JP2006257330A - エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2006257330A
JP2006257330A JP2005079003A JP2005079003A JP2006257330A JP 2006257330 A JP2006257330 A JP 2006257330A JP 2005079003 A JP2005079003 A JP 2005079003A JP 2005079003 A JP2005079003 A JP 2005079003A JP 2006257330 A JP2006257330 A JP 2006257330A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
resin composition
propylene
content
ethylene
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005079003A
Other languages
English (en)
Inventor
Kosuke Otani
幸介 大谷
Yasuto Ijichi
靖人 伊地知
Hiroshi Toyoda
博 豊田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Chemical Co Ltd filed Critical Sumitomo Chemical Co Ltd
Priority to JP2005079003A priority Critical patent/JP2006257330A/ja
Publication of JP2006257330A publication Critical patent/JP2006257330A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Air Bags (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

【課題】 剛性、耐熱変形性、溶融流動性、低温衝撃性に優れる熱可塑性樹脂組成物。
【解決手段】 (C)の含有量が5〜30重量%であり、(A)と(B)の含有量の比が0.5〜3.0であり、曲げ弾性率が300MPa以上である熱可塑性樹脂組成物。
(A):プロピレンから誘導される単量体単位の含有量が60重量%以上であり、温度230℃および荷重2.16kgで測定されるメルトフローレートが5〜200g/10分であるプロピレン系樹脂
(B):融解熱量が50〜170J/g、融解温度が100℃以上であり、温度190℃および荷重21.18Nの条件で測定されるメルトフローレートが0.1〜30g/10分であるエチレン系樹脂
(C):ガラス転移温度が−45℃未満、ショアA硬度が80〜20およびムーニー粘度(ML1+4,100℃)30〜120であるゴム質重合体
【選択図】 なし

Description

本発明は、エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物に関するものである。更に詳しくは、本発明は、特定のプロピレン系樹脂、エチレン系樹脂、ゴム質重合体からなるエアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物であって、得られる熱可塑性樹脂組成物が適度な剛性を有し、溶融流動性、低温衝撃性、耐熱性等の物性バランスに優れたエアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物に関するものである。
自動車用エアバッグシステムのエアバッグカバーには、適度な剛性を有し、衝突の際、エアバッグが展開できるように確実に破裂しかつ破片が飛び散らないこと、寒冷地での使用にも耐える強度を有することなどが求められている。さらにカーテン用エアバッグカバーは、運転席用または助手席用エアバッグカバーと比較し、その製品形状は細長くなる場合が多く、より高い溶融流動性が求められ、さらに形状保持性の観点より、剛性の高い材料が求められる。エアバッグカバーに用いられる材料としては、例えば、オレフィン系樹脂とオレフィン系ゴムとを含有する組成物や、ランダムポリプロピレンと低密度ポリエチレンとエチレン系共重合体ゴムとを含有する組成物などからなる材料が提案されている(特許文献1、特許文献2参照。)。
しかしながら、上記組成物を射出成形した場合、得られる成形体は剛性、耐熱変形性、溶融流動性が十分満足いかない場合があった。
特開平8−27331号公報 特開平10−265628号公報
かかる状況のもと、本発明が解決しようとする課題は、剛性、耐熱変形性、溶融流動性、低温衝撃性に優れる熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。
すなわち本発明は、下記成分(A)、(B)および成分(C)を含有し、成分(A)、(B)および(C)の合計量を100重量%として、成分(C)の含有量が5〜30重量%であり、成分(A)と成分(B)の含有量の比(成分(A)の含有量/成分(B)の含有量)が0.5〜3.0であり、曲げ弾性率が300MPa以上であるエアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物に係るものである。
(A):プロピレンから誘導される単量体単位の含有量が60重量%以上であり、温度230℃および荷重2.16kgで測定されるメルトフローレートが5〜200g/10分であるプロピレン系樹脂
(B):融解熱量が50〜170J/g、融解温度が100℃以上であり、温度190℃および荷重21.18Nの条件で測定されるメルトフローレートが0.1〜30g/10分であるエチレン系樹脂
(C):ガラス転移温度が−45℃未満、ショアA硬度が80〜20およびムーニー粘度(ML1+4,100℃)30〜120であるゴム質重合体
本発明により、剛性、耐熱変形性、溶融流動性、低温衝撃性に優れる熱可塑性樹脂組成物を提供することがでえきる。
成分(A)のプロピレン系樹脂は、プロピレン単独重合体および/またはプロピレンから誘導される単量体単位と、エチレンまたは炭素原子数4〜20の鎖状オレフィンから誘導される単量体単位とを含有する重合体である。炭素原子数4〜20の鎖状オレフィンとしては、例えば、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン等の直鎖状オレフィン;3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、2,2,4−トリメチル−1−ペンテン等の分岐状オレフィンなどがあげられ、これらは1種以上用いられる。
