JP2004091027A - コンテナのカード差し取り付け構造 - Google Patents

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Kazuhisa Aono
青野 一久
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Mitsubishi Plastics Inc
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Mitsubishi Plastics Inc
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Abstract

【課題】ネスティング構造のコンテナの側壁に表示面積の大きい表示カードを取り付け、そのままコンテナ同士を多段に積み重ね可能とする。
【解決手段】ネスティング構造のコンテナ1を、その側壁12に上部フランジ部14から底部に亘って内方に凹んでカード差し2挿入用間隙を画成する凹面部17を設け、この凹面部上方のフランジ部下部にカード差しの上部が係合する取り付け部を、当該凹面部下部にカード差し下部が係合する取り付け部をそれぞれ設けて構成し、さらに前記取り付け部に上下両部が係合したカード差しが、凹面部側に反りかえった形状に保形されて取り付けられるように設ける。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、部品や製品など各種物品の保管や運搬に使用されるコンテナに、収納物品に関する必要な情報を記入した表示カードを支持するためのカード差しを取り付ける構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
コンテナを能率良く使用するために利用される表示カードは、直接コンテナに貼り付けたのでは収納物品や管理情報などが変わる度に従前のものを引き剥がして最新のものに貼り付け直す手間がかかってしまうため、コンテナ外面に一体に設置されたカード差しを介してコンテナの側壁に取り付けられている(例えば特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
実公平2−31383号公報(第1図)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、図7に示されるような、嵩高な物品の収納に適した深底のものでネスティング可能に形成されたコンテナ71の場合には、側壁72の外面にカード差しが突出して設置されていると、空箱時に上面開口内に同形コンテナを嵌め込んで積み重ねたときに、カード差しが側壁内面に当たって真っ直ぐ積み重ねることができなかったりカード差しが変形して壊れたりしてしまう。そのため、図8に示されるように、積み重ねたときに側壁72同士が重ならないリブ73の高さの範囲内で幅の狭いカード差しを設置して、ここに表示面積の小さな表示カード74を取り付けるようにしており、大きな表示面積の表示カードを取り付けることができなかった。表示カードは、その表面に記入された情報を容易に視認することができるよう、表示面積の大きいものをコンテナ側壁の見やすい位置に取り付けることが好ましいが、このようなネスティング構造のコンテナ71では、表示カード74の取り付けスペースが制限されて小さな表示カードを用いなければならず、記入情報が読み取り難い状況を許容せざるを得ないという問題があった。
【0005】
本発明は従来技術の有するこのような問題点に鑑み、ネスティング構造のコンテナの側壁に表示面積の大きい表示カードを取り付け、そのままコンテナ同士を多段に積み重ねることができるようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため本発明は、ネスティング可能に形成されたコンテナの側壁にカード差しを取り付ける構造において、前記コンテナを、その側壁に上部フランジ部から底部に亘って内方に凹んでカード差し挿入用間隙を画成する凹面部を設け、この凹面部上方のフランジ部下部にカード差しの上部が係合する取り付け部を、当該凹面部下部にカード差し下部が係合する取り付け部をそれぞれ設けて構成し、前記取り付け部にその上下両部が係合したカード差しが凹面部側に反りかえった形状に保形されて取り付けられるようにしたことを特徴とする。
