JP2006248371A - 車両制御装置、無段変速機制御装置及びその制御方法 - Google Patents

車両制御装置、無段変速機制御装置及びその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 エンジンと電動モータとを備えたハイブリッド車両に搭載された車両制御装置において、信頼性の高いフェールセーフを実現する。
【解決手段】 前輪8をCVT4を介して回転駆動するエンジン1と、後輪16を回転駆動するモータ・ジェネレータ15と、エンジン1からの駆動力を変速して伝達するCVT4とを有する車両に搭載され、CVT4の変速比を制御すると共に、CVT4の故障を検出するCVT・ECU13と、検出された故障に応じて車両の走行モードを切り換えるHV・ECU19とを有する構成としている。CVT4の故障を検出し、故障に応じて車両の走行モードを切り換えるので、ハイブリッド車両の利点を活かしたフェールセーフが実現できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジン及び電動モータを動力源として備えたハイブリッド車両に搭載された車両制御装置、無段変速機制御装置及びその制御方法に関する。特に、変速機にCVT(Continuously Variable Transmission)等の無段変速機を使用したハイブリッド車両のフェールセーフ技術に関する。
車両の安全制御装置では、マイクロコンピュータを搭載した電子制御ユニット(ECU)を用い、マイクロコンピュータの演算結果から各種アクチュエータ等の動作を制御して、車両の走行性能や制動性能を向上させている。
このような電子制御ユニットにおいて、例えばマイクロコンピュータが故障し、不正な演算結果もしくは不正な制御出力を行った場合、異常駆動や異常制動等、車両の動作に重大な影響を与えることになる。このため、従来より、異常制御の発生を未然に防ぐフェールセーフ機構が具備されている。例えば、特許文献1には、無段変速機を備えた車両におけるフェールセーフについて開示がある。
特開平8−233093号公報
しかしながら、エンジンと電動モータとを備えたハイブリッド車両に無段変速機を搭載した場合に、ハイブリッド車両の利点を生かしたフェールセーフをいかに実現するかについて考慮された技術は知られていない。
また、無段変速機に故障が発生した場合に、故障箇所の特定方法について開示した技術は知られていない。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、エンジンと電動モータとを備えたハイブリッド車両に搭載された車両制御装置において、信頼性の高いフェールセーフを実現することができる車両制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
また本発明は、無段変速機に生じた故障を正確に特定することができる無段変速機制御装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために本発明の車両制御装置は、駆動輪の1つを無段変速機を介して回転駆動するエンジンと、前記エンジンが駆動する前記駆動輪とは異なる駆動輪を回転駆動するモータ・ジェネレータと、前記エンジンからの駆動力を変速して伝達する前記無段変速機とを有する車両に搭載され、前記無段変速機の変速比を制御すると共に、前記無段変速機の故障を検出する変速機制御手段と、検出された故障に応じて前記車両の走行モードを切り換える車両制御手段とを有して構成している。無段変速機の故障を検出し、故障に応じて車両の走行モードを切り換えるので、ハイブリッド車両の利点を活かしたフェールセーフが実現できる。
上記車両制御装置において、前記車両制御手段は、前記無段変速機がダウンシフトされず、前記変速比が小さい場合に、低車速時に前記エンジンと前記モータ・ジェネレータとの駆動力によって4WDモードで走行させるとよい。無段変速機の変速比がダウンシフトされず、変速比が小さい場合に、エンジンとモータ・ジェネレータとの駆動力を利用して走行することで、トルク不足を解消することができる。
上記車両制御装置において、前記車両制御手段は、前記無段変速機がアップシフトされず、前記変速比が大きい場合に、所定速度以上の時に前記モータ・ジェネレータの駆動力によって走行させるとよい。無段変速機の変速比がアップシフトされず、変速比が大きい場合に、モータ・ジェネレータで走行することで、エンジンブローの発生を防止することができる。
上記車両制御装置において、前記車両制御手段は、バッテリが低電圧であった場合に、前記エンジンの駆動力を前記無段変速機に伝達するクラッチを解放し、前記エンジンを前記バッテリの充電に使用するとよい。バッテリが低電圧であった場合に、クラッチを切ってエンジンによりバッテリの回生を行なうので、バッテリ上がりを防止することができる。
上記車両制御装置において、前記無段変速機は、溝幅を油圧によって変更可能なプライマリプーリとセカンダリプーリとにベルトが巻掛けられた無段変速機であって、前記変速機制御手段は、前記無段変速機の変速制御が正常に動作しないと判定すると、前記セカンダリプーリのベルト挟圧力を高め、前記無段変速機を強制的にダウンシフトするとよい。無段変速機の変速制御に故障が発生した場合に、セカンダリプーリのベルト挟圧力を高めることで、無段変速機を強制的にダウンシフトさせることができ、危険を回避することができる。
上記車両制御装置において、前記車両制御手段は、前記無段変速機が強制的にダウンシフトされると、発進時に前記モータ・ジェネレータの駆動力によって発進させ、所定速度まで達した時点で前記モータ・ジェネレータと前記エンジンの駆動力によって走行させるとよい。発進時にはトルクが不足するのでモータ・ジェネレータの駆動力によって発進し、所定速度に達してからは4WDモードで走行することでバッテリ上がりを生じさせない。
