JP5193524B2 - 帯電防止性ポリエステルフィルム - Google Patents

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Description

帯電防止性ポリエステルフィルムに関する。
ポリエチレンテレフタレートやポリエチレン−2,6−ナフタレートの如きポリエステルからなるフィルムは、製版フィルム、電子材料、OHPフィルム、包装用フィルム、ラベル、磁気カードの如き一般工業材料や磁気テープの如き磁気記録材料用として広く使用されている。ポリエステルフィルムとしては、耐水性、耐薬品性、機械的強度、寸法安定性、電気特性に優れたポリエチレンテレフタレートやポリエチレンナフタレートからなるフィルムが用いられ、或いは検討されているが、かかるポリエステルフィルムは帯電し易い欠点を有している。フィルムが帯電すると、その表面にゴミやほこりが付着し、品質上のトラブルが生じる。また、フィルム加工工程で有機溶剤を用いる場合には、帯電したフィルムからの放電により引火の危険が生じる。
このような帯電による問題の対策として、ポリエステルフィルムに有機スルホン酸塩基の如きアニオン性化合物、金属粉、カーボン粉等を練り込む方法や、ポリエステルフィルムの表面に金属化合物を蒸着する方法等が提案され、実用化されている。しかしながら、このような方法ではフィルムの透明性が低下してしまう問題や、加工コストが高いといった問題がある。
また、別の方法として、フィルム表面に帯電防止性塗膜を形成する方法が種々提案され、かつ実用化されている。この帯電防止性塗膜に含有させる帯電防止剤としては、低分子型のものや高分子型のものが知られているが、それぞれ長短所を有する。そこで、帯電防止剤はその特性を用途に合わせて使い分けられる。
特開平4−28728号公報には、低分子型の帯電防止剤としては、スルホン酸塩基を有する長鎖アルキル化合物のような界面活性剤型のアニオン系帯電防止剤が開示されている。また、特開平3−255139号公報および特開平5−320390号公報には、高分子型の帯電防止剤として主鎖にイオン化された窒素元素を有するポリマーが開示され、さらにスルホン酸塩基変性ポリスチレンが開示されている。
しかしながら、低分子型の帯電防止剤を用いた帯電防止性塗膜では、帯電防止剤の一部が塗膜中を移動して界面に集積しそしてフィルムの反対面等に移行する問題や、帯電防止性が経時的に低下するという問題がある。一方、高分子型の帯電防止剤を用いた制電性塗膜では、良好な帯電防止性を得るために多量の帯電防止剤の配合が必要であったり、膜厚の厚い帯電防止性塗膜を形成させることが必要であるため経済的でない。また、製品にならなかった屑フィルム、例えば製造工程で切断除去したフィルム端部等を回収し、フィルム製造用の再生材料として使用すると、溶融製膜の際に該再生材料中に含まれる塗膜成分が熱劣化し、得られたフィルムが著しく着色して実用性に欠けるので回収性が劣る、フライスペック(光学的異物)が数多く存在する等の問題が生じる。さらに、フィルム同士がブロッキングして剥離し難く、あるいは塗膜が削れ易い等の欠点が生じ、その解決が望まれている。
特開平4−28728号公報 特開平3−255139号公報 特開平5−320390号公報
本発明は、かかる従来技術の問題点を解消し、コロナ放電処理等の前処理を施すことなく低加工コストで帯電防止性被膜を塗設でき、かつ優れた帯電防止性、耐ブロッキング性、生産工程での回収再利用性を有する帯電防止性ポリエステルフィルムを提供することを課題とする。
すなわち本発明は、ポリエステルフィルムならびに、その少なくとも片面に設けられ、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム塩と(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物50〜99重量%および界面活性剤1〜50重量%を含有する組成物の塗布層からなり、
上記(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸エステルと、下記式のいずれかで表わされるポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体であり、
上記塗布層の最終乾燥後の厚さが0.01〜1μmであ
ことを特徴とする、帯電防止性ポリエステルフィルムである。
Figure 0005193524
Figure 0005193524
(上記式において、mは5〜20である。)
