JP2006251273A - 液晶パネル端子のクリーニング方法及び装置 - Google Patents

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Masaki Murai
正樹 村井
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Abstract

【課題】上ガラスと下ガラスとの段差のごく近傍付近の端子形成面のクリーニングを十分に行える液晶パネル端子のクリーニング方法及び装置を提供する。
【解決手段】押圧部材によりふき取り部材を上方向から端子形成面に押圧するとともに前記ふき取り部材と段差部とを接触するように、前記押圧部材と液晶パネルとを段差部における下ガラス基板と上ガラス基板との境界線に直交する水平方向に相対的に付勢し、前記ふき取り部材を端子形成面及び段差部に押圧及び付勢した状態で液晶パネルと押圧部材とを前記境界線に沿って相対移動させることによりクリーニングする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、液晶パネルの実装端子面を清掃するクリーニング方法及び装置に関する。
従来、液晶パネルの生産においては、樹脂に導電性粒子を分布させて形成された異方性導電材(ACF)を介して、半導体チップなどを熱圧着する必要がある。この熱圧着には、圧着ヘッドを備えた熱圧着機構が使用されている。このように異方性導電材を半導体チップなどの導電材接続部品と液晶パネルとの間に介して、これらを圧着ヘッドで熱圧着する場合には、均一な圧力が印加されることが重要である。しかし、圧着ヘッドと基板との間や圧着ヘッドと半導体チップとの間に異物が存在すると、異物に応力が集中し、不均一な圧力の印加が生じてしまい、異方性導電材による実装の信頼性を低下させる。
そこで、図9及び図10に示すように、熱圧着の前準備として液晶パネル3の上面周縁にある端子部3cを不織布などのクリーニング布50でクリーニングする方法が広く知られている。
しかし、最近の液晶パネルにおいては端子部分の面積(巾)が小さくなる傾向と熱圧着される半導体チップ51が小型化しているため、上ガラス基板3bと半導体チップ51の隙間53をできるだけ狭くして圧着する必要が生じている。これによって、図11に示すように、必然的に上ガラス基板3bと下ガラス基板3aとの段差3dのごく近傍付近の端子形成面に半導体チップ51を装着することとなるが、クリーニング布50が上ガラス基板3bと端子形成面とで形成される隅となった当該装着位置まで届きづらいため、端子のクリーニングを十分におこなうことができなかった。
そのため、特許文献1のような技術が開発されている。これは、上下一対のクランプ爪17でテープ状のクリーニング布16を介して液晶パネル14の端部をクランプし、クリーニング布16の送り方向に対し直角方向に相対移動させて、液晶パネル14の端部をクリーニングするようになっている。クリーニング布16を縦供給するとき、布にかかる力(トルク)を端子形成面の巾に応じて切替え、液晶パネルの端子面の表裏面を同時に精度良く安定した条件でクリーニングできるようになっている。
特開平9−265105号公報(第5,6頁、図1〜図4)
上記従来装置では、クリーニング布16と液晶パネル14とがクリーニングする際に相対移動する方向に対し、直交する方向にクリーニング布16を供給する(縦供給)ため、当該相対移動の際にクリーニング布16のクリーニングする位置からのずれ又はめくれを生じる虞があり、これによってクリーニング作業が停止すると生産効率の低下を招く可能性があった。
本発明は係る従来の問題点に鑑みてなされたものであり、下ガラス基板の端子形成面について、上ガラス基板の段差部端面のごく近傍付近まで十分クリーニングを行える液晶パネル端子のクリーニング方法及び装置を提供することである。
