JP2014192440A - 開閉装置および記録装置 - Google Patents

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克美 東郷
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Abstract

【課題】使用者がカバーを閉じた状態から開く方向に手で勢いよく回動させると、その反動により、カバーは閉じる方向に回動してしまうという課題がある。
【解決手段】遮蔽可能なカバー13と、柱状の軸部40,47と、軸部40,47に回動可能に嵌合された軸受け部と、カバー13の壁部から立設する、第1突出部34および第2突出部35と、第1突出部34を軸方向に押圧する第1押圧部としての凸部と、第2突出部35を軸方向に押圧する第2押圧部としての壁面46と、が備えられ、カバー13の回動範囲において、凸部44が第1突出部34を押圧する第1の押圧回動範囲と、壁面46が第2突出部35を押圧する第2の押圧回動範囲と、が設けられた開閉装置を提供する。
【選択図】図6

Description

本発明は、開閉装置および記録装置に関する。
近年、電子機器において、さまざまなカバーが設けられている。たとえば、記録装置においては、メモリーカードスロットに挿入されたメモリーカードに格納されている画像データ等を読み取って、プリント動作を実行可能とするものが普及している。ここで、記録装置の本体において、メモリーカードの挿入に対応するための内部スペースを確保することは、記録装置の本体の大型化に繋がってしまう。このため、メモリーカード全体を格納するだけの内部スペースを確保することなく、挿入されたメモリーカードの一部を本体から飛び出させておくものも存在する。
このようにメモリーカードを本体から飛び出させる構成にあっては、記録装置がデザイン性において劣ったものになるとともに、メモリーカードスロットに外部からの塵埃が混入してしまうという問題が生じる。そこで、記録装置のデザイン性を確保し、塵埃の混入を防止するために、本体にメモリーカードの外側を覆うカバーを設けることが考えられる。
本体にカバーを設ける技術としては、特許文献1に記載されているものがある。特許文献1に開示の構成によれば、カバーを所定の角度まで開くように回動させたとき、カバーの回動中心側の端部に設けられた第1係合部が、本体側に設けられた第2係合部に乗り上げて係合することにより、カバーを保持する。
特開2001−189566号公報
しかしながら、特許文献1では、カバーが閉じた状態から所定の角度まで開くまでの回動範囲においては、カバーが保持されていない状態となる。そのため、使用者がカバーを閉じた状態から開く方向に手で勢いよく回動させると、第1係合部が第2係合部に衝突し、その反動により、カバーは閉じる方向に回動してしまう。このように、使用者がカバーを閉じた状態から開く方向に手で勢いよく回動させると、その反動により、カバーは閉じる方向に回動してしまうという課題がある。
また、本体に設けられてカバーを回動可能に保持するための保持部と、カバーの被保持部とにおいて所謂ガタツキがあると、カバーの回動時に、カバーの姿勢が安定しないという課題がある。
また、カバーの回動範囲を越えて、カバーを開く方向に回動する力が作用したときには、本体に設けられた保持部やカバーの被保持部などが破損しないように、カバーが本体から外れるようにした構成が必要である。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]本体の外側を覆う外装部と、前記外装部の一部を遮蔽可能なカバーと、前記外装部と前記カバーのうちの一方に設けられた柱状の軸部と、前記外装部と前記カバーのうちの他方に設けられ、軸方向に延設される開口部を有し、前記軸部が相対的に回動可能に嵌合された軸受け部と、前記カバーの壁部から立設する、第1突出部および第2突出部と、前記外装部に設けられ、前記第1突出部を前記軸方向に押圧する第1押圧部と、前記外装部に設けられ、前記第2突出部を前記軸方向に押圧する第2押圧部と、が備えられ、前記カバーの回動範囲において、前記第1突出部が前記外装部の内側にあって、前記第1押圧部が前記第1突出部を押圧する第1の押圧回動範囲と、前記第2突出部が前記外装部の外側にあって、前記第2押圧部が前記第2突出部を押圧する第2の押圧回動範囲と、が設けられたことを特徴とする開閉装置。