上記車両制御装置において、前記車両制御手段は、前記無段変速機が強制的にダウンシフトされると、前記発進時に前記モータ・ジェネレータの駆動力によって発進させ、所定速度まで達した時点で前記エンジンの駆動力によって走行させるとよい。発進時にはトルクが不足するのでモータ・ジェネレータの駆動力によって発進し、所定速度に達してからはエンジンだけで走行するのでバッテリ上がりを生じさせない。
上記車両制御装置において、前記変速機制御手段は、前記無段変速機をダウンシフトさせるダウン変速ソレノイドをオンしてダウンシフトの制御を行なっても、前記無段変速機がダウンシフトしない場合に、前記無段変速機をアップシフトさせるアップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせ、前記変速比が変化しなかった場合に、前記アップ変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定するとよい。アップ変速ソレノイドのオフ故障を正確に判定することができる。
上記車両制御装置において、前記変速機制御手段は、前記ダウン変速ソレノイドをオンさせてダウンシフトの制御を行なっても、前記無段変速機がダウンシフトしない場合に、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせ、前記無段変速機がアップシフトした場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオンしないオン故障と判定するとよい。ダウン変速ソレノイドのオン故障を正確に判定することができる。
上記車両制御装置において、前記変速機制御手段は、前記無段変速機をアップシフトさせるアップ変速ソレノイドをオンしてアップシフトの制御を行なっても、前記無段変速機がアップシフトしない場合に、前記無段変速機をダウンシフトさせるダウン変速ソレノイドと前記アップ変速ソレノイドとを共にオンさせ、前記変速比が変化しなかった場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定するとよい。ダウン変速ソレノイドのオフ故障を正確に判定することができる。
上記車両制御装置において、前記変速機制御手段は、前記アップ変速ソレノイドをオンさせてアップシフトの制御を行なっても、前記無段変速機がアップシフトしない場合に、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせ、前記無段変速機がダウンシフトした場合に、前記アップ変速ソレノイドがオンしないオン故障と判定するとよい。アップ変速ソレノイドのオン故障を正確に判定することができる。
上記車両制御装置において、前記変速比制御手段は、ダイアグノーシス機能を備えた故障診断装置からの故障情報により、前記無段変速機をアップシフトさせるアップ変速ソレノイドと、ダウンシフトさせるダウン変速ソレノイドとの断線故障を判定するとよい。従って、アップ変速ソレノイドとダウン変速ソレノイドの断線故障を正確に判定することができる。
上記車両制御装置において、前記車両制御手段は、前記変速機が正常動作に復帰したと判定した場合に、故障に応じた前記車両の走行モードの切り換え処理を終了するとよい。故障から復帰した場合に通常の制御に戻すことで、最適な走行モードでの走行が可能となる。
本発明の無段変速機制御装置は、アップ変速ソレノイドと、ダウン変速ソレノイドとのオン、オフ切り換えによって無段変速機の変速比を制御する無段変速機制御装置であって、前記ダウン変速ソレノイドをオンさせてダウンシフトの制御を行なってもダウンシフトされず、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせた時に、前記変速比が変化しなかった場合に、前記アップ変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定する制御手段を有する構成としている。アップ変速ソレノイドのオフ故障を正確に判定して、この無段変速機制御装置を搭載した車両の安全性を高めることができる。
上記無段変速機制御装置において、前記制御手段は、前記ダウン変速ソレノイドをオンさせてダウンシフトの制御を行なってもダウンシフトされず、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせた時に、前記無段変速機がアップシフトした場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオンしないオン故障と判定するとよい。ダウン変速ソレノイドのオン故障を正確に判定して、この無段変速機制御装置を搭載した車両の安全性を高めることができる。
本発明の無段変速機制御装置は、アップ変速ソレノイドと、ダウン変速ソレノイドとのオン、オフ切り換えによって無段変速機の変速比を制御する無段変速機制御装置であって、前記アップ変速ソレノイドをオンさせてアップシフトの制御を行なってもアップシフトされず、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせた時に、前記変速比が変化しなかった場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定する制御手段を有する構成としている。ダウン変速ソレノイドのオフ故障を正確に判定して、この無段変速機制御装置を搭載した車両の安全性を高めることができる。
