JP2006254663A - モータ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型モータであってもモータケースと取付用プレートとを溶接可能にする。
【解決手段】 開口部46を設けたモータケース37と、該モータケース37を取り付ける取付用プレート45とを有するモータ1において、モータケース37の開口部46断面の取付用プレート45と接する平面と取付用プレート45の平面とがレーザ溶接により固定される。
【選択図】図8

Description

本発明はモータに関する。さらに詳述すると、本発明はモータケースの溶接に関する。
図10に示すように、モータのモータケース100と該モータケース100を取り付ける取付用プレート101とを固着するために、スポット溶接やレーザ溶接が採用されている。例えばスポット溶接をする場合は、モータケース100に3箇所以上の凸部を形成し、取付用プレート101に加圧しながら通電することで凸部が溶解して溶接される。
ここで、凸部は取付用プレート101に設けることも可能ではあるが、取付用プレート101は顧客ごとのカスタムパーツであるために機種ごとに凸部形状がばらつく原因となり溶接が安定しなくなってしまう。このため、共通部品であるモータケース100に凸部を設けるようにしている。
一方、近年ではモータの小型化が進み、直径5mm程度のモータも開発されている。
特開2004−112985号公報
しかしながら、上述したスポット溶接を利用したモータでは、特にモータ径が6mm未満になるとモータケース100あるいは取付用プレート101に凸部を精度良く加工することが困難であるため、取付用プレート101を固着することが困難になっている。
また、レーザ溶接ではモータケース100の絞りR面101aと取付用プレート101との溶接になるので、モータケース100の絞りR面101aの影響で溶接部分でのレーザの焦点合わせが難しく溶接が不安定になって量産性を図れなくなってしまう。
そこで、本発明は小型モータであってもモータケースと取付用プレートとを溶接可能なモータを提供することを目的とする。
かかる目的を達成するため、請求項1記載の発明は、開口部を設けたモータケースと、該モータケースを取り付ける取付用プレートとを有するモータにおいて、モータケースの開口部断面の取付用プレートと接する平面と取付用プレートの平面とがレーザ溶接により固定されるようにしている。
したがって、モータケースの開口部にレーザを照射するので、モータケースのR面などの形状の影響を受けなくなると共にモータケースに対して垂直方向および水平方向からレーザ照射が可能になる。よって、溶接部分でのレーザの焦点合わせが簡単になるので、レーザの焦点が合わないことに起因するモータケースや取付用プレートの偏った溶接を防止することができる。さらに、平面同士が溶接されるので安定した溶接を確保することができる。
上述したように、請求項1記載のモータによれば、溶接部分でのレーザの焦点合わせが簡単になるので、レーザの焦点が合わないことに起因するモータケースや取付用プレートの偏った溶接を防止することができ、モータケースや取付用プレートの変形を防止してモータ製造時の歩留まりを良好にすることができる。
さらに、平面同士が溶接されるので安定した溶接を確保することができる。よって、モータの精度や強度を高めることができる。
(モータの構造)
図1は、本発明が適用されるPM(永久磁石)型ステッピングモータの要部の断面図である。
図2は、図1に示すステッピングモータ1のステータ部3の構造を示す説明図である。
(モータの構成)
図1に示す本実施の形態に係るステッピングモータ1は、回転軸21とロータマグネット(永久磁石)22とを有するロータ部2と、このロータマグネット22と間隙を介して対向配置されたステータ部3とを有しており、回転軸21は軸受4で回転自在に支持されるとともに回転軸21の一端に当接するバネ部材5により軸線方向にバネ付勢されている。尚、回転軸21の他端側の支持は、図示していない軸受4とは別の軸受により回転自在に支持されている。この別の軸受は、例えば第1のステータコア31の出口端開口あるいは取付プレートの内側の開口付近に設けるか、あるいは回転軸21の先端部分に図示しないケーシングを介して設けられている。
ロータ部2を構成する回転軸21には、ロータマグネット22が回転軸21上に接着により固定されており、ロータマグネット22は略円筒状した永久磁石で構成されている。
また、ロータマグネット22には、その軸方向の両端面に、円形の凹所が形成されており、これら凹所を形成することによって、ロータマグネット22自体をさらに軽量化させている。このように、軽量化することによって、ロータマグネット22の慣性モーメントを少なくしている。
