JP2009184443A - カードホルダ - Google Patents

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Abstract

【課題】カードの表面および裏面を傷付けず、しかもカードを確実に保持することができ、カードの挿脱が行い易いカードホルダを提供する。
【解決手段】カードCを挿通する挿通孔16と、挿通孔16から挿入されたカードCを支持する支持手段とを備えたカードホルダ5であって、支持手段は、第1支持壁21と第2支持壁22と第3支持部23とを備えて構成されており、第1支持壁21はカードCの底辺C1を支持し、第2支持壁22はカードCの右辺C2を支持し、第3支持部23はカードCの左辺C3を支持し、第3支持部23は、左辺C3との間隔を挿通孔16からの離間距離によって異ならせた間隔調整部30を備え、間隔調整部30は、第2支持壁22に接近する方向に突出する円弧状をなし、且つ弾性変形可能に構成されている。
【選択図】図4

Description

この発明は、カードホルダに関するものである。
一般に、キャッシュカードやETCカードなど(以下、カードと略す)を挟んで保持するカードホルダは、板ばね機能を有する弾性片をカードの表面または裏面に圧接させ、固定片との間でカードを板厚方向に挟んで保持している(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−135953号公報
しかしながら、カードにはその表面または裏面に磁気テープやICチップを備えるものがあり、この種のカードを前記従来のカードホルダで保持すると、磁気テープやICチップが傷付く懸念がある。
これに対処するに、前記弾性片の弾性を弱くし、挟む力を弱くする方法も考えられるが、そうするとカードを保持する保持力が不足してしまう。
また、固定片と弾性片とを同一部品内に設けた場合には、固定片と弾性片との間のカード厚さ方向の隙間寸法に製造上のバラツキが生じると、カードに対する保持力にもバラツキが生じてしまう。
そこで、この発明は、カードの表面および裏面を傷付けず、しかもカードを確実に保持することができ、カードの挿脱が行い易いカードホルダを提供するものである。
この発明に係るカードホルダでは、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
請求項1に係る発明は、カード(例えば、後述する実施例におけるカードC)を挿通する挿通孔(例えば、後述する実施例における挿通孔16)と、前記挿通孔から挿入されたカードを支持する支持手段(例えば、後述する実施例における支持壁20)とを備えたカードホルダ(例えば、後述する実施例におけるカードホルダ5)であって、前記支持手段は、前記カードの周囲側面(例えば、後述する実施例における左辺C3)との間隔を前記挿通孔からの離間距離によって異ならせた間隔調整部(例えば、後述する実施例における間隔調整部30)を備えることを特徴とするカードホルダである。
このように構成することにより、支持手段をカードの表面および裏面に接触させずに、該カードの周囲側面に接触させて支持することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記間隔調整部は、前記カードの挿入方向と交差する方向であって挿入されたカードに接近する方向に突出する円弧状に形成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、円弧状をなす間隔調整部によってカードを案内することができ、カードのスムーズな挿入が可能となる。
請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の発明において、前記間隔調整部は、定位置に収容されたカードの底辺(例えば、後述する実施例における底辺C1)に近い位置に配置されていることを特徴とする。
このように構成することにより、カードホルダにカードを挿入するときには挿入初期の挿入抵抗を小さくすることができ、一方、カードホルダに保持されているカードを取り出すときには、支持手段の保持力に抗してカードを引き出す力が必要なのは引き出し初期だけで済む。
請求項4に係る発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の発明において、前記間隔調整部は弾性変形可能に構成されていることを特徴とする。
このように構成することにより、製造上の支持手段の寸法誤差を補ってカードに対する保持力を確保することができ、カードを確実に保持することが可能となる。また、保持可能なカード寸法の許容範囲が広がる。
請求項1に係る発明によれば、支持手段をカードの表面および裏面に接触させずに、該カードの周囲側面に接触させて支持することができるので、カードの表面および裏面を傷付けないようにすることができ、カードの表面または裏面に設けられた磁気テープやICチップの損傷を防止することができ、カードの機能が損なわれるのを防止することができる。