上記無段変速機制御装置において、前記制御手段は、前記アップ変速ソレノイドをオンさせてアップシフトの制御を行なってもアップシフトされず、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせた時に、前記無段変速機がダウンシフトした場合に、前記アップ変速ソレノイドがオンしないオン故障と判定するとよい。アップ変速ソレノイドのオン故障を正確に判定して、この無段変速機制御装置を搭載した車両の安全性を高めることができる。
本発明は、駆動源としてエンジンとモータ・ジェネレータとを備える車両の制御方法であって、前記エンジンからの駆動力を変速して伝達する無段変速機の故障を検出するステップと、検出された故障に応じて車両の走行モードを切り換えるステップと、を有している。無段変速機の故障を検出し、故障に応じて車両の走行モードを切り換えるので、ハイブリッド車両の利点を活かしたフェールセーフが実現できる。
本発明は、アップ変速ソレノイドと、ダウン変速ソレノイドとのオン、オフ切り換えによって無段変速機の変速比を制御する制御方法であって、前記ダウン変速ソレノイドをオンさせて前記無段変速機をダウンシフトするステップと、前記ダウン変速ソレノイドをオンさせてもダウンシフトが行われなかった場合に、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせるステップと、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせたときに、前記変速比が変化しなかった場合に、前記アップ変速ソレイノドがオフしないオフ故障と判定するステップとを有している。アップ変速ソレノイドのオフ故障を正確に判定して、この無段変速機制御装置を搭載した車両の安全性を高めることができる。
本発明は、アップ変速ソレノイドと、ダウン変速ソレノイドとのオン、オフ切り換えによって無段変速機の変速比を制御する制御方法であって、前記アップ変速ソレノイドをオンさせて前記無段変速機をアップシフトするステップと、前記アップ変速ソレノイドをオンさせてもアップシフトが行なわれなかった場合に、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせるステップと、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせたときに、前記変速比が変化しなかった場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定するステップとを有している。ダウン変速ソレノイドのオフ故障を正確に判定して、この無段変速機制御装置を搭載した車両の安全性を高めることができる。
本発明は、信頼性の高いフェールセーフを実現することができる。また、無段変速機に生じた故障を正確に特定することができる。
添付図面を参照しながら本発明の最良の実施例を説明する。
まず、図1を参照しながら本実施例の構成を説明する。図1に、本発明を適用するハイブリッド車両の全体構成を示す。エンジン1はトルクコンバータ2、前後進クラッチ3、無段変速機(以下、CVTという)4、ギア9を介してフロント駆動輪8を駆動し、モータ・ジェネレータ(以下、M・Gとも表記する)15はリア駆動輪16を駆動する。
トルクコンバータ2、前後進クラッチ3及びCVT4には、CVT・ECU13により制御される油圧制御装置10から油圧が供給される。油圧制御装置10にはエンジン1により駆動される機械式オイルポンプ11と、エンジン停止時に油圧を供給する電動オイルポンプ12とが接続される。これらのオイルポンプ11、12がトルクコンバータ2、前後進クラッチ3、CVT4の作動用のライン圧PLを生成する。電動オイルポンプ12を備えることにより、エンジン1が停止状態であっても前後進クラッチ3の係合等を行なうことができる。
機械式オイルポンプ11はエンジン1の出力軸に連結されており、エンジン1の駆動力によって作動する。機械式オイルポンプ11は、エンジン1の回転数が所定値を超えないと、油圧を安定して供給することができない。
電動オイルポンプ12は、エンジン1が停止していて、機械式オイルポンプ11を作動できないときに作動するように制御される。すなわち、CVT・ECU13からエンジン停止指令信号を受けると、油圧制御装置10は、電動オイルポンプ12を始動し、その後、所定の条件で電動オイルポンプ12を停止する。また、電動オイルポンプ12は、エンジン1が始動し、機械式オイルポンプ11の作動圧が加わり、ライン圧PLが閾値以上になった場合に停止する。
油圧制御装置10は、電磁切換弁やリニアソレノイドバルブ等を備えており、それらのソレノイドを制御し、油路を切り替えたり、油圧を制御することで、CVT4の変速比の切り換えや前後進クラッチ3の係合・解放を行なう。
トルクコンバータ2はロックアップクラッチを備えると共に、タービン翼車が前後進クラッチ3の入力軸に接続され、油圧制御装置10からの油圧PLUによりロックアップクラッチの係合・解放を行なう。このトルクコンバータ2の出力軸に、前後進の切り換え及び駆動量の伝達を切断し、ニュートラル状態を形成することが可能な前後進クラッチ3が接続され、油圧制御装置10からの油圧PC1により前後進クラッチ3の係合・解放が行なわれる。
また、前後進クラッチ3の出力軸に接続されたCVT4は、プライマリプーリ5と、セカンダリプーリ6とに駆動ベルト7が掛け渡された構成を備え、入力軸に入力された回転が同軸一体のプライマリプーリ5から駆動ベルト7を介してセカンダリプーリ6に伝達され、出力軸に出力されるようになっている。そして、油圧制御装置10からの油圧PINをプライマリプーリ5のシリンダに給排することによりプーリの溝幅を変更して所定の変速比を得ることができ、その時点の車速やアクセル開度などの走行状態に基づいて決定される変速比に設定される。また、セカンダリプーリ6のシリンダには油圧制御装置10からのベルトクランプ力の調整用油圧POUTが給排される。
