JP2005184079A - Avネットワーク対応記録再生装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のAVネットワーク対応録画再生機器では、複数の外部機器から異なる制御プロトコルにより制御を受けた場合に、制御シーケンスの一貫性を保てないといった課題があった。
【解決手段】ある制御機器から記録開始のコマンドを受け付けた後は、その制御機器からの記録停止コマンドを受けるまでは、他の制御機器から本機の記録状態を変化させるようなコマンドを受け付けない。また、ある制御機器から再生開始のコマンドを受け付けた後は、その制御機器からの再生停止コマンドを受けるまでは、他の制御機器から本機の再生状態を変化させるようなコマンドを受け付けない。これにより、ひとつの制御機器からの制御シーケンスの一貫性を保つことができる。
【選択図】図1
【解決手段】ある制御機器から記録開始のコマンドを受け付けた後は、その制御機器からの記録停止コマンドを受けるまでは、他の制御機器から本機の記録状態を変化させるようなコマンドを受け付けない。また、ある制御機器から再生開始のコマンドを受け付けた後は、その制御機器からの再生停止コマンドを受けるまでは、他の制御機器から本機の再生状態を変化させるようなコマンドを受け付けない。これにより、ひとつの制御機器からの制御シーケンスの一貫性を保つことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、IEEE1394ネットワークやHDMI(High Definition Multimedia Interface)により接続されたデジタルテレビ、STB等のコントローラによって遠隔操作され、音声・映像に関するAVコンテンツを記録媒体へ記録再生する技術に関する。
近年、IEEE1394バス・インターフェース規格やHDMI規格の回線で構成されたネットワークにより相互接続された複数の機器が、音声・映像に関するコンテンツを含むデータ信号やコマンドと呼ばれる制御信号等をやりとりして、コンテンツを記録・再生するシステムが出現している。
以下、図4を参照しながら、従来のAVネットワーク記録再生システムを説明する。図4は、ディスクレコーダ1とデジタルテレビ(DTV)3とが1394ネットワーク(双方向)により接続され、同時にディスクレコーダ1とプラズマテレビ2がHDMI(ディスクレコーダ1が出力、プラズマテレビ2が入力)により接続された記録再生システムの構成を示す。
なお以降のIEEE1394に関する技術内容は、非特許文献1〜4を、HDMIに関する技術内容は、非特許文献5を参照されたい。
ディスクレコーダ1の12は外部機器からの1394コマンドを受け付けて解析する1394コマンドターゲット部、13は外部機器からのHDMIコマンドを受け付けて解析するHDMIコマンドターゲット部である。このようにディスクレコーダ1は、異なるプロトコルを持つふたつのAVネットワークからのコマンドを受け付けて処理する機能を有している。11は、外部より取り込んだもしくは内部で生成した映像音声信号を、実際に記録再生するための記録媒体である。記録媒体としては、リムーバブルディスクタイプのもの、もしくは取り出し不可のハードディスクタイプのものなどが想定される。14は1394ネットワークからのAV信号を入出力し、制御コマンドを外部機器とやりとりする1394端子である。1394は、バス型のネットワークなので、ひとつの物理端子により、信号の入出力を行う。15は、HDMIのAV信号を出力し、制御コマンドを外部機器とやりとりするHDMI出力端子である。
プラズマテレビ2およびデジタルテレビ3は、ディスクレコーダ1のコントローラとして使用可能な機器であり、各々HDMIコマンドコントローラ部21と、1394コマンドコントローラ部31を有している。22は、プラズマテレビ2にHDMIのAV信号を入力し、制御コマンドを外部機器とやりとりするHDMI入力端子、32はデジタルテレビ3に1394からのAV信号を入出力し、制御コマンドを外部機器とやりとりする1394端子である。
ユーザーの使用シーンとしては、プラズマテレビ2とディスクレコーダ1がリビングルームに設置され、デジタルテレビ3は寝室に設置され、プラズマテレビ2とディスクレコーダ1がHDMIケーブル401により接続され、デジタルテレビ3とディスクレコーダ1が1394ネットワーク400により接続されているようなシーンが想定される。
ユーザーがリビングルームにいるときに、ディスクレコーダ1の記録媒体10に記録されたコンテンツを見たいときには、プラズマテレビ2からディスクレコーダ1を、HDMIネットワークを介して遠隔操作して再生させて視聴し、寝室にいるときには、デジタルテレビ3から1394ネットワークを介して遠隔操作により再生させて視聴するといった使い方が可能である。
