JP2006255969A - ラミネート方法及び光メモリの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 傾きを生じさせずに、可撓性を有するシートを液体を介して被貼着部材に効率良くラミネートするラミネート方法、及びこれを用いた光メモリの製造方法を提供する。
【解決手段】 液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内であるクラッド材をガラス基板21の表面に塗布して膜厚が1〜10μmの範囲内の均一な接着層12aを形成する。その後、ローラ33によって、0.01≦P≦0.001×液体粘度V(mPa・s)+0.05の範囲内の押し付け圧力P(MPa)でフイルム15aを接着層12aの一端に向けて押圧し、フイルム15aを押圧した状態でローラ33を0.05〜0.5m/secの範囲内の送り速度で移動させることにより、接着層12aを介してフイルム15aをガラス基板21の表面にラミネートする。
【選択図】 図11

Description

本発明は、可撓性を有するシートを液体を介して被貼着部材の表面にラミネートするラミネート方法、及びこれを用いた光メモリの製造方法に関する。
近年、樹脂製のコア層と、このコア層の上下に積層された樹脂製のクラッド層とからなり、コア層とクラッド層との一方の界面に再生像を得るための情報を含む情報用凹凸部を形成した平面型の光導波路を、1個又は複数個積層させた光メモリ(情報記録媒体)が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような光メモリは、例えば、図15に示すように、コア層101とクラッド層102とが交互に積層されて構成されており、光メモリに記録された情報を読み出す際には、光メモリ100の側部に形成された光導入面103にレンズ104を介して光(例えばレーザ光)を照射し、所望のコア層101に光を導入する。コア層101に導入された光は、界面に形成された情報再生用の凹凸部で散乱しながら伝播する。この時、情報再生用の凹凸部で散乱された散乱光(再生光)は、導入光に対して交差する方向(上下方向)に光メモリ100内を透過し、最終的に光メモリ100の上面及び下面から外部へ放出される。
この例では、光メモリ100の上面から放出された散乱光が結像された画像(再生像)をイメージセンサ105で受光するようにしている。そして、この再生像をデジタル信号化し画像処理を行うことで、凹凸パターンによって光メモリ100に記録された元の情報が復元される。
また、このような光メモリを製造する場合、可撓性を有するシートとして、樹脂シートを基板の上面に接着し、コア層及びクラッド層をこの樹脂シートの上面に交互に積層するとともに、これらの一方の界面に情報再生用の凹凸部を形成し、さらに、最上層にも樹脂シートを接着する。その後、基板の上面に接着された樹脂シートを剥離することにより光メモリを製造している。このような光メモリの製造方法において、基板の上面に接着される樹脂シートに傾きがあると、この樹脂シートの上面に積層されるコア層及びクラッド層に傾き生じるという問題があった。
このような問題を解決するために、特許文献1に記載のラミネート方法では、被貼着部材である基板の上面に液体を塗布して塗布層を形成した後、塗布層の塗布面(基板の上面)と樹脂シートをラミネートする貼着ローラとの間の距離を一定に保ちながら、この貼着ローラを塗布層の一端側から他端側に移動させて、塗布層を介して樹脂シートを基板の上面にラミネートすることにより、塗布層の膜厚を均一にして樹脂シートに傾きが生じないようにしている。
特開2003−227952号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のラミネート方法では、光メモリの製造効率を向上させるために、基板と樹脂シートとの接着面積を大きくしたり、ラミネート速度を上げたりすると、塗布層の膜厚が不均一になったり、塗布層と樹脂シートとの間に気泡が混入したりして、ラミネートされたシートに傾きが生じるという問題があった。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、傾きを生じさせずに、可撓性を有するシートを液体を介して被貼着部材の表面に効率よくラミネートすることが可能なラミネート方法、及びこれを用いた光メモリの製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明のラミネート方法は、可撓性を有するシートを液体を介して被貼着部材の表面にラミネートするラミネート方法において、前記液体として、液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内である液体を用い、この液体を前記被貼着部材の表面に塗布して膜厚が1〜10μmで均一な塗布層を形成し、貼着ローラによって、下記式に示される範囲内の一定の押し付け圧力Pで前記シートを前記塗布層に向けて押圧し、前記シートを押圧した状態で前記貼着ローラを移動させることにより、前記塗布層を介して前記シートを前記被貼着部材の表面にラミネートすることを特徴とする。
