JP2006253669A - 配線基板 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱応力による断線等が発生しにくく、しかも基板接続構造全体の低背化も容易に図ることができて接続工数も削減できる中間基板を提供する。
【解決手段】中間基板は、高分子材料により板状に構成され、第一主表面に自身の厚さを減ずる形で副コア収容部100hが開口形成されたコア本体部100mと、セラミックにより板状に構成され、副コア収容部100h内にコア本体部100mと厚さ方向を一致させる形で収容されたセラミック副コア部1とからなる基板コア100を有する。第一端子アレー5は、基板コア100の板面と平行な基準面への正射投影において、セラミック副コア部1の投影領域内に全体が包含される位置関係にて形成されて形成されている。副コア収容部100hは、副コア部1の板面と平行な平面による断面内縁形状が四辺形状であり、かつ、その角部に寸法0.1mm以上2mm以下のアール部Rが形成されてなる。
【選択図】図4

Description

この発明は配線基板に関する。
特開2001−035966号公報
CPUやその他のLSIなどの高速動作する半導体集積回路素子は近年ますます小型化しており、信号端子、電源端子あるいはグランド端子の数が増加し、端子間距離も縮小しつつある。多数の端子が密集した集積回路側の端子アレーは、フリップチップ形態でマザーボード側に接続する技術が一般化しているが、集積回路側の端子アレーとマザーボード側の端子アレーとは端子間隔に大きな差があり、これを変換するための中間基板としての配線基板が必要となる。
上記のような中間基板のうち、オーガニックパッケージ基板と称されるものは、高分子材料からなる誘電体層と導体層とが積層された配線積層部を有し、該配線積層部の誘電体層にて形成された第一主表面上に、フリップチップ接続用の端子アレーが配置される。配線積層部は、ガラス繊維にて強化されたエポキシ樹脂など、高分子材料を主体とする基板コア上に形成される。IC側の端子間隔と、接続先となる主基板(マザーボード)側の端子間隔との間に相当の開きがある場合、その変換のための配線やビアの配設パターンは、端子数が増加していることも相まって、微細化及び複雑化する傾向にあるが、オーガニックパッケージ基板は、フォトリソグラフィー技術とメッキ技術との組み合わせにより、このように微細で複雑な配線パターンも高精度かつ容易に形成できる利点がある。
しかしながら、オーガニックパッケージ基板は、接続先となる主基板(例えばマザーボード)が高分子材料を主体とするものであることに加え、自身の構成材料自体も高分子材料を主体とするものであるから、半田リフローなどの熱履歴が加わると、シリコンを主体とする半導体集積回路素子(線膨張係数は例えば2〜3ppm/℃)と主基板(線膨張係数は例えば17〜18ppm/℃)との線膨張係数差を吸収しきれず、半田剥がれなどの不具合につながる惧れがある。
他方、特許文献1等には、基板の主材料をセラミックで構成した、セラミックパッケージ基板が開示されている。このようなセラミックパケージ基板を用いると、フリップチップ接続された半導体集積回路素子と主基板との間の大きな線膨張係数の差を埋めることができ、特に半導体集積回路素子との端子間のはんだ接合部が熱応力により断線したりする不具合を効果的に防止することができる。
しかしながら、セラミックパッケージ基板は、配線部が金属ペーストの印刷・焼成を利用して形成されるため、フォトリソグラフィー技術が利用できるオーガニックパッケージ基板ほどには配線部を微細化・高集積化することは困難であり、半導体集積回路素子側の端子間隔の縮小にも限界がある。そこで、主基板側にオーガニックパッケージ基板からなる第一の中間基板を接続し、その第一の中間基板にセラミックからなる第二の中継基板を接続し、その第二の中継基板に半導体集積回路素子を接続する多段の基板接続構造を考えることもできるが、中間基板の枚数が増える分だけ、基板接続構造の高さ方向の寸法が増大するので小形化の要求に応じることが困難となり、また、接続工程数も増えるので非能率となる欠点もある。
本発明の課題は、熱応力による断線等が発生しにくく、しかも基板接続構造全体の低背化も容易に図ることができて接続工数も削減できる配線基板を提供することにある。
発明を解決するための手段及び発明の効果
上記の課題を解決するために、本発明の配線基板の第一は、
高分子材料により板状に構成され、第一主表面に自身の厚さを減ずる形で副コア収容部が開口形成されたコア本体部と、コア本体部よりも線膨張係数が小さい材料により板状に構成され、副コア収容部内にコア本体部と厚さ方向を一致させる形で収容された副コア部とからなる基板コアと、副コア収容部の内周面と副コア部の外周面との隙間を充填する高分子材料からなる充填結合層とを有し、
基板コアの第一主表面側に形成され、一方が電源端子、他方がグランド端子として機能する第一側第一種端子及び第一側第二種端子と、第一側信号端子とからなる第一端子アレーと、
基板コアの第二主表面側に形成され、第一側第一種端子及び第二種端子にそれぞれ導通する第二側第一種端子及び第二側第二種端子と、第一側信号端子に導通する第二側信号端子とからなる第二端子アレーとを有し、
第一端子アレーが、基板コアの板面と平行な基準面への正射投影において、副コア部の投影領域と重なる位置関係にて形成されてなり、さらに、
副コア収容部は、副コア部の板面と平行な平面による断面の内周縁が四辺形状であり、かつ、その角部に寸法0.1mm以上2mm以下のアール部又は面取り部が形成されてなることを特徴とする。
また、同じく第二は、高分子材料により板状に構成され、第一主表面に自身の厚さを減ずる形で副コア収容部が開口形成されたコア本体部と、コア本体部よりも線膨張係数が小さい材料により板状に構成され、副コア収容部内にコア本体部と厚さ方向を一致させる形で収容された副コア部とからなる基板コアと、副コア収容部の内周面と副コア部の外周面との隙間を充填する高分子材料からなる充填結合層とを有し、
基板コアの第一主表面側に形成され、一方が電源端子、他方がグランド端子として機能する第一側第一種端子及び第一側第二種端子と、第一側信号端子とからなる第一端子アレーと、
基板コアの第二主表面側に形成され、第一側第一種端子及び第二種端子にそれぞれ導通する第二側第一種端子及び第二側第二種端子と、第一側信号端子に導通する第二側信号端子とからなる第二端子アレーとを有し、
第一端子アレーが、基板コアの板面と平行な基準面への正射投影において、副コア部の投影領域と重なる位置関係にて形成されてなり、さらに、
副コア収容部は、副コア部の板面と平行な平面による断面の内周縁が、外向きに凸な曲率半径0.1mm以上の曲線部のみからなることを特徴とする。