請求項2に係る発明によれば、円弧状をなす間隔調整部によってカードを案内することができ、カードのスムーズな挿入が可能となり、カードを挿入し易くすることができる。
請求項3に係る発明によれば、カードホルダにカードを挿入するときには挿入初期の挿入抵抗を小さくすることができ、一方、カードホルダに保持されているカードを取り出すときには、支持手段の保持力に抗してカードを引き出す力が必要なのは引き出し初期だけで済むので、カードの挿脱操作が行い易くなる。
請求項4に係る発明によれば、製造上の支持手段の寸法誤差を補ってカードに対する保持力を確保することができ、カードを確実に保持することが可能となるので、カード保持性能が向上する。また、保持可能なカード寸法の許容範囲が広がり、使い勝手が向上する。
以下、この発明に係るカードホルダの実施例を図1から図7の図面を参照して説明する。なお、この実施例では、車両のグローブボックスに設けられたカードホルダの態様で説明する。
図7に示すように、グローブボックス1は車両のインストルメントパネル100に対して開閉可能に設置されており、図1、図2に示すように、グローブボックス1は、収容凹部4を有するボックス本体2と、ボックス本体2の化粧面を構成する前面パネル3とを備えて構成されている。なお、以下の説明において方向を示す場合には、図2に示されるように定義する。この定義に従えば、前面パネル3はボックス本体2の前方に配置されることとなる。
ボックス本体2は樹脂製で、前面パネル3に対面する前壁部11から後方に後壁部12が連なり、前壁部11と後壁部12によって囲まれて上方を開口させた空間が収容凹部4となっている。
前面パネル3は樹脂製で、ボックス本体2の前壁部11の前面を覆うようにしてボックス本体2に固定されている。前面パネル3の下部両端部は後方に延出しており、ここに、グローブボックス1を車体に対して前後方向に回動可能に支持する回転支持部61,61が設けられている。また、図2に示すように、前面パネル3の略中央上部にはレバー62が取り付けられており、このレバー62を操作することにより、ボックス本体2と前面パネル3との間に内蔵されているロック装置(図示略)が解除され、グローブボックス1を開けることができるように構成されている。
カードホルダ5は、ボックス本体2の前壁部11と前面パネル3との間に設けられており、カードCの出し入れはグローブボックス1を開いて行うようにされている。以下、カードホルダ5の詳細を説明する。
図1に示すように、ボックス本体2の前壁部11における右側部分には、前壁部11の周壁部13よりも若干後方に突出する後方突出部14が形成されており、この後方突出部14の上部中央には略半円形状に凹んだカード差し込み部15が形成されている。図4に示すように、カード差し込み部15の横幅は、カードホルダ5に差し込まれるカードCの横幅(短尺側)Cwよりも大きい。また、カード差し込み部15の上方に位置する周壁部13からは、周壁部13と面一な平板状の舌部17が下方に延設していて、カード差し込み部15と舌部17との境界に沿って、カード差し込み部15の横幅ほぼ一杯にスリット状の挿通孔16が形成されている。この挿通孔16からカードCをボックス本体2と前面パネル3との間に挿入可能となっている。挿通孔16は、複数のカードCを所定枚数まで重ねて挿入可能な開口厚を有している。
図3はグローブボックス1を正面側から見た斜視図であって前面パネル3の一部を切り欠いて示しており、図4はボックス本体2における前壁部11の右側部分を前方から見た正面図、図5は同斜視図、図6はグローブボックス1の図4におけるA−A線に沿う部分断面図である。
図6に示すように、挿通孔16の後方突出部14側の周縁を包囲するダム部19は、後方突出部14の前面(前面パネル3に対向する面)18から前面パネル3に接近する方向に起立しており、このダム部19と舌部17との間に挿通孔16が形成されている。したがって、挿通孔16は後方突出部14の前面18から離間して位置している。図4に示すように、舌部17とダム部19は正面から見て同心円状に配置されており、ダム部19の方が舌部17よりも大径となっていて、挿通孔16は舌部17およびダム部19の径方向にも開口している。
また、後方突出部14の前面(前面パネル3に対向する面)18には、カードCを支持する支持壁(支持手段)20と、カードCを案内するガイド壁50が、前面パネル3に接近する方向に起立して設けられている。
支持壁20は、カードCの周囲側面における底辺C1を支持する第1支持壁21と、カードCの周囲側面における右辺C2を支持する第2支持壁22と、カードCの周囲側面における左辺C3を支持する第3支持壁23と、から構成されている。これら支持壁21〜23はいずれも板状をなし、互いに独立して設置されており、つながっていない。
