JP2006254181A - 映像記録制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 通常稼動するシステムに加えて無駄な予備機を準備するなどのコストをかけずに、映像の記録が中断されることなく継続して行われるようにし、記録した映像データの削除を最低限に抑える。
【解決手段】 監視カメラ10〜12からの映像は映像記録装置41で記録され、監視カメラ20〜24からの映像は映像記録装置42で記録され、監視カメラ30〜32からの映像は映像記録装置43で記録されている。制御装置50は、これらの対応関係や、監視カメラ及び映像記録装置の様々な情報を把握しており、さらに映像記録装置の稼動状況の監視を行う。映像記録装置のうちの1つで故障が発生した場合、制御装置は、故障した映像記録装置で行われていた映像記録動作や、他の映像記録装置の映像記録状況、記録能力などに基づき、故障した映像記録装置に代わって、故障した映像記録装置で行われていた映像を記録することが可能な他の映像記録装置を決定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワークを通じて伝送される映像の受信や記録、表示を行う映像記録技術に関し、特に、ネットワークを通じて伝送される映像の受信や記録、表示などの動作制御を行う映像記録制御システムに関する。
従来、保守・保安を目的として監視カメラによる映像の記録を行う映像記録装置を利用した映像記録制御システムが存在している。この映像記録制御システムに利用される映像記録装置は、常時稼動して映像の記録を行うことが要求されている。したがって、故障などの原因によって映像記録装置が映像を記録することができなくなった場合の対応策を準備しておくことが重要である。
例えば、映像記録装置が故障した場合には、故障した旨が所定の集中管理センタに通知されるようにすることによって、速やかに故障した映像記録装置の修理や交換などを行う対応策が考えられる。
また、例えば、下記の特許文献1には、通常稼動している映像記録装置とは別に、バックアップ用映像記録装置を用意しておき、映像記録装置の故障が検出された場合に、バックアップ用映像記録装置が作動して映像の記録を行う技術が開示されている。
また、映像記録装置によって記録される映像データの格納場所(記録用テープやハードディスクなどの記録媒体)は有限なリソースであり、映像データの記録によって記録媒体の記録可能容量が少なくなった場合には、映像記録装置は、記録動作を中止したり、古い情報に新しい情報を上書きしたりするなどの処理を行うことによって対応している。
特開平11−79621号公報(図1、段落0012)
しかしながら、故障した旨を所定の集中管理センタに通知したり、記録媒体の記録可能容量が少なくなった場合に記録動作を中止したりする方法が行われた場合には、映像記録装置や記録媒体の修理や交換が行われ、映像記録装置による映像データの記録が再開されるまでの間は、映像の記録を行うことができず、映像を常時記録するという要件が満たされない。
一方、映像記録装置の故障が検出された場合にバックアップ用映像記録装置が作動する方法や、古い情報に新しい情報を上書きしたりする方法は、映像の記録を中断することなく、映像の記録を行うことが可能である。しかしながら、何らかの障害が発生した場合のみ作動するバックアップ用映像記録装置を予備として設置することは非効率的である。また、映像記録装置を複数台(例えば、数十台)設置する必要がある大規模なシステムでは、すべての映像記録装置の1台1台に高価なバックアップ用映像記録装置を用意する必要があり、かなりのコストがかかってしまうことになる。また、古い情報に新しい情報を上書きする方法では、上書きによって古い情報が削除されてしまい、古い情報を確認する必要が生じた場合に、その情報は既に削除されてしまっているなどの弊害が生じる可能性がある。
上記の課題を解決するため、本発明は、映像記録装置が映像を記録することが不可能な状況になった場合(すなわち、映像記録装置に故障が発生した場合や、映像記録装置が映像を記録している記録媒体の残り容量が不足した場合)でも、映像の記録が中断されることなく継続して行われるようにするとともに、記録した映像データの削除を最低限に抑えることが可能な、低コストかつ効率的な映像記録制御システムを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明によれば、複数の映像撮像装置と、複数の映像記録装置と、制御装置とが、ネットワークにより接続されている映像記録制御システムであって、
前記複数の映像撮像装置のそれぞれが、
所定の場所を撮像する映像撮像手段と、
前記映像撮像手段によって撮像された映像を、前記複数の映像記録装置のうちの所定の映像記録装置に送信する映像送信手段とを有し、
前記複数の映像記録装置のそれぞれが、
前記複数の映像撮像装置のうちの前記所定の映像撮像装置によって送信された前記映像を受信する映像受信手段と、
前記映像受信手段によって受信した前記映像を記録媒体に記録する映像記録手段と、
自映像記録装置が正常に稼動している旨を示す情報を含む情報、及び前記映像を記録する前記記録媒体の記録可能容量を示す情報の少なくとも一方を含む稼動状態通知情報を、前記制御装置に定期的に、又は前記稼動状態の変化を検知したときに送信する稼動状態送信手段とを有し、
前記制御装置が、
前記複数の映像撮像装置のそれぞれと、前記複数の映像撮像装置のそれぞれによって撮像された前記映像の記録先に設定されている前記複数の映像記録装置のそれぞれとの対応関係情報を含む映像撮像装置情報を格納する映像撮像装置情報格納手段と、
前記複数の映像記録装置のそれぞれの記録能力情報及び記録可能容量情報を含む映像記録装置情報を格納する映像記録装置情報格納手段と、
前記稼動状態通知情報を所定時間以上受信できなくなった映像記録装置、及び前記記録可能容量が所定量以下となった映像記録装置の少なくとも一方が検出された場合に、前記検出された映像記録装置において前記映像の記録が不可能になったと判断する稼動管理手段と、
前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報、及び前記映像記録装置情報格納手段に格納されている前記映像記録装置情報を参照して、前記稼動管理手段において前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置が記録していた前記映像に関して、前記複数の映像記録装置の中から前記映像の新たな記録先となる新たな映像記録装置を決定する映像記録装置判断手段と、
前記映像記録装置判断手段において決定された前記新たな映像記録装置に対して、前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置を記録先としていた映像撮像装置によって撮像された前記映像を記録するように指示するとともに、前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置を記録先としていた映像撮像装置に対して、前記新たな映像記録装置を記録先とするように指示する指示手段と、
前記映像記録装置判断手段で決定された決定内容に基づいて、前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報、及び前記映像記録装置情報格納手段に格納されている前記映像記録装置情報を更新する情報更新手段とを、
有する映像記録制御システムが提供される。
さらに、本発明によれば、前記稼動管理手段において前記映像の記録が不可能になったと判断された前記映像記録装置が複数の前記映像撮像装置によって撮像される前記映像を記録していた場合には、前記映像記録装置判断手段が、前記複数の映像記録装置の中から前記映像の新たな記録先となる新たな映像記録装置を複数決定し、前記複数の映像撮像装置のそれぞれと、前記複数の映像撮像装置のそれぞれによって撮像された前記映像を記録する複数の前記新たな映像記録装置のそれぞれとの対応関係を決定するように構成されている映像記録制御システムが提供される。
さらに、本発明によれば、前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報が、前記複数の映像撮像装置のそれぞれにおける前記映像の送信レート情報を有しており、
前記映像記録装置判断手段が、前記複数の映像撮像装置のうちの1つ以上の映像撮像装置における前記映像の送信レートを落とすように決定するとともに新たな送信レートを決定し、前記指示手段が、前記送信レートを落とすように決定された前記映像撮像装置に対して、前記新たな送信レートに設定を変更するように指示し、前記情報更新手段が、前記送信レートを落とすように決定された前記映像撮像装置の前記送信レート情報を、前記新たな送信レートによって更新するように構成されている映像記録制御システムが提供される。
さらに、本発明によれば、前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報が、前記複数の映像撮像装置のそれぞれにおける前記映像の品質情報を有しており、
前記映像記録装置判断手段が、前記複数の映像撮像装置のうちの1つ以上の映像撮像装置における前記映像の品質を落とすように決定するとともに新たな品質を決定し、前記指示手段が、前記品質を落とすように決定された前記映像撮像装置に対して、前記新たな品質に設定を変更するように指示し、前記情報更新手段が、前記品質を落とすように決定された前記映像撮像装置の前記品質情報を、前記新たな品質によって更新するように構成されている映像記録制御システムが提供される。
また、上記目的を達成するため、本発明によれば、複数の映像撮像装置と、複数の映像記録装置とが、ネットワークにより接続されている映像記録制御システムであって、
前記複数の映像撮像装置のそれぞれが、
所定の場所を撮像する映像撮像手段と、
前記映像撮像手段によって撮像された映像を、前記複数の映像記録装置のうちの所定の映像記録装置に送信する映像送信手段とを有し、
前記複数の映像記録装置のそれぞれが、
前記複数の映像撮像装置のうちの所定の映像撮像装置によって送信された前記映像を受信する映像受信手段と、
前記映像受信手段によって受信した前記映像を記録媒体に記録する映像記録手段と、
自映像記録装置が正常に稼動している旨を示す情報を含む情報、及び前記映像を記録する前記記録媒体の記録可能容量を示す情報の少なくとも一方を含む稼動状態通知情報を、他の映像記録装置に定期的に、又は前記稼動状態の変化を検知したときに送信する稼動状態送信手段と、
前記複数の映像撮像装置のそれぞれと、前記複数の映像撮像装置のそれぞれによって撮像された前記映像の記録先に設定されている前記複数の映像記録装置のそれぞれとの対応関係情報を含む映像撮像装置情報を格納する映像撮像装置情報格納手段と、
前記複数の映像記録装置のそれぞれの記録能力情報及び記録可能容量情報を含む映像記録装置情報を格納する映像記録装置情報格納手段と、
前記稼動状態通知情報を所定時間以上受信できなくなった映像記録装置、及び前記記録可能容量が所定量以下となった映像記録装置の少なくとも一方が検出された場合に、前記検出された映像記録装置において前記映像の記録が不可能になったと判断する稼動管理手段と、
前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報、及び前記映像記録装置情報格納手段に格納されている前記映像記録装置情報を参照して、前記稼動管理手段において前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置が記録していた前記映像に関して、自映像記録装置が新たな記録先となることが可能か否かを判断する映像記録装置判断手段と、
前記映像記録装置判断手段において自映像記録装置が新たな記録先となることが可能であると判断された場合、前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置を記録先としていた映像撮像装置に対して、自映像記録装置を記録先とするように指示する指示手段と、