上記構成によると、半導体集積回路素子側とフリップチップ接続される第一端子アレーの領域と重なるように、高分子材料からなるコア本体よりも線膨張係数の小さい材料からなる副コア部を、基板コア内に埋設した構造を有するので、第一端子アレー内の端子に対し、半導体集積回路素子側との線膨張係数差を十分に縮小することができ、ひいては熱応力による断線等を大幅に生じにくくすることができる。また、第一の中間基板に相当するコア本体部に、第二の中間基板に相当する副コア部を埋設するので、中間基板を用いた半導体集積回路素子と主基板との接続構造全体の低背化を図ることができ、接続工数も削減できる。
ところで、上記本発明のいずれの構成においても、副コア部とコア本体部とが、副コア収容部の内周面と副コア部の外周面との隙間を充填する高分子材料からなる充填結合層により結合される。副コア収容部の内縁角部が、全て90°の直角(いわゆるピン角)に形成されていると、ここに充填される充填結合層も副コア収容部に倣って直角の出隅部を四隅に有する。液状の高分子材料にて充填結合層を副コア収容部に充填し固化させると、出隅部付近に微細な気泡が形成される場合がある。また、熱サイクル試験などの際に、充填結合層の出隅部付近にクラックを生じる場合もある。上記クラックや気泡が生じると副コア部と充填結合層との密着性が低下して、配線基板が破損したり、コア本体部及び副コア部上に追って設けるビルドアップ樹脂絶縁層の形成に支障を来たしたりする、という問題があった。
しかしながら、本発明の第一によれば、充填結合層の上記出隅部にも、副コア収容部のアール面に倣った湾曲面または面取りに倣った傾斜面が形成される。このため、かかる出隅部付近の高分子材料に気泡が形成されにくくなり、かつ温度履歴を受けても応力の集中を回避できるため、クラック等が発生しにくくなる。従って、副コア部と充填結合層との密着性が確保され、配線基板が不用意に破損したり、ビルドアップ樹脂絶縁層の形成に支障を来たしたりする不具合も効果的に防止できる。なお、アール部や面取り部の寸法(前者の場合は曲率半径、後者の場合は配線基板の側面長手方向における面取り寸法)が0.1mm未満では、充填結合層の出隅部が狭小となり過ぎ、気泡やクラックが生じやすくなる。一方、アール部や面取り部の寸法が2mmを超えると、上記不具合の防止効果が飽和する場合がある。
他方、本発明の第二によれば、副コア収容部の内縁が、外向きに凸な曲率半径0.1mm以上の曲線部のみからなるので、充填結合層に気泡等の残留を生じやすい出隅部が形成されにくくなり、かつ温度履歴を受けても応力の集中を回避できるため、クラック等が発生しにくくなる。従って、副コア部と充填結合層との密着性が確保され、配線基板が不用意に破損したり、ビルドアップ樹脂絶縁層の形成に支障を来たしたりする不具合も効果的に防止できる。なお、本発明の第二において、「副コア収容部の内縁が、外向きに凸な曲率半径0.1mm以上の曲線部のみからなる」ということは、副コア収容部の内縁の形状的構成要素から「曲率半径0.1mm未満の曲線部」は排除される、ということと等価である。そして、この「曲率半径0.1mm未満の曲線部」の概念には、「曲率半径0.1mm未満となっているピン角部」が含まれるものとする。該本発明の第二においては、副コア収容部の断面の内周縁を円状に形成すれば、特に効果的である。
以下、本発明の第一と第二のいずれにも共通に付加可能な要件について説明する。
まず、副コア部は、該副コア部の板面と平行な平面による断面の外周縁を四辺形状とすることができ、かつ、その角部に寸法0.1mm以上2mm以下のアール部又は面取り部を形成することができる。副コア部の角部がピン角になっていると、温度履歴が加わったときに、充填結合層の角部に副コア部からのバックストレスが集中しやすく、クラックが生じやすい場合がある。また、副コア部の角部先端を起点に充填結合層へクラックが生じやすくなる。しかし、副コア部の角部に上記のようなアール部又は面取り部を形成することで、充填結合層の角部への応力集中を一層緩和しやすくできる。また、副コア部の角部先端を起点としたクラックの発生を効果的に抑制できる。
次に、第一端子アレーは、基板コアの板面と平行な基準面への正射投影において、副コア部の投影領域内に全体が包含される位置関係にて形成することができる。上記構成によると、半導体集積回路素子側とフリップチップ接続される第一端子アレーの全領域を包含するように寸法調整された副コア部を、基板コア内に埋設した構造を有するので、第一端子アレー内の全ての端子に対し、半導体集積回路素子側との線膨張係数差を十分に縮小することができ、ひいては熱応力による断線等をさらに生じにくくすることができる。また、第一の中間基板に相当するコア本体部に、第二の中間基板に相当する副コア部を埋設するので、中間基板を用いた半導体集積回路素子と主基板との接続構造全体の低背化を図ることができ、接続工数も削減できる。該効果は、副コア部が第一端子アレーの形成領域と同等もしくは大面積にて形成されている場合に特に著しい。
副コア部は、コア本体部よりも線膨張係数の小さければ材質は特に限定されない。しかしながら、高分子材料の線膨張係数が比較的高いことなどを考慮すれば、副コア部はセラミックからなるセラミック副コア部とすることが、半導体集積回路素子との間の線膨張係数差を縮小効果をより顕著に達成する観点において好都合である。
この場合、セラミック副コア部をなすセラミックは、アルミナ(7〜8ppm/℃)や、ガラスセラミック(ホウケイ酸系ガラスあるいはホウケイ酸鉛系ガラスにアルミナ等の無機セラミックフィラーを40〜60重量部添加した一種の複合材料である)などを使用できる。前者は線膨張係数が種々のセラミックの中でも特に小さく、接続するべき半導体集積回路素子との間の線膨張係数差の縮小効果に優れる。他方、後者は、低温焼成が容易であり、また、必要に応じて金属配線部やビアなどを形成する際にも、CuやAgを主体とする比較的低融点の高導電率金属材料との同時焼成が可能であるなどの利点がある。
また、セラミック副コア部をなすセラミックは、Si成分の含有率がSiO換算にて68質量%以上99質量%以下であり、Si以外のカチオン成分が、室温から200℃までの温度範囲においてSiOよりも線膨張係数の大きい酸化物を形成する酸化物形成カチオンにて構成されることにより、1ppm/℃室温から200℃までの平均の線膨張係数が1ppm/℃以上7ppm/℃以下に調整されてなる酸化物系ガラス材料で構成することもできる。
室温から200℃までの温度範囲におけるSiOの線膨張係数は1ppm/℃前後と非常に小さく、それよりも線膨張係数の大きい酸化物を形成する酸化物形成カチオンを含有した上記のようなガラス材料で副コア部を構成することにより、その酸化物形成カチオンの種類と含有量に応じてガラス材料の線膨張係数を1ppm/℃以上の任意の値に自由に調整できる。その結果、該ガラス材料を用いた副コア部は、実装される半導体集積回路素子との線膨張係数の差を可及的に縮小することができ、フリップチップ接続等による半導体集積回路素子との端子接続状態の信頼性を大幅に向上させることができる。
