JP2006240327A - ステアリングハンドルの位置調整装置 - Google Patents

ステアリングハンドルの位置調整装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2006240327A
JP2006240327A JP2005054944A JP2005054944A JP2006240327A JP 2006240327 A JP2006240327 A JP 2006240327A JP 2005054944 A JP2005054944 A JP 2005054944A JP 2005054944 A JP2005054944 A JP 2005054944A JP 2006240327 A JP2006240327 A JP 2006240327A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushioning material
fixture
stopper
fixed
stopper cushioning
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005054944A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4511389B2 (ja
Inventor
To Cho
とう 張
Masayuki Imai
雅之 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamada Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yamada Seisakusho KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamada Seisakusho KK filed Critical Yamada Seisakusho KK
Priority to JP2005054944A priority Critical patent/JP4511389B2/ja
Publication of JP2006240327A publication Critical patent/JP2006240327A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4511389B2 publication Critical patent/JP4511389B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Steering Controls (AREA)

Abstract

【課題】 チルト・テレスコ調整機構を有するステアリング装置において、チルト・テレスコ調整時の衝撃を吸収するストッパ緩衝材を所定位置に極めて容易に取付けることができ、その組付作業効率を向上させること。
【解決手段】 固定ブラケット15と、幅方向両側にテレスコ調整用長孔3を有する可動ブラケットAと、両調整用長孔3に貫通させて,可動ブラケットAを固定ブラケット15に支持するボルト13と、可動ブラケットA内部で且つ前後方向両側箇所に位置する取付具Bと、該取付具Bに装着するストッパ緩衝材Cとからなること。取付具Bは板状本体部5に固定孔部6と、小隙間部7と、案内拡開部8を有すること。ストッパ緩衝材Cは、弾性本体部10の背面部10bに固定孔部6に支持される突起部11が形成され、該突起部11は、小隙間部7の幅寸法よりも大きくすること。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チルト・テレスコ調整機構を有するステアリング装置において、チルト・テレスコ調整時の衝撃を吸収するストッパ緩衝材を所定位置に極めて容易に取付けることができ、その組付作業効率を向上させることができるステアリングハンドルの位置調整装置に関する。
従来より、ステアリングハンドルの位置調整装置において、ステアリングコラムと一体にブラケットをスペーサにより一定間隔に対向固定し、そのブラケット軸方向に形成された長溝を形成して、その長溝とスペーサ内にロックレバー軸を挿入配置した装置が、特許文献1(実開昭64−28365号)に開示されている。
実開昭64−28365号
上記特許文献1では、ステアリングコラムを軸方向に移動調整する際に、その移動範囲の前方向又は後方向の端部材へ移動させた場合、ロックレバー軸とブラケットの長溝端部とが当接して、軸方向のストッパになっていることが開示されている。この特許文献1によれば、軸方向の移動調整において、ロックレバー軸とブラケットの長溝端部材との当接によるストッパ位置がわかって操作されることはないため、運転者の好みの位置へ移動調整することになるので、ストッパに当たった場合も、力加減されることなく、衝突的な当接となる。それゆえに、そのロックレバー軸と部材の長溝端部とは金属接触になるので、衝突的なストッパ当接の発生により操作フィーリングが悪くなる。