前記映像記録装置判断手段で決定された決定内容に基づいて、前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報、及び前記映像記録装置情報格納手段に格納されている前記映像記録装置情報を更新する情報更新手段と、
前記情報更新手段で更新された更新内容を他の映像記録装置に対して通知する更新内容通知手段とを、
有する映像記録制御システムが提供される。
さらに、本発明によれば、前記稼動管理手段において前記映像の記録が不可能になったと判断された前記映像記録装置が複数の前記映像撮像装置によって撮像される前記映像を記録していた場合には、前記映像記録装置判断手段が、前記複数の前記映像撮像装置のうちのいくつかの前記映像撮像装置によって撮像される前記映像に関して、自映像記録装置が新たな記録先となることが可能であると判断し、前記指示手段が、前記複数の前記映像撮像装置のうちのいくつかの前記映像撮像装置に対して、自映像記録装置を記録先とするように指示するように構成されている映像記録制御システムが提供される。
本発明に係る映像記録制御システムは、上記の構成を有しており、通常稼動するシステムに加えて無駄な予備機を準備するなどのコストをかけずに、映像の記録が中断されることなく継続して行われるようにすることが可能となるとともに、記録した映像データの削除を最低限に抑えることが可能となるという効果を有している。
以下、図面をしながら、本発明の第1〜第8の実施の形態について説明する。
<第1の実施の形態>
まず、本発明の第1の実施の形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの構成の一例を示す図である。図1には、3階建てのビルの中に設けられている映像記録制御システムが図示されている。この映像記録制御システムでは、ビルの1階に8台の監視カメラ10〜17(ただし、図1では、監視カメラ10、11、17の3台のみ図示)、ビルの2階に5台の監視カメラ20〜24(ただし、図1では、監視カメラ20、21、24の3台のみ図示)、ビルの3階に3台の監視カメラ30〜32が、それぞれ各階の所定の場所の撮像を行うように設置されている。なお、以下では、すべての監視カメラを表す際には、監視カメラ10〜32と表記する。
また、1階〜3階のすべての階を接続するためのLAN(Local Area Network:ローカルエリアネットワーク)60が設けられており、各監視カメラ10〜32は、LAN60に接続されている。また、ビルの各階には、映像記録装置41〜43が1台ずつ設置されており、これらの映像記録装置41〜43もLAN60に接続されている。各階に設置されている映像記録装置41〜43は、監視カメラ10〜32によって撮像された映像を受信して記録する機能を有している。ここでは、通常の状態では、1階に設置されている映像記録装置41は、8台の監視カメラ10〜17から映像を受信して記録し、2階に設置されている映像記録装置42は、5台の監視カメラ20〜24から映像を受信して記録し、3階に設置されている映像記録装置43は、3台の監視カメラ30〜32から映像を受信して記録するものとする。
なお、以下の説明では、各監視カメラ10〜32によって撮像される映像フォーマットをJPEG(Joint Photograph Expert Group)方式とし、各監視カメラ10〜32は、画像圧縮時の圧縮率を調整することで、3段階(高、中、低)の品質のJPEG画像を生成することができるものとするが、上記の前提は一例に過ぎず、映像フォーマットは必ずしもJPEG方式である必要はなく、また、必ずしも画像の品質を変えることが可能な映像フォーマットを利用する必要もない。
また、制御装置50は、監視カメラ10〜32及び映像記録装置41〜43を統合制御するコントローラの機能を有しており、この制御装置50もLAN60に接続されている。なお、図1では、制御装置50は1階に設置されているが、どの階に設置されてもよく、さらには、ビル外に設置されてもよい。また、制御装置50は、例えば、インターネットなどのグローバルネットワークを介して、LAN60に接続されている監視カメラ10〜32及び映像記録装置41〜43の統合制御を行ってもよい。
次に、図1に図示されている映像記録制御システムの構成要素である制御装置50、監視カメラ10〜32、映像記録装置41〜43のそれぞれの機能について説明する。
まず、制御装置50の機能について説明する。図2は、本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。図2に図示されている制御装置50は、システム制御部500、カメラ情報管理部501、稼動管理部502、記録容量管理部503、映像記録装置判断部504、映像記録装置・監視カメラ指示部505、監視カメラ情報格納部506、映像記録装置情報格納部507を有している。
システム制御部500は、制御装置50において行われる主な処理や制御などを行う機能を有している。また、カメラ情報管理部501は、監視カメラ情報格納部506に格納されている監視カメラ情報を参照して、監視カメラ10〜32と映像記録装置41〜43との対応関係(すなわち、監視カメラ10〜32がどの映像記録装置41〜43に映像を送信しているか)や、監視カメラ10〜32の状態を把握したり、上記の対応関係や監視カメラ10〜32の状態に変化があった場合には、監視カメラ情報の更新を行ったりする機能を有している。
また、稼動管理部502は、各映像記録装置41〜43から送信される各映像記録装置41〜43の稼動状態を示す情報(稼動状態通知情報)の受信に基づいて、各映像記録装置41〜43が映像を記録することが不可能な状況にあるか否かを把握し、映像記録装置情報格納部507に格納されている映像記録装置情報の更新を行う機能を有している。なお、稼動状態通知情報は、各映像記録装置41〜43の稼動管理部413(後述の図4を参照)から制御装置50に向けて送信される情報である。
稼動状態通知情報による稼動状態の把握方法としては様々な方法が考えられるが、例えば、各映像記録装置41〜43から制御装置50に対して、定期的に稼動状態通知情報の送信が行われるようにすることで、所定の時間以上経過しても稼動状態通知情報を受信することができない映像記録装置41〜43に関して、制御装置50は、その映像記録装置41〜43が故障しているとみなすことが可能となる。また、各映像記録装置41〜43は、記録可能容量が所定量以下となった場合に、その旨を示す稼動状態通知情報を送信したり、あるいは、記録可能容量そのものを含む稼動状態通知情報を送信したりするなど、自映像記録装置41〜43の稼動状態の変化を示す情報を送信することによって、制御装置50は、その映像記録装置41〜43の記録可能容量を把握することが可能となる。
また、記録容量管理部503は、映像記録装置41〜43から、各映像記録装置41〜43の映像を記録することができる残りの記録容量(記録可能容量)の情報を受信した場合に、この記録可能容量に応じて、映像記録装置情報格納部507に格納されている映像記録装置情報の更新を行う機能を有している。
また、映像記録装置判断部504は、監視カメラ情報格納部506に格納されている監視カメラ情報と、映像記録装置情報格納部507に格納されている映像記録装置情報とを参照して、各映像記録装置41〜43の記録能力、記録可能容量、稼動状態を把握するとともに、映像記録装置41〜43のいずれかが故障したり、記録可能容量が少なくなったりした場合などに、どの映像記録装置41〜43が、故障又は記録可能容量が少なくなった映像記録装置41〜43で記録していた映像を代わりに記録することが可能かを判断する機能を有している。
また、映像記録装置・監視カメラ指示部505は、監視カメラ情報、映像記録装置情報、映像記録装置判断部504における判断の結果などに基づいて、監視カメラ10〜32に対する映像の送信先の変更指示や、映像記録装置41〜43に対する新たな監視カメラ10〜32からの映像の受信及び記録の指示を行うための指示情報を送信する機能を有している。
また、監視カメラ情報格納部506には、各監視カメラ10〜32に関する様々な情報を有する監視カメラ情報が格納されている。ここで、図6を参照しながら、監視カメラ情報に含まれる様々な情報の一例について説明する。
図6は、本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置によって保持されている監視カメラ情報の一例を模式的に示す図である。監視カメラ情報は、各監視カメラ10〜32に関する様々な情報を有している。図6に図示されている監視カメラ情報は、各監視カメラ10〜32の品質(撮像される映像の品質)、送信枚数(単位時間(例えば1秒)当たりに送信する枚数)、映像記録装置41〜43における記録枚数(単位時間(例えば1秒)当たりに映像記録装置41〜43が記録する枚数)、監視カメラ10〜32からの映像を記録する映像記録装置、映像記録装置における映像記録の要否(図6では○が要、×が否)、映像記録装置における映像表示の要否(図6では○が要、×が否)の各項目を有している。
制御装置50は、例えば監視カメラ10の行を参照して、監視カメラ10に対しては、高品質の映像を1秒当たり30枚、映像記録装置41に送信するように指示し、映像記録装置41に対しては、監視カメラ10から映像を受信して1秒当たり30枚記録するとともに表示画面上に表示を行うように指示する。なお、制御装置50は、すべての行(監視カメラ10〜32の行)を参照して、同様に監視カメラ10〜32及び映像記録装置41〜43への指示を行う。
また、映像記録装置情報格納部507は、各映像記録装置41〜43に関する様々な情報を有する映像記録装置情報が格納されている。ここで、図7を参照しながら、映像記録装置情報に含まれる様々な情報の一例について説明する。
図7は、本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置によって保持されている映像記録装置情報の一例を模式的に示す図である。映像記録装置情報は、各映像記録装置41〜43に関する様々な情報を有している。図7に図示されている映像記録装置情報は、各映像記録装置41〜43の記録能力(単位時間(例えば1秒)当たりの最大記録可能枚数)、記録可能容量(各映像記録装置41〜43が記録可能な残りの記録容量、例えば、残りの記録可能枚数や残りの記録可能容量(メガバイトなどの単位)などで表現される)、正常に動作しているか否かを把握するための稼動状態の各項目を有している。
なお、図7では、正常に動作しているか否かを把握するための稼動状態として、各映像記録装置41〜43から定期的に送信される稼動状態通知情報を受信した場合に、稼動状態の項目を+1インクリメントする更新を行うことによって定期的に稼動状態が更新され、その結果、定期的に稼動状態が更新されない映像記録装置41〜43に関しては、正常に動作しておらず、故障が発生していると判断できるようにしている。上述の方法のほかにも、例えば、最後に稼動状態通知情報を受信した時刻を稼動状態の項目内に記載して、現在時刻との差から定期的に稼動状態通知情報が送られてきているかを把握するなど、様々な方法によって、稼動状態の項目を利用して正常に動作しているか否かを把握することが可能である。
次に、監視カメラ10〜32の機能について説明する。なお、すべての監視カメラ10〜32は、同一の機能を備えていればよく、特に、特定の監視カメラに特別な機能を設ける必要はない。ここでは、監視カメラ10〜32を代表して、監視カメラ10の内部構成について説明を行うが、他の監視カメラも同一の機能を有していればよく、また、さらに特別な機能を有していてもよい。
図3は、本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの監視カメラの構成の一例を示す機能ブロック図である。図3に図示されている監視カメラ10は、映像撮像部100、エンコーダ101、映像送信部102を有している。
