JP3973529B2 - ネットワーク機器、及び、かかるネットワーク機器の制御方法 - Google Patents

ネットワーク機器、及び、かかるネットワーク機器の制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワークに接続されて他の機器と連係動作を行なうことの可能な機器(以下、ネットワーク機器という)、及び、かかるネットワーク機器の制御方法に関するものであり、特に、一般家庭等を含めた環境において使用され得るネットワーク機器の間での連係動作を確実に行なわせるための、改良されたネットワーク機器と、かかるネットワーク機器の制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年におけるコンピュータの幅広い普及は、一般家庭内においてもネットワークの配設を促進してきており、これに伴い、例えば、ビデオカメラ、ビデオディスクレコーダなどに代表される、主に一般家庭において使用される家電機器についても、これらをネットワークに接続し、このネットワークを介して離れた場所から遠隔操作したり、あるいは、複数の機器を連係動作させたりするため、現在までに、各種の技術が考案されてきている。
【0003】
かかる従来技術のうち、例えば、「ECHONET規格」は、電灯線や無線などの複数の物理媒体を用い、その上で通信プロトコルと各種の家電機器を制御するためのミドルウェア仕様を規定している。また、ディジタルAV機器向けのネットワーク技術としては、例えば、IEEE1394を物理媒体として制御仕様を定めた「HAVi(Home Audio Video Interoperability)」が既に知られている。更には、近年における家庭でのPCやインターネット接続の普及の伴って、100Base−TXなどのLANや、IEEE802.11b、もしくは、IEEE802.11a等の規格による無線LANを敷設することが行われるようになってきている。
【0004】
すなわち、現在、一般家庭において使用される家電機器は、こうしたLANに接続することにより、宅内・宅外から遠隔操作することも可能となっている。
【0005】
しかしながら、このようなネットワークに接続された家電機器を操作する場合には、操作を行なおうとするユーザは、必ずしも、操作の対象となる機器の傍に居るとは限らない。特に、遠隔操作を行なおうとする場合にはそうである。また、遠隔操作を行なおうとする時には、操作の対象となる機器が他のユーザによって使用されており、あるいは、既にタイマー予約されている可能性もある。
【0006】
そこで、従来、かかるネットワークを介した家電機器の遠隔操作においては、他のユーザによる操作やタイマー予約動作などとの競合が起きないように、制御を排他的に行なわせるための方法が考えられている。
特許文献1には、コントローラとして振舞うコントローラ機器が、遠隔操作しようとする他のネットワーク機器にコマンドを送信することによって、そのネットワーク機器を占有的に使うようにし、もって、他のコントローラ機器などから操作が妨害を受けないようにするための方法が示されている。
【0007】
【特許文献】
特開2001−53766号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、上述した従来例は、遠隔操作を行なおうとするコントローラ機器(以下、コントローラ機器という)が操作対象となる機器を占有することにより、後から遠隔操作を行なおうとする他のコントローラ機器によってその操作が妨害されるのを防ぐことをその内容としている。
【0009】
しかしながら、上記の場合、これを後から遠隔操作を行なおうとするコントローラ機器の側から見ると、現在操作対象を占有しているコントローラ機器による遠隔操作がいつ終わるのかが分からないため、その操作が完了して遠隔操作を実行できるようになるまで待ち続けなければならないという不便が有った。例えば、上記の特開2001−148705号公報に記載された制御方法によれば、操作対象となるネットワーク機器の占有を要求し、その結果、この占有要求に対する応答が得られない場合には、再度、時間を置いて占有要求を行なうものであり、これを繰り返し行なうことが示されている。
【0010】
このように、上記の従来技術では、後から遠隔操作を行なおうとするコントローラ機器のユーザの観点からすると、何時、所望の操作が行なえるかわからない状態のままで待ち続けることとなり、これでは、甚だ利便性に欠けるという問題があった。