成分(A)のプロピレン系樹脂としては、具体的には、プロピレン単独重合体、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン−1−ブテン共重合体、プロピレン−1−ヘキセン今日重合体、プロピレン−エチレン−1−ブテン共重合体などをあげることができる。これら共重合体は、ランダム共重合体であってもよく、ブロック共重合体であってもよい。
成分(A)のプロピレン系樹脂として共重合体を用いる場合、第1工程で重合された第1セグメントである結晶性プロピレンホモポリマー部分もしくは結晶性プロピレン−α−オレフィンランダムコポリマー部分と、第2工程で重合された第2セグメントであるプロピレン−α−オレフィンランダムコポリマー部分とを有するブロックコポリマーを用いることが好ましい。
成分(A)のプロピレン系重合体がプロピレン−α−オレフィンブロックコポリマーの場合、プロピレンホモポリマー部分とプロピレン−α−オレフィンランダムコポリマー部分とを有する重合体であって、以下の要件(a1)、(a2)および(a3)を充足する重合体であることが好ましい。
(a1)20℃キシレン可溶部の含有量が2.0重量%以下であること
(a2)20℃キシレンに可溶の成分と沸騰ヘプタンに可溶の成分との総量の含有量が5.0重量%以下であること
(a3)20℃キシレンに不溶であり、かつ沸騰ヘプタンに不溶である成分のアイソタクチック・ペンタッド分率が0.970以上であること
20℃キシレン可溶の成分の含有量とは、以下の方法で測定されるものである。すなわち、成分(A)のプロピレン系樹脂5gを沸騰キシレン500mlに完全に溶解させた後、20℃で4時間放置し、次にこれを濾別し、20℃キシレン不溶成分を分離する。濾液を濃縮、乾固してキシレンを蒸発させ、さらに減圧下60℃で乾燥して、20℃のキシレンに可溶な重合体を得る。この乾燥重量を仕込みサンプル重量で除した値を百分率で表現したものが20℃キシレン可溶部の含有量である。
20℃キシレンに可溶の成分と沸騰ヘプタンに可溶の成分との総量の含有量とは、以下の方法で測定されるものである。すなわち、上記の「20℃キシレン可成分の測定」で得られた20℃キシレン不溶成分を乾燥後、沸騰n−ヘプタンで8時間ソックスレー抽出する。この抽出残渣を沸騰ヘプタン不溶成分と称し、この沸騰ヘプタン不溶成分の乾燥重量を仕込みサンプル重量(5g)から減じた値を仕込みサンプル重量で除した値を百分率で表現したものが、20℃キシレンに可溶の成分と沸騰ヘプタンに可溶の成分との総量の含有量である。
20℃キシレンに不溶であり、かつ、沸騰ヘプタンに不溶である成分のアイソタクチック・ペンタッド分率は、上記の「20℃キシレンに可溶の成分と沸騰ヘプタンに可溶の成分との総量の含有量の測定」で得られた沸騰ヘプタン不溶成分を用いて測定される。
アイソタクチック・ペンタッド分率とは、13C−NMRを使用して測定される結晶性ポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位でのアイソタクチック連鎖、換言すればプロピレン単量体単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプロピレン単量体単位の分率であり、A.ZambelliらによってMacromolecules,6,925(1973)に発表されている方法を、Macromolecules,8,687(1975)に基づいたNMR吸収ピークの帰属によって行うものである。具体的には13C−NMRスペクトルのメチル炭素領域の全吸収ピーク中のmmmmピークの面積分率としてアイソタクチック・ペンタッド分率を測定する。なお、この方法により英国NATIONAL PHYSICAL LABORATORYのNPL 標準物質CRM No. M19−14Polypropylene PP/MWD/2のアイソタクチック・ペンタッド分率を測定したところ、0.944であった。
該ブロックコポリマーはスラリー重合法および気相重合法によって製造が可能である。特に高い耐衝撃性が要求される用途に用いる場合、第2セグメント量を多くすることが必要であり気相重合法によって好適に製造される。
成分(A)のプロピレン系樹脂のプロピレンから誘導される単量体単位の含有量は、60〜100重量%であり、好ましくは70〜100重量%であり、より好ましくは80〜98重量%である。ただし、プロピレン系樹脂の全単量体単位の含有量を100重量%とする。該含有量が少なすぎると成形品の耐熱変形性が不十分となる(熱変形量が大きくなる)。
成分(A)のプロピレン系樹脂のメルトフローレート(MFR)は、5〜200g/10分であり、好ましくは10〜150g/10分であり、より好ましくは20〜200g/10分である。該MFRが小さすぎると樹脂組成物の溶融流動性が低いため成形品が変形したり外観不良が発生し、該MFRが大きすぎると成形品の機械物性が低下する。該MFRは、JIS K7210に従い、荷重21.18N、温度230℃の条件で測定される。
成分(A)のプロピレン系樹脂の融解温度は、130℃以上であり、好ましくは140℃以上であり、より好ましくは150℃以上である。該融温度が低すぎると、成形品の耐熱変形性が不十分となる(熱変形量が大きくなる)。なお、該融解温度は、JIS K7122に準拠し、示差走査熱量測定(DSC)法により測定される。
成分(A)のプロピレン系樹脂の製造方法としては、公知のオレフィン重合用触媒を用いた公知の重合方法が用いられる。例えば、チーグラー・ナッタ系触媒、メタロセン系錯体や非メタロセン系錯体などの錯体系触媒を用いた、スラリー重合法、溶液重合法、塊状重合法、気相重合法等があげられる。また、市販の該当品を用いることも可能である。
成分(B)のエチレン系樹脂は、エチレンから誘導される単量体単位と、炭素原子数3〜20の鎖状オレフィンから誘導される単量体単位とを含有する重合体である。炭素原子数3〜20の鎖状オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン等の直鎖状オレフィン;3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、2,2,4−トリメチル−1−ペンテン等の分岐状オレフィンなどがあげられ、これらは1種以上用いられる。