映像撮像部100は、映像を撮像する機能を有しており、所定の場所を撮像するためのカメラや、カメラによって取り込まれた光信号を電気信号に変換するコンバータなどを有している。また、エンコーダ101は、映像撮像部100によって撮像された映像を所定の映像フォーマット(例えば、JPEG方式)に符号化する機能を有している。
また、映像送信部102は、エンコーダ101によって符号化された映像を、LAN60を通じて伝送可能なフォーマットに変換する機能(例えば、パケット化機能)や、パケット化された映像を、LAN60を介して所定の送信先に送信する機能を有している。なお、映像の送信先や送信する映像の品質、映像の単位時間当たりの送信枚数には、例えば、制御装置50によって指示された情報が設定される。
次に、映像記録装置41〜43の機能について説明する。なお、監視カメラ10〜32と同様に、映像記録装置41〜43は同一の機能を備えていればよく、特に、特定の映像記録装置に特別な機能を設ける必要はない。ここでは、映像記録装置41〜43を代表して、映像記録装置41の内部構成について説明を行うが、他の映像記録装置も同一の機能を有していればよく、また、さらに特別な機能を有していてもよい。
図4は、本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。図4に図示されている映像記録装置41は、映像受信部410、映像記録部411、記録容量管理部412、稼動管理部413、映像表示部414を有している。
映像受信部410は、監視カメラ10〜32から送信された映像を受信する機能を有している。映像受信部410で受信された映像は、映像記録部411に渡される。また、映像記録部411は、映像受信部410で受信した監視カメラ10〜32の映像を、所定の記録媒体(例えば、磁気記録テープや光記録媒体、ハードディスクなど)に記録する機能を有している。なお、映像受信部410で受信したすべての映像を記録してもよいが、例えば、制御装置50から記録すべき旨の指示を受けた監視カメラ10〜32の映像に関してのみ、記録を行ってもよい。
また、記録容量管理部412は、映像記録部411で行われる映像の記録に用いられている記録媒体の記録可能容量を把握する機能を有している。例えば、記録容量管理部412は、記録媒体の記録可能容量が所定量以下となった場合に、その旨を稼動管理部413に通知したり、記録容量管理部412で把握された記録可能容量そのものを稼動管理部413に通知したりする機能を有している。
また、稼動管理部413は、映像記録装置41〜43の稼動状態を示す情報(稼動状態通知情報)を送信する機能を有している。稼動状態通知情報は、上述のように、例えば、制御装置50に対して定期的に送信される正常に稼動していることを示す情報、稼動状態の変化を検知したときに送信される情報(例えば、記録可能容量が所定量以下となった場合にその旨を通知するための情報、あるいは記録可能容量そのものを含む情報)などである。
また、映像表示部414は、映像受信部410で受信した監視カメラ10〜32の映像を表示するモニタである。なお、複数の監視カメラ10〜32の映像を表示する場合には、例えば、分割画面を利用してすべての監視カメラ10〜32からの映像を一度に表示してもよく、また、所定の時間ごとに各監視カメラ10〜32の映像を切り換えて表示してもよい。また、映像受信部410で受信したすべての映像を表示してもよいが、例えば、制御装置50から表示すべき旨の指示を受けた監視カメラ10〜32の映像に関してのみ、表示を行ってもよい。
次に、図5を参照しながら、本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置で行われる処理について説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置の処理の一例を示すフローチャートである。
制御装置50は、常にすべての映像記録装置41〜43が正常に稼動しており、映像の記録が可能な状態にあるか否かを監視している。すなわち、制御装置50の稼動管理部502は、常に、稼動状態通知情報に基づいて更新される映像記録装置情報内の稼動状態の項目を参照して、各映像記録装置41〜43が映像の記録が可能な状態にあるか否かを判断している(ステップS1001)。すべての映像記録装置41〜43が映像の記録が可能な状態にある場合には、すべての映像記録装置41〜43の稼動状態の監視を継続する。
一方、ステップS1001の判断の結果、故障や記録可能容量の不足などを理由として、特定の映像記録装置で映像の記録が不可能となったことが把握されたとする(ステップS1002)。ここでは、稼動管理部502が図7の例を参照し、本来は他の映像記録装置41、42と同様に更新されるべき映像記録装置43の稼動状態が更新されておらず、映像記録装置43が故障しており、正常に稼動していないと把握したとする。
稼動管理部502は、映像記録装置43が故障した旨をシステム制御部500に通知し、システム制御部500は、映像記録装置判断部504に対して、映像記録装置43の映像記録状況(すなわち、映像記録装置43において故障前に行われていた映像記録動作の詳細)の問い合わせを行う。
映像記録装置判断部504は、監視カメラ情報格納部506に格納されている監視カメラ情報を参照して、映像記録装置43が、故障前に監視カメラ31、32のそれぞれからJPEG画像を毎秒3枚ずつ受信し、合計毎秒6枚のJPEG画像を記録していた旨を把握する。また、同様に、映像記録装置42が、5台の監視カメラ20〜24からJPEG画像を毎秒20枚ずつ受信し、合計毎秒100枚のJPEG画像を記録している旨を把握する(ステップS1003)。
また、映像記録装置判断部504は、映像記録装置情報格納部507に格納されている映像記録装置情報を参照して、各映像記録装置41〜43が毎秒240枚のJPEG画像を記録する記録能力を有していることを把握する。これらの参照結果から、映像記録装置判断部504は、映像記録装置42には、あと毎秒140枚のJPEG画像の記録能力が残されており、映像記録装置43で行われていた毎秒6枚のJPEG画像の記録を、映像記録装置42が肩代わりして行うことが可能であると判断する。
映像記録装置判断部504は、監視カメラ31、32によって撮像された映像を映像記録装置42で記録することが可能である旨をシステム制御部500に返答する。システム制御部500は、映像記録装置判断部504における判断結果に基づいて、監視カメラ31、32によって撮像された映像を映像記録装置42で記録するという新たな映像記録スケジュールを決定し(ステップS1004)、その旨を映像記録装置・監視カメラ指示部505に通知する。
映像記録装置・監視カメラ指示部505は、システム制御部500からの通知に基づいて、監視カメラ30〜32に対して、映像を映像記録装置42に送信するように指示するとともに、映像記録装置42に対して監視カメラ31、32から受信した映像を毎秒3枚記録し、監視カメラ32の映像に関しては、さらに映像表示部414で監視カメラ30からの映像の表示を行うように指示する(ステップS1005)。
このとき、映像の送信先の変更指示を制御装置50から受けた監視カメラ30〜32は、映像の送信先を映像記録装置43から映像記録装置42に変更する。このとき、制御装置50からの指示情報内に、新たな送信先となる映像記録装置42のアドレスが含まれており、このアドレスに基づいて、監視カメラ30〜32は、送信先の変更を行うことが望ましい。
また、同様に、新たな監視カメラ31、32からの映像の記録を行う指示を制御装置50から受けた映像記録装置42は、制御装置50からの指示に基づいて、これらの監視カメラ31、32からの映像を所定の記録媒体に記録する動作を開始する。また、監視カメラ30からの映像に関しては、映像表示部414における表示を開始する。
そして、システム制御部500は、新たな映像記録スケジュールに基づいて、監視カメラ情報格納部506に格納されている監視カメラ情報、及び映像記録装置情報格納部507に格納されている映像記録装置情報の更新を行う(ステップS1006)。そして、制御装置50は、再びステップS1001における各映像記録装置41〜43の監視状態に戻る。
なお、ここでは、映像記録装置41〜43における映像の記録が不可能となる状態を検出しているが、例えば、一時的なネットワークの切断などによって映像の記録が不可能となっていた映像記録装置41〜43が、映像記録動作が可能な状態に回復した旨を検出して、この検出結果に基づいて、JPEG画像の記録枚数の再割り当てを行うことも可能である。
以上、説明したように、本発明の第1の実施の形態によれば、制御装置50が、複数の監視カメラ10〜32及び複数の映像記録装置41〜43における映像記録スケジュールの統合的な管理を行うとともに、いずれかの映像記録装置41〜43において、映像の記録が不可能となる状況が発生するか否かを監視し、特定の映像記録装置41〜43で映像の記録が不可能となった場合には、映像記録装置41〜43全体の映像記録状況に鑑みて、映像の記録が不可能となった映像記録装置41〜43で行われていた映像の記録動作を他の映像記録装置に肩代わりさせ、監視カメラ10〜32及び映像記録装置41〜43に指示を行うことによって、各監視カメラ10〜32の映像が継続して記録されるようにすることが可能となる。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。上述の本発明の第1の実施の形態では、監視カメラ10〜32が映像の送信先を変更することが可能な場合について説明したが、映像を要求された相手にのみ、映像を送信するタイプの監視カメラ10〜32も存在している。以下、このタイプの監視カメラを利用した場合について説明する。
本発明の第2の実施の形態における監視カメラ10〜32の映像送信部102は、映像記録装置41〜43からの映像の要求に基づき、映像の要求を行った映像記録装置41〜43を送信先として映像の送信を行うように構成されている。また、本発明の第2の実施の形態における映像記録装置41〜43の映像受信部410は、映像の受信や記録を行うための映像を取得するため、監視カメラ10〜32に対して、映像の要求を行うように構成されている。また、本発明の第2の実施の形態における映像記録装置・監視カメラ指示部505は、映像記録装置41〜43に対して、映像記録装置41〜43に対する新たな監視カメラ10〜32からの映像の受信及び記録の指示を行うための指示情報や、映像の取得先となる監視カメラ10〜32を特定するための情報を送信する機能を有している。なお、監視カメラ10〜32、映像記録装置41〜43、制御装置50におけるその他の構成要素は、上述の第1の実施の形態と同様である。
本発明の第2の実施の形態では、制御装置50から監視カメラ10〜32に対して指示が行われることはなく、制御装置50は、すべての指示を映像記録装置41〜43に送信する。そして、各映像記録装置41〜43は、制御装置からの指示に基づいて、自映像記録装置41〜43が受信、記録、表示すべき監視カメラ10〜32を把握し、その監視カメラ10〜32に対して映像の要求を行う。なお、映像記録装置41〜43から監視カメラ10〜32に対して、映像の要求と共に、映像の品質や映像の送信枚数の設定の指示も行われ、これにより、制御装置50で統合的な観点に基づいて確立された映像記録スケジュールが実現される。
なお、上述のように、制御装置50が映像記録装置41〜43に対して指示を行い、映像記録装置41〜43から監視カメラ10〜32に対して、さらに指示が行われるという点を除いて、本発明の第2の実施の形態における基本的な動作は、図5に図示されているフローチャートと同一であり、ここでは、説明を省略する。