上述した課題を解決するために、請求項1に係る発明の構成上の特徴は、下ガラス基板に下ガラス基板よりも少し小さな上ガラス基板が重ね合わされることにより上ガラス基板の端部と下ガラス基板の端部のはみ出しとによって段差部が形成されるとともに、はみ出した該下ガラス基板の端部上面に端子形成面が設けられた液晶パネルにおいて、裏面押圧支持部材により端子形成面の裏面を押圧支持するとともに押圧部材によりふき取り部材を端子形成面に押圧してクリーニングするクリーニング方法にして、前記押圧部材によりふき取り部材を上方向から端子形成面に押圧するとともに前記ふき取り部材と前記段差部とが接触するように、該押圧部材と液晶パネルとを該段差部における下ガラス基板と上ガラス基板との境界線に直交する水平方向に相対的に付勢し、前記ふき取り部材を前記端子形成面及び段差部に押圧及び付勢した状態で液晶パネルと押圧部材とを前記境界線に沿って相対移動させることによりクリーニングすることである。
請求項2に係る発明の構成上の特徴は、請求項1において、前記裏面押圧支持部材と前記端子形成面の裏面との間に裏面ふき取り部材を介在させることにより、前記端子形成面のクリーニングと同時に端子形成面の裏面のクリーニングをすることである。
請求項3に係る発明の構成上の特徴は、下ガラス基板に下ガラス基板よりも少し小さな上ガラス基板が重ね合わされることにより上ガラス基板の端部と下ガラス基板の端部のはみ出しとによって段差部が形成されるとともに、はみ出した下ガラス基板の端部上面に端子形成面が設けられた液晶パネルにおいて、裏面押圧支持部材により端子形成面の裏面を押圧支持するとともに押圧部材によりふき取り部材を端子形成面に押圧してクリーニングするクリーニング方法にして、前記端子形成面にふき取り部材を押圧する押圧部材と、該端子形成面の裏面を押圧支持する裏面押圧支持部材と、前記ふき取り部材と前記段差部とが接触するように、該押圧部材と前記液晶パネルとを段差部における下ガラス基板と上ガラス基板との境界線に直交する水平方向に相対的に付勢する付勢手段と、押圧部材と裏面押圧支持部材とを相対的に接近させて前記はみ出した下ガラス基板の端部を押圧挟持するように押圧させる押圧手段と、液晶パネルに対して押圧部材と裏面押圧支持部材とを前記境界線に沿って相対移動させる相対移動手段とを備えたことである。
請求項4に係る発明の構成上の特徴は、請求項3において、前記ふき取り部材はテープ状の布であり、該テープ状の布を前記境界線に沿った方向に送って端子形成面に押圧される新たなふき取り面を供給する供給手段を備えたことである。
請求項5に係る発明の構成上の特徴は、請求項3において、前記押圧部材は、押圧の際に前記上ガラス基板の段差部端面に対向する側面が水平断面において半円状となるよう曲面に形成されていることである。
請求項1に係る発明においては、押圧支持部材の上に液晶パネルを支持し、押圧部材によりふき取り部材を端子形成面に上方向から押圧するとともに押圧部材と液晶パネルとを上ガラス基板と下ガラス基板との段差部の境界線に直交する方向に相対的に付勢する。これによって、端子形成面の上ガラス基板の端面近傍までふき取り部材が到達する。そして、この状態で液晶パネルと押圧部材とを前記境界線にそって相対移動させるので、端子形成面の上ガラス基板の端面近傍まで十分にクリーニングすることができる。
請求項2に係る発明においては、液晶パネルの端子形成面の表面のクリーニングに加え、裏面ふき取り部材によって端子形成面の裏面を同時にクリーニングして、該裏面に付着している異物を取り除くことができる。例えばACFを使用したドライバチップの端子形成面への熱圧着時に、熱圧着される端子形成面の裏面に異物があると、その異物に応力が集中して液晶パネルが破損する虞があるが、裏面をクリーニングすることによって、このような原因による液晶パネルの破損を防止することができる。
請求項3に係る発明においては、押圧部材と裏面押圧支持部材とを押圧手段により接近させ、前記はみ出した下ガラス基板の端部を押圧挟持する。このとき、ふき取り部材は端子形成面に押圧され、端子形成面の裏面は裏面押圧支持部材によって押圧支持される。さらにふき取り部材と段差部とは、付勢手段によって、接触するように前記境界線に直交する水平方向に付勢される。これによって、ふき取り部材は端子形成面の上ガラス基板の段差部端面近傍まで到達する。そして、この状態で、相対移動手段によって液晶パネルと押圧部材とを前記境界線にそって相対移動させるので、ふき取り部材によって、端子形成面の上ガラス基板の端面近傍まで十分にクリーニングすることができる。