0.01≦P≦0.001×V+0.05
P:押し付け圧力(MPa)
V:液体粘度(mPa・s)
また、前記貼着ローラは、0.05〜0.5m/sの送り速度で移動されることが好ましい。
上記課題を解決するために、本発明の光メモリの製造方法は、基板の表面に第1の樹脂シートを接着し、樹脂製のコア層及び樹脂製のクラッド層を交互に積層するとともに、これらの一方の界面に情報再生用の凹凸部を形成し、最上層の上面に第2の樹脂シートを接着した後、前記第1の樹脂シートを前記基板上から剥離して製造される光メモリの製造方法において、液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内である液体を前記基板の表面に塗布して膜厚が1〜10μmで均一な接着層を形成する塗布工程と、
貼着ローラによって、下記式に示される範囲内の一定の押し付け圧力Pで前記第1の樹脂シートを前記接着層に向けて押圧し、前記第1の樹脂シートを押圧した状態で前記貼着ローラを移動させることにより、前記接着層を介して前記第1の樹脂シートを前記基板の表面にラミネートするラミネート工程と、前記接着層を硬化させる硬化工程とを含み、前記接着層を介して前記第1の樹脂シートを前記基板の表面に接着することを特徴とする。
0.01≦P≦0.001×V+0.05
P:押し付け圧力(MPa)
V:液体粘度(mPa・s)
また、液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内である光硬化樹脂の液体を前記コア層または前記クラッド層の表面に塗布して膜厚が1〜10μmで均一な塗布層を形成する塗布工程と、前記凹凸部に対応する凹凸パターンが表面に形成されたスタンパの裏面側から貼着ローラによって前記スタンパを前記押し付け圧力Pで前記塗布層に向かって押圧し、前記スタンパを押圧した状態で前記貼着ローラを移動させることにより、前記スタンパを前記塗布層の表面にラミネートするラミネート工程と、前記ラミネート工程にて前記塗布層の表面にラミネートされた前記スタンパの裏面側から光を照射して前記塗布層を硬化させる照射工程と、前記照射工程にて硬化された前記塗布層から前記スタンパを剥離する剥離工程とをさらに含み、前記凹凸部を前記コア層または前記クラッド層の表面に形成することを特徴とする。
さらに、液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内である光硬化樹脂の液体を前記最上層の表面に塗布して膜厚が1〜10μmで均一な塗布層を形成する塗布工程と、貼着ローラによって、前記第2の樹脂シートを前記塗布層に向かって前記押し付け圧力Pで押圧し、前記第2の樹脂シートを押圧した状態で前記貼着ローラを移動させることにより、前記第2の樹脂シートを前記塗布層の表面にラミネートするラミネート工程と、前記ラミネート工程にて前記塗布層の表面にラミネートされた前記第2の樹脂シートの上面側から光を照射して前記塗布層を硬化させる照射工程とをさらに含み、前記最上層の上面に前記第2の樹脂シートを接着することを特徴とする。
また、前記貼着ローラは、0.05〜0.5m/sの送り速度で移動されることが好ましい。
本発明のラミネート方法によれば、被貼着部材とシートとの接着面積を大きくし、さらに、ラミネート速度を上げても、塗布層とシートとの間に気泡が混入することを防止し、さらに、塗布層の膜厚を均一にすることができる。このため、可撓性を有するシートに傾きを生じさせずに、被貼着部材の表面に塗布層を介してシートを効率良くラミネートすることができる。
本発明の光メモリの製造方法によれば、基板と樹脂シートとの接着面積を大きし、さらにラミネート速度を上げても、樹脂シートに傾きを生じさせずに、基板の上面に塗布層を介して樹脂シートを効率良くラミネートすることができるので、光メモリの製造効率を向上させることができる。
図1は、積層導波路型の光メモリ(以下、光メモリと称する)10の構成を示す断面図である。光メモリ10は、2つのユニット11が接着層12を介して上下に貼り合わされた構成となっている。ユニット11は、コア層13とクラッド層14とがフイルム15a上に交互に積層されており、最上層には、樹脂シートであるフイルム15bが接着されている。
コア層13及びクラッド層14は、紫外線硬化樹脂で形成されており、この紫外線硬化樹脂としては、アクリル系、エポキシ系、チオール系などの樹脂が適当である。コア層13の厚さは、1.0〜1.5μm程度が適当であり、例えば、1.4μmにされている。また、クラッド層14の厚さは、8〜9μm程度が適当であり、例えば、8μmにされている。また、コア層13の屈折率は1.52、クラッド層14の屈折率は1.51にされている。