以上、説明したように、本発明の第2の実施の形態によれば、制御装置50が、複数の監視カメラ10〜32及び複数の映像記録装置41〜43における映像記録スケジュールの統合的な管理を行うとともに、いずれかの映像記録装置41〜43において、映像の記録が不可能となる状況が発生するか否かを監視し、特定の映像記録装置41〜43で映像の記録が不可能となった場合には、映像記録装置41〜43全体の映像記録状況に鑑みて、映像の記録が不可能となった映像記録装置41〜43で行われていた映像の記録動作を他の映像記録装置に肩代わりさせ、映像記録装置41〜43に指示を行い、この指示に応じて、映像記録装置41〜43が各監視カメラ10〜32から映像を取得し、映像の記録を継続して行うことが可能となる。
<第3の実施の形態>
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。上述の第1及び第2の実施の形態では、制御装置50が、映像記録装置41〜43とは独立して設けられているが、映像記録装置41〜43のうちの1つが、制御装置50を兼用してもよい。すなわち、図1において、制御装置50が設置されず、映像記録装置41〜43のうちの1つ(例えば映像記録装置41)が、図8に図示されている映像記録装置80に置き換わればよい。
図8は、本発明の第3の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置のうちの1つの構成の一例を示す機能ブロック図である。図8に図示されている映像記録装置80は、システム制御部800、カメラ情報管理部801、稼動管理部802、記録容量管理部803、映像記録装置判断部804、映像記録装置・監視カメラ指示部805、監視カメラ情報格納部806、映像記録装置情報格納部807、映像受信部808、映像記録部809、映像表示部810を有している。
図8に図示されているシステム制御部800、カメラ情報管理部801、映像記録装置判断部804、映像記録装置・監視カメラ指示部805、監視カメラ情報格納部806、映像記録装置情報格納部807は、図2に図示されているシステム制御部500、カメラ情報管理部501、映像記録装置判断部504、映像記録装置・監視カメラ指示部505、監視カメラ情報格納部506、映像記録装置情報格納部507と同一である。また、図8に図示されている映像受信部808、映像記録部809、映像表示部810は、図4に図示されている映像受信部410、映像記録部411、映像表示部414と同一である。また、図8に図示されている稼動管理部802は、図2に図示されている稼動管理部502の機能と、図4に図示されている稼動管理部413の機能とを併せ持っており、図8に図示されている記録容量管理部803は、図2に図示されている記録容量管理部503の機能と、図4に図示されている記録容量管理部412の機能とを併せ持っている。
図8に図示されている制御装置50の機能を兼用している映像記録装置80は、上述の第1及び第2の実施の形態における制御装置50及び映像記録装置41〜43の両方の動作を行い、映像記録装置80内では、例えば、システム制御部800が、上記の両方の動作制御を行う。また、他の映像記録装置(例えば映像記録装置42、43)では、映像記録装置80を図1に図示されている制御装置50とみなして、上述の第1及び第2の実施の形態と同様の動作が行われる。
なお、映像記録装置80は、図2に図示されている制御装置50としての機能が実装されたネットワークビデオレコーダや、PCなどの汎用のコンピュータによって実現可能である。
以上、説明したように、本発明の第3の実施の形態によれば、映像記録装置80が、上述の第1及び第2の実施の形態における映像記録装置41〜43のうちの1つと、同じく上述の第1及び第2の実施の形態における制御装置50とを兼用することも可能であり、この構成によって、各監視カメラ10〜32の映像が継続して記録されるようにすることが可能となる。
<第4の実施の形態>
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。上述の本発明の第1の実施の形態では、映像記録装置43が映像の記録が不可能になった場合に、映像記録装置42にその記録動作の肩代わりをさせる例について説明したが、単純に1つの映像記録装置41〜43の記録動作を別の映像記録装置に肩代わりさせることが不可能な状況も存在する。こうした状況における本発明の動作の一例について説明する。なお、以下の説明では、上述の本発明の第1の実施の形態における構成(すなわち、図1に図示されている映像記録制御システムの構成、図2に図示されている制御装置50の構成、図3に図示されている監視カメラ10〜32の構成、図4に図示されている映像記録装置41〜43の構成)を前提とし、さらに、制御装置50の監視カメラ情報格納部506に図6に図示されている監視カメラ情報が格納されており、この監視カメラ情報に基づいて、各監視カメラ10〜32及び映像記録装置41〜43が動作を行っていることを前提とする。また、本発明の第4の実施の形態では、図9に図示されている映像記録装置情報が、制御装置50の映像記録装置情報格納部507に格納されていることを前提とする。
以下、本発明の第4の実施の形態における映像記録制御システムに係る処理について説明する。なお、基本的な処理は、図5に図示されているフローチャートと同一であり、本発明の第4の実施の形態においても、図5に図示されているフローチャートを参照しながら説明する。
上述の本発明の第1の実施の形態と同様に、制御装置50は、常にすべての映像記録装置41〜43が正常に稼動しており、映像の記録が可能な状態にあるか否かを監視しており、特定の映像記録装置で映像の記録が不可能となったことが把握された場合には、まず、映像記録装置判断部504に対して、この特定の映像記録装置の映像記録状況の問い合わせを行う(ステップS1001〜S1002)。なお、ここでは、図9に図示されているように、映像記録装置情報の稼動状態の値から、映像記録装置41が、映像の記録が不可能となった旨が把握されたとする。
映像記録装置判断部504は、監視カメラ情報格納部506に格納されている監視カメラ情報を参照して、映像記録装置41が、故障前に監視カメラ10〜17のそれぞれからJPEG画像を毎秒30枚ずつ受信し、合計毎秒240枚のJPEG画像を記録していた旨を把握する。また、同様に、映像記録装置42が、5台の監視カメラ20〜24からJPEG画像を毎秒20枚ずつ受信し、合計毎秒100枚のJPEG画像を記録し、映像記録装置43が、2台の監視カメラ31、32からJPEG画像を毎秒3枚ずつ受信し、合計毎秒6枚のJPEG画像を記録している旨を把握する(ステップS1003)。
上記の各映像記録装置41〜43における映像記録状況を参照すれば分かるように、映像記録装置41で行われていた毎秒240枚のJPEG画像の記録動作を、映像記録装置42及び映像記録装置43のいずれか一方にのみに肩代わりさせた場合には、映像記録装置42及び映像記録装置43のそれぞれにおける記録能力(毎秒240枚のJPEG画像の記録が可能)を超えてしまうため、映像記録装置42及び映像記録装置43のいずれか一方にのみに肩代わりさせることは不可能である。
このため、映像記録装置判断部504は、映像記録装置41で行われていた毎秒240枚のJPEG画像の記録動作を、映像記録装置42及び映像記録装置43の両方に適切に割り当てて肩代わりさせるようにする。このとき、例えば、映像記録装置41で行われていた毎秒240枚のJPEG画像を割り当て後の映像記録装置42及び映像記録装置43のそれぞれにおける記録枚数が、ほぼ同一になるように、JPEG画像の枚数の割り当てを行い、例えば、映像記録装置42に監視カメラ10〜17のうちの2台分(合計60枚)を割り当てるとともに、映像記録装置43に監視カメラ10〜17のうちの6台分(合計180枚)を割り当て、割り当て後の映像記録装置42の記録枚数を160枚、映像記録装置43の記録枚数を186枚とすることが可能である。
また、例えば、映像記録装置42及び映像記録装置43の記録可能容量に基づく重み付けを行って、例えば、映像記録装置41で記録されていたJPEG画像の割り当て後の映像記録装置42及び映像記録装置43の記録可能容量が、将来ほぼ同時にゼロとなるような配分を計算してもよい。なお、ここでは、こうした重み付けも考慮して、映像記録装置42で1台分のJPEG画像(毎秒30枚)を記録し、映像記録装置43で7台分のJPEG画像(毎秒210枚)の記録を行うように、映像記録動作の割り当てを決定したとする。
映像記録装置判断部504は、上記の映像記録動作の割り当てをシステム制御部500に返答する。システム制御部500は、映像記録装置判断部504における判断結果に基づいて、映像記録装置42で1台の監視カメラ10のJPEG画像を記録するとともに、映像記録装置43で7台の監視カメラ11〜17のJPEG画像の記録を行うという新たな映像記録スケジュールを決定し(ステップS1004)、その旨を映像記録装置・監視カメラ指示部505に通知する。
映像記録装置・監視カメラ指示部505は、監視カメラ10に対して映像を映像記録装置42に送信するように指示するとともに、映像記録装置42に対して監視カメラ10から受信した映像を毎秒30枚記録し、さらに映像表示部414で表示を行うように指示する。また、映像記録装置・監視カメラ指示部505は、各監視カメラ11〜17に対して、映像を映像記録装置43に送信するように指示するとともに、映像記録装置43に対して各監視カメラ11〜17から受信した映像を毎秒30枚記録し、さらに、監視カメラ12、13、15、16からの映像に関しては、映像表示部414で表示を行うように指示する(ステップS1005)。なお、制御装置50から指示を受けた監視カメラ10〜17及び映像記録装置42、43は、この指示に従って動作の変更を行う。
そして、システム制御部500は、新たな映像記録スケジュールに基づいて、監視カメラ情報格納部506に格納されている監視カメラ情報、及び映像記録装置情報格納部507に格納されている映像記録装置情報の更新を行う(ステップS1006)。そして、制御装置50は、再びステップS1001における各映像記録装置41〜43の監視状態に戻る。
なお、上述の本発明の第1の実施の形態における構成を前提として、本発明の第4の実施の形態の説明を行ったが、上述の本発明の第2及び第3の実施の形態における構成に対して、本発明の第4の実施の形態を適用することができることは、当業者には明白であり、ここでは説明を省略する。
以上、説明したように、本発明の第4の実施の形態によれば、制御装置50が、複数の監視カメラ10〜32及び複数の映像記録装置41〜43における映像記録スケジュールの統合的な管理を行うとともに、いずれかの映像記録装置41〜43において、映像の記録が不可能となる状況が発生するか否かを監視し、特定の映像記録装置41〜43で映像の記録が不可能となった場合には、映像記録装置41〜43全体の映像記録状況に鑑みて、映像の記録が不可能となった映像記録装置41〜43で行われていた映像の記録動作を他の複数の映像記録装置に適切に配分して肩代わりさせ、監視カメラ10〜32及び映像記録装置41〜43に指示を行うことによって、各監視カメラ10〜32の映像が継続して記録されるようにすることが可能となる。
<第5の実施の形態>
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。なお、本発明の第5の実施の形態においても、上述の本発明の第4の実施の形態と同様に、上述の本発明の第1の実施の形態における構成(すなわち、図1に図示されている映像記録制御システムの構成、図2に図示されている制御装置50の構成、図3に図示されている監視カメラ10〜32の構成、図4に図示されている映像記録装置41〜43の構成)を前提とし、さらに、制御装置50の監視カメラ情報格納部506に図6に図示されている監視カメラ情報が格納されており、この監視カメラ情報に基づいて、各監視カメラ10〜32及び映像記録装置41〜43が動作を行っていることを前提とする。また、本発明の第5の実施の形態では、図10に図示されている映像記録装置情報が、制御装置50の映像記録装置情報格納部507に格納されていることを前提とする。
