JP2006243522A - カードホルダ - Google Patents

カードホルダ Download PDF

Info

Publication number
JP2006243522A
JP2006243522A JP2005061100A JP2005061100A JP2006243522A JP 2006243522 A JP2006243522 A JP 2006243522A JP 2005061100 A JP2005061100 A JP 2005061100A JP 2005061100 A JP2005061100 A JP 2005061100A JP 2006243522 A JP2006243522 A JP 2006243522A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
card
plate
rear plate
front plate
card holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005061100A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4589759B2 (ja
Inventor
Masato Iwai
真人 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Original Assignee
Gifu Plastic Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gifu Plastic Industry Co Ltd filed Critical Gifu Plastic Industry Co Ltd
Priority to JP2005061100A priority Critical patent/JP4589759B2/ja
Publication of JP2006243522A publication Critical patent/JP2006243522A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4589759B2 publication Critical patent/JP4589759B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sheet Holders (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Abstract

【課題】カードホルダに保持されるカードについて、そのカードの運搬容器に対する収容状態に余裕を与え、カードの差込み及び取り外しの利便性を向上させる。
【解決手段】カードホルダ1に収容されるカードは、互いに対向する前面板30及び後面板20で保持される。後面板20は、その下端部に内側(後面板側)から外側(前面板側)に向けて屈曲形成された案内面23を備える。この案内面23によって案内されるカード端部は外側に向けて折り曲げられながらカードホルダ1に収容されることになる。この状態を、カードを平板状の状態のままでカードホルダ1に収容した場合と比較すると、カードの投影面積(カードを投影することで平面に映し出される影の面積)は縮小される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、運搬用容器内に収容された収容物又はその収容物の配送先を示す文字、記号又はバーコードが表示されたカードを保持するためのカードホルダに関するものである。
特許文献1のカードホルダは、大型カードと小型カードを保持することを可能にするため、カード保持部を二段構成とするカードホルダを提案している。特許文献1のカードホルダは、周囲よりも一段凹んだ領域を小型カード保持部として形成し、小型カード保持部より一段高く、小型カード保持部を包含する領域を大型カード保持部として形成する。特許文献1は、カードが大型カードであればカードを大型カード保持部に配置し、小型カードであればカードを小型カード保持部に配置している。
二種類のサイズのカードを保持するカードホルダとしては、他に特許文献2のカードホルダが知られている。特許文献2のカードホルダは、第1のカード押え部材と第2のカード押え部材とを設け、装着時には梱包箱の外面に沿う状態となる背板部材と第2のカード押え部材とでカードを一枚保持し、第2のカード押え部材と第1のカード押え部材とでカードを一枚保持する構成を採用している。すなわち、特許文献2のカードホルダは、第2のカード押え部材と第1のカード押え部材とで、カードを一枚差込むことのできる第1のカード差込み部を形成し、背板部材と第2のカード差込み部とでカードを一枚差込むことのできる第2のカード差込み部を形成している。