回転軸21の他端は、ステッピングモータ1の回転を出力するように延長された出力軸となっている。
ステータ部3は、第1のステータコア31と、この第1のステータコア31と背中合わせに固定される第2のステータコア32によって2相構造に構成されている。
第1および第2のステータコア31、32は、それぞれ複数の極歯が交互に入り組むように構成されている。これらの極歯の外周部および極歯間の菊座は面取り加工されている。このため、極歯のバリによる空芯コイル33,34の絶縁不良を低減させることができる。ここでの面取り加工によりバリの大きさは0.03mm以下にすることが好ましい。
第1のステータコア31における各極歯の外周には、円環状の空芯コイル33が配置されており、同様に、第2のステータコア32における各極歯の外周には、円環状の空芯コイル34が配置されている。
この円環状の空芯コイル33、34の表面全体には、絶縁性を高める絶縁膜50が形成されている。
さらに、第1のステータコア31と空芯コイル33との間には、絶縁性シート40が介在しており、本実施の形態では、絶縁性シート40は接着剤を用いて第1のステータコア31及び空芯コイル33に固着されている。
同様に、第2のステータコア32と空芯コイル34との間には、絶縁性シート40が接着剤を用いて固着されている。
このステッピングモータ1は、ステータコア31,32と、該ステータコア31,32に組み付けられる空芯コイル(駆動コイル)33,34と、該空芯コイル(駆動コイル)33,34の巻線の端末33a,34aが巻き付けられる複数の端子ピン36とが設けられた端子台35とを有するものであって、図3および図4に示すように端子台35の嵌合部35aがステータコア31,32の嵌合部31b,32bに嵌合すると共に、端子台35と駆動コイル33,34との間には隙間41が設けられている。
端子台35の嵌合部35aは透孔とされている。また、ステータコア31,32の嵌合部31b,32bは嵌合部35aに圧入される突起からなる。これにより、簡易な組立が可能になると共に端子台35の倒れ防止を図ることができる。図5に示すように、端子ピン36は金属製のL字形状のピンからなる。そして、端子ピン36は液晶ポリマーから成る絶縁材と共にインサート成形されて端子台35として形成される。液晶ポリマーを利用することにより高い耐熱性を得ることができる。
端子ピン36は正方形状に配置されている。これにより、従来のように直線状に配置する場合に比べて端子台35のモータ周方向の長さを短くすることができるので、モータ1の小型化を図ることができる。
各端子ピン36はモータ1の径方向と平行方向に向けて設けられている。各端子ピン36の基部36aはモータ1の軸方向に向けて設けられると共に端子台35から僅かに突出している。このため、基部36aに対しても配線が可能になるので、例えば設置スペースの関係で端子ピン36に配線できない時でも基部36aに配線することができる。また、モータ1を装置に設置した後であっても基部36aを利用してモータ1の電気特性の確認をすることができる。さらに、端子ピン36がL字形状であるので抜けに対する強度が極めて強い。
また、ステータコア31,32の嵌合部31b,32bに嵌合される側の端子台35の嵌合部35a周辺には複数の突起42が形成されている。これにより、図5(a)に示すように巻線の端末33a,34aがモータケース37の巻線を出すための透孔のエッジに当接することを防止して、エッジによる断線防止を図ることができる。また、突起42がモータケース37のエッジに引っ掛かることにより端子台35の倒れ防止を図ることができる。
さらに、端子台35の端子ピン36の周辺には段部43が形成されると共に、巻線の端末33a,34aが段部43に這わせて端子ピン36に巻き付けられている。よって、図6および図4に示すように、巻線の端末33aは段部43の中で端子ピン36に達するので、後にFPC44などを取り付けたとしても巻線の端子ピン36に達する直前の部分33bが干渉することが無い。これにより、当該部分33bがFPC44により切断される虞がなく、モータ1を取り付ける時の歩留まりを上げることができる。
さらに、第1のステータコア31は別の第1のステータコア37に収納されており、同様に、第2のステータコア32は別の第2のステータコア38に収納されている。
なお、本実施の形態では、別の第1のステータコア37は、モータケースとしても機能しており、以下では第1のモータケース37とする。同様に、別の第2のステータコア38は、第2のモータケース38として記載する。
第1および第2のステータコア31、32及び第1のモータケース37、第2のモータケース38は、図1に示すように、回転軸21の軸線と同心上に配設され、溶着により固着されている。
ここで、このモータ1は、図7および図8に示すように開口部46を設けたモータケース37と、該モータケース37を取り付ける取付用プレート45とを有するものであって、モータケース37の開口部46断面の取付用プレート45と接する平面と取付用プレート45の平面とがレーザ溶接により固定されている。
第1のモータケース37は、絞り加工により底付きの円筒形状に形成され、周側面の向き合う2面を軸方向に剪断して底面37aが小判型になるように形成されている。また、取付用プレート45はモータケース37の底面37aより十分大きいものとしている。そして、図8に示すように、モータケース37の底面37aと取付用プレート45との段差部分に対して軸方向に沿った方向からレーザ溶接を行う(図中符号47は溶接箇所)。溶接箇所47の位置や数は適宜設定することができる。
本実施の形態では、図1及び図2に示すように、第1のステータコア31と第1のモータケース37とで形成される軸線方向の長さXと、空芯コイル33の軸線方向の長さYと、絶縁性シート40の厚さZとの関係は、X>Y+Zとなるようにする。
第1のモータケース37の軸線方向の端面と、この端面に対向する空芯コイル40の端面との間には絶縁性を確保するために隙間Sが形成されている。第2のモータケース38と空芯コイル34との軸線方向には、同様に隙間Sが形成されている。
軸受4は、潤滑性を有する樹脂で形成されており、回転軸21の一端をラジアル方向に回転自在に支持している。
ラジアル方向を支持する軸受4には、挿通する回転軸21を支持する軸受部と、第2ステータコア32の内径に圧入固定する圧入部と、外周部の一部が径方向に突出したつば部とが形成されている。
軸受4の上記軸受部は、ロータマグネット22に形成した凹所に入り込むように配置され、ステッピングモータ1全体の軸方向の寸法を抑えている。
さらに、上記軸受部の内径は、回転軸21の外径に比べて、クリアランスを形成できる程度の大きさとなっている。
また、軸受4の上記つば部は、第2のステータコア32上に載置されて軸線方向への位置決めが行われている。
バネ部材5は、1枚の金属板から形成され、回転軸21の一端に当接するバネ片と、中心孔とが設けられている。
また、バネ部材5は、第2のモータケース38に溶着されて固定されている。
ばね部材5の上記バネ片は、回転軸21の一端に当接し、回転軸21を軸線方向にバネ付勢している。
つぎに、ステータ部を構成する空芯コイルおよび絶縁性シートについて図2を用いて説明する。
なお、本実施の形態では、ステータ部3は、2組で構成されているが、同じ構造であるので、ここでは第1のステータコア31について説明し、第2のステータコア32の説明は省略する。
第1のステータコア31に嵌合される空芯コイル33は、複数回巻回されたコイル巻線の表面全体に絶縁膜50が塗布されたものである。
上記コイル巻線は、その表面に薄い自己融着層が形成されており、熱を加えることで自己融着層が溶けて隣接するコイル巻線同士を固着するようになっている。
また、複数回巻回されたコイル巻線の表面全体に形成される絶縁膜50は、本実施の形態ではポリアミドイミド樹脂を主体とする塗料となっている。
この空芯コイル33の製造はつぎのとおりである。
まず、上記コイル巻線が、巻芯となる棒材に、巻始め端33aと巻終わり端33aとが巻回層の表面に露出するようにして、所定のモータトルクを得られる回数巻回される。
なお、巻芯となる棒材は、その外径は第1のステータコア31に形成された複数の極歯で構成する外周とほぼ同じ径としている。
巻線は、巻回しの最中に外部より熱風を吹き付け、巻回しと同時に自己融着させ、巻芯上に巻回されたコイル巻線同士を接着させる。融着後、巻芯である棒材を引き抜き、巻回されたコイル巻線は空芯コイル33に形成される。
なお、巻線の自己融着は、巻回後、巻始め端33aと巻終わり端33aとの間に所定の電圧を印加させ、コイル巻線に電流を流し、発熱させてコイル巻線の表面の自己融着層を融着固化し、巻芯上に巻回されたコイル巻線同士を接着しても良い。
つぎに、空芯コイル33の表面にディッピング塗装により絶縁膜50を形成する。
簡単に説明すれば、ディッピング塗装は、空芯コイル33をポリアミドイミド樹脂を主体とする塗料槽の中に浸漬して、引き上げてエアーブローを用いて塗料を吹き飛ばし、乾燥させるようになっている。上記工程を所定の膜厚、例えば、本実施の形態では30μm程度の膜厚が確保されるまで繰り返し実施する。絶縁膜の厚さは、空芯コイルが嵌合、若しくは固着されるステータコアのバリやひけの大きさ以上あることが好ましい。他方、絶縁膜を厚くするとコイルが大型化するので100μm以下であることが好ましい。
空芯コイル33の軸線方向の端面33hには、第1のステータコア31の端面31aとの間に絶縁性シート40が介在されている。
絶縁性シート40は、リング形状であるとともに、本実施の形態では、その材質はポリエチレンテレフタレートである。本実施例では、その厚みは16μmであるが、その耐圧電圧は100V以上と良好な絶縁性能を確保できる。
絶縁性シート40は、絶縁膜50に比べて靭性を有している。
さらに、本実施の形態では、絶縁シート40の内径は、第1のステータコア31の複数の極歯の外周とほぼ同じ径となっているとともに、その外径は、第1のステータコア31の外径よりも小さい径となっている。
第1のステータコア31の外径よりも小さくすることで、第1のステータコア31と第2のステータコア32とを溶着する際、邪魔にならないようになっている。
さらに、空芯コイル33、絶縁性シート40、第1のステータコア31は接着剤を用いて固定されている。固定することで、空芯コイル33が軸線方向に移動して、軸線方向に対向する第1のモータケース37の端面に接触することを防止できるようになっている。
また、ディッピング塗装では、空芯コイル33の外周面33bおよび内周面33cに比べて角部33d〜33gは塗料がつきにくく、エアーブローをかけることで吹き飛ばされる易くなっている。そのため、これら角部33d〜33gは外周面33bや内周面33cと比べて膜厚が薄くなることもある。
すなわち、第1のステータコア31の端面31aにバリ等が残っている場合、また、第1のステータコア31の複数の極歯の根元部分がR形状となっていることで、空芯コイル33を嵌合する場合に、そのバリやR部に押され、絶縁膜50がはがれて、コイル巻線と第1のステータコア31とが短絡したり、コイル巻線が断線する虞がある。
しかし、絶縁性シート40を介在することで、絶縁性シート40が絶縁膜50に比べて靭性を有しているので、第1のステータコア31に生じたバリに接した場合でも、破れることなく、バリを覆いかぶせるようになっている。
このため、絶縁性シート40は、空芯コイル33の端面33h(角部を含む)の絶縁膜50の厚みを補うようになっており、第1のステータコア31との絶縁を確保することができるようになっている。
上述したステッピングモータ1を組み立てる際は、図2に示すように第1のモータケース37(または第2のモータケース38)を取り外した第1のステータコア31(または第2のステータコア32)に絶縁性シート40を接着剤で固着する。
接着後、空芯コイル33(または空芯コイル34)を第1のステータコア31(または第2のステータコア32)の極歯の外周に嵌合し、空芯コイル33を接着固定する。そして、各ステータコア31,32の嵌合部31b,32bに端子台35を圧入して仮止めする。また、各コイル33,34の端末33a,34aを端子ピン36に巻き付ける。
つぎに、第1のモータケース37(または第2のモータケース38)を取り付けてステータ部3が組み立てられる。このステータ部3は、図1に示すようにロータマグネット22と間隙を介して対向配置されて組みつけられる。ここで、モータケース37,38に端子台35を接着して本止めする。
なお、ステッピングモータ1の組み付けについては、従来公知のステッピングモータ等と同じであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
(他の実施の形態)
なお、上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるがこれに限定されるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形実施可能である。
例えば本実施形態ではレーザ溶接を軸方向に沿った方向から行っているが、これには限られず斜め方向から行っても良い。また、上述した実施形態では取付用プレート45はモータケース37の底面37aより十分大きいものとしているが、これには限られず図9に示すように、取付用プレート45をモータケース37の底面37aと同じ幅としても良い。この場合、レーザ照射方向は軸方向に対して直交する方向、即ち取付用プレート45と平行な方向が好ましい。
また、本実施形態ではモータとしてステッピングモータを使用しているが、これには限られず他の種類のモータを使用しても良い。