【0011】
そこで、本発明では、上記の従来技術における問題点に鑑み、すなわち、一般家庭で使用されるようなネットワークに接続された家電製品(ネットワーク機器)を、当該ネットワークを介してコントローラとして振舞うネットワーク機器(コントローラ機器)によって遠隔操作をする場合、たとえ他のネットワーク機器が既にその家電製品を占有的に遠隔制御していた場合においても、当該他のネットワーク機器による操作の終了をユーザが待ち続ける必要なく、当該他のネットワーク機器による操作の終了の後に、確実に、遠隔操作の実行を可能とすることにより、利便性に優れたネットワーク機器、及び、かかるネットワーク機器の制御方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明では、他のネットワーク機器から占有的に遠隔操作を行うことが可能なネットワーク機器において、占有的に操作を行っている該他のネットワーク機器とは別のネットワーク機器から操作の予約登録を受け付けてその内容を保持する手段を設け、前記他のネットワーク機器による占有的な遠隔操作が終了した後に前記別のネットワーク機器から受け付けた操作を実行する。
【0013】
また、前記別のネットワーク機器が操作の予約を登録する際には、当該操作と共に、自機器の行う動作内容を自機器内に予約動作として登録しておき、その後、前記ネットワーク機器において予約した操作の実行を開始したことを前記別のネットワーク装置に通知すると、前記別のネットワーク装置では、予約した動作を開始し、もって、前記ネットワーク装置と前記別のネットワーク装置とが連携動作を行なうようにする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明になる家電機器であるネットワーク機器を、例えば、家庭内に配設されたネットワークに接続された状態を示すネットワーク構成図である。なお、ここでは、例えば、ビデオカメラ100、ビデオディスクレコーダ200、そして、ディジタルTV300が、ネットワーク10に対して接続されている。なお、ここで例示するネットワーク構成では、ビデオカメラ100及びビデオディスクレコーダ200が、それぞれ、本発明が適用されたネットワーク機器として構成されている。
【0015】
次に、図2は、本発明の上記ネットワーク機器を構成する家電機器である、上記ビデオカメラ100及び上記ビデオディスクレコーダ200について、その内部の詳細な構成を示している。なお、ここで、上記の図1及び図2におけるネットワークとは、例えば、IEEE1394規格のバスにより構成されるAV機器向けのネットワークであっても良く、あるいは、これに代えて、例えば、100Base−TX等のLAN規格やIEEE802.11b、もしくは、IEEE802.11a等の規格による、所謂、無線LANで有っても良い。
【0016】
図2において、一方のネットワーク機器であるビデオカメラ100は、撮像部101、画像データ処理部102、通信部103、制御部104、そして、蓄積部105により構成されている。かかる構成からなるビデオカメラ100では、例えば、画像の撮影時には、撮像部101で撮像された画像が画像データ処理部102に送られ、そこで所定の信号処理や画像データ圧縮処理を受け、その後、蓄積部105に記録されることとなる。この蓄積部105は、例えば、カセットテープ、光学式ディスク、磁気ディスク、半導体メモリなどの記録媒体からなり、その種類を問わない。一方、画像の再生時には、上記蓄積部105に記録された画像が読み出されて通信部103に送られ、さらに、ネットワーク10に送り出される。また、撮像部101で撮像して画像データ処理部102で処理された画像データを、直接、通信部103からネットワークに送出する、所謂、ライブ画像送信を行なうことも可能である。
【0017】
上記の構成において、制御部104は、上記した撮像部101、画像データ処理部102、通信部103、蓄積部105の制御を行なうと共に、通信部103により、ネットワーク10を介して受信した制御データを基に、ビデオカメラ全体の制御を行ない、あるいは、逆に、通信部103からネットワーク10に対して制御データを送り出し、もって、ネットワーク10上に接続されている他のネットワーク機器の制御を行なう機能をも有している。
【0018】
他方、他のネットワーク機器であるビデオディスクレコーダ200は、図2に示すように、放送受信部201、通信部202、信号変換部203、ディスクドライブ部204、そして、制御部205により構成されている。かかる構成のビデオディスクレコーダ200では、例えば、放送番組の記録時には、上記放送受信部201で受信した映像信号に信号変換部203で所定の信号処理とデータ圧縮処理が行ない、テープデッキ部204によってビデオディスク上に記録を行う。また、例えば、外部画像データの記録時には、上記通信部202によってネットワーク10から受信した画像データに対し、信号変換部203において必要な処理を施し、その後、ディスクドライブ部204においてビデオテープ上に記録する。
【0019】
また、画像の再生時には、ディスクドライブ部204にてビデオテープから読み出した画像データに対し、信号変換部203において必要な処理を行ない、その後、通信部202を介してネットワーク10上に送り出す。なお、ネットワーク上に送られた画像データは、例えば、上記図2には示されないディジタルテレビ300(上記図1を参照)に送られ、そこで画像が再生されてその表示画面上に表示される。
【0020】
なお、このビデオディスクレコーダ200においても、制御部205は、上記の放送受信部201、通信部202、信号変換部203、そしてディスクドライブ部204の制御を行なうと共に、通信部202により、ネットワーク10を介して受信した制御データを基に、ビデオディスクレコーダ全体の制御を行い、また、逆に通信部202からネットワーク10に対して制御データを送り出し、もって、ネットワーク10上に接続されている他のネットワーク機器の制御を行なうことは上記と同様である。
【0021】
続いて、添付の図3は、上記にも述べたように、ネットワーク10を介して受信した制御データを基に、上記ビデオカメラ100並びに上記ビデオディスクレコーダ200の装置全体の制御をそれぞれ行うと共に、逆に、通信部103又は202からネットワーク10に対して制御データを送り出し、もって、ネットワーク10上に接続されている他のネットワーク機器の制御を行なう、上記ビデオカメラ100並びにビデオディスクレコーダ200それぞれの制御部104、205の構成を示す、主要処理ブロックの構成図である。
【0022】
すなわち、本発明によれば、上記家庭内に配設されたネットワーク10に接続されて他の機器と連係動作を行なうことの可能な家電機器であるネットワーク機器(上記図1では、ビデオカメラ100並びにビデオディスクレコーダ200)は、その制御部104、205において、いずれも同一の主要処理ブロックを有して構成されている。
【0023】
具体的には、制御部104又は205は、それぞれ、図3に示すように、通信処理部401、コマンド処理部402、排他判定部403、動作制御部404、そして、予約処理部405を有している。なお、上記の各部のうち、通信処理部401は、上記ビデオカメラ100又はビデオディスクレコーダ200の通信部103、202(上記図2を参照)によってネットワーク10との間で送受信を行なって、データの受信並びに送信処理を行なう。また、コマンド処理部402は、上記通信処理部401で受信した制御データからコマンドを抽出し、これを解釈すると共に、上記通信処理部401がネットワーク10に送り出す他のネットワーク機器を制御するためのコマンドの生成を行なう。なお、このコマンド処理部402で解釈されたコマンドは、その内容により、以下の動作制御部404に指令が送られて、装置各部の動作制御が当該コマンドに従って行なわれる。また、このコマンド処理部402においては、装置各部の動作結果や、図示しないユーザ操作パネルからのボタン入力などの指示により、必要なコマンドが生成されることとなる。
【0024】
排他判定部403は、予め登録された他の特定のネットワーク機器から受信したコマンドのみを実行し、それ以外のネットワーク機器から送信されたコマンドは実行しないよう判定を下す。この排他判定部403は、それに加え、上記コマンド処理部402で受け取ったコマンドがネットワーク上のどのネットワーク機器から送られたものであるかを、制御データの送信元のアドレスにより調べ、登録されているネットワーク機器からのものであれば実行を許可し、それ以外のネットワーク機器から受信された場合には、実行せずにエラー通知をコマンドの送信元であるネットワーク機器に送り出す。なお、排他設定がなされていない場合には、全てのネットワーク機器から受信したコマンドを実行する。また、この排他判定部403では、排他設定の登録自体も1つのコマンドとして実行される。従って、排他制御の設定が既に行なわれている場合には、他のネットワーク機器は排他制御の設定を行なうことができない。
【0025】
さらに、予約処理部405は、上記の排他制御の設定がなされている場合に、排他制御の登録がされている以外のネットワーク機器から受信した動作の予約コマンドに基づき、その予約内容を内部のテーブルに保持する。なお、動作の予約コマンドに関しては、上記した排他制御の設定とは異なり、排他制御の設定が行なわれている場合でもこれを受信して実行する。また、予約処理部405の内部テーブルには、他のネットワーク機器に対して動作の予約コマンドにより登録を行なった場合に、これに対応して自機器の行なうべき動作内容も保持する。
【0026】
続いて、図4には、上記予約処理部405における内部テーブルの構成の一例を示す。図からも明らかなように、この内部テーブルに保持される情報は、例えば、「予約ID」501、「予約コマンドの発行元」502、「予約動作内容」503、「予約実行トリガ条件」504、そして、「有効期限」505である。
【0027】
より詳細には、まず、「予約ID」501は、複数の予約を識別するための番号であり、この図4の例では、4桁の数値であり、かつ、ここでは、若い順に予約が行なわれたことを示している。次に、「予約コマンドの発行元」502には、受理した予約コマンドの発行元であるネットワーク機器のアドレスを収容する。なお、この図4では、一例として、機器の種類を示す文字が説明のため記入してあるが、実際には、アドレスを示す数値を保持するのが好ましいであろう。なお、自機器による予約の場合には、例えば、「0」や「−1」などの特別な値を入れても良い。ここで、自機器による予約とは、他の機器に対して予約コマンドを発行した後、その機器が予約した動作を実行開始するまでの間、待機状態になっている場合に使用されるものである。
【0028】
また、「予約動作内容」503は、予約コマンドにより予約された動作を表す。この図4の例では、ビデオディスクレコーダの例として、録画や再生などの動作が予約されている場合の例が示されている。なお、この場合にも、実際のテーブルにはコマンドを番号によって格納しても良い。加えて、「予約実行トリガ条件」504は、この予約が実行されるためのトリガとなる条件を示し、通常は、排他制御の設定が解除された場合などを指定する。例えば、上記の自機器による予約の場合には、他の機器から受信する通知をトリガとすることになる。なお、この場合にも、実際のテーブルに保持されるのは条件を示すコード番号であってよいことは当然であろう。
【0029】
更に、「有効期限」505は、この動作予約の有効期限を示しており、例えば、予約コマンドの登録時に、コマンド送信側から指定される。なお、この有効期限は、予約の登録を行なった後にその機器がネットワークから取り外されたりした場合など、デッドロック状態に陥ることを防ぐため、一定の時間が経過したら予約に関する情報をテーブルから削除しても良い場合にのみ指定されることとなる。
【0030】
次に、添付の図5は、上記の図2にその概略構成を示したビデオカメラ100とビデオディスクレコーダ200、そして、ディジタルTV300との間での制御データの送受信手順を示している。なお、この例では、ディジタルTV300がビデオディスクレコーダ200に記録された画像の再生を行なうために当該ビデオディスクレコーダ200を占有して使用している間に、ビデオカメラ100から、当該ビデオカメラ100に記録されている画像をビデオディスクレコーダ200に記録する要求があった場合を想定しており、より具体的には、この要求を、一旦、予約登録し、TV300からのビデオディスクレコーダ200の占有が終了した後に、予約登録した動作を実行する場合の例を示している。
【0031】
最初に、上記の想定内容からも明らかなように、TV300よりビデオディスクレコーダ200に対して、占有の要求が有り(ステップ1001)、一方、この要求を受けたビデオディスクレコーダ200は、これを受諾したことをTV側に伝える(ステップ1002)。すると、TV300は、ビデオディスクレコーダ200に対して、記録されている画像の再生を要求し(ステップ1003)、ビデオディスクレコーダ200は、これを受理したことをTV側に伝え(ステップ1004)、もって、テープの再生動作を開始する(ステップ1100)。
