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  1. 少なくとも一部が筒状のライナ構成部材を、複数個接合して構成された樹脂ライナと、
    前記樹脂ライナの外周に配置された補強層と、
    を有するガス容器であって、
    前記複数のライナ構成部材は、
    第1の接合部を有する第1のライナ構成部材と、
    前記第1の接合部にレーザ溶着により接合される第2の接合部を有する第2のライナ構成部材と、を備え、
    前記第1の接合部は、
    傾斜した第1の接合端面と、
    当該第1の接合端面の径方向外側の先端部から延在していて前記第2の接合部の外周面に接触可能な第1の延設部と、を有し、
    前記第2の接合部は、
    前記第1の接合端面に対応して傾斜した第2の接合端面であって、当該第1の接合端面にレーザ溶着により接合される第2の接合端面と、
    前記第2の接合端面の径方向内側の先端部から延在していて前記第1の接合部の内周面に接触可能な第2の延設部と、を有する、ガス容器。
  2. 前記第1の接合端面と前記第2の接合端面とが接合された接合部分は、これらを互いに接合したレーザ溶着部を有している、請求項1に記載のガス容器。
  3. 前記第1の接合端面と第2の接合端面とは、前記樹脂ライナの周方向に亘ってレーザ溶着により互いに接合されている請求項1または2に記載のガス容器。
  4. 前記第1の接合部及び第2の接合部の一方は、レーザ透過性を有し、且つ他方は、レーザ吸収性を有する請求項1ないし3のいずれか一項に記載のガス容器。
  5. 前記第1のライナ構成部材及び第2のライナ構成部材の一方は、レーザ透過性を有し、且つ他方は、レーザ吸収性を有する請求項1ないし3のいずれか一項に記載のガス容器。
  6. 前記第1の接合部は、レーザ透過性を有して前記樹脂ライナにおいて外側に位置し、且つ前記第2の接合部は、レーザ吸収性を有して前記樹脂ライナにおいて内側に位置する請求項4または5に記載のガス容器。
  7. 前記複数のライナ構成部材のうちの少なくとも一つは、他のライナ構成部材と接合される接合部と反対側に、前記樹脂ライナの中空内部と外部とを連通するための連通部を有している請求項1ないし6のいずれか一項に記載のガス容器。
  8. 前記樹脂ライナの外周に前記補強層が配置された状態では、前記第1の接合部の外周面と前記第2の接合部の外周面とが面一になるように、前記第1の延設部は切削されている請求項1ないし7のいずれか一項に記載のガス容器。
  9. 当該ガス容器は、高圧の可燃ガスを貯留可能に構成されている請求項1ないし8のいずれか一項に記載のガス容器。
  10. 前記樹脂ライナ及び前記補強層を有する容器本体と、
    前記容器本体の一端部に設けられた口金と、を備えた請求項1ないし9のいずれか一項に記載のガス容器。
  11. 少なくとも一部が筒状のライナ構成部材を、複数個接合して構成される樹脂ライナを有するガス容器の製造方法であって、
    前記複数のライナ構成部材が、第1の接合部を有する第1のライナ構成部材と、第2の接合部を有する第2のライナ構成部材と、を備え、前記第1の接合部が、傾斜した第1の接合端面と、当該第1の接合端面の径方向外側の先端部から延在する第1の延設部と、を有し、前記第2の接合部が、前記第1の接合端面に対応して傾斜する第2の接合端面を有する、ガス容器の製造方法において、
    前記第1の接合端面をレーザ透過性の部材で構成すると共に、前記第2の接合端面をレーザ吸収性の部材で構成する第1工程と、
    前記第1工程後に、前記第1の接合端面を前記第2の接合端面に接触させると共に、前記第1の延設部を前記第2の接合部の外周面に接触させる第2工程と、
    前記第2工程後に、前記第1の接合部側からレーザを照射して、接触状態の前記第1の接合端面と前記第2の接合端面とをレーザ溶着により互いに接合する第3工程と、
    前記第3工程後に、前記第1及び第2のライナ構成部材の外周面のつなぎ目が面一となるように、前記第1の延設部を削る工程と、
    を有するガス容器の製造方法。
  12. 前記第2工程は、前記第1の接合部を、前記第2の接合部に対して外側から接触させることで行われ、
    前記第3工程は、前記第1及び第2のライナ構成部材の外側に配置したレーザ照射装置により、前記第1の接合部側からレーザを照射することで行われる請求項11に記載のガス容器の製造方法。
  13. 前記第3工程は、前記第1及び第2のライナ構成部材の内外に圧力差を付与した状態で、レーザを照射することを含む請求項11または12に記載のガス容器の製造方法。
  14. 前記第3工程における前記圧力差の付与は、前記第1及び第2のライナ構成部材の内部の圧力および外部の圧力の少なくとも一方を調整することで行われる請求項13に記載のガス容器の製造方法。
  15. 前記第3工程における前記圧力差の付与は、前記第1及び第2のライナ構成部材の内部を略密閉状態として、その略密閉空間を減圧または加圧することで行われる請求項14に記載のガス容器の製造方法。
  16. 前記第3工程における前記圧力差の付与は、前記第1及び第2のライナ構成部材の少なくとも一方に設けた連通部を介して、前記密閉空間を減圧または加圧することで行われる請求項15に記載のガス容器の製造方法。
  17. 前記第2工程は、前記第1の接合部と前記第2の接合部とを前記第1及び第2のライナ構成部材の軸方向にオーバラップして配置し、且つそのオーバラップした部位同士を接触させることで行われる請求項11ないし16のいずれか一項に記載のガス容器の製造方法。
  18. 前記第2工程と前記第3工程との間に、前記第1の接合部と前記第2の接合部とを接触させた状態でアニール処理を行う工程を、更に有する請求項11ないし17のいずれか一項に記載のガス容器の製造方法。
  19. 前記第3工程は、前記第1及び第2のライナ構成部材をレーザ照射装置に対し相対的に回転させながら、前記接触状態の前記第1の接合端面と前記第2の接合端面とを前記第1及び前記第2のライナ構成部材の周方向に亘ってレーザ溶着することで行われる請求項11ないし18のいずれか一項に記載のガス容器の製造方法。
  20. 前記第3工程は、低酸素雰囲気で行われる請求項11ないし19のいずれか一項に記載のガス容器の製造方法。
  21. 前記第1工程は、前記第1のライナ構成部材をレーザ透過性の部材で構成すると共に、前記第2のライナ構成部材をレーザ吸収性の部材で構成することで行われる請求項11ないし20のいずれか一項に記載のガス容器の製造方法。
  22. 少なくとも一部が筒状のライナ構成部材を、複数個接合して構成される樹脂ライナを有するガス容器の製造方法であって、
    前記複数のライナ構成部材が、第1の接合部を有する第1のライナ構成部材と、第2の接合部を有する第2のライナ構成部材と、を備え、前記第1の接合部が、傾斜した第1の接合端面と、当該第1の接合端面の径方向外側の先端部から延在する第1の延設部と、を有し、前記第2の接合部が、前記第1の接合端面に対応して傾斜する第2の接合端面と、前記第2の接合端面の径方向内側の先端部から延在する第2の延設部と、を有する、ガス容器の製造方法において、
    前記第1の接合端面をレーザ透過性の部材で構成すると共に、前記第2の接合端面をレーザ吸収性の部材で構成する第1工程と、
    前記第1工程後に、前記第1の接合端面を前記第2の接合端面に接触させると共に、前記第1の延設部を前記第2の接合部の外周面に接触させ、且つ前記第2の延設部を前記第1の接合部の内周面に接触させる第2工程と、
    前記第2工程後に、前記第1の接合部側からレーザを照射して、接触状態の前記第1の接合端面と前記第2の接合端面とをレーザ溶着により互いに接合する第3工程と、
    を有するガス容器の製造方法。
  23. 前記第3工程後に、前記第1及び第2のライナ構成部材の外周面のつなぎ目が面一となるように、前記第1の延設部を削る工程を更に有する、請求項22に記載のガス容器の製造方法。
  24. 前記ガス容器は、高圧の可燃ガスを貯留可能に構成されている請求項11ないし23のいずれか一項に記載のガス容器の製造方法。
  25. 前記第1の延設部を削った後、前記樹脂ライナの外周に補強層を配置する工程を更に備えた、請求項11ないし24のいずれか一項に記載のガス容器の製造方法。
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