成分(B)のエチレン系樹脂は、炭素原子数3〜20の鎖状オレフィン以外の単量体から誘導される単量体単位を含有していてもよく、該単量体としては例えば、1,4−ヘキサジエン、1,6−オクタジエン、2−メチル−1,5−ヘキサジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、7−メチル−1,6−オクタジエンなどの鎖状非共役ジエン、または酢酸ビニルなどのビニルエステル化合物、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなどの不飽和カルボン酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸などをあげることができる。
成分(B)のエチレン系樹脂としては、具体的には、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体などをあげることができる。
エチレンから誘導される単量体単位と、炭素原子数3〜20の鎖状オレフィンから誘導される単量体単位とを含有する重合体である。炭素原子数3〜20の鎖状オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン等の直鎖状オレフィン;3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、2,2,4−トリメチル−1−ペンテン等の分岐状オレフィンなどがあげられ、これらは1種以上用いられる。
成分(B)のエチレン系樹脂は、炭素原子数3〜20の鎖状オレフィン以外の単量体から誘導される単量体単位を含有していてもよく、該単量体としては例えば、1,4−ヘキサジエン、1,6−オクタジエン、2−メチル−1,5−ヘキサジエン、6−メチル−1,5−ヘプタジエン、7−メチル−1,6−オクタジエンなどの鎖状非共役ジエン、または酢酸ビニルなどのビニルエステル化合物、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチルなどの不飽和カルボン酸エステル、アクリル酸、メタクリル酸などの不飽和カルボン酸などをあげることができる。
成分(B)のエチレン系樹脂としては、具体的には、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体などをあげることができる。
成分(B)のエチレン系樹脂のメルトフローレート(MFR)は、0.1〜30g/10分であり、好ましくは1〜25g/10分であり、より好ましくは2〜20g/10分である。該MFRが小さすぎると樹脂組成物溶融流動性が低いため成形品が変形したり外観不良が発生し、該MFRが大きすぎると成形品の機械物性が不足する。該MFRは、JIS K7210に従い、荷重21.18N、温度190℃の条件で測定される。
成分(B)のエチレン系樹脂の融解温度(Tm)は、100℃以上であり、好ましくは105℃以上であり、より好ましくは110℃以上である。該融解温度が低すぎると、成形品の機械物性、剛性、耐熱変形性が不十分となる。また、該融解温度は、低温衝撃性をより高める観点から、好ましくは125℃以下であり、より好ましくは120℃以下である。なお、該融解温度は、JIS K7121に準拠し、示差走査熱量測定(DSC)法により測定される。
成分(B)のエチレン系樹脂の融解熱量は、50〜170J/gであり、好ましくは60〜165J/gであり、より好ましくは70〜160J/gである。該融解熱量が高すぎると、低温衝撃性が不十分なる。また、該融解熱量が低すぎると成形品の機械物性、剛性、耐熱変形性が不十分となる。なお、該融解熱量は、JIS K7122に準拠し、示差走査熱量測定(DSC)法により測定される。
成分(B)のエチレン系樹脂の製造方法としては、公知のオレフィン重合用触媒を用いた公知の重合方法が用いられる。例えば、チーグラー・ナッタ系触媒、メタロセン系錯体や非メタロセン系錯体などの錯体系触媒を用いた、スラリー重合法、溶液重合法、塊状重合法、気相重合法等があげられる。また、市販の該当品を用いることも可能である。
成分(C)のゴム質重合体としては、オレフィン系ゴムおよび/またはビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体又はその水添物などをあげることができる。
成分(C)のオレフィン系ゴムとしては、たとえば、プロピレン単独重合体、1−ブテン単独重合体、2−メチルプロパン単独重合体、エチレンから誘導される単量体単位と炭素原子数3〜20の鎖状オレフィンから誘導される単量体単位とを含有する重合体である。炭素原子数3〜20の鎖状オレフィンとしては、例えば、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、1−へプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデセン、1−トリデセン、1−テトラデセン、1−ペンタデセン、1−ヘキサデセン、1−ヘプタデセン、1−オクタデセン、1−ノナデセン、1−エイコセン等の直鎖状オレフィン;3−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−エチル−1−ヘキセン、2,2,4−トリメチル−1−ペンテン等の分岐状オレフィンなどがあげられ、これらは1種以上用いられる。
成分(C)のオレフィン系ゴムとしては、具体的には、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体などをあげることができる。
また、オレフィン以外の単量体単位として、例えば、1,4−ヘキサジエン、ジシクロペンタジエン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−ビニル−2−ノルボルネンなどの非共役ジエン単位を含有していてもよい。
成分(C)のビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体又はその水添物としては、 スチレン系熱可塑性エラストマーに用いられるビニル芳香族化合物としては、例えば、炭素原子数8〜12のビニル芳香族化合物が用いられ、そのビニル基の1位又は2位がメチル基などのアルキル基などで置換されていてもよく、具体的には、スチレン、p−メチルスチレン、α−メチルスチレンなどをあげることができ、これらは1種又は2種以上組み合わせて用いられる。