実開平2−108851号公報 特開平10−236052号公報
カードホルダを製作するにあたっては、運搬容器の大きさに対応できるようにしているが、それによって運搬容器の大きさにカードホルダが対応できたとしても、カードが一定のサイズ規格に決められていると、運搬容器のカード収容部位に対して余裕をもってカードを収容できなくなる可能性がある。とくに、より小さい運搬容器のカード収容部位に取り付けられたカードホルダに規格のカードを保持して収容しようとしても、カードが大きすぎて収容できないか、もしくは、収容できたとしてもカードの収容状態が窮屈になってカードの差込み及び取り外しの作業が面倒になる。
特許文献1に記載されたカードホルダの場合、大型カード保持部及び小型カード保持部を備えて2種類のサイズのカードに対応することができるようにしているが、そのカードホルダは、カード保持部に収容されたカードの収容状態そのものを変化させる工夫は何ら講じられていない。たとえば、運搬容器のカード収容部位と同等サイズのカードを収容させようとすると、運搬容器のカード収容部位とカード端部との間に隙間がなく、カード端部がカード収容部位に摺接してかみ合うようになり、カードを差し込むにしても、取り外すにしてもその作業は面倒である。こうした事情は特許文献2に記載されたカードホルダでも同様で、その不都合を解決することはできない。
この発明は、上記のような従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、カードホルダに収容されるカードについて、そのカードの運搬容器に対する収容状態に余裕を与え、カードの差込み及び取り外しの利便性を向上させることにある。
請求項1に記載の発明は、収容されたカードを互いに対向する前面板及び後面板で保持するカードホルダにおいて、カードの端部を前記前面板側又は後面板側へ案内する案内面を具備したことを要旨とする。
この発明によれば、カードの端部は、カードホルダに収容されると案内面によって前面板側又は後面板側に指向されることとなる。たとえば、平板状のカードをその状態を維持したままでカードホルダに収容する場合と比較すると、カードの端部が前面板側又は後面板側に指向されることに応じて、カードの投影面積(カードを投影することで平面に映し出される影の面積)が縮小するため、よりサイズの大きいカードの収容を可能にする。また、カードが所定のサイズに決められているならば、案内面によって前面板側又は後面板側に指向されるカードの端部とは反対側の端部とカードの収容部位との間が拡張されてカードの収容状態に余裕を与える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、前記案内面は、前記前面板及び後面板によるカード当接領域よりも周辺側に位置するように設けられたことを要旨とする。
この発明によれば、前面板及び後面板によるカード当接領域は、案内面よりもカードホルダの中央側を含むように設けられることになるため、案内面に案内されて前面板側又は後面板側に指向された状態のカードの端部はそのままの状態が維持されつつ、そのカード当接領域によってカードの指向を変化させることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記後面板は透孔又は凹部を備え、該透孔又は凹部は前記カード当接領域から外れた位置に設けられていることを要旨とする。
カード当接領域によってカードホルダでの保持状態が確定されたカードについて前面板側から透孔又は凹部に向けて押圧力を加えると、その押圧力によって、カードはその押圧力が加えられた箇所を中心にして前面板側に指向するように変化される。この発明によれば、たとえば、カードをカードホルダから取り外す場合は、カード当接領域において前面板と後面板とに保持されていたカードが前面板側に折れ曲がることから、カードがつかみやすくなる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記後面板は、前記前面板側に突設された突条を備え、該突条は、前記透孔又は凹部に近接配置されたことを要旨とする。