そこで、ゴム,合成樹脂等により形成されたストッパ材がそのロックレバー軸の軸部との当接位置に装着され、衝撃を緩和することがある。しかし、ストッパ材の取付構造として圧入装着すると、カラーのプレート状取付部にストッパ材を適切な圧入で管理して装着することは困難である。また、圧入荷重が小さいと、装着性は向上するが、衝撃等で離脱しやすくなる。また、一般にステアリング装置は、少ないスペースに多数の部品が詰まっているので、ストッパ材を装着することは極めて面倒であるが、圧入荷重が大きいと、さらに装着性が悪くなってしまう。このようなことから、前記ストッパ材が装着しやすいものが、現在も開発され続けている。本発明の目的は、そのストッパ材をさらに装着し易いものとし、組付作業の効率を向上させることにある。
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意,研究を行った結果、請求項1の発明は、固定ブラケットと、幅方向両側にテレスコ調整用長孔を有する可動ブラケットと、前記両調整用長孔に貫通させて,前記可動ブラケットを固定ブラケットに支持するボルトと、前記可動ブラケット内部で且つ前後方向両側箇所に位置する取付具と、該取付具に装着するストッパ緩衝材とからなり、前記取付具の板状本体部には固定孔部と、該固定孔部に連通する小隙間部と、該小隙間部と連通する案内拡開部とからなる開口部を有し、前記ストッパ緩衝材は、弾性本体部の背面側に前記固定孔部に支持される突起部が形成され、該突起部は、前記小隙間部の幅寸法よりも大きくしてなるステアリングハンドルの位置調整装置としたことにより、上記課題を解決した。
次に、請求項2の発明は、前述の構成において、前記案内拡開部は、略扇形状に形成されてなることを特徴とするステアリングハンドルの位置調整装置としたことにより、上記課題を解決した。請求項3の発明は、前述の構成において、前記ストッパ緩衝材の突起部は、前記取付具の固定孔部と略同等形状とした被固定部と前記固定孔部よりも大なる膨大部とを有してなるステアリングハンドルの位置調整装置としたことにより、上記課題を解決した。また、請求項4の発明は、前述の構成において、前記ストッパ緩衝材の弾性本体部の背面側幅方向両側には、前記取付具の幅方向両側縁が挿入する溝条部が形成されてなるステアリングハンドルの位置調整装置としたことにより、上記課題を解決した。さらに、請求項5の発明は、前述の構成において、前記ストッパ緩衝材の弾性本体部の正面側は、凹み状の弧状面としてなるステアリングハンドルの位置調整装置としたことにより、上記課題を解決したものである。
請求項1の発明は、ストッパ緩衝材を取付具に装着することにおいて、前記ストッパ緩衝材の突起部を取付具の案内拡開部から押し込むようにするのみで、弾性材質からなる突起部は、小隙間部を通過する際に容易に弾性変形して固定孔部に送りだすことができ、その固定孔部では、突起部が元の形状に復元することにより、ストッパ緩衝材を取付具に極めて容易に装着することができ、ひいては、組付作業効率を向上させることができる。また、取付具先端側で開口する案内拡開部によって、ストッパ緩衝材の突起部と取付具との装着の位置合わせが容易となり、装着する作業を、より一層、行いやすくするものである。
請求項2の発明は、前記取付具の固定孔部は円形孔としているので、突起部も円筒形状にすることで、円形状の固定孔部内での支持が安定する。しかも、前記案内拡開部は、略扇形状に形成されているので、その案内拡開部とストッパ緩衝材の突起部との位置合わせが簡単で、更に案内拡開部へ突起部を押し込むことにより、該突起部は、容易に小隙間部へ案内されることになり、ストッパ緩衝材の取付具への装着をより一層簡単にすることができる。
請求項3の発明は、前記ストッパ緩衝材の突起部において、前記固定孔部と略同等形状とした被固定部と前記固定孔部よりも大なる膨大部とを有したことにより、固定孔部に挿入された被固定部が膨大部によって、外れにくい構造とすることができる。請求項4の発明は、前記ストッパ緩衝材の弾性本体部の背面部幅方向両側に設けた溝条部によって、ストッパ緩衝材を取付具に装着するときに、溝条支持部がガイドの役目をなし、しかもストッパ緩衝材の取付具への装着完了状態で、前記両溝条支持部が幅方向両側における固定を一層強固にすることができるものである。請求項5の発明は、前記ストッパ緩衝材の弾性本体部の正面側は、凹み状の弧状面としているので、ボルトの軸部との接触を良好にすることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。まず、本発明の主要な構成は、図1,図2に示すように、可動ブラケットAと、取付具Bと、ストッパ緩衝材Cとからなり、その他に固定ブラケット15が加えられる。まず、その可動ブラケットAは、図3,図4に示すように、幅方向両側に支持側部1,1が形成されている。両支持側部1,1は、下方に両支持側部1,1を一体的に連結する底面部2が形成されている。
