JP2006242739A - 波形比較による電圧低下検出方法及び装置 - Google Patents

波形比較による電圧低下検出方法及び装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 電圧低下検出の遅れを低減することができ、また、電圧低下の誤検出を防止することができる波形比較による電圧低下検出方法及び装置を提供する。
【解決手段】 例えば、系統電圧の位相を検知するPLL装置11と、このPLL装置の位相検知信号に基づいて、系統電圧に同期し且つ系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成装置12と、基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成装置13と、系統電圧を検知して系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算装置15と、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較する波形比較装置14と、この波形比較装置による波形比較結果に基づき、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定装置16とを有する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は波形比較による電圧低下検出方法及び装置に関する。
瞬低補償装置や無停電電源装置において、負荷側に安定した電源を供給するためには系統電圧の低下を瞬時に且つ正確に検出することが重要である。図11は従来の電圧低下検出装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、従来の電圧低下検出装置はダイオード整流回路1とフィルタ2とコンパレータ3とを有している。
ダイオード整流回路1では商用電源系統の系統電圧(交流)を検出し、この系統電圧を整流して直流電圧とする。フィルタ2ではダイオード整流回路1で整流された直流電圧をフィルタ処理する。そして、コンパレータ3ではフィルタ2でフィルタ処理された直流電圧と、予め設定された電圧低下検出しきい値とを比較して、前記直流電圧が前記電圧低下しきい値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する。
特開平5−188094号公報
しかしながら、上記従来の電圧低下検出装置では、ダイオード整流回路1で整流された直流電圧のリップルが大きいためにフィルタ2でフィルタ処理をしなければならず、このフィルタ処理のためにコンパレータ3での電圧低下検出が遅れてしまう。系統電圧が三相交流電圧の場合、ダイオード整流回路1で整流される直流電圧のリップルは300Hz(系統電圧の周波数が50Hzの場合)であり、このリップルをおさえるためにフィルタ2でフィルタ処理を行うと、数十msの応答時間の遅れ(電圧低下検出の遅れ)を生じてしまう。
従って、本発明は上記の事情に鑑み、電圧低下検出の遅れを低減することができ、また、電圧低下の誤検出を防止することができる波形比較による電圧低下検出方法及び装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決する第1発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
前記基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第2発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
前記基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第3発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
前記基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では前記基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、前記基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第4発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
前記基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、前記基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第5発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに前記基準正弦波を複数の位相区間に分け、前記基準正弦波のピーク付近の位相区間では最小のオフセット値を前記基準正弦波の絶対値から差し引き、且つ、その他の位相区間では前記ピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を前記基準正弦波の絶対値から差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第6発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
前記平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第7発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
前記平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して、電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第8発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
前記平均波形のピーク付近の第1の位相区間では前記平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、前記平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第9発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
前記平均波形のピーク付近の第1の位相区間では前記平均波形の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、前記平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記平均波形の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第10発明の波形比較による電圧低下検出方法は、系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに前記平均波形を複数の位相区間に分け、前記平均波形のピーク付近の位相区間では最小のオフセット値を前記平均波形の絶対値から差し引き、且つ、その他の位相区間ではピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を前記平均波形の絶対値から差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第11発明の波形比較による電圧低下検出方法は、第1〜第10発明の何れかの波形比較による電圧低下検出方法において、
前記電圧低下検出波形のゼロクロス付近の位相区間を不感帯とし、これらの位相区間においては前記系統電圧の低下を検出しないことを特徴とする。
また、第12発明の波形比較による電圧低下検出方法は、第1〜第11発明の何れかの波形比較による電圧低下検出方法において、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することをすることを特徴とする。
また、第13発明の波形比較による電圧低下検出方法は、第1〜第11発明の何れかの波形比較による電圧低下検出方法において、
前記1よりも小さな正の数、前記オフセット値、又は、前記1よりも小さな正の数及び前記オフセット値の値を代えて、複数の電圧低下検出波形を作成すること、
電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形ほど制定時間を短く設定し、前記系統電圧の絶対値と各電圧低下検出波形とをそれぞれ比較して、前記系統電圧の絶対値が各電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態がそれぞれの制定時間継続したときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第14発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づいて、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
前記基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第15発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
前記基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第16発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
前記基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では前記基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、前記基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第17発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
前記基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、前記基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第18発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに前記基準正弦波を複数の位相区間に分け、前記基準正弦波のピーク付近の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から最小のオフセット値を差し引き、且つ、その他の位相区間では前記ピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第19発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
前記平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第20発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
前記平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第21発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
前記平均波形のピーク付近の第1の位相区間では前記平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、前記平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第22発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
前記平均波形のピーク付近の第1の位相区間では前記平均波形の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、前記平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記平均波形の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第23発明の波形比較による電圧低下検出装置は、系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに前記平均波形を複数の位相区間に分け、前記平均波形のピーク付近の位相区間では前記平均波形の絶対値から最小のオフセット値を差し引き、且つ、その他の位相区間ではピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする。
また、第24発明の波形比較による電圧低下検出装置は、第14〜第23発明の何れかの波形比較による電圧低下検出装置において、
前記電圧低下判定手段では、前記電圧低下検出波形のゼロクロス付近の位相区間を不感帯とし、これらの位相区間においては前記系統電圧の低下を検出しないことを特徴とする。
また、第25発明の波形比較による電圧低下検出装置は、第14〜第24発明の何れかの波形比較による電圧低下検出装置において、
前記電圧低下判定手段では、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
また、第26発明の波形比較による電圧低下検出装置は、第14〜第24発明の何れかの波形比較による電圧低下検出装置において、
前記電圧低下検出波形作成手段では、前記1よりも小さな正の数、前記オフセット値、又は、前記1よりも小さな正の数及び前記オフセット値の値を代えて、複数の電圧低下検出波形を作成すること、
前記波形比較手段では、前記の系統電圧の絶対値と各電圧低下検出波形とをそれぞれ比較すること、
前記電圧低下判定手段では、電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形ほど短く設定された制定時間を有し、前記波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記の系統電圧の絶対値が各電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態がそれぞれの制定時間継続したときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする。
第1〜第26発明の何れの波形比較による電圧低下検出方法及び装置においても、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、即ち、波形比較によって電圧低下検出を行うため、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。
また、第1又は第14発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とするため、正確な電圧低下検出を行うことができる。例えば10%の電圧低下を検出したい場合、系統電圧の90%の波形(基準正弦波の絶対値に0.9を乗じた波形)を電圧低下検出波形とすれば、どの位相でも10%低下は10%低下として検出することができる。
また、第2又は第15発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が少なくなる。つまり、第1又は第14発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置に比べて第2又は第15発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置では、電圧低下検出波形のゼロクロス付近でも系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の電圧値との差が比較的大きくなるため、ノイズなどがある場合であっても電圧低下の誤検出が更に生じにくくなる。
また、第3又は第16発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、基準正弦波の第1の位相区間以外の第2の位相区間では基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第1の位相区間での正確な電圧低下検出と、第2の位相区間での電圧低下の誤検出防止とを図ることができる。つまり、第2又は第15発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置に比べて第3又は第16発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置では、電圧低下の影響が大きい部分(ピーク付近)ではより正確な電圧低下検出を行うことができ、電圧低下の影響の小さい部分では電圧低下の誤検出を防止することができる。
また、第4又は第17発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、基準正弦波の第1の位相区間以外の第2の位相区間では基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第2又は第15発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置に比べて更に電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなる。
また、第5又は第18発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに基準正弦波を複数の位相区間に分け、基準正弦波のピーク付近の位相区間では最小のオフセット値を基準正弦波の絶対値から差し引き、且つ、その他の位相区間ではピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を基準正弦波の絶対値から差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第4又は第17発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置と同様に電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなり、しかも電圧低下検出レベルの設定を、より精細に行うことができる。