この発明によれば、前面板側から透孔又は凹部に向けて押圧力が加えられるとカードはその箇所を中心にして指向が変化されるが、その変化は突条によって支えられることになる。突条の構成によって、案内面に案内されている端部とは反対側のカードの端部と後面板と間により大きい間隙が生じるようにカードの指向を変化させることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1から4のいずれか一項に記載の発明において、前記案内面は前記前面板の基端に向けて形成されていることを要旨とする。
この発明によれば、カードホルダに収容されて前面板側に指向されるカードの端部は、前面板の基端にまで到らしめられる。カードホルダに保持されて前面板側に指向されるカードの端部は、その指向される度合をより大きくすることができる。
本発明によれば、カードホルダに保持されるカードについて、そのカードの運搬容器に対する収容状態に余裕を与え、カードの差込み及び取り外しの利便性を向上させることができる。
以下、カードホルダの一実施形態を図1〜図6にしたがって説明する。なお、以下の説明では、図6に示されるような使用形態を基準として、「上方」、「下方」、「外側」(後面板側を意味する。)又は「内側」(前面板側を意味する)と述べることにする。
図1及び図2に示すとおり、カードホルダ1は、ポリプロピレン等の合成樹脂により一体形成されている。このカードホルダ1は、平板状の下面板10と、その下面板10に連設され(この連設構成については後で述べる。)、下面板10の上面に載置されて下面板10と交差する方向(上方)に延設された後面板20と、下面板10の上面に立設されて前記後面板20に対向する複数の前面板30とから構成されている。
図1に示すとおり、下面板10は略四角板状に形成され、肉厚は外側ほど厚くなるように構成されている。下面板10はその下面に外側ほど高くなるテーパ面を有する止め部11を備え、下面板10の内側には切欠き12を備えている。
図3及び図4に示すとおり、下面板10の切欠き12と後面板20とは連設片21を介して連設されている。連設片21はヒンジ機構をなすように、後面板20の長手方向の端部であって下面板10の上面に沿って延びるように設けられる後面板20の底面22と、下面板10の切欠き12とを結ぶように設けられている。連設片21の肉厚は、下面板10や後面板20の底面22の肉厚よりも薄くなるように設定されている。これは、後面板20と前面板30とを対向配置させる際に、それらを回動させやすくするためである。また、図1で示すように、底面22が前面板30の基端部31に到るまで延びており、後面板20は、その基端部側から上方に向けて屈曲形成されている。なお、切欠き12の切欠き長であるが、後面板20が前面板30との間で好適な当接状態を得ることができるように決められる。切欠き長が短ければ、後面板20は内側に配されることからその当接力は弱まり、逆に長ければ、後面板20は外側に配されることからその当接力が強まる。
底面22から上方へ延設され、後で述べる運搬容器2の側壁にほぼ沿って延びる部位とは異なって、外側へ向けて屈曲形成されている部位が案内面23である。図1及び図2に示すとおり、案内面23は、後面板20の長手方向の幅全体にわたって設けられ、後面板20の上方から下方に向けて徐々に外側へ突出するような円弧面として提供されている。案内面23は、前面板30の基端部31を指向するように延びており、その最下部は前面板30の基端部31と対向配置されている(図6参照)。
図1及び図2に示すとおり、後面板20は、案内面23の上方であって、後で述べるカード当接領域から外れた位置に長方形状の透孔24を備えている。この透孔24は、後面板20の長手方向に沿って設けられている。
後面板20は、その後面板20の外側の面(前面)であって、透孔24の上方に突条25を備えている。突条25は、後面板20の長手方向に延設されて、断面四角形状をなしている。突条25の底面は前記透孔24の内面と面一となるように、突条25と透孔24とは互いに隣接配置されている。また、後面板20は、その後面板20の内側の面(裏面)であって、透孔24を囲むように突出部26が設けられている。換言すれば、透孔24は、突出部26が形成された肉厚の後面板20の部位に対して設けられているということができる。
