JP2001211488A - 情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体 - Google Patents

情報処理装置および情報処理方法、並びに記録媒体

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JP2001211488A
JP2001211488A JP2000331851A JP2000331851A JP2001211488A JP 2001211488 A JP2001211488 A JP 2001211488A JP 2000331851 A JP2000331851 A JP 2000331851A JP 2000331851 A JP2000331851 A JP 2000331851A JP 2001211488 A JP2001211488 A JP 2001211488A
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dcm
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Ikuo Nakamura
郁夫 中村
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のDCMを保存し、そのバージョンを管理
できるようにする。 【解決手段】 IRD2には、DVCR3用のEmbedded DCMとF
CMが製造時から組み込まれ、バージョン管理テーブルに
保存されている。IRD2は、DVCR3が同一ネットワーク
に接続された際、もしくは、DVCR3が接続されており主
電源をオンすることによりバスリセットが発生した時、
DVCR3よりバージョンの異なるUploadableDCMとUploada
ble FCMをそれぞれアップロードし、複数のDCMとFCMを
バージョン管理テーブルに保存する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理装置およ
び情報処理方法、並びに記録媒体に関し、特に、例え
ば、他の電子機器の制御に関する複数の情報を記憶し、
複数の情報の中から所望の情報を選択し、その情報に基
づいて他の電子機器を制御するようにした情報処理装置
および情報処理方法、並びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】IEEE(The Institute of Electrical an
d Electronics Engineers)1394シリアルバスなど
のホームネットワークシステムにおいては、複数の電子
機器(例えば、IRD(Integrated Receiver Decoder)や
DVCR(Digital Video CassetteRecorder)など)を接続
し、電子機器間で情報を送受信して、情報の再生や録音
(録画)を実行することができる。IEEE1394シリア
ルバスでは、制御側の電子機器が被制御側の電子機器に
対して、AV/C(Audio Video/Control)コマンドを発行
することにより、被制御側の電子機器の制御が行われ
る。
【0003】AV/Cコマンドを各種のアプリケーションソ
フトウェアに対して隠蔽するミドルウェアとして、HAVi
(Home Audeio/Video Interoperability Architectur
e)(商標)が知られている。このHAViによれば、各電
子機器は、デバイスコントロールモジュール(DCM)に
より制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電子機
器を制御するためのデバイスコントロールモジュール
は、1つの電子機器(被制御機器)に対して、同一ネッ
トワーク上に複数の制御機器がバージョンの異なる複数
のDCMを所有していたとしても、制御時の衝突を避ける
ため、1つしか許されていなかった。
【0005】そのため、制御機器によっては、使用者が
利用したい機能を選ぶことができず、与えられた機能を
そのまま受け入れるしかなかった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、複数のデバイスコントロールモジュールの
中から所望のデバイスコントロールモジュールを選択し
て、被制御側の電子機器を制御できるようにするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の情報処理装置
は、他の電子機器の制御に関する情報を取得する取得手
段と、取得手段により取得された複数の情報を記憶する
記憶手段と、複数の情報の中から所望の情報を選択する
選択手段と、選択手段により選択された所望の情報を、
ネットワークにおいて、他の電子機器を唯一制御できる
情報として登録する登録手段と、登録手段により登録さ
れた情報に基づいて他の電子機器を制御する制御手段と
を備えることを特徴とする。
【0008】前記記憶手段に記憶された複数の情報の表
示を制御する表示制御手段をさらに設けるようにするこ
とができる。
【0009】前記記憶手段は、選択手段により選択され
た所望の情報を、選択手段により選択されなかった他の
情報と区別するための情報区別手段をさらに設けるよう
にすることができる。
【0010】情報を削除するのか否かを判定する削除判
定手段と、削除判定手段により、情報を削除すると判定
された場合、情報を削除する削除手段をさらに設けるよ
うにすることができる。
【0011】前記取得手段は、他の電子機器の制御に関
する情報を所定の手続きに基づいて、所定の記録媒体か
ら取得するようにすることができる。
【0012】前記ネットワークは、IEEE1394シ
リアルバスにより構成されることとすることができる。
【0013】前記取得手段は、他の電子機器の制御に関
する情報を所定の手続きに基づいて、他の電子機器から
取得するようにすることができる。
【0014】所定の手続きは、他の電子機器がネットワ
ークに接続された際、または、バスリセット発生時に行
われる。
【0015】選択手段は、他の電子機器がネットワーク
に接続された際、または、バスリセット発生時に選択を
行うようにすることができる。
【0016】選択手段は、所望の情報として、記憶手段
により記憶された情報の中から、最新バージョンの情報
を選択するようにすることができる。
【0017】取得手段は、情報の識別コードを判別する
判別手段をさらに設けるようにすることができ、判別手
段による判別の結果、情報の識別コードが新たな識別コ
ードである場合、取得手段は、その識別コードを取得す
るようにすることができる。
