、ダビング
再開指令が入力された場合にダビング処理を再開するよ
うにしたが、停電が解除された時点で、フラッシュROM
17に保存されているダビング状態に関する情報を再設
定し、自動的にダビング処理を再開するようにしてもよ
い。
【0087】次に、図17および図18のフローチャー
トを参照して、図8のステップS31におけるバスリセ
ット復帰処理について説明する。
【0088】ステップS51において、ダビングアプリ
ケーションは、レジストリを参照することにより、離脱
した機器以外に、ダビング処理中の機器が残っているか
否かを判断する。ステップS51において、ダビング処
理中の機器が他に残っていないと判断された場合、処理
は、ステップS53に進む。
【0089】ステップS51において、離脱した機器以
外に、ダビング処理中の機器が残っていると判断された
場合、ダビングアプリケーションは、ステップS52に
おいて、離脱した機器以外のダビング処理中の機器を、
一時停止させ、ステップS53において、ユーザに、IE
EE1394シリアルバス1に接続されている機器の接続状態
の確認を促すためのメッセージを、例えば、図19に示
されるように、モニタ6に表示させる。
【0090】ステップS54において、ダビングアプリ
ケーションは、イベントマネージャが発生した、NEW_SO
FTWARE_ELEMENTを受信したか否かを判断する。ステップ
S54において、NEW_SOFTWARE_ELEMENTが受信されてい
ないと判断された場合、受信されたと判断されるまで、
ステップS54の処理が繰り返される。
【0091】ステップS54において、NEW_SOFTWARE_E
LEMENTが受信されたと判断された場合、ステップS55
において、ダビングアプリケーションは、NEW_SOFTWARE
_ELEMENTに含まれるSEIDを基に、レジストリからHUIDを
参照することにより、ネットワークに新たに接続された
機器は、ダビング処理中に離脱された機器か否かを判断
する。ステップS55において、新たに接続されたの
は、ダビング処理中に離脱された機器ではないと判断さ
れた場合、処理はステップS53に戻り、それ以降の処
理が繰り返される。
【0092】ステップS55において、ネットワークに
新たに接続された機器は、ダビング処理中に離脱された
機器であると判断された場合、ステップS56におい
て、ダビングアプリケーションは、メッセージングシス
テムを利用して、新たに接続された機器に挿入されてい
るビデオカセットに搭載されているMICに記録されてい
る情報を読み込み、挿入されているのは、ダビング処理
中だったビデオカセットテープか否かを判断する。
【0093】ステップS56において、挿入されている
のがダビング処理中だったビデオカセットテープではな
いと判断された場合、ステップS57において、ダビン
グアプリケーションは、ユーザにビデオカセットテープ
を確認させるためのメッセージを、例えば、図20に示
されるように、モニタ6に表示させる。そして、処理は
ステップS56に戻る。
【0094】ステップS56において、挿入されている
のがダビング処理中のビデオカセットテープであると判
断された場合、ステップS58において、ダビングアプ
リケーションは、ユーザにダビング処理を再開するのか
否かを確認するメッセージを、例えば、図16に示され
るように、モニタ6に表示させる。
【0095】ステップS59において、ダビングアプリ
ケーションは、CPU25に入力される信号を基に、ユー
ザの操作により、ダビング再開指令が入力されたか否か
を判断する。ステップS59において、ダビング再開指
令が入力されないと判断された場合、ステップS60に
おいて、ダビングアプリケーションは、ユーザによって
ダビング処理がキャンセルされたことを示す信号を、フ
ラッシュROM17に保存し、処理を終了する(図8のス
テップS27には進まない)。
【0096】ステップS59において、ダビング再開指
令が入力されたと判断された場合、ステップS61にお
いて、ダビングアプリケーションは、フラッシュROM1
7から、図8のステップS32において記録された、ダ
ビング状態に関する情報を読み出し、その情報を基に、
例えば、ダビングタイマの値などを設定する。
【0097】ステップS62において、ダビングアプリ
ケーションは、VCRFCM1をRec Pause状態にする。VRFCM
1は、VCR3に、バスコントローラ24、PCIスロット1
3、ネットワークカード26、およびIEEE1394シリアル
バス1を介して、Rec PauseのAV/Cコマンドを出力す
る。VCR3はこれを受け、テープの位置を、フラッシュR
OM17に記録されていた、バスリセット前の位置に巻き
戻す。
【0098】ステップS63において、ダビングアプリ
ケーションは、ダビング先の装置であるVCR3に挿入さ
れているテープの位置が、フラッシュROM17に記録さ
れていた、バスリセット前の位置になったか否かを判断
する。ステップS63において、テープの位置がバスリ
セット前の位置ではないと判断された場合、テープの位
置がバスリセット前の位置になるまで、ステップS63
の処理が繰り返される。
【0099】ステップS63において、テープの位置
が、バスリセット前の位置になったと判断された場合、
ステップS64において、ダビングアプリケーション
は、VCRFCM2をPlay状態にする。VCRFCM2は、VRC4
に、バスコントローラ24、PCIスロット13、ネット
ワークカード26、およびIEEE1394シリアルバス1を介
して、PlayのAV/Cコマンドを出力する。VRC4はこれを
受け、テープの位置を、フラッシュROM17に記録され
ていた、バスリセット前の位置に巻き戻す。
【0100】ステップS65において、ダビングアプリ
ケーションは、ダビング元の装置であるVCR4に挿入さ
れているテープの位置が、フラッシュROM17に記録さ
れていた、バスリセット前の位置になったか否かを判断
する。ステップS65において、テープの位置がバスリ
セット前の位置ではないと判断された場合、テープの位
置がバスリセット前の位置になるまで、ステップS65
の処理が繰り返される。
【0101】ステップS65において、テープの位置
が、バスリセット前の位置になったと判断された場合、
処理は、図8のステップS27に進む。従って、フラッ
シュROM17に保存されているバスリセット直前の状態
から、ダビング処理が再開される。
【0102】上述した一連の処理を実行するソフトウェ
アは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用
のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、また
は、各種のプログラムをインストールすることで、各種
の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナ
ルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされ
る。
【0103】この記録媒体は、図2に示すように、IRD
2に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プロ
グラムが記録されているハードディスクドライブ15だ
けではなく、コンピュータとは別に、ユーザにプログラ
ムを提供するために配布される、プログラムが記録され
ている磁気ディスク19(フロッピー(登録商標)ディ
スクを含む)、光ディスク20(CD-ROM(Compact Disk-
Read Only Memory),DVD(DigitalVersatile Disk)を含
む)、光磁気ディスク21(MD(Mini-Disk)を含む)、
もしくは半導体メモリ22などよりなるパッケージメデ
ィアなどにより構成される。
【0104】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0105】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0106】
【発明の効果】本発明の情報処理装置、情報処理方法、
および記録媒体のプログラムによれば、ネットワークに
接続されている他の装置の制御に関する情報を保存する
ようにしたので、例えば、処理中断後の復帰処理などの
制御を、迅速かつ容易に実行することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ネットワークシステムの構成を示すブロック図
である。
【図2】図1のIRDの詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1のVCRの詳細な構成を示すブロック図であ
る。
【図4】図2のハードディスクドライブに保存されるソ
フトウェアスタックを説明するための図である。
【図5】DCMおよびFCMのインストールについて説明する
ための図である。
【図6】ネットワーク管理処理を説明するためのフロー
チャートである。
【図7】ダビング処理を説明するためのフローチャート
である。
【図8】ダビング処理を説明するためのフローチャート
である。
【図9】モニタの表示画面を表す図である。
【図10】モニタの表示画面を表す図である。
【図11】モニタの表示画面を表す図である。
【図12】モニタの表示画面を表す図である。
【図13】モニタの表示画面を表す図である。
【図14】モニタの表示画面を表す図である。
【図15】停電解除時の復帰処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図16】モニタの表示画面を表す図である。
【図17】バスリセット復帰処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図18】バスリセット復帰処理を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図19】モニタの表示画面を表す図である。
【図20】モニタの表示画面を表す図である。
【符号の説明】
1 IEEE1394シリアルバス1 2 IRD, 3,4 V
CR, 11乃至13PCIスロット, 14 入出力制
御部, 15 ハードディスクドライブ,17 フラッ
シュROM, 25 CPU, 26 ネットワークカード,
31 IEEE1394シリアルバスインタフェイス, 35
CPU, 36 ROM, 37 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G11B 27/10 G11B 27/10 E H04N 5/765 H04N 5/91 L