共役ジエンとしては、例えば、炭素原子数4〜8の共役ジエンが用いられ、1,3−ブタジエン、イソプレン、ペンタジエン、2−3−ジメチルブタジエンなどをあげることができ、これらは1種又は2種以上組み合わせて用いられる。
ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体としては、たとえば、スチレン−1,3−ブタジエン共重合体、スチレン−イソプレン共重合体などがあげられ、これらは1種又は2種以上組み合わせて用いられる。また、これらは公知の方法により製造することができる。
ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体は、構造が1つのブロックからなるものでもよく、構造が異なる2以上のブロックから構成されてもよい。構造が1つのブロックからなるものとしては、ビニル芳香族化合物と共役ジエンとがランダムに配列した構造の共重合体、たとえば、スチレン−ブタジエンランダム共重合体、スチレン−イソプレンランダム共重合体があげられる。構造が異なる2以上のブロックから構成されるものとしては、たとえば、スチレン単独重合体ブロック−ブタジエン単独重合体から構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−イソプレン単独重合体ブロックから構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−ブタジエン単独重合体ブロック−スチレン単独重合体ブロックから構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−イソプレン単独重合体ブロック−スチレン単独重合体ブロックから構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−ブタジエン−イソプレン共重合体ブロック−スチレン単独重合体ブロックから構成される共重合体、スチレン単独重合体ブロック−スチレン−ブタジエン共重合体ブロック−スチレン単独重合体ブロックから構成される共重合体等が挙げられ、かかる共重合体においてスチレン−ブタジエン共重合体ブロックはスチレンとブタジエンとがランダムに共重合した構造のブロックであってもよいし、スチレン単位の含有量が徐々に減少又は増加するテーパー状の構造のブロックであってもよい。
ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体水添物とは、前述のビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体を水素添加することにより得られる重合体であり、ビニル芳香族化合物−共役ジエン共重合体と同様、構造が1つのブロックからなるものでもよく、構造が異なる2以上のブロックから構成されてもよい。ビニル芳香族化合物と共役ジエンの共重合体の水添物としては、たとえば、スチレン−1,3−ブタジエン共重合体水添物、スチレン−イソプレン共重合体水添物があげられ、これらは1種または2種以上組み合わせて用いられる。
成分(C)のゴム質重合体としては、低温衝撃性等の観点からオレフィン系ゴムが好ましい。具体的には、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ヘキセン共重合体、エチレン−1−オクテン共重合体、エチレン−プロピレン−1−ブテン共重合体、エチレン−1−ブテン−1−ヘキセン共重合体などをあげることができる。
成分(C)のゴム質重合体のガラス転移温度は、−45℃未満であり、好ましくは−47℃未満であり、より好ましくは−50℃未満である。該ガラス転移温度が高すぎると、低温衝撃性が不十分となる。また、該ガラス転移温度は組成物ペレットの耐互着防止性をより高める観点から、好ましくは−80℃以上であり、より好ましくは−75℃以上である。該ガラス転移温度は、JIS K7121に準拠し、示差走査熱量測定(DSC)法により測定される。
成分(C)のゴム質重合体のショアA硬度は、80〜20であり、好ましくは70〜25であり、より好ましくは60〜30である。該硬度が高すぎると、低温衝撃性が不十分となる。また、該硬度が低すぎると組成物ペレットの耐互着防止性が不十分となる。該硬度は、ASTM D2240により測定される
成分(C)のゴム質重合体の100℃におけるムーニー粘度(ML1+4,100℃)は、30〜120であり、好ましくは35〜110であり、より好ましくは40〜100である。該ムーニー粘度が高すぎると、組成物の溶融流動性が不十分となる。また、該ムーニー粘度が低すぎると低温衝撃性が不十分となる。該ムーニー粘度はJIS K6300により測定される。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、射出成形での生産安定性を高める観点から離型性を付与するために、上記成分(A)〜(C)に加え、下記成分(D)を含有することが好ましい。
(D):炭素原子数5以上の脂肪酸、炭素原子数5以上の脂肪酸の金属塩、炭素原子数5以上の脂肪酸のアミド、および、炭素原子数5以上の脂肪酸のエステルからなる化合物群から選ばれる少なくとも1種の化合物
成分(D)の炭素原子数5以上の脂肪酸としては、ラウリル酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘニン酸、オレイン酸、エルカ酸、リノール酸、リシノール酸を例示することができる。
成分(D)の炭素原子数5以上の脂肪酸の金属塩としては、上記脂肪酸と、Li、Na、Mg、Al、K、Ca、Zn、Ba、Pbなどの金属との塩を、具体的には、ステアリン酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛などを例示することができる。
成分(D)の炭素原子数5以上の脂肪酸のアミドとしては、ラウリル酸アミド、パルミチン酸アミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、エルカ酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスステアリン酸アミド、エチレンビスオレイン酸アミド、ステアリルジエタノールアミドを例示することができる。なかでも、エルカ酸アミドが好ましい。