以下、本発明の第5の実施の形態における映像記録制御システムに係る処理について説明する。なお、基本的な処理は、図5に図示されているフローチャートと同一であり、本発明の第5の実施の形態においても、図5に図示されているフローチャートを参照しながら説明する。
上述の本発明の第5の実施の形態と同様に、制御装置50は、常にすべての映像記録装置41〜43が正常に稼動しており、映像の記録が可能な状態にあるか否かを監視しており、特定の映像記録装置で映像の記録が不可能となったことが把握された場合には、まず、映像記録装置判断部504に対して、この特定の映像記録装置の映像記録状況の問い合わせを行う(ステップS1001〜S1002)。なお、ここでは、図10に図示されているように、映像記録装置情報の稼動状態の値から、映像記録装置42及び映像記録装置43の両方において、映像の記録が不可能となった旨が把握されたとする。
映像記録装置判断部504は、監視カメラ情報格納部506に格納されている監視カメラ情報を参照して、映像記録装置42が、故障前に監視カメラ20〜24のそれぞれからJPEG画像を毎秒20枚ずつ受信し、合計毎秒100枚のJPEG画像を記録し、映像記録装置43が、故障前に監視カメラ31、32からJPEG画像を毎秒3枚ずつ受信し、合計毎秒6枚のJPEG画像を記録していた旨を把握する。また、同様に、映像記録装置41が、8台の監視カメラ10〜17からJPEG画像を毎秒30枚ずつ受信し、合計毎秒240枚のJPEG画像を記録している旨を把握する(ステップS1003)。
上記の各映像記録装置41〜43における映像記録状況を参照すれば分かるように、映像記録装置41は、記録能力の最大限度である毎秒240枚のJPEG画像の記録動作を行っており、映像記録装置42及び映像記録装置43のそれぞれで行われていた毎秒100枚及び毎秒6枚(合計毎秒106枚)のJPEG画像の記録動作を、そのまま映像記録装置41に肩代わりさせることは不可能である。
このため、映像記録装置判断部504は、映像記録装置41が15台の監視カメラ10〜17、20〜24、31、32からの映像の記録を行えるように、例えば、送信枚数の設定変更を行う。具体的には、例えば、15台の監視カメラ10〜17、20〜24、31、32の送信枚数を毎秒16枚として、映像記録装置41におけるJPEG画像の記録動作が、毎秒240枚となるように設定変更を行う。なお、ここでは、15台の監視カメラ10〜17、20〜24、31、32における送信枚数を同一としたが、あらかじめ定められていた送信枚数の設定(監視カメラ10〜17では毎秒30枚、監視カメラ20〜24では毎秒20枚、監視カメラ31、32では毎秒3枚)の比率をなるべく保持したまま、送信枚数の設定変更を行ってもよい。
映像記録装置判断部504は、上記の映像記録動作の割り当てをシステム制御部500に返答する。システム制御部500は、映像記録装置判断部504における判断結果に基づいて、映像記録装置41で15台の監視カメラ10〜17、20〜24、31、32のJPEG画像を記録するとともに、監視カメラ10〜17、20〜24、31、32の送信枚数を毎秒16枚とする新たな映像記録スケジュールを決定し(ステップS1004)、その旨を映像記録装置・監視カメラ指示部505に通知する。
映像記録装置・監視カメラ指示部505は、監視カメラ10〜32に対して映像を映像記録装置41に送信するように指示するとともに、監視カメラ10〜17、20〜24、31、32に対しては、毎秒16枚の送信枚数に設定変更を行うように指示する。また、映像記録装置・監視カメラ指示部505は、映像記録装置41に対して、さらに監視カメラ20〜24、31、32からの映像を毎秒16枚の記録枚数で記録するように指示するとともに、監視カメラ20、21、30からの映像に関しては、映像表示部414で表示を行うように指示する(ステップS1005)。なお、制御装置50から指示を受けた監視カメラ10〜17、20〜24、31、32及び映像記録装置41は、この指示に従って動作の変更を行う。
そして、システム制御部500は、新たな映像記録スケジュールに基づいて、監視カメラ情報格納部506に格納されている監視カメラ情報、及び映像記録装置情報格納部507に格納されている映像記録装置情報の更新を行う(ステップS1006)。なお、更新後の監視カメラ情報は、図11に図示されるように、監視カメラ10〜17、20〜24、31、32に係る送信枚数及び記録枚数が毎秒16枚に変更されるとともに、すべての監視カメラ10〜32の送信先が映像記録装置41に変更される。そして、制御装置50は、再びステップS1001における各映像記録装置41〜43の監視状態に戻る。
なお、上述の本発明の第1の実施の形態における構成を前提として、本発明の第5の実施の形態の説明を行ったが、上述の本発明の第2及び第3の実施の形態における構成に対して、本発明の第5の実施の形態を適用することができることは、当業者には明白であり、ここでは説明を省略する。また、本発明の第5の実施の形態と、上述の本発明の第4の実施の形態とを組み合わせて、映像記録装置41〜43の割り当て及び送信枚数及び記録枚数の設定を同時に行うことも可能である。
また、ここでは、送信枚数及び記録枚数の再設定を行うことによって、映像記録装置41〜43の記録能力を超えないように設定変更を行っているが、例えば、記録能力の条件がJPEG画像の枚数ではなく、最大ファイル容量などで設定される場合には、ファイル容量に関連した映像の品質に係る設定変更を行うことによって、上述の送信枚数及び記録枚数の設定を変更した場合と同様の効果を実現することが可能である。
以上、説明したように、本発明の第5の実施の形態によれば、制御装置50が、複数の監視カメラ10〜32及び複数の映像記録装置41〜43における映像記録スケジュールの統合的な管理を行うとともに、いずれかの映像記録装置41〜43において、映像の記録が不可能となる状況が発生するか否かを監視し、特定の映像記録装置41〜43で映像の記録が不可能となった場合には、映像記録装置41〜43全体の映像記録状況に鑑みて、監視カメラ10〜32における映像の送信枚数の設定を変更することによって、各監視カメラ10〜32の映像が継続して記録されるようにすることが可能となる。
<第6の実施の形態>
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。上述の本発明の第1〜第5の実施の形態では、映像記録制御システムは、制御装置50(あるいは、制御装置50の機能を兼用する映像記録装置80)を1台のみ有している場合について説明したが、制御装置50が故障したり、ネットワーク障害などによって制御装置50がLAN60に接続できなくなったりした場合には、本発明に係る動作が正常に行われなくなる可能性がある。本発明の第6の実施の形態では、こうした不利益をなくすための構成について説明する。
図12は、本発明の第6の実施の形態における映像記録制御システムの構成の一例を示す図である。図12に図示されている映像記録制御システムは、図1に図示されている映像記録制御システムと同様に、ビルの1階に8台の監視カメラ10〜17(ただし、図12では、監視カメラ10、11、17の3台のみ図示)、ビルの2階に5台の監視カメラ20〜24(ただし、図12では、監視カメラ20、21、24の3台のみ図示)、ビルの3階に3台の監視カメラ30〜32が、それぞれ各階の所定の場所の撮像を行うように設置されている。
本発明の第6の実施の形態における監視カメラ10〜32は、上述の本発明の第2の実施の形態における監視カメラ10〜32と同一である。すなわち、本発明の第6の実施の形態における監視カメラ10〜32は、映像の要求を行った映像記録装置81〜83に対して、映像を送信する機能を有している。
また、1階〜3階のすべての階を接続するためのLAN60が設けられており、各監視カメラ10〜32は、LAN60に接続されている。また、ビルの各階には、映像記録装置81〜83が1台ずつ設置されており、これらの映像記録装置81〜83もLAN60に接続されている。なお、各階に設置されている映像記録装置81〜83は、各階に設置されている監視カメラ10〜32によって撮像された映像を受信して記録する機能を有している。
すべての映像記録装置81〜83は、上述の本発明の第3の実施の形態で説明した映像記録装置80の構成(図8を参照)を有している。すなわち、本発明の第6の実施の形態における映像記録装置81〜83は、所定の監視カメラ10〜32に対して映像の要求を行うことによって映像の受信、記録、表示を行うことが可能であり、さらに図2に図示されている制御装置50の機能を有している。
ただし、本発明の第6の実施の形態における映像記録装置81〜83は、上述の本発明の第3の実施の形態で説明した映像記録装置80と比較して、映像記録装置・監視カメラ指示部805が、自映像記録装置81〜83に係る指示情報を、所定の監視カメラ10〜32及び自映像記録装置81〜83内部のシステム制御部800に対して送出するという点で異なっている。すなわち、本発明の第6の実施の形態における映像記録装置81〜83は、各自が記録すべき映像に関して、自映像記録装置81〜83で管理し、自映像記録装置81〜83によって受信可能な映像の判断予備を行うように構成されている。
また、すべての映像記録装置81〜83は、同一の監視カメラ情報及び映像記録装置情報を有している。これは、例えば、初期状態において、すべての映像記録装置81〜83間で、監視カメラ情報及び映像記録装置情報の交換が行われる(あるいは、あらかじめすべての映像記録装置81〜83に同一の監視カメラ情報及び映像記録装置情報が設定されている)とともに、時々刻々と変化する可能性のある映像記録装置情報内の記録可能容量及び稼動状態に係る情報に関しては、1つの映像記録装置(例えば、映像記録装置81)が他の映像記録装置(映像記録装置82、83)に対して、定期的に稼動状態通知情報による通知を行うことによって、同期付けが行われる。なお、この場合、稼動状態通知情報による通知を行う映像記録装置81〜83は、同一の稼動状態通知情報を用いて、自映像記録装置81〜83内の映像記録装置情報の更新も同時に行う。
すなわち、図12に図示されている映像記録制御システムでは、すべての映像記録装置81〜83に制御装置50の機能が設けられているとともに、すべての映像記録装置81〜83が格納している監視カメラ情報及び映像記録装置情報の同期化が行われており、各映像記録装置81〜83は、自映像記録装置81〜83が記録すべきであると設定されている監視カメラ10〜32に対して、映像の要求を行うことで、決められた監視カメラ10〜32から映像を受信して、その記録や表示を行う。
ここで、すべての映像記録装置81〜83内に保持されている監視カメラ情報及び映像記録装置情報が、図13及び図14に図示されているものである場合を仮定して、本発明の第6の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置81〜83で行われる処理について説明する。なお、図13及び図14に図示されている監視カメラ情報及び映像記録装置情報の構造は、図6及び図7に図示されている監視カメラ情報及び映像記録装置情報と同一であり、ここでは説明を省略する。
また、映像記録装置81〜83の映像記録の割り当て制御に係る基本的な動作は、図5に図示されている制御装置の処理とほぼ同一であり、図5を参照しながら必要に応じて処理を読み替えることによって、以下の説明を行う。
各映像記録装置81〜83は、監視カメラ情報を参照し、映像の送信先が自映像記録装置81〜83に設定されている監視カメラ10〜32に対して、映像の要求を行うとともに映像を受信し、監視カメラ情報内の記録及び表示の設定に応じて、映像の記録や表示を行う。