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して所望の情報信号を
    送受する情報処理装置において、 前記ネットワークを介して他の装置を制御する制御手段
    と、 前記制御手段による前記他の装置の制御に関する情報を
    保存する保存手段とを備えることを特徴とする情報処理
    装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段の制御に基づいて前記他の
    装置が所定の処理を実行していたとき発生した異常を検
    出する異常検出手段を更に備えることを特徴とする請求
    項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記異常検出手段により検出された前記
    異常が解消されたことを検出する復帰検出手段をさらに
    備えることを特徴とする請求項2に記載の情報処理装
    置。
  4. 【請求項4】 前記保存手段により保存されている前記
    制御に関する情報に基づいて、異常が発生する前の状態
    を設定する状態再設定手段を更に備えることを特徴とす
    る請求項2に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、前記状態再設定手段に
    より前記異常が発生する前の制御状態が設定された場
    合、前記他の装置の制御を再開することを特徴とする請
    求項4に記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記異常検出手段により検出された前記
    異常の内容を出力する出力手段をさらに備えることを特
    徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記異常検出手段は、残り時間の値を検
    出することにより異常の有無を判断することを特徴とす
    る請求項2に記載の情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、制御を開始する時刻を
    設定する時刻設定手段を備えることを特徴とする請求項
    1に記載の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、デバイスコントロール
    モジュールおよびファンクショナルコンポーネントモジ
    ュールを備えることを特徴とする請求項1に記載の情報
    処理装置。
  10. 【請求項10】 前記保存手段は、残り時間の値を不揮
    発性記憶領域に保存することを特徴とする請求項1に記
    載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して所望の情報信号
    を送受する情報処理方法において、 前記ネットワークを介して他の装置を制御する制御ステ
    ップと、 前記制御ステップの処理による前記他の装置の制御に関
    する情報を保存する保存ステップとを含むことを特徴と
    する情報処理方法。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して所望の情報信号
    を送受する情報処理装置用のプログラムであって、 前記ネットワークを介して他の装置を制御する制御ステ
    ップと、 前記制御ステップの処理による前記他の装置の制御に関
    する情報を保存する保存ステップとを含むことを特徴と
    するコンピュータが読み取り可能なプログラムが記憶さ
    れている記録媒体。
JP2000293447A 1999-09-27 2000-09-27 情報処理装置および方法、並びに記録媒体 Withdrawn JP2001167516A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000293447A JP2001167516A (ja) 1999-09-27 2000-09-27 情報処理装置および方法、並びに記録媒体

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27167799 1999-09-27
JP11-271677 1999-09-27
JP2000293447A JP2001167516A (ja) 1999-09-27 2000-09-27 情報処理装置および方法、並びに記録媒体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001167516A true JP2001167516A (ja) 2001-06-22

Family

ID=26549833

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000293447A Withdrawn JP2001167516A (ja) 1999-09-27 2000-09-27 情報処理装置および方法、並びに記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001167516A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008147949A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
US7558468B2 (en) 2003-07-28 2009-07-07 Funai Electric Co., Ltd. Disk recording/reproducing apparatus, data recording apparatus, and disk recording/reproducing method
JP2009225185A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Sharp Corp デジタル放送受信装置
JP2010050984A (ja) * 2009-09-17 2010-03-04 Toshiba Corp 録画再生装置及び録画再生方法
US7929827B2 (en) 2006-04-05 2011-04-19 Funai Electric Co., Ltd. Information recording apparatus

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7558468B2 (en) 2003-07-28 2009-07-07 Funai Electric Co., Ltd. Disk recording/reproducing apparatus, data recording apparatus, and disk recording/reproducing method
US7929827B2 (en) 2006-04-05 2011-04-19 Funai Electric Co., Ltd. Information recording apparatus
JP2008147949A (ja) * 2006-12-08 2008-06-26 Sony Corp 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP4735527B2 (ja) * 2006-12-08 2011-07-27 ソニー株式会社 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
JP2009225185A (ja) * 2008-03-17 2009-10-01 Sharp Corp デジタル放送受信装置
JP2010050984A (ja) * 2009-09-17 2010-03-04 Toshiba Corp 録画再生装置及び録画再生方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001186450A (ja) 情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体
KR19980071395A (ko) 전자기기 제어장치와 방법 및 전자기기
EP1133188A2 (en) Information processing apparatus, network system, recording medium
EP1647895B1 (en) Video apparatus, video output control method, and reproduction control method
JP2003018668A (ja) ネットワーク機器制御装置および方法
JP2001167516A (ja) 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
EP1091578A2 (en) Information processing apparatus and method and recording medium
US20010013083A1 (en) Information processing apparatus and method and program storage medium
JP2000349793A (ja) ネットワーク装置及びネットワーク方法
JP3943677B2 (ja) タイマ管理を行なう機器及び機器システム
US7149785B1 (en) Information processing apparatus and method and recording medium
JP4137273B2 (ja) 通信システムおよびそれに用いる電子機器
JP2001119769A (ja) 情報処理装置および方法、情報処理システム並びに記録媒体
JP3817973B2 (ja) 電子機器および記録再生方法
JP3593696B2 (ja) デジタルビデオ再生/録画装置
JP4930470B2 (ja) 記録装置
JP3973529B2 (ja) ネットワーク機器、及び、かかるネットワーク機器の制御方法
JP2001265888A (ja) 情報処理装置および方法、並びに記録媒体
JP5204405B2 (ja) 分散されたステーションのネットワークでネットワーク加入者ステーション間のデータ接続を自動設定するための方法及びその方法を実行するためのユーザインターフェース機器としてのネットワーク加入者ステーション
US7315689B2 (en) Recording system
JP2001211488A (ja) 情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体
JP2003116183A (ja) 予約制御システム
JP2009278286A (ja) 情報通信装置、情報通信方法及びプログラム
WO2001027925A1 (fr) Unite de traitement d'informations, procede de traitement et support d'enregistrement
JP2001184783A (ja) ネットワークシステム、ネットワーク機器、録音動作継続方法及び記録媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20071204