成分(D)の炭素原子数5以上の脂肪酸のエステルとしては、脂肪族アルコール(ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、ベヘニルアルコール、12ヒドロキシステアリルアルコールなど)、芳香族アルコール(ベンジルアルコール、β−フェニルエチルアルコール、フタリルアルコールなど)、多価アルコール(グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ソルビタン、ソルビトール、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリエチレングリコール、ペンタエリスリトール、トリメチロールプロパンなど)などのアルコールと、上記脂肪酸とのエステルを、具体的には、グリセリンモノオレート、グリセリンジオレート、ポリエチレングリコールモノステアレート、クエン酸ジステアレートを例示することができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、必要に応じ、無機フィラー(タルク、炭酸カルシウム、焼成カオリン等)、有機フィラー(繊維、木粉、セルロースパウダー等)、滑剤(シリコーンオイル、シリコーンガム等)、酸化防止剤(フェノール系、イオウ系、燐系、ラクトン系、ビタミン系等)、耐候安定剤、紫外線吸収剤(ベンゾトリアゾール系、トリアジン系、アニリド系、ベンゾフェノン系等)、熱安定剤、光安定剤(ヒンダードアミン系、ベンゾエート系等)、顔料、造核剤、吸着剤(金属酸化物(酸化亜鉛、酸化マグネシウム等)、金属塩化物(塩化鉄、塩化カルシウム等)、ハイドロタルサイト、アルミン酸塩等)等を含有してもよい。
成分(D)の含有量としては、射出成形での脱型性と、成形品表面の外観とのバランスから、成分(A)〜(C)の合計量100重量部あたり、好ましくは0.01〜1.5重量部であり、より好ましくは0.05〜1重量部である。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は、成分(A)と成分(B)と成分(C)と、必要に応じて他の成分とを、公知の方法、例えば、二軸押出機、バンバリーミキサーなどにより溶融混練することにより得ることができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は公知の成形加工方法、好ましくは射出成形法により、エアバッグカバーに加工される。
本発明の熱可塑性樹脂組成物からなるエアバッグカバーは、運転席用エアバッグカバー、助手席用エアバッグカバー、サイドエアバッグカバー、ニーエアバッグカバー、カーテンエアバッグカバーに用いられる。特に好ましくはカーテンエアバッグカバーに用いられる。
本発明は、曲げ弾性率が300MPa以上であるエアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物であり、さらに、カーテンエアバッグカバーとして好適に用いられる。好ましくは350MPa以上であり、より好ましくは400MPa以上である。該曲げ弾性率が小さすぎると、エアバッグカバー成形品を自動車本体に取り付けた際、成形品にたわみが発生する。また、該曲げ弾性率は、成形品を射出成形後に金型から取り出す際の作業性を高める観点、および成形品を自動車本体への取り付ける際の作業性を高める観点から、1200MPa以下が好ましい。
本発明のエアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物は、カーテンエアバッグカバーとして好適に用いられる。カーテンエアバッグカバー材は、成形品形状より高い流動性が求められる。本発明の熱可塑性樹脂組成物は、下記の条件で得られるスパイラル流動長が、200以上、好ましくは220以上、さらに好ましくは240以上である。該スパイラル流動長が小さすぎると、射出成形時の充填が不足する場合がある。
スパイラル流動長の測定条件
射出圧:786Kg/cm2
樹脂温度(ノズルヘッド温度):200℃
金型厚み:2mm、金型幅:10mm
金型温度:50℃
スパイラル流動長=成形品長さ/厚み
以下、実施例および比較例によって、本発明をより詳細に説明する。
[I] 物性測定方法
(1)メルトフローレート(MFR)
JIS K7210に従い、成分(A)は230℃における2.16kg荷重でのMFRを測定し、成分(B)は190℃における2.16kg荷重でのMFRを測定した。
(2)融解温度およびガラス転移温度
JIS K7121に準拠し、示差走査熱量測定装置(TAインスツルメント社製 Q100:熱流束DSC)を使用し、常温から30℃/分で220℃まで昇温し、5℃/分で−90℃まで降温した後、5℃/分で昇温する際の吸熱曲線からガラス転移温度Tgおよび融解温度Tmを求めた。
ピークが2点以上存在する場合、融解温度は、最も高温側のピークをその重合体の融解温度とし、ガラス転移温度は、最も低温側のピークをその重合体のガラス転移温度とした。
(3)ゴム質重合体のショアA硬度
ASTM D2240に準拠し、ゴム質重合体の硬度を求めた。
(4)融解熱量
融解温度およびガラス転移温度と同じ装置を使用し、常温から30℃/分で220℃まで昇温し、5℃/分で−90℃まで降温した後、5℃/分で昇温する際の吸熱曲線から求めた。DSCの放熱ピークから、JIS K7122に準拠し、単位重さ当たりの結晶化熱量(ΔHm)を求めた。
(5)単量体単位含有量
プロピレン系重合体は、赤外吸収スペクトル(日本分光製 FT−IR5200型)による方法により求めた。
(6)スパイラル流動長
厚み2mm、幅10mmの楕円スパイラル金型を用い、下記の条件で成形した時の成形品の長さを算出した。
流動長=成形品長さ/厚み
成形条件
射出成形機:東芝機械社製 IS100−EN
金型温度:50℃
射出圧:786Kg/cm2
シリンダー温度:シリンダー1;180℃、シリンダー2;190℃
シリンダー3;200℃、ノズルヘッド;200℃
(7)射出成形体の製造方法
東芝機械社製射出成形機IS100−ENにて、サイドゲート平板金型を用い、シリンダー温度220℃、金型温度50℃の条件で、得られた樹脂組成物を縦90mm、横150mm、厚み2mmの射出成形体を得た。
(8)曲げ弾性率(FM)
JIS K7171に従い、上記条件で射出成形した厚さ2mmの試験片を用いて、スパン間30mm、曲げ速度1mm/分の条件下で測定した。
