JP5204405B2 - 分散されたステーションのネットワークでネットワーク加入者ステーション間のデータ接続を自動設定するための方法及びその方法を実行するためのユーザインターフェース機器としてのネットワーク加入者ステーション - Google Patents

分散されたステーションのネットワークでネットワーク加入者ステーション間のデータ接続を自動設定するための方法及びその方法を実行するためのユーザインターフェース機器としてのネットワーク加入者ステーション Download PDF

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Description

本発明は、分散されたステーションのネットワーク、特に、ホームネットワークにおけるデータ通信の技術分野に関する。これは、特に、ネットワーク加入者ステーション間の自動接続設定の分野を含む。
今日、家庭の現地におけるネットワーク機器に対して利用可能な種々のホームネットワーク規格が存在する。家電製品の分野においては、バス規格IEEE−1394が特に確立されてきた。これは、非常に大きいデータレートで汎用電子機器間の通信を可能にする。データレート100、200及び400Mbit/secはサポートされている。ところで、元々の規格IEEE−1394−1995は拡張されてきていて、現在のバージョンIEEE−1394bはより大きいデータ送信速度S800、S1200及びS1600さえ指定できる。これは、ネットワーク加入者ステーション(以下、短縮して、ネットワークステーションという)を制御するための非同期データパケット並びに等時性音声及び映像データストリームの両方を並列状態で送信するには十分である。汎用電子機器間のデータ交換のための代表的なアプリケーションは、タイトル、映像又は音声データソースから再生される映像フィルムか又は音楽、及び他の汎用電子機器に送信される関連データストリームを含む。このようなアプリケーションの例に対しては、論理データ接続が対象の電子機器間で設定され、それらの電子機器は互いにデータを交換する。このようなデータ接続は、それ故、定期的にデータパケットを送信するために用いられる。このデータ送信方式については、IEEE−1394−1995規格においては、等時性データ伝送と呼ばれ、その等時性データ伝送は、特定の時間のインターバルにおいて、定期的に、データソースからデータシンクに送信されるデータパケットを含む。
更に、非同期データ送信は又、IEEE−1394ネットワークにおいて行われる。この場合、所謂、データパケットは必要に応じて送信される。バスにより送信されるそのような非同期データパケットの品質は生じるデータ容量に依存する。非同期データ送信は、ネットワークにおいて存在している他の電子機器を用いて、ネットワークにある電子機器を識別し且つ制御するために広く用いられている。
しかしながら、IEEE−1394−1995規格は、データ通信についてのISO/OSI基準モデルの最下位層、即ち、物理層、データリンク層及びネットワーク層の一部のみを指定する。上位層、即ち、トランスポート層、セッション層、プレゼンテーション層及びアプリケーション層は、しかしながら、指定されない。
汎用電子機器の企業のコンソーシアムは、汎用電子機器間のデータ交換のために高位層を定義することについて又、着手した。この規格は、acronym HAViとして知られ、ここで、HAViはHome Audio/Video Interoperabilityの略語である。この規格は“相互運用性ミドルウェア”を指定し、その“相互運用性ミドルウェア”は、共にネットワークによりタスクを実行するために、種々のメーカ製の製品を互いに認識すること、即ち、互いに協調することを確実にする。
上記のように、汎用電子機器のネットワークに対するアプリケーションの代表的な例は、AVデータ、即ち、音声又は映像データを、1つ又はそれ以上の汎用電子機器に送信するデータソース機器を含む。目的の機器は、典型的には、データシンク機器と呼ばれる。ユーザは、ユーザがデータを送信する側の機器と、そのデータがネットワークにおいて供給される側の機器を選択することができることを希望する。このような機器の選択は、ユーザにとってできるだけ利便性があることが必要である。このために、今日、コンピュータ技術において周知であるユーザインターフェースが非常によく用いられている。ユーザインターフェースは、ユーザが、個々のメニューアイテムを直接、選択するためにリモートコントロール(特に、カーソル制御鍵)においてマウスポインタ又は鍵を用いることができ、キーパッドを用いて特定の入力を行うことができる、1つ又はそれ以上の操作メニュー(ディスプレイユニットに表示される)を有する。