請求項4に係る発明においては、テープ状の布の新たなふき取り面を供給するため、前記境界線に沿った方向にテープ状の布を送る構造なので、前記相対移動する際にテープ状の布の長手方向にずれる力が加わることとなり、テープ状の布がふき取り位置からずれること又はめくれることを防止することができる。
請求項5に係る発明においては、押圧部材が、押圧の際に前記段差部に対向する側面が水平断面において半円状となるよう曲面に形成されているので、段差部に形状変化がある場合や前記相対移動が前記境界線に対して斜行してしまう場合においても、かかる変化を吸収してふき取り部材を滑らかに追従させて相対移動させることができる。
本発明に係る液晶パネルのクリーニング方法及び装置の実施形態を図面に基づいて以下に説明する。図1は液晶パネルのクリーニング装置の正面図であり、図2は側面からの概略断面図である。
クリーニング装置1は、液晶パネル3を端子形成面3cにおいて上方から押圧する押圧部材としての上部クリーニングヘッド5と、上部クリーニングヘッド5と端子形成面3cとの間に介在するふき取り部材としてのクリーニング布7と、端子形成面3cの裏面を押圧支持する押圧支持部材としての下部クリーニングヘッド9と、下部クリーニングヘッド9と端子形成面3cの裏面の間に介在する裏面クリーニング布11とを備えている。
液晶パネル3は下ガラス基板3aと上ガラス基板3bとから構成されている。下ガラス基板3aは上ガラス基板3bより少し面積が広く形成され、両基板3a,3bを重ねると段差部(上ガラス基板の段差部端面)3dを生じて下ガラス基板3aの端部がはみ出すようになっている。このはみ出した下ガラス基板3aの端部上面には端子形成面3cが設けられている。
液晶パネル3は、クリーニングする端子形成面3cをクリーニング装置1に対向させて図略のワークステージ上に載置固着され、該ワークステージは図略の駆動搬送装置によって搬送方向(段差部3dにおける下ガラス基板3aと上ガラス基板3bとの境界線に平行する方向)に移動可能に構成されている。このワークステージは図略のシリンダ装置によって、クリーニング布7と段差部3dとを接触させるように、搬送方向に直交する水平方向に付勢されるようになっている。
上部クリーニングヘッド5は上部ブラケット13の前方下端部に図略のボルトによって組み付けられ、上部ブラケット13の上端部は直線ガイド付きシリンダ15に連結されている。上部クリーニングヘッド5は、図8に示すように、断面半円状に形成され、その前方側面が丸くなった曲面に形成されている。さらに図7に示すように、該前方側面は下方に向かって漸次広がるテーパ面が形成されている。また、上部ブラケット13の背面には洗浄液の供給穴13aが上部クリーニングヘッド5の背面に至るよう穿設され、供給穴13aの入り口には継ぎ手14が螺入されている。
継ぎ手14には図示しないホースの一端部が連結され、この継ぎ手14を介して該ホースと上部ブラケット13の供給穴13aとが連通されている。該ホースの他端部は図示しないプランジャポンプに連絡され、該プランジャポンプから洗浄液が供給穴13aに供給されるようになっている。上部クリーニングヘッド5には前記供給穴13aに連通する流通孔5aが背面から水平方向に穿設され、この流通孔5aの端部には垂下する洗浄孔5bが該クリーニングヘッド5の下端に開口するよう形成されている。上部クリーニングヘッド5側の供給穴13aの開口部にはOリング16が嵌着され、Oリング16によって上部クリーニングヘッド5と上部ブラケット13との間で洗浄液が漏れるのが防止されている。
直線ガイド付きシリンダ15の上端部は上側クランプシリンダ17に連結され、上側クランプシリンダ17は直線ガイド付きシリンダ15を介して上部ブラケット13と連結されている。直線ガイド付きシリンダ15を作動させると、下端部に連結された上部ブラケット13が上側クランプシリンダ17に対して水平方向にスライドし、上部ブラケット13に組み付けられた上部クリーニングヘッド5が前方への押付け圧を加えられるように構成されている。