(9)低温耐衝撃性(IZOD)
JIS K6911に従い、上記条件で射出成形した厚さ2mmの試験片を用いて所定の温度で測定した。
(10)耐熱変形性(ヒートサグ)
上記条件で射出成形した試験片を所定のサイズ(幅25mm、長さ150mm、厚さ2mm)に裁断し、JIS K7195に準拠し、125℃・2時間の条件にて測定を実施した。
実施例1
成分(A)としてプロピレン・エチレンブロック共重合体(住友化学株式会社社製 ノーブレンAX568、MFR(230℃)=65g/10分、Tm=167℃、プロピレン単量体単位含量=94.2重量%)(以下、成分A−1と称する。)45重量部と、成分(B)としてエチレ系重合体(住友化学株式会社製 スミカセンE FV401、MFR(190℃)=4g/10分、ΔH=120J/g、Tm=110℃)(以下、成分B−1と称する。)45重量%と、成分(C)としてエチレン−プロピレン共重合体C−1(住友化学株式会社製 エスプレンE201、ショアA=35、ムーニー粘度(ML1+4,100℃)=43、Tg=−61℃)(以下、成分C−1と称する。)10重量部と、エルカ酸アミド(日本精化製 ニュートロンS)を0.05重量部と、酸化防止剤(住友化学株式会社製 スミライザーGA80)を0.1重量部と(チバスペシャリティ株式会社製 イルガフォス168)0.05重量部を配合し、バンバリーミキサーで溶融混練を実施し、ペレット状に加工した後、樹脂組成物を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性測定結果を表1に示す。
実施例2
成分B−1をエチレン系重合体(住友化学株式会社製 スミカセンE FV405、MFR(190℃)=4g/10分、ΔH=159J/g、Tm=121℃)(以下、成分B−2と称する。)に置き換えた以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作成し、射出成形体を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性測定結果を表1に示す。
実施例3
成分B−1をエチレン系重合体(住友化学工業社製 スミカセンHi−α CW3004、MFR(190℃)=5g/10分、ΔH=116J/g、Tm=121℃)(以下、成分B−3と称する。)に置き換えた以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作成し、射出成形体を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性測定結果を表1に示す。
比較例1
成分A−1を80重量部、成分C−1を20重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作成し、射出成形体を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性測定結果を表1に示す。
比較例2
成分A−1を20重量部、成分C−1を80重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作成し、射出成形体を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性測定結果を表1に示す。
比較例3
成分B−1をエチレン系重合体(住友化学工業社製 スミカセンL GA802、MFR(190℃)=20g/10分、ΔH=184J/g、Tm=121℃)(以下、成分B−4と称する。)に置き換えた以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作成し、射出成形体を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性測定結果を表1に示す。
実施例4
成分A−1を36重量部とし、成分B−1を54重量部とし、成分C−1を10重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作成し、射出成形体を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性の評価結果を表2に示す。
比較例4
成分A−1を20重量部とし、成分B−1を70重量部とし、成分C−1を10重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作成し、射出成形体を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性の評価結果を表2に示す。
比較例5
成分A−1を70重量部とし、成分B−1を20重量部とし、成分C−1を10重量部とした以外は、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を作成し、射出成形体を得た。得られた樹脂組成物のスパイラル流動長、および成形体の物性の評価結果を表2に示す。







































Claims (3)

  1. 下記成分(A)、(B)および成分(C)を含有し、成分(A)、(B)および(C)の合計量を100重量%として、成分(C)の含有量が5〜30重量%であり、成分(A)と成分(B)の含有量の比(成分(A)の含有量/成分(B)の含有量)が0.5〜3.0であり、曲げ弾性率が300MPa以上であるエアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物。
    (A):プロピレンから誘導される単量体単位の含有量が60重量%以上であり、融解温度が130℃以上、温度230℃および荷重2.16kgで測定されるメルトフローレートが5〜200g/10分であるプロピレン系樹脂
    (B):融解熱量が50J/g〜170J/g、融解温度が100℃以上であり、温度190℃および荷重21.18Nの条件で測定されるメルトフローレートが0.1〜30g/10分であるエチレン系樹脂
    (C):ガラス転移温度が−45℃未満、ショアA硬度が80〜20およびムーニー粘度(ML1+4,100℃)30〜120であるゴム質重合体
  2. 成分(C)のゴム質重合体がエチレン−α−オレフィン共重合体である請求項1記載のエアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物。