本適用例によれば、カバーの回動範囲において、第1突出部が外装部の内側にあって、第1押圧部が第1突出部を押圧する第1の押圧回動範囲と、第2突出部が外装部の外側にあって、第2押圧部が第2突出部を押圧する第2の押圧回動範囲と、が設けられる。これにより、カバーが軸方向に押圧される回動角度の範囲が大きくなる。そのため、カバーの回動を抑制する回動角度の範囲が大きくなる。従って、使用者がカバーを閉じた状態から開く方向に手で勢いよく回動させたとき、その反動により、カバーが閉じる方向に回動することを抑制できる。
[適用例2]前記第1の突出部は前記第2の突出部より剛性が高く形成されていることを特徴とする上記開閉装置。
本適用例によれば、カバーを撓ませることにより軸受け部が軸部から外れ、軸受け部や軸部が破損することを抑制する。
[適用例3]前記第2の押圧回動範囲は、閉塞時からある一定の開放角度までの区間であり、前記第1の押圧範囲は、ある一定の開放角度からカバー全開の区間であることを特徴とする上記開閉装置。
本適用例によれば、カバーの閉塞時からある一定の開放角度までの区間と、ある一定の開放角度からカバー全開の区間とにおいて、カバーが軸方向に押圧される。これにより、カバーが回動されるときのカバーの姿勢変化が小さくなる。すなわち、カバーが安定した姿勢で回動可能となる。
[適用例4]前記カバーは、前記外装部の一部を遮蔽可能な第1面と、前記第1面と交わる方向の第2面を有し、前記第1突出部は、前記第1面および前記第2面と接合され、前記第2突出部は、板状に形成され、前記第2突出部は、前記第1面と前記第2面のうちの、一方に接合され、他方とは離れていることを特徴とする上記開閉装置。
本適用例によれば、第1突出部は、第1面および第2面と接合される。これにより、カバーに対して軸方向の力が作用し、軸部が軸受け部から外れる。これにより、軸部や軸受け部が破損することを抑制する。また、第2突出部は、板状に形成され、第2突出部は、第1面と第2面のうちの、一方に接合され、他方とは離れている。これにより、第2突出部が弾性変形し、カバーを軸方向に付勢する。
[適用例5]前記第1突出部、前記第2突出部、前記第1押圧部、前記第2押圧部、のうちの少なくとも一つは、前記軸方向に突出する凸部であることを特徴とする上記開閉装置。
本適用例によれば、カバーを軸方向に付勢できる。
[適用例6]前記第1押圧部もしくは前記第2押圧部または前記第1押圧部および前記第2押圧部は、前記外装部の開口部に設けられたことを特徴とする上記開閉装置。
本適用例によれば、第1突出部、第2突出部が、第1押圧部、第2押圧部の軸方向の位置に侵入できる。これにより、第1押圧部、第2押圧部は、第1突出部、第2突出部を軸方向に押圧できる。
[適用例7]前記第1押圧部もしくは前記第2押圧部または前記第1押圧部および前記第2押圧部は、前記開口部の壁面であることを特徴とする上記開閉装置。
本適用例によれば、カバーを軸方向に付勢できる。
[適用例8]前記軸方向から見た、前記第1押圧部、前記第2押圧部は、前記カバーの回動中心側に設けられたことを特徴とする上記開閉装置。
本適用例によれば、第1突出部、第2突出部を小さくできるので、カバーの製造コストの上昇を抑制できる。
[適用例9]上記開閉装置を備えたことを特徴とする記録装置。
本適用例によれば、使用者がカバーを閉じた状態から開く方向に手で勢いよく回動させたとき、その反動により、カバーが閉じる方向に回動することを抑制できる。
[適用例10]前記外装部には、前記外装部から外方に飛び出す状態で差込対象物を差込可能な接続口が設けられ、前記カバーは、前記接続口を遮蔽可能に備えられたことを特徴とする上記記録装置。
本適用例によれば、使用者がカバーを閉じた状態から開く方向に手で勢いよく回動させたとき、その反動により、カバーが閉じる方向に回動することを抑制できる。
記録装置の外観斜視図であり、カバーが閉じた状態を示す図。 記録装置の外観斜視図であり、カバーが開いた状態を示す図。 図2中の一点鎖線Aで囲んだ部分の拡大図。 カバーの裏側を下側から見た斜視図。 (a)は、軸部が設けられた部分の斜視図、(b)は、開口部の拡大斜視図。 後方パネル部に回動可能に備えられたカバーを示す斜視図。 (a)は、開口部に第1突出部が侵入する様子を説明する図、(b)は、開口部に第2突出部が侵入する様子を説明する図。 第1突出部が凸部に近づく方向に回動するときの様子を説明する図。 第2突出部が壁面に近づく方向に回動するときの様子を説明する図。 (a)は、第1の押圧回動範囲を示す模式図、(b)は、第2の押圧回動範囲を示す模式図。 (a)は、カバーに作用する力を説明する図、(b)は、軸部が軸受け部から外れる様子を示す図。