また、第6又は第19発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、複数の系統電圧波形の平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とするため、定常的に系統電圧波形が歪んでいても、電圧低下の誤検出を防止することができる。即ち、定常的に系統電圧波形が歪んでいる場合には、第1〜第5発明又は第14〜第18発明の波形比較による電圧低下検出方法及び装置に比べて更に第6又は第19発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置では、波形(電圧)の歪んだ部分でも電圧低下の誤検出が生じにくくなる。
また、第7又は第20発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、複数の系統電圧波形の平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第6又は第19発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置と同様に定常的に系統電圧波形が歪んでいても、電圧低下の誤検出を防止することができ、しかも、第6又は第19発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置に比べて更にノイズなどがある場合であっても、電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなる。
第8又は第21発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、複数の系統電圧波形の平均波形のピーク付近の第1の位相区間では平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第1の位相区間での正確な電圧低下検出と、第2の位相区間での電圧低下の誤検出防止とを図ることができる。
第9又は第22発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、複数の系統電圧波形の平均波形のピーク付近の第1の位相区間では平均波形の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では平均波形の絶対値から第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第7又は第20発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置に比べて更に電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなる。
第10又は第23発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに平均波形を複数の位相区間に分け、平均波形のピーク付近の位相区間では最小のオフセット値を平均波形の絶対値から差し引き、且つ、その他の位相区間ではピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を平均波形の絶対値から差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第9又は第22発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置と同様に電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなり、しかも電圧低下検出レベルの設定を、より精細に行うことができる。
第11又は第24発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、電圧低下検出波形のゼロクロス付近の位相区間を不感帯とし、これらの位相区間においては系統電圧の低下を検出しないため、ゼロクロス付近での電圧低下の誤検出を確実に防止することができる。
第12又は第25発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
第13又は第26発明の波形比較による電圧低下検出方法又は装置によれば、電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形ほど制定時間を短く設定し、系統電圧の絶対値と各電圧低下検出波形とをそれぞれ比較して、系統電圧の絶対値が各電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態がそれぞれの制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができ、しかも、電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形に対しては制定時間による電圧低下検出の遅れが低減されて、より迅速な電圧低下検出が可能となる。
以下、本発明の実施の形態例を図面に基づき詳細に説明する。
<実施の形態例1>
図1は本発明の実施形態例1に係る波形比較による電圧低下検出装置の構成を示すブロック図、図2は系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態例1の電圧低下検出装置は位相検知手段としてのPLL(phase locked loop)装置11と、基準正弦波作成手段としての基準正弦波作成装置12と、電圧低下検出波形作成手段としての電圧低下検出波形作成装置13と、波形比較手段としての波形比較装置14と、絶対値演算手段としての絶対値演算装置15と、電圧低下判定手段としての電圧低下判定装置16とを有している。
PLL装置11では商用電源系統などの交流の系統電圧(以下、単に系統電圧という)の位相を検知する。基準正弦波作成装置12では、PLL装置11の位相検知信号に基づき、系統電圧に同期し且つ系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する。そして、電圧低下検出波形作成装置13では、この系統電圧に同期した基準正弦波から電圧低下検出波形を作成する。即ち、電圧低下検出波形作成装置13では、前記基準正弦波の絶対値を演算し、この基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とする。一方、絶対値演算装置15では系統電圧を検知して系統電圧の絶対値を演算する。
図2には系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形の具体例(概念図)を示す。図2の横軸は位相(deg)、縦軸は系統電圧値(定格の系統電圧のピーク値を1として規格化した値で表している)である(他の図3〜図5,図7〜図10も同様)。そして、図2に実線で示す波形が絶対値演算装置15で演算した系統電圧の絶対値であり、一点鎖線で示す波形が電圧低下検出波形作成装置13で作成した電圧低下検出波形である。この電圧低下検出波形は系統電圧に同期し且つ系統電圧の定格値を有する基準正弦波の絶対値の90%の大きさの波形である。即ち、この電圧低下検出波形は基準正弦波の絶対値に0.9を乗じることによって作成した波形である。
次に、図1に示す波形比較装置14では電圧低下検出波形作成装置13で作成した電圧低下検出波形と、絶対値演算装置15で演算した系統電圧の絶対値とを比較する。即ち、波形比較装置14では電圧低下検出波形と系統電圧の絶対値の波形との波形比較(瞬時値比較)を行う。
そして、電圧低下判定装置16では、波形比較装置14による波形比較結果に基づき、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する。しかも、電圧低下判定装置16では、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が数ms(例えば1ms)継続したときに系統電圧が低下したと判断する。このように系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さくなった時点で直ぐに系統電圧が低下したと判断するのではなく、数ms待ってから系統電圧が低下したと判断するのは、系統電圧の検知信号のノイズなどによる誤検出を防止するためである。この待ち時間を、以後、制定時間と呼ぶ。
以上のように本実施の形態例1によれば、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、即ち、波形比較によって電圧低下検出を行うため、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
また、本実施の形態例1によれば、基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とするため、正確な電圧低下検出を行うことができる。例えば10%の電圧低下を検出したい場合、系統電圧の90%の波形(基準正弦波の絶対値に0.9を乗じた波形)を電圧低下検出波形とすれば、どの位相でも10%低下は10%低下として検出することができる。
<実施の形態例2>
本実施の形態例2の波形比較による電圧低下検出装置は、上記実施の形態例1の電圧低下検出装置と同様に図1に示す構成を有しており、電圧低下検出波形作成装置13における電圧低下検出波形の作成機能が上記実施の形態例1と異なる他は上記実施の形態例1と同様である。従って、ここでは図1及び図3に基づき、電圧低下検出波形作成装置13について詳述し、その他の構成については、ここでの詳細な説明を省略する(上記実施の形態例1参照)。
電圧低下検出波形作成装置13では、基準正弦波作成装置12で作成された基準正弦波の絶対値を演算し、この基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。オフセット値としては、例えば基準正弦波のピーク値(即ち定格の系統電圧のピーク値)の10%とする。
図3には系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形の具体例(概念図)を示す。図3に実線で示す波形が絶対値演算装置15で演算した系統電圧の絶対値であり、一点鎖線で示す波形が電圧低下検出波形作成装置13で作成した電圧低下検出波形である。この電圧低下検出波形は系統電圧に同期し且つ系統電圧の定格値を有する基準正弦波の絶対値からオフセット値として0.1(前記ピーク値の10%に相当)を差し引いた波形である。
本実施の形態例2でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例2によれば、基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、電圧低下検出波形のゼロクロス付近(0deg付近、180deg付近及び360deg付近)での電圧低下の誤検出が少なくなる。つまり、上記実施の形態例1に比べて本実施の形態例2では、電圧低下検出波形のゼロクロス付近(図2のA部分)でも系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の電圧値との差が比較的大きくなるため、ノイズなどがある場合であっても電圧低下の誤検出が更に生じにくくなる。
<実施の形態例3>
本実施の形態例3の波形比較による電圧低下検出装置は、上記実施の形態例1の電圧低下検出装置と同様に図1に示す構成を有しており、電圧低下検出波形作成装置13における電圧低下検出波形の作成機能が上記実施の形態例1と異なる他は上記実施の形態例1と同様である。従って、ここでは図1及び図4に基づき、電圧低下検出波形作成装置13について詳述し、その他の構成については、ここでの詳細な説明を省略する(上記実施の形態例1参照)。
電圧低下検出波形作成装置13では、基準正弦波作成装置12で作成された基準正弦波の絶対値を演算する。そして、電圧低下検出波形作成装置13では、基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では上記実施の形態例1と同様に基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数(例えば0.9)を乗じ、且つ、基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では上記実施の形態例2と同様に基準正弦波の絶対値からオフセット値(例えば基準正弦波のピーク値の10%)を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。第1の位相区間は基準正弦波のピークの位相(90deg、270deg)を含むその前後の位相区間であり、例えば60deg〜120deg及び240deg〜300degの各位相区間とする。この場合、第2の位相区間は0deg〜60deg(60degは含まず)、120deg(120degは含まず)〜240deg(240degは含まず)、300deg(300degは含まず)〜360degの各位相区間となる。
図4には系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形の具体例(概念図)を示す。図4に実線で示す波形が絶対値演算装置15で演算した系統電圧の絶対値であり、一点鎖線で示す波形が電圧低下検出波形作成装置13で作成した電圧低下検出波形である。この電圧低下検出波形は基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では基準正弦波の絶対値に0.9を乗じ、且つ、基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では基準正弦波の絶対値からオフセット値として0.1(前記ピーク値の10%に相当)を差し引いた波形である。なお、ここでは第1の位相区間を30deg〜150deg及び210deg〜330degの各位相区間とし、第2の位相区間を0deg〜30deg(30degは含まず)、150deg(150degは含まず)〜210deg(210degは含まず)、330deg(330degは含まず)〜360degの各位相区間とした場合を例示している。
本実施の形態例3でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例3によれば、基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、基準正弦波の第1の位相区間以外の第2の位相区間では基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第1の位相区間での正確な電圧低下検出と、第2の位相区間での電圧低下の誤検出防止とを図ることができる。つまり、上記実施の形態例2に比べて本実施の形態例3では、電圧低下の影響が大きい部分(ピーク付近:位相90deg、270deg付近)ではより正確な電圧低下検出を行うことができ、電圧低下の影響の小さい部分では電圧低下の誤検出を防止することができる。
<実施の形態例4>
本実施の形態例4の波形比較による電圧低下検出装置は、上記実施の形態例1の電圧低下検出装置と同様に図1に示す構成を有しており、電圧低下検出波形作成装置13における電圧低下検出波形の作成機能が上記実施の形態例1と異なる他は上記実施の形態例1と同様である。従って、ここでは図1及び図5に基づき、電圧低下検出波形作成装置13について詳述し、その他の構成については、ここでの詳細な説明を省略する(上記実施の形態例1参照)。
電圧低下検出波形作成装置13では、基準正弦波作成装置12で作成された基準正弦波の絶対値を演算する。そして、電圧低下検出波形作成装置13では、基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値(例えば基準正弦波のピーク値の10%)を差し引き、且つ、基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では基準正弦波の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値(例えば基準正弦波のピーク値の20%)を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。第1の位相区間は基準正弦波のピークの位相(90deg、270deg)を含むその前後の位相区間であり、例えば60deg〜120deg及び240deg〜300degの各位相区間とする。この場合、第2の位相区間は0deg〜60deg(60degは含まず)、120deg(120degは含まず)〜240deg(240degは含まず)、300deg(300degは含まず)〜360degの各位相区間となる。
図5には系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形の具体例(概念図)を示す。図5に実線で示す波形が絶対値演算装置15で演算した系統電圧の絶対値であり、一点鎖線で示す波形が電圧低下検出波形作成装置13で作成した電圧低下検出波形である。この電圧低下検出波形は基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値として0.1(前記ピーク値の10%に相当)を差し引き、且つ、基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では基準正弦波の絶対値から第2のオフセット値として0.2(前記ピーク値の20%に相当)を差し引いた波形である。なお、ここでは第1の位相区間を30deg〜150deg及び210deg〜330degの各位相区間とし、第2の位相区間を0deg〜30deg(30degは含まず)、150deg(150degは含まず)〜210deg(210degは含まず)、330deg(330degは含まず)〜360degの各位相区間とした場合を例示している。
但し、オフセット値の変化は上記のような2段に限定するものではなく、例えば3段や4段などでもよく、何段にしても構わない。つまり、この場合には電圧低下検出波形作成装置13では、数値の異なる複数(例えば3段であれば3つ)のオフセット値を設定するとともに基準正弦波を複数(例えば3段であれば9つ)の位相区間に分け(勿論、これらの位相区間のうちの1つは基準正弦波のピーク付近の位相区間とする)、基準正弦波のピーク付近の位相区間では基準正弦波の絶対値から最小のオフセット値を差し引き、且つ、その他の位相区間では前記ピーク(90deg、270deg)から遠い位相区間ほど大きな数値のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。3段の例では、オフセット値として例えば基準正弦波のピーク値の10%、15%、20%の3つを設定し、位相区間として例えば0deg〜30deg(30degは含まず)の位相区間Aと、30deg〜60deg(60degは含まず)の位相区間Bと、60deg〜120degの位相区間Cと、120deg(120degは含まず)〜150degの位相区間Dと、150deg(150degは含まず)〜210deg(210degは含まず)の位相区間Eと、210deg〜240deg(240degは含まず)の位相区間Fと、240deg〜300degの位相区間Gと、300deg(300degは含まず)〜330degの位相区間Hと、330deg(330degは含まず)〜360degの位相区間Iとを設定する。そして、基準正弦波の絶対値から、位相区間C,Gでは10%のオフセット値、位相区間B,D,F,Hでは15%のオフセット値、位相区間A,E,Iでは20%のオフセット値をそれぞれ差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。
本実施の形態例4でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例4によれば、基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、基準正弦波の第1の位相区間以外の第2の位相区間では基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、上記実施の形態例2に比べて更に電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなる。
また、数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに基準正弦波を複数の位相区間に分け、基準正弦波のピーク付近の位相区間では最小のオフセット値を基準正弦波の絶対値から差し引き、且つ、その他の位相区間ではピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を基準正弦波の絶対値から差し引いた波形を電圧低下検出波形とする場合には、上記の場合と同様に電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなり、しかも電圧低下検出レベルの設定を、より精細に行うことができる。
<実施の形態例5>
図6は本発明の実施形態例5に係る波形比較による電圧低下検出装置の構成を示すブロック図、図7は系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。
図6に示すように、本実施の形態例5の電圧低下検出装置は位相検知手段としてのPLL装置21と、平均波形作成手段としての平均波形作成装置22と、電圧低下検出波形作成手段としての電圧低下検出波形作成装置23と、波形比較手段としての波形比較装置24と、絶対値演算手段としての絶対値演算装置25と、電圧低下判定手段としての電圧低下判定装置26とを有している。
PLL装置21では商用電源系統などの交流の系統電圧(以下、単に系統電圧という)の位相を検知する。平均波形作成装置22では、PLL装置21の位相検知信号に基づき、複数(例えば数十波形分)の系統電圧波形の平均波形(複数の系統電圧波形の各位相ごとに電圧値を平均した波形)を作成する。即ち、過去(波形比較を行う時点よりも前)の系統電圧波形の平均波形を作成する。そして、電圧低下検出波形作成装置23では、この系統電圧の平均波形から電圧低下検出波形を作成する。即ち、電圧低下検出波形作成装置23では、系統電圧の平均波形の絶対値を演算し、この平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とする。一方、絶対値演算装置25では系統電圧を検知して系統電圧の絶対値を演算する。
図7には系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形の具体例(概念図)を示す。図7に実線で示す波形が絶対値演算装置25で演算した系統電圧の絶対値であり、一点鎖線で示す波形が電圧低下検出波形作成装置23で作成した電圧低下検出波形である。この電圧低下検出波形は系統電圧波形の平均波形の絶対値の90%の大きさの波形である。即ち、この電圧低下検出波形は系統電圧波形の平均波形の絶対値に0.9を乗じることによって作成した波形である。
次に、図6に示す波形比較装置24では電圧低下検出波形作成装置23で作成した電圧低下検出波形と、絶対値演算装置25で演算した系統電圧の絶対値とを比較する。即ち、波形比較装置24では電圧低下検出波形と系統電圧の絶対値の波形との波形比較(瞬時値比較)を行う。
そして、電圧低下判定装置26では、波形比較装置24による波形比較結果に基づき、系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する。しかも、電圧低下判定装置26では、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間として設定した数ms(例えば1ms)継続したときに系統電圧が低下したと判断する。
本実施の形態例5でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例5によれば、複数の系統電圧波形の平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とするため、定常的に系統電圧波形が歪んでいても、電圧低下の誤検出を防止することができる。即ち、定常的に系統電圧波形が歪んでいる場合、上記実施の形態例1〜4に比べて更に本実施の形態例5では、波形(電圧)の歪んだ部分(例えば図7のB部分)でも電圧低下の誤検出が生じにくくなる。
<実施の形態例6>
本実施の形態例6の波形比較による電圧低下検出装置は、上記実施の形態例5の電圧低下検出装置と同様に図6に示す構成を有しており、電圧低下検出波形作成装置23における電圧低下検出波形の作成機能が上記実施の形態例5と異なる他は上記実施の形態例5と同様である。従って、ここでは図6及び図8に基づき、電圧低下検出波形作成装置23について詳述し、その他の構成については、ここでの詳細な説明を省略する(上記実施の形態例5参照)。
電圧低下検出波形作成装置23では、平均波形作成装置22で作成された系統電圧波形の平均波形の絶対値を演算し、この平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。オフセット値としては、例えば平均波形のピーク値の10%とする。
図8には系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形の具体例(概念図)を示す。図8に実線で示す波形が絶対値演算装置25で演算した系統電圧の絶対値であり、一点鎖線で示す波形が電圧低下検出波形作成装置23で作成した電圧低下検出波形である。この電圧低下検出波形は系統電圧波形の平均波形の絶対値からオフセット値として0.1(前記ピーク値の10%に相当)を差し引いた波形である。
本実施の形態例6でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例6によれば、複数の系統電圧波形の平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、上記実施の形態例5と同様に定常的に系統電圧波形が歪んでいても、電圧低下の誤検出を防止することができ、しかも、上記実施の形態例5に比べて更にノイズなどがある場合であっても、電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなる。
<実施の形態例7>
本実施の形態例7の波形比較による電圧低下検出装置は、上記実施の形態例5の電圧低下検出装置と同様に図6に示す構成を有しており、電圧低下検出波形作成装置23における電圧低下検出波形の作成機能が上記実施の形態例5と異なる他は上記実施の形態例5と同様である。従って、ここでは図6に基づき、電圧低下検出波形作成装置23について詳述し、その他の構成については、ここでの詳細な説明を省略する(上記実施の形態例5参照)。
電圧低下検出波形作成装置23では、平均波形作成装置22で作成された系統電圧波形の平均波形の絶対値を演算する。そして、電圧低下検出波形作成装置23では、平均波形のピーク付近(90deg付近及び270deg付近)の第1の位相区間では上記実施の形態例5と同様に基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数(例えば0.9)を乗じ、且つ、平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では上記実施の形態例6と同様に平均波形の絶対値からオフセット値(例えば平均波形のピーク値の10%)を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。第1の位相区間は平均波形の位相90deg、270degを含むその前後の位相区間であり、例えば60deg〜120deg及び240deg〜300degの各位相区間とする。この場合、第2の位相区間は0deg〜60deg(60degは含まず)、120deg(120degは含まず)〜240deg(240degは含まず)、300deg(300degは含まず)〜360degの各位相区間となる。