接続対象となる半導体集積回路素子がSi半導体部品である場合は、Siの線膨張係数が3ppm/℃前後であることから、酸化物系ガラス材料の線膨張係数は1ppm以上6ppm以下、特に、2ppm/℃以上5ppm/℃以下に調整することが望ましい。他方、接続対象となる半導体集積回路素子がGaAsと格子整合するIII−V族化合物からなる化合物半導体部品である場合、該半導体の線膨張係数が5〜6ppm/℃程度なので、酸化物系ガラス材料の線膨張係数が4ppm/℃以上7ppm/℃以下に調整されていることが望ましい。いずれの場合も、副コア部上に実装された半導体集積回路素子との端子接続構造に、部品/基板間の線膨張係数差に基づく熱的な剪断応力が作用しにくくなり、接続破断などの不具合発生確率を大幅に減ずることができる。
この場合、副コア部を構成する酸化物系ガラス材料のSiOの含有率が68質量%未満では、ガラス材料の線膨張係数を7ppm/℃以下に留めることが困難となり、半導体部品との間の線膨張係数差を十分に縮小できなくなる。99質量%を超えると、ガラス融点が上昇し、気泡残留等の小さい良質のガラスをガラスの製造コストが増大する。また、ガラス材料の線膨張係数1ppm/℃以上に確保することが難しくなる場合もある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。
図1は、本発明の配線基板の一実施形態をなす中間基板(配線基板)200を、半導体集積回路素子2と主基板3との間に配置される中間基板として構成した例である。また、本実施形態において板状部材の第一主表面は、図中にて上側に表れている面とし、第二主表面は下側に表れている面とする。
半導体集積回路素子2は第二主表面に各々複数の信号端子、電源端子及びグランド端子からなる素子側端子アレー4を有し、中間基板200の第一主表面に形成された第一端子アレー5に対し、半田接続部6を介してフリップチップ接続されている。他方、主基板3はマザーボード、あるいは2段目の中間基板をなすオーガニック積層パッケージ基板であり、いずれもセラミック粒子あるいは繊維をフィラーとして強化された高分子材料を主体に構成されており、半田ボールあるいは金属ピンからなる主基板側端子アレー8において、中間基板200の第二主表面に形成された第二端子アレー7に対し、半田接続部6を介して接続されている。
図3に示すように、中間基板(配線基板)200は、主に高分子材料により板状に構成され、第一主表面に自身の厚さを減ずる形で副コア収容部100hが開口形成されたコア本体部100mと、セラミックにより板状に構成され、副コア収容部100h内にコア本体部100mと厚さ方向を一致させる形で収容されたセラミック副コア部1とからなる基板コア100を有する。該基板コア100の第一主表面側には、一方が電源端子、他方がグランド端子として機能する第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bと、第一側信号端子5sとからなる第一端子アレー5が形成されている。
そして、第一端子アレー5は、基板コア100の板面と平行な基準面への正射投影において、セラミック副コア部1の投影領域内に全体が包含される位置関係にて形成されて形成されている。つまり、第一側第一種端子5a、第一側第二種端子5b及び第一側信号端子5sの全てが、セラミック副コア部1上にて半導体集積回路素子2(の素子側端子アレー4)とフリップチップ接合される。これにより、第一端子アレー5内の全ての端子に対し、半導体集積回路素子2側との線膨張係数差を十分に縮小することができ、ひいては熱応力による断線等を大幅に生じにくくすることができる。図3の中間基板200においては、セラミック副コア部1が第一端子アレー5の形成領域よりも大面積とされ、熱応力低減効果がより高められている。
コア本体部100mは、例えば、耐熱性樹脂板(例えばビスマレイミド−トリアジン樹脂板)や、繊維強化樹脂板(例えばガラス繊維強化エポキシ樹脂)等で板状に構成される。
また、セラミック副コア部1の構成セラミック材料としては、アルミナ(熱膨張係数7〜8ppm/℃)や、ホウケイ酸系ガラスあるいはホウケイ酸鉛系ガラスにアルミナ等の無機セラミックフィラーを40〜60重量部添加したガラスセラミックや、Bi2O3−CaO−ZnO−Nb2O5系セラミックなどの低温焼成セラミックを使用できる。また、その他のセラミック材料としては、窒化アルミニウム、窒化珪素、ムライト、二酸化珪素、酸化マグネシウムなども使用可能である。さらに、セラミック副コア部1は、コア本体部100mよりも線膨張係数が小さい、という条件を充足できるのであれば、例えば高分子材料とセラミックとの複合材料(例えば、コア本体部よりもセラミックの重量含有比率の高い、高分子材料とセラミックとの複合材料)にて構成することもできる。他方、参考技術として、セラミック副コア部1を、半導体素子との線膨張係数が類似している観点から、シリコン副コア部で置き換えることも可能である。
他方、セラミック副コア部をなすセラミックは、ガラス材料、例えば骨格成分が二酸化珪(シリカ)であるシリカ系ガラスで構成することもできる。この場合、セラミック誘電体としての用途に適した物性調整を行なうため、SiO以外の種々のガラス添加成分を配合することができる。上記ガラス材料は、溶融ガラスの流動性を高め、気泡残留等を抑制する観点においては、煤溶材成分として、NaO、KOあるいはLiOなどのアルカリ金属酸化物や、B(硼酸)の配合が有効である。他方、BaOやSrOなどのアルカリ土類金属酸化物を添加すると、ガラス材料の誘電率特性を向上させることができる。しかし、過剰の添加は、ガラスの線膨張係数の増大、ひいては部品側との線膨張係数差の拡大を招きやすくなり、熱応力による接続不良などにつながる場合がある。また、ガラス軟化点の上昇により流動性低下が著しくなり、気泡残留等の不具合を招く場合がある。
そして、ガラスの線膨張係数の増大抑制には、SiO成分の含有率を高めること、あるいはZnOをガラス添加成分として配合することがそれぞれ有効である。一方、Ti、ZrないしHfの酸化物は、ガラスの誘電率特性向上の他、ガラスの耐水性改善にも効果がある。しかし、過剰の添加は、ガラス軟化点の上昇により流動性低下が著しくなり、気泡残留等の不具合を招く場合がある。
シリカ系ガラス材料(酸化物系ガラス材料)は、Si成分の含有率がSiO換算にて68質量%以上99質量%以下であり、Si以外のカチオン成分が、室温から200℃までの温度範囲においてSiOよりも線膨張係数の大きい酸化物(以下、線膨張係数調整用酸化物という)を形成する酸化物形成カチオンにて構成されることにより、室温から200℃までの平均の線膨張係数が1ppm/℃以上7ppm/℃以下に調整されたものを採用することにより、(線膨張係数がSiOより大きい)酸化物成分の種類と含有量とに応じて、ガラス材料の線膨張係数を1ppm/℃以上の任意の値に自由に調整できる。その結果、セラミック副コア部1は、実装される半導体部品2との線膨張係数の差を可及的に縮小することができる。半導体集積回路素子2がSi半導体部品(室温から200℃までの平均の線膨張係数:3ppm/℃)の場合、シリカ系ガラス材料の線膨張係数は1ppm以上6ppm以下、特に、2ppm/℃以上5ppm/℃以下に調整することが望ましい。他方、半導体集積回路素子2はGaAsと格子整合するIII−V族化合物からなる化合物半導体部品(例えばGaAs系の次世代型高速CPUやMMIC(Monolithic