(実施例)
以下、本発明の一実施の形態に係る開閉装置を備える記録装置10について、図面を参照しながら説明する。なお、以下の説明において、図面に示す矢示X1方向を「前」、矢示X2方向を「後(後ろ)」、X1方向とX2方向の両方向に対し水平方向で直交する方向となる矢示Y1方向を「左」、矢示Y2方向を「右」、XY平面と直交する矢示Z1方向を「上」および矢示Z2方向を「下」とそれぞれ規定する。
図1は、記録装置の外観斜視図であり、カバーが閉じた状態を示す図である。図2は、記録装置の外観斜視図であり、カバーが開いた状態を示す図である。記録装置10は、紙などの記録対象物に記録を行うものであり、図示を省略する設置面に設置される。記録装置10の本体11の前方には各種操作を行うための操作部12が設けられている。なお、本明細書における「記録」には、印刷が含まれるものとする。
記録装置10は、その左方に開閉可能なカバー13を有している。このカバー13は、インターフェイス部14に形成される接続口15を覆う形態で設けられている。接続口15には、記憶媒体(差込対象物)であるメモリーカード16が、インターフェイス部14の後方パネル部21(後述)から外側(前方)に飛び出す状態で挿入される。
ここで、接続口15に挿入されるメモリーカード16をインターフェイス部14から外側に飛び出させるという構成を採用するのは、メモリーカード16のための空間を、本体11のインターフェイス部14よりも内部に大きく確保する必要がなくなり、記録装置10の小型化が可能となるためである。
このため、接続口15から前方に飛び出た状態でメモリーカード16はカバー13によって覆われることになる。カバー13は左側方からインターフェイス部14の前側全体を覆うため、本体11にカバー13の稜線が複数現れることがなくなり、記録装置10の意匠性の向上を図ることができる。
図3は、図2中の一点鎖線Aで囲んだ部分の拡大図である。カバー13にはフック体17が設けられていて、このフック体17はカバー13を閉じたときに本体11の内側に向かって突出する。一方、インターフェイス部14には前方に向かって開口する差込口18が設けられている。
カバー13を閉じると、フック体17が差込口18に嵌まり込んで、カバー13の閉状態が維持される。また、インターフェイス部14は、差込口18が設けられる前方部20と、前方部20よりも後方に奥まった位置に形成される後方パネル部21とを有する。
後方パネル部21には、接続口15が設けられている。このような構成により、接続口15に挿入されたメモリーカード16の前方に飛び出た部分が、前方部20よりも前方に飛び出すことがなくなる。このため、カバー13とメモリーカード16が干渉することなく、カバー13を閉じることが可能となる。
本体11の外側は外装部22によって覆われている。なお、外装部22には、上述したインターフェイス部14も含まれるものとする。カバー13には、係合部50が設けられている。係合部50は、メモリーカード16の先端部が衝突して、この先端部を受け止めるための部分である。
図4は、カバー13の裏側を下側から見た斜視図である(フック体17、係合部50は不図示)。カバー13は、図3のインターフェイス部14を遮蔽可能な第1面30、第1面の外周部に連続して形成され、第1面から立設する第2面31を有する。第2面31には、軸受け部32,33が設けられる。軸受け部32,33には、内周面321,331が形成され、一点鎖線に示す軸の方向に延設する開口部322,332が設けられる。
図5(a)は、図2の後方パネル部21を左側Y1から見た図で、軸部40,47が設けられた部分の斜視図である。後方パネル部21の左側Y1側面には、支持部41,42に上下方向Z1,Z2の両端部を支持された柱状の軸部40、支持部48,49に上下方向Z1,Z2の両端部を支持された柱状の軸部47が設けられる。軸部40,47は、支持部41,42,48,49の先端部に設けられ、後方パネル部21の壁面21aから離れた位置に、一点鎖線に示す軸の方向を上下方向Z1,Z2に備えられる。
軸部40,47は、図4の軸受け部32,33に対して軸方向が同じ方向の姿勢で開口部322,332から挿入され、軸受け部32,33と嵌合する。軸部40,47は、軸受け部32,33と嵌合した状態で、内周面321,331と摺動回転可能に備えられる。