モータ・ジェネレータ15は、インバータ20を介してHVバッテリ17に接続され、HVバッテリ17から電気エネルギーが供給されて所定のトルクで回転駆動される状態(EVモード)と、回生制御により発電機として機能することによりHVバッテリ17に電気エネルギーを充電する状態(回生モード)と、モータ軸が自由回転することを許容する無負荷状態(フリー)とに切り換えられる。回生モードでは、モータ・ジェネレータ15を強制的に回転させるトルクが制動トルクとなり、いわゆるエンジンブレーキを効かせることができる。この場合、出力軸とエンジン1との間のトルクの伝達を遮断することにより、エンジン1を連れまわすことがなく、従って、動力の損失を最小限に抑えて効率よくエネルギー回生を行なうことができる。
インバータ20は、HVバッテリ17の直流とモータジェネレータの交流の変換を行う電力変換装置であり、DCDCコンバータ21(変圧器)や、その他の各種インバータ22を備えている。インバータ20は、HVバッテリ17からの高電圧直流電流を3相交流電流に変換してモータ・ジェネレータ15に供給するとともに、発電モータ・ジェネレータ23からの3相交流電流を直流電流に変換してHVバッテリ17の充電を行なう。また、HVバッテリ17からの高電圧直流電流は、DCDCコンバータ21(変圧器)により低電圧直流電流に変換されて、補機バッテリ25へ入力される。これにより、補機バッテリ25の充電が行われる。補機バッテリ25は、図示されていない前照灯、ワイパー等の補機に電力を供給する。
またエンジン1には、インバータ20を介してHVバッテリ17の充電を行なう発電モータ・ジェネレータ23と、補機バッテリ充電用の発電機(以下、オルタネータと呼ぶ)24とが接続されている。
また、このハイブリッド車両の制御装置として、ハイブリッドシステム電子装置(以下、HV・ECUという)19、エンジン1を制御するエンジン電子制御装置(以下、エンジン・ECUという)26、CVT4を制御するCVT電子制御装置(以下、CVT・ECU)13、スキッドを制御するスキッド電子制御装置(以下、スキッド・ECU)14、HV(ハイブリッド)バッテリ17を制御するバッテリ電子制御装置(以下、バッテリ・ECU)18、装置や部品の故障情報を管理するダイアグ電子制御装置(以下、ダイアグ・ECU)27を備えている。HV・ECU19は、ハイブリッド車両全体の制御を行い、ハイブリッド車両を最適な状態で走行できるように制御する。HV・ECU19とその他のECUとは、相互に情報の交換を行いつつ動作している。なお、各ECUには、各種センサからの情報が提供され、各制御に利用されている。
ダイアグ・ECU27は、車両走行中に制御システムのセンサ、アクチュエータ、ハーネス、CVT4の電磁ソレノイド等の異常を診断し、異常が生じた場合には異常箇所を記憶および表示する。具体的には、ECU1への入力信号が異常か、あるいはそれら信号の組み合わせから異常値になると、検査対象装置、部品の故障と診断してバックアップメモリに記憶するとともに異常警告ランプを点灯してドライバーに知らせる。また、CVT4の変速比を切り換える電磁ソレノイドDS1、DS2の異常を検出する場合には、各ソレノイドに流れる電流値を抵抗により電圧値に変換して、その電圧値をA/D変換してダイアグ・ECU27に入力する。ダイアグ・ECU27では、A/D変換された電圧値を所定の基準値と比較して異常であるか否かを判定する。
図2に、CVT・ECU13と、このCVT・ECU13に接続された各種センサを示す。CVT・ECU13は、マイクロコンピュータを含んで構成されており、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って信号処理を行なうことにより、CVT4の変速制御や挟圧制御を行なうものである。
図2に示すようにCVT・ECU13には、シフトポジションを検出するシフトポジションセンサ31、トルクコンバータ2のタービン回転速度を検出するタービン回転速度センサ32、アクセルペダルの開度を検出するアクセル操作量センサ33、エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度センサ34、出力軸62の回転速度Noutを検出する出力軸回転速度センサ35、入力軸61の回転速度Ninを検出する入力軸回転速度センサ36、CVT4に供給される油の油温を検出する油温センサ37、セカンダリプーリ6の油圧POUT、すなわち実際のベルト挟圧力を検出する圧力センサ38、ライン圧を測定する油圧センサ39、セカンダリプーリ6の油圧POUTを制御し、ベルト挟圧力を制御するための挟圧力制御弁40、プライマリプーリ5の油圧を制御し、CVT4の変速比を制御するための変速制御弁41などが接続されている。また、上述したCVT・ECU13は、ダイアグ・ECU27、エンジン・ECU26、HV・ECU19、バッテリ・ECU18、スキッド・ECU14等と通信を行なう。
図3は、CVT4を制御するための油圧制御装置10の構成を示す図である。CVT・ECU13は、油圧制御装置10に備えられたDUTYソレノイドDS1及びDS2にDUTY指令を行なうことでCVT4の変速比を制御する。油圧制御装置10は、エンジン1の駆動時には機械式オイルポンプ11からの油圧供給を受ける。またモータ・ジェネレータ15の駆動時には、電動オイルポンプ12からの油圧供給を受ける。機械式オイルポンプ11又は電動オイルポンプ12からの油圧は、ライン圧バルブ54に供給され、ソレノイドバルブSLSによって調圧されてライン圧(元圧)としてアップシフト用バルブ51、ベルト挟圧バルブ53に供給される。
