JPH0915634A - 液晶セルのクリーニング装置 - Google Patents

液晶セルのクリーニング装置

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JPH0915634A
JPH0915634A JP18328195A JP18328195A JPH0915634A JP H0915634 A JPH0915634 A JP H0915634A JP 18328195 A JP18328195 A JP 18328195A JP 18328195 A JP18328195 A JP 18328195A JP H0915634 A JPH0915634 A JP H0915634A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 液晶セルの接続端子引き出し部をむらなく確
実に、しかも接続端子を傷つけることなく効率的にクリ
ーニングできるようにする。 【構成】 軟性部材からなるクリーニングテープ18を
テープリール16から繰り出して、ストック部20の段
差ローラ29によりテンションが一定となるようにし
て、クリーニング液供給部材26によりクリーニング液
を供給することにより、クリーニング液がクリーニング
テープ18に含浸される。そして、このクリーニングテ
ープ18には、押圧ヘッド22に設けた加圧エア室25
からエア噴出通路25aを介して加圧エアが噴出される
から、この加圧エアの作用によりクリーニングテープ1
8が液晶セルに弾性的に押し付けられて、クリーニング
テープ18と液晶セル1とを、この液晶セル1の下基板
2における張り出し部2aに設けた接続端子4の引き出
し方向に相対移動させることによって、この張り出し部
2aにおける汚れをふき取るようにして完全に除去され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶ディスプレイにお
ける液晶パネルを形成するに当って、液晶セルにTCP
(Tape Carrier Package)の搭載前に、液晶セルの接続端
子引き出し部の汚れを除去するための液晶セルのクリー
ニング装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイにおける液晶パネル
は、2枚の透明基板を積層させた液晶セルに、その一方
側の基板に形成した回路パターンからの接続端子の引き
出し部に、ドライバICを備えたTCPを搭載し、さら
にこのTCPに制御用基板(PCB)を接続してなるも
のである。この基板へのTCPの搭載は、両面粘着性を
有するテープからなるACF(Anisotropic Conductive
Film) を用いて行われる。まず、液晶セルの接続端子引
き出し部にACFを貼り付けて、このACFの上からT
CPを、そのインナリードが正確に接続端子と重なり合
うように接合させ、加熱圧着することにより、ACFに
含まれる導電粒子を介して液晶セル側の接続端子とTC
P側のインナリードとが電気的に接続される。
【0003】ところで、液晶セルは2枚の基板の積層体
から構成されるが、その間に液晶を封入する関係から、
その間隔を保持するために、シール材を介して積層され
る。従って、この基板積層時において、シール材やその
溶剤等が2枚の基板間からはみ出す等、接続端子を設け
た部位が汚れるおそれがある。このように汚れた部位に
ACFが貼り付けられると、基板に対する密着性が失わ
れることになり、TCPを貼り付けた時に、そのインナ
リードと液晶セルの端子との間の接続不良等といった事
態が生じるおそれがある。従って、液晶セルにACFを
貼り付ける前の段階で、この液晶セルにおける接続端子
の引き出し部をクリーニングして、汚れを落とす必要が
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶セルの
接続端子は極細に形成されており、クリーニング部材を
この接続端子に直交する方向で摺動させると、接続端子
の断線が生じるおそれがある。また、液晶セルは2枚の
基板からなり、かつ接続端子の引き出し部には段差があ
り、クリーニングはこの段差部分も行わなければならな
い。さらに、液晶セルには僅かではあるが、反りや湾曲
等があり、必ずしも完全な平面状態になっている訳では
ない。このために、液晶セルのクリーニング作業を自動
化するのは困難であり、従来は、クリーニング液を含浸
させた綿棒を液晶セルの表面をこするようにして、必要
な個所のクリーニングを行うようにしていた。この作業
は人手により行われるものであり、非常に効率の悪いだ
けでなく、クリーニングのむらが発生したり、強くこす
りすぎて接続端子を断線させる等といった不都合が生じ
ることもある。
【0005】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、液晶セルの接続端子
引き出し部をむらなく確実に、しかも接続端子を傷つけ
ることなく効率的にクリーニングできるようにすること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明は、軟性部材からなるクリーニングテープ
と、このクリーニングテープにクリーニング液を供給す
る液供給手段と、この液供給手段によってクリーニング
液が供給されたクリーニングテープを液晶セルの接続端
子引き出し部にエア圧で押し付けるための加圧エア噴出
手段と、液晶セルまたはクリーニングテープの一方を少
なくとも接続端子の引き出し方向に往復動させる往復動
手段とから構成したことをその特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明では、軟性部材からなるクリーニングテ
ープを用いており、またこのクリーニングテープを端子
セルに押し付けるためにエア圧を利用している。即ち、
予め液供給手段によりクリーニングテープにクリーニン
グ液を含浸させておき、このクリーニングテープを液晶
セルの接続端子引き出し部に対面させる。そして、加圧
エア噴出手段から加圧エアをクリーニングテープに向け
て噴出させることによって、このクリーニングテープを
液晶セルに押し付ける。そして、往復動手段により液晶
セルまたはクリーニングテープを往復動させて、液晶セ
ルの接続端子引き出し部に、この接続端子の引き出し方
向にクリーニングテープを摺動させることにより汚れを
ふき取るようにする。
【0008】而して、軟性部材からなるクリーニングテ
ープをエア圧で液晶セルに押し付けるようにしているか
ら、液晶セルの段差部にも、またこの液晶セルに反り等
があり完全な平面状となっていなくとも、確実にその形
状に追従するから、クリーニングテープは均一な力で液
晶セルに押圧されて、その接続端子引き出し部の全体を
むらなく完全にクリーニングできる。また、クリーニン
グテープはエア圧により液晶セルに弾性的に押し付ける
ようにしており、クリーニングテープの押し付け力はエ
ア圧により容易に、しかも正確に調整できることから、
またクリーニングテープは、接続端子の引き出し方向に
往復動することからも、接続端子の保護が図られ、クリ
ーニングテープの摺動による断線等の事態が発生するお
それはない。
【0009】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て説明する。まず、図1に液晶セルの要部外観を示す。
図中において、1は液晶セルであって、この液晶セル1
は、共に透明ガラス等の透明板体からなる下基板2と上
基板3との積層体である。両基板2,3間は、間に所定
の隙間が形成されるように積層されて、この隙間に液晶
が封入されている。下基板2の方が上基板3より大き
く、従って積層状態では、下基板2は、その3辺乃至4
辺において所定の幅分だけ外方向に張り出した張り出し
部2aを有する。下基板2の上基板3への対向面には設
けた回路パターンは張り出し部2aにおいて微小なピッ
チ間隔で、多数の極めて細い接続端子4として引き出さ
れている。
【0010】液晶パネルは、液晶セル1の下基板2にお
ける張り出し部2aに引き出された接続端子4にドライ
バIC5aを搭載したTCP5のインナリード5bが接
続され、かつこのTCP5のアウタリード5cに制御基
板の端子と接続することにより形成される。液晶セル1
にTCP5を接続するに当っては、まず下基板2におけ
る張り出し部2aの接続端子4上にACFを貼り付ける
が、このACFを完全に密着させるには、この張り出し
部2aが清浄な状態に保持されていなければならない。
ただし、下基板2と上基板3との積層体を形成するに当
っては、間にシール材を介在させた状態で接合させる等
様々な工程を経ている関係から、表面に汚れが付着して
いる可能性がある。そこで、ACFの貼り付けに先立っ
て、液晶セル1におけるACFの貼り付け部位である下
基板2の張り出し部2aから汚れを完全に除去するよ
う、クリーニングする必要がある。
【0011】図2にクリーニング装置の全体構成を示
す。同図において、液晶セル1はボールねじ等からなる
ピッチ送り手段6aを備えた可動台6に真空吸着等によ
り固定的に載置されている。ここで、可動台6のピッチ
送り方向は同図の紙面と直交する方向である。10はク
リーニング装置を示し、このクリーニング装置10は本
体ケーシング11を有し、この本体ケーシング11はス
ライドガイド12にガイドされて、図2に矢印で示した
ように、液晶セル1に対して、その接続端子4の引き出
し方向に所定の間隔だけ往復移動可能となっている。本