  3. カーテンエアバッグカバー用である請求項1または2に記載の熱可塑性樹脂組成物。
JP2005079003A 2005-03-18 2005-03-18 エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物 Pending JP2006257330A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079003A JP2006257330A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005079003A JP2006257330A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006257330A true JP2006257330A (ja) 2006-09-28

Family

ID=37096938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005079003A Pending JP2006257330A (ja) 2005-03-18 2005-03-18 エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006257330A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011448A1 (ja) * 2007-07-18 2009-01-22 Sumitomo Chemical Company, Limited 熱可塑性エラストマー組成物および複合成形体
JP2009040042A (ja) * 2007-07-18 2009-02-26 Sumitomo Chemical Co Ltd 複合成形体
JP2009263471A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物
CN102040778A (zh) * 2010-12-24 2011-05-04 金发科技股份有限公司 一种高填充高热变形温度聚丙烯复合材料及其制备方法
KR20160016580A (ko) * 2014-07-31 2016-02-15 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 열가소성 탄성중합체 조성물 및 이의 성형품

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295334A (ja) * 1985-10-21 1987-05-01 Mitsubishi Petrochem Co Ltd エチレン共重合体樹脂組成物
JPH03258635A (ja) * 1989-12-13 1991-11-18 Union Carbide Chem & Plast Co Inc エアバッグ展開扉
JPH0827331A (ja) * 1994-07-13 1996-01-30 Tonen Chem Corp エアーバッグカバー材用オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物
JPH0834304A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Mitsubishi Chem Corp エアーバッグ収納用カバー
JPH1081797A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Tonen Chem Corp エアーバッグカバー用熱可塑性エラストマー組成物
JPH10265628A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Mitsubishi Chem Corp エアバッグ収納用カバー
JP2001206181A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Asahi Kasei Corp エアバッグカバー
JP2003183459A (ja) * 2001-12-17 2003-07-03 Mitsui Chemicals Inc エアバッグカバー一体インスツルメントパネル用のオレフィン系熱可塑性樹脂組成物
JP2003342429A (ja) * 2002-03-18 2003-12-03 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレン系樹脂組成物およびその用途
JP2004001647A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Mitsubishi Chemicals Corp 乗員保護用エアバッグカバー
JP2004285238A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Sumitomo Chem Co Ltd エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6295334A (ja) * 1985-10-21 1987-05-01 Mitsubishi Petrochem Co Ltd エチレン共重合体樹脂組成物
JPH03258635A (ja) * 1989-12-13 1991-11-18 Union Carbide Chem & Plast Co Inc エアバッグ展開扉
JPH0827331A (ja) * 1994-07-13 1996-01-30 Tonen Chem Corp エアーバッグカバー材用オレフィン系熱可塑性エラストマー組成物
JPH0834304A (ja) * 1994-07-22 1996-02-06 Mitsubishi Chem Corp エアーバッグ収納用カバー
JPH1081797A (ja) * 1996-09-05 1998-03-31 Tonen Chem Corp エアーバッグカバー用熱可塑性エラストマー組成物
JPH10265628A (ja) * 1997-03-27 1998-10-06 Mitsubishi Chem Corp エアバッグ収納用カバー
JP2001206181A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Asahi Kasei Corp エアバッグカバー
JP2003183459A (ja) * 2001-12-17 2003-07-03 Mitsui Chemicals Inc エアバッグカバー一体インスツルメントパネル用のオレフィン系熱可塑性樹脂組成物
JP2003342429A (ja) * 2002-03-18 2003-12-03 Sumitomo Chem Co Ltd ポリプロピレン系樹脂組成物およびその用途
JP2004001647A (ja) * 2002-05-31 2004-01-08 Mitsubishi Chemicals Corp 乗員保護用エアバッグカバー
JP2004285238A (ja) * 2003-03-24 2004-10-14 Sumitomo Chem Co Ltd エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009011448A1 (ja) * 2007-07-18 2009-01-22 Sumitomo Chemical Company, Limited 熱可塑性エラストマー組成物および複合成形体
JP2009040042A (ja) * 2007-07-18 2009-02-26 Sumitomo Chemical Co Ltd 複合成形体
US20100207365A1 (en) * 2007-07-18 2010-08-19 Sumitomo Chemical Company, Limited Thermoplastic elastomer composition and composite molded body
US9694522B2 (en) 2007-07-18 2017-07-04 Sumitomo Chemical Company, Limited Thermoplastic elastomer composition and composite molded body
DE112008001887B4 (de) * 2007-07-18 2020-10-22 Sumitomo Chemical Co., Ltd. Thermoplastische Elastomerzusammensetzung und Formkörper für Airbagabdeckungen
JP2009263471A (ja) * 2008-04-24 2009-11-12 Sumitomo Chemical Co Ltd 熱可塑性エラストマー組成物
CN102040778A (zh) * 2010-12-24 2011-05-04 金发科技股份有限公司 一种高填充高热变形温度聚丙烯复合材料及其制备方法
KR20160016580A (ko) * 2014-07-31 2016-02-15 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 열가소성 탄성중합체 조성물 및 이의 성형품
KR102201012B1 (ko) 2014-07-31 2021-01-08 스미또모 가가꾸 가부시끼가이샤 열가소성 탄성중합체 조성물 및 이의 성형품

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5953805B2 (ja) エアバッグカバー用熱可塑性エラストマー組成物およびエアバッグカバー
JP5846501B2 (ja) 高性能の熱可塑性エラストマー組成物
KR102234678B1 (ko) 열가소성 엘라스토머 조성물
US9694522B2 (en) Thermoplastic elastomer composition and composite molded body
WO2014046139A1 (ja) エアバッグ収納カバー
US10858461B2 (en) Thermoplastic elastomer composition and molded body thereof
JP4893054B2 (ja) エアバッグカバー用熱可塑性エラストマー組成物
JP2008045037A (ja) エアバッグカバー成形体
JP5205842B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物およびエアバッグカバー成形体
JP2006257330A (ja) エアバッグカバー用熱可塑性樹脂組成物
JP5776987B2 (ja) リアクター熱可塑性ポリオレフィンエラストマー組成物
JP5262385B2 (ja) 複合成形体
US8669329B2 (en) Thermoplastic elastomer composition, a method for producing a molded body, and a molded body
JP2008045038A (ja) エアバッグカバー成形体
JP2009263470A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP2006248156A (ja) プロピレン系樹脂組成物を用いた自動車内装部品
JP2009155517A (ja) プロピレン系樹脂組成物及びその成形体
JP4341359B2 (ja) プロピレン系重合体組成物
JP5012639B2 (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JP2013142140A (ja) エアバックカバー用熱可塑性エラストマー組成物およびエアバックカバー
JP2006257258A (ja) プロピレン系樹脂組成物を用いた自動車用成形体
JP2006257259A (ja) エアバッグカバー一体型インパネ用樹脂組成物
JP2007131729A (ja) 熱可塑性エラストマー組成物
JPH1067890A (ja) エアバッグ収納カバー用熱可塑性エラストマー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080129

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080131

RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20080514

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120110