上側クランプシリンダ17は背面においてボルトによって図略のフレーム部材に連結固定され、該フレーム部材は図略の基礎壁に固定されている。上側クランプシリンダ17はシリンダ部17aと昇降可能なピストン部17bと摺動ガイド部17cにより構成されている。上側クランプシリンダ17には図略のエアホースが連結され、該エアホースは図略のエアポンプに連通されている。このエアポンプを作動させることによって、上側クランプシリンダ17のピストン部17bが昇降する。ピストン部17bを降下させることによって、直線ガイド付きシリンダ15及び上部ブラケット13を介して前記上部クリーニングヘッド5がクリーニング布7を液晶パネル3の端子形成面3cに押圧するよう構成されている。
クリーニング布7は不織布でテープ状に形成され、前記洗浄液を含んだ状態のいわゆる湿式で端子形成面3cをクリーニングする。クリーニング布7は図示しない供給リールに巻回され、この供給リールから繰り出されて図略の第1ガイドローラ、把持爪20、第2ガイドローラ21、上部クリーニングヘッド5の下端部、第3ガイドローラ22、把持送り爪23 、第4ガイドローラ24、第5ガイドローラ25及びダンシングローラ26を経て図示しない駆動巻き取りリールに巻き取られる。
把持爪20はクリーニング布7を間にしてその両側に開閉可能に構成され、クリーニング布7が搬送方向に送られているときには、開いて同クリーニング布7が自由に通過できるようになっており、クリーニング布7の送りが停止して後述のクリーニング作業が行われるときは、閉じて同クリーニング布7を把持するようになっている。把持送り爪は23クリーニング布7を間にしてその両側に開閉可能に構成されるとともに、クリーニング布7を送る1ピッチ分となる所定の範囲で昇降可能に構成されている。ダンシングローラ26はクリーニング布7が緩んだときに上昇し、最上部に設けられた図略のリミットスイッチをONにして前記駆動巻き取りリールを駆動させ、クリーニング布7を把持送り爪23が送る際の引張り代を確保するとともにクリーニング布7の緩みを取るように構成されている。
クリーニング布7は、該供給リールから各液晶パネル3の端子クリーニングに使用される所定の長さ毎に把持送り爪23の作動によって間欠的に送られ、クリーニングする端子形成面3cに接触するよう上部クリーニングヘッド5の下端部に供給される。クリーニングに使用された使用済みのクリーニング布7は第3ガイドローラ22,把持送り爪23,第4ガイドローラ24,第5ガイドローラ25及びダンシングローラ26を経て図示しない巻き取りリールに巻き取られる。このようにクリーニング布7は把持送り爪23と該駆動巻き取りリールの回転によって供給リールから送り走行され、各液晶パネル3の端子クリーニング毎に新しいテープ面を端子形成面3cに接触させるよう構成されている。第2ガイドローラ21と第3ガイドローラ22とは液晶パネル3の搬送方向に平行に配置され、クリーニング布7が送り走行する際に、これらのガイドローラ21,22によってクリーニング布7をクリーニングされる液晶パネル3の上ガラス基板3bと下ガラス基板3aとが形成する境界線に対して平行に送るようになっている。
下部クリーニングヘッド9は下部ブラケット27の前方上端部に図略のボルトにより組み付けられ、下部ブラケット27の下端部は下側クランプシリンダ29の上端に連結されている。また、下部ブラケット27の背面には洗浄液の供給穴27aが下部クリーニングヘッド9の背面に至るよう穿設され、供給穴27aの入り口には継ぎ手14が螺入されている。
継ぎ手14には図示しないホースの一端部が連結され、この継ぎ手14を介して該ホースと下部ブラケット27の供給穴27aとが連通されている。該ホースの他端部は図示しないプランジャポンプに連絡され、該プランジャポンプから洗浄液が供給穴27aに供給されるようになっている。