前面板30は、中央前面板30aと下方前面板30bとから構成されている。中央前面板30a及び下方前面板30bは、どちらとも下面板10のほぼ中央前端(中央外側端)に立設され、先端側で屈曲して断面「く」の字形状を呈している。中央前面板30aは、中央に四角形状の抜き孔を備え、基端部31aから屈曲部32aまでは内側に向けて延設されており、その屈曲部32aから先端部33aまでは外側に向けて延設されている。図1及び図6に示すとおり、屈曲部32aは、カードホルダ1に収容されるカードのほぼ中央を後面板20とで挟持するようにその高さが決められている。後面板20の構成との関係では、屈曲部32aは透孔24から所定間隔をおいた下方に位置しているということができる。図2に示すとおり、正面視で後面板20が中央前面板30aによって覆われる領域(下方前面板30bによって囲まれる領域を含む。)は、後面板20及び前面板30によるカード当接領域として提供されている。換言すれば、後面板20及び前面板30が互いに対向配置される領域の少なくとも一部において、それらの間隙に挿入されるカードと後面板20及び前面板30は当接することになることから、その領域をカード当接領域ということにするのである。したがって、図2でいえば、中央前面板30aの周縁によって囲まれる領域がカード当接領域ということになる。
下方前面板30bは、中央前面板30aの前記抜き孔内に収まるように設けられ、下方前面板30b自身も中央に四角形状の抜き孔を備えている。下方前面板30bの全体形状は、中央前面板30aと同様に、基端部31bから屈曲部32bまでは内側に向けて延設されており、その屈曲部32bから先端部33bまでは外側に向けて延設されている。つまり、中央前面板30aと下方前面板30bとはサイズの違いこそあれ、全体の形状はほぼ同一であるということができる。図1及び図6に示すとおり、屈曲部32bは、カードホルダ1に収容されるカードの下方を後面板20とで挟持するようにその高さが決められている。後面板20の構成との関係では、屈曲部32bは案内面23から所定間隔をおいた上方に位置しているということができる。なお、屈曲部32a、32bの配置であるが、基端部31a、31bからの屈曲度をより大きくして内側となるようにすれば、後面板20との当接力は強まり、逆にその屈曲度を小さくして外側となるようにすれば、後面板20との当接力は弱まる。
カードホルダ1は、運搬容器2の取付部41にセットされる。図5に示すとおり、取付部41は、運搬容器2の側面に設けられた横フランジ42及び縦フランジ43によって囲まれる空間である。取付部41の中央下端部には運搬容器2の側壁から外側へ突出された係止突部44aが設けられ、取付部41の左右下端部にはそれぞれ運搬容器2の側壁から外側へ突出された係止リブ44bが設けられている。取付部41の下端をなす横フランジ42には、所定形状の係止孔45が設けられている。
図3及び図4は、射出成形された状態のカードホルダ1の展開図である。この状態から後面板20の底面22を下面板10の上面と接するように回動させる。つまり、後面板20(前面板30)を前面板30(後面板20)に向けて約180度回動させるのである。このときの下面板10及び後面板20の回動は連設片21が折り曲げられて変形することで達成されている。後面板20と前面板30とは、下面板10の切欠き12の切欠き長と前面板30の基端部31a、31bから屈曲部32a、32bに到るまでの屈曲度とによって、互いに好適な当接力が得られるようになっている。回動されて前面板30に対向配置された後面板20には、元の形状(図3及び図4に示すような形状)に戻るような復元力が作用する。したがって、後面板20には、前面板30から離間する方向への力が作用していることになる。
図6は、運搬容器2の取付部41にカードホルダ1がセットされた状態を表している。このセット状態では、カードホルダ1の下面板10の内側の端部は、運搬容器2の横フランジ42と係止突部44a及び係止リブ44bとの間の空隙に挿入され、また、カードホルダ1の下面板10の下面に設けられた止め部11は、運搬容器2の横フランジ42に設けられた係止孔45に挿入される。これらカードホルダ1の下面板10と運搬容器2の取付部41との係合関係は、運搬容器2の側壁に後面板20が当接することと合わせて、上で述べた前面板30から離間する方向へ後面板20に作用する力(復元力)を吸収することになる。この復元力の吸収によって、カードホルダ1は運搬容器2の取付部41に脱落することなくセットされることになる。