第1支持壁21は水平姿勢に配置されており、図3,図4に示すように、挿通孔16から挿入されたカードCの底辺C1を第1支持壁21に突き当てたときに、カードCの上部が舌部17に重なって収容凹部4に露出するように、第1支持壁21の設置位置が設定されている。第1支持壁21はその全長に亘って後方突出部14の前面18と一体に形成されており、第1支持壁21の外側に設けられた複数のリブ31によって補強され、剛体に形成されている。
第2支持壁22の下半部24は、第1支持壁21に対して直角をなす直線状に形成されており、挿通孔16から挿入されたカードCが定位置に収まったときにカードCの右辺C2がこの下半部24に当接する。換言すると、下半部24は挿通孔16から挿入されたカードCの右辺C2を定位置に規制する機能を有する。下半部24の下端は第1支持壁21の右端近傍に位置している。なお、この実施例において、カードCの定位置とは、カードCがその底辺C1を第1支持壁21に突き当てるとともに、右辺C2を第2支持壁22の下半部24に突き当てる位置をいう。
下半部24の上部に連なる第2支持壁22の上半部25は、上方に進むにしたがって徐々にボックス本体2の右側縁に接近する曲線状に形成された曲線部26と、この曲線部26の上部からさらに上方に延びて第1支持壁21に対して直角をなす直線状に形成された直線部27とを備えている。直線部27の上端27aは挿通孔16の上縁16aよりも外側且つ上側に位置し、一方、曲線部26の下端であり下半部24の上端24aは舌部17のほぼ最下縁に対応する位置に位置している。第2支持壁22はその全長に亘って後方突出部14の前面18と一体に形成されており、下半部24の外側、上半部25における直線部27の上端27aの内側および外側にそれぞれ設けられたリブ32によって補強され、剛体に形成されている。
第3支持部23は、第2支持壁22の下半部24に対向して設置されている。第3支持部23は、その上部が後方突出部14の前面18と一体に形成された固定部29とされており、この固定部29に連なる下部は、後方突出部14の前面18から離間して設けられて弾性変形可能な間隔調整部30とされている。
固定部29は第2支持壁22の下半部24とほぼ平行をなす直線状に形成されており、固定部29は外側に設けられた複数のリブ33によって補強され、剛体に形成されている。図4に示すように、固定部29と第2支持壁22の下半部24との離間寸法はカードCの幅寸法Cwよりも十分に大きく設定されている。
間隔調整部30は、第2支持壁22の下半部24に接近する方向(換言すると、カードCの挿入方向と交差する方向であって挿入されたカードCに接近する方向)に突出する円弧状をなしている。換言すると、間隔調整部30は、カードCの周囲側面である左辺C3との間隔を挿通孔16からの離間距離によって異ならせる形態に形成されている。また、間隔調整部30は前述したように後方突出部14の前面18から離間して形成されていて、弾性変形可能に構成されている。カードホルダ5にカードCが挿入されていない状態において、間隔調整部30の最大膨出部30aと第2支持壁22の下半部24との離間寸法はカードCの幅寸法Cwよりも若干小さく設定されている。そして、カードホルダ5に収容されたカードCが前記定位置に収容された状態においては、間隔調整部30の最大膨出部30aがカードCの左辺C3の下部に圧接する。つまり、間隔調整部30は、定位置に収容されたカードCの底辺C1に近い位置に配置されている。また、間隔調整部30の下端30bは第1支持壁21の左端近傍に位置している。
ガイド壁50は、第3支持部23の上方に配置され、且つ、第2支持壁22の上半部25に対向して設置されている。ガイド壁50は、第2支持壁22の上半部25とほぼ左右対称な形状に形成されており、その全長に亘って後方突出部14の前面18と一体に形成されている。ガイド壁50の直線部51の上端51aは、第2支持壁22の上半部25における直線部27の上端27aと同じ上下方向位置に配置されており、ガイド壁50の曲線部52の下端52aは、第2支持壁22における下半部24の上端24aとほぼ同じ上下方向位置に配置されている。また、ガイド壁50の曲線部52の下端52aは、第3支持部23の固定部29の上端よりも第2支持壁22に接近して配置されており、曲線部52の下端52aと第2支持壁22の下半部24との離間寸法はカードCの幅寸法Cwよりも大きく設定されている。また、ガイド壁50は、直線部51の上端51aの内側および外側、曲線部52の下端52aの外側にそれぞれ設けられたリブ53によって補強され、剛体に形成されている。
なお、ボックス本体2の前壁部11に前面パネル3が固定された状態では、前壁部11の前面18と前面パネル3の裏面と第1,第2,第3支持壁21,22,23とガイド壁50とで囲まれた空間がカード収納部となり、このカード収納部からカードCが抜け落ちないように、前壁部11に設けられた第1,第2,第3支持壁21,22,23およびガイド壁50の前面パネル3側の先端は前面パネル3の裏面に接近して位置している。