Microwave Integrated Circuit))で構成することもできるがこの場合は、該半導体の線膨張係数が5〜6ppm/℃程度なので、シリカ系ガラス材料の線膨張係数が4ppm/℃以上7ppm/℃以下に調整されていることが望ましい。
SiOよりも線膨張係数の大きい酸化物は、アルカリ金属酸化物(NaO、KO、LiO:20〜50ppm/℃)、アルカリ土類金属酸化物(BeO、MgO、CaO、SrO、BaO:8〜15ppm/℃)、ZnO(6ppm/℃)、Al2O3(7ppm/℃)など、種々例示でき、誘電特性や融点、さらにはガラス流動性などを考慮して適宜選定すればよい。なお、SiOの含有率は、線膨張係数を上記範囲内のものとするために、68質量%以上99質量%以下(好ましくは80質量%以上85質量%以下)に調整し、残部を上記の線膨張係数調整用酸化物にて構成することができる。
以下は、本発明に採用可能なガラス組成の具体例である:
SiO:80.9質量%、B:12.7質量%、Al:2.3質量%、NaO:4.0質量%、KO:0.04質量%、Fe:0.03質量%
軟化点:821℃、線膨張係数(20℃から200℃までの平均値):3.25ppm/℃
次に、基板コア100の第二主表面側には、第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bにそれぞれ導通する第二側第一種端子7a及び第二側第二種端子7bと、第一側信号端子5sに導通する第二側信号端子7sとからなる第二端子アレー7が形成されている。そして、第一端子アレー5が、基板コア100の板面と平行な基準面(例えば、基板コア100の第一主表面自身に設定できる)への正射投影において、セラミック副コア部1の投影領域内に全体が包含される位置関係にて形成されてなる。なお、副コア収容部100h内にてセラミック副コア部1とコア本体部100mとの隙間をなす空間には、高分子材料からなる充填結合層55が形成されている。この充填結合層55は、セラミック副コア部1をコア本体部100mに対して固定するとともに、セラミック副コア部1とコア本体部100mとの面内方向及び厚さ方向の線膨張係数差を自身の弾性変形により吸収する役割を果たす。
図2に示すように、第一端子アレー5において、第一側第一種端子5aと第一側第二種端子5bとは互い違いの格子状(あるいは千鳥状でもよい)に配列されている。同様に第二端子アレー7においても、第二側第一種端子7aと第二側第二種端子7bとが、第一端子アレー5の端子配列に対応した互い違いの格子状(あるいは千鳥状でもよい)に配列されている。なお、いずれのアレー5,7も、電源端子とグランド端子との格子状配列を取り囲む形態で複数の第一側信号端子5s及び第二側信号端子7sを有している。
図3において基板コア100は、コア本体部100mの第一主表面とともにセラミック副コア部1の第一主表面が、高分子材料からなる誘電体層102と、配線又はグランド用もしくは電源用の面導体を含む導体層とが交互に積層された第一配線積層部61(いわゆるビルドアップ配線層)にて覆われてなり、第一端子アレー5が該第一配線積層部61の第一主表面に露出形成されてなる。この構成によると、コア本体部100mとともにセラミック副コア部1を第一配線積層部61にて一括して覆うため、第一配線積層部61及び第一端子アレー5を、一般のビルドアップ型オーガニックパッケージ基板とほとんど同一の工程にて形成でき、製造工程の簡略化に寄与する。
また、基板コア100の第二主表面は、高分子材料からなる誘電体層102と、配線又はグランド用もしくは電源用の面導体を含む導体層とが交互に積層された第二配線積層部62にて覆われてなり、第二端子アレー7が該第二配線積層部62の第一主表面に露出形成されてなる。
いずれの配線積層部61,62においても誘電体層102は、エポキシ樹脂などの樹脂組成物からなるビルドアップ樹脂絶縁層として、厚さが例えば20μm以上50μm以下に形成される。本実施形態において誘電体層102はエポキシ樹脂にて構成され、SiOからなる誘電体フィラーを10質量%以上30質量%以下の比率にて配合したものであり、比誘電率εが2〜4(例えば3程度)に調整されている。また、導体層は、配線及び面導体のいずれも、誘電体層102上へのパターンメッキ層(例えば電解Cuメッキ層である)として、厚さが例えば10μm以上20μm以下に形成される。なお、導体層はパターニングにより、一部導体が配置されない領域を有する。また、その導体非形成領域では上下の誘電体層が直接接触する場合がある。
図3においては、第一端子アレー5の第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bに対応し、かつ第二端子アレー7の第二側第一種端子7a及び第二側第二種端子7bにそれぞれ導通する第一種副コア導体51a及び第二種副コア導体51bが、セラミック副コア部1の厚さ方向に形成されている。また、それら第一種副コア導体51a及び第二種副コア導体51bが、第一配線積層部61の各誘電体層102を貫く形で形成されたビア導体107を介して第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bにそれぞれ導通してなる。セラミック副コア部1内に、グランド用及び電源用の導体51a,51bを並列形成することで、グランド用及び電源用の経路の低インダクタンス化ひいては低インピーダンス化を図ることができる。なお、第一種副コア導体51a及び第二種副コア導体51bは、いずれもビア導体107を介して、第二配線積層部62内の第二側第一種面導体211a及び第二側第二種面導体211bに結合されている。さらに、これら第二側第一種面導体211a及び第二側第二種面導体211bに、前述の第二端子アレー7の第二側第一種端子7a及び第二側第二種端子7bがそれぞれ接続されている。
上記のようなセラミック副コア部1は、構成セラミックの原料粉末を含有した周知のセラミックグリーンシートと、パンチングあるいはレーザー穿孔等により形成したビアホールに、金属粉末ペーストを充填したものを積層して焼成することにより、前述の副コア導体51a,51b(さらには後述の51s)を積層ビアとして形成したものである。
また、配線積層部61,62のビア導体107は、誘電体層102にフォトビアプロセス(誘電体層102は感光性樹脂組成物、例えば紫外線硬化型エポキシ樹脂にて構成される)、あるいはレーザー穿孔ビアプロセス(誘電体層102は非感光性樹脂組成物にて構成される)などの周知の手法によりビアホールを穿設し、その内側をメッキ等によるビア導体で充填もしくは覆った構造を有する。なお、いずれの配線積層部61,62も、端子アレー5,7を露出させる形で、感光性樹脂組成物よりなるソルダーレジスト層101にて覆われている。