例えば本実施形態では端子ピン36の基部36aはモータ1の軸方向に設けているが、これには限られず周方向であっても良い。また、基部36aの端部が端子台35から突出しているが、突出していなくても良い。さらに、本実施形態では端子部35に突起42や段部43を設けているが、これらは無くても良く適宜必要に応じて設ければ良い。
また、本実施形態では端子ピン36は液晶ポリマーから成る絶縁材と共にインサート成形されているが、これには限られず他の材質によるインサート成形であっても良い。あるいは端子ピン36を圧入などにより端子台35に設けるようにしても良い。
さらに、本実施形態ではステータコア31,32を2つ有するステッピングモータ1を使用しているが、これには限られずステータコアが1つのものであっても良い。また、駆動コイルとして空芯コイルを利用したボビンの無いステッピングモータを採用しているが、これには限られずコイルを巻いたボビンを有するステッピングモータであっても良い。
本実施の形態では、絶縁性シート40の材質はポリエチレンテレフタレートであるが、これには限られずポリエステルやポリアミドイミド樹脂などであってもよい。
なお、絶縁性シート40が、絶縁膜50と同じポリアミドイミド樹脂で形成した場合には絶縁性及び耐熱性に優れたステッピングモータを構成することができる。
また、本実施の形態では、絶縁性シート40を接着剤を用いて固定しているが、これには限られず接着せずに圧入などにより固定するようにしてもよい。
さらに、本実施の形態では、絶縁性シート40はリング形状であるようにしているが、これには限られず断片的に設けるなど他の形状であってもよい。
(ステッピングモータの動作)
上述のように構成されたステッピングモータ1は、ステータ部3の空芯コイル33、34に所定の電流を通電することにより、ステータ部3とロータマグネット22との間の磁気相互作用により、ロータマグネットが回転付勢され、これと一体の回転軸21が回転する。
なお、ステッピングモータ1の動作は従来公知のステッピングモータ等の動作と同じであるので、ここでの詳細な説明は省略する。
開口部を設けたモータケース37と、該モータケースを取り付ける取付用プレート45とを有するモータにおいて、モータケース37の開口部断面の取付用プレート45と接する平面と取付用プレート45の平面とがレーザ溶接により固定されるようにしている。
したがって、モータケース37の開口部にレーザを照射するので、モータケース37のR面などの形状の影響を受けなくなると共にモータケース37に対して垂直方向および水平方向からレーザ照射が可能になる。よって、溶接部分46、47でのレーザの焦点合わせが簡単になるので、レーザの焦点が合わないことに起因するモータケース37や取付用プレート45の偏った溶接を防止することができる。さらに、平面同士が溶接されるので安定した溶接を確保することができる。
上述したように、溶接部分46、47でのレーザの焦点合わせが簡単になるので、レーザの焦点が合わないことに起因するモータケース37や取付用プレート45の偏った溶接を防止することができ、モータケース37や取付用プレート45の変形を防止してモータ製造時の歩留まりを良好にすることができる。
さらに、平面同士が溶接されるので安定した溶接を確保することができる。よって、モータの精度や強度を高めることができる。
ステッピングモータの概略を示す断面側面図である。 空芯コイル及び絶縁性シートを示す分解組立図である。 端子台とステータとの関係を示す正面図である。 端子台とステータとの関係を示す平面図である。 端子台を示す図であり、(a)は(b)におけるI−I線断面図、(b)は平面図、(c)は(b)におけるII−II線断面図、(d)は底面図である。 段部の詳細を示す側面図である。 モータを示す図であり、(a)は側面図、(b)は底面図である。 本発明のモータケースと取付用プレートとの溶接を示す底面図である。 他の例のモータケースと取付用プレートとの溶接を示す図であり、(a)は側面図、(b)は底面図である。 従来のモータケースと取付用プレートとの溶接を示す側面図である。
符号の説明
1 ステッピングモータ
37 モータケース
45 取付用プレート
46 開口部

Claims (1)

  1. 開口部を設けたモータケースと、該モータケースを取り付ける取付用プレートとを有するモータにおいて、前記モータケースの開口部断面の前記取付用プレートと接する平面と前記取付用プレートの平面とがレーザ溶接により固定されていることを特徴とするモータ。

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