下部クリーニングヘッド9には前記供給穴27aに連通する流通孔9aが背面から水平方向に穿設され、この流通孔9aの端部には洗浄孔9bが該下部クリーニングヘッド9の上端部に開口するよう形成されている。下部クリーニングヘッド9の背面側の供給穴27aの開口部にはOリング16が嵌着され、Oリング16によって下部クリーニングヘッド9と下部ブラケット27との間で洗浄液が漏れるのが防止される。
下側クランプシリンダ29は背面においてボルトによって図略のフレーム部材に連結固定され、該フレーム部材は図略の基礎壁に固定されている。下側クランプシリンダ29はシリンダ部29aと昇降可能なピストン部29bと摺動ガイド部29cにより構成され、ピストン部29bを上昇させることによって前記下部クリーニングヘッド9が裏面クリーニング布11を液晶パネル3の端子形成面3cの裏面に押圧するよう構成されている。下側クランプシリンダ29において、その他の構成は上側クランプシリンダ17と同様であるため省略する。
裏面クリーニング布11は不織布でテープ状に形成され、前記洗浄液を含んだ状態のいわゆる湿式で端子形成面3cの裏面をクリーニングする。裏面クリーニング布11は図示しない供給リールに巻回され、該供給リールから繰り出されて図略の第6ガイドローラ、把持爪20、第7ガイドローラ31、下部クリーニングヘッド9、第8ガイドローラ32、第9ガイドローラ33、第10ガイドローラ34及びダンシングローラ37を経て図示しない駆動巻き取りリールに巻き取られる。ここで、裏面クリーニング布11が緩んだときにはダンシングローラ37が下方へ移動し、下端にある図略のリミットスイッチを作動させて駆動巻き取りリールを回転させることによって裏面クリーニング布11の緩みを取るようになっている。その他の構成は上記クリーニング布7に係るものと同様なので省略する。
以上のように構成した液晶パネル端子のクリーニング装置の作動について、図面を用いて以下に説明する。まず、図1及び図2に示すように、上部クリーニングヘッド5及び下部クリーニングヘッド9をそれぞれ上方及び下方に離間させて配置する。前記駆動巻き取りリールを回転させて前記供給リールからはクリーニング布7を繰り出し、クリーニング布7のふき取り部を第2ガイドローラ21と第3ガイドローラ22との間で上部クリーニングヘッド5の下端部に接触させた状態で装架する。この状態で把持爪20及び把持送り爪23を閉じてクリーニング布7を把持する。そして、前記プランジャポンプから洗浄液を上部クリーニングヘッド5の下端部に供給し、該洗浄液によってクリーニング布7を湿らせる。
下部クリーニングヘッド9についても同様に、前記駆動巻き取りリールを回転させて前記供給リールから裏面クリーニング布11を繰り出し、この裏面クリーニング布11を第7ガイドローラ31と第8ガイドローラ32との間に下部クリーニングヘッド9の上端部に接触させた状態で装架する。同様に把持爪20及び把持送り爪23を閉じて裏面クリーニング布11を把持する。前記プランジャポンプから洗浄液をクーニングヘッド9の下端部に供給し、該洗浄液によって裏面クリーニング布11を湿らせる。
クリーニングされる液晶パネル3を前記ワークステージ上に載置固定し、該ワークステージが駆動搬送装置によって搬送されるに伴い上部及び下部クリーニングヘッド5,9よってクリーニングするための所定位置に該液晶パネル3を位置決めする。
次に、図3に示すように、前記エアポンプを作動させて上側クランプシリンダ17のピストン部17bを降下させるとともに、下側クランプシリンダ29のピストン部29bを上昇させて液晶パネル3の端子形成面3cを表面及び裏面において挟持する。この際、図4に示すように、上部クリーニングヘッド5が上方からクリーニング布7を端子形成面3cに押圧し、クリーニング布7の短手方向の先端部が段差部(上ガラス基板の段差部端面)3dを越えて上ガラス基板3bの上面端部に掛かった状態となる位置で挟持する。
次に、図5及び図6に示すように、前記ワークステージのシリンダ装置を作動させ、液晶パネル3を下ガラス基板3aと上ガラス基板3bとの境界線に直交する水平方向に付勢し、液晶パネル3の段差部(上ガラス基板の段差部端面)3dを上部クリーニングヘッド5の下端部に接近させる。この際、図6及び図7の拡大図に示すように、クリーニング布7の短手方向の先端は上方に折れ曲がって、折れ曲がったクリーニング布7の外側の角部が端子形成面3cにおける段差部(上ガラス基板の段差部端面)3d近傍に到達する。
次に、前記駆動搬送装置を作動させて、液晶パネル3を搬送方向(前記境界線に沿って上部及び下部のクリーニングヘッド5,9と液晶パネル3とが相対移動する方向)にクリーニングに必要な所定距離だけ移動させる。この際、液晶パネル3の端子形成面3cは、上方から上部クリーニングヘッド5により押圧されるとともに、直線ガイド付きシリンダ15によって水平方向に押付け圧が加えられた状態で保持されている。そのため、端子形成面3cの段差部(上ガラス基板の段差部端面)3d近傍までクリーニング布7が到達している状態で端子形成面3Cをクリーニングすることができ、同時に裏面クリーニング布11により端子形成面3cの裏面のクリーニングをすることができる。
図8に示すように、上部クリーニングヘッド5が、押圧の際に段差部(上ガラス基板の段差部端面)3dに対向する側面が水平断面において半円状となるよう曲面に形成されているので、段差部(上ガラス基板の段差部端面)3dに形状変化がある場合や前記相対移動が前記境界線に対して斜行してしまう場合においても、かかる変化を吸収してクリーニング布7を滑らかに追従させて相対移動させることができる。また、図7に示すように、上部クリーニングヘッド5の側面が下方に向かって広がるように傾斜を設けて形成されているので、上部クリーニングヘッド5が段差部3dに接近した場合においても、クリーニング布7の短手方向の先端部は上方に折れ曲がって、上部クリーニングヘッド5の側面と段差部3dとの間に生じた空間に逃がされる。その際に、該先端部は上部クリーニングヘッド5の側面と段差部3dとの間に挟まれて圧縮されないので、先端部分のクリーニング布7は反発力を生じさせない。これによって、クリーニングヘッド5がより前記境界線近くまでクリーニング布7を到達させてクリーニングすることができる。また、クリーニング布7の新たなふき取り面を供給するため、前記境界線に沿った方向にクリーニング布7を送る構造なので、前記相対移動する際にクリーニング布7の長手方向にずれる力が加わることとなり、クリーニング布7がふき取り位置からずれること又はめくれることが防止される。
次に、前記エアポンプによって、上側クランプシリンダ17及び下側クランプシリンダ29を作動させ、上部クリーニングヘッド5を上昇させるとともに下部クリーニングヘッド9を降下させて液晶パネル3が挟持されていたのを解除する。
次に、把持爪20を開いてクリーニング布7の把持を解除する。把持送り爪23は閉じた状態のまま上昇してクリーニング布7を1ピッチ分搬送方向に送る動作を行う。この動作によって、新しいテープ面(ふき取り面)を次にクリーニングする端子形成面3cに接触するよう、クリーニング布7が上部クリーニングヘッド5の下端部に供給される。このときにダンシングローラ26はクリーニング布7が送られるのに伴ってクリーニング布7の緩みを取る方向に上昇する。次に、把持送り爪23は開くことによってクリーニング布7の把持を解いて下降する。そして、このような動作を繰り返すことによってダンシングローラ26が最上部に至ると、同最上部に設けられたリミットスイッチがONになって前記駆動巻き取りリールが駆動され、クリーニング布7が搬送方向に送られるとともにその緩みが取られる。下部クリーニングヘッド9についても同様に裏面クリーニング布11を供給する。
なお、本実施形態においては、裏面押圧支持部材として下部クリーニングヘッド9としたが、これに限定されず、液晶パネル3の端子形成面3cの裏面を支持できるものであればよく、例えば作業台や載置テーブルのようなものが挙げられる。この場合も押圧部材による上方からの押圧力の反力として必ず該裏面に下方から押圧力が働く。
また、液晶パネル3と上部クリーニングヘッド5とを相対接近させるのに、水平方向に付勢するのに、ワークステージのシリンダ装置によって水平方向に付勢するものとしたが、これに限定されるものでなく、例えば、上部クリーニングヘッド5を直線ガイド付きシリンダ15で水平方向に付勢するものでもよい。
また、上部クリーニングヘッド5の形状は、その前方側面が下方に向かって漸次広がるテーパ面に形成されているが、これに限定されず、例えば垂直な円柱の側面の一部を形成する曲面でもよい。
本発明に係るクリーニング装置を正面から見た図。 同側面から見た図。 同側面から見た図。 図3の部分拡大図。 同クリーニング装置を側面から見た図。 図5の部分拡大図。 同クリーニング装置の動作を示す側面からの説明図。 同クリーニング装置の動作を示す上面からの説明図。 液晶パネルの一部を示す斜視図。 従来技術を示す斜視図。 従来技術の問題点を示す説明図。
符号の説明
1…クリーニング装置、3…液晶パネル、3a…下ガラス基板、3b…上ガラス基板、3c…端子形成面、3d…段差部(上ガラス基板の段差部端面)、5…上部クリーニングヘッド(押圧部材)、7…クリーニング布(ふき取り部材)、9…下部クリーニングヘッド(裏面押圧支持部材)、11…裏面クリーニング布(裏面ふき取り部材)、15…直線ガイド付きシリンダ、17…上側クランプシリンダ(押圧手段)、29…下側クランプシリンダ(押圧手段)。

Claims (5)

  1. 下ガラス基板に下ガラス基板よりも少し小さな上ガラス基板が重ね合わされることにより上ガラス基板の端部と下ガラス基板の端部のはみ出しとによって段差部が形成されるとともに、はみ出した該下ガラス基板の端部上面に端子形成面が設けられた液晶パネルにおいて、裏面押圧支持部材により端子形成面の裏面を押圧支持するとともに押圧部材によりふき取り部材を端子形成面に押圧してクリーニングするクリーニング方法にして、
    前記押圧部材によりふき取り部材を上方向から端子形成面に押圧するとともに前記ふき取り部材と前記段差部とが接触するように、該押圧部材と液晶パネルとを該段差部における下ガラス基板と上ガラス基板との境界線に直交する水平方向に相対的に付勢し、前記ふき取り部材を前記端子形成面及び段差部に押圧及び付勢した状態で液晶パネルと押圧部材とを前記境界線に沿って相対移動させることによりクリーニングする液晶パネル端子のクリーニング方法。
  2. 請求項1において、前記裏面押圧支持部材と前記端子形成面の裏面との間に裏面ふき取り部材を介在させることにより、前記端子形成面のクリーニングと同時に端子形成面の裏面のクリーニングをする液晶パネル端子のクリーニング方法。
  3. 下ガラス基板に下ガラス基板よりも少し小さな上ガラス基板が重ね合わされることにより上ガラス基板の端部と下ガラス基板の端部のはみ出しとによって段差部が形成されるとともに、はみ出した下ガラス基板の端部上面に端子形成面が設けられた液晶パネルにおいて、裏面押圧支持部材により端子形成面の裏面を押圧支持するとともに押圧部材によりふき取り部材を端子形成面に押圧してクリーニングするクリーニング方法にして、
    前記端子形成面にふき取り部材を押圧する押圧部材と、
    該端子形成面の裏面を押圧支持する裏面押圧支持部材と、
    前記ふき取り部材と前記段差部とが接触するように、該押圧部材と前記液晶パネルとを段差部における下ガラス基板と上ガラス基板との境界線に直交する水平方向に相対的に付勢する付勢手段と、
    押圧部材と裏面押圧支持部材とを相対的に接近させて前記はみ出した下ガラス基板の端部を押圧挟持するように押圧させる押圧手段と、
    液晶パネルに対して押圧部材と裏面押圧支持部材とを前記境界線に沿って相対移動させる相対移動手段と、
    を備えた液晶パネル端子のクリーニング装置。
  4. 請求項3において、前記ふき取り部材はテープ状の布であり、該テープ状の布を前記境界線に沿った方向に送って端子形成面に押圧される新たなふき取り面を供給する供給手段を備えたことを特徴とする液晶パネル端子のクリーニング装置。
  5. 請求項3において、前記押圧部材は、押圧の際に前記上ガラス基板の段差部端面に対向する側面が水平断面において半円状となるよう曲面に形成されていることを特徴とする液晶パネル端子のクリーニング装置。
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