図2に示すように、第一端子アレー5(及び第二端子アレー7)においては、第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bがアレー内側領域に、第一側信号端子5sがアレー外側領域にそれぞれ配置されている。図3に示すように、第一配線積層部61内には、第一側信号端子5sに導通する形で、セラミック副コア部1の配置領域の外側に信号伝達経路を引き出す第一側信号用配線108が設けられている。該第一側信号用配線108の末端は、セラミック副コア部1を迂回する形でコア本体部100mの厚さ方向に形成された信号用貫通孔導体109sに導通してなる。
半導体集積回路素子2の素子側端子アレー4は、信号端子4sが電源用及びグランド用の端子4a,4bと同様に狭間隔で配置されており、アレーの外周部に位置する信号端子4sは、中間基板200の裏面側に形成された第二端子アレー内の、対応する第二側信号端子7sまでの面内方向距離も大きくなり、多くの場合、セラミック副コア部1の外にはみ出さざるを得ない。しかし、上記の構成によれば、半田接続される素子側信号端子4sと第一側信号端子5sとは、線膨張係数差縮小効果が顕著なセラミック副コア部1の直上に位置させることができ、かつ、十分遠方の第二側信号端子7sに対しても問題なく導通状態を形成できる。
なお、コア本体部100mに形成される貫通孔導体109sは、配線積層部61,62に形成されるビア導体107よりも軸断面径が大である。このような貫通孔導体は、例えばコア本体部100mを板厚方向に貫く形でドリル等により貫通孔を穿設し、その内面をCuメッキ等による金属層にて覆うことにより形成できる。貫通孔導体109sの内側はエポキシ樹脂等の樹脂製穴埋め材109fにより充填される。さらに、貫通孔導体109sの両端面は、導体パッド110により封止される。また、ビア導体107や導体パッド110と、電源層やグランド層などの面導体との直流的な分離を図りたい場合は、該面導体に形成した孔部107iを形成し、その内側に円環状の隙間を隔てた形でビア導体107あるいは導体パッド110を配置すればよい。
なお、図3の中間基板200においては、副コア収容部100hはコア本体部100mを貫通する形態にて構成され、第二配線積層部62が副コア収容部100hに収容されたセラミック副コア部1の第二主表面と接して形成されている。この構成では、セラミック副コア部1の位置から、線膨張係数の大きい高分子材料が主体となるコア本体部100mが排除されるので、半導体集積回路素子2と中間基板200との間の線膨張係数差の縮小効果をより顕著に達成できる。
図12は、図3の中間基板200において、副コア収容部100h及び副コア部1の、副コア部1の板面と平行な平面(S−S)による断面を模式的に示すものである。副コア収容部100hの内周面と副コア部1の外周面との隙間は、前述の充填結合層55にて充填されている。そして、副コア収容部100hは、上記断面による内周縁が四辺形状であり、かつ、その角部に寸法0.1mm以上2mm以下のアール部Rが形成されている。上記角部に対応する位置にて充填結合層55に形成される出隅部にも、副コア収容部100hのアール面に倣った湾曲面が形成される。このため、かかる出隅部付近の高分子材料に気泡が形成されにくくなり、かつ温度履歴を受けても応力の集中を回避できるため、クラック等が発生しにくくなる。なお、上記アール部Rに代えて、図13に示すように、同様の寸法範囲の面取り部Tを形成してもよい。図12及び図13において、副コア収容部100hの内縁は、角部のアール部Rないし面取り部T以外の各辺部が直線状に形成されている。また、0.1mm以上2mm以下のアール部Rないし面取り部Tの形成により、気泡残留やクラック防止効果が最も顕著に発揮されるのは、副コア部1の一辺寸法をL、充填結合層55の肉厚(アール部ないし面取り部の形成されていない部分において、副コア収容部100hの内周面と、これに対向する副コア部1の外周面との距離)をθとしたとき、θ/Lが0.040以上0.090以下に調整される場合である(例えばθ=0.8mm、L=12mm、θ/L=0.067)。また、同様の観点にて、肉厚θの絶対値は、0.50mm以上2.00mm以下、望ましくは0.75mm以上1.50mm以下、より望ましくは0.75mm以上1.25mm以下に設定するのがよい。
副コア収容部100hの内周縁は、図14のように形成することもできる。すなわち、各角部には寸法0.1mm以上2mm以下のアール部Rが形成されているが、残余の各辺部が、該アール部よりも曲率半径の大きい外向きに凸な曲線部Bとなっている。つまり、副コア収容部100hは、副コア部1の板面と平行な平面による断面の内周縁が、外向きに凸な曲率半径0.1mm以上の曲線部のみからなる。この構成によっても、気泡残留やクラック発生の抑制効果が同様にもたらされる。さらに、図15に示すごとく、副コア収容部100hの断面内周縁Cを円状とすれば、効果はさらに高められる。
また、図12〜図15のいずれの構成においても、副コア部1の角部はピン角状になっているが、各図にて一点鎖線で示すように、副コア部1の角部に寸法0.1mm以上2mm以下のアール部rを形成することができる。これにより、充填結合層53の角部(出隅部)への応力集中を一層緩和しやすくできる。また、副コア部1の角部を起点とする充填結合層53へのクラック発生も抑制できる。各図にて破線で示すように、アール部rに代えて同様の寸法範囲の面取り部tを形成してもよく、同様の効果を達成できる。なお、副コア部1の角部を起点とするクラック発生の抑制効果は、θ/Lが0.040以上0.090以下に調整される場合に最も顕著に発揮される。また、同様の観点にて、肉厚θの絶対値は、0.75mm以上1.50mm以下、望ましくは0.75mm以上1.25mm以下に設定するのがよい。
さらに、副コア部1の外周縁は、図16のように形成することもできる。すなわち、各角部には寸法0.1mm以上2mm以下のアール部Rが形成されているが、残余の各辺部が、該アール部よりも曲率半径の大きい外向きに凸な曲線部Bとなっている。つまり、副コア部1は、副コア部1の板面と平行な平面による断面の外周縁が、外向きに凸な曲率半径0.1mm以上の曲線部のみからなる。この構成によっても、気泡残留やクラック発生の抑制効果が同様にもたらされる。さらに、図17に示すごとく、副コア部1の断面内周縁Cを円状とすれば、効果はさらに高められる。
上記の効果を確認するために行なった実験結果について説明する。図1の構造の中間基板(配線基板)200の試験品を、次のような構成にて作製した。まず、コア本体部100mはガラス繊維強化エポキシ樹脂の両面に銅箔が貼付された基板とし、厚さを0.87mmに設定した。副コア収容部100hの一辺の寸法Lを13.5mm〜15mmの範囲で種々設定した。また、各角部に形成するアールの大きさは0.5mm及び1.5mmの2水準とした。他方、セラミック副コア部1は、寸法12mm×12mm厚さ0.87mmのチタン酸バリウムとニッケル電極の交互積層体の焼結品とした。各角部には寸法0.311mm以上1.174mm以下の種々の値の面取り部tを切削機で削り取ることにより形成した。
上記のようなセラミック副コア部1を副コア収容部100h内に配置し、両者の隙間に充填結合層55としてエポキシ樹脂を充填し硬化させ、試験品とした。隙間の調整により、充填結合層55の形成肉厚θを0.75mm以上1.50mm以下の種々の値に設定した。これらの試験品に対し、米国MIL規格883Dに規定された熱衝撃試験を、該規格の条件Cにて90サイクル行ない、副コア収容部100hの角部及びセラミック副コア部1の角部にクラックが生じているか否かを確認した。そして、セラミック副コア部1側の面取り部の寸法を、0.1mm未満、0.1mm以上0.6mm未満及び0.6mm以上の3つの水準に分類し、それぞれクラックが生じた試験品の数比率(各水準についても総試験品数は7〜10とした)を求めた。その結果、副コア収容部100hの角部でクラック発生した試験品は認められなかった。他方、セラミック副コア部1の角部については、全ての試験品についてクラックが認められなかった場合に優良(◎)、クラックが認められなかった試験品が1つでもあれば良好(○)、副コア収容部100hの角部にはクラック発生しなかったものの、セラミック副コア部1の角部については全てクラック発生が認められた場合は可(△)として判定した。以上の結果を表1〜表3に示す。
Figure 2006253669
Figure 2006253669
Figure 2006253669
以上の結果、セラミック副コア部1の角部に形成する面取り量を0.1mm以上、特に0.6mm以上とすることで、該セラミック副コア部1の角部を起点としたクラックを効果的に抑制できていることがわかる。
また、図12〜図15のいずれの構成においても、副コア部1の板面と平行な平面による断面の外周縁が、四辺形状であり、角部はピン角状になっているが、各図にて一点鎖線で示すように、副コア部1の角部に寸法0.1mm以上2mm以下のアール部rを形成することができる。これにより、充填結合層55の角部(出隅部)への応力集中を一層緩和しやすくできる。また、副コア部1の角部を起点とする充填結合層55へのクラック発生も抑制できる。各図にて破線で示すように、アール部rに代えて同様の寸法範囲の面取り部tを形成してもよく、同様の効果を達成できる。なお、副コア部1の角部を起点とするクラック発生の抑制効果は、θ/Lが0.040以上0.090以下に調整される場合に最も顕著に発揮される。また、同様の観点にて、肉厚θの絶対値は、0.75mm以上1.50mm以下、望ましくは0.75mm以上1.25mm以下に設定するのがよい。
さらに、副コア部1の外縁形状は、図16のように形成することもできる。すなわち、各角部には寸法0.1mm以上2mm以下のアール部rが形成されているが、残余の各辺部が、該アール部よりも曲率半径の大きい外向きに凸な曲線部B’となっている。つまり、副コア部1は、副コア部1の板面と平行な平面による断面の外周縁が、外向きに凸な曲率半径0.1mm以上の曲線部のみからなる。この構成によっても、気泡残留やクラック発生の抑制効果が同様にもたらされる。さらに、図17に示すごとく、副コア部1の断面内周縁Cを円状とすれば、効果はさらに高められる。
以下、本発明の中間基板(配線基板)の種々の変形例について説明する。なお、以下の構成において、図3の中中間基板(配線基板)200と同様に構成されて部分は、共通の符号を付与して詳細な説明は省略する。まず、図4の中間基板(配線基板)300は、その副コア収容部100hが、コア本体部100mの第一主表面に開口する有底の凹状部として構成されている。第二配線積層部62は、該凹状部の裏面側にてコア本体部100mの第二主表面と接して形成されている。この構造は、コア本体部100mの第二主表面側にセラミック副コア部1が露出しないので、平坦な第二配線積層部62をより簡便に形成できる利点がある。具体的には、コア本体部100mの、副コア収容部100hの底部をなす部分を貫通する形で第二端子アレー7をなす各端子と導通する底部貫通孔導体部209が形成され、セラミック副コア部1に形成された各副コア導体51a、51bがそれら底部貫通孔導体部209に導通している。より詳しくは、底部貫通孔導体部209側のパッド80と、副コア導体側のパッド70とが半田接続部6’を介してフリップチップ接続された形態となっている。副コア部1及び副コア収容部100hの断面形状については、図12〜図15を用いて説明したものと同様のものを採用できる。
次に、図5の中間基板400は、第一端子アレー5の第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bに各々導通する第一側第一種面導体111a及び第一側第二種面導体111bが、第一配線積層部61内において、それぞれセラミック副コア部1とともにコア本体部100mの第一主表面を覆う形で形成されている。また、それら第一側第一種面導体111a及び第一側第二種面導体111bは、セラミック副コア部1を迂回する形でコア本体部100mの厚さ方向に形成された第一種貫通孔導体109a及び第二種貫通孔導体109bにそれぞれ導通している。この構成によると、セラミック副コア部1内に、第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bに導通する副コア導体が形成されない。Cu等の導体用金属は線膨張係数が比較的大きいが、上記構成によると、金属製の副コア導体の形成体積率を減少させることができるので、セラミック副コア部1全体の平均的な線膨張係数を小さくでき、ひいては、半導体集積回路素子2と中間基板200との間の線膨張係数差の縮小効果をより顕著に達成できる。なお、第一種貫通孔導体109a及び第二種貫通孔導体109bは、いずれもビア導体107を介して、第二配線積層部62内の第二側第一種面導体211a及び第二側第二種面導体211bに結合されている。
この場合、第一端子アレー5において、図2のごとく、第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bがアレー内側領域に、第一側信号端子5sがアレー外側領域にそれぞれ配置される場合は、図3と同様に、第一側信号端子5sに導通する形で第一配線積層部61内に、セラミック副コア部1の配置領域の外側に信号伝達経路を引き出す第一側信号用配線108を設けることができる。該第一側信号用配線108の末端は、セラミック副コア部1を迂回する形でコア本体部100mの厚さ方向に形成された信号用貫通孔導体109sに導通させることができる。この構成により、セラミック副コア部1からは副コア導体を完全に排除でき、セラミックのムク板にて構成することができるから、半導体集積回路素子2と中間基板200との間の線膨張係数差の縮小効果向上だけでなく、セラミック副コア部1の製造工程も大幅に簡略化できる。副コア部1及び副コア収容部100hの断面形状については、図12〜図15を用いて説明したものと同様のものを採用できる。