体ケーシング11の往復移動を行わせるために、本体ケ
ーシング11にはカムフォロワ13が設けられており、
このカムフォロワ13はモータ14により回転駆動され
るカム板15に係合している。従って、モータ14を作
動させて、カム板15を回転させると、クリーニング装
置10の本体ケーシング11はスライドガイド12に沿
って所定の間隔だけ往復移動することになる。
【0012】本体ケーシング11の内部には、テープリ
ール16が設けられており、このテープリール16の軸
16aには送り出しモータ17が接続されている。テー
プリール16にはクリーニングテープ18が巻着されて
おり、このクリーニングテープ18は、ガイドローラ1
9からストック部20,ガイドローラ21を通り、さら
に押圧ヘッド22を経て駆動ローラ23とピンチローラ
24との間に引き回される。そして、駆動ローラ23を
モータ等の駆動手段により回転駆動するように構成され
ており、クリーニングテープの送りはこの駆動ローラ2
3により行われるようになっている。
【0013】押圧ヘッド22は、クリーニングテープ1
8をエア圧により液晶セル1に押し付けるようになって
おり、このために押圧ヘッド22内には加圧エア室25
が形成され、この加圧エア室25には多数のエア噴出通
路25aが連通しており、これらエア噴出通路25aは
押圧ヘッド22の下面に開口している。また、本体ケー
シング11におけるこの押圧ヘッド22を設けた部位は
開放されている。図3に示したように、エア噴出通路2
5aはクリーニングテープ18の幅方向に一列に配列さ
れており、しかも液晶セル1の表面に対して所定の角度
傾斜する方向からエアを噴出するようになっている。ま
た、加圧エア室25には空気圧源が接続されるが、全て
のエア噴出通路25aからほぼ均一な圧力で加圧エアを
噴出させるために、加圧エア室25はエア噴出通路25
aの開口径に対して著しく大きな容積を持たせている。
さらに、エア噴出通路25aは、クリーニングテープ1
8の幅方向の全長にわたって設けられる。このように構
成することによって、クリーニングテープ18の幅方向
の全長に均一な力で液晶セル1に押圧される。
【0014】押圧ヘッド22の上流側の部位には、クリ
ーニングテープ18における押圧ヘッド22による加圧
エアの噴出面側とは反対面、即ち液晶セル1に直接当接
する面にクリーニング液を供給するためのクリーニング
液供給部材26が配設されている。このクリーニング液
供給部材26は、クリーニングテープ18の幅方向の全
長に及ぶ導管26aに多数の滴下ノズル26bを垂設し
てなるものであり、各滴下ノズル26bからは、液晶セ
ル1への当接部に近い位置でクリーニングテープ18の
幅方向の全長にわたってほぼ均一にアルコール,ベンゼ
ン等のクリーニング液が供給される。
【0015】前述したように、クリーニングテープ18
はテープリール16から繰り出されるものであるが、こ
のテープリール16の巻き径に応じてバックテンション
が変化する。このバックテンションによりクリーニング
テープ18の張り度合いが変化すると、加圧エアによる
クリーニングテープ18の液晶セル1への押し付け力が
変わることになってしまう。そこで、このクリーニング
テープ18における押圧ヘッド22の部位での張力を一
定化するために、ガイドローラ19とガイドローラ21
との間にストック部20が設けられている。このストッ
ク部20は、所定の位置に固定的に配置した入口ローラ
27及び出口ローラ28と、これら両ローラ27,28
間の位置に上下方向に移動可能な段差ローラ29とを有
し、クリーニングテープ18は入口ローラ27から段差
ローラ29を経て出口ローラ28に導かれ、この段差ロ
ーラ29に回り込む分だけの余長を持っている。
【0016】段差ローラ29は、揺動アーム30の先端
に取り付けられ、この揺動アーム30は支軸30aを中
心として上下方向に回動自在となっており、揺動アーム
30の他端にはウエイト31が取り付けられている。こ
のウエイト31は段差ローラ29によるクリーニングテ
ープ18に対する荷重の調整を行うためのもので、ウエ
イト31の重量を大きくするか、支軸30aから遠ざけ
ると、段差ローラ29のクリーニングテープ18に対す
る荷重が小さくなり、重量を小さくするか、支軸30a
に近づければ、段差ローラ29による荷重が大きくな
る。
【0017】さらに、ウエイト31からは被検出体32
が突設されており、この被検出体32は上限センサ33
及び下限センサ34により検出される。ここで、上限セ
ンサ33は段差ローラ29が上限位置となったことを、
また下限センサ34は段差ローラ29が下限位置となっ
たことをそれぞれ検出するものであって、この検出信号
に基づいてテープリール16の送り出しモータ17の作
動が制御される。即ち、段差ローラ29が上限位置に配
置されたことを上限センサ33で検出すると、送り出し
モータ17が作動して、テープリール16からクリーニ
ングテープ18が繰り出されることになり、このクリー
ニングテープ18の繰り出しにより段差ローラ29が下
降する。そして、段差ローラ29が下限位置まで下降し
たことを下限センサ34で検出されると、送り出しモー
タ17が停止する。従って、クリーニング作業中におい
ては、ストック部20における段差ローラ29に回り込
んだ余長分のクリーニングテープ18が送られることに
なり、段差ローラ29により作用する荷重による一定の
テンションがクリーニングテープ18に与えられること
になる。
【0018】本実施例は以上のように構成されるもので
あって、テープリール16から供給されるクリーニング
テープ18を図2に示したように引き回した状態とな
し、可動台6に液晶セル1を載置した状態で、この可動
台6をクリーニング装置10の配設位置にまで搬送す
る。クリーニング装置10におけるクリーニングテープ
18には、ストック部20内において一定のテンション
が作用した状態になっているから、加圧エア室25内に
加圧エアを供給しなければ、クリーニングテープ18は
押圧ヘッド22の下面に沿うようになり、液晶セル1と
は非接触状態に保たれる。
【0019】そこで、クリーニング液供給部材26の導
管26a内にクリーニング液を供給することにより、滴
下ノズル26bからクリーニング液をクリーニングテー
プ18に供給する。クリーニング液の供給は押圧ヘッド
22の直前位置で行われるようになっているから、この
クリーニングテープ18の走行中にそれに含浸されてい
るクリーニング液に塵埃等の異物が付着するおそれはな
い。そして、押圧ヘッド22における加圧エア室25内
に一定の圧力の加圧エアを供給することによって、エア
噴出通路25aから噴出する加圧エアによる押圧力が作
用し、クリーニング液が含浸されたクリーニングテープ
18は押圧ヘッド22の下面から離間して、液晶セル1
の下基板2における張り出し部2aに当接する。この状
態で、駆動ローラ23を回転駆動することによって、ク
リーニングテープ18を送りながら、モータ14を作動
させて、カム板15を回転すると、本体ケーシング11
が前後動、即ち液晶セル1に近接・離間する方向に変位
することになり、この結果クリーニング液を含浸したク
リーニングテープ18は下基板2の張り出し部2aに摺
接する。
【0020】而して、カム板15によりクリーニングテ
ープ18を図4に示した前進位置と図5に示した後退位
置との間で複数回往復動させることにより下基板2の張
り出し部2aの表面の汚れをクリーニング液を含浸させ
たクリーニングテープ18でふき取るようにして除去す
る。前進位置においては、下基板2と上基板3との間の
段差があるが、クリーニングテープ18は軟性部材から
なり、しかも加圧エアにより弾性的に押し付けられ、さ
らにエア噴出通路25aはこの段差部分に向けて斜め方
向に傾斜していることから、クリーニングテープ18は
この段差部分の形状に倣うようになり、上基板3が重な
り合っている部位の直近位置まで円滑かつ確実にクリー
ニングされる。また、たとえ下基板2に反りがあった
り、湾曲していたりして、完全な平面状となっていなく
ても、クリーニングテープ18はその形状に倣い、均一
な押し付け力が作用することから、むらのないクリーニ
ングが行われる。
【0021】ここで、クリーニングテープ18の移動方
向は接続端子4の引き出し方向と一致しているから、極
めて細い接続端子4にダメージを与えることはない。ま
た、クリーニングテープ18のテンション、及びエア噴
出通路25aから噴出する加圧エアの圧力が一定である
から、クリーニングテープ18の液晶セル1への押し付
け力が一定になる。従って、テープテンション及びエア
圧を調整することにより、接続端子4等を損傷させるこ
とがなく、最も効率的で、高精度なクリーニングが可能
となり、汚れを完全にふき取ることができる。
【0022】クリーニングテープ18の幅が液晶セル1
における下基板2の幅より狭い場合には、前述したクリ
ーニング動作の後に、加圧エア室25への加圧エアの供
給を遮断して、クリーニングテープ18を下基板2から
離間させ、可動台6をピッチ送り手段6aにより所定の
ピッチ間隔だけ図2の紙面と直交する方向に搬送する。
そして、再び前述したクリーニング動作を行い、順次こ
の動作を繰り返すことによって、接続端子4が引き出さ
れている下基板2の張り出し部2a全体を隈なくクリー
ニングされる。なお、クリーニングテープ18の幅が下
基板2の幅より大きくなっておれば、1回のクリーニン
グ動作で作業は完了する。
【0023】クリーニング動作を繰り返し行うと、スト
ック部20におけるクリーニングテープ18の余長が減
少することになる。この余長の減少に応じて、段差ロー
ラ29が上昇することになるが、上限位置にまで上昇す
ると、被検出体32が上限センサ33により検出され
る。この時には、クリーニング動作を停止させて、テー
プリール16の送り出しモータ17を作動させる。これ
によって、段差ローラ29が下降することになり、スト
ック部20におけるクリーニングテープ18の余長が増
大する。そして、下限センサ24により被検出体32が
検出される位置まで段差ローラ29か下降すると、送り
出しモータ17を停止させる。この送り出しモータ17
を停止させると、その負荷が直接テープリール16に作
用することになるから、たとえテープリール16のクリ
ーニングテープ残量が少なくなっていても、みだりにク
リーニングテープ18が繰り出されてしまうことはな
い。従って、段差ローラ29によるクリーニングテープ
18のテンション一定機能が損なわれることはない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、軟性部
材からなるクリーニングテープにクリーニング液を含浸
させて、加圧エアの作用により液晶セルに弾性的に押し
付けた状態で、クリーニングテープと液晶セルとを、接
続端子の引き出し方向に相対移動させることにより液晶
セルの接続端子引き出し部をクリーニングするように構
成したので、液晶セルの接続端子引き出し部をむらなく
確実に、しかも接続端子を傷つけることなく効率的にク
リーニングでき、汚れを完全に取り除くことができる等
の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】液晶セルの要部外観図である。
【図2】クリーニング装置の構成説明図である。
【図3】押圧ヘッドとクリーニング液供給部材とを示す
外観図である。
【図4】クリーニングテープの前進位置を示す作用説明
図である。
【図5】クリーニングテープの後退位置を示す作用説明
図である。
【符号の説明】
1 液晶セル 2 下基板 2a 張り出し部 3 上基板 4 接続端子 6 可動台 6a ピッチ送り手段 10 クリーニング装置 11 本体ケーシング 12 スライドガイド 13 カムフォロワ 15 カム板 16 テープリール 18 クリーニングテープ 20 ストック部 22 押圧ヘッド 25 加圧エア室 25a エア噴出通路 26 クリーニング液供給部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚の透明基板の積層体からなる液晶セ
    ルの接続端子引き出し部をクリーニングするためのもの
    において、軟性部材からなるクリーニングテープと、こ
    のクリーニングテープにクリーニング液を供給する液供
    給手段と、この液供給手段によってクリーニング液が供
    給されたクリーニングテープを前記液晶セルの接続端子
    引き出し部にエア圧で押し付けるための加圧エア噴出手
    段と、液晶セルまたはクリーニングテープの一方を少な
    くとも接続端子の引き出し方向に往復動させる往復動手
    段とから構成したことを特徴とする液晶セルのクリーニ
    ング装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニングテープは、その液晶セ
    ルへの接触部よりテープ送り方向の下流側で送り手段に
    接続され、またこの接触部よりテープ送り方向の上流側
    で所定の余長を持たせ、かつこの余長部に一定の荷重を
    作用させることによって、クリーニングテープに一定の
    テンションを付与するテープテンション調整手段を備え
    る構成としたことを特徴とする請求項1記載の液晶セル
    のクリーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記テープテンション調整手段は、揺動
    アームに取り付けた段差ローラと、この段差ローラにク
    リーニングテープを押動する方向の荷重を作用させるウ
    エイトとから構成したことを特徴とする請求項2記載の
    液晶セルのクリーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記クリーニングテープまたは液晶セル
    は、この液晶セルの接続端子引き出し方向と直交する方
    向にピッチ送りするピッチ送り手段に設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の液晶セルのクリーニング
    装置。
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