一方、各映像記録装置81〜83は、他の映像記録装置81〜83に対して、定期的に稼動状態通知情報を送信し、自映像記録装置81〜83が、正常に稼動している旨や記録可能容量などの通知を行う。また、映像記録装置81〜83は、自映像記録装置81〜83が送信した稼動状態通知情報及び他の映像記録装置81〜83から受信した稼動状態通知情報に基づいて、映像記録装置情報の更新を行い、さらに、この映像記録装置情報に基づいて、他の映像記録装置における稼動状態の監視を行う(図5のステップS1001に対応)。なお、上記のように、自他両方の稼動状況通知情報に基づいて映像記録装置情報の更新が行われるため、すべての映像記録装置81〜83が保持している映像記録装置情報は、同期付けが行われている。
ここで、映像記録装置83からの稼動状態通知情報の送信が行われず、図14に図示されているように、映像記録装置83に係る稼動状態の更新が行われなくなったことを、映像記録装置82が映像記録装置81よりも先に検出したとする。すなわち、映像記録装置82が、映像記録装置83で映像の記録が不可能となったことを把握する(図5のステップS1002に対応)。
映像記録装置82の稼動管理部802は、自映像記録装置82内の映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報を参照して、映像記録装置83が故障した旨をシステム制御部800に通知し、システム制御部800は、映像記録装置判断部804に対して、映像記録装置83の映像記録状況の問い合わせを行う。
映像記録装置判断部804における判断動作は、上述の本発明の第1の実施の形態と同一である。すなわち、まず、映像記録装置判断部804は、映像記録装置83が故障前に監視カメラ31、32のそれぞれからJPEG画像を毎秒3枚ずつ受信し、合計毎秒6枚のJPEG画像を記録していた旨を把握する。また、同様に、映像記録装置82が、5台の監視カメラ20〜24からJPEG画像を毎秒20枚ずつ受信し、合計毎秒100枚のJPEG画像を記録している旨を把握する(図5のステップS1003に対応)。
また、映像記録装置判断部804は、映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報を参照して、各映像記録装置81〜83が毎秒240枚のJPEG画像を記録する記録能力を有していることを把握する。これらの参照結果から、映像記録装置判断部804は、映像記録装置82には、あと毎秒140枚のJPEG画像の記録能力が残されており、映像記録装置83で行われていた毎秒6枚のJPEG画像の記録を、自映像記録装置82が肩代わりして行うことが可能であると判断する。
そして、映像記録装置判断部804は、監視カメラ31、32によって撮像された映像を自映像記録装置82で記録することが可能である旨をシステム制御部800に返答する。システム制御部800は、映像記録装置判断部804における判断結果に基づいて、監視カメラ31、32によって撮像された映像を自映像記録装置82で記録するという新たな映像記録スケジュールを決定し(図5のステップS1004に対応)、その旨を映像記録装置・監視カメラ指示部805に通知する。
映像記録装置・監視カメラ指示部805は、システム制御部800からの通知に基づいて、監視カメラ30〜32に対して、映像を自映像記録装置82に送信するように指示する。また、映像記録装置・監視カメラ指示部805は、例えば自映像記録装置82内の内部バスを通じて、映像記録部809に対して、監視カメラ31、32から受信した映像を毎秒3枚記録するように指示するとともに、映像表示部810に対して、監視カメラ30からの映像の表示を行うように指示する(図5のステップS1005に対応)。
そして、システム制御部800は、新たな映像記録スケジュールに基づいて、監視カメラ情報格納部806に格納されている監視カメラ情報、及び映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報の更新を行う(図5のステップS1006に対応)。また、映像記録装置82は、自映像記録装置82において更新された監視カメラ情報及び映像記録装置情報(あるいは更新された差分情報)を、他の映像記録装置81に送信して、再びステップS1001に戻る。
一方、映像記録装置82から新たな監視カメラ情報及び映像記録装置情報(あるいは更新された差分情報)を受信した映像記録装置81は、これらの情報に基づいて、自映像記録装置81内の監視カメラ情報格納部806に格納されている監視カメラ情報、及び映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報の更新を行うことによって、監視カメラ情報及び映像記録装置情報の同期化を行う。
なお、上述のように、本発明の第6の実施の形態では、すべての映像記録装置81〜83によって保持される監視カメラ情報及び映像記録装置情報の同期化が行われるようにするため、映像記録制御システムが大規模になって、映像記録装置81〜83の台数が増加すると、監視カメラ情報及び映像記録装置情報を同期化するために映像記録装置81〜83間で交換される情報のトラフィックが飛躍的に増大し、その結果、余分なトラフィックが増えてしまう可能性がある。
こうした課題を考慮して、例えば、監視カメラ情報及び映像記録装置情報が一元管理されるように構成することも可能である。具体的には、図15に図示されているような、すべての映像記録装置81〜83における映像記録装置情報の管理を行う映像記録装置情報管理部1001と、監視カメラ情報の管理を行う監視カメラ情報管理部1002と、映像記録装置情報を格納する映像記録装置情報格納部1003と、監視カメラ情報を格納する監視カメラ情報格納部1004とを有する1台の受信状態管理装置1000をLAN60に接続させるとともに、すべての映像記録装置81〜83内の映像記録装置情報を格納する監視カメラ情報格納部806及び映像記録装置情報格納部807を削除し、すべての映像記録装置81〜83は、上記の受信状態管理装置1000に保持されている監視カメラ情報及び映像記録装置情報の読み出しや書き込みを行うように構成すればよい。
以上、説明したように、本発明の第6の実施の形態によれば、各映像記録装置81〜83が、相互に稼動状態を監視するとともに、特定の映像記録装置81〜83で映像の記録が不可能となった場合には、映像の記録が不可能となった映像記録装置81〜83で行われていた映像の記録動作を自映像記録装置81〜83で肩代わりできるか否かを判断して、各監視カメラ10〜32から映像を取得することによって、各監視カメラ10〜32の映像が継続して記録されるようにすることが可能となる。
<第7の実施の形態>
次に、本発明の第7の実施の形態について説明する。上述の本発明の第6の実施の形態では、映像記録装置83が映像の記録が不可能になった場合に、映像記録装置82自らがその記録動作の肩代わりを行う例について説明したが、単純に1つの映像記録装置81〜83が、他の映像記録装置の記録動作の肩代わりを行うことが不可能な状況も存在する。こうした状況における本発明の動作の一例について説明する。なお、以下の説明では、上述の本発明の第6の実施の形態における構成(すなわち、図12に図示されている映像記録制御システムの構成、図3に図示されている監視カメラ10〜32の構成、図8に図示されている映像記録装置81〜83の構成)を前提とし、さらに、各映像記録装置81〜83の監視カメラ情報格納部806に図13に図示されている監視カメラ情報が格納されており、この監視カメラ情報に基づいて、各監視カメラ10〜32及び映像記録装置81〜83が動作を行っていることを前提とする。また、本発明の第7の実施の形態では、図16に図示されている映像記録装置情報が、各映像記録装置81〜83の映像記録装置情報格納部807に格納されていることを前提とする。
以下、本発明の第7の実施の形態における映像記録制御システムに係る処理について説明する。なお、基本的な処理は、上述の本発明の第6の実施の形態と同様に、図5に図示されているフローチャートと同一であり、本発明の第7の実施の形態においても、図5に図示されているフローチャートを参照しながら説明する。
上述の本発明の第6の実施の形態と同様に、各映像記録装置81〜83は、監視カメラ情報を参照し、映像の送信先が自映像記録装置81〜83に設定されている監視カメラ10〜32に対して、映像の要求を行うとともに映像を受信し、監視カメラ情報内の記録及び表示の設定に応じて、映像の記録や表示を行う。
また、各映像記録装置81〜83は、他の映像記録装置81〜83に対して、定期的に稼動状態通知情報を送信し、自映像記録装置81〜83が、正常に稼動している旨や記録可能容量などの通知を行う。また、映像記録装置81〜83は、自映像記録装置81〜83が送信した稼動状態通知情報及び他の映像記録装置81〜83から受信した稼動状態通知情報に基づいて、映像記録装置情報の更新を行い、さらに、この映像記録装置情報に基づいて、他の映像記録装置における稼動状態の監視を行う(図5のステップS1001に対応)。
ここで、映像記録装置81からの稼動状態通知情報の送信が行われず、図16に図示されているように、映像記録装置81に係る稼動状態の更新が行われなくなったことを、映像記録装置82が映像記録装置83よりも先に検出したとする。すなわち、映像記録装置82が、映像記録装置81で映像の記録が不可能となったことを把握する(図5のステップS1002に対応)。
映像記録装置82の稼動管理部802は、自映像記録装置82内の映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報を参照して、映像記録装置81が故障した旨をシステム制御部800に通知し、システム制御部800は、映像記録装置判断部804に対して、映像記録装置81の映像記録状況の問い合わせを行う。
映像記録装置判断部804における判断動作は、上述の本発明の第4の実施の形態と基本的に同一である。すなわち、映像記録装置判断部804は、監視カメラ情報格納部806に格納されている監視カメラ情報を参照して、映像記録装置81が、故障前に監視カメラ10〜17のそれぞれからJPEG画像を毎秒30枚ずつ受信し、合計毎秒240枚のJPEG画像を記録していた旨を把握する。また、同様に、自映像記録装置82が、5台の監視カメラ20〜24からJPEG画像を毎秒20枚ずつ受信し、合計毎秒100枚のJPEG画像を記録している旨を把握する(図5のステップS1003に対応)。
さらに、映像記録装置判断部804は、映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報を参照して、自映像記録装置82の記録能力が毎秒240枚のJPEG画像の記録であり、まだ毎秒140枚のJPEG画像を記録する余裕があることを把握する。
この結果、映像記録装置判断部804は、映像記録装置81で行われていた毎秒240枚のJPEG画像の記録動作のうちの毎秒120枚分(例えば監視カメラ10〜13の4台分)の記録を自映像記録装置82で肩代わりすることが可能であると判断する。
そして、映像記録装置判断部804は、監視カメラ10〜13によって撮像された映像を自映像記録装置82で記録することが可能である旨をシステム制御部800に返答する。システム制御部800は、映像記録装置判断部804における判断結果に基づいて、監視カメラ10〜13によって撮像された映像を自映像記録装置82で記録するという新たな映像記録スケジュールを決定し(図5のステップS1004に対応)、その旨を映像記録装置・監視カメラ指示部805に通知する。
映像記録装置・監視カメラ指示部805は、システム制御部800からの通知に基づいて、監視カメラ10〜13に対して、映像を自映像記録装置82に送信するように指示する。また、映像記録装置・監視カメラ指示部805は、例えば自映像記録装置82内の内部バスを通じて、映像記録部809に対して、監視カメラ10〜13から受信した映像を毎秒30枚記録するように指示するとともに、映像表示部810に対して、監視カメラ10、11、13からの映像の表示を行うように指示する(図5のステップS1005に対応)。