2つのネットワークステーション間の論理データ接続を設定するために、ユーザは、データソース機器及びデータシンク機器を直接、選択することが可能である。この選択の後にのみ、そのデータ接続は設定され、音声及び/又は映像データストリームがこのデータ接続により送信されることが可能である。上記の一例は、テレビジョンにおける映像プログラムを視聴することができるように、テレビジョンにディジタルセットトップボックスにより受信されるAVデータを転送したい場合の一例について説明する。このために、ユーザは、両方の電子機器を直接、選択する必要がある。ここで、更に、AVデータが記録機器により記録されることが意図されている場合、ユーザは、データソース機器及びデータターゲット機器(即ち、記録機器)を再び選択し、記録機能を開始する必要がある。
本発明の目的は、記録のためにデータ接続を設定する方式においてユーザを支援することである。本発明に従って、このことは、標準的な方式で記録機器に対して設定されるデータシンク機器に対して設定されるデータ接続を既に有するデータソース機器から論理データ接続によりなされる。
アプリケーションの代表的な実施例は、データシンク機器が、記録機器を制御するためのユーザインターフェース(請求項におけるユーザインターフェース)が表示されているディスプレイ機器と適合している場合である。その場合、適切なデータソース機器は、例えば、上記のディジタルセットトップボックスであり、そのディジタルセットトップボックスはテレビジョンプログラムに対してAVデータを供給する。これに関連して、セットトップボックスと記録機器との間でデータ接続を瞬時に設定することは、記録機器における瞬時記録機能の実施を支援する。ユーザは、しばしば、何ら複雑でなく、できるだけ瞬時に、ユーザがディスプレイ機器でテレビジョンプログラムとして現時点で視聴しているものを、現時点で興味がある場合に、記録できることを希望する。この場合、セットトップボックスと記録機器との間のデータ接続が設定されるとすぐ、ユーザは、例えば、メインメニューから、記録機器に対してユーザインターフェースを呼び出すことのみが必要である。これは、記録機器に対するユーザインターフェースにおいて表示される。ユーザは、次いで、記録手順を開始するように、単に記録機能を選択する必要がある。
他の典型的なアプリケーションの実施例は、データ接続が、ネットワークにおいて、音声ソース機器、例えば、CDプレーヤと、音声データシンク機器、例えば、音声信号のための増幅装置との間に既に設定されている場合である。ユーザが、ここで、ディジタル音声信号のための記録機器についてのユーザインターフェースを選択する場合、本発明においては、標準的な方式で音声データソース機器と音声記録機器との間のデータ接続を設定する。それ故、標準的な方式で、ユーザが、データソースから入力される音声データストリームを記録し、現時点で又、スピーカに対して既に出力されていることを希望することを仮定する。又、標準的な方式で設定されたデータ接続が、実際には、そのユーザの記録の必要性に対応している場合、データソース機器及びデータシンク機器についての何れの直接的選択を行う必要はない。この場合は、本発明の手段は、操作がネットワークにおいてより簡便になるように機能するばかりでなく、更に、瞬時記録機能の実施において支援するように又、機能する。
従属請求項は、本発明の方法及び本発明のネットワーク加入者ステーションの更なる有利な手段及び改善を含む。例として、ユーザが記録機器において記録機能を活性化した後にのみ、データソース機器と記録機器との間の接続を設定することが可能である。これは、ユーザが標準的な方式でデータ接続を設定したくないとき、必要以上のデータ接続が設定されないようにする。他方、記録は少し後に開始され、瞬時記録機能を厳密には支援していない。
本発明の例示としての実施形態については、下で、図に示し、詳述する。
