JP2006243216A - 偏光板保護用積層フィルム - Google Patents
偏光板保護用積層フィルム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006243216A JP2006243216A JP2005057059A JP2005057059A JP2006243216A JP 2006243216 A JP2006243216 A JP 2006243216A JP 2005057059 A JP2005057059 A JP 2005057059A JP 2005057059 A JP2005057059 A JP 2005057059A JP 2006243216 A JP2006243216 A JP 2006243216A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated film
- coating liquid
- film
- polarizing plate
- weight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Polarising Elements (AREA)
Abstract
この発明は、高いレベルの導電性が湿度変化によらず発現し、防汚性、平滑性、透明性に優れ、更に驚くべき事にオリゴマー析出抑制性も兼ね備えた偏光板保護用途の基材フィルムを提供する。
【解決手段】
熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも片面に、組成物(A)と炭素数が12〜25のアルキル鎖を有するアクリル系樹脂からなる積層膜が設けられた積層フィルムであって、組成物(A)が、少なくともポリチオフェンとポリ陰イオンからなる組成物および/またはポリチオフェン誘導体とポリ陰イオンからなる組成物であり、かつ、該積層フィルムの少なくとも片面の3次元中心線平均粗さ(SRa)が3〜50nmであることを特徴とする偏光板保護用積層フィルム。
【選択図】 なし
Description
である。
本発明における特性の測定方法及び効果の評価方法は次のとおりである。
サンプル、例えば積層ポリエステルフィルムの断面を超薄切片に切り出し、RuO4染色、OsO4染色、あるいは両者の二重染色による染色超薄切片法により、TEM(透過型電子顕微鏡)で観察、写真撮影を行った。その断面写真から積層膜の厚み測定を行った。なお、測定視野中の10カ所の平均値を用いた。
・装置:透過型電子顕微鏡(日立(株)製H−7100FA型)
・測定条件:加速電圧 100kV
・試料調整:超薄切片法
(2)表面粗さ
JIS−B−0601に従って、3次元中心線平均粗さ(SRa)および3次元十点平均粗さ(SRz)は、光触針式3次元粗さ計ET−30HK(小坂研究所株式会社製)を用いて、測定長0.5mm、測定本数80本、カットオフ0.25mm、送りピッチ5μm、触針荷重10mg、スピード100μm/秒で測定した。なお、3回測定を行い、その平均値を用いた。
導電性は、表面比抵抗により測定した。表面比抵抗の測定は、常態(23℃、相対湿度65%)において24時間放置後、その雰囲気下で、JIS−K−7194に準拠した形で、ロレスタ−EP(三菱化学株式会社製、型番:MCP−T360)を用いて実施した。単位は、Ω/□である。なお、本測定器は1×106Ω/□以下が測定可能である。
一方、1×106Ω/□以上の領域については、デジタル超高抵抗/微小電流計R8340A(アドバンテスト(株)製)を用い、印加電圧100V、10秒間印加後、測定を行った。単位は、Ω/□である。
本発明においては、1×106Ω/□以下のものが良好な導電性を有するものであり、更に1×105Ω/□以下は極めて優れた導電性があると判断した。
積層フィルムを水道水を用い、流水下で1分間洗浄後、60℃で5分間風乾後、(3)項に記載の導電性の評価を行った。耐水性評価をする前の導電性と比較して、該耐水性評価を行った後の導電性の変化が小さいものが優れた耐水性を有するものである。
防汚性は表面エネルギーが低いものが優れ、疎水性表面が優れる。本発明においては、水滴接触角を防汚性のパラメーターとして用い、水滴接触角が大きいもの程、優れた防汚性を示すものと判断した。なお、本発明においては、80度以上あれば防汚性良好であり、更に90度以上が防汚性に優れ、95度以上は極めて優れた防汚性を示すものと判断した。
なお、測定は、23℃、相対湿度65%の条件下で、接触角計CA−D型(協和界面科学(株)製)にて行い、3回測定の平均値を用いた。
透明性の指標として、ヘイズを用いた。ヘイズの測定は、常態(23℃、相対湿度65%)において、積層フィルムを2時間放置した後、スガ試験機(株)製全自動直読ヘイズコンピューター「HGM−2DP」を用いて行った。3回測定した平均値を該サンプルのヘイズ値とした。
本発明で得た積層フィルムを180℃の熱風オーブン中に30分間放置し、基材フィルムからオリゴマーを析出させた。反対面を、(但し、反対面にも積層膜を設けたものは、その積層膜表面)を、DMF(N,N−ジメチルホルムアミド)を浸した“ベンコットン”(旭化成工業(株)製)を用いて該面を拭き取り、前述のヘイズ測定方法に従い、ヘイズを測定した。なお、ヘイズ上昇の小さいものがオリゴマーの析出抑制性に優れると判断した。
(実施例1)
平均粒径0.4μmのコロイダルシリカを0.015重量%と、平均粒径1.5μmのコロイダルシリカを0.006重量%を含有するPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥した後、押し出し機に供給し280℃の温度で溶融し、T字型口金からシート状に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度20℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化させた。このようにして得られた未延伸フィルムを、88℃の温度に加熱して長手方向に3.3倍延伸し、一軸延伸フィルムとした。この一軸延伸フィルムに空気中でコロナ放電処理を施し、その処理面に下記の積層膜形成塗液を塗布した。積層膜形成塗液が塗布された一軸延伸フィルムを、クリップで把持しながら予熱ゾーンに導き、95℃の温度で乾燥後、引き続き連続的に110℃の温度の加熱ゾーンで幅方向に3.8倍延伸し、更に、230℃の温度の加熱ゾーンで熱処理を施し、結晶配向の完了した積層PETフィルムを得た。得られたPETフィルム厚みは38μmであり、積層膜の厚み0.025μmであった。結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