【0018】識別コードは、Application Programming
Interface Codeとすることができる。
【0019】識別コードは、Version Nameとすることが
できる。
【0020】本発明の情報処理方法は、他の電子機器の
制御に関する情報を取得する取得ステップと、取得ステ
ップの処理により取得された複数の情報の記憶を制御す
る記憶制御ステップと、複数の情報の中から所望の情報
を選択する選択ステップと、選択ステップの処理により
選択された所望の情報を、ネットワークにおいて、他の
電子機器を唯一制御できる情報として登録する登録ステ
ップと、登録ステップの処理により登録された情報に基
づいて他の電子機器を制御する制御ステップとを含むこ
とを特徴とする。
【0021】本発明の記録媒体に記録されているプログ
ラムは、他の電子機器の制御に関する情報を取得する取
得ステップと、取得ステップの処理により取得された複
数の情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、複数の
情報の中から所望の情報を選択する選択ステップと、選
択ステップの処理により選択された所望の情報を、ネッ
トワークにおいて、他の電子機器を唯一制御できる情報
として登録する登録ステップと、登録ステップの処理に
より登録された情報に基づいて他の電子機器を制御する
制御ステップとを含むことを特徴とする。
【0022】本発明の情報処理装置および情報処理方
法、並びに記録媒体に記録されているプログラムにおい
ては、他の電子機器の制御に関する情報が取得され、取
得された複数の情報が記憶され、複数の情報の中から所
望の情報が選択され、選択された所望の情報が、ネット
ワークにおいて、他の電子機器を唯一制御できる情報と
して登録され、登録された情報に基づいて他の電子機器
が制御される。
【0023】
【発明の実施の形態】図1は、ホームネットワークシス
テムの構成例を示すブロック図である。このシステム
は、IRD2とDVCR3とで構成されている。IEEE1394
シリアルバス1には、IRD2およびDVCR3が接続されて
いる。DVCR3は、IEEE1394シリアルバス1に接続さ
れたとき、IEEE1394シリアルバス1を介して、IRD
2に、後述する、DCM(Device Control Module)と、FC
M(Functional Component Module)を送信する。IRD2
は、受信した情報(DCMとFCM)から、IEEE1394シリ
アルバス1に接続されている機器の接続状態を検知し、
それらの機器を制御するためのGUI(Graphical User In
terface)を、内蔵するLCD(Liquid Crystal Display)
29(図2)に表示させる。
【0024】ユーザは、LCD29の表示に基づいて、IRD
2に付属するタッチパネル28(図2)を操作し、IEEE
1394シリアルバス1に接続されているDVCR3が実行
する処理を指示する。IRD2は、ユーザからの指令に基
づいて、制御信号を生成し、IEEE1394シリアルバス
1を介して、DVCR3に、その制御信号を供給する。DVCR
3は、入力された制御信号に基づいて、例えば、映像や
音声の記録または再生等の処理を行う。
【0025】IRD2は、例えば、図2に示すように構成
される。DVCR3から送信される信号は、IEEE1394シ
リアルバス1、IEEE1394インタフェース21、およ
び内部バス22を介してCPU(Central Processing Uni
t)23に入力される。また、タッチパネル28が、ユ
ーザにより操作されると、その操作に対応する信号が、
入出力インタフェース27および内部バス22を介して
CPU23に入力される。ここで、タッチパネル28は、L
CD29に表示されるメッセージに従って、操作すること
ができる。なお、IRD2は、タッチパネル28だけでな
く、図示せぬリモートコントローラにより、遠隔操作す
るようにしてもよい。
【0026】CPU23は、入力された信号に従って、ROM
24またはハードディスク30に保存されているプログ
ラムを読み出して実行したり、その処理結果を、必要に
応じて、入出力インタフェース27を介してLCD29に
出力し、表示させる。CPU23はまた、例えば、ユーザ
の操作を補助するようなメッセージを表わす文字画像デ
ータを生成し、内部バス22および入出力インタフェー
ス27を介してLCD29に出力し、表示させたり、DVCR
3を制御するための制御信号を生成し、内部バス22、
IEEE1394インタフェース21、およびIEEE1394
シリアルバス1を介して、DVCR3に送信する。RAM25
は、CPU23が実行するプログラム、そのプログラムの
実行により生成されたデータ、その他、DVCR3が処理を
実行するために必要なデータなどを一時保存する。
【0027】アンテナ11は、受信した衛星放送波の信
号を、IRD2のチューナ26に供給する。チューナ26
は、アンテナ11からの衛星放送波の受信信号の中か
ら、CPU23から指令された放送チャンネルの信号を受
信する。ハードディスク(HD)30には、CPU23が実
行する各種のアプリケーション、ミドルウェアなどが保
存されている。また、ハードディスク30には、被制御
機器(DVCR3)に関するバージョン管理テーブルが保存
されている(その具体例は後述する)。ドライブ31に
は、磁気ディスク41、光ディスク42、光磁気ディス
ク43、または半導体メモリ44などが装着可能であ
る。
【0028】図3は、DVCR3の内部の構成例を示すブロ
ック図である。IRD2から送信された信号は、IEEE13
94シリアルバス1、IEEE1394インタフェース51
および内部バス52を介してCPU53に入力される。ま
た、ユーザが、タッチパネル59を操作すると、ユーザ
の操作に対応する信号が、入出力インタフェース58お
よび内部バス52を介してCPU53に入力される。
【0029】CPU53は、入力された信号に基づいて、R
OM54に保存されているプログラムを読み出して実行
し、例えば、記録・再生処理部56に、内部バス52を
介して制御信号を出力したり、ROM54に保存されてい
る自分自信のDCMおよびFCMを、内部バス52、IEEE13
94インタフェース51、およびIEEE1394シリアル
バス1を介してIRD2に送信する。RAM55は、CPU53
が実行するプログラム、そのプログラムの実行により生
成されたデータ、その他、DVCR3が処理を実行するため
に必要なデータなどを一時保存する。
【0030】記録・再生処理部56は、CPU53から入
力された制御信号に基づいて、装着された図示せぬメデ
ィア(ここでは、ビデオカセットテープ)に記録されて
