JP7249836B2 - ステアリング装置 - Google Patents
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Description
上記の構成により、ストッパが金属製であって、介在物が軟質の緩衝材からなるため、アッパージャケットの移動時にストッパからの金属音の発生が抑制される。
図1に示すように、EPS10は、運転者の操舵部材としてのステアリングホイール12の操作により転舵輪13、13を転舵させる操舵機構15、及び運転者のステアリングホイール12の操作を補助するアシスト機構16を有している。また、EPS10は、操舵機構15の一部を車体17に支持するステアリングコラム装置18、及びステアリングホイール12のテレスコピック機構及びチルト機構をロックするロック機構19を備えている。
ロアージャケット34のステアリングホイール12と反対側(車体前方側)の端部(図1中の左端部)には、支持部46が設けられている。支持部46は、車体前方側へ向けて突出している。ロアージャケット34は、支持部46を介して車体17に対して回転可能に支持されている。具体的には、車体17には、ロアーブラケット31が固定されている。ロアーブラケット31には、ロアージャケット34の軸方向Aに対して直交して車体左右方向に延びるチルト支軸47を介して支持部46が連結されている。そのため、コラムジャケット30は、コラムシャフト22を伴って、チルト支軸47を中心にその周方向に沿って回動する。コラムジャケット30をコラムシャフト22を伴って回動させることにより、ステアリングホイール12の傾斜角度を調整可能となっている。このようにEPS10は、コラムジャケット30を回動可能に支持してステアリングホイール12の傾斜角度を調整するチルト機構を備えている。
図6(b)に示すように、傾斜していない状態のストッパ40において、基部42の高さ(中心線Mに沿う方向の長さ)をBとし、フランジ44とアッパージャケット33との間に存する緩衝材48(アーム49及び連結部50)の高さをCとし、アーム49の幅(図6(b)において、左右方向の長さ)をdとする。
また、図6(a)に示すように取付孔45に対するストッパ40の傾斜角をθとする。なお、説明の便宜上、図6(a)では、取付孔45の車体左右方向の内面は、取付孔45の中心線Mと平行となるように形成されており、このため、この内面に含まれる直線M1と基部42の相対する側面との角度をθで図示している。
θ=arcsin((-at’+b√(t'^2-a^2+b^2))/t'^2+b^2)
ここで、t'はL≦0のとき、t'=tであり、L>0のとき、t'=t-Lである。なお、式中、「^」はべき乗を示している。ここでL>0のときは、ポイントPがポイントQより上になったことを意味している。そして、Lの変化量ΔLが浮き上がり量となる。
L=(a+d)・sinθ+B(1-cosθ)-(B-C-t)
本実施形態では、上記の距離LがL<0となるように、基部42の高さB、緩衝材48の高さC、取付孔45の深さt、基部42の車体左右方向(すなわち、軸方向Aに直交する方向)の長さa、取付孔45の車体左右方向(軸方向Aに直交する方向)の長さb、及びアーム49の幅dの寸法が設定されている。
図1に示すように、チルト用長孔61は、チルト支軸47を中心軸としたコラムジャケット30の回転方向(図1中のD方向)に沿う円弧状に形成され、ロアージャケット34の貫通孔57に重畳されるように設けられている。
次に、上記のように構成されたEPS10の作用について説明する。
1次衝突後の2次衝突では、前述したように支持軸67が破断されて、ロック部材65のツース78がロックプレート68の孔部69から離脱することによって、アッパージャケット33がロアージャケット34に対して、軸方向Aに沿って車体前方へ収縮するように移動する。
L1=(a+d)・sinθ+B(1-cosθ)-(B-C-t)
(θ=arcsin((-at’+b√(t'^2-a^2+b^2))/t'^2+b^2))
となる。
前記実施形態では、距離LをL<0としているため、ストッパ40が取付孔45から抜け出ることは決してないことになる。
(1)本実施形態のEPS10は、軸方向Aに伸縮可能なコラムシャフト22を内包した状態で回転自在に支持するコラムジャケット30を有している。該コラムジャケット30は、車体17に支持されるロアージャケット34と、ロアージャケット34に対して軸方向に移動可能に内嵌された筒状のアッパージャケット33を有していて、コラムシャフト22と共に伸縮可能としている。
(2)本実施形態では、ストッパ40は金属製であり、緩衝材48(介在物)は、前記金属製よりも軟質としている。この結果、ストッパが金属製であって、介在物が軟質の緩衝材からなるため、アッパージャケットの移動時にストッパからの金属音の発生が抑制される。
・前記実施形態において、緩衝材48を省略してもよい。
ただし、L=(a+d)・sinθ+B(1-cosθ)-(B-t)とする。この場合、Bは基部の高さ、tは取付孔の深さ、aは軸方向に直交する基部42の長さ、bは軸方向に直交する取付孔の長さ、dはフランジ44の基部42からの張出し長さ、θは取付孔に対するストッパの傾斜角とする。
・前記実施形態では、ステアリング装置は電動パワーステアリング装置に具体化したが、油圧式パワーステアリング装置に具体化してもよく、或いはアシスト機能を有していない手動のステアリング装置に具体化してもよい。
14…ラックアンドピニオン機構、15…操舵機構、16…アシスト機構、
17…車体、18…ステアリングコラム装置、19…ロック機構、
20…ステアリングシャフト、21…ラックシャフト、22…コラムシャフト、
23…インターミディエイトシャフト、24…ピニオンシャフト、
25…アッパーシャフト、26…ロアーシャフト、30…コラムジャケット、
31…ロアーブラケット、32…アッパーブラケット、
33…アッパージャケット、34…ロアージャケット、35…軸受、
36…軸受、37…腕部、38…頂部、39…長孔、40…ストッパ、
41…開口部、42…基部、42a…面取り部、43…当接部、
44…フランジ、45…取付孔、46…支持部、47…チルト支軸、
48…緩衝材(介在物)、49…アーム、50…連結部、51…枠体、
52、53…爪、54…ガイド溝、55…規制片、56…凹溝、57…貫通孔、
58…側板、59…連結板、60…外側面、61…チルト用長孔、
62…操作レバー、63…締付軸、64…カム部材、65…ロック部材、
66…付勢部材、67…支持軸、68…ロックプレート、69…孔部、
70…仕切部、71…ナット、72…頭部、73…第1カム、74…第2カム、
75…カム部、76…カムフォロワ部、77…ロック部、78…ツース。
Claims (3)
- 軸方向に伸縮可能なコラムシャフトを内包した状態で回転自在に支持するコラムジャケットであって、車体に支持されるロアージャケットと、前記ロアージャケットに対して軸方向に移動可能に内嵌された筒状のアッパージャケットを有するコラムジャケットと、前記アッパージャケットの周面に設けられた取付孔に取り付けられたストッパであって、前記取付孔に嵌入された基部と、前記基部に一体に設けられたフランジとを有し、前記アッパージャケットが移動時に該ロアージャケットに軸方向に延びる長孔の両端部に前記フランジの当接部がそれぞれ当接するストッパと、前記フランジと前記アッパージャケットとの間に配置された介在物と、前記コラムシャフトの伸縮の位置調節が可能なロック解除状態とその位置を保持するロック状態の遷移を可能とし、かつ2次衝突時に前記ロック状態を解除するロック機構と、を有し、
前記ロック機構は、前記ロック解除状態と前記ロック状態とを切り替えるために操作される締付軸であって、軸方向に直交する方向に延び、前記ストッパを貫通しない位置にある締付軸を有し、
軸方向に直交する方向の前記基部の長さが、軸方向に直交する方向の前記取付孔の長さよりも短いステアリング装置において、L<0としたステアリング装置。(ただし、L=(a+d)・sinθ+B(1-cosθ)-(B-C-t)、Bは基部の高さ、Cは介在物の高さ、tは取付孔の深さ、aは軸方向に直交する基部の長さ、bは軸方向に直交する取付孔の長さ、dはフランジとアッパージャケット間に存する介在物の幅、θは取付孔に対するストッパの傾斜角である。) - 前記ストッパは金属製であり、前記介在物は、前記金属製よりも軟質の緩衝材からなる請求項1に記載のステアリング装置。
- 軸方向に伸縮可能なコラムシャフトを内包した状態で回転自在に支持するコラムジャケットであって、車体に支持されるロアージャケットと、前記ロアージャケットに対して軸方向に移動可能に内嵌された筒状のアッパージャケットを有するコラムジャケットと、前記アッパージャケットの周面に設けられた取付孔に取り付けられたストッパであって、前記取付孔に嵌入された基部と、前記基部に一体に設けられたフランジとを有し、前記アッパージャケットが移動時に該ロアージャケットに軸方向に延びる長孔の両端部に前記フランジの当接部がそれぞれ当接するストッパと、前記コラムシャフトの伸縮の位置調節が可能なロック解除状態とその位置を保持するロック状態の遷移を可能とし、かつ2次衝突時に前記ロック状態を解除するロック機構と、を有し、
前記ロック機構は、前記ロック解除状態と前記ロック状態とを切り替えるために操作される締付軸であって、軸方向に直交する方向に延び、前記ストッパを貫通しない位置にある締付軸を有し、
軸方向に直交する方向の前記基部の長さが、軸方向に直交する方向の前記取付孔の長さよりも短いステアリング装置において、L<0としたステアリング装置。(ただし、L=(a+d)・sinθ+B(1-cosθ)-(B-t)、Bは基部の高さ、tは取付孔の深さ、aは軸方向に直交する基部の長さ、bは軸方向に直交する取付孔の長さ、dはフランジの張出し長さ、θは取付孔に対するストッパの傾斜角である。)
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