そして、両支持側部1,1には、その上端位置でステアリングコラム4が配置され、該ステアリングコラム4は、略挟持状態で溶接固定される。前記可動ブラケットAの両支持側部1,1には、テレスコ調整用のために、調整用長孔3,3がそれぞれ形成されている。該調整用長孔3,3は、可動ブラケットAに装着されたステアリングコラム4の長手方向に沿って形成されている〔図3(A)参照〕。
次に、固定ブラケット15は、図2(A)に示すように、前記可動ブラケットAを車内の所定位置に装着し、チルト・テレスコ調整するための構成部材である。その固定ブラケット15は、図2(B)に示すように、左右一対の両固定支持側板15a,15aと取付頂部15bとから構成されている。該固定ブラケット15は、車内の所定位置にカプセル部材を介して装着され、衝突等による衝撃エネルギーを吸収可能な構成とする。
また、前記固定ブラケット15の両固定支持側板15a,15aには、チルト調整孔15c,15cがそれぞれ形成され、前記可動ブラケットAの調整用長孔3,3と位置合わせされ、ロックレバー軸のボルト13が挿通される。前記両支持側部1,1が前記固定ブラケット15の両固定支持側板15a,15a間に挟持状態で装着される〔図2(B)参照〕。また、前記ボルト13は、カラー部材14とともに使用されることがあり、該カラー部材14は、図2(B)に示すように、前記可動ブラケットAの両支持側部1,1間に配置される。そのカラー部材14は、軸径の異なる部位が軸方向に形成されたもので、略糸巻形状をなしており、軸方向の中心に対して左右対称形状となっている。その軸径方向中心には、貫通孔14aが軸方向に沿って形成され、前記ボルト13の軸部が挿通する。
次に、取付具Bは、後述するストッパ緩衝材Cを可動ブラケットA内に配置装着する役目をなす部材である。その取付具Bは、図1,図3,図4(D)に示すように、前記可動ブラケットA内部で且つ前後方向両側箇所に位置するように配置される。実際には、可動ブラケットAに固着されたステアリングコラム4に溶接手段により固着されている。ここで、前後方向とは、ステアリングコラム4の長手方向或いは軸方向に一致する方向であり、図3(A)乃至(C)においては、図面上においてそれぞれ左右方向となる。その取付具Bの位置は、前述したように、可動ブラケットA内部の前後方向であるが、さらに具体的には、可動ブラケットAに形成された調整用長孔3の長手方向両端箇所に位置するように装着される。
そして、この前後方向に装着された両取付具B,Bにストッパ緩衝材C,Cがそれぞれ装着される。これによって、前記可動ブラケットAと固定ブラケット15を連結するボルト13の軸部を基準にして、前記可動ブラケットAと共に調整用長孔3が前後方向に移動したときに、前記ボルト13の軸部がその調整用長孔3の長手方向両端に当接しないで、前記ストッパ緩衝材Cに当接するようにしたものである。
その取付具Bは、図4(B),図5に示すように、板状本体部5,固定孔部6,小隙間部7及び案内拡開部8とから構成される。前記板状本体部5は、前記可動ブラケットAに固着されたステアリングコラム4の軸方向に対して、略垂直状に装着されるものであって、板状本体部5の主板5aの上端に接合片5bが形成されている。その主板5aには、前記固定孔部6,小隙間部7及び案内拡開部8が形成される。また、前記接合片5bは、前記ステアリングコラム4に接合されて溶接しろ等の役目をなす〔図3(B),(C)及び図4(D)参照〕。そのために接合片5bは、前記ステアリングコラム4の外径の円弧面に面接触することができる円弧状の面となっている。
その主板5aに形成された固定孔部6は、後述するストッパ緩衝材Cの突起部11が挿入し、ストッパ緩衝材Cを取付具Bに固定する主要な役目をなす部位である。その固定孔部6の形状は、図4(B)に示すように、円形状である。また、特に図示しないが、楕円形状としたり、多角形等の形状としても構わない。この場合には、ストッパ緩衝材Cの突起部11の形状も楕円形状としたり、多角形等とするものである。
次に、小隙間部7は、図4(B)に示すように、前記主板5aの上下方向において、固定孔部6の下部に位置する部位である。小隙間部7は、その幅方向の寸法が、前記固定孔部6の内径よりも小さく形成されている。ここで、前述した上下方向とは、本発明のステアリング装置を車両に適正に装着した状態を基準としたものであり、図4(A),(B)及び図7(A)の図面上において、その上下方向となる。前記小隙間部7は、前記板状本体部5の主板5aの幅方向に沿って、隙間を構成する2つの隙間端縁7a,7aが適宜の間隔に離間して形成されたものである。該隙間端縁7a,7aの間隔は、後述するストッパ緩衝材Cの突起部11の被固定部11aの幅方向寸法よりも小さい。