【0032】
その後、ビデオカメラ100よりビデオディスクレコーダ200に占有の要求が送られると(ステップ1005)、ビデオディスクレコーダ200は既にTV300により占有されているため、占有不可であることをビデオカメラ側に伝える(ステップ1006)。すると、占有不可である通知を受けたビデオカメラ100は、上記の占有の要求に代えて、占有の終了後にビデオディスクレコーダに記録動作を行うよう予約を行ない(ステップ1007)、この予約を受けたビデオディスクレコーダ200は、これを受諾し、その予約処理部405(図3を参照)の内部テーブルに関連情報を保持する(ステップ1008)。また、ビデオカメラ100は、上記予約受諾の通知をビデオディスクレコーダ200から受け取ると、その予約処理部405(図3を参照)の内部テーブルに、自機器による予約として、「再生」動作を登録する(図4の項目「動作」503を参照)。
【0033】
更に、その後、TV300から再生動作の停止要求がビデオディスクレコーダ200に有った場合(ステップ1009)、ビデオディスクレコーダ200はこれを受理してTV側に伝え(ステップ1010)、再生を停止する(ステップ1102)。次いで、TV300からビデオディスクレコーダ200の占有を解除するコマンドを受信すると(ステップ1011)、このビデオディスクレコーダ200は、これを受諾して終了通知をTV側に伝える(ステップ1012)。
【0034】
なお、ビデオディスクレコーダ200は、上記のTV300による占有から解除されると、ビデオカメラ100に対しても、占有が解除されたことを通知し(ステップ1013)、ビデオカメラからの画像を記録する記録動作を開始する(ステップ1103)。なお、この際には、ビデオディスクレコーダ200は、ビデオカメラ100により占有登録された状態として動作を開始する。一方、ビデオカメラ100は、占有解除の通知をビデオディスクレコーダ200から受け取ると、自機器の予約として登録された記録画像の再生を開始する(ステップ1104)。
【0035】
その後、指定された期間の再生が終了すると、ビデオカメラ100は、停止の要求をビデオディスクレコーダ200に送り(ステップ1014)、この停止要求を受け取ったビデオディスクレコーダ200は、この停止要求を受理したことをカメラ側に通知し(ステップ1015)、そして、その記録動作を停止して(ステップ1105)占有の解除を行なう。なお、ビデオカメラ100も、ビデオディスクレコーダ200からの停止受理を受けると、その再生動作を停止する(ステップ1106)。
【0036】
以上述べた様に、本発明の実施の形態になるネットワーク機器である、上記のビデオディスクレコーダやビデオカメラによれば、ビデオディスクレコーダが、例えばディジタルTVなどの他のネットワーク機器によって占有的に操作が行われている状態であっても、ビデオカメラからの操作要求を予約登録することができる。このことにより、他のネットワーク機器による占有的な操作の終了後、予約登録された操作を実行することができるので、ユーザは、ビデオカメラからの操作を行おうとする際、ビデオディスクレコーダが他のネットワーク機器によって占有的に操作される状態が終了するまで待ち続ける必要がない。
【0037】
また、ビデオカメラがビデオディスクレコーダに操作を予約登録した際に、ビデオカメラの側でも自機器の動作を予約登録し、もって、ビデオディスクレコーダに予約した操作が実行開始されるのに合わせてこれを実行することによれば、ビデオカメラとディスクレコーダとの間で連携動作を行なうことができ、その際にも、やはり、ユーザは、他のネットワーク機器による占有的操作が終了するまで待ち続ける必要がない。
【0038】
なお、以上に説明した本発明の実施の形態では、ビデオカメラから再生した画像データをビデオディスクレコーダに記録する動作を予約登録する例について説明したが、しかしながら、本発明は、この動作に限定されることなく、その他の動作を予約登録する場合においても適用可能であることは、当業者であれば明らかであろう。また、予約動作の登録を行う側のネットワーク機器についても、上記の実施の形態に限らず、例えば、ビデオディスクレコーダ側からビデオカメラの操作を予約登録する場合においても、やはり、本発明が適用できることも、当業者であれば明らかであろう。
【0039】
また、上記で説明したビデオディスクレコーダは、光学的に記録可能なディスクの他にも、例えば、磁気ディスクやその両方を搭載するようなビデオディスクレコーダであっても良く、すなわち、本発明はその媒体の種類に依存することなく適用可能である。
【0040】
更に、本発明は、上記に説明したビデオディスクレコーダとビデオカメラへの実施に限られず、その他のネットワーク機器との間で占有的に遠隔操作を行うことのできるようなネットワーク機器であれば、その種類を問わずに適用可能である。
【0041】
すなわち、本発明は、上記したネットワーク機器が家庭の中に有る場合だけに限られず、例えば、宅内のネットワーク機器と宅外のネットワーク機器との間で遠隔操作や連携動作を行う場合であっても適用可能である。例えば、宅外で使用する携帯情報端末から家庭内のネットワーク機器を遠隔操作しようとする際に、そのネットワーク機器が占有されて操作されていた場合に、当該占有操作が終了した時に携帯情報端末に占有が完了したことを通知する動作を予約登録しておき、当該ネットワーク機器の遠隔操作が可能な状態になった時に携帯情報端末からの操作を実行するようにさせるような場合にも、適用が可能である。または、或る家庭内のネットワーク機器と、他の家庭の中に有るネットワーク機器との間で、広域ネットワークを介して遠隔操作や連携動作を行なうような場合にも、本発明を適用することができる。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、他のネットワーク機器により排他的に遠隔操作が行われているネットワーク機器に対して、別のネットワーク機器からの遠隔操作を予約登録することができ、前記他のネットワーク機器による遠隔操作の終了後予約登録した別のネットワーク機器からの遠隔操作が確実に実行され、しかも前記別のネットワーク機器からの操作を行うためにユーザが待ちつづける必要がないという利便性の良いネットワーク機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態になるネットワーク機器をネットワークに接続した状態を示す構成図である。
【図2】上記ネットワーク機器を構成する家電機器であるビデオカメラとビデオディスクレコーダについて、その内部構成を示すブロック図である。
【図3】上記ネットワーク機器を構成する家電機器の特徴である制御部の内部構成を示す図である。
【図4】上記図3に示した制御部における予約処理部の内部テーブルの構成の一例を示す図である。
【図5】ネットワークに接続された上記本発明のネットワーク機器を含む機器間における動作手順(データ送受信手順)の一例を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
10…ネットワーク
100…ビデオカメラ
103…通信部
104…制御部
200…ビデオディスクレコーダ
202…通信部
205…制御部
401…通信処理部
402…コマンド処理部
403…排他判定部
404…動作制御部
405…予約処理部

Claims (5)

  1. ネットワークを介して他のネットワーク機器とデータの送受信を行なう通信部と、
    他のネットワーク機器を遠隔操作するために制御コマンドを生成して送信し、これに対する応答を受信して解釈を行なうコマンド処理部とを備え、
    他のネットワーク機器を遠隔操作する際に、第3のネットワーク機器からの遠隔操作を該他のネットワーク機器が受け付けないように、該他のネットワーク機器が占有的に遠隔制御を受け付けるような制御コマンドを送信して、該他のネットワーク機器を占有的に遠隔操作するネットワーク機器において、
    他のネットワーク装置から受信した通知に基いて実行される動作の予約処理手段を備え、
    該他のネットワーク機器が第3のネットワーク機器から占有的に遠隔操作を受けている時に、該他のネットワーク機器に遠隔操作の予約登録のためのコマンドを送信し、
    該予約処理手段には該他のネットワーク機器に予約登録した遠隔操作とともに自機器が行なう動作内容を予約登録してこれを保持し、
    該他のネットワーク機器に予約登録した遠隔操作が開始された通知を受けると、該予約処理手段で保持されている自機器の動作を実行することを特徴とするネットワーク機器。
  2. ネットワークを介して他のネットワーク機器とデータの送受信を行なう通信部と、
    第2のネットワーク機器を遠隔操作するため及び/又は第3のネットワーク機器によって遠隔操作をされるための制御コマンドの生成と解釈を行なうコマンド処理部と
    第3のネットワーク機器によって遠隔操作をされる際に、該第3のネットワーク機器以外の第4のネットワーク機器からの遠隔操作を受け付けないように、該第3のネットワーク機器によって占有的に遠隔制御を受け付けるための排他制御手段を備え、
    第2のネットワーク機器を遠隔操作する際には、該第2のネットワーク機器以外の第5のネットワーク機器からの遠隔操作を該第2のネットワーク機器が受け付けないように、該第2のネットワーク機器が自機器から占有的に遠隔制御を受け付けるような制御コマンドを送信して、該第2のネットワーク機器を占有的に遠隔操作するネットワーク機器において、
    第3のネットワーク機器から占有的に遠隔操作を受けている時に、該第3のネットワーク機器とは異なるの第4のネットワーク機器から遠隔操作の予約登録を受信してこれを保持する予約処理手段を備え、
    該第3のネットワーク機器から占有的に行なわれる遠隔操作が終了すると、該予約処理手段で保持されている該第4のネットワーク機器から予約登録された遠隔操作を実行し、
    第2のネットワーク機器が第5のネットワーク機器から占有的に遠隔操作を受けている時に、該第2のネットワーク機器に遠隔操作の予約登録のためのコマンドを送信し、
    前記予約処理手段には該第2のネットワーク機器に予約登録した遠隔操作とともに自機器が行なう動作内容を予約登録してこれを保持し、
    該第2のネットワーク機器に予約登録した遠隔操作が開始された通知を受けると、該予約処理手段で保持されている自機器の動作を実行することを特徴とするネットワーク機器。
  3. 前記請求項1又は2に記載したネットワーク機器において、前記制御部を構成する前記予約処理手段で保持される予約登録の情報には、少なくとも
    予約登録を行なったネットワーク機器を識別するための情報と、
    予約登録された自機器の動作内容を識別するための情報と、
    予約登録された動作の開始条件を識別するための情報とを含むことを特徴とするネットワーク機器。
  4. 前記請求項に記載したネットワーク機器において、前記制御部を構成する前記予約処理手段で保持される予約登録の情報には、前記の情報に加え、さらに、
    予約登録の有効期限を含むことを特徴とするネットワーク機器。
  5. 第1のネットワーク機器が第2のネットワーク機器を遠隔操作をする際に、他のネットワーク機器から第2のネットワーク機器が遠隔操作を受け付けないように、第1のネットワーク機器が第2のネットワーク機器を占有して遠隔操作するための制御コマンドを送信して第2のネットワーク機器を排他的に遠隔操作を行なうステップと、
    第1のネットワーク機器が第2のネットワーク機器を排他的に遠隔操作している間に、第3のネットワーク機器が第2のネットワーク機器を占有して遠隔操作するための制御コマンドを送信するステップと、
    第2のネットワーク機器が第3のネットワーク機器による占有ができないことを通知するステップと、
    該第3のネットワーク機器が第2のネットワーク機器から占有ができない通知を受け取ると、第2のネットワーク機器に対して遠隔操作の予約登録の要求を送信するステップと、
    該第2のネットワーク機器が第3のネットワーク機器から送信された予約登録を受け付けてこれを内部に保持するステップと、
    前記第1のネットワーク機器による第2のネットワーク機器の排他的な遠隔操作が終了すると、前記第3のネットワーク機器により予約登録された遠隔操作の実行を第2のネットワーク機器が開始するステップと
    前記第3のネットワーク機器が第2のネットワーク機器に遠隔操作の予約登録を行なってこれが受理されると、該遠隔操作とともに第3のネットワーク機器が行なう動作を自機器内に予約登録するステップと、
    前記第3のネットワーク機器により予約登録された遠隔操作の実行を第2のネットワーク機器が開始する通知を受けると、第3のネットワーク機器が自機器内に予約登録した該動作を実行開始するステップとを有することを特徴とするネットワーク機器の制御方法。
JP2002294792A 2002-10-08 2002-10-08 ネットワーク機器、及び、かかるネットワーク機器の制御方法 Expired - Fee Related JP3973529B2 (ja)

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