JP2007184746A - リモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システム - Google Patents

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Abstract

【課題】ネットワーク経由で複数のリモート・コマンダから同一のリモコン制御対象機器に対するリモコン操作コマンドの競合問題を好適に解決する。
【解決手段】ユーザがIPリモコンを使ってリモコン制御対象機器に対してコンテンツ処理を依頼した後、さらに別のユーザが同じリモコン制御対象機器に対してコンテンツ処理を依頼すると、最初に依頼されたコンテンツ処理は中断するが、このリモコン制御対象機器はコンテンツ処理が中断したことを依頼元のIPリモコンに処理が中断したことを通知する。この通知を受け取ったユーザは、例えば他のリモコン制御対象機器に対して同じコンテンツ処理を改めて依頼するといった処置を円滑に行なうことができる。
【選択図】 図15

Description

本発明は、テレビ受像機やDVDプレーヤ、その他各種のAV機器やCE機器、情報機器などを、リモート・コマンダを利用して遠隔操作するリモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システムに係り、特に、リモート・コマンダから操作対象機器に対する指向性や送信可能距離に関する制約条件から解放されたリモート・コントロールを実現するリモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システムに関する。
さらに詳しくは、本発明は、ネットワークを利用した、リモート・コマンダと制御対象機器間での双方向通信が可能なリモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システムに係り、特に、ネットワーク経由で複数のリモート・コマンダから同一のリモコン制御対象機器に対するリモコン操作コマンドの競合問題を解決するリモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システムに関する。
現在、テレビ受像機やビデオ録画再生装置、オーディオ・ビジュアル機器といったほとんどの情報機器は、リモコンを用いた遠隔操作に対応している。例えば、AM変調方式を採用した赤外線リモコンは、コストが安い、消費電力が少ない、各国における法的規制がほとんどないなどの利点がある。
ところが、赤外線を用いた通信方式は、指向性の問題があり、送信機側の視野角の中に受信機の受光部を向けなければ通信が確立せず、利用上の大きな制約条件となる(例えば、特許文献1を参照のこと)。また、赤外線通信方式は、基本的には一方向通信であるため、送信元は相手からの返事を受け取ることができず、送達確認を行なうことができない、という問題がある。
他方、最近では情報通信技術の発展により、情報家電機器同士を相互接続する「ホーム・ネットワーク」が多くの家庭に浸透している。例えばDLNA(Digital Living Network Alliance)では、家庭内のあらゆる場所で、どんな電気製品からも、コンテンツを簡単且つ便利に楽しむことができる、シームレスで相互接続可能なネットワークの仕組みについて提唱している(例えば、非特許文献1を参照のこと)。この仕組みによれば、AVコンテンツなどの情報が、ネットワーク上のどの機器にあってもよい。すなわち、コンテンツの保管場所にはとらわれず、離れた部屋にある機器のコンテンツを別の部屋でも視聴することができ、利便性が高まる。
今後、このようなDLNA対応の機器が普及し、機器のネットワーク対応化が進むと予想される。ネットワーク対応機器が増えると、従来は赤外線通信を利用して行なっていた機器の遠隔操作を、指向性や通信可能範囲に関する制約の少ないIPネットワークを利用して、ネットワーク上の機器を制御するコントロール・ポイント(以下、「IPリモコン」とも呼ぶ)から行なうことができる(例えば、本出願人に既に譲渡されている特願2005−17435号明細書を参照のこと)。
赤外線リモコンの場合、指向性の制約から、視野角の中に制御対象機器を向けなければ操作することができないが、逆に言えば制御対象機器を特定することが容易である。このような場合、ユーザが所望のリモコン制御対象機器に対峙して赤外線コマンドを送信するのが一般的な使用法であり、単一のリモコン制御対象機器に対して複数のユーザが同時に赤外線リモコンで操作することはない。
これに対し、IPリモコンで機器を制御する場合、指向性の制約がなく、ネットワーク接続が可能であれば、あらゆる場所からリモコン制御対象機器を操作することが可能である。このため、複数のユーザがそれぞれIPリモコンを使って同じリモコン制御対象機器に対して同時に処理を要求するといった、リモコン操作が競合するという問題が生じる可能性がある。
テレビ受像機やその他のAV機器など、ほとんどのリモコン制御対象機器は、最後に入力されたリモコン・コマンドに従って処理動作を切り替え、その際に、どのユーザから発されたリモコン・コマンドであるかを意識しない。例えば、あるユーザがテレビ受像機に対して選局操作を行なった後で、別のチャネルへ選局操作が行なわれると、誰が操作者であるかに拘らず後の選局動作に従ってチャネルが切り替わる。
例えば、IPリモコンからの操作により、ハード・ディスク・レコーダなどのコンテンツ提供装置からテレビなどの表示再生装置に対して録画コンテンツをストリーミング配信して動画像再生を行なっているとき、別のユーザがリモコン操作すると、表示再生装置は別のコンテンツの再生出力に勝手に切り替わる。先に操作を行なったユーザは、自分が意図しない操作が行なわれたことを知り得ないので、希望するコンテンツのストリーミングが途切れても、これを修復するのに時間を要してしまい、不利益は大きい。
例えば、リモコン装置は乱数に基づくユニークコードを付加したリモコンコードを出力し、電気機器はリモコンコードに続いて受信したユニークコードを登録しておき、あらかじめ登録しておいたユニークコードを含むリモコンコードを有効と判断して機器制御を行なうことで、複数のリモコン装置が併用される場合の電子機器相互の誤動作を防止するシステムについて提案がなされている(例えば、特許文献2を参照のこと)。
しかしながら、このシステムの場合、電気機器は有効なユニークコードを持つ特定のリモコンからしかコマンドを受け付けない。このため、電気機器が何ら処理を行なっていない期間中であっても、それ以外のリモコンに対して電気機器が解放されることはない(言い換えれば、1つの表示再生装置を複数ユーザで共有できない)という問題がある。すなわち、特定のリモコンからしか電気機器を操作することができず、ネットワーク接続が可能な任意の状況からコマンドを送信できるというIPリモコンによる操作の柔軟性という利点が阻害される。
また、ネットワークの不具合などによりストリーミングが途切れたときには、その再生位置を記憶しておくことにより、ネットワークの不具合が回復したときには続きからストリーミング視聴できるように構成された情報配信システムについて提案がなされている(例えば、特許文献3を参照のこと)。しかしながら、同システムは、リモコン操作に従ってストリーミング配信を行なうシステムとは無関係であり、他のユーザからのリモコン操作によってストリーミング配信が途切れたときの問題については示唆されていない。また、この場合は、他のユーザのリモコン操作で開始したストリーミング配信が完了するまでは、元のユーザにとっての不具合は解消されないことになるから、同システムの仕組みをリモコン・システムに適用することはできない。
特開2002−165281号公報 特開2000−324571号公報 特開2003−358125号公報
本発明の目的は、ネットワークを利用した、リモート・コマンダと操作対象機器間での双方向通信が可能となる、優れたリモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、ネットワーク経由で複数のリモート・コマンダから同一のリモコン制御対象機器に対するリモコン操作コマンドの競合問題を好適に解決することができる、優れたリモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システムを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、その第1の側面は、1以上のリモート・コントローラと、ネットワーク経由でリモート・コントローラから操作可能なリモコン制御対象機器で構成されるリモコン・システムであって、リモコン制御対象機器は、複数のリモート・コントローラから操作の対象となり、いずれかのリモート・コントローラから最後に受信した要求に応じてコンテンツの処理を実行することを特徴とするリモコン・システムである。そして、リモコン制御対象機器は、リモート・コントローラからの要求に応じてコンテンツの処理を開始するために、実行中のコンテンツの処理を中断する際には、該処理を中断するコンテンツの処理要求元のリモート・コントローラに対してコンテンツ処理を中断することを通知するようになっている。
但し、ここで言う「システム」とは、複数の装置(又は特定の機能を実現する機能モジュール)が論理的に集合した物のことを言い、各装置や機能モジュールが単一の筐体内にあるか否かは特に問わない(以下、同様)。
ネットワーク対応AV機器をつなぎ合わせていくことで、ホーム・ネットワーク上でこれらのAV機器群をシームレスに利用することができる。また、AV機器のネットワーク対応化に伴い、指向性や通信可能範囲に関する制約の少ないIPネットワークを利用してリモコン操作を行なうことができる。この種のリモコン操作を行なうリモート・コントローラは「IPリモコン」と呼ぶこともでき、操作対象となるAV機器との間で双方向の通信が可能であることから、送達確認により確実な通信を行なったり、GUI操作を活用した複雑なコマンド体系を取り扱ったり、比較的広い帯域を利用して動画像ストリーミングなど大容量データ伝送を行なうことができる。
IPリモコンを用いた遠隔操作システムは、例えば、IPリモコンから無線LAN信号として発されるコマンドをアクセス・ポイントが受信して、有線LAN経由で制御対象となるAV機器に転送する、さらにAV機器から取得したコンテンツや情報をアクセス・ポイントからIPリモコンに返信するという構成により実現することができる。
ところが、IPリモコンによれば、ネットワーク接続が可能な任意の場所からリモコン制御対象機器を操作することが可能であることから、複数のユーザがそれぞれIPリモコンを使って同じリモコン制御対象機器に対して同時に処理を要求するといった、リモコン操作が競合するという問題が生じる可能性がある。一般的なリモコン操作体系では、後出しのリモコン・コマンドが優先される。このような場合、例えばユーザがIPリモコンからテレビなどの表示再生装置に対して録画コンテンツの再生といったコンテンツ処理を指示しているときに、別のユーザからの要求に応じて表示再生装置が他のコンテンツ処理に勝手に切り替え、先に操作を行なったユーザが要求するコンテンツ処理が完結しないことになるから、ユーザに与える不利益は大きい。
これに対し、本発明に係るリモコン・システムでは、ユーザがリモート・コマンダとしてのIPリモコンを使ってリモコン制御対象機器に対してコンテンツ処理を依頼した後、さらに別のユーザが同じリモコン制御対象機器に対してコンテンツ処理を依頼すると、最初に依頼されたコンテンツ処理は中断するが、このリモコン制御対象機器はコンテンツ処理が中断したことを依頼元のIPリモコンに処理が中断したことを通知するようになっている。この通知を受け取ったユーザは、例えば他のリモコン制御対象機器に対して同じコンテンツの処理を改めて依頼するといった処置を円滑に行なうことができる。
IPリモコンが、コンテンツ処理をリモコン制御対象機器に対して依頼することを「スロウ(throw:投げる)」動作、一旦リモコン制御対象機器にスロウしたコンテンツ処理をIPリモコンが引き取ることを「キャッチ(catch:捕捉する)」動作と定義することができる。コンテンツのスロウ/キャッチ動作を行なうリモコン・システムにおいて、リモコン制御対処機器は、あるIPリモコンからコンテンツがスロウされるとそのコンテンツの処理を開始する。その後に別のIPリモコンからコンテンツがスロウされると、リモコン制御対象機器は、先に開始したコンテンツの処理を中断して次のコンテンツ処理に切り替えるが、コンテンツ処理を中断したことをスロウ元のIPリモコンに通知するので、ユーザは処理中断に対して速やかに対応することができる。
リモコン制御対象機器は、コンテンツ処理の中断を通知するメッセージに、中断されたコンテンツの保管場所(URIなど)や、処理が中断した位置情報、処理を中断した当該機器の識別情報(UUID(UniversallyUnique Identifier)など)を付加することで、ユーザがコンテンツ処理を再開するときの利便性がさらに高まる。すなわち、ユーザは、中断通知メッセージに記されているUUIDを避けて次のスロウ先のリモコン制御対象機器を選択し、次のスロウ先に対して、中断通知メッセージに記されているURIからコンテンツを読み出して中断した位置からコンテンツ処理の再開を指示することができる。
勿論、リモコン制御対象機器上では、他のIPリモコンからのスロウ以外に、当該機器上でコンテンツ処理を停止するための操作が直接行なわれた場合や、当該機器の電源オフ操作が行なわれたことによっても、コンテンツ処理は中断する。リモコン制御対象機器は、コンテンツ処理の中断を通知するメッセージに、中断原因を付加するようにしてもよい。
IPリモコンは、制御権が解放されているリモコン制御対象機器を自分の制御下におくことができる。そして、IPリモコンは、制御権を取得したリモコン制御対象機器に対してコンテンツをスロウすると、リモコン制御対象機器の制御権を離す。一方、別のIPリモコンは、スロウされたコンテンツを処理中のリモコン制御対象機器からその制御権を取得してコンテンツをスロウすることができる。リモコン制御対象機器は、次にコンテンツがスロウされると、最初にスロウされたコンテンツの処理を中断して、次のコンテンツ処理に切り替える。
このように、本発明に係るリモコン・システムによれば、IPリモコンはスロウする度に制御権を解放するので、リモコン制御対象機器は特定のIPリモコンに長時間にわたって支配され続けることはなく、複数のIPリモコン・ユーザ間でリモコン制御対象機器を円滑に共有することができる。また、リモコン制御対象機器は、処理の中断に伴って、中断通知メッセージをスロウ元のIPリモコンに通知するので、IPリモコン・ユーザにとっての利便性が確保される。
例えば、IPネットワーク上に、ハード・ディスク・レコーダなどのコンテンツ提供装置Aと、コンテンツを再生出力可能な表示再生装置Aが設置されているという具体的にシステムについて考察してみる。IPリモコンAは、これらコンテンツ提供装置A並びに表示再生装置Aをリモコン制御対象としてIPネットワーク経由で操作できるとともに、コンテンツの再生機能を持つものとする。
IPリモコンAは、表示再生装置Aに対して、コンテンツ提供装置AからのコンテンツAをスロウすることで、表示再生装置A上でコンテンツAの再生が始まる。コンテンツAをスロウした後、IPリモコンAは表示再生装置Aの制御権を離す。この状態で、他のIPリモコンBは、表示再生装置Aの制御権を取得することができるので、コンテンツAの再生が終了するのを待たずに、IPリモコンBは表示再生装置Aに対してコンテンツBをスロウすることができる。表示再生装置Aは、次にスロウされたコンテンツBの表示再生に切り替えるが、これに伴って、コンテンツAの表示再生が中断されたこととその再生中断位置情報などを含む中断通知メッセージをIPリモコンAに送信する。
また、本発明の第2の側面は、リモート・コントローラからネットワーク経由で受信するリモコン操作に対する処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータ・システムに対し、
リモート・コントローラから最後に受信したコンテンツ処理要求に応じてコンテンツ処理を実行する手順と、
リモート・コントローラからの要求に応じてコンテンツの処理を開始するために、実行中であったコンテンツの処理を中断する際に、該処理を中断するコンテンツの処理要求元のリモート・コントローラに対してコンテンツ処理を中断することを通知する手順と、
を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラムである。
本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムは、コンピュータ・システム上で所定の処理を実現するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムを定義したものである。換言すれば、本発明の第2の側面に係るコンピュータ・プログラムをコンピュータ・システムにインストールすることによって、コンピュータ・システム上では協働的作用が発揮され、本発明の第1側面に係るリモコン・システムにおいてリモコン制御対象機器として動作し、1以上のリモート・コントローラからのリモコン操作に対して排他制御を行なうことによって、第1の側面に係るリモコン・システムと同様の作用効果を得ることができる。
本発明によれば、ネットワークを利用した、リモート・コマンダと操作対象機器間での双方向通信が可能となる、優れたリモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システムを提供することができる。
また、本発明によれば、ネットワーク経由で複数のリモート・コマンダから同一のリモコン制御対象機器に対するリモコン操作コマンドの競合問題を好適に解決することができる、優れたリモコン・システム、リモコン制御対象機器、並びにコンピュータ・システムを提供することができる。
本発明に係るリモコン・システムによれば、IPリモコンはスロウする度に制御権を解放するので、リモコン制御対象機器は特定のIPリモコンに長時間にわたって支配され続けることはなく、複数のIPリモコン・ユーザ間でリモコン制御対象機器を円滑に共有することができる。また、リモコン制御対象機器は、処理の中断に伴って、中断通知メッセージをスロウ元のIPリモコンに通知するので、IPリモコン・ユーザにとっての利便性が確保される。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、テレビ受像機やDVDプレーヤ、その他各種のAV機器やCE機器、情報機器などをリモート・コマンダから遠隔操作するリモコン・システムに関する。
従来、機器のリモコン操作には赤外線を利用した通信方式すなわち赤外線リモコンが一般的であったが、指向性の問題があり、送信機側の視野角の中に受信機の受光部を向けなければ通信が確立せず、利用上の大きな制約条件となる。また、赤外線通信方式は、基本的には一方向通信であるため、送信元は相手からの返事を受け取ることができず、送達確認を行なうことができない。
そこで、本発明では、赤外線伝送路に代えて、IPネットワークを用いたリモート・コマンダ、すなわちIPリモコンを利用したリモコン・システムを構築する。このIPリモコンによれば、指向性や通信可能範囲に関する制約の少ない通信媒体を利用してリモコン操作を行なうことができる。また、IPネットワーク上ではリモコンと操作対象機器の間で双方向の通信が可能であることから、送達確認(レスポンス)により確実な通信を行なうことができる、GUI操作を活用した複雑なコマンド体系を取り扱うことができる、比較的広い帯域を利用して動画像ストリーミングなど大容量データ伝送を行なうことができる、といった技術的効果を得ることができる。
例えば、リモコンの操作対象であるテレビ受像機は、受信処理した動画像データをIPネットワーク経由でIPリモコンへ配信し、IPリモコンが持つディスプレイ・スクリーン上ではテレビ映像に対する子画面として視聴することができる。
図1には、本発明を適用することが想定されるホーム・ネットワークの概観構成を示している。
図示のホーム・ネットワーク上では、赤外線伝送路に代えて(若しくは赤外線伝送路と併用して)、IPネットワークを用いたリモート・コマンダ、すなわちIPリモコンを利用したリモコン・システムを構築する。
IPリモコンの制御対象となる機器は、例えば、AVコンテンツを再生出力するモニタ・ディスプレイ(テレビ受像機)や音響再生装置(AVアンプ)などのコンテンツ再生装置、放送コンテンツを受信してホーム・ネットワーク上で提供するチューナや、メディアに蓄積されたコンテンツを提供するCD/DVDプレーヤなどのコンテンツ提供装置、放送コンテンツなど外部から供給されたコンテンツを記録するコンテンツ記録装置(ハード・ディスク・レコーダ)などである。これらのコンテンツ再生装置や、コンテンツ提供装置、並びにコンテンツ記録装置は、ネットワーク・インターフェースをそれぞれ備え、IEEE802.3(イーサネット(登録商標))などで構築されるIPネットワーク(LAN)経由で相互接続されている。IPリモコンからネットワーク経由でコマンド操作することができる制御対象機器の一例は、DLNAに準拠した家電機器であり、以下では「DLNA機器」とも呼ぶ。
IPリモコンは、無線ネットワーク・インターフェースを備え、IEEE802.11a/b/gなどで構築される無線ネットワーク経由でアクセス・ポイント(AP)と通信を行なうことができる。APはIPネットワークに接続されていることから、IPリモコンは、AP越しに、制御対象となる各DLNA機器と双方向通信が可能であり、IPネットワーク経由でリモート・コントロール・コマンドを送信したり、所望の制御対象機器からデータを受信したりすることができる。
このIPリモコンによれば、指向性や通信可能範囲に関する制約の少ない通信媒体を利用してリモコン操作を行なうことができる。また、IPネットワーク上ではリモコンと操作対象機器の間で双方向の通信が可能であることから、以下のような技術的効果を得ることができる。すなわち、
(1)送達確認(レスポンス)により確実な通信を行なうことができる。
(2)GUI操作を活用した複雑なコマンド体系を取り扱うことができる。
(3)比較的広い帯域を利用して動画像ストリーミングなど大容量データ伝送を行なうことができる。
例えば、リモコンの操作対象であるテレビ受像機は、受信処理した動画像データをIPネットワーク経由でIPリモコンへ配信し、IPリモコンが持つディスプレイ・スクリーン上では子画面のようにして視聴することができる(例えば、特願2005−17435号明細書(前述)を参照のこと)。
図1に示したシステムでは、IPリモコンと制御対象となるDLNA機器との間には、リモコン・サーバが介在している。リモコン・サーバは、無線ネットワークにおけるアクセス・ポイント機能を装備し、例えばテレビ受像機などIPリモコンのメインの制御対象となるDLNA機器と一体となって構成される。また、リモコン・サーバは、イーサネット(登録商標)などの有線LAN通信機能を備え、IPネットワークすなわちLAN経由でIPリモコンからのコマンドを受信すると、IPリモコンの制御対象機器に対して操作コマンドを転送する。また、DLNA機器から受信した動画像などのコンテンツを、IPリモコン宛てに無線データ伝送する。
このようなホーム・ネットワーク構成において複数の機器をIPリモコンで制御する場合には、複数の制御可能機器がユーザの見通し範囲内と見通し範囲外のどちらにも存在し得る。図2には、家庭内で制御可能機器がユーザの見通し範囲内と見通し範囲外のどちらにも存在している様子を示している。
ホーム・ネットワークはルータによりインターネットに接続している。ルータには無線LANのアクセス・ポイント、制御対象機器A、制御対象機器Bが繋がっている。IPリモコンはアクセス・ポイントを経由してホーム・ネットワークに繋がっている。
図示の家庭は、部屋1と部屋2に仕切られている。アクセス・ポイント、制御対象機器AはIPリモコンとともに部屋1に配置され、制御対象機器Bは部屋2に配置されている。言い換えれば、制御対象機器A14がユーザの見通し範囲内にあり、制御対象機器Bが見通し範囲外に存在する。
図3には、図1並びに図2に示したリモコン・システムにおいて、IPリモコンとして動作することができる端末機器のハードウェア構成例を示している。図示の端末機器は、IPリモコンの専用端末として製作することもできるが、PDA(Personal Digital Assistant)やゲーム機、携帯電話機など他の携帯端末と兼用してデザインすることも可能である。
図示のIPリモコン10は、CPU(Central Processing Unit)11がバス12経由で各部を統括的にコントロールするように構成されている。
CPU11は、ROMやRAMからなるメモリ装置13を備えており、ROMに格納されているプログラム・コードをRAM上に展開し、所定の処理を実行する。ここで言う所定の処理として、ネットワークを介した制御対象機器との制御信号のコマンド/レスポンスや、制御対象機器とのコンテンツの送受信、ファイル転送、DLNA機器など制御対象機器の遠隔操作などであり、ユーザからの指示入力に応じてこれらの処理を実行する。
入力スイッチ・マトリックス部14は、テンキーや音声調整キー、画質調整キー、選局キーなどのキー操作部を含み、ユーザからリモート・コントロールの対象となる機器に対する操作内容を入力するようになっている。入力スイッチ・マトリックス部14上で入力される制御対象機器操作用コマンドは、ネットワーク通信部15からIPネットワーク経由で送信される。
ネットワーク通信部15は、例えばIEEE802.11a/bなどで構築される無線ネットワーク経由でアクセス・ポイント(AP)と通信を行なうためのネットワーク・インターフェースを備えている。ネットワーク通信部15には、MACアドレスやIPアドレスなどのネットワーク上で固有の識別情報が設定されている。本実施形態では、ネットワーク通信部15は、入力スイッチ・マトリックス部14を介した指示に応じたリモート・コントロール要求をネットワーク経由で制御対象機器宛てに転送するようになっている。
赤外線通信部16は、IPリモコンを所持するユーザの目の前にある機器を特定するためのデバイス探索要求を赤外線信号として送信するようになっている。赤外線通信部16は、AV機器のリモコンなどで広く一般に使用されている赤外線通信規格であるSIRCS(SerialInfrared Remote Control System)を適用し、通常の赤外線コマンドを送信する機能を兼ね備えていてもよい。
コーデック処理部17は、AVコンテンツの符号化並びに復号化処理を行なう。本実施形態では、ネットワーク通信部15において制御対象となるDLNA機器から受信したMPEG4などのAVコンテンツを復号化し、音声及び映像を再生出力することができる。例えば、リモコンの操作対象であるテレビ受像機は、受信処理した動画像データをIPネットワーク経由でIPリモコンへ配信し、IPリモコンが持つディスプレイ・スクリーン上では、テレビ画面に対する子画面としてテレビ番組を視聴したり、ハード・ディスク・レコーダなどのコンテンツ提供装置から供給されるコンテンツ・ストリームを手元再生したりすることができる。
グラフィック・ディスプレイ・プロセッサ(GDP)18は、液晶表示部(LCD)19に表示出力するための描画データの処理、並びにLCD19の駆動制御を行なう。例えば、コーデック処理部17によって復号された映像信号は、GDP18によってLCD19の画面から表示出力される。また、ネットワーク接続された制御対象機器から取得した機器情報に基づいて、当該制御対象機器操作用のユーザ・インターフェースをLCD19で表示出力するようにしてもよい。
また、IPリモコンは、USB(Universal Serial Bus)のような有線インターフェースや、メモリカード用のスロットなどからなるデータ入出力用のインターフェース20を備えている。USBインターフェース経由で転送されたAVコンテンツ、あるいはメモリカードに格納されたAVコンテンツを、コーデック処理部17で復号してデータ再生出力することができる。あるいは、IPリモコン上で処理されたデータを、コーデック処理部17で符号化して、USBインターフェースからデータ転送し、あるいはメモリカードに書き込むことができる。
図4には、本実施形態に係るリモコン・システムにおいて、リモコン・サーバとして動作する装置の構成を模式的に示している。リモコン・サーバは、例えばテレビ受像機(表示再生装置)を始めとするIPリモコンのメインの制御対象となるAV機器に接続して用いられ、あるいはこの種のAV機器と一体となって構成される。
図示のリモコン・サーバ30は、CPU31がバス32経由で各部を統括的にコントロールするように構成されている。
CPU31は、ROMやRAMからなるメモリ装置33を備えており、ROMに格納されているプログラム・コードをRAM上に展開し、所定の処理を実行する。本実施形態では、CPU31は、IPリモコンからの「スロウ」や「キャッチ」の操作に関する動画像再生などのコンテンツ処理、並びにスロウ操作の指示に伴うコンテンツの再生停止に対する処理も行なうが、これらの点については後に詳解する。
リモコン・サーバ30は、イーサネット(登録商標)などの有線LAN通信部34を備え、LAN及びAP経由でIPリモコンからのコマンドを受信し、当該操作コマンドの処理を実行する。
また、リモコン・サーバ30は、赤外線処理部35を備えている。旧来の赤外線リモコン方式でしか操作できないレガシーIR機器のために、LAN経由でIPリモコンから受信した操作コマンドをSIRCSなどの赤外線通信用のコマンド形式に変換し、赤外線を媒体とした光送信を行なう。この際、レガシー制御対象機器がリモコン・サーバから死角となる場合や、両者の距離が長い場合には、AVマウス出力し、レガシー制御対象機器の直近で赤外線コマンドを光送信する(AVマウスは、赤外線発信部を延長するためのデバイスであり、例えば本出願人に既に譲渡されている特開2001−223955号公報を参照されたい)。
コーデック処理部37は、AVコンテンツの符号化並びに復号化処理を行なう。本実施形態では、コーデック処理部37は、オーディオ信号及びビデオ信号の入力端子を備えており、テレビ受像機やアナログ・ビデオ・レコーダなどの制御対象機器から入力されるオーディオ信号及びビデオ信号を、MPEG4などのIPリモコン上で再生可能なデータ形式に符号化して、IPネットワーク経由でIPリモコンへ配信する。あるいは、MPEG1又はMPEG2などの高ビットレートで記録されている録画コンテンツを制御対象機器としてのコンテンツ提供装置(HDDレコーダなど)からLAN経由で取り込み、MPEG4などのIPリモコン側で受信再生可能な低ビットレートのデータ形式に変換し、LAN経由でストリーミング配信する。
また、リモコン・サーバ30は、符号化又は復号されたAVコンテンツや、受信放送波から分離されるEPGデータ、その他の厖大なデータを格納するために、HDDなどの大容量記憶装置38を備えていてもよい。但し、HDD38は、リモコン・サーバ30にとって必須の構成要素ではない。
リモコン・サーバ30が、テレビ受像機などの表示再生装置と一体で構成される場合には、表示再生装置機能部も備えている。但し、同機能部の構成自体は本発明の要旨に直接関連しないので、本明細書では説明を省略する。勿論、リモコン・サーバ30は、それ以外のDLMA機器と一体的に構成することもできる。
また、図1に示したリモコン・システムに含まれる、テレビ受像機などの表示再生装置や、ハード・ディスク・レコーダなどのコンテンツ提供装置といった他のDLNA機器に関しては、従来と同様の構成なので、本発明では詳細な説明を省略する。
IPリモコンを利用したリモコン・システムによれば、IPリモコンと制御対象機器をネットワーク経由で接続することにより、制御信号やコンテンツ、ファイル転送などの通信をIPリモコンと制御対象機器間で行なうことができる。そして、これらの通信を行なうことで以下に示す基本機能が実現される。
(1)制御信号(コマンド/レスポンス)
制御対象機器へコマンドを送り、そのレスポンス(実行結果)を受け取るようにすることで、リモコン側の表示等に反映したり、連携する次の動作へ誘導したりといった、インタラクティブな操作環境を提供する。
(2)コンテンツの送受信
制御の結果として期待される、ネットワーク上のコンテンツ(動画、静止画)を手元のリモコン画面に表示するなどの再生(手元再生)機能を提供する。また、コンテンツのメタ情報を利用した制御機能を実現する。その例として、手元に表示したEPGの情報を利用して選局(チャンネル切り換え)や録画予約などを行なう。
(3)ファイル転送
IPリモコン側にストレージ・デバイスを搭載する、又はメモリカードなどリムーバブル・メディア用のスロットを搭載し、IPリモコン側のメディアの内容をネットワーク上のコンテンツ再生装置に転送し再生する。例としては、リモコンに挿入したメモリ・メディア内の写真をネットワーク上のテレビ画面で表示する。
(4)遠隔操作
目の前にない機器であっても、ネットワークに接続されている機器であれば、操作可能となる。このことにより、他の部屋のレコーダなどのコンテンツを閲覧可能となる。また、リモコンを外出先から自宅のネットワークに接続し、自宅内にいる場合と同様な操作を可能とする。
(5)リモコンの統一
制御対象機器と相互に通信が可能となる。このことから、制御対象機器から機器情報を取得することで、制御対象機器毎に適切なユーザ・インターフェースに切り換えることが可能となり、機器毎に区々であったリモコンを1つに統合することが容易となる。
また、本実施形態に係るリモコン・システムでは、コンテンツ処理を制御対象機器に対して依頼する「スロウ(投げる)」動作と、制御対象機器に一旦スロウしたコンテンツ処理をIPリモコンが引き取る「キャッチ(捕捉する)」動作が定義されている。例えば、IPリモコンが動画像の再生出力を表示再生装置に指示することがスロウに相当し、表示再生装置で再生出力中の動画像をIPリモコン上での手元再生に切り替えることがキャッチに相当する。
スロウ/キャッチ動作を行なうリモコン・システムにおいて、IPリモコンはスロウする度に制御権を解放するので、リモコン制御対象機器は特定のIPリモコンに長時間にわたって支配され続けることはなく、複数のIPリモコン・ユーザ間でリモコン制御対象機器を円滑に共有することができる。また、リモコン制御対象機器は、処理の中断に伴って、中断通知メッセージをスロウ元のIPリモコンに通知するので、IPリモコン・ユーザにとっての利便性が確保される。このようなシステム運用形態の詳細については、後述に譲る。
IPリモコンの構成は、リモコン制御機能のみを搭載した廉価なリモコンと、コンテンツ処理機能が付加された高付加価値のあるリモコンに大別することができる。図3に示したIPリモコンは後者に相当し、動画像の手元再生などのコンテンツ処理を行なうことができる。例えば、制御対象機器からリモコン・サーバ経由でストリーミング受信したAVコンテンツを復号して、音声及び映像出力する。
本実施形態に係るリモコン・システムの操作手順について、図5〜図10を参照しながら解説する。但し、IPリモコンの制御対象機器として、テレビなどの表示再生装置とHDDレコーダなどのコンテンツ提供装置が配設されているものとする。表示再生装置とコンテンツ提供装置はともにイーサネット(登録商標)などのネットワーク通信機能を備えているDLNA機器である。表示制御装置は、リモコン・サーバ(図4を参照のこと)と接続又は一体となっており、IPリモコンからコンテンツ提供装置への(再生指示などの)操作コマンドは、一旦リモコン・サーバが無線ネットワーク経由で受信し、有線LANによりコンテンツ再生装置へ転送されるものとする。また、リモコン・サーバとコンテンツ再生装置はAV入出力端子により接続されている。
図5には、テレビで受信した地上波アナログ放送をIPリモコン上のディスプレイで子画面として視聴する様子を示している。
IPリモコン側では、入力スイッチ・マトリックス部14を介して操作対象としてテレビを選択する。IPリモコンから制御対象機器としてのテレビ受像機に対し電源投入要求が送信され、これに応答して、テレビの電源が入る。
続いて、IPリモコン側では、入力スイッチ・マトリックス部14を介してチャンネルの選択操作が行なわれ、視聴したいチャンネルが決まると、テレビ視聴を決定する。そして、IPリモコンからテレビへ、動画転送要求が送信される。
テレビ側では、動画転送要求に応答して、視聴決定されたチャンネルでアナログ放送波を受信する。そして、これらアナログ映像及び音声信号をMPEG4などのIPリモコン側で取り扱うことができるデータ形式に変換し、IPリモコンにストリーミング配信する。
IPリモコン側では、このようにして転送された動画データを復号し、LCD19上でテレビ番組を表示する。
図6〜図7には、テレビで受信した地上波アナログ放送をIPリモコンで視聴しているときにチャンネルを切り換え操作する様子を示している。但し、テレビは同時に2以上のチャンネルから放送波を受信可能な多重チューナ機能を備えているものとする。
上述したように、テレビ側では受信した放送番組を符号化してIPリモコンにストリーミング配信し、IPリモコン側ではこれを受信並びに復号して、LCD19上でテレビ番組を表示している。この時点では、テレビ画面とIPリモコンのLCD19では同じ番組が表示されている。
ここで、IPリモコン側では、入力スイッチ・マトリックス部14を介してチャンネルの選択操作が行なわれる。例えば、IPリモコンがユーザ・インターフェースを備えている場合には、メディアとしてテレビを選択し、所望のチャンネルにカーソル位置を合わせるという操作が行なわれる(図示しない)。
そして、チャンネル切り換えが決定されると、IPリモコンからテレビへ、チャンネル切換要求が送信される。
テレビ側では、チャンネル切換要求に応答して、決定されたチャンネルでアナログ放送波を受信するとともに、MPEG4などのIPリモコン側で取り扱うことができるデータ形式に変換し、IPリモコンにストリーミング配信する。
チャンネル切換はIPリモコン上で行なわれたものであるから、テレビ自体は元のチャンネルで受信した番組の表示をそのまま行なっている。一方、IPリモコン側では、転送された動画データを復号し、LCD19上で表示されるので、チャンネル切換後のテレビ番組を視聴することができる。
図8には、IPリモコン側で視聴中のテレビ番組にテレビ側の表示映像を切り換える様子を示している。
同図に示すように、IPリモコン側で視聴中のチャンネルに切り換えるための画面切換要求が、テレビへ送信される。
テレビ側では、この要求に応答して、指定されたチャンネルに切り換え、チャンネル切換後のテレビ番組の映像を表示する。そして、受信中のアナログ映像及び音声信号をMPEG4などのIPリモコン側で取り扱うことができるデータ形式に変換し、IPリモコンにストリーミング配信する。
IPリモコン側では、このようにして転送された動画データを復号し、LCD19上でテレビ番組を表示する。この結果、テレビ画面とIPリモコンのLCD19では同じ番組が表示されることになる。
IPリモコンで視聴中のテレビ番組やストリーミング映像をテレビ上に表示する操作はスロウ動作に相当する。
図9〜図10には、コンテンツ提供装置で提供されるコンテンツ(例えば、録画機器に保存されている録画コンテンツ)をIPリモコン上で視聴(すなわち、手元再生)する様子を示している。
IPリモコン側では、ユーザは、入力スイッチ・マトリックス部14を介して、HDDレコーダなどのコンテンツ提供装置の起動とコンテンツの配信を指示する。これらの要求は、テレビ受像機と一体であるリモコン・サーバに、ネットワーク経由で送信される。
図示の例では、リモコン・サーバとしても動作する表示再生装置は、無線ネットワーク経由でIPリモコンから受信した操作コマンドを有線LAN経由でHDDレコーダに転送する。
HDDレコーダは、転送コマンドに応答して、自装置の電源を投入するとともに、指定された録画コンテンツのAV出力映像をリモコン・サーバに供給する。
リモコン・サーバでは、HDDレコーダからのAV出力映像を、無線ネットワーク経由でIPリモコンへ配信する。この際、MPEG1又はMPEG2などの高ビットレートで記録されている録画コンテンツをHDDレコーダから取り込み、MPEG4などのIPリモコン側で受信再生可能な低ビットレートのデータ形式に変換し、LAN経由でストリーミング配信するようにしてもよい。
IPリモコン側では、受信した動画データを復号して、LCD19上で表示する。一方、テレビ自体は、元のチャンネルで受信した番組の表示をそのまま行なっている。
さらに、図10に示すように、スロウ操作によって、テレビ側の出力映像を、受信中の放送番組から、IPリモコン側で視聴中の録画コンテンツに切り換えることができる。この場合、IPリモコン側で視聴中の録画コンテンツに切り換えるための画面切換要求が、テレビへ送信される。
テレビ側では、この要求に応答して、HDDレコーダからのAV出力映像を、符号化してIPリモコンへ配信するとともに、表示画面もテレビ映像からこのAV出力映像に切り換える。
本実施形態に係るリモコン・システムでは、IPリモコンが制御対象機器に対しコンテンツ処理を「スロウ(投げる)」する操作と、「キャッチ(捕捉する)」する操作が定義されていることは既に述べた。上述した動画再生というアプリケーションにおいては、テレビなどの表示再生装置上での出力映像をIPリモコン上で手元再生している画面に表示に切り替える動作がスロウに相当し、また、表示再生装置に一旦スロウした再生画面をIPリモコンの画面で引き取ることがキャッチに相当する。
図11には、本実施形態に係るリモコン・システムにおいて、IPリモコンがコンテンツ提供装置から供給されるコンテンツを再生するための動作シーケンスを示している。但し、表示制御装置及びコンテンツ提供装置はともにUPnPに対応しており、IPリモコンはUPnPコントロール・ポイントに対応しているものとする(UPnPは、家庭内のパソコンや周辺機器、AV機器、電話、家電製品などの機器をネットワーク経由で接続し、相互に機能を提供し合うためのプロトコルである)。なお、説明の簡素化のため、リモコン・サーバを経由する処理を捨象している。
UPnPのコントロール・ポイントであるIPリモコンは、接続しているホーム・ネットワーク10のUPnP対応機器接続状態を監視するため、マルチキャストアドレス/ポートを周期的にモニタしている(S101)。
ここで、ホーム・ネットワークにUPnPに対応した表示再生装置並びにコンテンツ提供装置が接続すると、ルータのDHCP(Dynamic HostConfiguration Protocol)サーバ機能とDNS(Domain Name System)サーバ機能により、表示再生装置とコンテンツ提供装置に対しそれぞれIPアドレスとドメイン名が設定される(S102、S202)。
表示再生装置及びコンテンツ提供装置は、これらの設定に応答して、UPnP機器発見プロトコルに従い、機器IDとドメイン名を含む機器発見メッセージをマルチキャスト送信する(S103、S203)。
IPリモコンは、これらの機器発見メッセージを受信することにより、表示再生装置とコンテンツ提供装置をそれぞれ機器IDとドメイン名で特定することができる。そして、さらに詳細な情報を得るために、表示再生装置とコンテンツ提供装置に対し機器説明の要求をそれぞれ行なう(S104、S204)。
表示再生装置とコンテンツ提供装置は、IPリモコンからの機器説明要求に返答して、機器説明メッセージを送信する(S105、S205)。IPリモコンは、このメッセージにより、表示再生装置とコンテンツ提供装置のメーカー名、機種名、並びに型番を取得することができる。
以上の処理により、IPリモコンは表示再生装置とコンテンツ提供装置のそれぞれを個別に特定してネットワークを介して制御可能な状態となる。
続いて、IPリモコンは、コンテンツ提供装置に対して、提供可能なコンテンツのリストを要求する(S206)。コンテンツ提供装置は、この要求に応答して、コンテンツ・リストを送付する。
IPリモコンは、タッチパネルを兼ねた液晶表示部39にコンテンツ選択GUIを表示させる(S106)。そして、所望のコンテンツを選択し、希望する表示出力形態に対応するGUIボタンを押すと、手元再生又は表示再生装置へのスロウ再生などのコンテンツ再生動作が起動する(S107)。
また、図12には、本実施形態に係るリモコン・システムにおいて、IPリモコンが再生コンテンツを表示再生装置にスロウするための動作シーケンスを示している。なお、説明の簡素化のため、リモコン・サーバを経由する処理を捨象している。
IPリモコンでは、コンテンツ提供装置から取得したコンテンツ・リストに基づいて、タッチパネルを兼ねた液晶表示部39にコンテンツ選択GUIが表示されている(S301)。そして、所望のコンテンツを選択し、スロウ再生を希望するGUIボタンを押すと、表示再生装置へのスロウ再生動作が起動する(S302)。この結果、指定された表示再生装置に対してスロウ指示が送信される(S303)。あるいは、コンテンツ選択GUIからスロウしたいコンテンツを指定するのではなく、IPリモコン上で手元再生しているコンテンツをスロウ対象として選ぶこともできる。
スロウ指示を受けた表示再生装置は、IPリモコンに対し、再生コンテンツの指定に応じた旨のレスポンスを返す(S304)。
続いて、IPリモコンは、コンテンツの再生開始位置を指定し(S305)、表示再生装置はこれに応じる旨のレスポンスを返す(S306)。
続いて、IPリモコンは、指定した再生開始位置からのコンテンツ再生を要求し(S307)、表示再生装置はこれに応じる旨のレスポンスを返す(S308)。表示再生装置は、HDDレコーダなどのコンテンツ提供装置に対し、該当するコンテンツの再生開始位置からのストリーミング開始を要求する(S401)。これに対し、コンテンツ提供装置からストリーミング・データが送付され(S402)、表示再生装置が画面表示することで、コンテンツの「スロウ」が実現する。
スロウ再生中、IPリモコンの表示画面上では、再生開始/停止、早送り/巻き戻し、停止/一時停止など、表示再生装置のコンテンツ再生を操作するためのGUIが表示され(S309)、ユーザは同GUIを介してスロウ再生に関する指示を行なうことができる。
また、図13には、本実施形態に係るリモコン・システムにおいて、IPリモコンが一旦スロウした再生コンテンツを表示再生装置からキャッチするための動作シーケンスを示している。なお、説明の簡素化のため、リモコン・サーバを経由する処理を捨象している。
スロウ再生中、IPリモコンの表示画面上では、再生開始/停止、早送り/巻き戻し、停止/一時停止、キャッチなど、表示再生装置のコンテンツ再生に関する動作を指示するためのGUIが表示され(S501)、ユーザは同GUIを介してスロウ再生に関する指示を行なうことができる。
ここで、ユーザがキャッチ操作を指示すると(S502)、スロウ再生中の表示再生装置に対し、再生状態の取得要求が送信される(S503)。そして、表示再生装置からは、再生状態を記述したメッセージが返信される(S504)。
ここで、表示再生装置が、IPリモコンからスロウされたコンテンツを再生中であれば(S505)、IPリモコンは、再生動作の停止を要求する(S506)。これに対し、表示再生装置は、スロウされたコンテンツの再生動作を停止し(S507)、停止処理が完了するとIPリモコンにレスポンスを返す(S508)。
IPリモコンは、このようにして、一旦スロウしたコンテンツの再生停止状態を確認すると、今度はコンテンツ提供装置に対し、該当するコンテンツのストリーミング開始を要求する(S601)。これに対し、コンテンツ提供装置からストリーミング・データが送付され(S602)、IPリモコンで手元再生を再開することで、コンテンツの「キャッチ」が実現する。
また、IPリモコンが行なうことができるキャッチ操作は、自分からスロウした再生コンテンツに制限されず、任意の表示再生装置で再生中のコンテンツを引き取って手元再生に切り替えるという「機器選択キャッチ」操作を行なうこともできる。図14には、本実施形態に係るリモコン・システムにおいて、IPリモコンが任意の表示再生装置から再生コンテンツを機器選択キャッチするための動作シーケンスを示している。なお、説明の簡素化のため、リモコン・サーバを経由する処理を捨象している。
IPリモコンの表示画面上では、コンテンツを再生している表示再生装置の一覧(若しくはネットワーク経由でアクセス可能な各表示再生装置で再生中のコンテンツの一覧)からなる選択GUIが表示され(S701)、ユーザは同GUIを介してキャッチしたい機器(若しくは再生中のコンテンツ)を選択することができる。
ここで、ユーザが機器(若しくは再生中のコンテンツ)を選択してキャッチ操作を指示すると(S702)、スロウ再生中の表示再生装置に対し、再生状態の取得要求が送信される(S703)。そして、表示再生装置からは、再生状態を記述したメッセージが返信される(S704)。
ここで、表示再生装置が、IPリモコンからスロウされたコンテンツを再生中であれば(S705)、IPリモコンは、再生動作の停止を要求する(S706)。これに対し、表示再生装置は、スロウされたコンテンツの再生動作を停止し(S707)、停止処理が完了するとIPリモコンにレスポンスを返す(S708)。
IPリモコンは、このようにして、一旦スロウしたコンテンツの再生停止状態を確認すると、今度はコンテンツ提供装置に対し、該当するコンテンツのストリーミング開始を要求する(S801)。これに対し、コンテンツ提供装置からストリーミング・データが送付され(S802)、IPリモコンで手元再生によりコンテンツ再生処理を再開することで、コンテンツの機器選択キャッチが実現する。
これまで説明してきたように、リモコン・システムでは、IPリモコンから無線LAN信号として発されるコマンドをアクセス・ポイントとしてのリモコン・サーバが受信して、有線LAN経由で制御対象機器に転送する。また、リモコン・サーバは、制御対象機器から取得したコンテンツや情報をアクセス・ポイントからIPリモコンに無線伝送することができる。
IPリモコンによれば、ネットワーク接続が可能な任意の場所からリモコン制御対象機器を操作することが可能である。ところが、このような利便性のために、複数のユーザがそれぞれIPリモコンを使って同じリモコン制御対象機器に対して同時に処理を要求するといった、リモコン操作の競合が生じ、複数のIPリモコンによるリモコン制御対象機器を効率的に共有できないという問題が生じる可能性がある。
そこで、本実施形態では、ユーザがリモート・コマンダとしてのIPリモコンを使ってリモコン制御対象機器に対してコンテンツ処理を依頼した後、さらに別のユーザが同じリモコン制御対象機器に対してコンテンツ処理を依頼すると、最初に依頼されたコンテンツ処理は中断するが、このリモコン制御対象機器はコンテンツ処理が中断したことを依頼元のIPリモコンに処理が中断したことを通知するようになっている。この通知を受け取ったユーザは、例えば他のリモコン制御対象機器に対して同じコンテンツ処理を改めて依頼するといった処置を円滑に行なうことができる。
IPリモコンは、制御権が解放されているリモコン制御対象機器を自分の制御下におくことができる。そして、IPリモコンは、制御権を取得したリモコン制御対象機器に対してコンテンツをスロウすると、リモコン制御対象機器の制御権を離す。一方、別のIPリモコンは、スロウされたコンテンツを処理中のリモコン制御対象機器からその制御権を取得してコンテンツをスロウすることができる。リモコン制御対象機器は、次にコンテンツがスロウされると、最初にスロウされたコンテンツの処理を中断して、次のコンテンツ処理に切り替える。
IPリモコンはスロウする度に制御権を解放するので、リモコン制御対象機器は特定のIPリモコンに長時間にわたって支配され続けることはなく、複数のIPリモコン・ユーザ間でリモコン制御対象機器を円滑に共有することができる。また、IPリモコンは、リモコン制御対象機器からの中断通知メッセージの記載を基に、中断したコンテンツを円滑に再スロウすることができる。
図15には、本実施形態に係るリモコン・システムにおいて、複数のIPリモコンから重複してスロウ操作が行なわれた際に表示再生装置によるコンテンツ処理の切り替え行なうための動作シーケンスを示している。図示の例では、IPネットワーク上に、ハード・ディスク・レコーダなどのコンテンツ提供装置と、コンテンツを再生出力可能な表示再生装置が設置され、あるユーザがIPリモコンAから表示再生装置に対してコンテンツをスロウした後に、別のユーザがIPリモコンBから同じ表示装置にコンテンツをスロウするという場面を想定している。なお、説明の簡素化のため、リモコン・サーバを経由する処理を捨象している。
ここでは、図12に示した動作シーケンスに従って、IPリモコンAからコンテンツがスロウされ(S1001)、表示再生装置はスロウされたコンテンツを再生処理しているとする(S1002)。
一方、IPリモコンBでは、コンテンツ提供装置から取得したコンテンツ・リストに基づいて、タッチパネルを兼ねた液晶表示部39にコンテンツ選択GUIが表示されている(S901)。そして、所望のコンテンツを選択し、スロウ再生を希望する表示出力形態に対応するGUIボタンを押すと、表示再生装置へのスロウ再生動作が起動する(S902)。この結果、指定された表示再生装置に対してスロウ指示が送信される(S903)。あるいは、コンテンツ選択GUIからスロウしたいコンテンツを指定するのではなく、IPリモコンB上で手元再生しているコンテンツをスロウ対象として選ぶこともできる。
スロウ指示を受けた表示再生装置側では、現在、別のコンテンツを再生しているかどうかをチェックする(S904)。コンテンツ再生中であれば、その動作を停止する(S905)。そして、処理対象をIPリモコンBからスロウされたコンテンツに切り替える(S906)。
ここで想定している場面では、表示再生装置は、IPリモコンAからスロウされたコンテンツを再生中であったので、S905ではこの再生動作を中断する。そして、再生が停止したことを示す中断通知メッセージを先のスロウ元であるIPリモコンAに送信する(S1003)。この中断通知メッセージには、当該表示再生装置をネットワーク上で識別するためのUUIDなどの識別情報や、中断原因(この場合は、IPリモコンBからのスロウ操作が原因)が記載されている。
IPリモコンAは、中断通知メッセージを受け取ると、表示再生装置に対して、中断されたコンテンツに関する情報を要求する(S1004)。表示再生装置は、この要求に応答して、URIなどコンテンツの入手先に関する情報や、コンテンツの再生中断位置など、中断したコンテンツ再生を再開する再に必要となるコンテンツ情報を返す(S1005)。勿論、表示再生装置は、コンテンツ情報を中断メッセージに含めて、S1003で送信するようにしてもよい。
IPリモコンA側では、表示再生装置からコンテンツ情報を受け取ることによって、スロウ先からコンテンツを引き取ってその再生処理を再開する「出戻りキャッチ」処理が可能になる(S1006)。出戻りキャッチ処理の動作手順については後に詳解する。
表示再生装置は、再生を中断したコンテンツのスロウ元であるIPリモコンAに対する上記のメッセージ通知を終えると、続いて、新しいスロウ元であるIPリモコンBに対し、再生コンテンツの指定に応じた旨のレスポンスを返す(S907)。
これに対し、IPリモコンBは、コンテンツの再生開始位置を指定し(S908)、表示再生装置はこれに応じる旨のレスポンスを返す(S909)。
続いて、IPリモコンBは、指定した再生開始位置からのコンテンツ再生を要求し(S910)、表示再生装置はこれに応じる旨のレスポンスを返す(S911)。表示再生装置は、HDDレコーダなどのコンテンツ提供装置に対し、該当するコンテンツの再生開始位置からのストリーミング開始を要求する(S1101)。これに対し、コンテンツ提供装置からストリーミング・データが送付され(S1102)、表示再生装置が画面表示することで、コンテンツの「スロウ」が実現する。
スロウ再生中、IPリモコンBの表示画面上では、再生開始/停止、早送り/巻き戻し、停止/一時停止など、表示再生装置のコンテンツ再生を操作するためのGUIが表示され(S912)、ユーザは同GUIを介してスロウ再生に関する指示を行なうことができる。
図16には、S1006においてIPリモコンが行なう、出戻りキャッチ処理の動作シーケンスを示している。なお、説明の簡素化のため、リモコン・サーバを経由する処理を捨象している。
IPリモコンのユーザは、スロウ先の表示再生装置からスロウしたコンテンツをキャッチすると、中断したコンテンツ再生処理を手元で再開する、すなわち手元再生するかどうかを指示する(S1201)。
ここで、手元再生が指示されたときには、IPリモコンは、コンテンツ提供装置に対し、再生中断位置からのコンテンツのストリーミング・データを要求する(S1301)。コンテンツ提供装置は、この要求に応答して、コンテンツ提供装置からストリーミング・データを送付し(S1302)、これをIPリモコン上で画面表示することで(S1202)、コンテンツの「出戻りキャッチ」が実現する。
手元再生中、IPリモコンの表示画面上では、再生開始/停止、早送り/巻き戻し、停止/一時停止など、表示再生装置のコンテンツ再生を操作するためのGUIが併せて表示され(S1203)、ユーザは同GUIを介してスロウ再生に関する指示を行なうことができる。
一方、ユーザが、出戻りキャッチしたコンテンツの手元再生を指示しなかったときには、コンテンツ再生を別の表示再生装置で再開するかどうかをさらにチェックする(S1204)。
ユーザが、再生を中断したコンテンツを手元再生することも別の表示再生装置に再スロウすることも希望しなかったときには、IPリモコンは、当該コンテンツのURIと再生中断位置を保存して(S1205)、本処理を終了する。
また、ユーザが再生を中断したコンテンツを別の表示再生装置に再スロウすることを指示したときには、IPリモコンの表示画面上では、スロウ可能な表示再生装置の一覧からなる選択GUIが表示され(S1206)、ユーザは同GUIを介してコンテンツをスロウしたい機器を選択することができる。中断通知メッセージには表示再生装置のUUIDが含まれており(前述)、この表示再生装置をスロウ可能な表示再生装置の一覧から外すようにする。
スロウ可能な表示再生装置の一覧から、ユーザが特定の表示再生装置を選択すると、IPリモコンは、当該表示再生装置との間で、図12に示した動作シーケンスのS303〜S308に相当する処理を経て、コンテンツのスロウ操作が行なわれる(S1207)。
スロウ操作された表示再生装置は、該当するコンテンツの再生中断位置からのストリーミング開始をコンテンツ提供装置に要求する(S1303)。これに対し、コンテンツ提供装置からストリーミング・データが送付され(S1304)、表示再生装置でコンテンツを再生表示することで、コンテンツの「出戻りキャッチ」が実現する。
再スロウ先の表示再生装置でコンテンツ再生中、IPリモコンの表示画面上では、再生開始/停止、早送り/巻き戻し、停止/一時停止など、表示再生装置のコンテンツ再生を操作するためのGUIが併せて表示され(S1208)、ユーザは同GUIを介してスロウ再生に関する指示を行なうことができる。
例えば、2台のIPリモコンA及びBがIPネットワーク経由で1つの表示再生装置Aに対してスロウ指示を行なうことができるリモコン・システム上で、図15並びに図16に示したような動作シーケンスを実装した場合について考察してみる。
IPリモコンAは、表示再生装置Aに対して、コンテンツ提供装置AからのコンテンツAをスロウすることで、表示再生装置A上でコンテンツAの再生が始まる。コンテンツAをスロウした後、IPリモコンAは表示再生装置Aの制御権を離す。この状態で、他のIPリモコンBは、表示再生装置Aの制御権を取得することができるので、コンテンツAの再生が終了するのを待たずに、IPリモコンBは表示再生装置Aに対してコンテンツBをスロウすることができる。
表示再生装置Aは、次にスロウされたコンテンツBの表示再生に切り替えるが、これに伴って、コンテンツAの表示再生が中断されたこととその再生中断位置情報などを含む中断通知メッセージをIPリモコンAに送信する。IPリモコンAは中断通知メッセージの内容に基づいて他の表示再生装置に対してコンテンツAを再スロウすることができる。
このように、複数のIPリモコンによって同じリモコン制御対象機器が共有されている場合に、各IPリモコンはスロウする度に制御権を解放する。したがって、リモコン制御対象機器は特定のIPリモコンに長時間にわたって支配され続けることはなく、複数のIPリモコン・ユーザ間でリモコン制御対象機器を円滑に共有することができる。また、リモコン制御対象機器は、処理の中断に伴って、中断通知メッセージをスロウ元のIPリモコンに通知するので、IPリモコン・ユーザにとっての利便性が確保される。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。
本明細書では、IPリモコンがIPネットワーク経由でDLNA機器をリモコン操作するというリモコン・システムに関する実施形態を中心に説明してきたが、本発明の要旨はこれに限定されるものではない。複数の機器がネットワーク接続され、ある機器がコンテンツに関する特定の処理を他の機器に依頼する「スロウ」操作と、一旦スロウしたコンテンツ処理を元の機器が引き取る「キャッチ」操作を行なうことができるシステム全般に対し、本発明を普く適用することができる。
要するに、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明を適用することが想定されるホーム・ネットワークの概観構成を示した図である。 図2は、家庭内で制御可能機器がユーザの見通し範囲内と見通し範囲外のどちらにも存在している様子を示した図である。 図3は、IPリモコンとして動作することができる端末機器のハードウェア構成例を示した図である。 図4は、リモコン・サーバとして動作する装置の構成を模式的に示した図である。 図5は、テレビで受信した地上波アナログ放送をIPリモコンで視聴する様子を示した図である。 図6は、テレビで受信した地上波アナログ放送をIPリモコンで視聴しているときにチャンネルを切り換え操作する様子を示した図である。 図7は、テレビで受信した地上波アナログ放送をIPリモコンで視聴しているときにチャンネルを切り換え操作する様子を示した図である。 図8は、IPリモコン側で視聴中のテレビ番組にテレビ側のチャンネルを切り換える様子を示した図である。 図9は、録画機器に保存されている録画コンテンツをIPリモコン上で視聴している状態からテレビでも視聴するように変化する様子を示した図である。 図10は、録画機器に保存されている録画コンテンツをIPリモコン上で視聴する様子を示した図である。 図11は、本発明に係るリモコン・システムにおいて、IPリモコンがコンテンツ提供装置から供給されるコンテンツを再生するための動作シーケンスを示した図である。 図12は、本発明に係るリモコン・システムにおいて、IPリモコンが再生コンテンツを表示再生装置にスロウするための動作シーケンスを示した図である。 図13は、本発明に係るリモコン・システムにおいて、IPリモコンが一旦スロウした再生コンテンツを表示再生装置からキャッチするための動作シーケンスを示した図である。 図14は、本発明に係るリモコン・システムにおいて、IPリモコンが一旦スロウした再生コンテンツを機器選択キャッチするための動作シーケンスを示した図である。 図15は、本発明に係るリモコン・システムにおいて、複数のIPリモコンから重複してスロウ操作が行なわれた際に表示再生装置によるコンテンツ処理の切り替え行なうための動作シーケンスを示した図である。 図16は、S1006においてIPリモコンが行なう、出戻りキャッチ処理の動作シーケンスを示した図である。
符号の説明
11…CPU
12…バス
13…メモリ装置
14…入力スイッチ・マトリックス部
15…ネットワーク通信部
16…赤外線通信部
17…コーデック処理部
18…グラフィック・ディスプレイ・プロセッサ
19…液晶表示部
20…データ入出力インターフェース
31…CPU
32…バス
33…メモリ装置
34…有線LAN部
35…赤外線処理部
37…コーデック処理部
38…HDD

Claims (8)

  1. 1以上のリモート・コントローラと、ネットワーク経由でリモート・コントローラから操作可能なリモコン制御対象機器で構成されるリモコン・システムであって、
    リモコン制御対象機器は、複数のリモート・コントローラから操作の対象となり、いずれかのリモート・コントローラから最後に受信した要求に応じてコンテンツの処理を実行する、
    ことを特徴とするリモコン・システム。
  2. リモコン制御対象機器は、リモート・コントローラからの要求に応じてコンテンツの処理を開始するために、実行中であったコンテンツの処理を中断する際には、該処理を中断するコンテンツの処理要求元のリモート・コントローラに対してコンテンツ処理を中断することを通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモコン・システム。
  3. リモコン制御対象機器は、処理を中断するコンテンツに関するコンテンツ識別情報並びに処理中断位置、当該機器の識別情報、コンテンツ処理が中断した原因を、処理要求元のリモート・コントローラに通知する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモコン・システム。
  4. リモコン制御対象機器は、自分の制御権を取得したリモート・コントローラからの要求に応じてコンテンツ処理を実行し、
    制御権を持つリモート・コントローラはリモコン制御対象機器にコンテンツ処理を要求したときに該制御権を離し、他のリモート・コントローラが該制御権を取得して該リモコン制御対象機器に対してコンテンツ処理を要求することが可能となる、
    ことを特徴とする請求項1に記載のリモコン・システム。
  5. リモート・コントローラからネットワーク経由で操作可能なリモコン制御対象機器であって、
    前記ネットワーク上で通信動作を行なうネットワーク通信手段と、
    コンテンツを処理するコンテンツ処理手段と、
    前記ネットワーク経由で1以上のリモート・コントローラから最後に受信した要求に応じて前記コンテンツ処理手段によるコンテンツ処理を開始するコンテンツ処理制御手段と、
    リモート・コントローラからの要求に応じてコンテンツの処理を開始するために、実行中であったコンテンツの処理を中断する際に、該処理を中断するコンテンツの処理要求元のリモート・コントローラに対してコンテンツ処理を中断することを通知する中断通知手段と、
    を具備することを特徴とするリモコン制御対象機器。
  6. 前記中断通知手段は、処理を中断するコンテンツに関するコンテンツ識別情報並びに処理中断位置、当該機器の識別情報、コンテンツ処理が中断した原因を、処理要求元のリモート・コントローラに通知する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のリモコン制御対象機器。
  7. 前記コンテンツ処理制御手段は、自分の制御権を取得したリモート・コントローラからのコンテンツ処理要求のみを受理し、コンテンツ処理要求を受理した際に要求元のリモート・コントローラから該制御権が渡され、他のコンテンツ処理を要求するリモート・コントローラのために該制御権を解放する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のリモコン制御対象機器。
  8. リモート・コントローラからネットワーク経由で受信するリモコン操作に対する処理をコンピュータ・システム上で実行するようにコンピュータ可読形式で記述されたコンピュータ・プログラムであって、前記コンピュータ・システムに対し、
    リモート・コントローラから最後に受信したコンテンツ処理要求に応じてコンテンツ処理を実行する手順と、
    リモート・コントローラからの要求に応じてコンテンツの処理を開始するために、実行中であったコンテンツの処理を中断する際に、該処理を中断するコンテンツの処理要求元のリモート・コントローラに対してコンテンツ処理を中断することを通知する手順と、
    を実行させることを特徴とするコンピュータ・プログラム。
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