運搬容器2にセットされたカードホルダ1にはカードが取り付けられる。図6は、カードがカードホルダ1に収容された状態を図示したものである。カードは、その端部が後面板20と中央前面板30aの屈曲部32aとの間に挿通され、さらに、後面板20と下方前面板30bの屈曲部32bとの間に挿通される。そして、後面板20に設けられた案内面23によってカードの端部はその指向が変化し、外側に向かうようになる。案内面23は、前面板30の基端部31a、31bに対向する位置まで延設されているから、カードは、その基端部31a、31bに当接するまで挿入されることになる。カードの端部は、案内面23によってその指向が変化され、いわば丸く折り曲げられた状態となる。そのカードの折り曲げられた状態であるが、下方前面板30bの屈曲部32bと後面板20との当接関係によって、その状態がそのまま保持されることになる。
不必要になったカードのカードホルダ1からの取り外しには、まず、外側から内側に向けて押圧力を与える。ここでは、この押圧力は作業者の指によるものであるとする。作業者は、後面板20の透孔24に向けて外側からカードを指で押し付ける。図7はその状態を示したものであるが、指は、透孔24にカードと共にくい込んでいくことから、そこを中心としてカードは外側に向けて変形することになる。このとき、後面板20の透孔24に隣接配置される突条25が支点となってカードの外側に向かう変形を支援することから、カードはより一層大きく変形することになる。外側に変形されたカードを引き上げれば、カードホルダ1からのカード取り外し作業は完了する。
上記実施形態のカードホルダによれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)後面板20の案内面23は、外側に向かうように形成されている。したがって、カードがカードホルダ1に収容される際、カードの端部が案内面23によって前面板30の基端部31a、31bを指向するように案内される。カードを平板状の状態を維持したままでカードホルダ1に収容する場合と比較すると、カードの投影面積(カードを投影することで平面に映し出される影の面積)が縮小するため、よりサイズの大きいカードの収容が可能になる。また、カードが所定のサイズに決められているならば、案内面23によって外側に指向されるカードの端部とは反対側の端部(図6でいうカード上端部)と運搬容器2の取付部41との間が拡張されてカードの収容状態に余裕を与えることができる。したがって、運搬容器2の取付部41の内域においてカードをカードホルダ1に対して取り付ける際も、カードホルダ1からカードを取り外す際もどちらとも利便性を高めることができる。
(2)案内面23は、下方になるほど徐々に外側に突出する円弧面として提供されている。したがって、カードホルダ1に収容されるカードの端部を、その案内面23に沿って円滑に案内することができ、カード端部の指向を円滑に変化させることができる。また、下方前面板30bの屈曲部32bは、案内面23よりも上方であって、所定間隔(若干)をおいて後面板20と当接することから、案内面23に案内されたカードをその状態のままで保持することが可能となる。
(3)カード当接領域ではカードホルダ1に収容されているカードは後面板20及び前面板30によって保持されていることから、そのカード当接領域内でカードに対して押圧力を加えてもカードが大きく折れ曲がることはない。しかしながら、後面板20の透孔24は、そのカード当接領域から外れた位置に設けられているから、カードホルダ1からカードを取り外す場合、カードの前面から透孔24に向けて押圧力を加えると、カードは、その押圧力が加えられた箇所を中心にして外側に折れ曲がる。したがって、カードを外側に指向させて、カードをつかみやすくすることができる。またその際、透孔24に突条25が近接配置され、突条25を支点として折り曲げることができることから、押圧力を加えた位置を中心とするカードの折れ曲がりをより一層大きくすることができる。
(4)案内面23は、中央前面板30aの基端部31a及び下方前面板30bの基端部31bに向けて形成されている。したがって、カードがカードホルダ1に収容されると、カードの端部は、案内面23によって両基端部31a、31bにまで到らしめられる。つまり、カードの端部はカードホルダ1の奥行き(後面板20の基端と前面板30の基端との間隙)全体を使って折り曲げられることになるため、外側に指向されるカードの端部は、その指向される度合いをより大きくすることができる。
(5)カードは、下方前面板30bの屈曲部32bばかりでなく、中央前面板30aの屈曲部32aによっても押圧されている。したがって、カードが2箇所で後面板20と前面板30とによって押し付けられて挟持されているため、カードは、後面板20に沿ってより確実に保持することができる。
なお、上記実施形態は、次のように変更して具体化してもよい。