いるデータを読み取り、内部バス52、IEEE1394イ
ンタフェース51、およびIEEE1394シリアルバス1
を介して、IRD2に送信したり、読み取ったデータを、
内部バス52および入出力インタフェース58を介して
LCD60に出力し、表示させる。記録・再生処理部56
はまた、IEEE1394シリアルバス1、IEEE1394イ
ンタフェース51、および内部バス52を介して、IRD
2から送信されたデータを、図示せぬビデオカセットテ
ープに記録する。
【0031】MIC(Memory In Cassette)通信部57
は、DVCR3に挿入されたビデオカセットテープに搭載さ
れている、例えば、半導体メモリやメモリスティック
(商標)などで構成されたMICと通信し、そこに記録さ
れている情報を検出する。MICには、ビデオカセットテ
ープの固有のID(識別番号)が記録されている。CPU5
3は、MICに記録されているIDを、内部バス52を介し
て読み込むことにより、ビデオカセットテープが入れ替
わったときこれを検出することができる。さらに、MIC
に記録されているIDは、内部バス52、IEEE1394イ
ンタフェース51、およびIEEE1394シリアルバス1
を介して、IRD2に読み込まれる。これにより、IRD2
は、DVCR3に挿入されているビデオカセットテープを確
認することができる。
【0032】ここで、図1に示されるようなネットワー
ク上の機器が連携して動作するには、ネットワークの制
御および管理のためのミドルウェア(OS、ネットワーク
制御プログラム、またはデータベースシステムなどの下
位ソフトウェアと、上位のアプリケーションソフトウェ
アとの間に位置し、アプリケーションソフトウェアに対
してさまざまなサービスを提供するソフトウェア)が必
要である。さらに、異なるメーカの機器をネットワーク
に接続した場合でも、ネットワークが正常に動作し、機
器の相互運用を行うためには、そのミドルウェアが準拠
すべき共通の仕様が不可欠である。ここでは、ネットワ
ークの制御および管理のためのミドルウェアとして、HA
Vi(商標)を適用した場合のネットワークシステムにつ
いて説明する。
【0033】図4は、図2のIRD2のハードディスク3
0に保存されているソフトウェアスタックの例を示して
いる。図中、より上方に示されるモジュールは、下方に
示されるモジュールより上位の階層のものとされる。1
394ドライバ(driver)、およびアプリケーション
(Application)を除く部分が、HAViに対応するソフト
ウェアモジュールである。
【0034】1394ドライバは、IEEE1394シリア
ルバス1に依存した部分を記述したモジュールであり、
上位のソフトウェアにデバイスアクセスのための共通の
手順を提供するためのソフトウェアである。CMM(Commu
nication Medeia Manager)1394は、IEEE1394
シリアルバス1とHAViの各ソフトウェアモジュールおよ
びアプリケーションとのインタフェースとして作用する
ものである。CMM1394は、IEEE1394シリアルバ
ス1に接続されている機器間で、信号を送受信するため
の伝送機構を提供しており、IEEE1394シリアルバス
1の動作状況を把握し、その情報を他のソフトウェアモ
ジュールに提供する。
【0035】メッセージングシステム(Messaging Syst
em)は、ネットワーク上の各機器のソフトウェアモジュ
ール同士がコミュニケーションするためのAPI(Applica
tionProgramming Interface)として作用するものであ
り、ソフトウェアモジュール間でメッセージを伝送する
役割を果たす。このため、HAViを採用したネットワーク
においては、メッセージを送信する側と受信する側と
が、お互いのネットワーク上の場所を知ることなく、メ
ッセージを伝送することができる。
【0036】DCMマネージャは、ネットワーク上の各機
器に対して、後述するDCMおよびFCMをアップロードする
ものである。HAViを採用したネットワークにおいて、DC
Mマネージャは、ネットワークに新たな機器が接続され
ると、新たに接続された機器に対応するUploadable DCM
およびUploadable FCMをアップロードする。
【0037】イベントマネージャ(Event Manager)
は、例えば、ネットワークに新たな機器が接続された
り、離脱されたりすることにより、ネットワークの状態
が変化した場合、イベントを発生し、他のソフトウェア
モジュールに伝達する役割を果たす。これにより、HAVi
を採用したネットワークにおいては、プラグアンドプレ
イを実現することが可能となる。
【0038】レジストリ(Registry)は、ネットワーク
上にどのような機器が接続されているのか、また、その
機器がどのような機能を持っているのかなどの、機器に
関する情報を保持または更新するものであり、異なる機
器間の相互作用を可能にするものである。アプリケーシ
ョンプログラムは、このレジストリから必要な情報を入
手する。また、ネットワーク上の各機器は、レジストリ
を参照することにより、ネットワーク上の他の機器の基
本的なソフトウェアモジュールの所在を確認することが
できる。
【0039】ストリームマネージャ(Stream Manager)
は、ネットワーク上で映像や音声などのストリームデー
タ(連続したデータ)の流れを監視および管理し、スト
リームデータのリアルタイム伝送を可能にするものであ
る。また、ストリームマネージャは、機器内部および機
器間の接続を管理し、ネットワーク資源の確保や開放を
行うとともに、ネットワーク全体の接続情報の提供を行
う。さらに、ストリームマネージャは、ネットワークの
バスリセット後の再接続をサポートすることもできる。
【0040】リソースマネージャ(Resource Manager)
は、デバイス使用権の衝突問題を処理したり、接続され
た機器に予約された処理などの、スケジュールされたイ
ベントを管理したり、登録後のデバイスの取り外しがな
いかなどの、ネットワークの監視を行う。なお、本発明
のバージョンマネージャ(Version Manager)は、登録
された複数のDCMのバージョン管理を行うものである。
【0041】アプリケーション(Application)は、ネ
ットワークに接続されている機器を制御するDCMを読み
込み、バージョンの異なる複数のDCMの中から所望のDCM
を選択したり、DCMのバージョンを管理するバージョン
管理テーブルの更新を実行するためのものである(バー
ジョン管理テーブルの詳細については後述する)。
【0042】DCMは、機器の制御を行う個有のものであ
る。Embedded DCMは、DVCR3からアップロードされ、既
にIRD2に埋め込まれたもの、あるいは最初から埋め込
まれたものであり、Uploadable DCMは、いま、DVCR3か
らアップロードされた、異なるバージョンのものであ
り、その後、Embedded DCMとなることもある。アプリケ
ーションプログラムは、ネットワークに接続された各機
器を直接制御するのではなく、対応するDCMを介して各
機器の制御を行う。Embedded FCMは、DVCR3からアップ
ロードされ、既にIRD2に埋め込まれたもの、あるいは
最初から埋め込まれたものであり、Uploadable FCMは、
いま、DVCR3からアップロードされたものである。これ
らのFCMは、アプリケーションプログラムが、それぞれ
の機器に対して実行する制御の内容(機能)を表わし、
DCMで指定される機器に、AV/Cコマンドを送信する。す
なわち、FCMは、DCMで指定された機器を唯一制御できる
ものである。
【0043】DCMおよびFCMは、APIとして機能するた
め、アプリケーションプログラム自体は、個々の機器の
違いを考慮する必要がない。従って、HAViを採用したネ
ットワークにおいては、ネットワーク上の機器が他の機
器の機能を認識することができ、離れた場所から他の機
器を操作することが可能となる。なお、DCMおよびFCM
が、IRD2に既にアップロードされているのか否かを明
確にするために、EmbeddedDCM,Uploadable DCM、および
Embedded FCM, Uploadable FCMで表わしたが、それら
は、いずれも同一機器(DVCR3)よりアップロードされ
たバージョンの異なるものである。
【0044】以上のようなソフトウェアモジュールは、
ネットワークに接続される各機器に、HAViにおいて規定
される機器のクラスに応じて所有される。HAViにおいて
は、以下の4種類の機器のクラスが規定されている。
【0045】FAV(Full AV Device)は、ネットワーク
を管理する機能を有する機器に対応しており、上述した
HAViのソフトウェアモジュールを全て備えている(DCM
およびFCMを所有していない場合もあるが、例えば、後
述するBAVよりインストールすることが可能である)。F
AVは、HAViバイトコードとして採用されているJava(商
標)を用いたアプリケーションを実行することが可能で
ある。従って、FAVは、他の機器のDCMおよびFCMを所有
することが可能であり、他の機器のDCMおよびFCMを所有
することにより、他の機器を制御下に置くことができ
る。
【0046】IAV(Intermediate AV Device)は、FAVと
同様にネットワークを管理する機能を有する機器に対応
するが、FAVとは異なり、HAViバイトコードとして採用
されているJavaを用いたアプリケーションが実行できな
い環境であるため、予め他の機器のDCM,FCMが組み込ま
れている。
【0047】BAV(Base AV Device)は、HAViのネット
ワークに直接接続することが可能な被制御機器に対応し
ており、自分自身のDCMおよびFCMを所有している。LAV
(Legacy AV Device)は、IEEE1394シリアルバス1
に接続可能な機器としての機能のみを有しているが、AV
/Cコマンドに対応するため、単独で動作する以外にも、
被制御機器として動作することが可能である。
【0048】本発明では、IRD2をFAV(IEEE1394イ
ンタフェース21は、1394driverとCMM1394に
対応する)、DVCR3をBAVに対応する機器として説明す
る。
【0049】図5に示すように、IRD2には、DVCR3用
のEmbedded DCMとFCMが製造時から組み込まれ、バージ
ョン管理テーブルに保存されている。そして、さらに、
IRD2は、DVCR3が同一ネットワークに接続された際、
もしくは、DVCR3が接続されており主電源をオンするこ
とによりバスリセットが発生した時、DVCR3より、バー
ジョンの異なるUploadable DCMとUploadable FCMをそれ
ぞれアップロードし、複数のDCMとFCMをバージョン管理
テーブルに保存する。
【0050】次に、図6乃至図8のフローチャートを参
照して、IRD2が実行する、DCMアップロード処理につい
て説明する。なお、説明は省略するが、図4を用いて説
明したソフトウェアスタックの各ソフトウェアモジュー
ルは、ハードディスク30からRAM25に読み出され、C
PU23により実行される。
【0051】ステップS1において、アプリケーション
は、DCMマネージャに対して、IEEE1394シリアルバ
ス1(ネットワーク)に機器が接続されたとき、その接
続された機器のCode Unit(これが展開されるとDCMが生
成される)を送信するように要求するコマンドGetDCMを
出力し、登録する。
【0052】ステップS2において、リソースマネージ
ャは、機器がネットワークに接続されたか否かを判定
し、機器がネットワークに接続されるまで待機する。
【0053】ステップS2において、機器(例えば、DV
CR3)がネットワークに接続されたと判定されると、ス
テップS3に進み、リソースマネージャは、ネットワー
クに機器が接続されたことをイベントマネージャに通知
する。
【0054】ステップS4において、イベントマネージ
ャは、リソースマネージャからの通知(ネットワークに
機器が接続された)を受けたとき、ローカルなHAVi Sof
tware Elementに対して、機器が新たに接続されたこと
を通知する。
【0055】ステップS5において、DCMマネージャ
は、イベントマネージャから機器が接続されたという通
知を受けたとき、IEEE1394シリアルバス1を介して
DVCR3に対して、Code Unitを送信するように要求す
る。Code Unitには、DCMを生成するためのソースコード
プログラムやユーザインタフェース情報(Data Driven
Interaction)等の情報が含まれている。
【0056】ステップS6において、DVCR3(CPU5
3)は、DCMマネージャからの要求を受けて、自分自身
のCode UnitをDCMマネージャに送信する。そして、ステ
ップS7において、DCMマネージャは、DVCR3からのレ
スポンス(Code Unit)を受信すると、DCMのバージョン
マネージャに、そのCode Unitを供給する。
【0057】ステップS8において、DCMのバージョン
マネージャは、DCMマネージャからCode Unitの供給を受
けると、ハードディスク30に保存されているバージョ
ン管理テーブルの中から、API Code,DCM NameおよびVe
rsionを読み出す。