これによれば、カード差しは凹面部側に反りかえり同部表面に押し付けられて挿入用間隙内に納まるので、側壁表面にカード差しや表示カードが突出するようなことがなく、カード差し及び表示カードをコンテナに取り付けたままでネスティングが可能となる。従って、リブの高さよりも大きい凹面部内に取り付け可能な大きさの表示カードを使用することが可能となり、ネスティング構造のコンテナに取り付けて使用される表示カードの視認性が向上する。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の好適な実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明を適用してコンテナに取り付けたカード差しに表示カードを差し入れた状態の外観図、図2は図1のコンテナの外観図、図3はコンテナフランジ部に設けた取り付け部の部分拡大切断端面図、図4は図1のカード差しの外観図、図5はカード差しの拡大縦断面図、図6はコンテナの側壁にカード差しを取り付けた状態を拡大断面で示した図であり、図中、符号1は本発明が適用されるコンテナ、2はカード差し、3は表示カードである。
【0008】
コンテナ1は、図1及び図2に示されるように、平面視略矩形の底部11の周囲に側壁12を斜め上方へ拡開しつつ適宜な高さに立ち上げて上面を開口部13とした有底箱型に形成されている。側壁12は短手辺側壁12a、12aと長手辺側壁12b、12bからなり、各側壁の上部は水平に適宜な幅張り出していて縁部が下折れしたフランジ部14となっており、短手辺側壁12a、12aの上部にはコ字状に屈曲した載置バー15、15をそれぞれフランジ部14の両側面に回動自在に支持して取り付けてある。また、長手辺側壁12b、12bの上部両角部近傍には、フランジ部14の下側から鉛直下方に伸びた、側壁12の全高の1/4程度の高さのリブ16が配置してある。
このような構成によりコンテナ1は、載置バー15、15を開口部13側に回動させて長手辺側壁12b、12bのフランジ部14の上面に載せた状態でその上に他のコンテナ1を積み上げることができ、また、空箱時に載置バー15、15を短手辺側壁12a、12aの両側に回動させた状態で開口部13内に他のコンテナ1を嵌め込み、上側コンテナ1のリブ16の下端が下側コンテナ1のフランジ部14の上面に当接する深さまで没入させて積み重ねることができるようになっている。
【0009】
また、コンテナ1の長手辺側壁12b、12bには、フランジ部14から底部11に亘って内方に凹ませた凹面部17が設けてある。
詳しくは、この凹面部17は、図6に示されるように、底部11に対する交差角度θ1を長手辺側壁12bの交差角度θ2よりも大きな角度(θ1>θ2)で立ち上げて上端をフランジ部14に一体に連結してなり、長手辺側壁12bの両リブ16、16間に幅広に設けられている。凹面部17の内面上端にはテーパ状の切り欠き部17aが設けてある。凹面部17は、底部11から長手辺側壁12bよりも緩やかな傾斜角度で立ち上がって長手辺側壁12bとの間で凹段部を形成しているので、コンテナ1同士をネスティングしても上側コンテナ1の凹面部17外面と下側コンテナ1の凹面部17内面は接することなく適宜な幅の隙間を形成し、カード差し2を挿入して取り付けても邪魔にならない広さの間隙が確保されるようになっている。
【0010】
また、凹面部17上方のフランジ部14の下部には、カード差し2の上部が係合する取り付け部18、18が設けてある。この取り付け部18は、図3に示されるように、後述するカード差し2の上部に形成された突状フック25が下側から係合してカード差し2をフランジ部14の下方に吊るす開口部からなっており、突状フック25が係合した状態でカード差し2の上部が凹面部17に沿って湾曲しやすいよう、凹面部17から間隔αだけ離した位置に設置されている。
【0011】
また、凹面部17の下部には、カード差し2の下部が係合する取り付け部19、19が設けてある。この取り付け部19は、後述するカード差し2の下部に形成された係合突起26が係入する貫通孔からなり、前記取り付け部18に上部を係合してフランジ部14の下方に吊下させたカード差し2の下部を揺動不能に固定できるようになっている。
【0012】
カード差し2は、プラスチックなどの可撓性を有する材料を用い、高さが凹面部17の全高の2/3程度及び幅が凹面部17の略同じ成形寸法を有する弾性変形可能な薄い板枠状に形成されている。
詳しくは、図4及び図5に示されるように、カード差し2は横に延びた基部21の上面にアーチ形の支持片部22と連結片23、23とを突設した櫛歯形状を呈し、両部の間に差し入れた矩形横長の表示カード3を狭持状態で保持できるようになっている。連結片23、23は、前記凹面部17の上下に設けられた取り付け部18、19間の距離(L1、図6参照)よりも若干大きな長さ(L2>L1)に形成されており、その上端は、適宜な角度で前方に折れ曲がっていて上面に前記取り付け部18に係合する突状フック25を設けた折片部24となっている。この折片部24の連結片23に対する折れ曲がり角度θ3は、前述の底部11に対する凹面部17の立ち上がり角度θ1よりも大きく(θ3>θ1)設定してある。さらに、基部21の両側下部には前記取り付け部19に係合する係合突起26、26が設けてある。
【0013】
本発明のカード差し取り付け構造は、このように構成されたコンテナ1及びカード差し2に適用され、カード差し2は、突状フック25を取り付け部18に、係合突起26を取り付け部19にそれぞれ係合させてコンテナ1の側壁12に取り付けられる。取り付けられたカード差し2は、自身の弾性によって、その上部が凹面部17側に湾曲するとともに湾曲した部分から下部に至る部分は凹面部17側に反りかえった形状に保形され、その裏面が凹面部17の表面に押し付けられて略面一に隙間なく接合し、また、カード差し2の表面側に差し入れた表示カード3も凹面部17の表面に接合して支持される。
【0014】
すなわち、カード差し2と表示カード3は凹面部17の表面に接合して取り付けられ、コンテナ1同士をネスティングしたときに上側コンテナ1の凹面部17外面と下側コンテナ1の凹面部17内面間に確保される隙間に納まるため、コンテナ1を積み重ねる際に邪魔になるようなことはなく、これらを取り付けたままコンテナ1を多段に安定して積み重ねることができる。この際、凹面部17の内面上端にテーパ状の切り欠き部17aが設けてあるので、仮に上側コンテナ1に取り付けられたカード差し2が若干浮いていたとしても、切り欠き部17aからスムーズに下側コンテナ1の開口部13内に挿入されて凹面部17内面に引っかかって取り外れるようなことはない。従って、表示カード3の取り付けスペースを、リブ16の高さの範囲内に制限されていた従来のものよりも大きく確保することができ、記入情報が読み取りやすい大きな表示カード3をコンテナ1に取り付けて利用することができる。
【0015】
なお、図示したコンテナ及びカード差しは一例であり、本発明はネスティング可能に形成された様々な寸法及び形態のコンテナやカード差しに適用することができる。
【0016】
【発明の効果】
本発明によれば、ネスティング構造のコンテナの側壁に表示面積の大きい表示カードを取り付け、そのままコンテナ同士を多段に積み重ねることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用してコンテナに取り付けたカード差しに表示カードを差し入れた状態の一例の外観図である。
【図2】図1のコンテナの外観図である。
【図3】コンテナフランジ部に設けた取り付け部の部分拡大切断端面図である。
【図4】図1のカード差しの外観図である。
【図5】図4のカード差しの拡大縦断面図である。
【図6】コンテナの側壁にカード差しを取り付けた状態を拡大断面で示した図である。
【図7】従来のコンテナの一例の外観図である。
【図8】表示カードを取り付けた従来のコンテナをネスティングした状態の外観図である。
【符号の説明】
1 コンテナ、11 底部、12 側壁、13 開口部、14 フランジ部、15 載置バー、16 リブ、17 凹面部、18 取り付け部、19 取り付け部、2 カード差し、21 基部、22 支持片部、23 連結片、24 折片部、25 突状フック、26係合突起、3 表示カード

Claims (1)

  1. ネスティング可能に形成されたコンテナの側壁にカード差しを取り付ける構造において、
    前記コンテナを、その側壁に上部フランジ部から底部に亘って内方に凹んでカード差し挿入用間隙を画成する凹面部を設け、この凹面部上方のフランジ部下部にカード差しの上部が係合する取り付け部を、当該凹面部下部にカード差し下部が係合する取り付け部をそれぞれ設けて構成し、
    前記取り付け部に上下両部が係合したカード差しが凹面部側に反りかえった形状に保形されて取り付けられるようにしたことを特徴とするコンテナのカード差し取り付け構造。
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