○上記実施形態では、案内面23は後面板20の下端側に設けられていたが、案内面23の後面板20における形成位置を適宜変更してもよい。たとえば、後面板20の上端側に設けるように構成し、ガードの上端を外側へ指向するように変更することで、本実施形態と同様の効果を得るようにすることもできる。また、案内面23を後面板20の左端側又は右端側に設けるように構成し、カードの左端又は右端を外側へ指向するように変更させることで、より大きな幅を有するカードの収容を可能にするとともに、カードのサイズが規格化されているならば、そのカードを運搬容器2の取付部41に余裕をもって保持させることが可能となる。
○上記実施形態では、案内面23は後面板20の長手方向における幅全体に設けられていたが、これを後面板20の長手方向における一部のみに設け、案内面23が設けられていない後面板20の下端部位は、下面板10の内側の端部に向けて延びるように設けてもよい。案内面23は、カードの端部を折り曲げるための構成であるから、その機能さえ果たせば、後面板20の長手方向の幅全体に形成する必要はない。
○上記実施形態では、案内面23は、前面板30の基端に向けて延びるように形成されていたが、これを他の構成に変更してもよい。たとえば、案内面23を下方に向かうほど徐々に外側に突出するようにするものの、その突出度合を抑えて、下面板10の中央に向けて延びるように形成してもよい。
○上記実施形態では、案内面23は、円弧面として提供される構成を採用したが、これを変更しいてもよい。たとえば、後面板20の下端で屈曲させて前面板30の基端部31a、31bに向けて斜状に延びるように変更してもよい。案内面23を凸設させる構成を採用することも可能である。これらの構成によれば、上記実施形態と同様の効果を得ることができる。
○上記実施形態では、案内面23は後面板20に設けられていたが、案内面23は後面板20のみに設けられるものでなくともよい。たとえば、図8に示すとおり、中央前面板30a及び下方前面板30bのうち少なくとも一方に対して、下方に向かうほど徐々に内側へ突出する案内面23を形成し、後面板20との協働によってカード端部を内側へ案内するようにしてもよい。また、図9に示すように、下面板10の上面にリブ51を設け、そのリブ51によって外側へカードの端部が指向するように構成してもよい。リブ51の上面は、内側が後面板20に接しつつ、下方に向かうほど外側に突出するような湾曲面として案内面23が提供されている。
○上記実施形態の突条25の形状は適宜変更してもよい。具体的には、上記実施形態では、断面形状を四角形状としていたが、これを三角形状としてもよいし、また一直線状に延設されていた形状を途中で切断し、所定間隔をおいて並設するようにしてもよい。
○上記実施形態においては、透孔24の内周面と突条25の下面とが面一(連続面)となるように構成したが、透孔24に近接配置されるのであれば、突条25の配置を変更してもよい。透孔24は、カードをカードホルダ1から取り外す場合に押圧力が与えられる部位として提供され、突条25は、その際にカードの折れ曲がりをより大きくするための支点となるように備えられているのであるが、その機能を果たすのであれば、透孔24から離間するように突条25を後面板に配置してもよい。なお、透孔24の構成に代えて、後面板20に凹部を設け、この凹部の構成をもって透孔24と同様に機能させるようにしてもよい。
○上記実施形態では、前面板30は断面「く」の字形状をなすように構成していたが、この形状を適宜変更してもよい。たとえば、図10に示すように、前面板30全体を後面板20の案内面23を含む形状と同様に断面円弧形状をなすように構成してもよい。この場合、前面板30の内側の面は、案内面23としての機能を果たすことが可能となる。この実施形態では、前面板30の案内面23と後面板20の案内面23との双方によってカードを保持することから、カードの保持状態が確実に維持される。
次に、上記実施形態及び変更例から把握できる技術的思想について記載する。
○案内面は、少なくとも後面板の下端側に設けられたことを特徴とするカードホルダ。
本実施形態のカードホルダを示す斜視図。 本実施形態のカードホルダを示す正面図。 射出成形後のカードホルダを示す展開図。 図3の4−4線断面図。 カードホルダがセットされる運搬容器の側壁を示す正面図。 カードホルダにカードが収容された状態を示す断面図。 カードホルダからカードを取り出す際の動作を示す断面図。 本実施形態の変更例を示す断面図。 本実施形態の変更例を示す断面図。 本実施形態の変更例を示す断面図。
符号の説明
1…カードホルダ、10…下面板、20…後面板、23…案内面、24…透孔、25…突条、30…前面板。