【0058】バージョン管理テーブルには、図9に示す
ように、API Code,DCM Name,Version、およびStatus
で構成されるDCM情報が保存されている。同一のAPI Cod
eがある場合、1つの機器からアップロードされたバー
ジョンの異なるDCMが複数保存されていることを意味
し、DCM NameとVersionでそれらを区別することができ
る。また、Statusは、そのDCMが、現在レジストリに設
定されているのか否かを表わしている。StatusがActive
の場合、そのDCMが現在レジストリに設定されており、S
tatusがNonActiveの場合、そのDCMは現在レジストリに
は設定されていない。従って、図9の例では、API Code
が0x000e,DCM NameがSONY(商標) ZZZ,Versionが1.1
2のDCMが現在レジストリに設定されていることになる。
【0059】図7に戻って、ステップS9において、バ
ージョンマネージャは、読み込んだバージョン管理テー
ブルの中に、DVCR3のDCM情報が既に保存されているの
か否か、すなわち、API Codeが同じであるか否かを判定
し、DVCR3のDCM情報が既に保存されていると判定した
場合、ステップS10に進む。
【0060】ステップS10において、バージョンマネ
ージャは、DVCR3から送信されてきたCode Unit内のDCM
情報と、バージョン管理テーブルに既に保存されている
DCM情報とを比較し、重複するものがあるのか否か、す
なわち、バージョンが一致するものがあるのか否かを判
定する。
【0061】ステップS10において、Code Unit内のD
CM情報に対応するDCM情報が、バージョン管理テーブル
に保存されていないと判定された場合、または、ステッ
プS9において、DVCR3のDCM情報が未だ保存されてい
ないと判定された場合、ステップS18に進む。
【0062】ステップS18において、バージョンマネ
ージャは、DCMマネージャに対して取得したCode Unitを
展開し、接続された機器(いまの場合、DVCR3)のDCM
を生成するように要求するコマンドを出力する。
【0063】ステップS19において、DCMマネージャ
は、バージョンマネージャからの要求に基づいて、DVCR
3から送信されてきたCode Unit内のソースコードを展
開し、DCMを新規に生成(通常のDCMのインストール処理
を実行)し、ステップS20に進む。
【0064】ステップS10において、Code Unit内のD
CM情報に対応するDCM情報が、バージョン管理テーブル
に保存されていると判定された場合、ステップS11に
進み、バージョンマネージャは、アプリケーションに対
して、DVCR3のDCM情報がバージョン管理テーブルに既
に保存されていることを通知する。ステップS12にお
いて、アプリケーションは、バージョンマネージャから
の通知を受けて、バージョン管理テーブルの内容をLCD
29に表示させる。これにより、例えば、図10に示す
ようなGUIが表示される。
【0065】図10の表示欄71には、いま接続された
機器(DVCR3)のデバイス名が表示され、表示欄72に
は、現在レジストリに設定されているDCM名が表示され
る。リストボックス73には、バージョン管理テーブル
に保存(登録)されているDCM名がすべて表示される。
さらに、ユーザは、リストボックス73に表示されたDC
M名の中の所定の位置(表示部)をタッチすることによ
り、所望のDCMを選択することができる。また、ボタン
74乃至77は、ユーザによりタッチ(押下)される
と、レジストリに設定されているDCMを変更させたり、R
AM25に保存されているDCMを削除(アンインストー
ル)させたり、LCD29に表示されているGUIを終了させ
たり、または、変更や削除を確定させたりする。
【0066】なお、表示欄71は、後述する図12のGU
Iに表示される表示欄81または82とリンクされてお
り(いまの場合、表示欄81とリンクされている)、表
示欄72およびリストボックス73は、バージョン管理
テーブルのDCM情報とリンクされている。
【0067】図7に戻って、ステップS13において、
アプリケーションは、ユーザにより、使用するDCMが選
択されたか否か、すなわち、リストボックス73に表示
されたDCM名の中から使用するDCMの位置がタッチされ、
さらにボタン74がタッチされたか否かを判定し、使用
するDCMが選択されていないと判定した場合、使用するD
CMがユーザにより選択されるまで待機する。そして、使
用するDCMがユーザにより選択されたと判定されると、
ステップS14に進み、アプリケーションは、バージョ
ンマネージャに対して、現在設定されているDCMをレジ
ストリから削除し、ステップS13の処理で選択された
DCMをレジストリに登録することを要求する。
【0068】ステップS15において、バージョンマネ
ージャは、アプリケーションからの要求に基づいて、現
在設定されているDCM(ステップS13の処理の前に設
定されていたDCM)をレジストリから削除する。さら
に、バージョンマネージャは、ステップS13で選択さ
れたDCMをレジストリに設定(登録)する。このとき、
削除されたDCMは、レジストリから削除されただけであ
って、RAM25には、保存されたままである。
【0069】ステップS16において、バージョンマネ
ージャは、ユーザにより、リストボックス73内のDCM
のアンインストールが指示されたか否か、すなわち、ユ
ーザにより、リストボックス73内のDCM名が選択さ
れ、ボタン75がタッチされたか否かを判定し、アンイ
ンストールが指示されたと判定した場合、DCMマネージ
ャに対して、削除指定されたDCMをRAM25からアンイン
ストールすることを要求し、ステップS17に進む。
【0070】ステップS17において、DCMマネージャ
は、バージョンマネージャからの要求に基づいて、削除
指定されたDCMをRAM25からアンインストールし、ステ
ップS20に進む。
【0071】なお、ステップS13の処理により、変更
が確定されたか否か、あるいは、ステップS16の処理
により、アンインストールが確定されたか否かは、OKの
ボタン77が押下されたことにより判断される。一方、
キャンセルしたい場合には、変更のボタン74または削
除のボタン75が押下された直後に、キャンセルのボタ
ン76が押下されることによりキャンセルされる。
【0072】また、ステップS16において、ステップ
S15の処理でレジストリから削除されたDCMのアンイ
ンストールが指示されていないと判定された場合、ステ
ップS20に進む。
【0073】ステップS20において、ステップS19
の処理を経て進んできた場合、バージョンマネージャ