その小隙間部7には、複数の実施形態が存在し、その一つは、図4(A),(B)に示すように、前記両隙間端縁7a,7aが少しの長さだけ直線状に平行して連続するようにしたものである。また、他の実施形態では、図4(C)に示すように、両隙間端縁7a,7aは、略湾曲状をなして近接且つ対向したものである。次に、案内拡開部8は、前記小隙間部7の下方側にて連通すると共に前記板状本体部5の主板5aの下端で拡開するように、略扇形状に形成されたものである。さらに、その扇形状とした案内拡開部8の具体的形状としては、図4(B),(C)に示すように、小隙間部7方向に開口が小さくなる形状であり、例えば三角切欠状又は台形切欠状に形成されたものである。
該案内拡開部8の最大開口幅は、図7(A)に示すように、後述するストッパ緩衝材Cの突起部11の被固定部11aの幅寸法よりも大きく形成されている。そして、その案内拡開部8が、小隙間部7側に向かって次第に幅方向寸法が狭くなり、小隙間部7に前記ストッパ緩衝材Cの突起部11の被固定部11aを案内するようになっている。また、案内拡開部8が扇形状に形成されたことにより、該案内拡開部8へストッパ緩衝材Cの突起部を押し込むことにより、図8(A)乃至(C)に示すように、該突起部11の被固定部11aは、容易且つ自然に前記小隙間部7へ案内され、ひいては、突起部11を固定孔部6へ向かって移動させる動作を容易にしている。
また、案内拡開部8を扇形状としていることにより、図9に示すように、ストッパ緩衝材Cの突起部11の被固定部11aが案内拡開部8の幅方向中心位置から挿入されず、幅方向のいずれかの側に偏って挿入されたとしても、前記突起部11の被固定部11aが案内拡開部8の中心に向かいつつ小隙間部7へ案内される。これによって、ストッパ緩衝材Cを取付具Bに装着するときに、高い精度で案内拡開部8の位置を探しながら装着する必要がなく、案内拡開部8の位置をおよその目安にて装着できるものであり、位置合わせが容易となる。よって、組付作業効率を向上させることができる。
次に、ストッパ緩衝材Cは、主な構成として、弾性本体部10と突起部11とから形成されたものである。そのストッパ緩衝材Cは、ゴム,合成樹脂等の弾性を有する材質から形成されたもので、図5,図6に示すように、前記弾性本体部10及び突起部11とは、一体的に形成されている。その弾性本体部10は、略厚板形状をなしており、図1(A),(B)に示すように、その一側面を正面部10aとし、他側面を背面部10bと称する。その正面部10aは、テレスコ調整時において、後述するボルト13の軸部を受ける面となる。また、背面部10bは、前記取付具Bに装着されたときに、該取付具Bに当接する面となり、前記突起部11が形成される面である。
その突起部11は、図5,図6に示すように、略扁平円筒状に形成され、前記背面部10bから略直角方向に突出するようにした被固定部11aと、該被固定部11aよりも直径が大なる略円板状の膨大部11bとを有している〔図6(B),(C)参照〕。前記被固定部11aの直径は、前記取付具Bの小隙間部7の幅寸法よりも大きく形成されている〔図6(A)乃至(C)参照〕。また、前記膨大部11bは、前記取付具Bの固定孔部6よりも直径が大きく形成されている〔図7(A),(B)参照〕。前記被固定部11aの軸方向長さの寸法は、取付具Bの板状本体部5の肉厚と同等であるが、僅かに大きくしたり又は僅かに小さくしても構わない。その膨大部11bの形状は、前述したような円板状とすることに限定されるものではなく、例えば球体形状としても構わない。
また、この膨大部11bが形成されないこともある(図11参照)。この場合には、突起部11は、被固定部11aのみから形成されることになり、その被固定部11aの直径が前記取付具Bの固定孔部6の内径よりも大きく形成される。すなわち、その被固定部11aが固定孔部6に圧入された状態で挿入され、ストッパ緩衝材Cが前記取付具Bに装着されるものである。また、前記突起部11は、その被固定部11aを円筒形状としたが、必ずしもこの形状に限定されるものではなく、その軸方向に直交する断面形状を楕円形状としたり、多角形としてもよい。
そのストッパ緩衝材Cの弾性本体部10の背面部10bの幅方向両側には、図5,図6(A)乃至(C)に示すように、溝条支持部12,12が形成されている。該溝条支持部12は、弾性本体部10の上下方向に沿って連続形成されたものである。さらに具体的には、背面部10bの幅方向両側端に略直方体状の盛上り部12a,12aが形成され、両盛上り部の対向する側面にそれぞれ線状溝12b,12bが形成されたものである。その溝の断面形状は、略コ字形状をなしている。該溝条支持部12の線状溝12b,12bには、前記取付具Bの板状本体部5の幅方向両側縁が挿入するものである〔図1(C),図7(B)等参照〕。
この両溝条支持部12,12が設けられることににより、前記ストッパ緩衝材Cを取付具Bに装着するときに、前記溝条支持部12が装着ガイドの役目をなし、正確に取り付けることができ、組付作業の効率を向上させることができる。この溝条支持部12は、前記弾性本体部10と一体的に形成される。また、この溝条支持部12は、必ずしも形成されるものではなく、ストッパ緩衝材Cには、溝条支持部12が存在しない実施形態も存在する(図10参照)。
さらに、そのストッパ緩衝材Cの正面部10aには、図5,図6(B)に示すように、弧状面10cが形成される。該弧状面10cは、後述するボルト13に設けたカラー部材14の円筒部が当接する部分に合わせて円弧状に凹む面として形成されたものである。すなわち、その弧状面10cは、前記カラー部材14の円筒部の軸径に合わせて、これと略同等となる曲率半径を有する弧状の凹み面としたものである。また、その弧状面10cは、その軸方向が弾性本体部10の幅方向に沿って形成されたものである。実際には、その弧状面10cは、正面部10aの略全面に亘って形成されている。
この場合には、弧状面10cは正面部10aと略同一又は共通の部位となる。また、この弧状面10cは、正面部10aの上下方向における部分的な領域とすることもある(図12参照)。この場合には、弧状面10cの上下方向両側に平坦状な正面部10aが存在することになる。上記弧状面10cの曲率半径は、カラー部材14の円筒部の半径に対応するものとしたが、そのカラー部材14を使用しない場合には、弧状面10cの曲率半径は、前記ボルト13の軸径に対応するものとし、軸径の半径と略同等とする。また、この弧状面10cは、形成されないこともある(図10参照)。
次に、ストッパ緩衝材Cを取付具Bに装着する組付作業について述べる。まず、前記取付具Bの下方にストッパ緩衝材Cを配置させる。次に、ストッパ緩衝材Cの突起部11の被固定部11aが前記取付具Bの案内拡開部8内に配置させる〔図7(A),図8(A)参照〕。該案内拡開部8は次第に狭まるようにして小隙間部7に連通しているので、そのストッパ緩衝材Cをそのまま取付具Bに押しつけることにより、突起部11の被固定部11aは、小隙間部7へと導かれてゆく。
さらに、ストッパ緩衝材Cを押しつけると、弾性材で形成された突起部11の被固定部11aは、弾性変形して小隙間部7を通過する〔図8(B)参照〕。その突起部11の被固定部11aは、弾性変形しながら固定孔部6に到達することになる〔図8(C)参照〕。この固定孔部6内で弾性変形した突起部11の被固定部11aは、元の形状に戻り、突起部11の被固定部11aが固定孔部6に適正な挿入状態になる。これによって、ストッパ緩衝材Cは取付具Bに装着されて、チルト・テレスコ調整機構における緩衝及び消音等の役目をなすものである。また、チルト・テレスコ位置調整は、前記ボルト13に装着されたチルト・テレスコ調整アーム16により締付,解除を操作し、行うものである(図2参照)。
(A)は本発明の要部を示す縦断側面図、(B)は(A)においてボルト及びカラー部材を装着した状態の要部拡大縦断側面図、(C)は本発明の要部を示す斜視図、(D)は取付具の要部正面図である。 (A)は本発明が装着されたステアリング装置の側面図、(B)は(A)の要部の拡大断面図である。 (A)は可動ブラケットの側面図、(B)は可動ブラケットの縦断側面図、、(C)は(B)のX1 −X1 矢視断面図である。 (A)は図3のX2 −X2 矢視断面図、(B)は取付具の要部拡大正面図、(C)は取付具の別の実施形態の要部拡大正面図、(D)は取付具装着箇所の拡大断面図である。 ストッパ緩衝材と取付具とを分離した状態の斜視図である。 (A)はストッパ緩衝材の背面図、(B)は(A)のX3 −X3 矢視断面図、(C)は(A)のX4 −X4 矢視断面図である。 (A)は取付具とストッパ緩衝材とを分離した状態図、(B)は取付具にストッパ緩衝材を装着した状態図である。 (A)乃至(C)はストッパ緩衝材を取付具に装着する工程図である。 取付具の案内拡開部の中心位置にストッパ緩衝材の突起部が案内される状態の作用図である。 (A)は弧状面及び溝条支持部が形成されない実施形態のストッパ緩衝材の斜視図、(B)は(A)のX5 −X5 矢視断面図、(C)は(A)のX6 −X6 矢視断面図である。 (A)は突起部に膨大部が形成されない実施形態の斜視図、(B)は(A)のX7 −X7 矢視断面図、(C)は(A)のX8 −X8 矢視断面図である。 (A)は弧状面の上下方向における形成領域を小さくした実施形態の斜視図、(B)は(A)のX9 −X9 矢視断面図である。
符号の説明
A…可動ブラケット、B…取付具、C…ストッパ緩衝材、3…テレスコ調整用長孔、
5…板状本体部、6…固定孔部、7…小隙間部、8…案内開口部、10…弾性本体部、
10b…背面部、10c…弧状面、11…突起部、11a…被固定部、11b…膨大部、12…溝条支持部、13…ボルト、15…固定ブラケット。

Claims (5)

  1. 固定ブラケットと、幅方向両側にテレスコ調整用長孔を有する可動ブラケットと、前記両調整用長孔に貫通させて,前記可動ブラケットを固定ブラケットに支持するボルトと、前記可動ブラケット内部で且つ前後方向両側箇所に位置する取付具と、該取付具に装着するストッパ緩衝材とからなり、前記取付具の板状本体部には固定孔部と、該固定孔部に連通する小隙間部と、該小隙間部と連通する案内拡開部とからなる開口部を有し、前記ストッパ緩衝材は、弾性本体部の背面部に前記固定孔部に支持される突起部が形成され、該突起部は、前記小隙間部の幅寸法よりも大きくしてなることを特徴とするステアリングハンドルの位置調整装置。
  2. 請求項1において、前記案内拡開部は、略扇形状に形成されてなることを特徴とするステアリングハンドルの位置調整装置。
  3. 請求項1又は2において、前記ストッパ緩衝材の突起部は、前記取付具の固定孔部と略同等形状とした被固定部と前記固定孔部よりも大なる膨大部とを有してなることを特徴とするステアリングハンドルの位置調整装置。
  4. 請求項1,2又は3のいずれか1項の記載において、前記ストッパ緩衝材の弾性本体部の背面部の幅方向両側には、前記取付具の幅方向両側縁が挿入する溝条支持部が形成されてなることを特徴とするステアリングハンドルの位置調整装置。
  5. 請求項1,2,3又は4のいずれか1項の記載において、前記ストッパ緩衝材の弾性本体部の正面部には、凹み状の弧状面が形成されてなることを特徴とするステアリングハンドルの位置調整装置。
JP2005054944A 2005-02-28 2005-02-28 ステアリングハンドルの位置調整装置 Expired - Fee Related JP4511389B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005054944A JP4511389B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 ステアリングハンドルの位置調整装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005054944A JP4511389B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 ステアリングハンドルの位置調整装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006240327A true JP2006240327A (ja) 2006-09-14
JP4511389B2 JP4511389B2 (ja) 2010-07-28

Family

ID=37047174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005054944A Expired - Fee Related JP4511389B2 (ja) 2005-02-28 2005-02-28 ステアリングハンドルの位置調整装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4511389B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2025576A2 (en) 2007-08-17 2009-02-18 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Steering wheel position adjustment device
JP2009190447A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Toyota Motor Corp ステアリングコラム装置
CN102126516A (zh) * 2010-01-20 2011-07-20 株式会社山田制作所 转向装置
JP2011189786A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2012148730A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Nsk Ltd ステアリング装置
WO2013047048A1 (ja) * 2011-09-29 2013-04-04 日本精工株式会社 テレスコピックステアリング装置
JP2013071723A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Nsk Ltd テレスコピックステアリング装置
JP2013082331A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Nsk Ltd テレスコピックステアリング装置

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6330605Y2 (ja) * 1983-01-31 1988-08-16
JPH07245489A (ja) * 1994-03-04 1995-09-19 Yazaki Corp 箱型電装部品の取付構造
JP2003314516A (ja) * 2002-04-17 2003-11-06 Shigeru Co Ltd 自動車トリムの取付構造
JP2004075053A (ja) * 2002-07-31 2004-03-11 Yamada Seisakusho Co Ltd ステアリングハンドルの位置調整装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6330605Y2 (ja) * 1983-01-31 1988-08-16
JPH07245489A (ja) * 1994-03-04 1995-09-19 Yazaki Corp 箱型電装部品の取付構造
JP2003314516A (ja) * 2002-04-17 2003-11-06 Shigeru Co Ltd 自動車トリムの取付構造
JP2004075053A (ja) * 2002-07-31 2004-03-11 Yamada Seisakusho Co Ltd ステアリングハンドルの位置調整装置

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8051742B2 (en) 2007-08-17 2011-11-08 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Steering wheel position adjustment device
EP2025576A3 (en) * 2007-08-17 2009-09-30 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Steering wheel position adjustment device
EP2025576A2 (en) 2007-08-17 2009-02-18 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Steering wheel position adjustment device
CN101367402B (zh) * 2007-08-17 2012-09-05 株式会社山田制作所 方向盘的位置调节装置
JP2009190447A (ja) * 2008-02-12 2009-08-27 Toyota Motor Corp ステアリングコラム装置
CN102126516A (zh) * 2010-01-20 2011-07-20 株式会社山田制作所 转向装置
JP2011168265A (ja) * 2010-01-20 2011-09-01 Yamada Seisakusho Co Ltd ステアリング装置
US8550497B2 (en) 2010-01-20 2013-10-08 Yamada Manufacturing Co., Ltd. Steering device
JP2011189786A (ja) * 2010-03-12 2011-09-29 Nsk Ltd ステアリング装置
JP2012148730A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Nsk Ltd ステアリング装置
WO2013047048A1 (ja) * 2011-09-29 2013-04-04 日本精工株式会社 テレスコピックステアリング装置
JP2013071723A (ja) * 2011-09-29 2013-04-22 Nsk Ltd テレスコピックステアリング装置
US9114828B2 (en) 2011-09-29 2015-08-25 Nsk. Ltd. Telescopic steering apparatus
JP2013082331A (ja) * 2011-10-11 2013-05-09 Nsk Ltd テレスコピックステアリング装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4511389B2 (ja) 2010-07-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5662115B2 (ja) ステアリング装置
JP4511389B2 (ja) ステアリングハンドルの位置調整装置
JP4435219B2 (ja) ステアリングホィールの位置調整装置
US9283981B2 (en) Steering device
JP5333417B2 (ja) ステアリング装置
JP2010228681A (ja) ステアリング装置
JP2011168190A (ja) ステアリング位置調整装置
JP2015155218A (ja) ステアリング装置
KR101390522B1 (ko) 자동차의 조향 컬럼
JP5226582B2 (ja) ステアリング装置
US7011340B2 (en) Position adjustment device for steering handle
JP2010089612A (ja) 衝撃吸収式ステアリングコラム装置
JP2017226280A (ja) ステアリング装置
JP2019107993A (ja) ステアリング装置
KR20090129515A (ko) 차량의 조향 장치
WO2014007202A1 (ja) ヘッドレスト支持構造
JP2017035999A (ja) ステアリング装置
KR101710372B1 (ko) 로워암 조립장치
JP2001260902A (ja) 衝撃吸収式ステアリング装置
KR101795074B1 (ko) 자동차의 조향 컬럼
JP2018039330A (ja) ステアリング装置
JP2002145078A (ja) チルトステアリング装置
JP2007083879A (ja) ステアリングコラム装置
JP2008273377A (ja) 車両用操舵装置
JP7249836B2 (ja) ステアリング装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090316

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090324

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090522

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091006

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091204

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100413

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100506

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130514

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4511389

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140514

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees