JP2006240174A - インクジェット記録装置、インクジェット記録装置の回復装置、およびインクジェット記録装置の回復方法 - Google Patents

インクジェット記録装置、インクジェット記録装置の回復装置、およびインクジェット記録装置の回復方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、多数のインクを吐出させて記録を行う場合にも、常に良好なインク吐出性能を維持することができるインクジェット記録装置の提供を目的とする。
【解決手段】 記録ヘッドの吐出口3a周辺に付着したインクをワイピングするワイピング部材10と、吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じてワイピング部材10を用いたワイピング回復処理に関連する動作を変更する制御手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、インクを吐出する複数の吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置並びに記録ヘッドの吐出性能を良好な状態に維持するための回復装置および回復方法に関する。
インク滴を吐出して記録媒体上に画像を形成するインクジェット記録方式の記録装置においては、複数の微細な吐出口およびそれらに連通する液路(以下、これらを含めてノズルと称す)などを形成した記録ヘッドが用いられる。このインクジェット記録装置では、液路内のインクに吐出口から気泡や塵埃が混入したり、インクに含有される溶剤の蒸発に起因してインクが増粘あるいは固着したりすることがある。この場合、記録ヘッドの吐出性能は大幅に低下する。すなわち、記録ヘッドには、吐出されたインク滴の着弾誤差や、インク滴の不吐出などが生じる。こうした記録ヘッドの吐出性能低下を回避するため、従来は、ノズル内に生じた増粘インクあるいは固化したインクを排出し、ノズル内のインクをリフレッシュする処理が行われている。以下、この処理を、吐出回復処理と称す。
吐出回復処理を行う手段の一形態としては、記録ヘッドの吐出口形成面を覆うことが可能なキャップと、このキャップに連通するポンプを設けたものがある。この形態では、キャップによって吐出口形成面を覆い、ポンプによってキャップ内に負圧を発生させて記録ヘッドのノズルからインクを強制的に吸出する。このため、この吐出回復処理は、吸引回復処理とも言われている。
また、吐出回復処理の形態としては、キャップを吐出口形成面に対向させた状態でノズル内に設けられたインク吐出エネルギー発生素子を駆動し、キャップ内に増粘したインクや、気泡および塵埃を含んだインクなどを吐出させて、ノズル内のインクをリフレッシュすることも行われている。
なお、吐出回復処理によって、キャップやポンプ、およびこれらに連通する廃インクチューブなどを含む吐出回復装置に受容されたインクは、廃インクタンクへと導かれる。これはキャップを大気に開放した状態でポンプを作動させるいわゆる空吸引という動作によって行われる。
一方、記録ヘッドの吐出口形成面において、吐出口の周囲にインクや紙粉などの塵埃が付着することもインク吐出性能を低下させる要因となっている。この吐出不良要因を除去するために、従来は、吐出口形成面をブレードによってワイピングする回復処理(以下、ワイピング回復処理と称す)も行われている。
さらに、このようなワイピング回復処理では、ワイピング動作によってブレード上に増粘インクや塵埃などが固着して堆積することがある。ブレード上にインクや塵埃が固着した場合、ブレードによる回復効果は著しく低減する。そこで、記録ヘッドからブレード上にインクを吐出させ、ブレードに堆積した増粘インクや塵埃などを除去する方法が提案されている(特許文献1参照)。さらに、特許文献2には、ブレードをワイピングさせながら予備吐出を行うことにより、ブレードに付着したインクの除去を行うものも開示されている。なお、ここで言う予備吐出とは、記録動作の開始などにおいて、記録ヘッドのノズルの吐出性能を良好な状態に保つ目的で行われる、画像の形成に寄与しないインクの吐出を意味する。
特開平7−164643号公報 特開平2−95862号公報
しかしながら、記録装置を用いた記録には、大面積への記録、連続的な記録あるいは高記録率(高デューティ)での記録などのように、多数のインクを吐出させて記録を行うことがある。この場合、上記両特許文献に記載の技術では、記録ヘッドの吐出口形成面やブレードなどにインクが固着あるいは増粘した状態で残留し易く、記録ヘッドの吐出口形成面からインクを十分に除去し得ないことがある。
すなわち、上記両特許文献に記載のインクジェット記録装置では、ブレードによる回復動作を常に一定回数だけ駆動しているため、吐出口形成面あるいはブレードに残留しているインクが、固着・増粘といった除去し難い状態にあると、それらを十分に除去することができないことがある。特に、インクが固着したブレードはインク除去機能が低下した状態にあるため、吐出口形成面から十分にインクを除去することができない。
このように、上記の両特許文献に記載の技術では、記録ヘッドの吐出性能を良好に保ち得ない場合があり、記録ヘッドの不吐出や着弾精度の悪化などを十分に解消するには至っていない。
本発明は上記従来技術の課題に着目してなされたものであり、多数のインクを吐出させて記録を行う場合にも、常に良好なインク吐出性能を維持することができるインクジェット記録装置、その回復装置および回復方法の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する。
すなわち、本発明の第1の形態は、インクの吐出口を複数形成した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、前記記録ヘッドの吐出口周辺に付着したインクを、ワイピング部材を用いたワイピング回復処理により除去するワイピング回復手段と、前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング回復処理に関連する動作を変更する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
本発明の第2の形態は、インクを吐出する複数の吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において前記記録ヘッドの吐出性能を回復させる回復装置であって、前記記録ヘッドの吐出口周辺に付着したインクを、ワイピング部材を用いたワイピング回復処理により除去するワイピング回復手段と、前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング回復処理に関連する動作を変更する制御手段と、備えたことを特徴とする。
本発明の第3の形態は、インクを吐出する複数の吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において前記記録ヘッドの吐出性能を良好な状態に維持するための回復方法であって、前記記録ヘッドの吐出口周辺に付着したインクを、ワイピング部材を用いたワイピング回復処理により除去するワイピング工程と、前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング回復処理に関連する動作を変更する制御工程と、備えたことを特徴とする。
本発明によれば、前記吐出口のインク吐出数をカウントし、そのカウント値に応じてワイピング部材を用いたワイピング回復処理に関連する動作を変更することにより、記録ヘッドの吐出口形成面に残留するインクを低減することが可能になり、記録ヘッドのインク吐出性能を常に良好な状態に保つことができる。このため、記録ヘッドの吐出不良、着弾誤差などは低減され、形成される画像品質の安定化を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係わるインクジェット記録装置を示す平面図である。
図1において、1は記録用紙(記録媒体)の搬送系ユニット(図示せず)を含む各種の機構部を備えた記録装置本体を示しており、この記録装置本体1と、これに搭載された後述の制御系とによりインクジェット記録装置が構成されている。なお、本実施形態におけるインクジェット記録装置は、搬送系ユニットによって記録媒体をY方向へと間欠的に搬送すると共に、記録ヘッド5を記録媒体の搬送方向であるY方向(副走査方向)と直交する方向であるX方向(主走査方向)へと移動させながら記録動作を行うシリアル型のインクジェット記録装置となっている。また、図1に示す記録装置本体2は、比較的大判の記録媒体(例えば、A1サイズ)への記録を行い得るよう、X方向におけるサイズを大型化した構成となっている。
また、図1において、2はキャリッジを示している。このキャリッジ2には、複数個(この実施形態では6個)の記録ヘッド3が搭載され、記録ヘッド3と共に記録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動する。すなわち、キャリジ2は、X方向に沿って配置されたガイド軸4に沿って移動可能に支持されると共に、ガイド軸4と略平行に移動する無端ベルト5に固定されている。無端ベルト5は、キャリッジモータ(CRモータ)の駆動力によって往復移動し、それによってキャリッジ2をX方向(主走査方向)に往復移動させる。
また、記録ヘッド3には、図2の模式図に示されるように、吐出口形成面3bに形成される複数の吐出口3aと、個々の吐出口3aに対応して形成された複数の液路(図示せず)と、複数の液路にインクを供給する共通液室(図示せず)とが形成されている。本実施形態の各記録ヘッド3には、上記の副走査方向に1200dpi(ドット/インチ)の密度で、1280個の吐出口3aが配列されている。なお、図2において、I1は吐出口3aから吐出されたインクを、I2はブレード10に固着したインクをそれぞれ示している。
さらに、記録ヘッド3の各液路には、インクを吐出口3aから吐出させるための吐出エネルギーを発生させるエネルギー発生素子が配置されている。このエネルギー発生素子として、本実施形態では、インクを局所的に加熱して膜沸騰を起こさせ、その圧力によってインクを吐出させる電気熱変換体が用いられている。但し、本発明はこれに限定されるものではなく、電気機械変換素子を用いることも可能である。なお、以下の説明においては、吐出口3aと液路とを含めてノズルと称す。
また、キャリッジ2に搭載される6個の記録ヘッドには、それぞれ異なる色材を含有したインクが供給される。本実施形態では、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラックのインクの他に、形成する画像の粒状感の低減を目的として使用される淡シアン、淡マゼンタのインクを加えた計6色のインクが各記録ヘッド3にそれぞれ供給される。
7は記録ヘッド3の各吐出口3aからのインク吐出性能を良好な状態に保つための回復処理装置を示している。この回復処理装置7は、記録装置本体1の所定の位置に保持固定されており、後述の吸引回復機構7A,7Bと、ワイピング回復機構9と、これらの機構を昇降させる昇降機構(図示せず)と、予備吐出インク受容箱8などを備える。
吸引回復機構7A,7Bは、回復処理の一形態である吸引回復処理を行う。ここで、吸引回復処理とは、記録ヘッドに形成された複数のノズルから強制的にインクを吸引することによって、ノズル内のインクを吐出に適した状態のインクに置き換える処理である。具体的には、この吸引回復機構7A,7Bでは、吐出口形成面3b(図2参照)をキャップで覆うと共に、そのキャップに連通するポンプによってキャップ内に負圧を発生させ、その負圧によって吐出口3aからインクを強制的に吸引する。なお、各吸引回復機構7A,7Bは、それぞれ3個の記録ヘッド3に対して吸引回復処理を行う。
また、回復処理の他の形態としては予備吐出がある。この予備吐出は、記録動作に寄与しないインク吐出をインク受容箱8に対して行い、記録ヘッドの各ノズル内のインクを吐出に適した状態に保つ処理である。この予備吐出は、主として記録動作の開始時あるいは終了時などにおいて行われる。さらに、記録動作中に所定間隔毎に行われることもある。
また、ワイピング回復機構9は、各記録ヘッド3の吐出口面のワイピング動作を行うものであり、記録ヘッド3の移動経路と上下方向において対向する位置に固定されている。このワイピング回復機構9は、図2に示すように、記録ヘッド3の吐出口形成面と略直交する面に沿って配置されたワイピング部材(ブレード)10と、このブレード10を記録ヘッド3の吐出口の配列方向(Y方向)に沿って移動させる(ワイピングさせる)不図示のブレード移動機構と、とを備える。
図3は、本実施形態におけるインクジェット記録装置の記録装置本体1に搭載される制御系(制御手段)の構成を示すブロック図である。図2において、100は主制御部を示している。この主制御部100は演算、制御、判別、設定などの処理動作を実行するCPU101と、このCPU101によって実行すべき制御プログラム等を格納するROM102と、インクの吐出/非吐出を表す2値の記録データを格納するバッファおよびCPU101による処理のワークエリア等として用いられるRAM103と、入出力ポート104などを備える。
前記入出力ポート104には、前述の搬送ユニットにおける搬送モータ(LFモータ)112、キャリッジモータ(CRモータ)113、記録ヘッド3、および回復処理装置7などの各駆動回路105,106,107,109が接続されている。さらに、入出力ポート104には、記録ヘッドの温度を検出するヘッド温度センサ(ヘッド温度検出手段)114やキャリッジ2に固定されたエンコーダセンサ110などをはじめとするその他のセンサ類が接続されている。また、前記主制御部300はインターフェース回路111を介してホストコンピュータ116に接続されている。
115は記録ヘッドから吐出されるインク滴の数をカウントする吐出数カウンタである。この吐出数カウンタ115は、RAM103内のバッファに展開された2値の記録データのうち、インクの吐出を表するデータ(吐出データ)の数を各記録ヘッド毎にカウントすることによってインク吐出数をカウントする。そして、カウント値が所定の閾値を超えると、主制御部100は、駆動回路109を介して回復処理装置7におけるワイピング機構9を作動させる。
次に、以上の構成を有するインクジェット記録装置によって実行される記録動作およびブレード回復処理を説明する。
まず、記録動作の概略を説明する。
ホストコンピュータ116からインターフェースを介して記録データを受信すると、その記録データはRAM103のバッファに展開される。そして、記録動作が指示されると、不図示の搬送ユニットが作動し、記録媒体を記録ヘッド3との対向位置へと搬送する。ここで、キャリッジ2はガイド軸4に沿って主走査方向(X方向)へと移動する。キャリッジ2の移動に伴って、記録ヘッド3からはインク滴が吐出され、記録用紙に1バンド分の画像が記録される。この後、搬送ユニットにより、記録媒体はキャリッジ2と直交する方向(副走査方向)に1バンド分だけ搬送される。以上の動作を繰り返すことにより、記録媒体には所定の画像が形成される。
なお、キャリッジ2の位置は、キャリッジ2の移動に伴ってエンコーダセンサ110から出力されるパルス信号を主制御部100でカウントすることにより検出される。すなわち、エンコーダセンサ110は、主走査方向に沿って配置されたエンコーダフィルム6(図1参照)に一定の間隔で形成された検出部を検出することによってパルス信号を主制御部100へ出力する。主制御部100はこのパルス信号をカウントすることにより、キャリッジ2の位置を検出する。キャリッジ2のホームポジションおよびその他の位置への移動は、エンコーダセンサ110からの信号に基づいて行われる。
次に、本実施形態によって実行されるワイピング回復処理について説明する。
ワイピング回復処理を行う場合には、まず、キャリッジ2を移動させて、図2に示すスように記録ヘッド3の吐出口形成面3bをワイピング機構9に対向させて吐出口3aからインクを吐出させる。この後、回復装置7の昇降機構によってワイピング機構9を上昇させ、ブレード10を記録ヘッドの吐出口形成面3bに接触させる。ここで、ワイピング機構9がブレード10を記録ヘッド3のノズル配列方向(Y方向)へ移動させ、吐出口形成面3bに付着する塵埃やインクをブレード10によってワイピングして除去する。この際、ブレード10には、吐出口形成面3bに付着しているインクが付着する。なお、このワイピング回復処理は、予め設定した所定のタイミング、例えば、吸引回復処理を行った後、あるいは一定枚数分の記録動作が終了した後などに行われる。
従来のワイピング回復処理では、ブレード10が吐出口形成面3bに対して常に一定数だけワイピングあるいはブレードへのインク吐出を行うようになっている。このため、吐出口形成面3bおよびブレード10に付着しているインクが一定量以下である場合には、吐出口形成面3bからインクを適正に除去することができることもある。しかし、高い記録率および大面積の画像を記録する場合などのように、記録ヘッドから吐出されたインク滴数が多い場合には、吐出時に吐出口形成面3bに残留するインクおよびインクミストなどが増大する。このため、吐出口形成面3bおよびブレード10には多くのインクが付着し、従来のワイピング回復では、吐出口形成面3bからインクを十分に除去できないことがある。もっとも、記録ヘッドにおける最大インク吐出数、すなわち、吐出口形成面に付着するインクの最大量を想定してワイピング数を設定するれば、インクを適正に除去することも可能である。しかし、この場合には、インク吐出数が少量であると、必要以上のワイピングが実行されることとなり、記録速度の低下、吐出口形成面およびブレードの磨耗が著しくなるという不都合が新たに発生する。
また、長期に亘って吐出動作が停止している場合、あるいはインクの吐出によって吐出口形成面3bの温度が上昇した場合には、ブレード10および吐出口形成面3bに付着したインクは、増粘あるいは固着した状態となる。これは、マット系ブラックインクのような増粘し易いインクを使用した場合に、特に顕著になることが確認されている。そして、吐出口形成面3bおよびブレード10に付着したインクが増粘あるいは固着した状態にあると、ブレード10によるインクの除去はさらに困難になる。
そこで、本実施形態では、前回のワイピング処理が実行されてから今回のワイピング処理が実行されるまでの間に行われるインク吐出数を、吐出数カウンタ115によってカウントし、そのカウント値に基づいてブレード10のワイピング数およびブレード10へのインク吐出数を制御している。
すなわち、主制御部100のCPU101は、吐出数カウンタ115から受信したカウント値が、閾値を超えたか否かを判断する。そして、カウント値が閾値を超えていない場合には、ブレード10に対してインクを予め設定した第1の吐出数だけ吐出させ、その後、突出ブレード10を予め設定した第1のワイピング数だけワイピングさせる。また、カウント値が閾値を超えた場合には、ブレード10への吐出数を第1の吐出数より多い第2の吐出数だけ吐出すると共に、ブレード10を第1のワイピング数より多い第2のワイピング数だけワイピングさせる。
このように、本実施形態では、インク吐出数が閾値を超えているか否かに応じて、ブレード10に対するインク滴の吐出数、およびブレード10によるワイピング数を2段階に変化させている。このため、インク吐出数が多くブレード10に多くのインクが付着した場合にも、多数のインクを吐出することでブレード10に付着したインクを十分に溶解させた状態でワイピング回復を行うことができ、しかも、ブレード10によるワイピングが多数回行われるため、吐出口形成面3bおよびブレード10に付着したインクを確実に除去することができる。また、インク吐出数が閾値よりも少ない場合に、過剰にワイピング処理が行われることもなくなり、記録ヘッド3の吐出口形成面3aおよびブレード10の磨耗を軽減することができる。
さらに、本実施形態では、ブレード10に対し、淡シアンあるいはシアンなどの比較的増粘し難いインクを吐出している。このため、ブレード10および吐出口形成面に付着したインクをより溶解し易くすることができ、その後に行われるワイピング処理をより確実に行うことが可能になっている。
以下、本実施形態で実行される回復処理の手順を、図4のフローチャートに基づき、より具体的に説明する。
図4のフローチャートには上記実施例の回復処理手順を示す。
本手順は、記録ヘッド3の吐出口形成面3bがキャップによって覆われている状態から記録動作が開始されるまでの間に実行される回復動作の一例である。
まず、回復処理装置をその昇降機構によって下降させる(ステップ1)。このときブレードは、ワイピング機構の動作によって記録ヘッド3の吐出口形成面3bと接触することなく、ワイピング方向(Y方向)へと前進・後退することができる位置にある。
前回の回復動作によってワイピングを繰り返したブレード10の一部には、粘性の高いインクが増粘あるいは固着した状態で付着している可能性がある。このため、ブレード10に付着した増粘あるいは固着したインクに対して、粘度の低い淡シアンインクまたはシアンインクをブレードに直接吐出できる位置までキャリッジ2とブレード10を移動させる(ステップ2)。
次に、記録ヘッド3からブレード10へと淡シアンインクまたはシアンインクを吐出させつつ、ワイピング機構によるブレード10を前進させ、ブレード10に対し淡シアンインクまたはシアンインクを直接吐出する(ステップ3,4,5)。その後、ブレード10が後退を開始すると同時に、再び淡シアンインクまたはシアンインクをブレード10へと直接吐出する(ステップ6,7,8)。
このブレード10へのインク吐出数は、前述のように、吐出数カウンタ115から受信したカウント値が、閾値を超えたか否かを判断した結果に応じて変更される。すなわち、第1の吐出数または第2の吐出数が吐出される。
次に、キャリッジ2をホームポジションへ戻し(ステップ9)、昇降機構によって回復処理装置7を上昇させる(ステップ10)。ここでブレード10を前進、後退させ、ワイピング回復処理を実行する(ステップ11)。このワイピング回復処理におけるワイピングの回数も、吐出数カウンタ115のカウント値が閾値を超えているか否かに応じて変更される。すなわち、カウント値が閾値を超えている場合には、第1のワイピング数だけワイピングを行い、カウント値が閾値を超えた場合には、第2のワイピング数だけブレード10をワイピングさせる。
ワイピング動作が終了すると、回復処理装置7を下降させ(ステップ12)、ブレード10を元の位置へと後退させて(ステップ13)、空吸引動作を行う(ステップ14)。この空吸引動作は、キャップ、ポンプおよびこれらに連通する廃インクチューブなどに受容されたインクを、図外の廃インクタンクへ導くために行う処理であり、キャップを大気に開放した状態でポンプを作動させることにより行う。この空吸引動作が終了した後、通常の記録動作を開始する(ステップ15)。
以上のように、上記実施形態では、インク吐出数が所定の閾値を越えたか否かを判断し、その判断結果に応じて、ワイピングの回数とブレード10へのインク吐出数の双方を変更する場合を例に採り説明した。しかし、装置の使用条件あるいは使用環境などによっては、上記の判断結果に基づき、ワイピングの回数のみ、あるいはブレード10へのインク吐出数のみを変更するようにしても良く、この場合にも、従来に比べて回復性能の向上を期待できる。
また、以上の説明では、ワイピングの回数が所定の閾値を超えたか否かに応じてワイピング数および/またはブレード10へのインク吐出数を2段階に変更するようにした。しかし、ワイピング数および/またはブレード10へのインク吐出数は、インク吐出数に応じて2段階以上の段階数で、あるいは連続的に変更するようにしても良い。さらに、インク吐出数だけでなく、記録ヘッドのヘッド温度、あるいは使用するインクの粘度なども勘案してワイピング数および/またはブレード10へのインク吐出数を変更するよう構成することも可能である。さらに、本実施形態では、ステップ4、7のブレードの前進、後進の両方向への移動時にインクの吐出を行ったが、ブレードの一方向の移動におけるインク吐出動作のみでブレードに付着したインクの溶解が可能な場合には、付着したインク溶解のためのブレードの移動を片方向のみとすればよい。
また、上記実施形態では、回復処理装置に昇降機構を有している場合について述べたが、昇降機構を有さない装置にも適用可能である。
次に、上記実施形態における回復処理を実行する実施例1および実施例2のインク吐出精度と、従来の回復処理を実行する比較例のインク吐出精度との比較結果について述べる。
(比較例)
この比較例におけるインクジェット記録装置では、以下のような回復処理を実行した。
A:ブレード上への吐出
・なし
B:ワイピング回数
・インク吐出数に関係なく一定(1回)
(実施例1)
この実施例1におけるインクジェット記録装置では、以下のような回復処理を実行した。
A)ブレード上への吐出
a1;吐出インクの種類
・シアンインクおよび淡シアンインク
a2;インク吐出数が閾値を超えない場合の各インクのブレードへの吐出数
・50発(1ノズルあたり)
a3;インク吐出数が閾値を超えた場合の各インクのブレードへの吐出数
・100発(1ノズルあたり)
B)ワイピング回数
b1;インク吐出数が閾値を超えない場合の各インクのブレードへの吐出数
・記録前のワイピング回数;1回
・記録後のワイピング回数;1回
b2;インク吐出数が閾値を超えた場合の各インクのブレードへの吐出数
・記録前のワイピング回数;1回
・記録後のワイピング回数;2回
(実施例2)
この実施例2におけるインクジェット記録装置では、以下のような回復処理を実行した。
A)ブレード上への吐出
a1;吐出インクの種類
・シアンインクおよび淡シアンインク
a2;インク吐出数が閾値を超えない場合の各インクのブレードへの吐出数
・50発(1ノズルあたり)
a3;インク吐出数が閾値を超えた場合の各インクのブレードへの吐出数
・100発(1ノズルあたり)
B)ワイピング回数
b1;インク吐出数が閾値を超えない場合の各インクのブレードへの吐出数
・記録前のワイピング回数;1回
・記録後のワイピング回数;1回
b2;インク吐出数が閾値を超えた場合の各インクのブレードへの吐出数
・記録前のワイピング回数;1回
・記録後のワイピング回数;4回
ここで、上記実施例1、2および上記比較例の記録条件は以下のよう設定した。
1030mm×100mmの記録媒体に対し、各色打ち込み量20%のベタ画像を1000枚出力する(パス数:6、キャリッジ速度:33.3inch/sec)。その中で200枚ごとに特定のパターンを出力する(パス数:1、キャリッジ速度18.4inch/sec)。
上記パターンに基づき、吐出インクの目標着弾位置と実際の着弾位置とのメディア搬送方向におけるずれ量のばらつき(Y方向ヨレ量)を測定し、その測定値の標準偏差によって実施例1および実施例2による着弾精度と、比較例による着弾精度との違いを比較した。なお、Y方向ヨレ量σ(μm)は以下の式により求めた。
Figure 2006240174
上記式において、nは測定ドット数、Yiはi番目のY方向へのずれ量、
Figure 2006240174
は全てのY方向におけるずれ量の平均である。なお、測定する環境は、温度25℃、湿度40%とした。
また、記録ヘッドにはシアン、マゼンタ、イエロー、淡シアン、淡マゼンタ、およびマット系ブラックの6色のインクを搭載した。上記のY方向へのヨレ量の測定には、他のインクよりも粘性が高く目標着弾位置からのずれ量が大きくなる傾向が実験的に確認されているマット系ブラックインクで記録したパターンを使用した。
表1に、本発明の比較例、実施例1、実施例2における、記録枚数に対するY方向ヨレ量(μm)の結果を示す。
Figure 2006240174
上記結果に示されるように、比較例のY方向ヨレ量は、記録開始から200枚目で目立ちはじめ、1000枚を記録した後には、約60μmのヨレが発生する。このヨレ量は、実際に記録された画像では白い筋としてユーザに認識されるレベルであり、画像品質を著しく低下させる要因となる。
一方、本発明の実施例1および実施例2のY方向ヨレ量は、記録開始から1000枚目まで安定して10μm以下となった。このヨレ量は、実際に記録される画像ではユーザによって認識されないレベルであり、画像品質の低下を生じない。この結果により、上記実施例1および実施例2では、吐出口形成面3bから適正にインクを除去することができるということが明らかとなった。
本発明は、紙や布、革、不織布、OHP用紙等、さらには、金属などの記録媒体を用いる機器すべてに適用可能である。具体的な適用機器としては、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の事務機器や、工業用生産機器などを挙げることができる。また、本発明は、大型の記録媒体に対して高速に記録を行う機器などに特に有効である。
本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置を示す平面図である。 本発明の実施形態における記録ヘッドおよびブレードを模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る制御系回路の概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態により行われる吐出回復処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 記録装置本体
2 キャリッジ
3 記録ヘッド
3a 吐出口
3b 吐出口形成面
4 ガイド軸
5 無端ベルト
7 回復処理装置
7A,7B 吸引回復機構
8 予備吐出インク受容箱
9 ワイピング機構
10 ワイピング部材(ブレード)
100 主制御部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 入出力ポート
105 LFモータの駆動回路
106 CRモータの駆動回路
107 記録ヘッドの駆動回路
109 回復制御処理装置の駆動回路
110 エンコーダセンサ
111 インターフェース回路
112 LFモーター
113 CRモーター
114 ヘッド温度センサ
115 吐出数カウンタ
116 ホストコンピュータ

Claims (15)

  1. インクの吐出口を複数形成した記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置であって、
    前記記録ヘッドの吐出口周辺に付着したインクを、ワイピング部材を用いたワイピング回復処理により除去するワイピング回復手段と、
    前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング回復処理に関連する動作を変更する制御手段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記ワイピング回復手段は、ワイピング部材に固着したインクの除去動作を行う除去手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング部材によるワイピング動作と前記除去手段による除去動作の少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記除去手段は、前記ワイピング部材に固着したインクとは異なるインクを、前記記録ヘッドから前記ワイピング部材へと吐出することにより、前記固着インクを除去することを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