「積層膜形成塗液」
・液A1:
ポリ−3,4−エチレンジオキシチオフェン/ポリスチレンスルホン酸からなる複合体の水性塗液(Bayer社/H.C.Starck社(ドイツ国)製“Baytron”P)。
・塗液B1:
エポキシ架橋剤として、ポリヒドロキシアルカンポリグリシジルエーテル系エポキシ架橋剤(大日本インキ化学工業(株)製CR−5L(エポキシ当量180、水溶率100%))を水に溶解させた水性塗液。
・塗液C1:
下記の共重合組成からなる長鎖アルキル基含有アクリル樹脂を、イソプロピルアルコール10重量%とn−ブチルセロソルブ5重量%を含む水に溶解させた水性塗液。
<共重合成分>
ベヘニルメタクリレート 65重量%
(長鎖アルキル鎖炭素数22)
メタクリル酸 25重量%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート 10重量%
上記した塗液A1と塗液B1を固形分重量比で、塗液A1/塗液B1=10/90で混合したものを、5日間、常温で熟成させた(熟成塗液1と略称する)。その後、該熟成塗液1と塗液C1を固形分重量比で、熟成塗液1/塗液C1=100/20で混合したものを、積層膜形成塗液とした。なお、このとき、各塗液の固形分重量比は、塗液A1/塗液B1/塗液C1=10/90/20であった。
実施例1で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いたこと以外は、実施例1と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1、塗液B1、および塗液C1は実施例1と同じものを用いた。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例1で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いたこと以外は、実施例1と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1、塗液B1、および塗液C1は実施例1と同じものを用いた。
平均粒子径が45nmであるコロイダルシリカの水性塗液。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例1で用いたPETペレットとして、平均粒径1.5μmのコロイダルシリカを0.06重量%を含有するPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を用い、下記の積層膜形成塗液を用いたこと以外は、実施例1と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1、塗液B1、および塗液C1は実施例1と同じものを用いた。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例4で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いた以外は、実施例4と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1、塗液B1、および塗液C1は実施例4と同じものを用いた。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例4で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いた以外は、実施例4と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1、塗液B1、および塗液C1は実施例4と同じものを用いた。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例4で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いた以外は、実施例4と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1および塗液B1は実施例4と同じものを用いた。
下記の共重合組成からなる長鎖アルキル基含有アクリル樹脂を、イソプロピルアルコール5重量%とn−ブチルセロソルブ5重量%を含む水に溶解させた水性塗液。
<共重合成分>
ステアリルメタクリレート 65重量%
(長鎖アルキル基炭素数18)
メタクリル酸 25重量%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート10重量%
上記した塗液A1と塗液B1を固形分重量比で、塗液A1/塗液B1=25/75で混合したものを、5日間、常温で熟成させた(熟成塗液2と略称する)。その後、該熟成塗液2と塗液C2を固形分重量比で、熟成塗液2/塗液C2=100/20で混合したものを、積層膜形成塗液とした。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例4で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いた以外は、実施例4と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1および塗液B1は実施例4と同じものを用いた。
下記の共重合組成からなる長鎖アルキル基含有アクリル樹脂を、イソプロピルアルコール5重量%とn−ブチルセロソルブ5重量%を含む水に溶解させた水性塗液。
<共重合成分>
ラウリルメタクリレート 70重量%
(長鎖アルキル鎖炭素数12)