図3において、DUTYソレノイドDS1を駆動すると、アップシフト(増速変速)用油圧バルブ51が駆動されてプライマリプーリ5に作動油が供給される。この作動油がプライマリ油室に充満し、プーリの溝幅が狭められることにより、駆動ベルト7の掛径が変化し、結果としてアップシフト(増速変速)する。
一方、DUTYソレノイドDS2を駆動すると、ダウトシフト(減速変速)用油圧バルブ52が駆動されてプライマリプーリ油室内の作動油が排出され、プーリの溝幅が広がることにより、駆動ベルト7の掛径が変化し、結果としてダウンシフト(減速変速)する。また、セカンダリプーリ6のセカンダリプーリ油室には、セカンダリプーリ6が挟む駆動ベルト7をクランプするためのセカンダリプーリ圧POUTが供給されている。この油圧POUTは、ベルト挟圧バルブ53を切り換えるソレノイドバルブSLSの制御によって調圧される。
図4に示すフローチャートを参照しながら本実施例の動作手順を説明する。
CVT・ECU13は、まずDS1が断線しているか否かを判定する(ステップS101)。ダイアグ・ECU27からの故障情報によりDS1が断線していると判定すると(ステップS101/YES)、DS1の断線によるOFF故障の発生を示す識別情報(DS12FMODE)“1”をメモリに記録する(ステップS102)。
また、DS1のチェックが終了すると(ステップS101)、次にDS2が断線しているか否かを判定する(ステップS103)。ダイアグ・ECU27からの情報によりDS2が断線していると判定すると(ステップS103/YES)、DS2の断線によるOFF故障の発生を示す識別情報(DS12FMODE)“2”をメモリに記録する(ステップS104)。
次に、CVT・ECU13は、変速制御命令がダウンシフトであるのか(ステップS105)、アップシフトであるのかを判定する(ステップS112)。変速制御命令が、ダウンシフトであった場合には(ステップS105/YES)、実際に油圧制御装置10を制御して変速を行ない、ダウンシフトするか否かを判定する(ステップS106)。油圧制御装置10によりダウンシフトの油圧操作を行い、入力軸回線速度センサ36と出力軸回転速度センサ35からのセンサ情報により実際にダウンシフトされたか否かを判定する(ステップS106)。
ダウンシフトされた場合には(ステップS106/YES)、通常に変速可能であるか否かを判定して(ステップS120)、この処理を終了する。なお、通常に変速可能であった場合には(ステップS120/YES)、DS1,DS2が正常であることを示す識別情報(DS12FMODE)“0”をメモリに記録する(ステップS121)。
また、ダウンシフトの制御を行なってもダウンシフトしなかった場合には(ステップS106/NO)、テストモードに移行する(ステップS107)。ダウンシフトの制御を行なってもダウンシフトされない場合、ダウンシフト用DS2のON故障と、アップシフト用のDS1がOFF故障し、ONのままになっている場合とが考えられる。DS1のOFF故障の場合、DS1によってプライマリプーリ5に油圧が供給され続けるため、DS2によって油を抜いてもダウンシフトされない。そこで、テストモードでは、DS1,DS2に同じデューティの信号を出力する。ここで変速比が小さく、すなわちCVT4がアップシフトされれば(ステップS108/YES)、DS1は正常で、DS2がオンしない、DS2のON故障と判定される(ステップS111)。この場合、CVT・ECU13は、識別情報(DS12FMODE)“5”をメモリに記録する(ステップS111)。また、CVT4の変速比が小さくならず(ステップS108/NO)、変速比に変化がない場合には(ステップS109/YES)、DS1のOFF故障と判定する(ステップS110)。この場合、CVT・ECU13は、識別情報(DS12FMODE)“6”をメモリに記録する(ステップS110)。さらに、テストモード時にCVT4の変速比が変化した場合には(ステップS109/NO)、DS1とDS2の少なくとも一方に異常が発生したと判定する。この場合、CVT・ECU13は、識別情報(DS12FMODE)“7”をメモリに記録する(ステップS119)。
次に、変速制御命令が、アップシフトであった場合には(ステップS105/NO、かつステップS112/YES)、実際に油圧制御装置10を制御して変速を行ない、アップシフトするか否かを判定する(ステップS113)。油圧制御装置10によりアップシフトの油圧操作を行い、入力軸回線速度センサ36と出力軸回転速度センサ35からのセンサ情報により実際にアップシフトされたか否かを判定する(ステップS113)。
アップシフトされた場合には(ステップS113/YES)、通常に変速可能であるか否かを判定して(ステップS120)、この処理を終了する。なお、通常に変速可能であった場合には(ステップS120/YES)、DS1,DS2が正常であることを示す識別情報(DS12FMODE)“0”をメモリに記録する(ステップS121)。
また、アップシフトの制御を行なってもアップシフトしなかった場合には(ステップS113/NO)、テストモードに移行する(ステップS114)。アップシフトの制御を行なってもアップシフトされない場合、アップシフト用DS1のON故障と、ダウンシフト用のDS2がOFF故障し、ONのままになっている場合とが考えられる。DS2のOFF故障の場合、DS2によってプライマリプーリ5への油圧の供給が断たれるため、DS1によって油圧を供給してもアップシフトされない。そこで、テストモードでは、DS1,DS2に同じデューティの信号を出力する。ここで変速比が大きく、すなわちCVT4がダウンシフトされれば(ステップS115/YES)、DS2は正常で、DS1がオンしない、DS1のON故障と判定される(ステップS118)。この場合、CVT・ECU13は、識別情報(DS12FMODE)“3”をメモリに記録する(ステップS118)。また、CVT4の変速比が大きくならず(ステップS115/NO)、変速比に変化がない場合には(ステップS116/YES)、DS2のOFF故障と判定する(ステップS117)。この場合、CVT・ECU13は、識別情報(DS12FMODE)“4”をメモリに記録する(ステップS117)。さらに、テストモード時にCVT4の変速比が変化した場合には(ステップS116/NO)、DS1とDS2の少なくとも一方に異常が発生したと判定する。この場合、CVT・ECU13は、識別情報(DS12FMODE)“7”をメモリに記録する(ステップS119)。
次に、メモリに書き込んだ識別情報を参照してHV・ECU19が行なう動作モードの制御手順を図5〜図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。まず、図5に示すフローチャートを参照しながらHV・ECU19の制御モード選択の手順を説明する。まず、メモリに書き込まれた識別情報(DS12FMODE)が1、5、6であった場合には(ステップS201/YES)、HV・ECU19は、後述する第1制御モードを実行する(ステップS202)。また、識別情報(DS12FMODE)が2、3、4であった場合には(ステップS203/YES)、HV・ECU19は、後述する第2制御モードを実行する(ステップS204)。また識別情報(DS12FMODE)が7であった場合には(ステップS205/YES)、第3制御モードを実行する(ステップS206)。以下では、これらの制御モードについて説明する。
まず、第1制御モードについて図6に示すフローチャートを参照しながら説明する。第1制御モードは、DS1のOFF故障、又はDS2のON故障によりダウンシフトが行なわれない場合の制御モードであり、ハイギアの状態で低速走行を行なっているとエンストの可能性があるため、エンストしても走行できるように車両の状態に応じて4WDモードで走行する。
まず、HV・ECU19は、車度が低速であるか否かを判定する(ステップS301)。車速が低速度ではなかった場合には(ステップS301/NO)、この処理を抜ける。また、車速が低速度であった場合には(ステップS301/YES)、HVバッテリ17の電圧は低電圧であるか否かを判定する(ステップS302)。低電圧ではなかった場合には(ステップS302/NO)、モータ・ジェネレータ15による駆動が可能と判定して4WDモードでの走行を要求する(ステップS303)。
また、HVバッテリ17の電圧が低電圧となった場合には(ステップS302/YES)、エンジンON時に前後進クラッチ3を解放し(ステップS304)、HVバッテリ17から電気エネルギーの供給を受けてモータ・ジェネレータ15の駆動力により走行するEVモードに移行する(ステップS305)。
次に、第2制御モードについて図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。この第2制御モードは、DS1のON故障、又はDS2のOFF故障によりアップシフトが行なわれない場合の制御モードであり、ローギアの状態で高速走行を行なっているとエンジンブローの可能性があるため、前後進クラッチ3を解放してEVモードで走行するように制御する。
まず、HV・ECU19は、車度が高速であるか否かを判定する(ステップS401)。車速が高速ではなかった場合には(ステップS401/NO)、この処理を抜ける。また、車速が高速であった場合には(ステップS401/YES)、HVバッテリ17の電圧は低電圧であるか否かを判定する(ステップS402)。低電圧ではなかった場合には(ステップS402/NO)、モータ・ジェネレータ15による駆動が可能と判定し、HVバッテリ17から電気エネルギーの供給を受けてモータ・ジェネレータ15の駆動力により走行するEVモードに移行する(ステップS403)。
また、HVバッテリ17の電圧が低電圧となった場合には(ステップS402/YES)、エンジン1を再始動させると共に前後進クラッチ3を解放し(ステップS404)、エンジン1をオン状態に保ったままHVバッテリ17から電気エネルギーの供給を受けてモータ・ジェネレータ15の駆動力により走行する(ステップS405)。
次に、第3制御モードについて図8に示すフローチャートを参照しながら説明する。この第3制御モードは、DS1、DS2の少なくとも一方が故障しているが、どのような故障であるかを特定することができない場合である。
この場合、まず、図3に示すソレノイドバルブSLSによりPOUTの油圧を高め、セカンダリプーリ6のベルト挟圧力を高める。セカンダリプーリ6のベルト挟圧力を高めることで、セカンダリプーリ6の回転数を引き下げ、変速比を1に近づける制御を行なう(ステップS501)。次に、一定車速になったか否かを判定し(ステップS502)、一定車速になっていない場合には(ステップS502/NO)、EVモードでの走行を要求する(ステップS503)。また、車速が一定速度になった場合には(ステップS502/YES)、EVバッテリ17が低電圧であるか否かを判定する(ステップS504)。
HVバッテリ17が低電圧ではなかった場合には(ステップS504/NO)、4WDモードでの走行を要求する。例えば、モータ・ジェネレータ15とエンジン1とのトルク比を1:1に設定する(ステップS505)。またHVバッテリ17が低電圧であった場合には(ステップS504/YES)、エンジン1を始動して前後進クラッチ3を解放し(ステップS506)、そのままEVモードでの走行を要求する(ステップS507)。