Claims (5)

  1. 収容されたカードを互いに対向する前面板及び後面板で保持するカードホルダにおいて、カードの端部を前記前面板側又は後面板側へ案内する案内面を具備したことを特徴とするカードホルダ。
  2. 前記案内面は、前記前面板及び後面板によるカード当接領域よりも周辺側に位置するように設けられている請求項1に記載のカードホルダ。
  3. 前記後面板は透孔又は凹部を備え、該透孔又は凹部は前記カード当接領域から外れた位置に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のカードホルダ。
  4. 前記後面板は、前記前面板側に突設された突条を備え、該突条は、前記透孔又は凹部に近接配置されたことを特徴とする請求項3に記載のカードホルダ。
  5. 前記案内面は前記前面板の基端に向けて形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のカードホルダ。
JP2005061100A 2005-03-04 2005-03-04 カードホルダ Active JP4589759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005061100A JP4589759B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 カードホルダ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005061100A JP4589759B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 カードホルダ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006243522A true JP2006243522A (ja) 2006-09-14
JP4589759B2 JP4589759B2 (ja) 2010-12-01

Family

ID=37049978

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005061100A Active JP4589759B2 (ja) 2005-03-04 2005-03-04 カードホルダ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4589759B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010163186A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Sanko Co Ltd カードホルダー
JP2018090291A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 三甲株式会社 カードホルダ及びその取付構造

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5563828U (ja) * 1978-10-26 1980-05-01
JPS5537476Y2 (ja) * 1975-04-10 1980-09-02
JPH02108851U (ja) * 1989-02-16 1990-08-29
JPH07325545A (ja) * 1994-06-01 1995-12-12 Sanko Co Ltd 容器用カード差し
JP2002162906A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Panefuri Kogyo Kk カードホルダ
JP2003054563A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Sanko Co Ltd カード差しの取付構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5537476Y2 (ja) * 1975-04-10 1980-09-02
JPS5563828U (ja) * 1978-10-26 1980-05-01
JPH02108851U (ja) * 1989-02-16 1990-08-29
JPH07325545A (ja) * 1994-06-01 1995-12-12 Sanko Co Ltd 容器用カード差し
JP2002162906A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Panefuri Kogyo Kk カードホルダ
JP2003054563A (ja) * 2001-08-10 2003-02-26 Sanko Co Ltd カード差しの取付構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010163186A (ja) * 2009-01-15 2010-07-29 Sanko Co Ltd カードホルダー
JP2018090291A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 三甲株式会社 カードホルダ及びその取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP4589759B2 (ja) 2010-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2003117080A (ru) Конструкция упаковки
US20100224440A1 (en) Sound-Absorbing Device and its Mounting Method
JP4589759B2 (ja) カードホルダ
US9662927B2 (en) Structure for mounting a clip for a writing implement
EP0773711A2 (en) Component holder body
JP4729313B2 (ja) シート状物収納容器
JP2009035038A (ja) 容器ホルダ
JP4624807B2 (ja) 育苗ポット
JP4703064B2 (ja) カード差しの取付構造
JP3977585B2 (ja) 基板収容ケース
JP2011068173A (ja) 容器保持装置
JP2007045428A (ja) 包装箱
JP2020017037A (ja) タグホルダ
JP7334930B2 (ja) 折畳み容器
JP2007131305A (ja) 容器
JP4909834B2 (ja) 運搬用コンテナー
JP4516731B2 (ja) 薄型ワンタッチ開閉蓋
JP4157025B2 (ja) 折り畳みコンテナー
JP2019018901A (ja) カード等収納ケース
JP5684647B2 (ja) 紙器
JP2018193067A (ja) 包装箱
JP2004091027A (ja) コンテナのカード差し取り付け構造
JP5508127B2 (ja) 配線ボックス
JP3087531U (ja) 縦型ティシュペ−パ−箱
JP2009184443A (ja) カードホルダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080109

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100608

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100809

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100831

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100910

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4589759

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130917

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250