メタクリル酸 25重量%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート 5重量%
上記した塗液A1と塗液B1を固形分重量比で、塗液A1/塗液B1=25/75で混合したものを、5日間、常温で熟成させた(熟成塗液2と略称する)。その後、該熟成塗液2と塗液C3を固形分重量比で、熟成塗液2/塗液C3=100/20で混合したものを、積層膜形成塗液とした。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例4で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いた以外は、実施例4と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1および塗液B1は実施例4と同じものを用いた。
下記の共重合組成からなる長鎖アルキル基含有アクリル樹脂を、イソプロピルアルコール10重量%とn−ブチルセロソルブ5重量%を含む水に溶解させた水性塗液。
<共重合成分>
ベヘニルメタクリレート 62重量%
(長鎖アルキル鎖炭素数22)
ラウリルメタクリレート 3重量%
(長鎖アルキル鎖炭素数12)
メタクリル酸 25重量%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート 10重量%
上記した塗液A1と塗液B1を固形分重量比で、塗液A1/塗液B1=25/75で混合したものを、5日間、常温で熟成させた(熟成塗液2と略称する)。その後、該熟成塗液2と塗液C4を固形分重量比で、熟成塗液2/塗液C4=100/20で混合したものを、積層膜形成塗液とした。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例4で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いた以外は、実施例4と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1は実施例4と同じものを用いた。
エポキシ架橋剤として、ソルビトールポリグリシジルエーテル系エポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製“デナコール”EX−614B(分子量約550、エポキシ当量173、水溶率94%))を水に溶解させた水性塗液。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例1で用いたPETペレットとして、粒子を含有しないPETペレット(極限粘度0.65dl/g)を用い、下記の積層膜形成塗液を用いたこと以外は、実施例1と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1、塗液B1、および塗液C1は実施例1と同じものを用いた。
結果を表1に示す。導電性、防汚性、透明性、オリゴマーの析出抑制性に優れたものであった。
実施例1で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用い、かつ、塗布層の厚みを0.08μmとしたこと以外は、実施例1と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液E1:
ポリスチレンスルホン酸アンモニウム塩(重量平均分子量:65000)を水に溶解した水性塗液。
・塗液F1:
下記の共重合組成からなるアクリル樹脂(ガラス転移温度:42℃)を粒子状に水に分散させた水性塗液(エマルション粒子径は50nm)。
<共重合成分>
メチルメタクリレート 62重量%
(アルキル鎖の炭素数1)
エチルアクリレート 35重量%
(アルキル鎖の炭素数2)
アクリル酸 2重量%
N−メチロールアクリルアミド 1重量%
上記した塗液E1と塗液F1を固形分重量比で、塗液E1/塗液F1=20/80で混合したものを、積層膜形成塗液とした。
結果を表2に示す。導電性、防汚性に極めて劣るものであった。
実施例1で用いた積層膜形成塗液に代え、下記の積層膜形成塗液を用いた以外は、実施例1と同様にして積層PETフィルムを得た。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1は実施例1と同じものを用いた。
エポキシ架橋剤として、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル系エポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製“デナコール”EX−512(分子量約630、エポキシ当量168、水溶率100%))を水に溶解させた水性塗液。
下記の共重合組成からなる長鎖アルキル基含有アクリル樹脂を、イソプロピルアルコール5重量%とn−ブチルセロソルブ5重量%を含む水に溶解させた水性塗液。
<共重合成分>
2−エチルヘキシルメタクリレート 70重量%
(長鎖アルキル鎖炭素数8)
メタクリル酸 25重量%
2−ヒドロキシエチルメタクリレート 5重量%
上記した塗液A1と塗液B3を固形分重量比で、塗液A1/塗液B3=25/75で混合したものを、5日間、常温で熟成させた(熟成塗液5と略称する)。その後、該熟成塗液5と塗液G1を固形分重量比で、熟成塗液5/塗液G1=100/20で混合したものを、積層膜形成塗液とした。
結果を表2に示す。防汚性に劣るものであった。
酸化チタンを14重量%微分散し、平均粒径4μmのコロイダルシリカを0.5重量%含有するPETペレット(極限粘度0.62dl/g)を充分に真空乾燥した後、押し出し機に供給し280℃で溶融し、T字型口金よりシート状に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度25℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化せしめた。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1は実施例1と同じものを用いた。