このように本実施例は、変速機にCVT4を用いたハイブリッド車両において、信頼性の高いフェールセーフを実現することができる。また、アップシフト用バルブ51、ダウンシフト用バルブ52の故障を精度よく判定することができる。
上述した実施例は本発明の好適な実施例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
ハイブリッド車両の構成を示すブロック図である。 CVT・ECU13と各種センサ、電子制御装置との接続を示す図である。 油圧制御回路の構成を示す図である。 アップシフト用バルブ51とダウンシフト用バルブ52のON,OFF故障を判定する手順を示すフローチャートである。 発生した故障に応じた動作モードを決定する手順を示すフローチャートである。 第1制御モード時の動作手順を示す図である。 第2制御モード時の動作手順を示す図である。 第3制御モード時の動作手順を示す図である。
符号の説明
1 エンジン 2 トルクコンバータ
3 前後進クラッチ 4 CVT
5 プライマリプーリ 6 セカンダリプーリ
7 駆動ベルト 8 駆動輪(フロント)
9 ギア 10 油圧制御装置
11 機械式オイルポンプ 12 電動オイルポンプ
13 CVT・ECU 14 スキッド・ECU
15 モータ・ジェネレータ 16 駆動輪(リア)
17 HVバッテリ 18 バッテリECU
19 HV・ECU 20 インバータ
21DCDCコンバータ 23 発電モータ・ジェネレータ
24 オルタネータ 25 補機バッテリ
26 エンジン・ECU 27 ダイアグ・ECU
31 シフトポジションセンサ 32 タービン回転速度センサ
33 アクセル操作量センサ 34 エンジン回転速度センサ
35 出力軸回転速度センサ 36 入力軸回転速度センサ
37 油温センサ 38 圧力センサ
39 油圧センサ 40 挟圧力制御弁
41 変速制御弁 51 アップシフト用バルブ
52 ダウンシフト用バルブ 53 ベルト挟圧バルブ
54 ライン圧バルブ

Claims (20)

  1. 駆動輪の1つを無段変速機を介して回転駆動するエンジンと、前記エンジンが駆動する前記駆動輪とは異なる駆動輪を回転駆動するモータ・ジェネレータと、前記エンジンからの駆動力を変速して伝達する前記無段変速機とを有する車両に搭載され、
    前記無段変速機の変速比を制御すると共に、前記無段変速機の故障を検出する変速機制御手段と、
    検出された故障に応じて前記車両の走行モードを切り換える車両制御手段とを有することを特徴とする車両制御装置。
  2. 前記車両制御手段は、前記無段変速機がダウンシフトされず、前記変速比が小さい場合に、低車速時に前記エンジンと前記モータ・ジェネレータとの駆動力によって4WDモードで走行させることを特徴とする請求項1記載の車両制御装置。
  3. 前記車両制御手段は、前記無段変速機がアップシフトされず、前記変速比が大きい場合に、所定速度以上の時に前記モータ・ジェネレータの駆動力によって走行させることを特徴とする請求項1又は2記載の車両制御装置。
  4. 前記車両制御手段は、バッテリが低電圧であった場合に、前記エンジンの駆動力を前記無段変速機に伝達するクラッチを解放し、前記エンジンを前記バッテリの充電に使用することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の車両制御装置。
  5. 前記無段変速機は、溝幅を油圧によって変更可能なプライマリプーリとセカンダリプーリとにベルトが巻掛けられた無段変速機であって、
    前記変速機制御手段は、前記無段変速機の変速制御が正常に動作しないと判定すると、前記セカンダリプーリのベルト挟圧力を高め、前記無段変速機を強制的にダウンシフトすることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項記載の車両制御装置。
  6. 前記車両制御手段は、前記無段変速機が強制的にダウンシフトされると、発進時に前記モータ・ジェネレータの駆動力によって発進させ、所定速度まで達した時点で前記モータ・ジェネレータと前記エンジンの駆動力によって走行させることを特徴とする請求項5記載の車両制御装置。
  7. 前記車両制御手段は、前記無段変速機が強制的にダウンシフトされると、前記発進時に前記モータ・ジェネレータの駆動力によって発進させ、所定速度まで達した時点で前記エンジンの駆動力によって走行させることを特徴とする請求項5記載の車両制御装置。
  8. 前記変速機制御手段は、前記無段変速機をダウンシフトさせるダウン変速ソレノイドをオンしてダウンシフトの制御を行なっても、前記無段変速機がダウンシフトしない場合に、前記無段変速機をアップシフトさせるアップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせ、前記変速比が変化しなかった場合に、前記アップ変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定することを特徴とする請求項1から7のいずれか1項記載の車両制御装置。
  9. 前記変速機制御手段は、前記ダウン変速ソレノイドをオンさせてダウンシフトの制御を行なっても、前記無段変速機がダウンシフトしない場合に、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせ、前記無段変速機がアップシフトした場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオンしないオン故障と判定することを特徴とする請求項8記載の車両制御装置。
  10. 前記変速機制御手段は、前記無段変速機をアップシフトさせるアップ変速ソレノイドをオンしてアップシフトの制御を行なっても、前記無段変速機ががアップシフトしない場合に、前記無段変速機をダウンシフトさせるダウン変速ソレノイドと前記アップ変速ソレノイドとを共にオンさせ、前記無段変速機の変速比が変化しなかった場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項記載の車両制御装置。
  11. 前記変速機制御手段は、前記アップ変速ソレノイドをオンさせてアップシフトの制御を行なっても、前記無段変速機がアップシフトしない場合に、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせ、前記無段変速機がダウンシフトした場合に、前記アップ変速ソレノイドがオンしないオン故障と判定することを特徴とする請求項10記載の車両制御装置。
  12. 前記変速比制御手段は、ダイアグノーシス機能を備えた故障診断装置からの故障情報により、前記無段変速機をアップシフトさせるアップ変速ソレノイドと、ダウンシフトさせるダウン変速ソレノイドとの断線故障を判定することを特徴とする請求項1から11のいずれか1項記載の車両制御装置。
  13. 前記車両制御手段は、前記変速機が正常動作に復帰したと判定した場合に、故障に応じた前記車両の走行モードの切り換え処理を終了することを特徴とする請求項1から12のいずれか1項記載の車両制御装置。
  14. アップ変速ソレノイドと、ダウン変速ソレノイドとのオン、オフ切り換えによって無段変速機の変速比を制御する無段変速機制御装置であって、
    前記ダウン変速ソレノイドをオンさせてダウンシフトの制御を行なってもダウンシフトされず、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせた時に、前記変速比が変化しなかった場合に、前記アップ変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定する制御手段を有することを特徴とする無段変速機制御装置。
  15. 前記制御手段は、前記ダウン変速ソレノイドをオンさせてダウンシフトの制御を行なってもダウンシフトされず、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせた時に、前記無段変速機がアップシフトした場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオンしないオン故障と判定することを特徴とする請求項14記載の無段変速機制御装置。
  16. アップ変速ソレノイドと、ダウン変速ソレノイドとのオン、オフ切り換えによって無段変速機の変速比を制御する無段変速機制御装置であって、
    前記アップ変速ソレノイドをオンさせてアップシフトの制御を行なってもアップシフトされず、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせた時に、前記変速比が変化しなかった場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定する制御手段を有することを特徴とする無段変速機制御装置。
  17. 前記制御手段は、前記アップ変速ソレノイドをオンさせてアップシフトの制御を行なってもアップシフトされず、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせた時に、前記無段変速機がダウンシフトした場合に、前記アップ変速ソレノイドがオンしないオン故障と判定することを特徴とする請求項16記載の無段変速機制御装置。
  18. 駆動源としてエンジンとモータ・ジェネレータとを備える車両の制御方法であって、
    前記エンジンからの駆動力を変速して伝達する無段変速機の故障を検出するステップと、
    検出された故障に応じて車両の走行モードを切り換えるステップと、を有することを特徴とする車両の制御方法。
  19. アップ変速ソレノイドと、ダウン変速ソレノイドとのオン、オフ切り換えによって無段変速機の変速比を制御する制御方法であって、
    前記ダウン変速ソレノイドをオンさせて前記無段変速機をダウンシフトするステップと、
    前記ダウン変速ソレノイドをオンさせてもダウンシフトが行われなかった場合に、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせるステップと、
    前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせたときに、前記変速比が変化しなかった場合に、前記アップ変速ソレイノドがオフしないオフ故障と判定するステップとを有することを特徴とする無段変速機の制御方法。
  20. アップ変速ソレノイドと、ダウン変速ソレノイドとのオン、オフ切り換えによって無段変速機の変速比を制御する制御方法であって、
    前記アップ変速ソレノイドをオンさせて前記無段変速機をアップシフトするステップと、
    前記アップ変速ソレノイドをオンさせてもアップシフトが行なわれなかった場合に、前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせるステップと、
    前記アップ変速ソレノイドと前記ダウン変速ソレノイドとを共にオンさせたときに、前記変速比が変化しなかった場合に、前記ダウン変速ソレノイドがオフしないオフ故障と判定するステップとを有することを特徴とする無段変速機の制御方法。
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