本実施の形態例7でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例7によれば、複数の系統電圧波形の平均波形のピーク付近(90deg付近及び270deg付近)の第1の位相区間では平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、第1の位相区間での正確な電圧低下検出と、第2の位相区間での電圧低下の誤検出防止とを図ることができる。
<実施の形態例8>
本実施の形態例8の波形比較による電圧低下検出装置は、上記実施の形態例5の電圧低下検出装置と同様に図6に示す構成を有しており、電圧低下検出波形作成装置23における電圧低下検出波形の作成機能が上記実施の形態例5と異なる他は上記実施の形態例5と同様である。従って、ここでは図6に基づき、電圧低下検出波形作成装置23について詳述し、その他の構成については、ここでの詳細な説明を省略する(上記実施の形態例5参照)。
電圧低下検出波形作成装置23では、平均波形作成装置22で作成された系統電圧波形の平均波形の絶対値を演算する。そして、電圧低下検出波形作成装置23では、平均波形のピーク付近(90deg付近及び270deg付近)の第1の位相区間では平均波形の絶対値から第1のオフセット値(例えば平均波形のピーク値の10%)を差し引き、且つ、平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では平均波形の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値(例えば平均波形のピーク値の20%)を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。第1の位相区間は平均波形の位相90deg、270degを含むその前後の位相区間であり、例えば60deg〜120deg及び240deg〜300degの各位相区間とする。この場合、第2の位相区間は0deg〜60deg(60degは含まず)、120deg(120degは含まず)〜240deg(240degは含まず)、300deg(300degは含まず)〜360degの各位相区間となる。
但し、オフセット値の変化は上記のような2段に限定するものではなく、例えば3段や4段などでもよく、何段にしても構わない。つまり、この場合には電圧低下検出波形作成装置23では、数値の異なる複数(例えば3段であれば3つ)のオフセット値を設定するとともに平均波形を複数(例えば3段であれば9つ)の位相区間に分け(勿論、これらの位相区間のうちの1つは平均波形のピーク付近(90deg付近及び270deg付近)の位相区間とする)、平均波形のピーク付近(90deg付近及び270deg付近)の位相区間では平均波形の絶対値から最小のオフセット値を差し引き、且つ、他の位相区間ではピーク(90deg、270deg)から遠い位相区間ほど大きな数値のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。3段の例では、オフセット値として例えば基準正弦波のピーク値の10%、15%、20%の3つを設定し、位相区間として例えば0deg〜30deg(30degは含まず)の位相区間Aと、30deg〜60deg(60degは含まず)の位相区間Bと、60deg〜120degの位相区間Cと、120deg(120degは含まず)〜150degの位相区間Dと、150deg(150degは含まず)〜210deg(210degは含まず)の位相区間Eと、210deg〜240deg(240degは含まず)の位相区間Fと、240deg〜300degの位相区間Gと、300deg(300degは含まず)〜330degの位相区間Hと、330deg(330degは含まず)〜360degの位相区間Iとを設定する。そして、平均波形の絶対値から、位相区間C,Gでは10%のオフセット値、位相区間B,D,F,Hでは15%のオフセット値、位相区間A,E,Iでは20%のオフセット値をそれぞれ差し引いた波形を電圧低下検出波形とする。
本実施の形態例8でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例8によれば、複数の系統電圧波形の平均波形のピーク付近(90deg付近及び270deg付近)の第1の位相区間では平均波形の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では平均波形の絶対値から第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とするため、上記実施の形態例6に比べて更に電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなる。
また、数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに平均波形を複数の位相区間に分け、平均波形のピーク付近(90deg付近及び270deg付近)の位相区間では最小のオフセット値を平均波形の絶対値から差し引き、且つ、その他の位相区間ではピーク(90deg、270deg)から遠い位相区間ほど大きなオフセット値を平均波形の絶対値から差し引いた波形を電圧低下検出波形とする場合には、上記の場合と同様に電圧低下検出波形のゼロクロス付近での電圧低下の誤検出が生じにくくなり、しかも電圧低下検出レベルの設定を、より精細に行うことができる。
<実施の形態例9>
本実施の形態例9の波形比較による電圧低下検出装置は、上記実施の形態例1〜8の何れかの電圧低下検出装置と同様に図1又は図5に示す構成を有しており、電圧低下判定装置16又は26の機能が一部(不感帯を設定する点)追加されている他は上記実施の形態例1〜8の何れかと同様である。従って、ここでは図1,図5及び図9に基づき、電圧低下判定装置16,26の追加機能について詳述し、その他の構成については、ここでの詳細な説明を省略する(上記実施の形態例1〜8参照)。
電圧低下検出波形作成装置16又は26では、電圧低下検出波形のゼロクロス付近(0deg付近、180deg付近及び360deg付近)の位相区間を不感帯とし、これらの位相区間(不感帯)においては系統電圧の低下を検出しない(系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値より小さくても系統電圧が低下したと判断しない)。
図9には系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形と、不感帯の具体例(概念図)を示す。図9に実線で示す波形は絶対値演算装置15で演算した系統電圧の絶対値であり、一点鎖線で示す波形は電圧低下検出波形作成装置13で作成した電圧低下検出波形である(ここでは一例として上記実施の形態例1と同様して作成した電圧低下検出波形を例示している)。そして、電圧低下検出波形のゼロクロス付近(0deg付近、180deg付近及び360deg付近)の位相区間(不感帯)として、図示例では0deg〜30degの位相区間(不感帯)と、150deg〜210degの位相区間(不感帯)と、330deg〜360degの位相区間(不感帯)とを、それぞれ設定している。
本実施の形態例9でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例9によれば、電圧低下検出波形のゼロクロス付近(0deg付近、180deg付近及び360deg付近)の位相区間を不感帯とし、これらの位相区間においては系統電圧の低下を検出しないため、ゼロクロス付近(0deg付近、180deg付近及び360deg付近)での電圧低下の誤検出を確実に防止することができる。
<実施の形態例10>
本実施の形態例10の波形比較による電圧低下検出装置は、上記実施の形態例1〜9の何れかの電圧低下検出装置と同様に図1又は図5に示す構成を有しており、電圧低下検出波形作成装置13又は23、波形比較装置14又は24、電圧低下判定装置16又は26の機能が一部(電圧低下レベルの異なる複数の電圧低下検出波形を設定して各電圧低下検出波形ごとに異なる制定時間を設定する点:詳細後述)追加されている他は上記実施の形態例1〜9の何れかと同様である。従って、ここでは図1,図5及び図10に基づき、電圧低下検出波形作成装置13,23、波形比較装置14,24、電圧低下判定装置16,26の追加機能について詳述し、その他の構成については、ここでの詳細な説明を省略する(上記実施の形態例1〜9参照)。
電圧低下検出波形作成装置13又は23では、1よりも小さな正の数(上記実施の形態例1,5と同様の場合)、オフセット値(上記実施の形態例2,4,6,8と同様の場合)、又は、1よりも小さな正の数及び前記オフセット値(上記実施の形態例3,7と同様の場合)の値を代えて、複数の電圧低下検出波形を作成する。波形比較装置14又は24では、絶対値演算装置15又は25で演算した系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形作成装置13又は23で作成した各電圧低下検出波形とをそれぞれ比較する。
そして、電圧低下判定装置16又は26では、電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形ほど短く設定された制定時間を有し、波形比較装置14又は24による波形比較結果に基づき、前記の系統電圧の絶対値が各電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態がそれぞれの制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して、電圧低下検出信号を出力する。
図10には系統電圧の絶対値と、電圧低下検出波形の具体例(概念図)を示す。図10に実線で示す波形は絶対値演算装置15で演算した系統電圧の絶対値であり、一点鎖線及び二点鎖線で示す波形は電圧低下検出波形作成装置13で作成した電圧低下レベルの異なる2つの電圧低下検出波形(基準正弦波の絶対値の90%と80%の大きさの波形)である。即ち、ここでは一例として上記実施の形態例1と同様して作成した電圧低下検出波形を例示しており、一点鎖線の波形が基準正弦波の絶対値に0.9を乗じた第1の電圧低下検出波形、二点鎖線の波形が基準正弦波の絶対値に0.8を乗じた第2の電圧低下検出波形である。そして、電圧低下レベルが小さい(電圧レベルが高い)第1の電圧低下検出波形に対しては比較的長い制定時間(例えば1.0ms)とし、電圧低下レベルが大きい(電圧レベルが低い)第2の電圧低下検出波形に対しては比較的短い制定時間(例えば0.5ms)とする。つまり、電圧低下レベルが小さい(電圧レベルが高い)第1の電圧低下検出波形の場合にはノイズなどによる誤検出の可能性が高いため、制定時間を長くする一方、電圧の低下レベルが大きい(電圧レベルが低い)第2の電圧低下検出波形の場合にはノイズなどによる誤検出の可能性が低いため、制定時間を短くして検出遅れの短縮を図っている。
本実施の形態例10でも、上記実施の形態例1と同様の効果が得られる。即ち、系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形とを比較し、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため(波形比較によって電圧低下検出を行うため)、従来のようにフィルタを用いて直流電圧をフィルタ処理する必要がなく、電圧低下検出の遅れを低減することができる。しかも、系統電圧の絶対値が電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができる。
そして更に本実施の形態例10によれば、電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形ほど制定時間を短く設定し、系統電圧の絶対値と各電圧低下検出波形とをそれぞれ比較して、系統電圧の絶対値が各電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態がそれぞれの制定時間継続したときに系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力するため、ノイズなどによる電圧低下の誤検出を防止することができ、しかも、電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形に対しては制定時間による電圧低下検出の遅れが低減されて、より迅速な電圧低下検出が可能となる。
なお、本発明(実施の形態例1〜10)の波形比較による電圧低下検出方法及び装置は、系統電圧が単相交流の場合と三相交流の場合の何れの電圧低下検出にも適用することができ、三相交流の場合には全ての相の系統電圧に対して電圧低下検出を行うだけでなく、何れかの相の系統電圧に対してだけ電圧低下検出を行うようにしてもよい。
また、本発明(実施の形態例1〜10)の波形比較による電圧低下検出方法及び装置では、電圧低下検出波形作成手段(電圧低下検出波形作成装置13,23)において作成する電圧低下検出波形の長さは1波長分に限らず、複数波長分であってもよい。
本発明は波形比較による電圧低下検出方法及び装置に関するものであり、単相交流や三相交流の瞬時電圧低下(所謂瞬低)や停電などにおける系統電圧の低下を検出する場合に適用して有用なものである。
本発明の実施形態例1に係る波形比較による電圧低下検出装置の構成を示すブロック図である。 系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。 系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。 系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。 系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。 本発明の実施形態例5に係る波形比較による電圧低下検出装置の構成を示すブロック図である。 系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。 系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。 系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形と不感帯の例を示す図である。 系統電圧の絶対値と電圧低下検出波形の例を示す図である。 従来の電圧低下検出装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 PLL装置
12 基準正弦波作成装置
13 電圧低下検出波形作成装置
14 波形比較装置
15 絶対値演算装置
16 電圧低下判定装置
21 PLL装置
22 平均波形作成装置
23 電圧低下検出波形作成装置
24 波形比較装置
25 絶対値演算装置
26 電圧低下判定装置

Claims (26)

  1. 系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
    前記基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  2. 系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
    前記基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  3. 系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
    前記基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では前記基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、前記基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  4. 系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
    前記基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、前記基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  5. 系統電圧の位相を検知して前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成すること、
    数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに前記基準正弦波を複数の位相区間に分け、前記基準正弦波のピーク付近の位相区間では最小のオフセット値を前記基準正弦波の絶対値から差し引き、且つ、その他の位相区間では前記ピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を前記基準正弦波の絶対値から差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  6. 系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
    前記平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  7. 系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
    前記平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して、電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  8. 系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
    前記平均波形のピーク付近の第1の位相区間では前記平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、前記平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  9. 系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
    前記平均波形のピープ付近の第1の位相区間では前記平均波形の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、前記平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記平均波形の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  10. 系統電圧の位相を検知して複数の系統電圧波形の平均波形を作成すること、
    数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに前記平均波形を複数の位相区間に分け、前記平均波形のピーク付近の位相区間では最小のオフセット値を前記平均波形の絶対値から差し引き、且つ、その他の位相区間ではピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を前記平均波形の絶対値から差し引いた波形を電圧低下検出波形とすること、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載の波形比較による電圧低下検出方法において、
    前記電圧低下検出波形のゼロクロス付近の位相区間を不感帯とし、これらの位相区間においては前記系統電圧の低下を検出しないことを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  12. 請求項1〜11の何れか1項に記載の波形比較による電圧低下検出方法において、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較し、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することをすることを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  13. 請求項1〜11の何れか1項に記載の波形比較による電圧低下検出方法において、
    前記1よりも小さな正の数、前記オフセット値、又は、前記1よりも小さな正の数及び前記オフセット値の値を代えて、複数の電圧低下検出波形を作成すること、
    電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形ほど制定時間を短く設定し、前記系統電圧の絶対値と各電圧低下検出波形とをそれぞれ比較して、前記系統電圧の絶対値が各電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態がそれぞれの制定時間継続したときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出方法。
  14. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づいて、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
    前記基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  15. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
    前記基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  16. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
    前記基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では前記基準正弦波の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、前記基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記基準正弦波の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  17. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
    前記基準正弦波のピーク付近の第1の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、前記基準正弦波の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  18. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、前記系統電圧に同期し且つ前記系統電圧の定格値を有する基準正弦波を作成する基準正弦波作成手段と、
    数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに前記基準正弦波を複数の位相区間に分け、前記基準正弦波のピーク付近の位相区間では前記基準正弦波の絶対値から最小のオフセット値を差し引き、且つ、その他の位相区間では前記ピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  19. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
    前記平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  20. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
    前記平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  21. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
    前記平均波形のピーク付近の第1の位相区間では前記平均波形の絶対値を1よりも小さな正の数を乗じ、且つ、前記平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記平均波形の絶対値からオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  22. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
    前記平均波形のピーク付近の第1の位相区間では前記平均波形の絶対値から第1のオフセット値を差し引き、且つ、前記平均波形の前記第1の位相区間以外の第2の位相区間では前記平均波形の絶対値から前記第1のオフセット値よりも大きな第2のオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  23. 系統電圧の位相を検知する位相検知手段と、
    この位相検知手段の位相検知信号に基づき、複数の系統電圧波形の平均波形を作成する平均波形作成手段と、
    数値の異なる複数のオフセット値を設定するとともに前記平均波形を複数の位相区間に分け、前記平均波形のピーク付近の位相区間では前記平均波形の絶対値から最小のオフセット値を差し引き、且つ、その他の位相区間ではピークから遠い位相区間ほど大きなオフセット値を差し引いた波形を電圧低下検出波形とする電圧低下検出波形作成手段と、
    前記系統電圧を検知して前記系統電圧の絶対値を演算する絶対値演算手段と、
    前記系統電圧の絶対値と前記電圧低下検出波形とを比較する波形比較手段と、
    この波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さいときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力する電圧低下判定手段とを有することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  24. 請求項14〜23の何れか1項に記載の波形比較による電圧低下検出装置において、
    前記電圧低下判定手段では、前記電圧低下検出波形のゼロクロス付近の位相区間を不感帯とし、これらの位相区間においては前記系統電圧の低下を検出しないことを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  25. 請求項14〜24の何れか1項に記載の波形比較による電圧低下検出装置において、
    前記電圧低下判定手段では、前記系統電圧の絶対値が前記電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態が制定時間継続したときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
  26. 請求項14〜24の何れか1項に記載の波形比較による電圧低下検出装置において、
    前記電圧低下検出波形作成手段では、前記1よりも小さな正の数、前記オフセット値、又は、前記1よりも小さな正の数及び前記オフセット値の値を代えて、複数の電圧低下検出波形を作成すること、
    前記波形比較手段では、前記の系統電圧の絶対値と各電圧低下検出波形とをそれぞれ比較すること、
    前記電圧低下判定手段では、電圧低下レベルの大きい電圧低下検出波形ほど短く設定された制定時間を有し、前記波形比較手段による波形比較結果に基づき、前記の系統電圧の絶対値が各電圧低下検出波形の電圧値よりも小さい状態がそれぞれの制定時間継続したときに前記系統電圧が低下したと判断して電圧低下検出信号を出力することを特徴とする波形比較による電圧低下検出装置。
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