エポキシ架橋剤として、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル系エポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製“デナコール”EX−512(分子量約630、エポキシ当量168、水溶率100%))を水に溶解させた水性塗液。
平均粒径1.5μmのコロイダルシリカを0.2重量%含有するPETペレット(極限粘度0.63dl/g)を十分に真空乾燥した後、押し出し機に供給し280℃の温度で溶融し、T字型口金からシート状に押し出し、静電印加キャスト法を用いて表面温度20℃の鏡面キャスティングドラムに巻き付けて冷却固化させた。このようにして得られた未延伸フィルムを、88℃の温度に加熱して長手方向に3.5倍延伸し、一軸延伸フィルムとした。この一軸延伸フィルムに空気中でコロナ放電処理を施し、その処理面に下記の積層膜形成塗液を塗布した。積層膜形成塗液が塗布された一軸延伸フィルムを、クリップで把持しながら予熱ゾーンに導き、95℃の温度で乾燥後、引き続き連続的に110℃の温度の加熱ゾーンで幅方向に4.1倍延伸し、更に、230℃の温度の加熱ゾーンで熱処理を施し、結晶配向の完了した積層PETフィルムを得た。得られたPETフィルム厚みは7μmであり、積層膜の厚み0.025μmであった。結果を表2に示す。導電性や防汚性は良好であるものの、透明性に劣るものであった。
「積層膜形成塗液」
・塗液A1は実施例1と同じものを用いた。
エポキシ架橋剤として、ポリグリセロールポリグリシジルエーテル系エポキシ架橋剤(ナガセケムテックス(株)製“デナコール”EX−512(分子量約630、エポキシ当量168、水溶率100%))を水に溶解させた水性塗液。
Claims (9)
- 熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも片面に、組成物(A)と炭素数が12〜25のアルキル鎖を有するアクリル系樹脂を含有する積層膜が設けられた積層フィルムであって、
組成物(A)が、少なくともポリチオフェンとポリ陰イオンを含有する組成物
および/またはポリチオフェン誘導体とポリ陰イオンを含有する組成物を含有し、
かつ、該積層フィルムの少なくとも片面の3次元中心線平均粗さ(SRa)が3〜50nmであることを特徴とする偏光板保護用積層フィルム。 - 積層フィルムのヘイズが5%以下であることを特徴とする請求項1に記載の偏光板保護用積層フィルム。
- 積層フィルムの3次元十点平均粗さ(SRz)が1000nm以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の偏光板保護用積層フィルム。
- 積層膜中にエポキシ系架橋剤(B)および/またはその反応生成物が含まれてなり、かつ、固形分重量比で、組成物(A)に対してエポキシ系架橋剤(B)および/またはその反応生成物の総量が50〜95重量%であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の偏光板保護用積層フィルム。
- 積層膜中に炭素数が12〜25のアルキル鎖を有するアクリル系樹脂を、組成物(A)とエポキシ架橋剤(B)および/またはその反応生成物の合計100重量部に対して、10〜40重量部含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の偏光板保護用積層フィルム。
- 少なくとも片面の3次元中心線平均粗さ(SRa)が10〜35nmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の偏光板保護用積層フィルム。
- 熱可塑性樹脂フィルムが、ポリエチレンテレフタレートフィルムまたはポリエチレン−2,6−ナフタレートフィルムであることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の偏光板保護用積層フィルム。
- 積層フィルムの少なくとも片面に粘着剤層が設けられてなることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の偏光板保護用積層フィルム。
- 積層フィルムにおいて、積層膜が設けられた面の反対面に粘着剤層が設けられてなることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の偏光板保護用積層フィルム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005057059A JP4701750B2 (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 偏光板保護用積層フィルム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005057059A JP4701750B2 (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 偏光板保護用積層フィルム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006243216A true JP2006243216A (ja) | 2006-09-14 |
JP4701750B2 JP4701750B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=37049708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005057059A Active JP4701750B2 (ja) | 2005-03-02 | 2005-03-02 | 偏光板保護用積層フィルム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4701750B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008212837A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 表面保護フィルム |
JP2008212836A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 表面保護フィルム |
EP2153972A2 (en) | 2008-08-04 | 2010-02-17 | Fujifilm Corporation | Method for producing optical film, optical film, polarizer, optical compensatory film, antireflection film and liquid crystal display device |
JP2010231016A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
US20110019274A1 (en) * | 2007-07-06 | 2011-01-27 | Nitto Denko Corporation | Polarization plate |
JP2012101449A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Teijin Ltd | ポリ乳酸フィルム |
JP2016120646A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | フジコピアン株式会社 | 自己貼着性フィルム |
JP2016153876A (ja) * | 2015-02-14 | 2016-08-25 | 三菱樹脂株式会社 | 偏光板製造工程用ポリエステルフィルム |
JP2017013419A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | フジコピアン株式会社 | 積層フィルムおよびそれを用いた機能性フィルム |
JP2020105285A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | グンゼ株式会社 | 保護フィルム、粘着層付き保護フィルム、及び保護フィルム付き透明フィルム |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5885868B1 (ja) | 2015-03-24 | 2016-03-16 | 日東電工株式会社 | パネル部材への連続貼りに用いる光学フィルム積層体 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0790060A (ja) * | 1990-02-08 | 1995-04-04 | Bayer Ag | 新規ポリチオフエン分散体及びその製造方法 |
JP2002363510A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学シート保護用粘着フィルム |
JP2003048284A (ja) * | 2001-04-26 | 2003-02-18 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 帯電防止性ポリマーフィルム |
JP2004058648A (ja) * | 2001-12-06 | 2004-02-26 | Toray Ind Inc | 積層フィルム、および、積層フィルムの製造方法 |
JP2004149653A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 帯電防止性積層ポリエステルフィルム |
JP2005039276A (ja) * | 2003-07-14 | 2005-02-10 | Hc Starck Gmbh | 電解コンデンサ中のアルキレンオキシチアチオフェン単位を有するポリチオフェン |
WO2006035684A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Toray Industries, Inc. | 積層フィルム |
-
2005
- 2005-03-02 JP JP2005057059A patent/JP4701750B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0790060A (ja) * | 1990-02-08 | 1995-04-04 | Bayer Ag | 新規ポリチオフエン分散体及びその製造方法 |
JP2003048284A (ja) * | 2001-04-26 | 2003-02-18 | Mitsubishi Polyester Film Copp | 帯電防止性ポリマーフィルム |
JP2002363510A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Hitachi Chem Co Ltd | 光学シート保護用粘着フィルム |
JP2004058648A (ja) * | 2001-12-06 | 2004-02-26 | Toray Ind Inc | 積層フィルム、および、積層フィルムの製造方法 |
JP2004149653A (ja) * | 2002-10-30 | 2004-05-27 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 帯電防止性積層ポリエステルフィルム |
JP2005039276A (ja) * | 2003-07-14 | 2005-02-10 | Hc Starck Gmbh | 電解コンデンサ中のアルキレンオキシチアチオフェン単位を有するポリチオフェン |
WO2006035684A1 (ja) * | 2004-09-29 | 2006-04-06 | Toray Industries, Inc. | 積層フィルム |
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008212837A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 表面保護フィルム |