本発明によれば、コロナ放電処理等の前処理を施すことなく低加工コストで帯電防止性被膜を塗設でき、かつ優れた帯電防止性、耐ブロッキング性、生産工程での回収再利用性を有する帯電防止性ポリエステルフィルムを提供することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
[ポリエステルフィルム]
本発明において基材として用いるポリエステルフィルムのポリエステルには、ジカルボン酸成分とグリコール成分とからなる線状飽和ポリエステルを用いる。
このジカルボン酸成分としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸を例示することができる。特にフィルムの機械的性質の点から、テレフタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸が好ましい。
また、このグリコール成分としては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−へキサンジオール、シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコールを例示することができる。特にフィルムの剛直性の点から、エチレングリコールが好ましい。
かかるポリエステルのうち、ポリエチレンテレフタレートあるいはポリエチレン−2,6−ナフタレートは、機械的特性、例えば高ヤング率に優れ、熱的特性、例えば耐熱寸法安定性に優れたフィルムを与えるため好ましい。
かかるポリエステルは常法により製造することができる。かかるポリエステルの固有粘度が0.45dl/g以上であるとフィルムの剛性が大きく、機械的特性が良好となるため好ましい。
上記ポリエステルには、フィルムの滑り性を良好なものとするため、滑剤として平均粒径が0.01〜2.0μmの微粒子を、0.01〜5重量%の配合割合で含有させることが好ましい。かかる微粒子の具体例として、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシウム、カオリン、タルク、酸化チタン、硫酸バリウム等のような無機微粒子、架橋シリコーン樹脂、架橋ポリスチレン樹脂、架橋アクリル樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等のような耐熱性ポリマーからなる有機微粒子を挙げることができる。
本発明におけるポリエステルフィルムは、フィルム表面の高さ0.58μm以上の粗大突起の個数が、好ましくは0〜10個/10cm、さらに好ましくは0〜7個/10cm、特に好ましくは0〜5個/10cmである。この範囲であることによって、フィルムを加工するときにフィルムの上に積層される層、例えば粘着層、との密着性を向上し裏移りを防止することができる。
本発明におけるポリエステルフィルムは、単層であっても積層であってもよい。
本発明における積層ポリエステルフィルムとしては、全てのフィルム層が押出し機のダイから共溶融押出しされる、共押出し法により得られた未延伸フィルムを延伸、熱処理したものが好ましく挙げられる。この積層ポリエステルフィルムは、2層構造の積層フィルムでもよく、3層またはそれ以上の層構成からなる多層フィルムであってもよい。
上記積層ポリエステルフィルムは、前記微粒子を含有するとき、少なくとも一方の最表層を形成する層にそれを含有することが好ましい。
この粒子を含有する最表層をA層とすると、該A層は、積層フィルムの少なくとも片側に形成させるが、フィルムの両側に形成させてもよい。積層フィルムの両側の最表層に粒子を含有させる場合には、粒子の種類、含有量が同じであっても、異なっていてもよい。従って、積層ポリエステルフィルムは、例えば二種のポリマーを用いたA/Aタイプの2層構造、若しくはA/A/Aタイプの3層構造、または3種のポリマーを用いたA/A/A’タイプ等の3層構造、さらには、二種以上のポリマーを用いた4層以上の積層フィルム、例えばA/A/C/A/Aタイプ、A/A/A/A/Aタイプであることができる。なお、A層、C層など内部層を構成するポリエステルはA層を構成するポリエステルと同じでも異なっていてもよいが、同じであることが好ましい。また、内部層を構成するポリエステルフィルムは粒子を含有していても、粒子を含有していなくても良いが、粒子を含有する場合には、A層の粒子より含有量が少ない方が好ましい。さらに、内部層は回収されたポリエステルフィルムの溶融物から形成されていることができる。
本発明におけるポリエステルフィルムの厚さは、単層の場合も積層の場合も、好ましくは10〜100μm、さらに好ましくは10〜75μm、特に好ましくは10〜50μmである。この厚さが10μm未満ではフィルムの腰が弱くなり、他方100μmを超えると製膜性が劣るうえ、偏光板貼合せ用フィルムとしては腰が強すぎて剥ぎ取る際に偏光板を傷つける可能性があり好ましくない。
[再生原料]
基材のポリエステルフィルムには、帯電防止層を塗設した耐電防止性ポリエステルフィルムから生じる屑フィルムを粉砕した粉砕物を溶融押出して得た再生原料を、単独でまたは他のポリエステルと混合して原料として用い、溶融製膜して得たポリエステルフィルムを用いることができる。
フィルムの生産ではフィルム端部を把持して延伸を行い、この端部は厚みも厚く、所望の物性を備えないのが普通であるので、通常は切り落としてフィルムの再生原料として再利用する。しかし、塗布層を設けたフィルムについて、端部の再利用を行うと、塗布層の組成物がフィルム原料中に混入することになり、フィルムの着色等の原因となる。
本発明においては、切り落とした端部等をフィルムの生産工程内で再生原料として再利用して製膜しても着色を抑制することができる。
再生原料を用いる場合、ポリエステル原料に占める再生原料の割合は、好ましくは5〜70重量%、さらに好ましくは10〜50重量%である。5重量%未満であるとコスト高となり、70重量%を超えるとフィルムの着色が著しく、またフィルム中のフライスペックが数多く現れてしまい、実用性に欠けたものとなる。
本発明では、帯電防止性ポリエステルフィルムの基材のポリエステルフィルムとして、帯電防止性ポリエステルフィルムを回収、再溶融した回収ポリマーを原料の一部として用いたポリエステルフィルムを用いながら、下記の光学特性を備える帯電防止性ポリエステルフィルムを得ることができる。この性質は、トリフロメタンスルホン酸リチウム塩基と(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物50〜99重量%および界面活性剤1〜50重量%を含有する組成物の塗布層を帯電防止層として用いることにより得ることができる。
T−b*/d ≦ 2.7×10−2
ここで、T−b*、dは、それぞれ透過カラーb*、フィルム厚み(μm)である。
T−b*/dが2.7×10−2を超えると光学特性が劣り実用上好ましくない。
本発明では、帯電防止性フィルムのポリエステルフィルムとして、帯電防止性ポリエステルフィルムを回収、再溶融した回収ポリマーを原料の一部として用いたポリエステルフィルムを基材として用いながら、フィルム中における長径50μmのフライスペックが0.3m当り100個以下、好ましくは5個以下である帯電防止性ポリエステルフィルムを得ることができる。フライスペックが100個/mより多いと、加工後の欠点判定等で製品の欠点を見落したり、誤って検知したりする要因となり、製品検査を精度よく行うことが困難になる可能性があり好ましくない。
なお、フライスペックの個数を100個/0.3m以下にするためには、積層ポリエステルフィルム製膜時のフィルターとして、線径15μm以下のステンレス鋼細線よりなる、平均目開き5〜25μm、好ましくは10〜20μmの不織布型フィルターでろ過することが好ましく、フィルターを2段にするとさらに効果が大きい。使用するフィルターの目開きが5μm未満の場合は、ろ過時の圧力および圧力上昇が大となり、フィルターとして工業上実用化することは困難である。また、線径が15μmを超えると、平均目開き5〜25μmでは粗大粒子は捕集できない。
[塗布層]
本発明の帯電防止ポリエステルフィルムは、基材のポリエステルフィルムの少なくとも片面に塗布層を備える。この塗布層は帯電防止性の塗布層であり、塗布層の組成物の水性塗液をポリエステルフィルムに塗布し、乾燥、延伸することで設けられる。
本発明における塗布層は、トリフロメタンスルホン酸リチウム塩と(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物50〜99重量%および界面活性剤1〜50重量%を含有する組成物からなる。
[トリフロメタンスルホン酸リチウム塩と(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物]
トリフロメタンスルホン酸リチウム塩と(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物は、(メタ)メタクリル酸エステル共重合体と、下記式で表されるトリフロメタンスルホン酸リチウム塩とからなる組成物である。
Figure 0005193524
(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸エステルと、下記式のいずれかで表されるポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体である。共重合比率は、(メタ)アクリル酸エステルと下記式のいずれかで表されるポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステルの合計100モル%に対して、下記式のいずれかで表されるポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステルが好ましくは10〜40モル%、さらに好ましくは20〜30モル%である。
Figure 0005193524
Figure 0005193524
上記式において、mは、例えば5〜20であり、好ましくは7〜15、特に好ましくは9〜11である。
なお、(メタ)アクリル酸エステルは、アクリル酸エステルおよび/またはメタクリル酸エステルを意味する。アクリル酸エステルとしては、例えばアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、2−ヒドロキシエチルアクリレートを用いることができる。メタクリル酸エステルとしては、例えばメタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、2−ヒドロキシエチルメタクリレートを用いることができる。
トリフロメタンスルホン酸リチウム塩と(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物におけるトリフロメタンスルホン酸リチウム塩の存在割合は、好ましく10〜40重量%、さらに好ましくは20〜30重量%である。
トリフロメタンスルホン酸が10重量%未満であるとフィルムの帯電防止性が不足して好ましくなく、40重量%を越えると塗布層とポリエステルフィルムへの密着性が不足して好ましくない。
塗布層におけるトリフロメタンスルホン酸リチウム塩と(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物の含有量は50〜99重量%である。50重量%未満であると、フィルムの帯電防止性が不足し、他方99重量%を超えると、塗布層のポリエステルフィルムへの密着力が不足する。
[界面活性剤]
塗布層は界面活性剤1〜50重量%含有する。界面活性剤が1重量%未満であると塗布層を設けるために水性塗液のポリエステルフィルムへの濡れ性が不足し、50重量%を超えると塗布層とポリエステルフィルムとの密着力が不足し、フィルムの耐ブロッキング性が不足する。界面活性剤の含有量は、塗液のハンドリングの容易さの観点から、好ましくは1〜20重量%、さらには好ましくは3〜15重量%である。
界面活性剤としては、フッ素元素を含有しない化合物からなる界面活性剤が好ましく、例えばアルキレンオキサイド単独重合体、アルキレンオキサイド共重合体、脂肪族アルコール・アルキレンオキサイド付加物、長鎖脂肪族置換フェノール・アルキレンオキサイド付加重合物、多価アルコール脂肪族エステル、長鎖脂肪族アミドアルコール等のノニオン系界面活性剤、4級アンモニウム塩を有する化合物、アルキルピリジニウム塩を有する化合物、スルホン酸塩を有する化合物等のカチオン系またはアニオン系界面活性剤を挙げることができる。特にノニオン系界面活性剤が塗膜とベースフィルムとの接着性や帯電防止性ポリエステルフィルムの耐ブロッキング性に対する効果が優れるため好ましい。
[バインダー]
本発明における塗布層には、塗布層と基材のポリエステルフィルムとの接着をより強固なものとするため、トリフロメタンスルホン酸リチウム塩基を側鎖に含む(メタ)アクリル酸エステル共重合体の他に、バインダー成分として樹脂が含有されることが好ましい。
バインダー成分の樹脂を含有する場合、塗布層の組成物の合計100重量%あたり30重量%以下、好ましくは1〜30重量%である。
バインダー成分の樹脂として、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂、アクリル変性ポリエステル樹脂を例示することができ、これらの樹脂から選ばれる1種以上の樹脂を用いることが好ましい。特にポリエステル樹脂またはアクリル樹脂を用いると、塗布層と基材のポリエステルフイルムとの接着性が良好になるためが好ましく、ポリエステル樹脂とアクリル樹脂とを組み合わせて用いると接着性が良好で、かつ塗布層を備えるフイルムを回収して原料として再使用したフイルムの着色を抑制できるため好ましい。このときのポリエステル樹脂の比率はアクリル樹脂の比率よりも大きいことが好ましい。
[ポリエステル樹脂]
ポリエステル樹脂は、ジカルボン酸成分とグリコール成分とを構成成分とする線状ポリエステルである。このジカルボン酸成分としてはテレフタル酸、イソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、4,4´−ジフエニルジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、ドデカンジカルボン酸、ヘキサヒドロテレフタル酸を例示することができる。また、グリコール成分としてはエチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ジプロピレングリコール、トリエチレングリコール、ビスフェノールA−アルキレンオキシド付加体、水添ビスフェノールA−アルキレンオキシド付加体、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコール、ポリテトラメチレングリコールを例示することができる。このポリエステル樹脂には親水性を付与するためにスルホン酸塩基を有する成分を共重合することが好ましい。ポリエステル樹脂に親水性を付与すると、水性塗液中での分散性が良好となるので好ましい。かかる成分としては、例えば5−Naスルホイソフタル酸、5−Kスルホイソフタル酸を挙げることができる。
[アクリル樹脂]
アクリル樹脂は、例えばアクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸ソーダ、アクリル酸アンモニウム、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸グリシジル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等で示されるアクリル系単量体を主成分とする重合体或いは共重合体であり、スチレン、α−メチルスチレン、スチレンスルホン酸ソーダ、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルエーテル、ビニルスルホン酸ソーダ、メタリル酸ソーダ等を共重合成分とした共重合体であってもよい。
[アクリル変性ポリエステル樹脂]
アクリル変性ポリエステル樹脂は、前記ポリエステル樹脂の存在下でアクリル酸エチル、アクリル酸メチル、アクリル酸、アクリル酸ブチル、アクリル酸ソーダ、アクリル酸アンモニウム、メタクリル酸エチル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸グリシジル、2−ヒドロキシエチルアクリレート、アクリルアミド、メタクリルアミド、N−メトキシメチルアクリルアミド、N−メチロールアクリルアミド等で示されるアクリル系単量体を重合させてつくられた共重合体であり、スチレン、α−メチルスチレン、スチレンスルホン酸ソーダ、塩化ビニル、塩化ビニリデン、酢酸ビニル、ビニルエーテル、ビニルスルホン酸ソーダ、メタリル酸ソーダ等の単量体を共重合成分として含むものであってもよい。
[水性塗液]
塗布層は、塗布層の組成物の水性塗液をポリエステルフィルムに塗布し、乾燥、延伸することで設ける。フィルムに塗布された後の水性塗液の塗膜は、延伸の前、後あるいは延伸中のいずれかあるいはそれらの組合せにおいて乾燥される。
塗布に用いる塗液は、水を媒体とし、前記成分の組成物が溶解および/または分散されている水性塗液である。なお、水性塗液には、塗液の安定性を助ける目的で若干量の有機溶剤を含ませてもよい。この有機溶剤としては、例えばメチルエチルケトン、アセトン、酢酸エチル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、シクロヘキサノン、n−ヘキサン、トルエン、キシレン、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノールを挙げることができる。有機溶剤は一種あるいは複数種含まれていてもよい。
本発明においては、好ましくは水性塗液を用いて被膜を塗設するが、この水性塗液には塗布層表面の滑り性を良好なものとし、かつフィルムの耐ブロッキング性を良好なものとするため、接着性等の特性を損なわない範囲で滑剤を添加することが好ましい。
この滑剤としては、例えばポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、メラミン樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、尿素樹脂、ベンゾグアナミン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂等の微粒子を好ましく挙げることができる。これらの樹脂の微粒子は、被膜中に微粒子で含まれるものであれば熱可塑性であっても熱硬化性のものであってもよい。この微粒子の平均粒径は20〜80nmであり、塗液中での含有量は好ましくは5〜20重量%である。
水性塗液中の固形分濃度は、好ましくは0.5〜30重量%である。この割合が0.5重量%未満であるとポリエステルフィルムへの塗れ性が不足しがちであり好ましくなく、30重量%を超えると被膜外観が悪化し易くなるので好ましくない。
[塗布層の塗設]
本発明においては上述の固形分組成の水性塗液を、基材のポリエステルフィルムの少なくとも片面に塗布するが、このフィルムとしては結晶配向が完了する前のポリエステルフィルムが好ましい。この配向結晶が完了する前のポリエステルフィルムとしては、ポリエステルを熱溶融してそのままフィルム状とした未延伸状フィルム、未延伸フィルムを縦方向または横方向の何れかの方向に延伸した一軸延伸フィルム、未延伸フィルムを縦方向および横方向の二方向に低倍率で延伸したさらに延伸可能な二軸延伸フィルム(最終的に縦方向および横方向に再延伸して配向結晶化を完了させる前の二軸延伸フィルム)を例示することができる。
ポリエステルフィルムへの水性塗液の塗布方法としては、公知の任意の塗工法が適用できる。例えばロールコート法、グラビアコート法、マイクログラビアコート法、リバースコート法、ロールブラッシュ法、スプレーコート法、エアーナイフコート法、含浸法およびカーテンコート法を単独または組み合わせて適用するとよい。
塗布量は走行しているフィルム1mあたり例えば0.5〜50g、好ましくは2〜30gである。最終乾燥後の塗布層の厚さは、好ましくは0.01〜1μm、さらに好ましくは0.02〜0.8μmである。厚さが0.01μm未満であると帯電防止性が不十分となり好ましくなく、他方1μmを超えると耐ブロッキング性が低下するので好ましくない。塗布はフィルムの用途に応じて片面のみに行うことも両面に行うこともできる。塗布後、乾燥することにより、均一な塗布層となる。
本発明においては、ポリエステルフィルムに水性塗液を塗布した後、乾燥、好ましくは延伸処理が行われる。この乾燥は90〜130℃で2〜20秒間行うのが好ましい。この乾燥は延伸処理の予熱処理ないし延伸時の加熱処理をかねることができる。ポリエステルフィルムの延伸処理は、温度70〜140℃で縦方向に2.5〜7倍、横方向に2.5〜7倍、面積倍率で8倍以上、さらには9〜28倍延伸するのが好ましい。再延伸する場合には、1.05〜3倍の倍率で延伸するのが好ましい(但し、面積倍率は前記と同じ)。延伸後の熱固定処理は最終延伸温度より高く融点以下の温度で1〜30秒行うのが好ましい。例えばポリエチレンテレフタレートフィルムでは170〜240℃で2〜30秒熱固定するのが好ましい。
[光学的特性]
本発明によれば、偏光板貼合せ用フィルムとして用いたときに異物の検査を良好に行える特性を備える帯電防止性ポリエステルフィルムを得ることができる。すなわち、可視光線透過率が70%以上、ヘーズが8%以下、好ましくは5%以下、特に好ましくは4%以下である帯電防止性ポリエステルフィルムを得ることができる。可視光線透過率が70%未満であるか、ヘーズは8%を超えると、液晶用偏光板貼合せ用フィルムとして用いたとき欠点の判別が難しくなり好ましくない。
[表面抵抗値]
本発明によれば、23℃、相対湿度50%における表面抵抗値が5×1011Ω/□以下、さらに3×1011Ω/□以下である帯電防止性ポリエステルフィルムを得ることができる。表面抵抗値が5×1011Ω/□を超えると帯電防止性能が不足し、偏光板を貼り合わせる工程での取り扱いが難しく生産性が低下するため好ましくない。
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
また、本発明における評価は次に示す方法で行った。ポリエチレンテレフタレートを「PET」と表記することがある。実施例、比較例中の「部」とあるのは重量部である。
(1)表面固有抵抗(帯電防止性)
サンプルフィルムの表面固有抵抗を、タケダ理研社製・固有抵抗測定器を使用し、測定温度23℃、測定湿度60%の条件で、印加電圧500Vで1分後の表面固有抵抗値(Ω/□)を測定した。
(2)耐ブロッキング性
50mm幅に切断したサンプルフィルムの塗布層塗設面と非塗設面とを重ねあわせ.50kg/cmの荷重下、60℃×80%RHにて17時間処理した後、塗設面と非塗設面との剥離力を測定し、耐ブロッキング性を下記の基準で評価した。
ランクA: 剥離力≦10g(耐ブロッキング性良好)
ランクB: 10g<剥離力≦30g(耐ブロッキング性やや不良)
ランクC: 30g<剥離力 (耐ブロッキング性不良)
(3)再生フィルムの着色度(回収性)
サンプルフィルム(帯電防止層を備えるもの)を粉砕し、押出機にて約300℃で溶融しチップ化した。得られたチップを原料として用いて溶融製膜し、フィルムを作成した。色差計(日本電色工業社製のΣ―90)を用いて、このフィルムのL表色系におけるb値を、JIS Z8729に準拠した方法にて測定し、次の基準で評価した。ここでT−b*は透過b値、dはフィルム厚み(μm)である。
ランクA: T−b*/d≦2.5×10−2
ランクB: 2.5×10−2<T−b*/d≦2.7×10−2
ランクC: 2.7×10−2<T−b*/d
(4)フライスペック
面光源、直交偏光板および拡大鏡を備える装置の偏光板の上に試料を置いて観察した。試料を回転させて暗視野にするとフライスペックが明るく見える。試料面積0.3m当たりの長径50μm以上のフライスペックの個数を数え、次の基準で評価した。
ランクA:長径50μm以上のフライスペックの個数が0.3m当たり5個以下
ランクB:長径50μm以上のフライスペックの個数が0.3m当たり6個以上100個以下
ランクC:長径50μm以上のフライスペックの個数が0.3m当たり101個以上
(5)UVインキの接着性
サンプルフィルムの塗布層面に紫外線硬化型印刷インキ(東洋インキ製フラッシュドライFDO紅APN)をRIテスター(明製作所製)により印刷した後、中圧水銀灯(80W/cm、一灯式;日本電池製)UVキュア装置でキュアリングを行い、厚み3.0μmのUVインキ層を形成した。このUVインキ層上にセロテープ(登録商標)(18mm幅;ニチバン製)を15cmの長さに貼り、この上を2kgの手動式荷重ロールで一定の荷重を与え、フィルムを固定してセロハンテープの一端を90゜方向に剥離して、剥離接着力を次の基準で評価した。
ランクA:インキ層が全く剥離しない(インキ接着性良好)
ランクB:塗膜とインキ層間が部分的に凝集破壊状に剥離する
(インキ接着性やや良好)
ランクC:塗膜とインキ層間が層状に剥離する(インキ接着性不良)
[実施例1]
3リットルの4ツ口フラスコに、下の(1−1)で表されるポリエチレングリコール基を有するメタクリル酸エステル(98部)、トリフロメタンスルホン酸リチウム塩(25部)、と水2000部を加えた後、エチルアクリレート(48部)、2−ヒドロキシエチルアクリレート(12部)を加え、攪拌しながら85℃まで昇温を行い、過硫酸カリウム4部を加えて85℃を維持しながら4時間反応を行い、ポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステル共重合体を得た。
Figure 0005193524
固有粘度(オルソクロロフェノール、35℃)0.65であり、粒子径1.7μmの塊状シリカを0.7wt%を含むポリエチレンテレフタレートを溶融して冷却ドラム上にキャストし、次いで得られた未延伸フィルムを縦方向に3.6倍延伸して一軸延伸ポリエステルフィルムを得た。このフィルムの片面に、上記(メタ)アクリル酸エステル共重合体90wt%、ポリオキシエチレンラウリルエーテル10wt%からなる固定分組成の1.5wt%水性塗液を、8.5g/mの塗布量でマイクログラビアコート法にて塗布し、乾燥後、横方向に3.8倍延伸し、230℃で熱処理して厚さ38μmの帯電防止性ポリエステルフィルムを得た。得られた電防止性ポリエステルフィルムの特性を表1に示す。
なお、帯電防止性ポリエステルフィルムの製造にあたっては、原料に再生原料を30%配合した。
Figure 0005193524
[実施例2]
ポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステルとして、下記式(1−2)で表されるポリエチレングリコール基を有するメタクリル酸エステルを用いる以外は実施例1と同様に実施して帯電防止性ポリエステルフィルムを得た。
Figure 0005193524
[実施例3]
ポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステルとして、下記式(1−3)で表されるポリエチレングリコール基を有するアクリル酸エステルを用いる以外は実施例1と同様に実施して帯電防止性ポリエステルフィルムを得た。
Figure 0005193524
[実施例4]
ポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステルとして、下記式(1−4)で表されるポリエチレングリコール基を有するアクリル酸エステルを用いる以外は実施例1と同様に実施して帯電防止性ポリエステルフィルムを得た。
Figure 0005193524
[実施例5]
再生材料を70%使用する以外は実施例1と同様に実施して帯電防止性ポリエステルフィルムを得た。
[実施例6]
実施例1で塗布した水性塗液の替わりに、実施例1における(メタ)アクリル酸エステル共重合体50wt%、テレフタル酸(22mol%)、イソフタル酸(1mol%)、2,6−ナフタレンジカルボン酸(65mol%)、4,4’−ジフェニルジカルボン酸(12mol%)−エチレングリコール(75mol%)、1,4−シクロヘキサンジメタノール(10mol%)、ネオペンチルグリコール(15mol%)からつくられた共重合ポリエステル(Tg=80℃、平均分子量=21,500)40wt%、ポリオキシエチレンラウリルエーテル(b−1)10wt%からなる固定分組成の1.5wt%水性塗液を塗布する以外は、実施例1と同様に実施して帯電防止性ポリエステルフィルムを得た。
[比較例1]
実施例1で塗布した水性塗液の替わりに、下記式(1−5)で表されるアクリル酸エステル共重合体95モル%と、N−メチロールアクリルアミド5モル%からなる平均分子量=10,000の高分子帯電防止剤60wt%、テレフタル酸(22mol%)、イソフタル酸(1mol%)、2,6−ナフタレンジカルボン酸(65mol%)、4,4’−ジフェニルジカルボン酸(12mol%)−エチレングリコール(75mol%)、1,4−シクロヘキサンジメタノール(10mol%)、ネオペンチルグリコール(15mol%)からつくられた共重合ポリエステル(Tg=80℃、平均分子量=21,500)35wt%、およびポリオキシエチレンラウリルエーテル5wt%からなる固形分組成の10wt%水性液を4g/m(wet)の塗布量で塗布する以外は、実施例1と同様に実施して帯電防止性ポリエステルフィルムを得た。
Figure 0005193524
[比較例2]
再生原料を70%使用する以外は比較例1と同様に実施して帯電防止性ポリエステルフィルムを得た。
本発明の帯電防止性ポリエステルフィルムは、その一方の面に粘着剤層、さらにその上に一時的滞在層を設け、他方の面に保護層を設け、偏光板貼合せ用フィルムとして用いることができる。一時的帯在層は、例えば液晶表示装置の部材の偏光板に貼合せるために除去される保護フィルムまたは偏光板に貼合せたのちに除去される剥離フィルムである。
本発明の帯電防止性ポリエステルフィルムは、帯電防止性塗布層のうえに紫外線硬化インキ層または熱硬化インキ層を設け、ラベル用フィルムとして用いることができる。
本発明の帯電防止性ポリエステルフィルムは、帯電防止性塗布層のうえに磁性層を設け、他方の面に紫外線硬化性インキ層を設けて、磁気カード用フィルムとして用いることができる。

Claims (3)

  1. ポリエステルフィルムならびに、その少なくとも片面に設けられ、トリフルオロメタンスルホン酸リチウム塩と(メタ)アクリル酸エステル共重合体との混合物50〜99重量%および界面活性剤1〜50重量%を含有する組成物の塗布層からなり、
    上記(メタ)アクリル酸エステル共重合体は、(メタ)アクリル酸エステルと、下記式のいずれかで表わされるポリエチレングリコール基を有する(メタ)アクリル酸エステルとの共重合体であり、
    上記塗布層の最終乾燥後の厚さが0.01〜1μmであ
    ことを特徴とする、帯電防止性ポリエステルフィルム。
    Figure 0005193524
    Figure 0005193524
    (上記式において、mは5〜20である。)
  2. 前記界面活性剤が、ノニオン系界面活性剤である、請求項1記載の帯電防止性ポリエステルフィルム。
  3. 偏光板貼合せフィルムとして用いられる、請求項1または2に記載の帯電防止性ポリエステルフィルム。
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