特許文献1には、本発明と同様に複数の機器から、ひとつの被制御機器が操作されるという使用形態が開示されている。ただし、特許文献1ではAVネットワークとしては、1394ネットワークしか想定されていない。
特開2001−204091号公報
IEEE Std 1394-1995, Standard for a High Performance Serial Bus
IEC61883, Consumer audio/video equipment-Digital Interface
1394 Trade Association document number 1998003, AV/C Digital Interface Command Set General Specification, version3.0
1394 Trade Association document number 1998013, AV/C Disc SubunitGeneral Specification
HDMI Licencing LLC, High-Definition Multimedia Interface Specification Version 1.0
従来例のような記録再生システムでは、ひとりのユーザーがプラズマテレビ2とデジタルテレビ3を交互に操作する場合には問題がないが、ふたりのユーザーが存在し、各々のユーザーが、ディスクレコーダ1に同時に遠隔操作を指示した場合に問題が発生する。
図5は、従来例の記録再生システムで発生する問題を示すチャートである。なお、ディスクレコーダ1の記録再生機能として、記録と再生を同時に行うことができる機能を有することも想定されるが、ここではそのような同時記録再生機能は有しないものとしてはなしを進める。
まず、ディスクレコーダ1は停止状態とする。この状態でプラズマテレビ2を視聴しているユーザーが、いま見ている番組を記録したいと思い立ち、ディスクレコーダ1に対して記録開始を指示する。プラズマテレビ2のHDMIコマンドコントローラ部21はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、記録を開始するコマンドを発行する。記録開始コマンドは、ディスクレコーダ1のHDMIコマンドターゲット部13にて受信されコマンド解析ののち、記録媒体10に対する実際の記録動作開始指示が行われる。記録開始を受けてHDMIコマンドターゲット部13は、プラズマテレビ2に対して記録開始成功のレスポンスを返す。
次にしばらく後に、寝室にいる別のユーザーが、ディスクレコーダ1の記録媒体11のコンテンツの再生を思い立ち、デジタルテレビ3から再生開始を指示したとする。デジタルテレビ3の1394コマンドコントローラ部31はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、再生を開始するコマンドを発行する。再生開始コマンドは、ディスクレコーダ1の1394コマンドターゲット部12にて受信されコマンド解析ののち、記録媒体10に対する実際の再生動作開始指示が行われる。このとき同時記録再生動作はできないので、記録動作は中断される。再生開始を受けて1394コマンドターゲット部12は、デジタルテレビ3に対して再生開始成功のレスポンスを返す。
以上のような動作をした場合、リビングルームにいるユーザーにとっては、ディスクレコーダ1に記録を指示したつもりでいたところ、自分が気がつかないうちに記録が中断されて必要な番組の記録ができない結果になっており、混乱することになる。
本発明の目的は、このような混乱を回避し、ユーザーに納得性のある動作をするAVネットワーク対応記録再生装置を提供することである。
本発明にかかるAVネットワーク対応記録再生装置は、複数の異なる通信プロトコルを持つAVネットワークに接続され、第1および第2の制御機器から制御をうけることが可能なAVネットワーク対応記録再生装置であって、第1の制御機器から制御コマンドを受け付けた後は、所定の期間、第2の制御機器から所定の制御コマンドを受け付けないことを特徴とする。
また、第1の制御機器から受け付けた制御コマンドが再生開始を指示する制御コマンドであるとき、所定の期間は、第1の制御機器から再生停止を指示する制御コマンドを受けるまでの期間であり、所定の制御コマンドは、本機の再生状態を変化させる制御コマンドであることを特徴とする。
また、所定の制御コマンドは、本機の記録状態を変化させる制御コマンドをさらに含むことを特徴とする。
また、第1の制御機器から受け付けた制御コマンドが記録開始を指示する制御コマンドであるとき、所定の期間は、第1の制御機器から記録停止を指示する制御コマンドを受けるまでの期間であり、所定の制御コマンドは、本機の再生状態もしくは記録状態を変化させる制御コマンドであることを特徴とする。
また、所定の制御コマンドは、本機の記録状態を変化させる制御コマンドをさらに含むことを特徴とする。
また、所定の期間中に、第2の制御機器から所定の制御コマンドを受けたとき、所定のエラー情報を、第2の制御機器に通知することを特徴とする。
また、AVネットワークは、IEEE1394バス・インターフェース規格もしくは、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格の回線を介して形成されていることを特徴とする。
これにより上記目的が達成される。
本発明の記録再生装置によれば、ネットワークプロトコルの異なる複数のコントローラから制御を受けた場合に、いずれかのコントローラから一度制御を受けた後、その動作(記録、再生)が完結するまでは、他のコントローラからの制御を受け付けないようにするので、動作の一貫性が保たれる。また、受付を拒否したコントローラ側にも、拒否レスポンスに、「他機が使用中なので操作できない」旨のエラーコードを付随させて送るので、操作できないコントローラを操作しているユーザーにも無用な混乱を与えることがないという顕著な効果を得られる。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明によるディスクレコーダの実施形態を説明する。
(実施の形態1)
図1は、ディスクレコーダ1とデジタルテレビ3とが1394ネットワーク(双方向)により接続され、同時にディスクレコーダ1とプラズマテレビ2がHDMI(ディスクレコーダ1が出力、プラズマテレビ2が入力)により接続された記録再生システムの構成を示す。
図1は、ディスクレコーダ1とデジタルテレビ3とが1394ネットワーク(双方向)により接続され、同時にディスクレコーダ1とプラズマテレビ2がHDMI(ディスクレコーダ1が出力、プラズマテレビ2が入力)により接続された記録再生システムの構成を示す。
ディスクレコーダ1の12は外部機器からの1394コマンドを受け付けて解析する1394コマンドターゲット部、13は外部機器からのHDMIコマンドを受け付けて解析するHDMIコマンドターゲット部である。このようにディスクレコーダ1は、異なるプロトコルを持つふたつのAVネットワークからのコマンドを受け付けて処理する機能を有している。11は、外部より取り込んだもしくは内部で生成した映像音声信号を、実際に記録再生するための記録媒体である。記録媒体としては、リムーバブルディスクタイプのもの、もしくは取り出し不可のハードディスクタイプのものなどが想定される。10は、自機の状態及びコマンド受付状態に基づいて、コマンド受付の可否を判定するコマンド受付可否判定部である。14は1394ネットワークからのAV信号を入出力し、制御コマンドを外部機器とやりとりする1394端子である。1394は、バス型のネットワークなので、ひとつの物理端子により、信号の入出力を行う。15は、HDMIのAV信号を出力し、制御コマンドを外部機器とやりとりするHDMI出力端子である。
プラズマテレビ2およびデジタルテレビ3は、ディスクレコーダ1のコントローラとして使用可能な機器であり、各々HDMIコマンドコントローラ部21と、1394コマンドコントローラ部31を有している。22は、プラズマテレビ2にHDMIのAV信号を入力し、制御コマンドを外部機器とやりとりするHDMI入力端子、32はデジタルテレビ3に1394からのAV信号を入出力し、制御コマンドを外部機器とやりとりする1394端子である。
なお、ディスクレコーダ1の記録再生機能として、記録と再生を同時に行うことができる機能を有することも想定されるが、実施の形態1ではそのような同時記録再生機能は有しないものとしてはなしを進める。
ユーザーの使用シーンとしては、プラズマテレビ2とディスクレコーダ1がリビングルームに設置され、デジタルテレビ3は寝室に設置され、プラズマテレビ2とディスクレコーダ1がHDMIケーブル401により接続され、デジタルテレビ3とディスクレコーダ1が1394ネットワーク400により接続されているようなシーンが想定される。
ユーザーがリビングルームにいるときに、ディスクレコーダ1の記録媒体10に記録されたコンテンツを見たいときには、プラズマテレビ2からディスクレコーダ1を、HDMIネットワークを介して遠隔操作して再生させて視聴し、寝室にいるときには、デジタルテレビ3から1394ネットワークを介して遠隔操作により再生させて視聴するといった使い方が可能である。
このような記録再生システムにおいて、リビングと寝室に別々のユーザーがおり、同時にディスクレコーダ1にアクセスしようとした場合の動作について、図2を参照しながら説明する。
図2は、リビングルームのユーザーが、プラズマテレビ2を介して、ディスクレコーダ1に記録を開始させたあとの動作シーケンスを示すものである。
まず、ディスクレコーダ1は停止状態とする。この状態でプラズマテレビ2を視聴しているユーザーが、いま見ている番組を記録したいと思い立ち、ディスクレコーダ1に対して記録開始を指示する。プラズマテレビ2のHDMIコマンドコントローラ部21はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、記録を開始するコマンドを発行する。記録開始コマンドは、ディスクレコーダ1のHDMIコマンドターゲット部13にて受信されコマンド解析ののち、コマンド受付可否判定部10に送られる。現在ディスクレコーダ1は停止状態であり、コマンド受付「可」状態であるので、そのまま記録媒体11に対する実際の記録動作開始指示が行われる。このとき、コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2から録画指示をうけたことを記憶する。記録開始OKを受けてHDMIコマンドターゲット部13は、プラズマテレビ2に対して記録開始OKのレスポンスを返す。
次にしばらく後に、寝室にいる別のユーザーが、ディスクレコーダ1の記録媒体11のコンテンツの再生を思い立ち、デジタルテレビ3から再生開始を指示したとする。デジタルテレビ3の1394コマンドコントローラ部31はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、再生を開始するコマンドを発行する。再生開始コマンドは、ディスクレコーダ1の1394コマンドターゲット部12にて受信される。1394コマンドターゲット部12は、この再生開始指示を受け付けてもよいかどうか、コマンド受付可否判定部10に問い合わせる。このとき、コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2からの記録処理を受け付けていると記憶しているので、この再生開始受付は「否」と判定する。「否」の判定をうけた1394コマンドターゲット部12は、デジタルテレビ3に対して再生開始NGのレスポンスを返す。ただし、このレスポンスを返すときに、「他機が使用中なので使用できない」旨を明示するエラーコードを添付する。このエラーコードを受けたデジタルテレビ3は、画面に「他機が使用中なので使用できない」等のメッセージを表示して、ユーザーに通知する。
次に、寝室にいるユーザーが、ディスクレコーダ1の記録媒体11の記録動作を停止させようとして、デジタルテレビ3から記録停止を指示したとする。デジタルテレビ3の1394コマンドコントローラ部31はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、記録を停止するコマンドを発行する。記録停止コマンドは、ディスクレコーダ1の1394コマンドターゲット部12にて受信される。1394コマンドターゲット部12は、この記録停止指示を受け付けてもよいかどうか、コマンド受付可否判定部10に問い合わせる。コマンド受付可否判定部10は、デジタルテレビ3からではなく、プラズマテレビ2からの記録処理を受け付けていると記憶しているので、この記録停止は「否」と判定する。「否」の判定をうけた1394コマンドターゲット部12は、デジタルテレビ3に対して記録停止失敗のレスポンスを返す。このレスポンスを返すときに、「他機が使用中なので使用できない」旨を示すエラーコードを添付する。このエラーコードを受けたデジタルテレビ3は、画面に「他機が使用中なので使用できない」等のメッセージを表示して、ユーザーに通知する。
次に、プラズマテレビ2を視聴しているユーザーが、記録の停止を思い立ち、ディスクレコーダ1に対して記録停止を指示する。プラズマテレビ2のHDMIコマンドコントローラ部21はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、記録を停止するコマンドを発行する。記録停止コマンドは、ディスクレコーダ1のHDMIコマンドターゲット部13にて受信されコマンド解析される。HDMIコマンドターゲット部13は、この記録停止指示を受け付けてもよいかどうか、コマンド受付可否判定部10に問い合わせる。コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2からの録画処理を受け付けていると記憶しているおり、当のプラズマテレビ2からの指示なので、この記録停止指示は「可」と判定する。「可」の判定をうけたHDMIコマンドターゲット部13は、記録媒体10に対する実際の記録停止指示を行う。記録停止を受けてHDMIコマンドターゲット部13は、プラズマテレビ2に対して記録停止OKのレスポンスを返す。また、コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2から録画指示をうけたことをキャンセルし、いずれの機器からのコマンドも受け付けていないニュートラル状態にもどる。
よってこのあと、デジタルテレビ3から再生指示をうけた場合は、これをうけつける。
また、これ以降、逆にプラズマテレビ2からの録画および再生コマンドは受け付けないモードとなる。
(実施の形態2)
実施の形態2は、構成としては図1と同じとなるので、構成の説明は繰り返さない。実施の形態2では、ディスクレコーダ1の記録再生機能として、記録と再生を同時に行うことができる機能を有する点が実施の形態1と異なる点である。
実施の形態2は、構成としては図1と同じとなるので、構成の説明は繰り返さない。実施の形態2では、ディスクレコーダ1の記録再生機能として、記録と再生を同時に行うことができる機能を有する点が実施の形態1と異なる点である。
ユーザーの使用シーンとしても、実施の形態1と同様である。
このような記録再生システムにおいて、リビングルームと寝室に別々のユーザーがおり、同時にディスクレコーダ1にアクセスしようとした場合の動作について、図3を参照しながら説明する。
図3は、リビングルームのユーザーが、プラズマテレビ2を介して、ディスクレコーダ1に録画を開始させたあとの動作シーケンスを示すものである。
まず、ディスクレコーダ1は停止状態とする。この状態でプラズマテレビ2を視聴しているユーザーが、いま見ている番組を記録したいと思い立ち、ディスクレコーダ1に対して記録開始を指示する。プラズマテレビ2のHDMIコマンドコントローラ部21はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、記録を開始するコマンドを発行する。記録開始コマンドは、ディスクレコーダ1のHDMIコマンドターゲット部13にて受信されコマンド解析ののち、コマンド受付可否判定部10に送られる。現在ディスクレコーダ1は停止状態であり、コマンド受付「可」状態であるので、そのまま記録媒体11に対する実際の記録動作開始指示が行われる。記録開始を受けてHDMIコマンドターゲット部13は、プラズマテレビ2に対して記録開始成功のレスポンスを返す。また、コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2から記録指示をうけたことを記憶する。
次にしばらく後に、寝室にいる別のユーザーが、ディスクレコーダ1の記録媒体11のコンテンツの再生を思い立ち、デジタルテレビ3から再生開始を指示したとする。デジタルテレビ3の1394コマンドコントローラ部31はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、再生を開始するコマンドを発行する。再生開始コマンドは、ディスクレコーダ1の1394コマンドターゲット部12にて受信される。1394コマンドターゲット部12は、この再生開始指示を受け付けてもよいかどうか、コマンド受付可否判定部10に問い合わせる。コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2からの記録処理を受け付けていると記憶しており、かつ実施の形態2ではディスクレコーダ1は、同時記録再生機能を有しているので、この再生開始は「可」と判定する。「可」の判定をうけた1394コマンドターゲット部12は、デジタルテレビ3に対して再生開始成功のレスポンスを返す。また、コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2から録画指示をうけたことに加えて、デジタルテレビ3から再生指示を受けたことを記憶する。
次に、寝室にいるユーザーが、ディスクレコーダ1の記録媒体11の記録動作を停止させようとして、デジタルテレビ3から記録停止を指示したとする。デジタルテレビ3の1394コマンドコントローラ部31はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、記録を停止するコマンドを発行する。記録停止コマンドは、ディスクレコーダ1の1394コマンドターゲット部12にて受信される。1394コマンドターゲット部12は、この記録停止指示を受け付けてもよいかどうか、コマンド受付可否判定部10に問い合わせる。コマンド受付可否判定部10は、デジタルテレビ3からではなく、プラズマテレビ2からの記録処理を受け付けていると記憶しているので、この記録停止は「否」と判定する。「否」の判定をうけた1394コマンドターゲット部12は、デジタルテレビ3に対して記録停止失敗のレスポンスを返す。ただし、このレスポンスを返すときに、「他機が使用中なので使用できない」旨を示すエラーコードを添付する。このエラーコードを受けたデジタルテレビ3は、画面に「他機が使用中なので使用できない」等のメッセージを表示して、ユーザーに通知する。
次に、プラズマテレビ2を視聴しているユーザーが、記録の停止を思い立ち、ディスクレコーダ1に対して記録停止を指示する。プラズマテレビ2のHDMIコマンドコントローラ部21はユーザー操作を受けて、ディスクレコーダ1に対して、記録を停止するコマンドを発行する。記録停止コマンドは、ディスクレコーダ1のHDMIコマンドターゲット部13にて受信されコマンド解析される。HDMIコマンドターゲット部13は、この記録停止指示を受け付けてもよいかどうか、コマンド受付可否判定部10に問い合わせる。コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2からの記録処理を受け付けていると記憶しているおり、当のプラズマテレビ2からの指示なので、この記録停止指示は「可」と判定する。「可」の判定をうけたHDMIコマンドターゲット部13は、記録媒体10に対する実際の記録動作停止指示を行う。記録停止を受けてHDMIコマンドターゲット部13は、プラズマテレビ2に対して記録停止成功のレスポンスを返す。また、コマンド受付可否判定部10は、プラズマテレビ2から録画指示をうけたことをキャンセルし、デジタルテレビ3から再生指示を受けたことのみを記憶する状態に遷移する。
よってこのあと、プラズマテレビ2から再生指示をうけた場合は、これを受け付けない。ただし、プラズマテレビ2から記録指示をうけた場合は、これをうけつける。
以上の説明における、記録媒体11は、例えば光ディスクであってもよいし、(光)磁気ディスクであってもよいし、取り外しのできないハードディスクであってもよい。また、半導体メモリ等の半導体記録装置であってもよい。他の記録媒体を用いる記録再生機器により本発明の機能を実現しても、同様に実施できる。
また、以上の説明におけるAVネットワークとしては、IEEE1394およびHDMIを用いた接続で説明したが、同様な機能を持つ別のプロトコルのネットワークが混在しても、同様に実施できる。
本発明にかかる記録再生装置は、複数の外部機器からの制御に対して適切な排他区間を設けることによって、各制御機器からの制御の一貫性を保つことが必要な用途にも適用できる。
1 ディスクレコーダ
10 コマンド受付可否判定部
11 記録媒体
12 1394コマンドターゲット部
13 HDMIコマンドターゲット部
14 1394入出力端子
15 HDMI出力端子
2 プラズマテレビ
21 HDMIコマンドコントローラ部
22 HDMI入力端子
3 デジタルテレビ
31 1394コマンドコントローラ部
32 1394入出力端子
400 1394ネットワーク
401 HDMIケーブル
10 コマンド受付可否判定部
11 記録媒体
12 1394コマンドターゲット部
13 HDMIコマンドターゲット部
14 1394入出力端子
15 HDMI出力端子
2 プラズマテレビ
21 HDMIコマンドコントローラ部
22 HDMI入力端子
3 デジタルテレビ
31 1394コマンドコントローラ部
32 1394入出力端子
400 1394ネットワーク
401 HDMIケーブル
Claims (7)
- 複数の異なる通信プロトコルを持つAVネットワークに接続され、複数の制御機器から制御を受けることが可能なAVネットワーク対応記録再生装置であって、
前記複数の制御機器の中の第1の制御機器から制御コマンドを受け付けた後は、所定の期間、他の制御機器から所定の制御コマンドを受け付けないことを特徴とするAVネットワーク対応記録再生装置。 - 前記第1の制御機器から受け付けた制御コマンドが再生開始を指示する制御コマンドであるとき、
前記所定の期間は、前記第1の制御機器から再生停止を指示する制御コマンドを受けるまでの期間であり、
前記所定の制御コマンドは、本機の再生状態を変化させる制御コマンドであることを特徴とする請求項1に記載のAVネットワーク対応記録再生装置。 - 前記所定の制御コマンドは、本機の記録状態を変化させる制御コマンドをさらに含むことを特徴とする請求項2記載のAVネットワーク対応記録再生装置。
- 前記第1の制御機器から受け付けた制御コマンドが記録開始を指示する制御コマンドであるとき、
前記所定の期間は、前記第1の制御機器から記録停止を指示する制御コマンドを受けるまでの期間であり、
前記所定の制御コマンドは、本機の記録状態を変化させる制御コマンドであることを特徴とする請求項1に記載のAVネットワーク対応記録再生装置。 - 前記所定の制御コマンドは、本機の再生状態を変化させる制御コマンドをさらに含むことを特徴とする請求項4記載のAVネットワーク対応記録再生装置。
- 前記所定の期間中に、前記他の制御機器から前記所定の制御コマンドを受けたとき、
所定のエラー情報を、前記所定の制御コマンドを送った前記他の制御機器に通知することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のAVネットワーク対応記録再生装置。 - 前記AVネットワークは、IEEE1394バス・インターフェース規格もしくは、HDMI(High Definition Multimedia Interface)規格の回線を介して形成されていることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のAVネットワーク対応記録再生装置。
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2003
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