そして、システム制御部800は、新たな映像記録スケジュールに基づいて、監視カメラ情報格納部806に格納されている監視カメラ情報、及び映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報の更新を行う(図5のステップS1006に対応)。また、映像記録装置82は、自映像記録装置82において更新された監視カメラ情報及び映像記録装置情報(あるいは更新された差分情報)を、他の映像記録装置83に送信して、再びステップS1001に戻る。なお、このとき、映像記録装置82によって更新された監視カメラ情報は、図17に図示されるように、監視カメラ10〜13の映像記録装置の欄には映像記録装置82が記載されているが、監視カメラ14〜17の映像記録装置の欄には、まだ故障した映像記録装置81が記載されている。
一方、映像記録装置83においても、上述の映像記録装置82と同様の処理が行われる。ここでは詳細な説明は省略するが、映像記録装置83は、映像記録装置82と同様に、映像記録装置81が故障した旨を検出し、映像記録装置81における記録動作を自映像記録装置83によって肩代わりできるか否かを判断する。このとき、監視カメラ情報は、既に映像記録装置82によって図17に図示されるように更新されており、その結果、映像記録装置83は、監視カメラ14〜17の映像の記録の肩代わりが可能であることを判断し、監視カメラ14〜17からの映像の受信、記録、表示の設定を行うとともに、映像記録装置情報内の監視カメラ14〜17の欄に自映像記録装置83を記載して、他の映像記録装置82に対してその更新情報の送信を行う。
その結果、映像記録装置81で記録されていた監視カメラ10〜17の映像は、監視カメラ10〜13に関しては映像記録装置82で、監視カメラ14〜17に関しては映像記録装置83で記録されるようになる。
以上、説明したように、本発明の第7の実施の形態によれば、各映像記録装置81〜83が、相互に稼動状態を監視するとともに、特定の映像記録装置81〜83で映像の記録が不可能となった場合には、映像の記録が不可能となった映像記録装置81〜83で行われていた映像の記録動作を自映像記録装置81〜83で肩代わりできるか否かを判断し、各映像記録装置81〜83が、映像の記録動作の肩代わりを可能な限り行うことによって、複数の映像記録装置81〜83によって記録が不可能となった映像記録装置の分の記録動作が補完され、各監視カメラ10〜32の映像が継続して記録されるようにすることが可能となる。
<第8の実施の形態>
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。なお、本発明の第8の実施の形態においても、上述の第7の実施の形態と同様に、上述の本発明の第6の実施の形態における構成(すなわち、図12に図示されている映像記録制御システムの構成、図3に図示されている監視カメラ10〜32の構成、図8に図示されている映像記録装置81〜83の構成)を前提とし、さらに、各映像記録装置81〜83の監視カメラ情報格納部806に図13に図示されている監視カメラ情報が格納されており、この監視カメラ情報に基づいて、各監視カメラ10〜32及び映像記録装置81〜83が動作を行っていることを前提とする。また、本発明の第8の実施の形態では、図18に図示されている映像記録装置情報が、各映像記録装置81〜83の映像記録装置情報格納部807に格納されていることを前提とする。
以下、本発明の第8の実施の形態における映像記録制御システムに係る処理について説明する。なお、基本的な処理は、上述の本発明の第6の実施の形態と同様に、図5に図示されているフローチャートと同一であり、本発明の第8の実施の形態においても、図5に図示されているフローチャートを参照しながら説明する。
上述の本発明の第6の実施の形態と同様に、各映像記録装置81〜83は、監視カメラ情報を参照し、映像の送信先が自映像記録装置81〜83に設定されている監視カメラ10〜32に対して、映像の要求を行うとともに映像を受信し、監視カメラ情報内の記録及び表示の設定に応じて、映像の記録や表示を行う。
また、各映像記録装置81〜83は、他の映像記録装置81〜83に対して、定期的に稼動状態通知情報を送信し、自映像記録装置81〜83が、正常に稼動している旨や記録可能容量などの通知を行う。また、映像記録装置81〜83は、自映像記録装置81〜83が送信した稼動状態通知情報及び他の映像記録装置81〜83から受信した稼動状態通知情報に基づいて、映像記録装置情報の更新を行い、さらに、この映像記録装置情報に基づいて、他の映像記録装置における稼動状態の監視を行う(図5のステップS1001に対応)。
ここで、映像記録装置82及び映像記録装置83からの稼動状態通知情報の送信が行われず、図17に図示されているように、映像記録装置82及び映像記録装置83に係る稼動状態の更新が行われなくなったことを、映像記録装置81が同時に検出したとする。すなわち、映像記録装置81が、映像記録装置82及び映像記録装置83で映像の記録が不可能となったことを同時に把握する(図5のステップS1002に対応)。
映像記録装置81の稼動管理部802は、自映像記録装置81内の映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報を参照して、映像記録装置82及び映像記録装置83が故障した旨をシステム制御部800に通知し、システム制御部800は、映像記録装置判断部804に対して、映像記録装置82及び映像記録装置83の映像記録状況の問い合わせを行う。
映像記録装置判断部804における判断動作は、上述の本発明の第5の実施の形態と基本的に同一である。すなわち、映像記録装置判断部804は、監視カメラ情報格納部806に格納されている監視カメラ情報を参照して、映像記録装置81が、故障前に監視カメラ20〜24のそれぞれからJPEG画像を毎秒20枚ずつ受信し、合計毎秒100枚のJPEG画像を記録しており、映像記録装置83が、2台の監視カメラ31、32からJPEG画像を毎秒20枚ずつ受信し、合計毎秒6枚のJPEG画像を記録している旨を把握する(図5のステップS1003に対応)。
さらに、映像記録装置判断部804は、映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報を参照して、自映像記録装置81の記録能力が毎秒240枚のJPEG画像の記録であり、新たなJPEG画像を記録する余裕がないことを把握する。
この結果、映像記録装置判断部804は、上述の本発明の第5の実施の形態と同様に、映像記録装置81が15台の監視カメラ10〜17、20〜24、31、32からの映像の記録を行えるように、例えば、送信枚数の設定変更を行うことを判断する。具体的には、例えば、15台の監視カメラ10〜17、20〜24、31、32の送信枚数を毎秒16枚とする設定変更を行うことを判断する。
映像記録装置判断部804は、上記の判断結果をシステム制御部800に返答する。システム制御部800は、映像記録装置判断部804における判断結果に基づいて、映像記録装置81で15台の監視カメラ10〜17、20〜24、31、32のJPEG画像を記録するとともに、監視カメラ10〜17、20〜24、31、32の送信枚数を毎秒16枚とする新たな映像記録スケジュールを決定し(図5のステップS1004に対応)、その旨を映像記録装置・監視カメラ指示部805に通知する。
映像記録装置・監視カメラ指示部805は、システム制御部800からの通知に基づいて、監視カメラ10〜17、20〜24、31、32に対して、映像を自映像記録装置81に送信するように指示するとともに、映像表示部810に対して、さらに監視カメラ20、21、30からの映像の表示を行うように指示する(図5のステップS1005に対応)。
そして、システム制御部800は、新たな映像記録スケジュールに基づいて、監視カメラ情報格納部806に格納されている監視カメラ情報、及び映像記録装置情報格納部807に格納されている映像記録装置情報の更新を行い(図5のステップS1006に対応)、再びステップS1001に戻る。なお、映像記録装置81以外の他の映像記録装置82、83は、映像の記録動作が不可能な状態にあるので、他の映像記録装置82、83で保持されている監視カメラ情報及び映像記録装置情報の更新は行われる必要がない。
以上、説明したように、本発明の第8の実施の形態によれば、各映像記録装置81〜83が、相互に稼動状態を監視するとともに、特定の映像記録装置81〜83で映像の記録が不可能となった場合には、監視カメラ10〜32における映像の送信枚数の設定を変更することによって、各監視カメラ10〜32の映像が継続して記録されるようにすることが可能となる。
なお、上述の本発明の第1〜第5の実施の形態における制御装置は、PC(Personal Computer:パーソナルコンピュータ)などの汎用のコンピュータによって実現可能であり、制御装置における処理は、CPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)などに本発明に係る動作を記述するプログラムを実行させることによって実現可能である。また、上述の本発明の第1〜第8の実施の形態における監視カメラは、汎用のネットワークカメラによって実現可能である。また、上述の本発明の第1〜第8の実施の形態における映像記録装置は、汎用のネットワークビデオレコーダ(ネットワークに接続されたDVD(Digital Versatile Disc)レコーダやHDD(Hard Disk Drive)レコーダ)や、PCなどの汎用のコンピュータによって実現可能である。
また、上述の本発明の第1〜第8の実施の形態では、映像フォーマットがJPEG方式であることを前提として説明したが、映像フォーマットは特に限定されるものではなく、例えば、MPEG(Moving Pictures Expert Group)方式やH.264方式などを利用することも可能である。また、特に、MPEG方式やH.264方式の場合には、1秒間の送信枚数ではなく、送信レート(1秒間の送信ビット数)に基づいて、上述の映像記録装置の割り当て動作を行ったり、送信枚数や映像の品質を落とす代わりに、送信レートを落とすことによって、監視カメラから送出される映像情報を減らしたりすることが望ましい。
また、上述の本発明の第1〜第8の実施の形態では、主に、映像記録装置情報の稼動状態から映像記録装置の故障を検出する場合について説明したが、例えば、稼動状態が正常であっても、記録可能容量が所定の数値(例えば10)を下回った場合にも、故障の検出の場合と同様の処理によって、監視カメラからの映像の記録が継続して行われるようにすることが可能である。
本発明は、通常稼動するシステムに加えて無駄な予備機を準備するなどのコストをかけずに、映像の記録が中断されることなく継続して行われるようにすることが可能となるとともに、記録した映像データの削除を最低限に抑えることが可能となるという効果を有しており、ネットワークにより伝送される映像の受信や記録、表示などの動作制御を行う映像記録技術及びネットワーク制御技術に適用可能である。