図6は、後方パネル部21に回動可能に備えられたカバー13を示す斜視図である。軸部40,47が、図4の軸受け部32,33と嵌合した状態で、カバー13は、後方パネル部21に対して方向D1,D2に回動可能に備えられる。カバー13は、図3のインターフェイス部14を遮蔽したり(カバー13が閉じた状態)、インターフェイス部14を露出させる(カバー13が開いた状態)。
図4のカバー13には、第1面30から突出する、板状の第1突出部34、板状の第2突出部35が設けられる。第1突出部34は、第1面30と第2面31とに接合され、第2突出部35は、第2面31とは離れ、第1面30と接合されている。第1突出部34は第2突出部35より厚く、第1突出部34は第2突出部35より剛性が高い。
図5(a)の後方パネル部21の左側Y1側面部において、軸部40の上側Z1には、開口部43が設けられ、軸部47の下側Z2には、開口部45が設けられる。
図5(b)は、開口部43を左側Y1から見た拡大斜視図である。開口部43には、下側Z2に突出する凸部44が形成される。凸部44の後側X2には、斜面44aが形成され、斜面44aの前側X1には、斜面44aと接続され、前後方向X1,X2に延設された平坦部44bが形成される。
図6に示すように、カバー13の回動に伴って、第1突出部34は、開口部43に侵入可能に設けられる。同様に、カバー13の回動に伴って、第2突出部35は、開口部45に侵入可能に設けられる。
図7(a)は、後方パネル部21を左側Y1から見た図で、開口部43に第1突出部34が侵入する様子を説明する図である。図6のカバー13が開く方向D1に回動するとき、図7(a)の方向D1に示すように、第1突出部34は、前方向X1に向かって開口部43に侵入する。
このとき、第1突出部34の先端部は、斜面44a、平坦部44bに沿って前方向X1に進む。第1突出部34の侵入に伴って、凸部44は、第1突出部34を下側Z2に押圧する押圧部として機能する。
図7(b)は、後方パネル部21を左側Y1から見た図で、開口部45に第2突出部35が侵入する様子を説明する図である。図6のカバー13が閉じる方向D2に回動するとき、図7(b)の方向D2に示すように、第2突出部35は、後方向X2に向かって開口部45に侵入する。
このとき、第2突出部35の先端部は、開口部45の上部を形成する壁面46に沿って後方向X2に進む。第2突出部35の侵入に伴って、壁面46は、第2突出部35を下側Z2に押圧する押圧部として機能する。
図8(a)、(b)は、下側Z2から見た図で、第1突出部34が凸部44に近づく方向に回動するときの様子を説明する図である。図8(a)のカバー13が、符号Sを回動支点として開く方向D1へ回動すると、第1突出部34は、凸部44に近づく。カバー13がさらに方向D1に回動すると、図8(b)に示すように、第1突出部34の先端部が凸部44の斜面44a、平坦部44bに沿って摺動しながら回動する。
第1突出部34の先端部が凸部44と摺動しながら回動する位置にあるとき、第1突出部34は、後方パネル部21より後側X2すなわち内側にある。
図9(a)、(b)は、下側Z2から見た図で、第2突出部35が壁面46に近づく方向に回動するときの様子を説明する図である。図9(a)のカバー13が、符号Sを回動支点として閉じる方向D2へ回動すると、第2突出部35は、壁面46に近づく。カバー13がさらに方向D2に回動すると、図9(b)に示すように、第2突出部35の先端部が壁面46に沿って摺動しながら回動する。
第2突出部35の先端部が壁面46と摺動しながら回動する位置にあるとき、第2突出部35は、後方パネル部21より前側X1すなわち外側にある。
図10(a)は、第1の押圧回動範囲R1を示す模式図である。第1の押圧回動範囲R1は、実線に示すカバー13が開く方向D1に回動し、破線に示すカバー13の位置まで回動する角度の範囲である。
実線に示すカバー13の第1面30は、後方パネル部21の前側X1の面に対して、略直角に交わる位置にある。この位置にあるカバー13は、さらに開く方向D1に回動し、破線に示すカバー13の位置になる。
カバー13が、第1の押圧回動範囲R1の位置にあるときは、カバー13の回動に伴って、第1突出部34が凸部44と摺動可能な範囲にある(図8(b)参照)。これにより、第1突出部34は、凸部44によって下方向Z2に押圧される。
図10(b)は、第2の押圧回動範囲R2を示す模式図である。第2の押圧回動範囲R2は、実線に示すカバー13が閉じる方向D2に回動し、破線に示すカバー13の位置まで回動する角度の範囲である。
実線に示すカバー13の第1面30は、後方パネル部21の前側X1の面に対して、鋭角の位置にある。この位置にあるカバー13は、さらに閉じる方向D2に回動し、破線に示すカバー13の位置になる。
カバー13が、第2の押圧回動範囲R2の位置にあるときは、カバー13の回動に伴って、第2突出部35が壁面46と摺動可能な範囲にある(図9(b)参照)。これにより、第2突出部35は、壁面46によって下方向Z2に押圧される。
第1突出部34が凸部44と当接する面に傾斜角度を設けたり、凸部44の平坦部44bに傾斜角度を設けたりすることにより、本実施例のカバー13は、第1の押圧回動範囲R1において、カバー13が後側X2に回動するに従って、押圧する力が最大になるように構成される。これにより、カバー13を後側X2に回動させたときに、カバー13が後方パネル部21から外れる構成である。
このように、第2の押圧回動範囲R2は、カバー13の閉塞時からある一定の開放角度までの区間であり、第1の押圧範囲R1は、ある一定の開放角度からカバー13が全開するまでの区間である。
これにより、カバー13の閉塞時からある一定の開放角度までの区間と、ある一定の開放角度からカバー13が全開するまでの区間とにおいて、カバー13が軸方向(下方向Z2)に押圧される。そのため、軸受け部32,33と軸部40,47における所謂ガタツキが抑制され、カバー13が回動されるときのカバー13の姿勢変化が小さくなる。すなわち、カバー13が安定した姿勢で回動可能となる。
図11(a)は、カバー13に作用する力を説明する図であり、図11(b)は、軸部40,47が軸受け部32,33から外れる様子を示す図である。カバー13が第1の押圧回動範囲R1において開く方向D1に回動すると、凸部44が第1突出部34を下側Z2に押圧する力F1が作用する。
そして、軸部40と軸受け部33との嵌合部から反作用の力F2がカバー13に作用する。第1突出部34、軸部40と軸受け部33との嵌合部の剛性を高く構成している。そのため、カバー13は方向D3に撓み、カバー13の下端部は方向D4に変位し、図11(b)の軸受け部33は、軸部40から方向D4に外れる。また、軸受け部32も軸部47から外れる。これにより、軸部40,47や軸受け部32,33が破損することを抑制する。
本実施例では、軸部40,47を後方パネル部21に設け、軸受け部32,33をカバー13に設けたが、軸受け部を後方パネル部21に設け、軸部をカバー13に設けてもよい。
以上、本実施例の記録装置10に備えた開閉装置は、本体11の外側を覆う外装部22と、外装部22の一部であるインターフェイス部14を遮蔽可能なカバー13と、外装部22に含まれる後方パネル部21に設けられた柱状の軸部40,47と、カバー13に設けられ、軸方向に延設される開口部322,332を有し、軸部40,47に回動可能に嵌合された軸受け部32,33と、カバー13の壁部から立設する、第1突出部34および第2突出部35と、後方パネル部21に設けられ、第1突出部34を軸方向に押圧する第1押圧部としての凸部44と、後方パネル部21に設けられ、第2突出部35を軸方向に押圧する第2押圧部としての壁面46と、が備えられる。
そして、カバー13の回動範囲において、第1突出部34が後方パネル部21の内側にあって、凸部44が第1突出部34を押圧する第1の押圧回動範囲R1と、第2突出部35が後方パネル部21の外側にあって、壁面46が第2突出部35を押圧する第2の押圧回動範囲R2と、が設けられる。
この構成によれば、カバー13が軸方向に押圧される回動角度の範囲が大きくなる。そのため、カバー13の回動を抑制する回動角度の範囲が大きくなる。従って、使用者がカバー13を閉じた状態から開く方向に手で勢いよく回動させたとき、その反動により、カバー13が閉じる方向に回動することを抑制できる。
また、第1突出部34は、板状に形成され、厚さを厚くし、第1面30および第2面31と接合されることにより、剛性を高く構成する。これにより、カバー13を撓ませる。そのため、軸受け部33が軸部40から外れ、軸受け部33や軸部40が破損することを抑制する。
また、第2突出部35は、板状に形成され、第2突出部35が、第1面30に接合され、第2面31とは離れている。第2突出部35の厚さを薄くするなどにより剛性を低く構成する。これにより、第2突出部35が弾性変形し、カバー13を軸方向に付勢する。
また、第1押圧部は凸部44である。これにより、カバー13を軸方向に付勢できる。凸部を第1突出部34、第2突出部35、第2押圧部としての壁面46に設け、カバー13を軸方向に付勢してもよい。
また、凸部44を開口部43に設け、壁面46を開口部45に設けた。これにより、第1突出部34、第2突出部35が、凸部44、壁面46の軸方向における下側Z2の位置に侵入できる。
また、第2押圧部は、開口部45の上端面を形成する壁面46である。これにより、カバー13を軸方向に付勢できる。
また、軸方向から見た、凸部44、壁面46は、軸部40,47と軸受け部32,33によって構成される、カバー13の回動中心側に設けられる。
これによれば、第1突出部34、第2突出部35を小さくできるので、カバー13の製造コストの上昇を抑制できる。
10…記録装置、11…本体、13…カバー、14…インターフェイス部、21…後方パネル部、21a…壁面、22…外装部、30…第1面、31…第2面、32,33…軸受け部、34…第1突出部、35…第2突出部、40,47…軸部、43,45…開口部、44…凸部、321,331…内周面、322,332…開口部。

Claims (10)

  1. 本体の外側を覆う外装部と、
    前記外装部の一部を遮蔽可能なカバーと、
    前記外装部と前記カバーのうちの一方に設けられた柱状の軸部と、
    前記外装部と前記カバーのうちの他方に設けられ、軸方向に延設される開口部を有し、前記軸部が相対的に回動可能に嵌合された軸受け部と、
    前記カバーの壁部から立設する、第1突出部および第2突出部と、
    前記外装部に設けられ、前記第1突出部を前記軸方向に押圧する第1押圧部と、
    前記外装部に設けられ、前記第2突出部を前記軸方向に押圧する第2押圧部と、が備えられ、
    前記カバーの回動範囲において、
    前記第1突出部が前記外装部の内側にあって、前記第1押圧部が前記第1突出部を押圧する第1の押圧回動範囲と、
    前記第2突出部が前記外装部の外側にあって、前記第2押圧部が前記第2突出部を押圧する第2の押圧回動範囲と、が設けられたことを特徴とする開閉装置。
  2. 請求項1に記載の開閉装置であって、
    前記第1の突出部は前記第2の突出部より剛性が高く形成されていることを特徴とする開閉装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の開閉装置であって、
    前記第2の押圧回動範囲は、閉塞時からある一定の開放角度までの区間であり、前記第1の押圧範囲は、ある一定の開放角度からカバー全開の区間であることを特徴とする開閉装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の開閉装置であって、
    前記カバーは、前記外装部の一部を遮蔽可能な第1面と、前記第1面と交わる方向の第2面を有し、前記第1突出部は、前記第1面および前記第2面と接合され、前記第2突出部は、板状に形成され、前記第2突出部は、前記第1面と前記第2面のうちの、一方に接合され、他方とは離れていることを特徴とする開閉装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の開閉装置であって、
    前記第1突出部、前記第2突出部、前記第1押圧部、前記第2押圧部、のうちの少なくとも一つは、前記軸方向に突出する凸部であることを特徴とする開閉装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の開閉装置であって、
    前記第1押圧部もしくは前記第2押圧部または前記第1押圧部および前記第2押圧部は、前記外装部の開口部に設けられたことを特徴とする開閉装置。
  7. 請求項6に記載の開閉装置であって、
    前記第1押圧部もしくは前記第2押圧部または前記第1押圧部および前記第2押圧部は、前記開口部の壁面であることを特徴とする開閉装置。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の開閉装置であって、
    前記軸方向から見た、前記第1押圧部、前記第2押圧部は、前記カバーの回動中心側に設けられたことを特徴とする開閉装置。
  9. 請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の開閉装置を備えたことを特徴とする記録装置。
  10. 請求項9に記載の記録装置であって、
    前記外装部には、前記外装部から外方に飛び出す状態で差込対象物を差込可能な接続口が設けられ、
    前記カバーは、前記接続口を遮蔽可能に備えられたことを特徴とする記録装置。
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