  4. 前記制御手段は、前記カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング部材によるワイピング動作回数を制御することを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  5. 前記制御手段は、前記カウントされたインク吐出数が所定の閾値を超えた場合に前記ワイピング部材によって行われるワイピング動作回数を、前記カウントされたインク吐出数が前記閾値以下である場合に前記前記ワイピング部材によって行われるワイピング動作回数より増大させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  6. 前記制御手段は、前記カウントされたインク吐出数に応じて、前記ワイピング部材に固着したインクと異なるインクを前記ワイピング部材に吐出する吐出数を制御することを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  7. 前記制御手段は、前記カウントされたインク吐出数が所定の閾値を超えた場合に前記除去手段によって前記ワイピング部材に吐出するインクの吐出数を、前記カウントされたインク吐出数が所定の閾値以下である場合に前記除去手段によって前記ワイピング部材に吐出するインクの吐出数より増大させることを特徴とする請求項3ないし6のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  8. 前記ワイピング回復手段は、前記記録ヘッドの吐出口形成面に対し、前記吐出口の配列方向に沿って前記ワイピング部材を摺動させることにより、吐出口近傍に付着したインクをワイピングすることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  9. 前記除去手段によって前記ワイピング部材に吐出されるインクは、増粘しにくいインクであることを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  10. 前記除去手段は、記録ヘッドに搭載している単一または複数種のインクをワイピング部材に吐出することを特徴とする請求項2ないし9のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  11. 前記除去手段は、前記吐出口形成面に対して前記ワイピング部材が摺動するタイミングに合わせて、前記記録ヘッドから前記ワイピング部材へとインクを吐出させることを特徴とする請求項8ないし10のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
  12. インクを吐出する複数の吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において前記記録ヘッドの吐出性能を回復させる回復装置であって、
    前記記録ヘッドの吐出口周辺に付着したインクを、ワイピング部材を用いたワイピング回復処理により除去するワイピング回復手段と、
    前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング回復処理に関連する動作を変更する制御手段と、を備えたことを特徴とするインクジェット記録装置の回復装置。
  13. 前記ワイピング回復手段は、ワイピング部材に固着した固着インクの除去動作を行う除去手段をさらに有し、
    前記制御手段は、前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング部材によるワイピング動作と前記除去手段による除去動作の少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項12に記載のインクジェット記録装置の回復装置。
  14. インクを吐出する複数の吐出口を備えた記録ヘッドを用いて記録を行うインクジェット記録装置において前記記録ヘッドの吐出性能を良好な状態に維持するための回復方法であって、
    前記記録ヘッドの吐出口周辺に付着したインクを、ワイピング部材を用いたワイピング回復処理により除去するワイピング回復工程と、
    前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング回復処理に関連する動作を変更する制御工程と、備えたことを特徴とするインクジェット記録装置の回復方法。
  15. 前記ワイピング回復工程は、ワイピング部材に固着した固着インクの除去動作を行う除去工程をさらに含み、
    前記制御工程は、前記吐出口のインク吐出数をカウントし、カウントされたインク吐出数に応じて前記ワイピング部材によるワイピング動作と前記除去手段による除去動作の少なくとも一方を変更することを特徴とする請求項14に記載のインクジェット記録装置の回復方法。
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