JP2008212836A (ja) * | 2007-03-05 | 2008-09-18 | Teijin Dupont Films Japan Ltd | 表面保護フィルム |
US20110019274A1 (en) * | 2007-07-06 | 2011-01-27 | Nitto Denko Corporation | Polarization plate |
US8817373B2 (en) * | 2007-07-06 | 2014-08-26 | Nitto Denko Corporation | Microcrack free polarization plate |
EP2153972A2 (en) | 2008-08-04 | 2010-02-17 | Fujifilm Corporation | Method for producing optical film, optical film, polarizer, optical compensatory film, antireflection film and liquid crystal display device |
JP2010231016A (ja) * | 2009-03-27 | 2010-10-14 | Sumitomo Chemical Co Ltd | 偏光子保護フィルム、偏光板及び液晶表示装置 |
JP2012101449A (ja) * | 2010-11-10 | 2012-05-31 | Teijin Ltd | ポリ乳酸フィルム |
JP2016120646A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | フジコピアン株式会社 | 自己貼着性フィルム |
JP2016153876A (ja) * | 2015-02-14 | 2016-08-25 | 三菱樹脂株式会社 | 偏光板製造工程用ポリエステルフィルム |
JP2017010048A (ja) * | 2015-02-14 | 2017-01-12 | 三菱樹脂株式会社 | 偏光板 |
JP2017013419A (ja) * | 2015-07-03 | 2017-01-19 | フジコピアン株式会社 | 積層フィルムおよびそれを用いた機能性フィルム |
JP2020105285A (ja) * | 2018-12-26 | 2020-07-09 | グンゼ株式会社 | 保護フィルム、粘着層付き保護フィルム、及び保護フィルム付き透明フィルム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4701750B2 (ja) | 2011-06-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4784511B2 (ja) | 積層フィルム | |
JP4701750B2 (ja) | 偏光板保護用積層フィルム | |
JP3966171B2 (ja) | 積層フィルム、および、積層フィルムの製造方法 | |
TWI269709B (en) | Laminated film and process for producing laminated film | |
JP4765710B2 (ja) | ポリカーボネートフィルムの製造方法 | |
KR100902034B1 (ko) | 대전방지 폴리에스테르 필름의 제조방법 | |
TWI406889B (zh) | 抗靜電聚酯膜的製造方法,因此而製得的抗靜電聚酯膜及其用途 | |
CN100577413C (zh) | 叠层薄膜 | |
KR102061149B1 (ko) | 적층 필름 및 그 제조 방법 | |
JP5385502B2 (ja) | 帯電防止性塗布層を有するポリエステルフィルム | |
KR102050747B1 (ko) | 이형 필름 | |
WO2015008522A1 (ja) | 塗布フィルム | |
JP6624054B2 (ja) | 積層フィルムおよびその製造方法 | |
KR100688256B1 (ko) | 표면보호용 점착필름 및 그의 제조방법 | |
JP2012000993A (ja) | 帯電防止性塗布層を有するポリエステルフィルム | |
JP2010234533A (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP2006231658A (ja) | 光学用樹脂溶液製膜用積層ポリエステルフィルム | |
JP2002275296A (ja) | 表面保護フィルム用積層ポリエステルフィルム及び表面保護フィルム | |
JP4101602B2 (ja) | 帯電防止性ポリエステルフィルム | |
JP2018062079A (ja) | 離型フィルム | |
JP5645883B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP5193524B2 (ja) | 帯電防止性ポリエステルフィルム | |
JP6673412B2 (ja) | 積層ポリエステルフィルム | |
JP2011230516A (ja) | 帯電防止性塗布層を有するポリエステルフィルム | |
JP2018034509A (ja) | 積層フィルムおよびその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080225 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101116 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110114 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110221 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 4701750 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |