JP2011068173A - 容器保持装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】容器のホールド性を確保しつつ、容器の取り出し性を向上させた容器保持装置を提供する。
【解決手段】容器32の幅寸法に見合った内部空間12が側壁5bにより形成され且つ内部空間12に容器32を保持できる有底のホルダー2と、ホルダー2の側壁5bに形成した作動孔7より内部空間12側に出没自在なり且つ常に内部空間12側に突出して容器32の側面32aを挟持するよう付勢したストッパー13とよりなり、ストッパー13は、開口3側及び底4側の二部品よりなり且つホルダー2の側壁5bの内部空間12側と外壁15側とに進退自在な第1ピン6bにより上下回転自在に連結され、ホルダー2の外壁15に設けた第2ピン6aに従ってホルダー2の側壁5bの内部空間12側と外壁15側とに進退自在に制御されてなる。
【選択図】図5
【解決手段】容器32の幅寸法に見合った内部空間12が側壁5bにより形成され且つ内部空間12に容器32を保持できる有底のホルダー2と、ホルダー2の側壁5bに形成した作動孔7より内部空間12側に出没自在なり且つ常に内部空間12側に突出して容器32の側面32aを挟持するよう付勢したストッパー13とよりなり、ストッパー13は、開口3側及び底4側の二部品よりなり且つホルダー2の側壁5bの内部空間12側と外壁15側とに進退自在な第1ピン6bにより上下回転自在に連結され、ホルダー2の外壁15に設けた第2ピン6aに従ってホルダー2の側壁5bの内部空間12側と外壁15側とに進退自在に制御されてなる。
【選択図】図5
Description
本発明は、容器保持装置、特に自動車の室内に配される飲料などの容器を確実に保持可能な容器保持装置に関するものである。
従来の容器保持装置として、例えば、飲料などの容器を確実に保持可能とするべく、容器を内部空間に収容保持するホルダーであって、該ホルダーは、容器に見合った形状よりなると共に、内面に弾性体よりなるストッパーが配設されており、該ストッパーは、該容器が収容保持されていない状態では、その弾性力により、該内部空間の中央に向け最も前進した前進位置を取り、又、最も直径が大きな容器が収容保持された状態では、その弾性力に抗し該容器にて押圧されて、該内部空間の外側に向け最も後退した後退位置を取るようにしてなる(先行技術文献1。)ものが、従来技術として知られている。
しかしながら、かかる従来技術は、上から下までストレートの容器なら問題はないが、容器の中間部がくびれている場合、その中間部をストッパーが保持している状態で、容器を引き抜こうとすると、ストッパーの回転中心部へ力が加わってデッドロックし、該容器がストッパーに引っ掛かってしまうおそれがある。
上記の課題を解決するために、本発明は、容器のホールド性を確保しつつ、容器の中間部がくびれていても、取り出し性を向上させた容器保持装置を提供するものである。
上記の課題を解決するために、本発明の請求項1記載の容器保持装置は、容器の幅寸法に見合った開口を有する内部空間が側壁により形成され且つ該内部空間に容器を保持可能とした有底のホルダーと、該ホルダーの側壁に形成してなる作動孔より内部空間側に出没自在なるよう配設され且つ常に内部空間側に突出することで容器の側面を挟持するよう付勢されてなるストッパーとより構成されてなり、前記ストッパーは、前記開口側及び前記底側の二部品よりなり且つホルダーの側壁の内部空間側と側壁側とに進退自在な第1ピンにより上下回転自在に連結されてなると共に、前記ホルダーの側壁に配設された第2ピンに従って前記ホルダーの側壁の内部空間側と側壁側とに進退自在に制御されてなることを特徴とする。
また、本発明の請求項2記載の容器保持装置が、請求項1記載の前記ストッパーの前記容器の保持部は、断面形状が90度若しくはそれ以下に形成されてなることを特徴とする。
更に、本発明の請求項3記載の容器保持装置が、請求項1又は請求項2に記載の前記ストッパーの付勢手段は、前記開口側の第1ストッパーと、前記底側の第2ストッパーとの間に懸架されてなるコイル状スプリングよりなることを特徴とする。
本発明は、請求項1記載の発明によれば、容器の幅寸法に見合った開口を有する内部空間が側壁により形成され且つ該内部空間に容器を保持可能とした有底のホルダーと、該ホルダーの側壁に形成してなる作動孔より内部空間側に出没自在なるよう配設され且つ常に内部空間側に突出することで容器の側面を挟持するよう付勢されてなるストッパーとより構成されてなり、前記ストッパーは、前記開口側及び前記底側の二部品よりなり且つホルダーの側壁の内壁と外壁とに進退自在な第1ピンにより上下回転自在に連結されてなると共に、前記ホルダーの外壁に配設された第2ピンに従って前記ホルダーの側壁の内部空間側と外壁側とに進退自在に制御されてなることにより、ホルダーの開口は、容器の幅寸法に見合っているので、例え容器が長方形でも倒れることはないし、自動車の走行に伴う振動でもがたつくことが少ない。また、作動孔より出没自在なストッパーにより容器の側面が挟持されてなるので、確実な保持が可能となる。更に、前記ストッパーは、前記開口側及び前記底側の二部品よりなり且つホルダーの側壁の内壁側と外壁側とに進退自在な第1ピンにより上下回転自在に連結されてなると共に、前記ホルダーの外壁に配設された第2ピンに従って前記ホルダーの側壁の内壁側と外壁側とに進退自在に制御されてなるので、容器をホルダーに保持させるときには、前記開口側のストッパーが回転し、前記底側のストッパーが下方向にスライドするので、デッドロックせず、スムーズに挿入できる。また、ホルダーから容器を引き抜くときには、前記底側のストッパーが回転し、前記開口側のストッパーが上方向にスライドするので、デッドロックせず、スムーズに取り出せることになる、という効果を奏する。
また、本発明は、請求項2記載の発明によれば、前記ストッパーの前記容器の保持部は、断面形状が90度若しくはそれ以下に形成されてなることにより、容器の側面を隙間無く、確実に挟持することが出来る、という効果を奏する。
更に、本発明は、請求項3記載の発明によれば、前記ストッパーの付勢手段は、前記開口側の第1ストッパーと、前記底側の第2ストッパーとの間に懸架されてなるコイル状スプリングよりなることにより、外側からコイル状スプリングの端部を係止すればよいので、作業効率が高まる、という効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。本発明において、容器のホールド性を確保しつつ、容器の中間部がくびれていても、取り出し性を向上させた容器保持装置を提供するという目的を、容器の幅寸法に見合った開口を有する内部空間が側壁により形成され且つ該内部空間に容器を保持可能とした有底のホルダーと、該ホルダーの側壁に形成してなる作動孔より内部空間側に出没自在なるよう配設され且つ常に内部空間側に突出することで容器の側面を挟持するよう付勢されてなるストッパーとより構成されてなり、前記ストッパーは、前記開口側及び前記底側の二部品よりなり且つホルダーの側壁の内壁側と外壁側とに進退自在な第1ピンにより上下回転自在に連結されてなると共に、前記ホルダーの外壁に配設された第2ピンに従って前記ホルダーの側壁の内壁側と外壁側とに進退自在に制御されてなることで、実現した。以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
本発明の実施例1に係る構造を、図1〜図6を用いて説明する。
この実施例1の容器保持装置1は、ホルダー2と、ストッパー13とより構成されてなる。
前記ホルダー2は、図4に示すように、底4を有し、最も細い筒状の容器30の側面30a及び途中で細く絞り込んだ容器31の側面31aが同一の幅寸法として、かかる幅寸法に見合った開口3を有する内部空間12が側壁5aにより形成され且つ該内部空間12に容器30、31を保持可能とした第1ホルダー2aと、同じく底4を有し、太い筒状の容器32の側面32aの幅寸法に見合った開口3を有する内部空間12が側壁5bにより形成され且つ該内部空間12に容器32を保持可能とした第2ホルダー2bとを一体に形成されてなる。前記容器30について、「最も細い」としているが、本発明では直径53ミリメートルの円柱状の容器30を最も細いものとして説明している。
該ホルダー2の第1ホルダー2a及び第2ホルダー2bの側壁5a、5b共に作動孔7が3箇所づつ形成してなり、該作動孔7よりストッパー13が、図1及び図2に示すように、内部空間12側に出没自在なるよう配設され且つ常に内部空間12側に突出することで容器30、31,32の側面30a、31a、32aを挟持する。
前記ストッパー13は、前記開口3側に配される第1ストッパー8と、前記底4側に配される第2ストッパー9との二部品より構成されてなり、前記ホルダー2の側壁5a、5bの内壁14側と外壁15側とに進退自在な第1ピン6bにより上下回転自在に連結されてなると共に、前記ホルダー2の側壁5a、5bの外壁15に成形されている支持部6に配設された第2ピン6aに従って前記ホルダー2の側壁5a、5bの内壁14側と外壁15側とに進退自在に制御されてなる。
前記ストッパー13の前記第1ストッパー8及び前記第2ストッパー9には、前記容器30,31,32の側面部30a,31a,32aに圧接する保持部8a、9aは、断面形状が90度若しくはそれ以下に形成されてなる。
前記ストッパー13の前記第1ストッパー8及び前記第2ストッパー9間には、「付勢手段」であるコイル状スプリング10が懸架されてなる。
符号16は、前記ホルダー2の第1ホルダー2a及び第2ホルダー2bの側壁5a、5bを絞り込んだ部位である。
次に、この実施例1の作用を説明する。
容器30,31,32の幅寸法に見合った開口3を有する内部空間12が側壁5a、5bにより形成され且つ該内部空間12に容器30,31,32を保持可能とした底4を有するのホルダー2と、該ホルダー2の側壁5a、5bに形成してなる作動孔7より内部空間12側に出没自在なるよう配設され且つ常に内部空間12側に突出することで容器30,31,32の側面30a,31a,32aを挟持するよう付勢されてなるストッパー13とより構成されてなり、前記ストッパー13は、前記開口3側及び前記底4側の前記第1ストッパー8及び前記第2ストッパー9の二部品よりなり且つホルダー2の側壁5a、5bの内壁14と外壁15とに進退自在な第1ピン6bにより上下回転自在に連結されてなると共に、前記ホルダー2の外壁15に配設された第2ピン6aに従って前記ホルダー2の側壁5a、5bの内部空間12側と外壁15側とに進退自在に制御されてなることにより、ホルダー2の開口3は、容器30,31,32の幅寸法に見合っているので、例え容器30,31,32が上下に長方な形でも倒れることはないし、自動車の走行に伴う振動でもがたつくことが少ない。
また、作動孔7より出没自在なストッパー13により容器30,31,32の側面30a,31a,32aが挟持されてなるので、確実な保持が可能となる。
更に、前記ストッパー13は、前記開口3側及び前記底4側の前記第1ストッパー8及び前記第2ストッパー9の二部品よりなり且つホルダー2の側壁5a、5bの内壁14側と外壁15側とに進退自在な第1ピン6bにより上下回転自在に連結されてなると共に、前記ホルダー2の側壁5a、5bの外壁15に配設された第2ピン6aに従って前記ホルダー2の側壁5a、5bの内壁14側と外壁15側とに進退自在に制御されてなるので、容器30,31,32をホルダー2に保持させるときには、前記開口3側の前記第1ストッパー8が回転し、前記底4側の第2ストッパー9が下方向(図4,図5の下側)にスライドするので、デッドロックせず、スムーズに容器30,31,32を挿入できる。また、ホルダー2から容器30,31,32を引き抜くときには、前記底4側の第2ストッパー9が回転し、前記開口3側の第1ストッパー8が上方向にスライドするので、デッドロックせず、スムーズに取り出せることになる、という効果を奏する。
また、前記ストッパー13の第1ストッパー8及び前記第2ストッパー9の前記容器30,31,32の保持部8a、9aは、断面形状が90度若しくはそれ以下に形成されてなることにより、容器30,31,32の側面30a,31a,32aを隙間無く、確実に挟持することが出来る、という効果を奏する。
更に、前記ストッパー13の前記開口3側の第1ストッパー8及び前記底4側の前記第2ストッパー9の間には、「付勢手段」であるコイル状スプリング10が懸架されてなることにより、外側からコイル状スプリング10の端部を係止すればよいので、作業効率が高まる、という効果を奏する。
前記実施例1で容器保持装置1として、側壁5a、5bがむき出しのものとして説明しているが、これに限定せず、開口3のみが露出しているコンソールボックス、アームレストなど、自動車の装飾部材によって、側壁5a、5bが覆われているものも含む。また、「付勢手段」であるコイル状スプリング10についてのみ説明したが、巻きスプリングでも良く、第1、第2ストッパー8、9に回転した際に復帰する方向に付勢する手段であればよい。
1 容器保持装置
2 ホルダー
2a 第1ホルダー
2b 第2ホルダー
3 ホルダーの開口
4 ホルダーの底
5a,5b ホルダーの側壁
6 支持部
6a 第2ピン
6b 第1ピン
7 作動孔
8 第1ストッパー
8a 第1ストッパーの保持部
9 第2ストッパー
9a 第2ストッパーの保持部
10 「付勢手段」であるコイル状スプリング
12 ホルダーの内部空間
13 ストッパー
14 内壁
15 外壁
30,31,32 容器
30a、31a、32a 容器の側面
2 ホルダー
2a 第1ホルダー
2b 第2ホルダー
3 ホルダーの開口
4 ホルダーの底
5a,5b ホルダーの側壁
6 支持部
6a 第2ピン
6b 第1ピン
7 作動孔
8 第1ストッパー
8a 第1ストッパーの保持部
9 第2ストッパー
9a 第2ストッパーの保持部
10 「付勢手段」であるコイル状スプリング
12 ホルダーの内部空間
13 ストッパー
14 内壁
15 外壁
30,31,32 容器
30a、31a、32a 容器の側面
Claims (3)
- 容器の幅寸法に見合った開口を有する内部空間が側壁により形成され且つ該内部空間に容器を保持可能とした有底のホルダーと、該ホルダーの側壁に形成してなる作動孔より内部空間側に出没自在なるよう配設され且つ常に内部空間側に突出することで容器の側面を挟持するよう付勢されてなるストッパーとより構成されてなり、
前記ストッパーは、前記開口側及び前記底側の二部品よりなり且つホルダーの側壁の内部空間側と外壁側とに進退自在な第1ピンにより上下回転自在に連結されてなると共に、前記ホルダーの外壁に配設された第2ピンに従って前記ホルダーの側壁の内部空間側と外壁側とに進退自在に制御されてなることを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1記載の容器保持装置であって、
前記ストッパーの前記容器の保持部は、断面形状が90度若しくはそれ以下に形成されてなることを特徴とする容器保持装置。 - 請求項1又は請求項2記載の容器保持装置であって、
前記ストッパーの付勢手段は、前記開口側の第1ストッパーと、前記底側の第2ストッパーとの間に懸架されてなるコイル状スプリングよりなることを特徴とする容器保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009218541A JP2011068173A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 容器保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009218541A JP2011068173A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 容器保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011068173A true JP2011068173A (ja) | 2011-04-07 |
Family
ID=44013915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009218541A Pending JP2011068173A (ja) | 2009-09-24 | 2009-09-24 | 容器保持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011068173A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013119367A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-17 | Nippon Plast Co Ltd | 容器保持装置 |
WO2020184962A1 (ko) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | 장정학 | 소파용 트레이 |
KR20200109029A (ko) * | 2019-03-12 | 2020-09-22 | 장정학 | 틸팅 동작으로 컵을 지지하는 컵홀더를 포함하는 소파용 트레이 |
-
2009
- 2009-09-24 JP JP2009218541A patent/JP2011068173A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013119367A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-17 | Nippon Plast Co Ltd | 容器保持装置 |
WO2020184962A1 (ko) * | 2019-03-12 | 2020-09-17 | 장정학 | 소파용 트레이 |
KR20200109029A (ko) * | 2019-03-12 | 2020-09-22 | 장정학 | 틸팅 동작으로 컵을 지지하는 컵홀더를 포함하는 소파용 트레이 |
KR102196164B1 (ko) * | 2019-03-12 | 2020-12-29 | 장정학 | 틸팅 동작으로 컵을 지지하는 컵홀더를 포함하는 소파용 트레이 |
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