さらに、図4に示すように、前記カード収納部内において、後方突出部14の前面18には、左右1対の面ガイド壁40,40が前面パネル3に接近する方向に起立して設けられている。一方の面ガイド壁40は第2支持壁22よりも内側において第2支持壁22の下半部24と平行に配置されており、他方の面ガイド壁40は第3支持壁23の間隔調整部30よりも内側において前記一方の面ガイド壁40と平行に配置されている。つまり、両面ガイド壁40,40は互いに平行をなしている。
図6に示すように、面ガイド壁40,40の上端はダム部19に突き当たり、前面18からの高さがダム部19よりも低くなっている。また、面ガイド壁40,40の下端は第1支持壁21の左右端部に突き当たり、前面18からの高さが第1支持壁21よりも低くなっている。面ガイド壁40,40は上端から下端に進むにしたがって前面18からの突出寸法を徐々に大きくしている。そして、舌部17の表面17aの仮想延長面17bに直交する方向(換言すると、挿入されるカードCの厚さ方向)において、面ガイド壁40,40の下端は、仮想延長面17bとダム部19の先端との間に位置している。
また、面ガイド壁40,40は、第1支持壁21と平行に配置されたリブ41によって連結されている。このリブ41も後方突出部14の前面18に起立して設けられている。
次に、このカードホルダ5の作用を説明する。
このカードホルダ5に対してカードCを挿脱する場合には、グローブボックス1を開き、収容凹部4に面して設けられたボックス本体2のカード差し込み部15を露出させる。
そして、カードCをカードホルダ5に挿入する場合には、カードCを舌部17に添えるように配置して、カードCの底辺C1側から挿通孔16に挿入していく。このときに、カードCが図4において斜め左下方向へ差し込まれたときには、ガイド壁50がカードCの進入方向を真っ直ぐ下向きとなるように案内する。
ここで、挿通孔16はダム部19によって後方突出部14の前面18から離間しており、しかも、挿通孔16は複数のカードCを所定枚数まで重ねて挿入可能な開口厚を有しているので、カードCを舌部17の表面17aに軽く接触させるようにして挿入することにより、挿入の際にカードCが、ダム部19や後方突出部14の前面18に接触するのを防止することができる。なお、この場合、カードCは挿入される際に舌部17に接触して滑ることとなるが、その接触は局部的な接触ではなく、大きな面積での略面接触になるので、力が分散され、面圧も小さくなるので、カードが傷付くことはない。
また、万一、カードCの先端側がダム部19に接近するように斜めに挿入されて、カードCの表面がダム部19に接触することがあるとしても、その当たりは極めて緩い。そして、その状態でカードCを前進させた場合にも、カードCはダム部19の稜線に沿って円弧線状(もしくはアーチ状)に線接触して摺動するだけなので、カードCを傷付けることはない。
さらに、カードCを前進させていくと、カードCの先端側の表面が面ガイド壁40,40に接触し、この面ガイド壁40,40の上を摺動して前進していく。面ガイド壁40,40はカードCが第1支持壁21に突き当たるまでカードCをその厚さ方向にガイドする。ここで、前述したように、舌部17の表面17aの仮想延長面17bに直交する方向において、面ガイド壁40,40の下端は、仮想延長面17bとダム部19の先端との間に位置しているので、カードCがガイド壁40,40を摺動して前進することにより、ダム部19との干渉を防止することができる。また、カードCを後方突出部14の前面18から離間した状態に保つことができ、カードCが前面18に接触することはない。
なお、カードCは面ガイド壁40,40を摺動する際に少々擦られることにはなるが、面ガイド壁40,40と摺動する部分は、カードCの先端側に限られ、しかも左右縁部に極めて近い部位であり、摺動軌跡も線状であるので、カードCの表面または裏面に設けられた磁気テープやICチップを損傷することはない。
さらに、カードCを前進させていくと、カードCの左下隅部(すなわち、底辺C1と左辺C3とが交わる隅部)C13が第3支持部23の間隔調整部30に接触する。ここで、間隔調整部30は第2支持壁22に接近する方向に突出する円弧状をなしているので、カードCを前進させていくと、カードCの左下隅部C13が間隔調整部30を摺動していき、これによりカードCは前進しながら第2支持壁22に接近する方向へ案内されていく。
そして、前述したようにカード挿入前の状態においては間隔調整部30の最大膨出部30aと第2支持壁22の下半部24との離間寸法がカードCの横幅寸法Cwよりも小さいので、カードCの右辺C2が第2支持壁22の下半部24に接触した当初は、カードCの左下隅部C13は最大膨出部30aを通過していない。カードCの左下隅部C13が最大膨出部30aを通過するには、間隔調整部30をその弾性に抗して拡開させる必要がある。