図6の中間基板(配線基板)500は、図5の中間基板400を図4の中間基板300と同様に、副コア収容部100hを、コア本体部100mの第一主表面に開口する有底の凹状部として構成した例である。ここでは、セラミック副コア部1に副コア導体が形成されておらず、従って、副コア収容部100hの底部をなす部分には図4の底部貫通孔導体部209は形成されていない。副コア部1及び副コア収容部100hの断面形状については、図12〜図15を用いて説明したものと同様のものを採用できる。
次に、図7の中間基板(配線基板)600は、第一端子アレー5を構成する第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bがセラミック副コア部1の第一主表面上に露出形成されている。また、第一端子アレー5の第一側第一種端子5a及び第一側第二種端子5bに対応し、かつ第二端子アレー7の第二側第一種端子7a及び第二側第二種端子7bにそれぞれ導通する第一種副コア導体51a及び第二種副コア導体51bが、該セラミック副コア部1の厚さ方向に形成されている。この構成によると、セラミック副コア部1の第一主表面から、高分子材料を主体とした第一配線積層部61が排除され、半導体集積回路素子2とセラミック副コア部1とが半田接続部6により直結される。これにより、半導体集積回路素子2と中間基板(配線基板)200との間の線膨張係数差の縮小効果がより向上する。また、セラミック副コア部1の直上では、端子に導通する配線の引き回しがなされないので、該端子に導通する伝送経路の低インダクタンス化ひいては低インピーダンス化を図ることができる。なお、この実施形態の中間基板(配線基板)600においては、第一側配線積層部が形成されていない。副コア部1及び副コア収容部100hの断面形状については、図12〜図15を用いて説明したものと同様のものを採用できる。
図7の中間基板(配線基板)600においては、第一端子アレー5を構成する第一側信号端子5sがセラミック副コア部1の第一主表面上に露出形成され、該第一側信号端子5sに対応し、かつ第二端子アレー7の第二側信号端子7sに導通する信号用副コア導体51sが、該セラミック副コア部1の厚さ方向に形成されている。この構成は、第一端子アレー5の端子間距離がそれほど小さくない場合に採用でき、信号端子に対しても副コア導体51sが形成されるので、グランド用及び電源用の伝送経路だけでなく、信号用の伝送経路の低インダクタンス化ひいては低インピーダンス化も図ることができる。副コア部1及び副コア収容部100hの断面形状については、図12〜図15を用いて説明したものと同様のものを採用できる。
他方、図11の中間基板(配線基板)1000においては、セラミック副コア部1の第一主表面の外周縁部が、コア本体部100mの第一主表面とともに、高分子材料からなる誘電体層102と、配線又はグランド用もしくは電源用の面導体を含む導体層とが交互に積層された第一配線積層部61にて覆われている。第一側信号端子5sは、第一配線積層部61の表面に露出する形で形成されている。そして、第一側信号端子5sに導通する形で第一配線積層部61内には、セラミック副コア部1の配置領域の外側に信号伝達経路を引き出す第一側信号用配線108が設けられている。第一側信号用配線108の末端は、セラミック副コア部1を迂回する形でコア本体部100mの厚さ方向に形成された信号用貫通孔導体109sに導通している。この構成は、アレー外周部の信号用端子に導通する配線を面内外方に大きく引き出すことができるので、第一端子アレー5の端子間距離が小さい場合に有利であるといえる。副コア部1及び副コア収容部100hの断面形状については、図12〜図15を用いて説明したものと同様のものを採用できる。
図8の中間基板(配線基板)700は、図3の配線基板200のセラミック副コア部1を面内方向にさらに拡張するとともに、第一端子アレー5の第一側信号端子5sに対応し、かつ第二端子アレー7の第二側信号端子7sに導通する信号用副コア導体51sを、副コア部1の厚さ方向に形成した例である。副コア部1及び副コア収容部100hの断面形状については、図12〜図15を用いて説明したものと同様のものを採用できる。
また、以上の実施形態においては、いずれも副コア部1が半導体集積回路素子2よりも大面積に形成されていたが、副コア部1を半導体集積回路素子2の投影領域とほぼ同面積に形成することもできる。さらに、図9の中間基板(配線基板)800のごとく、第一端子アレー5の全てを副コア部1の領域内に収めつつ、副コア部1を半導体集積回路素子2よりも小面積に構成することも可能である。また、半導体集積回路素子2よりも外周に位置する端子における半田接続部6の接続状態への影響がそれ程懸念されない場合には、図10の中間基板(配線基板)900のごとく、第一端子アレー5の領域よりも副コア部1を小面積に構成することも不可能ではない。
本発明の中間基板の使用形態の一例を示す側面模式図。 図1の中間基板の第一端子アレーの配置形態の一例を示す平面図。 本発明の中間基板の第一実施形態を示す断面模式図。 同じく第二実施形態を示す断面模式図。 同じく第三実施形態を示す断面模式図。 同じく第四実施形態を示す断面模式図。 同じく第五実施形態を示す断面模式図。 同じく第六実施形態を示す断面模式図。 同じく第七実施形態を示す断面模式図。 同じく第八実施形態を示す断面模式図。 同じく第九実施形態を示す断面模式図。 副コア収容部と副コア部の断面形状の第一例を示す模式図。 同じく第二例を示す模式図。 同じく第三例を示す模式図。 同じく第四例を示す模式図。 同じく第五例を示す模式図。 同じく第六例を示す模式図。
符号の説明
1 セラミック副コア部
5 第一端子アレー
5a 第一側第一種端子
5b 第一側第二種端子
5s 第一側信号端子
7 第二端子アレー
7a 第二側第一種端子
7b 第二側第二種端子
51a 第一種副コア導体
51b 第二種副コア導体
51s 信号用副コア導体
53 充填結合層
R,r アール部
T,t 面取り部
61 第一配線積層部
100 基板コア
100h 副コア収容部
100m コア本体部
102 誘電体層
107 ビア導体
108 第一側信号用配線
109a 第一種貫通孔導体
109b 第二種種貫通孔導体
109s 信号用貫通孔導体
111a 第一側第一種面導体
111b 第一側第二種面導体
200,300,400,500,600,700,800,900,1000 中間基板(配線基板)

Claims (17)

  1. 高分子材料により板状に構成され、第一主表面に自身の厚さを減ずる形で副コア収容部が開口形成されたコア本体部と、前記コア本体部よりも線膨張係数が小さい材料により板状に構成され、前記副コア収容部内に前記コア本体部と厚さ方向を一致させる形で収容された副コア部とからなる基板コアと、前記副コア収容部の内周面と前記副コア部の外周面との隙間を充填する高分子材料からなる充填結合層とを有し、
    前記基板コアの第一主表面側に形成され、一方が電源端子、他方がグランド端子として機能する第一側第一種端子及び第一側第二種端子と、第一側信号端子とからなる第一端子アレーと、
    前記基板コアの第二主表面側に形成され、前記第一側第一種端子及び第二種端子にそれぞれ導通する第二側第一種端子及び第二側第二種端子と、前記第一側信号端子に導通する第二側信号端子とからなる第二端子アレーとを有し、
    前記第一端子アレーが、前記基板コアの板面と平行な基準面への正射投影において、前記副コア部の投影領域と重なる位置関係にて形成されてなり、さらに、
    前記副コア収容部は、前記副コア部の板面と平行な平面による断面の内周縁が四辺形状であり、かつ、その角部に寸法0.1mm以上2mm以下のアール部又は面取り部が形成されてなることを特徴とする配線基板。
  2. 高分子材料により板状に構成され、第一主表面に自身の厚さを減ずる形で副コア収容部が開口形成されたコア本体部と、前記コア本体部よりも線膨張係数が小さい材料により板状に構成され、前記副コア収容部内に前記コア本体部と厚さ方向を一致させる形で収容された副コア部とからなる基板コアと、前記副コア収容部の内周面と前記副コア部の外周面との隙間を充填する高分子材料からなる充填結合層とを有し、
    前記基板コアの第一主表面側に形成され、一方が電源端子、他方がグランド端子として機能する第一側第一種端子及び第一側第二種端子と、第一側信号端子とからなる第一端子アレーと、
    前記基板コアの第二主表面側に形成され、前記第一側第一種端子及び第二種端子にそれぞれ導通する第二側第一種端子及び第二側第二種端子と、前記第一側信号端子に導通する第二側信号端子とからなる第二端子アレーとを有し、
    前記第一端子アレーが、前記基板コアの板面と平行な基準面への正射投影において、前記副コア部の投影領域と重なる位置関係にて形成されてなり、さらに、
    前記副コア収容部は、前記副コア部の板面と平行な平面による断面の内周縁が、外向きに凸な曲率半径0.1mm以上の曲線部のみからなることを特徴とする配線基板。
  3. 前記副コア収容部は、前記断面内縁が円状に形成されてなる請求項2記載の配線基板。
  4. 前記副コア部は、該副コア部の板面と平行な平面による断面の外周縁が四辺形状であり、かつ、その角部に寸法0.1mm以上2mm以下のアール部又は面取り部が形成されてなる請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の配線基板。
  5. 前記副コア部は、前記副コア部の板面と平行な平面による断面の外周縁が、外向きに凸な曲率半径0.1mm以上の曲線部のみからなる請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の配線基板。
  6. 前記副コア部は、前記断面の外周縁が円状に形成されてなる請求項5記載の配線基板。
  7. 前記第一端子アレーが、前記基板コアの板面と平行な基準面への正射投影において、前記副コア部の投影領域内に全体が包含される位置関係にて形成されてなる請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の配線基板。
  8. 前記基板コアは、前記コア本体部の第一主表面とともに前記副コア部の第一主表面が、高分子材料からなる誘電体層と、配線又はグランド用もしくは電源用の面導体を含む導体層とが積層された第一配線積層部にて覆われてなり、前記第一端子アレーが該第一配線積層部の第一主表面に露出形成されてなる請求項1ないし請求項6のいずれか1項に記載の配線基板。
  9. 前記第一端子アレーの前記第一側第一種端子及び第一側第二種端子に対応し、かつ前記第二端子アレーの前記第二側第一種端子及び第二側第二種端子にそれぞれ導通する第一種副コア導体及び第二種副コア導体が、前記副コア部の厚さ方向に形成され、それら第一種副コア導体及び第二種副コア導体が、前記第一配線積層部の前記各誘電体層を貫く形で形成されたビア導体を介して前記第一側第一種端子及び第一側第二種端子にそれぞれ導通してなる請求項8記載の配線基板。
  10. 前記第一端子アレーの前記第一側第一種端子及び第一側第二種端子に各々導通する第一側第一種面導体及び第一側第二種面導体が、前記第一配線積層部内において、それぞれ前記副コア部とともに前記コア本体部の第一主表面を覆う形で形成され、
    それら第一側第一種面導体及び第一側第二種面導体が、前記副コア部を迂回する形で前記コア本体部の厚さ方向に形成された第一種貫通孔導体及び第二種貫通孔導体にそれぞれ導通してなる請求項9記載の配線基板。
  11. 前記第一端子アレーにおいて、前記第一側第一種端子及び第一側第二種端子がアレー内側領域に、前記第一側信号端子がアレー外側領域にそれぞれ配置され、
    前記第一側信号端子に導通する形で前記第一配線積層部内に、前記副コア部の配置領域の外側に信号伝達経路を引き出す第一側信号用配線が設けられ、該第一側信号用配線の末端が、前記副コア部を迂回する形で前記コア本体部の厚さ方向に形成された信号用貫通孔導体に導通してなる請求項8ないし請求項10のいずれか1項に記載の配線基板。
  12. 前記第一端子アレーを構成する前記第一側第一種端子及び前記第一側第二種端子が前記副コア部の第一主表面上に露出形成され、前記第一端子アレーの前記第一側第一種端子及び第一側第二種端子に対応し、かつ前記第二端子アレーの前記第二側第一種端子及び第二側第二種端子にそれぞれ導通する第一種副コア導体及び第二種副コア導体が、該副コア部の厚さ方向に形成されてなる請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の配線基板。
  13. 前記第一端子アレーを構成する前記第一側信号端子が前記副コア部の第一主表面上に露出形成され、該第一側信号端子に対応し、かつ前記第二端子アレーの前記第二側信号端子に導通する信号用副コア導体が、該副コア部の厚さ方向に形成されてなる請求項12記載の配線基板。
  14. 前記副コア部の第一主表面の外周縁部が、前記コア本体部の第一主表面とともに、高分子材料からなる誘電体層と、配線又はグランド用もしくは電源用の面導体を含む導体層とが積層された第一配線積層部にて覆われてなり、前記第一側信号端子が前記第一配線積層部の表面に露出する形で形成され、
    前記第一側信号端子に導通する形で前記第一配線積層部内に、前記副コア部の配置領域の外側に信号伝達経路を引き出す第一側信号用配線が設けられ、該第一側信号用配線の末端が、前記副コア部を迂回する形で前記コア本体部の厚さ方向に形成された信号用貫通孔導体に導通してなる請求項13記載の配線基板。
  15. 前記副コア部が前記第一端子アレーの形成領域と同等もしくは大面積にて形成されている請求項1ないし請求項14のいずれか1項に記載の配線基板。
  16. 前記副コア部はセラミックからなるセラミック副コア部とされている請求項1ないし請求項15のいずれか1項に記載の配線基板。
  17. 前記セラミック副コア部をなすセラミックがアルミナ又はガラスセラミックからなる請求項16記載の配線基板。
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