本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの監視カメラの構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置の処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置によって保持されている監視カメラ情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置によって保持されている映像記録装置情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第3の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置の構成の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第4の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置によって保持されている映像記録装置情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第5の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置によって保持されている映像記録装置情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第5の実施の形態における映像記録制御システムの制御装置によって保持される更新後の監視カメラ情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第6の実施の形態における映像記録制御システムの構成の一例を示す図である。 本発明の第6の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置によって保持されている監視カメラ情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第6の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置によって保持されている映像記録装置情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第6の実施の形態における受信状態管理装置の構成の一例を示す図である。 本発明の第7の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置によって保持されている映像記録装置情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第7の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置によって映像の記録動作の割り当て過程で保持されている監視カメラ情報の一例を模式的に示す図である。 本発明の第7の実施の形態における映像記録制御システムの映像記録装置によって保持されている映像記録装置情報の一例を模式的に示す図である。
符号の説明
10〜17、20〜24、30〜32 監視カメラ
41〜43、80、81〜83 映像記録装置
50 制御装置
60 LAN
100 映像撮像部
101 エンコーダ
102 映像送信部
410、808 映像受信部
411、809 映像記録部
412、503、803 記録容量管理部
413、502、802 稼動管理部
414、810 映像表示部
500、800 システム制御部
501、801 カメラ情報管理部
504、804 映像記録装置判断部
505、805 映像記録装置・監視カメラ指示部
506、806 監視カメラ情報格納部
507、807 映像記録装置情報格納部
1000 受信状態管理装置
1001 映像記録装置情報管理部
1002 監視カメラ情報管理部
1003 映像記録装置情報格納部
1004 監視カメラ情報格納部

Claims (6)

  1. 複数の映像撮像装置と、複数の映像記録装置と、制御装置とが、ネットワークにより接続されている映像記録制御システムであって、
    前記複数の映像撮像装置のそれぞれが、
    所定の場所を撮像する映像撮像手段と、
    前記映像撮像手段によって撮像された映像を、前記複数の映像記録装置のうちの所定の映像記録装置に送信する映像送信手段とを有し、
    前記複数の映像記録装置のそれぞれが、
    前記複数の映像撮像装置のうちの前記所定の映像撮像装置によって送信された前記映像を受信する映像受信手段と、
    前記映像受信手段によって受信した前記映像を記録媒体に記録する映像記録手段と、
    自映像記録装置が正常に稼動している旨を示す情報を含む情報、及び前記映像を記録する前記記録媒体の記録可能容量を示す情報の少なくとも一方を含む稼動状態通知情報を、前記制御装置に定期的に、又は前記稼動状態の変化を検知したときに送信する稼動状態送信手段とを有し、
    前記制御装置が、
    前記複数の映像撮像装置のそれぞれと、前記複数の映像撮像装置のそれぞれによって撮像された前記映像の記録先に設定されている前記複数の映像記録装置のそれぞれとの対応関係情報を含む映像撮像装置情報を格納する映像撮像装置情報格納手段と、
    前記複数の映像記録装置のそれぞれの記録能力情報及び記録可能容量情報を含む映像記録装置情報を格納する映像記録装置情報格納手段と、
    前記稼動状態通知情報を所定時間以上受信できなくなった映像記録装置、及び前記記録可能容量が所定量以下となった映像記録装置の少なくとも一方が検出された場合に、前記検出された映像記録装置において前記映像の記録が不可能になったと判断する稼動管理手段と、
    前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報、及び前記映像記録装置情報格納手段に格納されている前記映像記録装置情報を参照して、前記稼動管理手段において前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置が記録していた前記映像に関して、前記複数の映像記録装置の中から前記映像の新たな記録先となる新たな映像記録装置を決定する映像記録装置判断手段と、
    前記映像記録装置判断手段において決定された前記新たな映像記録装置に対して、前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置を記録先としていた映像撮像装置によって撮像された前記映像を記録するように指示するとともに、前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置を記録先としていた映像撮像装置に対して、前記新たな映像記録装置を記録先とするように指示する指示手段と、
    前記映像記録装置判断手段で決定された決定内容に基づいて、前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報、及び前記映像記録装置情報格納手段に格納されている前記映像記録装置情報を更新する情報更新手段とを、
    有する映像記録制御システム。
  2. 前記稼動管理手段において前記映像の記録が不可能になったと判断された前記映像記録装置が複数の前記映像撮像装置によって撮像される前記映像を記録していた場合には、前記映像記録装置判断手段が、前記複数の映像記録装置の中から前記映像の新たな記録先となる新たな映像記録装置を複数決定し、前記複数の映像撮像装置のそれぞれと、前記複数の映像撮像装置のそれぞれによって撮像された前記映像を記録する複数の前記新たな映像記録装置のそれぞれとの対応関係を決定するように構成されている請求項1に記載の映像記録制御システム。
  3. 前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報が、前記複数の映像撮像装置のそれぞれにおける前記映像の送信レート情報を有しており、
    前記映像記録装置判断手段が、前記複数の映像撮像装置のうちの1つ以上の映像撮像装置における前記映像の送信レートを落とすように決定するとともに新たな送信レートを決定し、前記指示手段が、前記送信レートを落とすように決定された前記映像撮像装置に対して、前記新たな送信レートに設定を変更するように指示し、前記情報更新手段が、前記送信レートを落とすように決定された前記映像撮像装置の前記送信レート情報を、前記新たな送信レートによって更新するように構成されている請求項1又は2に記載の映像記録制御システム。
  4. 前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報が、前記複数の映像撮像装置のそれぞれにおける前記映像の品質情報を有しており、
    前記映像記録装置判断手段が、前記複数の映像撮像装置のうちの1つ以上の映像撮像装置における前記映像の品質を落とすように決定するとともに新たな品質を決定し、前記指示手段が、前記品質を落とすように決定された前記映像撮像装置に対して、前記新たな品質に設定を変更するように指示し、前記情報更新手段が、前記品質を落とすように決定された前記映像撮像装置の前記品質情報を、前記新たな品質によって更新するように構成されている請求項1から3のいずれか1つに記載の映像記録制御システム。
  5. 複数の映像撮像装置と、複数の映像記録装置とが、ネットワークにより接続されている映像記録制御システムであって、
    前記複数の映像撮像装置のそれぞれが、
    所定の場所を撮像する映像撮像手段と、
    前記映像撮像手段によって撮像された映像を、前記複数の映像記録装置のうちの所定の映像記録装置に送信する映像送信手段とを有し、
    前記複数の映像記録装置のそれぞれが、
    前記複数の映像撮像装置のうちの所定の映像撮像装置によって送信された前記映像を受信する映像受信手段と、
    前記映像受信手段によって受信した前記映像を記録媒体に記録する映像記録手段と、
    自映像記録装置が正常に稼動している旨を示す情報を含む情報、及び前記映像を記録する前記記録媒体の記録可能容量を示す情報の少なくとも一方を含む稼動状態通知情報を、他の映像記録装置に定期的に、又は前記稼動状態の変化を検知したときに送信する稼動状態送信手段と、
    前記複数の映像撮像装置のそれぞれと、前記複数の映像撮像装置のそれぞれによって撮像された前記映像の記録先に設定されている前記複数の映像記録装置のそれぞれとの対応関係情報を含む映像撮像装置情報を格納する映像撮像装置情報格納手段と、
    前記複数の映像記録装置のそれぞれの記録能力情報及び記録可能容量情報を含む映像記録装置情報を格納する映像記録装置情報格納手段と、
    前記稼動状態通知情報を所定時間以上受信できなくなった映像記録装置、及び前記記録可能容量が所定量以下となった映像記録装置の少なくとも一方が検出された場合に、前記検出された映像記録装置において前記映像の記録が不可能になったと判断する稼動管理手段と、
    前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報、及び前記映像記録装置情報格納手段に格納されている前記映像記録装置情報を参照して、前記稼動管理手段において前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置が記録していた前記映像に関して、自映像記録装置が新たな記録先となることが可能か否かを判断する映像記録装置判断手段と、
    前記映像記録装置判断手段において自映像記録装置が新たな記録先となることが可能であると判断された場合、前記映像の記録が不可能になったと判断された映像記録装置を記録先としていた映像撮像装置に対して、自映像記録装置を記録先とするように指示する指示手段と、
    前記映像記録装置判断手段で決定された決定内容に基づいて、前記映像撮像装置情報格納手段に格納されている前記映像撮像装置情報、及び前記映像記録装置情報格納手段に格納されている前記映像記録装置情報を更新する情報更新手段と、
    前記情報更新手段で更新された更新内容を他の映像記録装置に対して通知する更新内容通知手段とを、
    有する映像記録制御システム。
  6. 前記稼動管理手段において前記映像の記録が不可能になったと判断された前記映像記録装置が複数の前記映像撮像装置によって撮像される前記映像を記録していた場合には、前記映像記録装置判断手段が、前記複数の前記映像撮像装置のうちのいくつかの前記映像撮像装置によって撮像される前記映像に関して、自映像記録装置が新たな記録先となることが可能であると判断し、前記指示手段が、前記複数の前記映像撮像装置のうちのいくつかの前記映像撮像装置に対して、自映像記録装置を記録先とするように指示するように構成されている請求項5に記載の映像記録制御システム。
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