そこで、間隔調整部30を弾性に抗して拡開させるのに必要な力をカードCを介して間隔調整部30に加え、これにより間隔調整部30を拡開させて、カードCの左下隅部C13をして最大膨出部30aを通過させる。その後、さらにカードCの底辺C1が第1支持壁21に突き当たるまでカードCを間隔調整部30の弾性に抗して前進させ、カードCを定位置に収容する。
定位置に収容されたカードCは、右辺C2を第2支持壁22の下半部24に接触させ、左辺C3を間隔調整部30の弾性によって最大膨出部30aに押圧された状態で支持されることとなる。また、定位置に収容されたカードCは、底辺C1を第1支持壁21に接触させ、表面を面ガイド壁40,40の下端に接触させた状態に収まるので、定位置に収容された状態においても、カードCがダム部19に接触することがない。
そして、間隔調整部30の弾性に抗する力でカードCを引っ張ることにより、定位置に収容されたカードCを引き出すことができる。
このように、この実施例のカードホルダ5によれば、支持壁20をカードCの表面および裏面に接触させないで、カードCの右辺C2と左辺C3を挟むことにより支持することができるので、カードCの表面および裏面を傷付けないようにすることができる。したがって、カードCの表面または裏面に設けられた磁気テープやICチップの損傷を防止することができ、カードCがその機能を損なわれるのを防止することができる。
また、間隔調整部30が円弧状をなしているので、間隔調整部30によってカードCを第2支持壁22に接近する方向へ案内することができ、カードCのスムーズな挿入が可能となり、カードCを挿入し易くなる。
また、間隔調整部30が、定位置に収容されたカードCの底辺C1に近い位置に配置されていて、間隔調整部30の最大膨出部30aがカードCの左辺C3の下部に圧接するようになっているので、カードホルダ5にカードCを挿入するときには挿入初期の挿入抵抗を小さくすることができ、一方、カードCを引き出すときには、間隔調整部30の弾性によるカード保持力に抗する力が必要なのは引き出し初期だけで済み、カードCの挿脱操作が行い易くなる。
さらに、弾性変形可能な間隔調整部30は、第2支持壁22と第3支持部23の製造上の位置誤差等の寸法誤差を補って、カードCに対する保持力を確保することができ、カードを確実に保持することが可能となるので、カード保持性能が向上する。また、保持可能なカードCの寸法許容範囲が広がり、使い勝手が向上する。
〔他の実施例〕
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、カードホルダの設置場所はグローブボックスに限るものではない。また、前述した実施例では、支持手段を構成する第2支持壁22を剛体とし、第3支持部23にだけ弾性変形可能な間隔調整部30を設けたが、第2支持壁22にも弾性変形可能な間隔調整部を設け、カーCドの右辺C2を第2支持壁22の間隔調整部で圧接し、カードCの左辺C3を第3支持部23の間隔調整部で圧接するようにしてもよい。
この発明に係るカードホルダを備えたグローブボックスを背面側から見た斜視図である。 前記グローブボックスを正面側から見た斜視図である。 前記グローブボックスを正面側から見た斜視図であって、前面パネルの一部を切り欠いて示す斜視図である。 ボックス本体における前壁部の右側部分の正面図である。 ボックス本体における前壁部の右側部分の斜視図である。 図4のA−A断面図である。 グローブボックスを備えたインストルメントパネルの正面図である。
符号の説明
5 カードホルダ
16 挿通孔
20 支持壁(支持手段)
21 第1支持壁
22 第2支持壁
23 第3支持部
30 間隔調整部
C カード
C1 底辺
C2 左辺(周囲側面)

Claims (4)

  1. カードを挿通する挿通孔と、前記挿通孔から挿入されたカードを支持する支持手段とを備えたカードホルダであって、
    前記支持手段は、前記カードの周囲側面との間隔を前記挿通孔からの離間距離によって異ならせた間隔調整部を備えることを特徴とするカードホルダ。
  2. 前記間隔調整部は、前記カードの挿入方向と交差する方向であって挿入されたカードに接近する方向に突出する円弧状に形成されていることを特徴とする請求項1に記載のカードホルダ。
  3. 前記間隔調整部は、定位置に収容されたカードの底辺に近い位置に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカードホルダ。
  4. 前記間隔調整部は弾性変形可能に構成されていることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のカードホルダ。
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