図1は、ホームネットワークの例を模式的に示している。参照番号10はディジタルテレビジョン(TV)セットを示している。これは、ディジタルビデオ入力を備えた市販のテレビジョンであることが可能である。参照番号11はセットトップボックスを示している。このセットトップボックスは、人工衛星、地上波又は広帯域ケーブルによりディジタルテレビジョン信号を受信する。参照番号12はディジタルビデオレコーダを示している。ディジタルビデオレコーダには、映像レコーダのような種々の機器の種類が適する。第1に、ディジタルビデオレコーダはテープにディジタル映像信号を記録する“DVHSレコーダ”であることが可能である。第2に、ディジタルビデオレコーダは光記憶ディスクにディジタル映像信号を記録するDVDレコーダであることが可能である。参照番号13はDVDプレーヤを示している。図1は、機器の全てが共通のバス接続により互いに接続されていることを示している。バス接続の例はIEEE−1394バスシステムである。このバスシステムに従って、しかしながら、特定のネットワークトポロジは、図1に示すものと異なるようになることが可能である。IEEE−1394−1995規格に準拠しているバストポロジはツリー構造に基づいている。
図2は、図1と同じネットワークであるが、セットトップボックス11とディジタルTVセット10との間で設定されたデータ接続を有するネットワークを示している。図2は、それ故、ユーザがディジタルTVセット10でテレビジョンプログラムを視聴しているアプリケーションの例を示している。このために、ユーザは、セットトップボックス11とテレビジョン10との間にデータ接続14を設定した。
図3は、更なるデータ接続が設定された後の同じネットワークを示している。その状況は、ユーザがセットトップボックス11により受信されている現テレビジョンプログラムを視聴したいと思うばかりでなく、同時にディジタルビデオレコーダにそのプログラムを記録したいと思うアプリケーションの例に対応している。このために、更なるデータ接続15が、セットトップボックス11とディ時足すビデオレコーダ12との間に設定された。
下の文字は、データ接続15が、本発明に従ってユーザにとってどのように便利に自動的に設定されるかについて更に詳細に示している。
このために、図4は、先ず、ネットワークにおいて機器を操作するためのメインメニューを示している。これに関連して、図4は、ネットワーク構造を示す、ディジタルTVセット10の映像ディスプレイにおいて出力されるピクチャを示している。示されているピクチャは、現データ接続がネットワークにおいて現在、設定されているものを同様に示している。図4においては、破線は、セットトップボックスとディジタルテレビジョンとの間のデータ接続が現在、設定されていることを示している。セットトップボックスからディジタルTVセットへのデータの流れを明確にするために、その図は動きが与えられる形にあることが可能であり、即ち、例えば、セットトップボックスからディジタルTVセットへのデータの流れが、例えば、セットトップボックスからディジタルTVセットに動く破線により示されることが可能である。ディジタルビデオレコーダの周りの破線の境界線は、ユーザがメインメニューにおいてディジタルビデオレコーダの制御を必要とすることを示すことが意図されている。ユーザは、カーソル制御キーを用いてこれを行うことが可能であり、ユーザは、カーソル制御キーをスクリーンのステップにおいてポインタを移動させるように用いることができる。ディジタルビデオレコーダの周りの破線は、アプリケーションの現選択がディジタルビデオレコーダを調べている表示として、後者がハイライトされていることを示している。確認キー(OKキー)を押すことにより、ユーザは、ディジタルビデオレコーダのために操作メニューを呼び出すことができる。
図5は、操作メニューが呼び出された後のディジタルビデオレコーダのための操作メニューを示している。これは、ディジタルビデオレコーダを制御するためのグラフィックユーザインターフェース(UI)に相当する。参照番号20は、時間及び現在の日付を出力するための表示領域を示している。参照番号21は再生キーのための表示を示している。参照番号22は早送りキーのための表示を示し、参照番号23は巻き戻しキーのための表示を示している。参照番号24は停止キーのための表示を示している。一時停止キーのための表示は参照番号25により示されている。参照番号26は記録キーのための表示を示している。参照番号27は、機器の現操作状態についての表示領域を示している。この表示領域は、現在の映画のタイトルの再生時間を出力するための表示領域28を有する。参照番号29は、データ接続が設定された更なる機器のリストを有する表示領域を示している。