また、コア層13とクラッド層14との一方の界面には、情報再生用の凹凸部である情報用凹凸部16が形成されている。この情報用凹凸部16は、光メモリ10に記録すべき情報を2次元符号化し、その符号化された情報を元に計算機によって合成されたパターン(計算機ホログラムと称される)が転写されたものである。
また、コア層13は、前述したように、上下に積層されたクラッド層14よりも屈折率が高くされており、1つのコア層13と、その上下に積層された2つのクラッド層14とにより、1つの情報再生用の光導波路17が構成される。ただし、ユニット11の最下層のコア層13aには、情報用凹凸部16が形成されていないので、情報再生用の光導波路としては機能しない。一方、各ユニット11の最上層に形成されたコア層13bの上にはクラッド層14が形成されていないが、その上に接着された樹脂シートであるフイルム15bがクラッド層14と略同一の屈折率(1.51)で形成されているため、最上層のコア層13bは情報再生用の光導波路17として機能する。
なお、図1において、各ユニット11が3層の光導波路17で構成されるように図示したが、これは図を簡略化するためであり、実際には20層程度の光導波路17が積層される。この場合、ユニット11の厚さは、0.4mm程度となる。さらに、図1において、光メモリ10が、2つのユニット11で構成されるように図示したが、これに限るものではなく、例えば、5個のユニット11を積重して接着しても良い。
また、ユニット11は、光導波路17が一定数積層された積層体の上下をフイルム15a,15bで支持して構成されているが、これは、比較的高剛性のフイルム15a,15bによって積層体の反りや撓みを抑えるためである。これにより、ユニット11を上下に積重しても積層体に反りや撓みが発生するのを防止できる。
フイルム15a,15bは樹脂フイルムであり、アートン(登録商標)等の非晶質ポリオレフィン、ポリカーボネート、PET(ポリエチレンテレフタレート)、PEN(ポリエチレンナフタレート)などによって形成されている。また、前述したように、フイルム15a,15bの屈折率は、クラッド層14と略同一であり、その厚さは150μm程度にされている。
また、各ユニット11を接着する接着層12としては、コア層13やクラッド層14に用いられている紫外線硬化樹脂が用いられる。接着層12の屈折率が、フイルム15a,15bの屈折率と大きく異なると、接着層12とフイルム15a,15bとの界面で再生光が反射して、光量やS/N比が低下してしまうことがあるため、接着層12とフイルム15a,15bとの屈折率は略等しくされている。なお、接着層12としては、紫外線硬化樹脂などの光硬化型のものには限られず、熱硬化型、室温硬化型、ホットメルト型、2液混合型の各種の接着剤を用いることが可能であり、材質としては、アクリル系、エポキシ系、シアノアクリレート系、ウレタン系、オレフィン系などが挙げられる。
各ユニット11の端部に形成された光導入面18からコア層13に光が導入されると、導入光は、クラッド層14との界面で反射されながらコア層13を伝播するとともに、一部が情報用凹凸部16によって散乱される。また、光メモリ10を構成するコア層13、クラッド層14、フイルム15a,15b、及び接着層12は、情報用凹凸部16で散乱された散乱光(再生光)の波長に対して透明である。このため、各光導波路18から上下に放出される再生光は、光メモリ10内の各層を透過し、光メモリ10の上面及び下面から外部へ放出される。なお、光導波路18から上下に放出された再生光は、別の光導波路17を横切ることになるが、コア層13とクラッド層14との屈折率の差が極めて小さいので、この再生光が別の光導波路17に形成された情報用凹凸部16で再度散乱されることは殆どなく、外部に結像される再生像に乱れは殆ど発生しない。
以下に、上記構成の光メモリ10の製造方法について図2〜図7を用いて説明する。光メモリ10の製造方法は、前処理工程、積層工程、及び後処理工程の3つに大別される。最初に、前処理工程について説明する。
前処理工程では、ガラス基板21上にフイルム15aを接着させる。以下に、この前処理工程について説明する。最初に、基板としてガラス基板21を用意する。このガラス基板21は、厚さが約0.1mm〜3mm程度、好ましくは約1mm程度のものが用いられ、その上面及び下面は凹凸がなく平坦にされている。なお、基板としては、ガラス基板に限らず、例えば、アートン(登録商標)等の非晶質ポリオレフィンや、ポリカーボネートからなる硬質の基板等を用いても良い。