は、新規に生成されたDCMのDCM情報をバージョン管理テ
ーブルに保存(登録)し、そのDCM情報のStatusをActiv
eに更新する。さらに、バージョンマネージャは、新規
に生成されたDCMをRAM25に保存し、レジストリにその
DCMを設定する。従って、新規にDCMが生成された場合に
は、そのDCMが自動的に選択され、レジストリに設定さ
れる。
【0074】また、ステップS20において、ステップ
S13の処理で使用するDCMが変更されたものについて
は、バージョンマネージャが、バージョン管理テーブル
のうち、新たに選択されたDCMのStatusをNonActiveから
Activeに更新し、ステップS15の処理でレジストリか
ら削除されたDCMのStatusをActiveからNonActiveに更新
する。
【0075】さらにまた、ステップS20において、ス
テップS17の処理でアンインストールされたDCMにつ
いては、バージョンマネージャが、バージョン管理テー
ブルからDCM情報を削除する。
【0076】ステップS20の処理の後、バージョンマ
ネージャは、アプリケーションに対して、バージョン管
理テーブルの更新を通知する。
【0077】ステップS21において、アプリケーショ
ンは、バージョンマネージャからの通知を受けて、LCD
29に表示されているGUIを、ステップS20で更新さ
れたバージョン管理テーブルに対応するようなGUIに更
新させ、処理は終了される。
【0078】なお、変更された表示画面を終了させたい
場合には、OKのボタン77を押下することにより前画面
に戻ることができる。
【0079】以上においては、ステップS13の処理に
おいて、ユーザにより、使用するDCMが選択されたか否
かを判定するようにしたが、例えば、バージョンマネー
ジャが、バージョン管理テーブルに保存されているDCM
情報のうち、最新バージョンのDCM情報を検出し、そのD
CMを自動的に選択するようにしてもよい。
【0080】また、上述した例では、ネットワークから
DCM情報を取得するようにしたが、本発明はこれに限ら
ず、このDCM情報が記録されている所定の記録媒体から
取得するようにしてもよい。
【0081】以上、被制御機器が接続された場合のDCM
変更処理を説明したが、次に、図11のフローチャート
を参照して、ユーザが手動操作で行うDCM変更処理につ
いて説明する。なお、機器接続状態については、図16
に示すように、IEEE1394シリアルバス1上にIRD
2、DVCR3、およびDVCR4が接続された状態を想定して
いる。IRD2のRAM25には、DVCR3およびDVCR4のDCM
がそれぞれ1つ以上保存され、バージョン管理テーブル
には、そのDCM情報が登録されている状態であるとす
る。そして、この処理は、ユーザが、入力したDCM変更
指令に対応して開始される。
【0082】ユーザにより、DCMの変更が指令される
と、ステップS31において、アプリケーションは、そ
の指令に基づいて、バージョン管理テーブルのメニュー
画面をハードディスク30から読み込み、例えば、図1
2に示すようなGUIを表示させる。
【0083】図12の表示欄81には、DVCR3を表わす
デバイス名が表示され、表示欄82には、DVCR4(図1
6)を表わすデバイス名が表示される。そして、ユーザ
が、表示欄81または82をタッチ(選択)し、設定ボ
タン83をタッチ(設定)することにより、その選択さ
れた表示欄81または82に対応する機器のバージョン
管理テーブルが読み出される。
【0084】なお、表示欄81,82に表示されるデバ
イス名は、被制御機器(DVCR3など)がIEEE1394シ
リアルバス1に接続されたときに、制御機器(IRD2)
に送信されてくる仕様情報に基づいて設定されるが、ユ
ーザの好みに応じて、自由にそのデバイス名の設定を変
更することも可能である。
【0085】ステップS32において、アプリケーショ
ンは、ユーザにより、DCMを変更する機器が選択された
か否かを判定し、DCMを変更する機器が選択されていな
いと判定した場合、DCMを変更する機器が選択されるま
で、図12のGUIを表示させたままの状態で待機する。
そして、DCMを変更する機器がユーザにより選択される
と、ステップS33に進む。いま、ユーザにより選択さ
れた機器は、DVCR3であるとする。すなわち、表示欄8
1がタッチされ、さらに、設定ボタン83がタッチされ
た状態であるとする。
【0086】ステップS33において、アプリケーショ
ンは、バージョンマネージャに対して、バージョン管理
テーブルの読み出しを要求する。ステップS34におい
て、バージョンマネージャは、アプリケーションからの
要求に基づいて、ハードディスク30に保存されている
DVCR3のバージョン管理テーブルを読み出し、アプリケ
ーションに送信する。
【0087】ステップS35において、アプリケーショ
ンは、送信されてきたバージョン管理テーブルの内容を
LCD29に表示させる(図10)。ステップS36にお
いて、アプリケーションは、ユーザによりタッチパネル
28が操作され、使用するDCMが選択されたか否かを判
定し、使用するDCMが選択されていないと判定した場
合、使用するDCMが選択されるまで待機する。そして、
使用するDCMがユーザにより選択されると、ステップS
37に進み、アプリケーションは、バージョンマネージ
ャに対して、現在設定されているDCMをレジストリから
削除し、ステップS36で選択されたDCMをレジストリ
に登録することを要求する。いま、ユーザにより、SONY
ZZZ Driver Ver.1.15のDCM名が選択されたとする。
【0088】ステップS38において、バージョンマネ
ージャは、アプリケーションからの要求に基づいて、現
在設定されているDCM(ステップS36の処理の前に設
定されていたSONY ZZZ Driver Ver.1.12のDCM)を、レ
ジストリから削除する。さらに、バージョンマネージャ
は、選択されたDCM(いまの場合、SONY ZZZ Driver Ve
r.1.15のDCM)をレジストリに設定する。
【0089】ステップS39において、バージョンマネ
ージャは、ユーザによりタッチパネル28が操作され、
リストボックス73内のDCMのアンインストールが指示
されたか否かを判定し、アンインストールが指令された
と判定した場合、DCMマネージャに対して、削除指定さ
れたDCMをRAM25からアンインストールすることを要求
し、ステップS40に進む。ステップS40において、
DCMマネージャは、バージョンマネージャからの要求に
基づいて、削除指定されたDCM(いまの場合、SONY ZZZ
Driver Ver.1.12のDCM)をRAM25からアンインストー
ルし、ステップS41に進む。
【0090】ステップS39において、リストボックス
73内のDCM(いまの場合、SONY ZZZ Driver Ver.1.12
のDCM)のアンインストールが指示されていないと判定
された場合、ステップS41に進む。
【0091】ステップS41において、ステップS40
の処理を経ないで進んできた場合、バージョンマネージ
ャは、バージョン管理テーブルのうち、新たに選択され
たDCM(いまの場合、SONY ZZZ Driver Ver.1.15)のSta
tusをNonActiveからActiveに更新し、ステップS38の
処理でレジストリから削除されたDCM(いまの場合、SON
Y ZZZ Driver Ver.1.12)のStatusをActiveからNonActi
veに更新する(図13)。
【0092】また、ステップS41において、ステップ
S40の処理を経て進んできた場合、バージョンマネー
ジャは、バージョン管理テーブルのうち、新たに選択さ
れたDCM(いまの場合、SONY ZZZ Driver Ver.1.15)のS
tatusをNonActiveからActiveに更新し、ステップS40
の処理でRAM25からアンインストールされたDCMのDCM
情報(いまの場合、SONY ZZZ Driver Ver.1.12)を削除
する(図14)。
【0093】ステップS41の処理の後、バージョンマ
ネージャは、アプリケーションに対して、バージョン管
理テーブルの更新を通知する。
【0094】ステップS42において、アプリケーショ
ンは、バージョンマネージャからの通知を受けて、LCD
29に表示されているGUIを、ステップS41で更新さ
れたバージョン管理テーブルに対応するようなGUIに更
新させ(図15)、処理は終了される。
【0095】以上のように、被制御機器側(BAV)のDVC
R3からアップデートされたDCMおよびDCMのバージョン
などの情報を、制御機器側(FAV)のIRD2のバージョン
管理テーブルに保存させておくことにより、ユーザは、
その機器を制御するDCMのバージョンの管理を明確に行
うことができる。すなわち、本発明を利用することによ
り、以下に示すような効果が得られる。
【0096】(1)ユーザは、機器のOSがバージョンア
ップされても、慣れた画面を見ながら、機器の制御を行
うことができる。(2)1つの機器に対して、バージョ
ンの異なる複数の制御機能を管理することができる。
【0097】また、以上においては、DVCR3のDCMのバ
ージョンを管理する場合を例として説明したが、本発明
は、制御下に置くことが可能な電子機器であれば、その
他の電子機器に適用することも可能である。
【0098】上述した一連の処理を実行するソフトウェ
アは、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用
のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、また
は、各種のプログラムをインストールすることで、各種
の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソ
ナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールさ
れる。
【0099】この記録媒体は、図2に示すように、IRD
2に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プロ
グラムが記録されているハードディスク30だけでな
く、IRD2とは別に、ユーザにプログラムを提供するた
めに配布される、プログラムが記録されている磁気ディ
スク41(フロッピディスクを含む)、光ディスク42
(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Di
gital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク43
(MDを含む)、若しくは半導体メモリ44などよりなる
パッケージメディアにより構成される。
【0100】また、本明細書において、記録媒体に記録
されるプログラムを記述するステップは、記載された順
序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずし
も時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に
実行される処理をも含むものである。
【0101】なお、本明細書において、システムとは、
複数の装置により構成される装置全体を表すものであ
る。
【0102】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報処理装置お
よび情報処理方法、並びに記録媒体に記録されているプ
ログラムよれば、他の電子機器の制御に関する情報を取
得し、取得された複数の情報を記憶し、複数の情報の中
から所望の情報を選択し、選択された所望の情報を、ネ
ットワークにおいて、他の電子機器を唯一制御できる情
報として登録し、登録された情報に基づいて他の電子機
器を制御するようにしたので、ユーザが好みのデバイス
コントロールモジュールを用いて、電子機器を制御する
ことができ、かつ、デバイスモジュールのバージョンを
明確に管理することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したネットワークシステムの構成
例を示すブロック図である。
【図2】図1のIRDの構成例を示すブロック図である。
【図3】図1のDVCRの構成例を示すブロック図である。
【図4】図2のハードディスクに保存されているソフト
ウェアスタックを説明する図である。
【図5】DCMおよびFCMのアップロードについて説明する
図である。
【図6】DCMアップロード処理を説明するフローチャー
トである。
【図7】図6に続くフローチャートである。
【図8】図6および図7に続くフローチャートである。
【図9】バージョン管理テーブルを説明する図である。
【図10】LCDに表示されるGUIを説明する図である。
【図11】DCM変更処理を説明するフローチャートであ
る。
【図12】LCDに表示されるGUIを説明する図である。
【図13】バージョン管理テーブルを説明する図であ
る。
【図14】バージョン管理テーブルの他の例を説明する
図である。
【図15】LCDに表示されるGUIを説明する図である。
【図16】手動操作によるDCM変更処理を説明する際の
機器接続状態を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 IEEE1394シリアルバス, 2 IRD, 3 DVC
R, 21 IEEE1394インタフェース, 23 CP
U, 24 ROM, 25 RAM, 28 タッチパネ
ル, 29 LCD, 30 ハードディスク, 51 I
EEE1394インタフェース, 53 CPU, 71,7
2 表示欄, 73 リストボックス,74乃至77
ボタン, 81,82 表示欄, 83 設定ボタン

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して他の電子機器を制
    御する情報処理装置において、 前記他の電子機器の制御に関する情報を取得する取得手
    段と、 前記取得手段により取得された複数の前記情報を記憶す
    る記憶手段と、 複数の前記情報の中から所望の情報を選択する選択手段
    と、 前記選択手段により選択された前記所望の情報を、前記
    ネットワークにおいて、前記他の電子機器を唯一制御で
    きる情報として登録する登録手段と、 前記登録手段により登録された前記情報に基づいて前記
    他の電子機器を制御する制御手段とを備えることを特徴
    とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 前記記憶手段に記憶された複数の前記情
    報の表示を制御する表示制御手段をさらに備えることを
    特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 前記記憶手段は、前記選択手段により選
    択された前記所望の情報を、前記選択手段により選択さ
    れなかった他の情報と区別するための情報区別手段をさ
    らに備えることを特徴とする請求項1に記載の情報処理
    装置。
  4. 【請求項4】 前記情報を削除するのか否かを判定する
    削除判定手段と、 前記削除判定手段により、前記情報を削除すると判定さ
    れた場合、前記情報を削除する削除手段をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 前記取得手段は、前記他の電子機器の制
    御に関する情報を所定の手続きに基づいて、所定の記録
    媒体から取得することを特徴とする請求項1に記載の情
    報処理装置。
  6. 【請求項6】 前記ネットワークは、IEEE1394
    シリアルバスより構成されることを特徴とする請求項1
    に記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 前記取得手段は、前記他の電子機器の制
    御に関する情報を所定の手続きに基づいて、前記他の電
    子機器から取得することを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  8. 【請求項8】 前記所定の手続きは、前記他の電子機器
    が前記ネットワークに接続された際、または、バスリセ
    ット発生時に行われることを特徴とする請求項7に記載
    の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 前記選択手段は、前記他の電子機器が前
    記ネットワークに接続された際、または、バスリセット
    発生時に選択を行うことを特徴とする請求項1に記載の
    情報処理装置。
  10. 【請求項10】 前記選択手段は、前記所望の情報とし
    て、前記記憶手段により記憶された情報の中から、最新
    バージョンの情報を選択することを特徴とする請求項9
    に記載の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 前記取得手段は、前記情報の識別コー
    ドを判別する判別手段をさらに備え、 前記判別手段による判別の結果、前記情報の識別コード
    が新たな識別コードである場合、前記取得手段は、その
    識別コードを取得することを特徴とする請求項1に記載
    の情報処理装置。
  12. 【請求項12】 前記識別コードは、Application Prog
    ramming InterfaceCodeであることを特徴とする請求項
    11に記載の情報処理装置。
  13. 【請求項13】 前記識別コードは、Version Nameであ
    ることを特徴とする請求項11に記載の情報処理装置。
  14. 【請求項14】 ネットワークを介して他の電子機器を
    制御する情報処理装置の情報処理方法において、 前記他の電子機器の制御に関する情報を取得する取得ス
    テップと、 前記取得ステップの処理により取得された複数の前記情
    報の記憶を制御する記憶制御ステップと、 複数の前記情報の中から所望の情報を選択する選択ステ
    ップと、 前記選択ステップの処理により選択された前記所望の情
    報を、前記ネットワークにおいて、前記他の電子機器を
    唯一制御できる情報として登録する登録ステップと、 前記登録ステップの処理により登録された前記情報に基
    づいて前記他の電子機器を制御する制御ステップとを含
    むことを特徴とする情報処理方法。
  15. 【請求項15】 ネットワークを介して他の電子機器を
    制御する情報処理用プログラムであって、 前記他の電子機器の制御に関する情報を取得する取得ス
    テップと、 前記取得ステップの処理により取得された複数の前記情
    報の記憶を制御する記憶制御ステップと、 複数の前記情報の中から所望の情報を選択する選択ステ
    ップと、 前記選択ステップの処理により選択された前記所望の情
    報を、前記ネットワークにおいて、前記他の電子機器を
    唯一制御できる情報として登録する登録ステップと、 前記登録ステップの処理により登録された前記情報に基
    づいて前記他の電子機器を制御する制御ステップとを含
    むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプロ
    グラムが記録されている記録媒体。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012017897A1 (ja) * 2010-08-05 2012-02-09 ソニー株式会社 制御装置、制御システム、及び制御方法
JP2018205967A (ja) * 2017-06-01 2018-12-27 キヤノン株式会社 情報処理装置、プログラム管理方法、及びプログラム

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