図5に示すように、ディジタルビデオレコーダのためのユーザインターフェースが呼び出された後、表示領域29は、セットトップボックスへの接続が存在することを示し、表示領域28は、現在、再生されている又は記録されている映画のタイトルが存在しないことを示している。表現“停止”は、記録機器がスタンバイ状態にあることを示すように、表示領域28に示されている。それ故、ディジタルビデオレコーダのためのユーザインターフェースが呼び出されたとき、追加の接続がセットトップボックス11に対して自動的になされる。ユーザは、それ故、記録キー26のための表示を選択することにより瞬時記録を開始することができる。
図6は又、ユーザインターフェースが呼び出された後、ディジタルビデオレコーダを直接、制御するためのユーザインターフェースを示している。この場合、データ接続は、既存のデータ接続のために表示領域29に示されているように、まだ、直接、設定されていない。ディジタルビデオレコーダは、スタンバイ状態においても同様である。ユーザが、ここで、記録キーのための表示を選択することにより瞬時記録機能を開始する場合、既存のデータ接続14におけるデータソース機器への接続は、本発明のこの第2の例示としての実施形態に従って、ネットワークにおいて自動的に設定される。図6においては、記録キーのための表示26の選択は破線の境界線で示されている。
図7は、ここでは、この瞬時記録機能の選択後の状態を示している。この図は、セットトップボックス11がデータ接続のための表示領域29において入力されたことを示している。それ故、この場合、設定された自動接続は、記録機能の選択後まで、行われない。現再生時間のための表示領域28は、現テレビジョンプログラムの3秒より長い時間、既に記録されたことを示している。
接続を自動的に設定するための手順については、ここで仮定されているHAViネットワークのために下で詳細に説明する。この場合、図8は、ディジタルテレビジョン10のソフトウェアの構成要素を示している。上記のように、これは、HAViに基づいてデザインされたネットワークである。HAViの仕様については公開されている。そのHAViの仕様は、現在、バージョン1.1である。正確なタイトルは、HAVi仕様書“ホーム音声/映像相互運用性(HAViアーキテクチャ)の仕様書”バージョン1.1、2001年5月15日である。本発明を開示するために、このHAVi仕様書を特に参照している。
本発明を説明するために、HAViシステムの構成要素の全てを必ずしも重要でないため、下では、必須の構成要素のみについて選択的に、詳細に説明する。
HAViソフトウェア構成要素(HAViスタックの)の最も下の部分に、IEEE−1394インターフェース41を示している。このIEEE−1394インターフェース41は、典型的には、ソフトウェア構成要素として製造されていない。そうではなく、IEEE−1394規格においては、物理層及びデータリンク層はハードウェア中に製造される必要があることを明記されている。典型的には、2つの別個のICがこのために使用される。その上には、ソフトウェア構成要素として、“通信メディアマネージャ”42がある。この通信メディアマネージャ42は、ネットワーク層及びトランスポート層の一部を構成し、他のソフトウェア要素とIEEE−1394バスシステムとの間のインターフェースを構成する。
“通信メディアマネージャ”42の上には、“メッセージングシステム”43がある。この構成要素は、2つの異なるソフトウェアモジュールが互いと共にデータを交換することを希望するときはいつでも、メッセージングシステム”が用いられるため、HAVi規格において非常に重要な構成要素である。“メッセージングシステム”は、ISO/OSI基準モデルにおけるネットワーク及びトランスポート層から独立している。
HAViスタックにおける他のモジュールは“イベントマネージャ”44である。“イベントマネージャ”44は、発生した変化/イベントについてネットワークにおける種々のソフトウェア要素に知らせるタスクを有する。そのようなイベントは、特に、機器がネットワークに追加される又はネットワークから取り除かれるときはいつでも、生じる。HAViスタックにおける他のソフトウェア構成要素は“レジストリ”45である。“レジストリ”は、ネットワークにおいて利用可能なソフトウェア構成要素のリストを有する。“レジストリ”は、特定のソフトウェア要素を検索するサービスを提供する。ネットワークにおいて他のソフトウェア要素と通信することを希望するソフトウェア要素は、“レジストリ”において登録されていることが必要である。
HAViスタックにおける他のソフトウェア要素は“DCMマネージャ”46である。これは、FAV及びIAV機器におけるそれぞれのネットワークステーションのための“DCMコードユニット”をインストールするタスクを有する。FAV機器(“全音声/映像装置”)は、最大数のHAViソフトウェア構成要素と共に備えられる。特定の特徴は、FAV機器は又、“JAVA(登録商標)バーチャルマシン”を組み込んでいることである。これは、そのFAV機器が、JAVA(登録商標)コードを実行可能プログラムコードに変換することができ、従って、次いで、その実行可能プログラムコードを実行することができることを意味する。FAV機器は、他のHAViネットワーク機器から“DCMコードユニット”をローディングするオプションを有する。“DCMコードユニット”は、次いで、FAV機器のための“DCMコードユニット”の次にFAV機器においてインストールされる。
IAV機器(“中間AV機器”)は、FAV機器より少ないソフトウェア構成要素を有する。
ディジタルTVセット10は、上記の例示としての実施形態におけるFAV機器であるとみなされる。
“リソースマネージャ”47は、ネットワークにおける特定のリソースがそれぞれの要求タスクに対して尚も利用可能であるかどうか又はそれらの特定のリソースが既に割り当てられたかどうかをモニタリングするタスクを有する。その“リソースマネージャ”は、それ故、前記リソースがフリーであることを条件として、アプリケーションプログラムに適切なリソースを割り当てる。
更なる構成要素として、HAViスタックは又、“ストリームマネージャ”48を有する。この“ストリームマネージャ”は、ネットワーク加入者ステーション間の接続を設定することについて責任を負っている。設定された接続は、次いで、AVデータストリームを送信するために用いられる。
上記のHAViスタックにおけるソフトウェア要素の上には、ディジタルTVセット10のために示している“DCMコードユニット”49がある。この“DCMコードユニット”は、ディジタルTVセット50及びFCM(AVディスプレイ)のためのDCMを有する。これに関連して、DCMは“Device Control Module(装置制御モジュール)”の略語であり、FCMは“Fundamental Component Module(必須構成要素モジュール)”の略語である。DCMは、機器の一般的機能を制御するためのインターフェースを構成する。ネットワークステーションが、チューナーの及び又、記録機器の機能性を有することが可能であるビデオレコーダ等の、異なる機能性を提供する場合、“DCMコードユニット”は、必要に応じて、DCMの他に、複数のFCMを有する。HAVi規格自体は、種々の種類のFCMの機能性を規定する。それらのFCMは、“チューナーFCM”、“VCR FCM”、“クロックFCM”、“カメラFCM”、“AV−ディスクFCM”、“アンプFCM”、“ディスプレイFCM”、“AV−ディスプレイFCM”、“モデムFCM”及び“ウェブプロキシFCM”を含む。
図示しているように、ディジタルTVセット10において“DCMコードユニット”49の上にインストールされた更なるソフトウェア構成要素がある。このソフトウェア構成要素は、ネットワークにおける機器制御のためのユーザインターフェースのためのプログラムに相当する。
上記以外に、同様に、ユーザインターフェース52のためのプログラムと同じレベルで、“Havlet”53乃至55がインストールされている。Havletは、ネットワーク機器が記憶形式で有するJAVA(登録商標)バイトコードの1つである。このJAVA(登録商標)バイトコードはネットワークにおけるFAV機器からロードされる。実際には、そのJAVA(登録商標)バイトコードは、対応するネットワーク機器を制御することができるように、FAV機器に対して利用可能であるようにされたアプリケーションプログラムを表す。それ故、従来、未知であったネットワーク機器は、HAVi−FAV機器により全機能範囲において制御されることが可能である。参照番号54は、ディジタルビデオレコーダ12を制御するためのHavletを表している。最後に、参照番号55は、DVDプレーヤ13を制御するためのHavletを表している。
図9は、図3に示している、設定された自動接続に含まれる機器のソフトウェア構成要素を示している。同じ参照番号は、図8におけるものと同じ構成要素を示している。2つのネットワークステーション、即ち、セットトップボックス11及びビデオレコーダ12が、BAV機器としてデザインされている。それらは、JAVA(登録商標)バイトコードと、リソースマネージャ、ストリームマネージャ、DCMマネージャ、レジストリ、イベントマネージャ、メッセージングシステム及び通信メディアマネージャの更なるHAViソフトウェア構成要素とのためのランタイム環境を欠いている。それらは、同様に、ネットワーク機器のためのユーザインターフェースを提供するためのアプリケーションプログラムレベルでプログラムを有しない。それらは、それらがインストールされる、セットトップボックス及びディジタルビデオレコーダそれぞれのためのそれぞれのDCMコードユニットを有する。しかしながら、セットトップボックス11の場合には、“チューナーFCM”56のみが、ディジタルビデオレコーダ12の場合には、“VCR−FCM”57のみが、このDCMコードユニットから示された。これは、図を単純化し、明確化を増すために役立つ。
ネットワークにおいてデータ接続を設定し且つ終了させるように、ソフトウェア構成要素“ストリームマネージャ”48はHAVi仕様に従って、責任を負っている。接続は、2つのFCM間で常に設定されている。データ接続のための開始点は、それ故、FCMであり、終了点は他のFCMである。HAVi規格は、外部接続と内部接続とを区別する。内部接続は、機器内にインストールされているFCM間に存在する。異なるネットワークステーションにあるFCMは、それ故、外部データ接続により接続されている。図9に示す例示としての実施形態においては、接続のための開始点は、それ故、“チューナーFCM”56であり、接続のための終了点は“VCR−FCM”57である。
上記のように、図2に示している例示としての実施形態においては、セットトップボックス11とディジタルTVセット10との間のデータ接続が既に存在している。ディジタルビデオレコーダ12のためのユーザインターフェースの選択に続いて、セットトップボックス11とディジタルビデオレコーダ12との間のデータ接続が、自動的に設定されるが、これについては、図3、図4及び図5を参照されたい。この場合、続くソフトウェア構成要素が相互作用する。ディジタルビデオレコーダ12のためのユーザインターフェースは、ディジタルTVセット10においてユーザインターフェース52を生成するためのプログラムの制御下で選択される。ディジタルビデオレコーダ12のためのユーザインターフェースが選択されているとき、ユーザインターフェースプログラム52は、ディジタルTVセット10に対して設定されたローカルデータ接続によりディジタルTVセット10のローカル“ストリームマネージャ”48に要求を送信するが、これについては、段階(1)を参照されたい。これに関連して、“ストリームマネージャ”48は、サービス、StreamManager::GetGlobalConnectionMapwpを提供する。段階(2)においてユーザインターフェースプログラム52により応答が得られる。更に、その応答はネットワークにおける既存のデータ接続全てを含んでいる。ユーザインターフェースプログラムは、ディジタルTVセット10へのデータ接続が存在するかどうかを調べる。これが肯定的である場合、ユーザインターフェースプログラム52の制御下で段階(3)においてディジタルTVセット10の“ストリームマネージャ”48に指令が送信される。この指令は、新しいデータ接続がセットトップボックス11とディジタルビデオレコーダ12との間で設定される必要があることを示す。このために、ストリームマネージャサービス、StreamManager::FlowToが呼び出され、そのストリームマネージャサービスは2つのFCM間でポイント間接続を設定するために用いられる。ストリームマネージャ48は、ディジタルビデオレコーダにおけるVCR−FCM57及びセットトップボックス11における“チューナーFCM”56への接続を設定する。これは、所定の方式で“プラグレジスタエントリ”を設定することによりなされる。これは、HAVi規格において指定される。その接続を完全に設定するように、“ストリーム”を設定するために、“ストリームマネージャ”が更なるサービスを呼び出すことが必要である可能性がある。この方法についてはHAVi規格に明記されているため、この点についての更なる説明は省略する。
新しいデータ接続が設定されているとき、ユーザインターフェースプログラム52は、ディジタルビデオレコーダ53のためのHavletに制御をトランスファする。表示は、従って、図5に示すように、ディジタルビデオレコーダを制御するためにユーザインターフェース/操作メニューに変わる。ユーザが、ここで、記録キー26のための表示を選択する場合、Havlet53は“VCR−FCM”57に適切なコマンドを送信し、記録が開始する。データ接続が上記の段階において既に設定されているため、そのデータ接続により受信されたデータは、記録機能が活性化された直後に記録される。
図6に示すように、記録機能性が選択された後にのみ、データ接続の設定は、記録機能が呼び出された直後の接続の設定がHavlet自体においてプログラムされるように実行されることが可能である。
更なるオプションは、Havletの制御下で、しかし、Havletが実際に開始された後であって、記録が開始される前に、データ接続が設定されるものである。
図10は、本発明の更なる例示としての実施形態を示している。この図において、参照番号16はCDプレーヤを表している。参照番号17はミニディスクプレーヤを表している。図10は又、CDプレーヤ16とアンプ装置18との間に設定されたデータ接続を示している。
ミニディスクプレーヤ17を制御するためのユーザインターフェースが、ここで、ディジタルTVセット10において呼び出される場合、データ接続はCDプレーヤ16とミニディスクプレーヤ17との間に自動的に設定される。これについては、図11に示している。まさに設定されたデータ接続は、その場合、参照番号19bで表されている。本発明の概念は、同様にここで実現される。アプリケーションの実施例において、MDプレーヤ17は、音声信号のための記録機器として用いられる。CDプレーヤ16は音声信号のためのデータソース機器として用いられる。アンプユニット18に対する接続は既に存在しているため、ユーザがこのデータソースから記録を開始することを希望していることを前提としている。そのユーザは、次いで、ミニディスクプレーヤ17を制御するための操作メニューにおける記録機能を単に開始する必要がある。データ接続を手動で設定する必要はない。瞬時記録機能が、それ故、同様に、音声信号を記録するために実行される。この解決方法は、ネットワークが音声データソース機器と音声データシンク機器との間に1つのみのデータ接続しか有しないとき、特定の適切な方式で用いられる。そうでなければ、ユーザは、予め選択する必要がある。
データ接続を設定するために既に前に修正された実施形態は、記録機能が選択された後にのみ、同様に、自動的に実行されることは明白である。
本発明は、上記の例示としての実施形態に限定されるものではない。IEEE−1394バスシステムは機器をネットワーク化するために用いられることは必ずしも必要ない。実施例として、機器間で無線バス接続を用いることが、同様に、可能である。
自動接続設定に続いて、接続が自動設定されているデータソースから、ユーザが実際に記録したくない場合に、ユーザはそれぞれの接続オプションを付加的に備えることが可能である。ユーザは、それ故、手動で他のデータソースを選択することができる必要がある。
ホームネットワークの第1実施例を示す図である。 設定されたデータ接続を伴う、図1に示すホームネットワークを示す図である。 データソース機器と記録機器との間に設定されたデータ接続を伴う、図2に示すホームネットワークを示す図である。 ネットワークステーションを制御するためのユーザインターフェースにおけるメインメニューを示す図である。 本発明の第1の例示としての実施形態に基づいて記録機器を制御するためのユーザインターフェースを示す図である。 本発明の第2の例示としての実施形態に基づいて、初期状態における記録機器を制御するためのユーザインターフェースを示す図である。 本発明の第3の例示としての実施形態に基づいて、設定された自動的データ接続に続いて記録機器を制御するためのユーザインターフェースを示す図である。 ネットワークにおけるディスプレイ機器のソフトウェア構成要素を示す図である。 本発明に基づいて自動接続設定中のネットワークステーションのソフトウェア構成要素間のインタラクションを示す図である。 設定されたデータ接続を有するホームネットワークの第2実施例を示す図である。 ソースデータ機器と記録機器との間のデータ接続の自動設定に続く、図10に示すホームネットワークを示す図である。

Claims (8)

  1. 分散された複数のステーションのネットワークにおいて複数のネットワーク加入者ステーション間のデータ接続を自動的に設定する方法であって、前記ネットワークは、少なくとも1つの記録機器ステーション、データソース機器ステーション及びデータシンク機器のステーションを有する、方法であり、前記記録機器ステーションとは別個のユーザインタフェース機器ステーションが実行する段階であって、即ち、該ユーザインタフェース機器ステーションが、
    前記記録機器ステーションのためのユーザインタフェースを選択する段階、
    前記ネットワークにおいて前記記録機器ステーション以外の前記データシンク機器ステーションに対して前記ネットワークに亘るストリーミングデータのために設定されている既存のデータ接続を調べる段階、
    前記データソース機器ステーションとは別個の前記データシンク機器ステーションへのディジタルデータストリーミングのための前記既存のデータ接続におけるデータをストリーミングする前記ネットワークにおいて、前記データソース機器ステーションを識別する段階、並びに
    記録機能の選択時に、前記記録機器ステーションにおいてクイックスタート記録機能の実行の助けとなるように、前記データシンク機器ステーションへの接続が設定された前記識別されたデータソース機器ステーションと、前記記録機器ステーションとの間にポイントツーポイントデータストリーミング接続を自動的に設定する段階であって、前記記録機器ステーションは、新しいポイントツーポイント接続が確立されるときに、前記データソース機器ステーションからもたらされる前記ディジタルデータストリーミングの記録を開始する、段階、
    を有する、方法。
  2. 請求項1に記載の方法であって、前記ユーザインタフェース機器ステーションは映像画像のためのディスプレイ機器であり、前記ユーザインタフェースはグラフィカルユーザインタフェースに基づいている、方法。
  3. 請求項1に記載の方法であって、前記データシンク機器ステーションは音声信号のためのアンプ装置である、方法。
  4. 請求項1に記載の方法であって、前記記録機器ステーションはディジタルビデオレコーダ又はディジタルオーディオレコーダである、ことを特徴とする方法。
  5. 複数のネットワーク加入者ステーションを制御する複数のユーザインタフェースを与えるプログラム手段を有する、請求項1に記載の方法におけるユーザインタフェース機器ステーションとして機能するネットワーク加入者ステーションであって、
    前記ユーザインタフェース機器ステーションは、ユーザによるネットワークにおける記録機器ステーションの制御のための前記ユーザインタフェースの活性化時に、データシンク機器ステーションのために設定されている既存データ接続に関するチェックをトリガーするチェックプログラム手段を呼び出し、前記記録機器ステーションの制御のための前記ユーザインタフェースにおける記録機能の選択時に、前記記録機器ステーションにおいてクイックスタート記録機能の実行の助けとなるように、データシンク機器ステーションへのデータ接続が設定されているデータソース機器ステーションと前記記機器ステーションとの間にポイントツーポイントデータストリーミング接続を設定する接続確立手段を自動的に呼び出す、更なるプログラム手段を有し、
    データシンク機器ステーション及びデータソース機器ステーションは前記ネットワークにおける別個のステーションである、
    ネットワーク加入者ステーション。
  6. 請求項5に記載のネットワーク加入者ステーションであって、前記ユーザインタフェース機器ステーションは映像画像についてのディスプレイ機器であり、前記ユーザインタフェースはグラフィカルユーザインタフェースに基づいている、ネットワーク加入者ステーション。
  7. 請求項5に記載のネットワーク加入者ステーションであって、前記データシンク機器ステーションは音声信号のためのアンプ装置である、ネットワーク加入者ステーション。
  8. 請求項5に記載のネットワーク加入者ステーションであって、前記記録機器ステーションはディジタルビデオレコーダ又はディジタルオーディオレコーダである、ネットワーク加入者ステーション。
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