ガラス基板21の表面には、スピンコータによって、図2(A)に示すように、硬化後の屈折率が1.51の紫外線硬化樹脂であるクラッド材(液体クラッド樹脂)をガラス基板21上に塗布して、接着層12aを形成し、接着層12aの膜厚は、1〜10μm程度、例えば、3μm程度にされる。なお、このクラッド材としては、液体粘度が10〜1000mPa・sの範囲内のものが用いられる。
スピンコータとは、円盤上に設置した基板上に塗布液を塗布し、円盤を回転させることにより均一な厚さの塗布層を形成する塗布装置である。本実施形態においては、ガラス基板21の下面を真空吸着によって円盤上に固定して、ガラス基板21を回転させる。
その後、接着層12a上にフイルム15aがラミネート(貼着)される。以下に、このラミネート方法について詳しく説明する。フイルム15aのラミネートには、図8及び図9に示すラミネート装置30を使用する。なお、図8は、側面側の概略図であり、図9は、正面側の概略図である。
ラミネート装置30は、本体31と、被貼着部材であるガラス基板21を吸着させる吸着盤32とを備えて構成されている。本体31は、略直方体形状を有する筐体である。この本体31の上面は、可撓性を有し、複数の開口が形成されたメッシュ状のシート31aで形成されている。さらに、本体31の側面には、本体31内の空気を排気するためのダクト31bが設けられている。このダクト31bを介して、図示せぬポンプによって本体31内の空気が排気されて減圧され、シート31a上に載置されたものを真空吸着させて固定することができる。
また、本体31内には、貼着ローラであるローラ33と、このローラ33を回転自在に保持する保持部材34と、この保持部材34を移動させる移動機構35とが設けられている。ローラ33は、シート31aの長手方向に対して直交する向きにされており、さらに、外周面がシート31aに対面するように配置されている。また、移動機構35は、シート31aに対して垂直な方向と、シート31aの長手方向と平行な方向とに保持部材35を移動させる。
吸着盤32は、略直方体形状を有する筐体であり、下面32aには、複数の開口が形成されている。さらに、この吸着盤32の側面には、吸着盤32内の空気を排気するためのダクト32bが設けられている。このダクト32bを介して、図示せぬポンプによって吸着盤32内の空気が排気されて減圧され、下面32aの表面に載置されたものを真空吸着させることができる。また、この吸着盤32は、下面32aがシート31aに対面するように配置されている。さらに、この吸着盤32は、上下方向(下面32aに対して垂直な方向)に移動自在に設けられており、本体31との間隔を調整可能である。
次に、上記構成のラミネート装置30を用いて、接着層12aを介してガラス基板21の上面にフイルム15aをラミネートする方法について、図10及び図11を用いて説明する。前述したように、ガラス基板21の表面には、クラッド材が塗布されて接着層12aが形成されている。その後、ガラス基板21の向きを上下逆、つまり、接着層12aを下向き(シート31aに対面する向き)にして、ガラス基板21の裏面を吸着盤32の下面32aに真空吸着させる。この時、接着層12aは、クラッド材で形成されており、このクラッド材は、液体粘度が10〜1000mPa・sの範囲内であるので、接着層12aの膜厚が変化することはない。
さらに、フイルム15aをシート31aの上に真空吸着させる。その後、フイルム15aと接着層12aとが接触せず、これらの間に所定の間隙(例えば、数mm程度)が形成されるように、吸着盤32の位置を調整する。
移動機構35は、保持部材34をシート31aに向かって(シート31aに対して垂直上方)に移動させ、図10に示すように、シート31aを介して、ローラ33によってフイルム15aを押し上げ、フイルム15aを接着層12aの一端に押し付ける。この時、押し付け圧力Pは、下記式1の範囲内にされる。
(式1) 0.01≦P≦0.001×V+0.05(10≦V≦1000)
P:押し付け圧力(MPa)
V:液体粘度(mPa・s)
また、クラッド材の液体粘度Vは、10〜1000mPa・sの範囲内であるので、図12に示すグラフにおいて、押し付け圧力P(MPa)は、ハッチングを施した範囲内となる。
その後、押し付け圧力Pでフイルム15aを押圧した状態のまま、移動機構35が、図11に示すように、保持部材34をシート31aの長手方向と平行な方向に移動させながら、ローラ33によって押圧された部分からフイルム15aを順次貼着していく。この時、ローラ33は、0.05〜0.5m/secの範囲内の送り速度で移動される。
ローラ33が、接着層12aの一端側から他端側まで移動すると、フイルム15aが、図2(B)に示すように、接着層12aを介して、フイルム15aがガラス基板21の上面にラミネート(貼着)される。このように、ローラ33によってフイルム15aを図12に示す範囲内の押し付け圧力Pで押圧しながらラミネートを行うことにより、接着層12aとフイルム15aとの間に気泡が混入することなく、接着層12aの膜厚を均一に保ちながらフイルム15aをラミネート(貼着)することができる。
フイルム15aを接着層12a上にラミネートした後、紫外線を照射するUV照射装置によって、図2(C)に示すように、フイルム15aの上面に向けて紫外線(UV光)を照射する。このUV照射装置は、装置内に窒素が充填された状態で紫外線を照射する窒素パージ式UV照射装置であり、ガラス基板21を搬送しながら、フイルム15aに向かって紫外線を照射する。このフイルム15aは、紫外線に対して透過性を有しており、フイルム15aを透過した紫外線が接着層12aに照射されて硬化する。このため、フイルム15aが、接着層12aを介してガラス基板21上に接着される。これにより、前処理工程が終了する。
なお、紫外線硬化樹脂であるクラッド材を用いて、接着層12aを形成するように説明したが、これに限るものではなく、液体粘度Vが10〜1000mPa・sの範囲内の液体であれば良い。例えば、紫外線以外の波長域の光に対して硬化性を有する液体を使用しても良いし、熱硬化型の液体を用いても良い。
次に、積層工程について説明する。積層工程では、ガラス基板21の表面に接着されたフイルム15a上にコア層13及びクラッド層14を交互に積層する。以下に、この積層工程について説明する。
積層工程では、最初に、硬化後の屈折率が1.52の紫外線硬化樹脂であるコア材(液体コア樹脂)をフイルム15a上に塗布して、フイルム15aの表面にコア層13aを形成する。この時、コア層13aの膜厚は、1.4μm程度にされる。なお、このコア材は、前述のクラッド材と同様に、液体粘度が10〜1000mPa・sの範囲内のものが使用される。
その後、ガラス基板21が、UV照射装置に移動される。このUV照射装置は、装置内に窒素が充填された状態で紫外線を照射する窒素パージ式UV照射装置であり、ガラス基板21を搬送しながら、図3(A)に示すように、コア層13aに対して紫外線を照射して硬化させる。
その後、スピンコータによって、クラッド材をコア層13aの表面に塗布して、図3(B)に示すように、塗布層であるクラッド層14を形成する。なお、クラッド層14の膜厚は、8μm程度にされる。その後、クラッド層14上にスタンパ36がラミネートされる。
スタンパ36のラミネートにも、前述のラミネート装置30が使用される。以下に、スタンパ36のラミネートについて説明する。前述したように、ガラス基板21の表面には、コア層13aと、このコア層13a上にクラッド材の塗布層であるクラッド層14が形成されている。その後、前述のフイルム15aのラミネートと同様に、図13に示すように、ガラス基板21の向きを上下逆、つまり、クラッド層14を下向きにして、ガラス基板21の裏面を吸着盤32の下面32aに吸着させる。
さらに、スタンパ36をシート31aの上に真空吸着させる。このスタンパ36は、紫外線に対して透過性を有し、かつ可撓性を有するフイルム状の樹脂材で形成されている。このスタンパ34の表面には、情報用凹凸部16に対応する凹凸パターン36aが形成されている。この凹凸パターン36aの高さは、0.1μm程度にされている。なお、スタンパ36をシート31a上に真空吸着する際は、スタンパ36の裏面がシート31aに対面し、凹凸パターン36aが形成された表面がクラッド層14に対面するように真空吸着させる。その後、スタンパ36とクラッド層17とが接触せず、これらの間に所定の間隙(例えば、数mm程度)が形成されるように、吸着盤32の位置を調整する。
吸着盤32の位置調整が終了すると、移動機構35は、保持部材34をシート31aに向かって(シート31aに対して垂直上方)に移動させ、シート31aを介して、ローラ33によってスタンパ36をクラッド層14の一端に押し付ける。この時、押し付け圧力Pは、前述の図12のグラフで示す範囲内にされる。
その後、押し付け圧力Pでスタンパ36を押圧した状態のまま、移動機構35が、図13に示すように、保持部材34をシート31aの長手方向と平行な方向に移動させながら、ローラ33によって押圧された部分からスタンパ36をクラッド層14の表面に順次貼着していく。この時、ローラ33は、0.05〜0.5m/secの範囲内の送り速度で移動される。ローラ33が、クラッド層14の一端側から他端側に移動すると、図3(C)に示すように、スタンパ36がクラッド層14の表面にラミネートされる。
前述のように、ローラ33によって、前述の範囲内の押し付け圧力Pでスタンパ36を押圧しながら、スタンパ36をクラッド層14の表面にラミネートすることにより、クラッド層14とスタンパ36との間に気泡が混入することなく、クラッド層14の膜厚を均一に保ったままラミネート(貼着)することができる。
その後、クラッド層14上にスタンパ36がラミネートされたまま、ガラス基板21を搬送させながら、図4(A)に示すように、スタンパ36の裏面側から紫外線を照射する。この時、スタンパ36は紫外線を透過するので、スタンパ36を透過した紫外線がクラッド層14に照射されてクラッド層14が硬化する。
クラッド層14が硬化された後、図4(B)に示すように、クラッド層14の上面にラミネートされているスタンパ36を剥離する。これにより、スタンパ36の表面に形成された凹凸パターン36aが、図4(C)に示すように、クラッド層14の表面に転写されて情報用凹凸部16が形成される。なお、この凹凸部の高さは、0.1μm程度で形成される。なお、紫外線硬化樹脂を完全に硬化させると、スタンパ36をクラッド層14から剥離しにくくなるので、紫外線を照射してクラッド層14を不完全に硬化させた状態でスタンパ36を剥離し、その後、再び紫外線を照射してクラッド層14を完全に硬化させても良い。
以上の工程によって、コア層13と、情報用凹凸部16が上面に形成されたクラッド層14とが積層されて、1回の積層工程が終了する。その後、前述と同様の積層工程が繰り返し行われて、図5に示すように、複数の光導波路17が積層される。この積層工程は、例えば、20回繰り返して行われて、コア層13と、情報用凹凸部16が形成されたクラッド層14とが20組積層される。
次に、後処理工程について説明する。後処理工程では、最初に、スピンコータによって、図6(A)に示すように、積層工程で積層された最上層のクラッド層14の上面にコア材が塗布されてコア層13bが形成される。
その後、コア層13bの上面にフイルム15bがラミネートされる。以下に、フイルム15bのラミネートについて説明する。前述のように、コア材の塗布層であるコア層13bを形成した後、前述のフイルム15aのラミネートと同様に、ガラス基板21の向きを上下逆、つまり、コア層13bを下向きにして、ガラス基板21の裏面を吸着盤32の下面32aに真空吸着させる。
さらに、フイルム15bをシート31a上に真空吸着させる。その後、フイルム15bとコア層13bとが接着せず、フイルム15bとコア層13bとの間に所定の間隙(例えば、数mm程度)が形成されるように、吸着盤32の位置を調整する。移動機構35は、保持部材34をシート31aに向かって(シート31aに対して垂直方上方)に移動させ、シート31aを介して、ローラ33によってフイルム15bをコア層13bの一端に押し付ける。この時、押し付け圧力Pは、図12のグラフで示される範囲内にされる。
その後、前述の押し付け圧力Pでフイルム15bを押圧した状態のまま、移動機構35が、図14に示すように、保持部材34をシート31aの長手方向と平行な方向に移動させながら、ローラ33によって押圧された部分からフイルム15bをコア層13bの上面に順次貼着していく。この時、ローラ33は、0.05〜0.5m/secの範囲内の送り速度で移動される。
ローラ33が、コア層13bの一端側から他端側に移動すると、フイルム15bがクラッド層14の上面にラミネート(貼着)される。このように、ローラ33によってフイルム15bを前述の範囲内の押し付け圧力Pで押圧しながらラミネートを行うことにより、コア層13bとフイルム15bとの間に気泡が混入することなく、コア層13bの膜厚を均一に保ったまま、フイルム15bをラミネート(貼着)することができる。
このフイルム15bには、ガラス基板21を搬送しながら、図6(B)に示すように、UV照射装置によって、紫外線が照射されてコア層13bが硬化する。これにより、コア層13bによってフイルム15bが接着される。
その後、スピンコータにより、クラッド材をフイルム15b上に塗布して接着層12bを形成し、窒素パージ式のUV照射装置によって、図6(C)に示すように、紫外線が照射されて接着層12bが硬化される。
また、図7(A)に示すように、ユニット11がガラス基板21から剥離され、さらに、図7(B)に示すように、ユニット11の両端部が切断される。その後、2つのユニット11を積重して、加圧及び加熱を施すことにより、図7(C)に示すように、接着層12を介して互いのユニット11を接着させる。
この貼り合わせは、例えば、4回繰り返して行われて5個のユニット11が積重されて接着される。これにより、5個のユニット11で構成される光メモリ10が完成する。各ユニット11は、20層の光導波路17を有しているので、この光メモリ10は、合計100層の光導波路17を有する。
なお、本実施形態において、吸着盤32が上側に配置され、本体31が下側に配置されて構成されるラミネート装置30を例に説明したが、これに限るものではなく、吸着盤32を下側に配置し、本体31を上側に配置してラミネート装置30を構成しても良い。
また、本実施形態において、液体として紫外線硬化樹脂を用いる場合を例に説明したが、これに限るものではなく、本発明のラミネート方法は、液体粘度Vが10〜1000mPa・sの範囲内の液体であれば良い。
さらに、本実施形態において、シートとして樹脂製のフイルムを用いる場合を例に説明したが、これに限るものではなく、可撓性を有するシートであれば他のものでも良い。
また、本実施形態において、0.05〜0.5m/secの範囲内の送り速度で貼着ローラ33を移動させるように説明したが、この範囲外の速度で貼着ローラ33を移動させても良い。
さらに、本実施形態において、塗布手段としてスピンコータを用いる場合を例に説明したが、これに限るものではなく、ブレードコート法、グラビアコート法、ダイコート法等の塗布方法を用いる塗布装置でも良い。
また、上記実施形態において、クラッド層14の上面に情報用凹凸部16を形成する場合を例に説明したが、これに限るものではなく、コア層13の上面に情報用凹凸部16を形成しても良い。
ガラス基板の上面に液体を介してフイルム(PET:ポリエチレンテレフタレート製)をラミネートする実験1〜実験4を行った。これらの実験では、スピンコータによって、ガラス基板の表面に液体を塗布して、膜厚が8μmの塗布層を形成し、その後、前述のラミネート装置30を用いて、この塗布層上にフイルムをラミネートした。なお、0.05〜0.5m/secの範囲内の送り速度でローラを移動させてラミネートを行った。また、ガラス基板及びフイルムとして下記のサイズのものを使用した。
(ガラス基板)300mm×300mm×t1.6mm
(フイルム) 300mm×300mm×t0.1mm
なお、表1に示すように、実験1〜実験4では、液体粘度V及び押し付け圧力Pの条件を下記のように変更して実験を行った。
(実験1)液体粘度V=300mPa・s
押し付け圧力P=0.3MPa
(実験2)液体粘度V=30mPa・s
押し付け圧力P=0.07MPa
(実験3)液体粘度V=900mPa・s
押し付け圧力P=0.9MPa
(実験4)液体粘度V=30,300,900mPa・s
押し付け圧力P=0.015MPa
これらの実験1〜実験4では、塗布層とフイルムとの間に気泡が混入することなく、塗布層の膜厚を均一に保ったまま、フイルムを塗布層の上面にラミネートすることができた。
比較例
さらに、表1に示すように、比較例として比較実験1〜比較実験4を行った。比較実験1では、実験1の条件から押し付け圧力Pのみを0.4MPaに変更して実験を行った。比較実験2では、実験2の条件から押し付け圧力Pのみを0.08MPaに変更して実験を行った。比較実験3では、実験3の条件から押し付け圧力Pのみを1.0MPaに変更して実験を行った。比較実験4では、実験4の条件から押し付け圧力Pのみを0.005MPaに変更して実験を行った。比較実験5では、実験1の条件から液体粘度Vのみを5,1500Pa・sに変更して実験を行った。
比較実験1〜比較実験3では、塗布層とフイルムとの間に気泡が混入することはなかったが、塗布層の一部の膜厚が薄くなるという問題が発生した。また、比較実験4では、それぞれの液粘度V(30,300,900mPa・s)において、塗布層とフイルムとの間に気泡が混入して、さらに、塗布層の一部の膜厚が薄くなるという問題が発生した。
比較実験5では、液体粘度Vが5mPa・sの場合、ガラス基板上に塗布した液体が流れてしまうため、フイルムをラミネートすることができず、さらに、液体粘度Vが1500mPa・sの場合、ガラス基板上に塗布した液体中に気泡が多いため、フイルムをラミネートすることができなかった。
このように、実験1〜実験4では、押し付け圧力Pが前述の式1で示される範囲内にされており、また、液体粘度Vも10〜1000mPa・sの範囲内であり、これらの条件を満たしていれば、接着面積が300mm×300mmと比較的大きく、さらに、0.05〜0.5m/secという比較的速い送り速度でローラを移動させても、塗布層とフイルムとの間に気泡が混入することなく、塗布層の膜厚を均一に保ったまま、フイルムを塗布層の上面にラミネートできることが確認できた。
また、比較実験1〜比較実験4では、押し付け圧力Pが前述の式1で示される範囲外にされており、この範囲外の押し付け圧力Pでは、塗布層の膜厚が薄くなるという問題や、ガラス基板とフイルムとの間に気泡が混入するという問題が発生することが確認できた。
さらに、比較実験5では、液体粘度Vが10〜1000mPa・sの範囲外であり、膜厚が均一な塗布層を形成できず、フイルムをラミネートできないことが確認できた。
Figure 2006255969
光メモリの構成を示す断面図である。 光メモリの前処理工程を説明する断面図である。 光メモリの積層工程を説明する断面図である。 光メモリの積層工程を説明する断面図である。 積層工程終了後の積層状態を示す断面図である。 光メモリの後処理工程を説明する断面図である。 光メモリの後処理工程を説明する断面図である。 ラミネート装置の構成を示す側面側の概略図である。 ラミネート装置の構成を示す正面側の概略図である。 フイルムのラミネート方法を示す正面側の概略図である。 フイルムのラミネート方法を示す側面側の概略図である。 押し付け圧力の範囲を示すグラフである。 スタンパのラミネート方法を示す側面側の概略図である。 フイルムのラミネート方法を示す側面側の概略図である。 従来の光メモリとその動作原理を説明する斜視図である。
符号の説明
10 光メモリ
11 ユニット
12 接着層
13 コア層
14 クラッド層
15a,15b フイルム
16 情報用凹凸部
21 ガラス基板
30 ラミネート装置
31 本体
32 吸着盤
33 ローラ
34 保持部材
35 移動機構

Claims (6)

  1. 可撓性を有するシートを液体を介して被貼着部材の表面にラミネートするラミネート方法において、
    前記液体として、液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内である液体を用い、この液体を前記被貼着部材の表面に塗布して膜厚が1〜10μmで均一な塗布層を形成し、貼着ローラによって、下記式に示される範囲内の一定の押し付け圧力Pで前記シートを前記塗布層に向けて押圧し、前記シートを押圧した状態で前記貼着ローラを移動させることにより、前記塗布層を介して前記シートを前記被貼着部材の表面にラミネートすることを特徴とするラミネート方法。
    0.01≦P≦0.001×V+0.05
    P:押し付け圧力(MPa)
    V:液体粘度(mPa・s)
  2. 前記貼着ローラは、0.05〜0.5m/sの送り速度で移動されることを特徴とする請求項1記載のラミネート方法。
  3. 基板の表面に第1の樹脂シートを接着し、樹脂製のコア層及び樹脂製のクラッド層を交互に積層するとともに、これらの一方の界面に情報再生用の凹凸部を形成し、最上層の上面に第2の樹脂シートを接着した後、前記第1の樹脂シートを前記基板上から剥離して製造される光メモリの製造方法において、
    液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内である液体を前記基板の表面に塗布して膜厚が1〜10μmで均一な接着層を形成する塗布工程と、
    貼着ローラによって、下記式に示される範囲内の一定の押し付け圧力Pで前記第1の樹脂シートを前記接着層に向けて押圧し、前記第1の樹脂シートを押圧した状態で前記貼着ローラを移動させることにより、前記接着層を介して前記第1の樹脂シートを前記基板の表面にラミネートするラミネート工程と、
    前記接着層を硬化させる硬化工程とを含み、
    前記接着層を介して前記第1の樹脂シートを前記基板の表面に接着することを特徴とする光メモリの製造方法。
    0.01≦P≦0.001×V+0.05
    P:押し付け圧力(MPa)
    V:液体粘度(mPa・s)
  4. 液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内である光硬化樹脂の液体を前記コア層または前記クラッド層の表面に塗布して膜厚が1〜10μmで均一な塗布層を形成する塗布工程と、
    前記凹凸部に対応する凹凸パターンが表面に形成されたスタンパの裏面側から貼着ローラによって前記スタンパを前記押し付け圧力Pで前記塗布層に向かって押圧し、前記スタンパを押圧した状態で前記貼着ローラを移動させることにより、前記スタンパを前記塗布層の表面にラミネートするラミネート工程と、
    前記ラミネート工程にて前記塗布層の表面にラミネートされた前記スタンパの裏面側から光を照射して前記塗布層を硬化させる照射工程と、
    前記照射工程にて硬化された前記塗布層から前記スタンパを剥離する剥離工程とをさらに含み、
    前記凹凸部を前記コア層または前記クラッド層の表面に形成することを特徴とする請求項3記載の光メモリの製造方法。
  5. 液体粘度Vが10mPa・s≦V≦1000mPa・sの範囲内である光硬化樹脂の液体を前記最上層の表面に塗布して膜厚が1〜10μmで均一な塗布層を形成する塗布工程と、
    貼着ローラによって、前記第2の樹脂シートを前記塗布層に向かって前記押し付け圧力Pで押圧し、前記第2の樹脂シートを押圧した状態で前記貼着ローラを移動させることにより、前記第2の樹脂シートを前記塗布層の表面にラミネートするラミネート工程と、
    前記ラミネート工程にて前記塗布層の表面にラミネートされた前記第2の樹脂シートの上面側から光を照射して前記塗布層を硬化させる照射工程とをさらに含み、
    前記最上層の上面に前記第2の樹脂シートを接着することを特徴とする請求項3または請求項4記載の光メモリの製造方法。
  6. 前記貼着ローラは、0.05〜0.5m/sの送り速度で移動されることを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか記載の光メモリの製造方法
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