JPH07164643A - インクジェット記録装置および該装置用吐出回復装置 - Google Patents
インクジェット記録装置および該装置用吐出回復装置Info
- Publication number
- JPH07164643A JPH07164643A JP31297993A JP31297993A JPH07164643A JP H07164643 A JPH07164643 A JP H07164643A JP 31297993 A JP31297993 A JP 31297993A JP 31297993 A JP31297993 A JP 31297993A JP H07164643 A JPH07164643 A JP H07164643A
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- JP
- Japan
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- ink
- recording
- recording head
- ejection
- cap
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 記録媒体に対して吐出口よりインクを吐出す
ることにより記録を行う記録ヘッドと、記録処理ヘッド
のインク吐出状態を良好に保つための吐出回復処理にお
いてインク吐出口周辺に固着したインクを除去する手段
を有することを特徴とするインクジェット記録装置 【効果】 増粘、固着インクおよびゴミ等の吐出不良要
因の付着し易い吐出回復装置のキャップ、ワイパおよび
記録ヘッドフェイスの吐出不良要因を溶かし取り除くこ
とができ吐出回復処理が完全に行える。
ることにより記録を行う記録ヘッドと、記録処理ヘッド
のインク吐出状態を良好に保つための吐出回復処理にお
いてインク吐出口周辺に固着したインクを除去する手段
を有することを特徴とするインクジェット記録装置 【効果】 増粘、固着インクおよびゴミ等の吐出不良要
因の付着し易い吐出回復装置のキャップ、ワイパおよび
記録ヘッドフェイスの吐出不良要因を溶かし取り除くこ
とができ吐出回復処理が完全に行える。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録装
置および該装置用吐出回復装置に関するものである。
置および該装置用吐出回復装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】インクジェット方式による記録装置にお
いては、記録ヘッドとして一般に微細な吐出口を配列し
たものが用いられるので、吐出口内方への気泡や塵埃の
混入が生じた場合、あるいはインク溶剤の蒸発に伴う増
粘等によってインクが吐出ないし記録に適さない状態と
なった場合等において、インクをリフレッシュすること
によりそれら吐出不良要因を除去する処理（吐出回復処
理）がなされるようにしている。
いては、記録ヘッドとして一般に微細な吐出口を配列し
たものが用いられるので、吐出口内方への気泡や塵埃の
混入が生じた場合、あるいはインク溶剤の蒸発に伴う増
粘等によってインクが吐出ないし記録に適さない状態と
なった場合等において、インクをリフレッシュすること
によりそれら吐出不良要因を除去する処理（吐出回復処
理）がなされるようにしている。
【０００３】このような吐出回復処理を行う手段の一形
態として、記録ヘッドの吐出口形成面を覆うことが可能
なキャップと、このキャップに連通し吸引力を作用する
ポンプとを設けたものがある。
態として、記録ヘッドの吐出口形成面を覆うことが可能
なキャップと、このキャップに連通し吸引力を作用する
ポンプとを設けたものがある。
【０００４】そして、キャップを吐出口形成面に対向さ
せた状態で吐出口内方のインク吐出エネルギ発生素子を
駆動することによりインクを吐出させ、あるいはキャッ
プによって吐出形成面を覆った状態で吸引力を作用させ
て吐出口より吸引を行うことによりインクを強制排出さ
せて、インクとともに吐出不良要因を除去せんとするも
のである。一方装置の適宜の部位には、上記吐出回復処
理によって生じた廃インクを貯留するための廃インクタ
ンクが設けられている。そして、吐出回復処理によって
キャップやポンプおよびこれらを連通する廃インクチュ
ーブ等を含む吐出回復装置に受容されたインクを廃イン
クタンクへと導く処理を行うために、キャップを大気に
開放した状態でポンプを作動させる所謂空吸引という動
作が行われる。
せた状態で吐出口内方のインク吐出エネルギ発生素子を
駆動することによりインクを吐出させ、あるいはキャッ
プによって吐出形成面を覆った状態で吸引力を作用させ
て吐出口より吸引を行うことによりインクを強制排出さ
せて、インクとともに吐出不良要因を除去せんとするも
のである。一方装置の適宜の部位には、上記吐出回復処
理によって生じた廃インクを貯留するための廃インクタ
ンクが設けられている。そして、吐出回復処理によって
キャップやポンプおよびこれらを連通する廃インクチュ
ーブ等を含む吐出回復装置に受容されたインクを廃イン
クタンクへと導く処理を行うために、キャップを大気に
開放した状態でポンプを作動させる所謂空吸引という動
作が行われる。
【０００５】そして、記録ヘッドの吐出口周囲に付着す
るインクおよび紙粉等のゴミとともに吐出不良要因を除
去するために設けたブレードによりワイピングが行われ
る。
るインクおよび紙粉等のゴミとともに吐出不良要因を除
去するために設けたブレードによりワイピングが行われ
る。
【０００６】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来例では、インク組成の異なる印字後の耐水性を向
上させたもの（以降、耐水インクとする。）を用いる
と、放置することによりインクが増粘し易いため次のよ
うな欠点があった。
記従来例では、インク組成の異なる印字後の耐水性を向
上させたもの（以降、耐水インクとする。）を用いる
と、放置することによりインクが増粘し易いため次のよ
うな欠点があった。
【０００７】吐出回復処理を行う手段としてのキャッ
プ、ポンプに付くインクの増粘、固着により、キャップ
は吐出形成面を覆うことができず、隙間ができ、ポンプ
は動作不能となる。また、ブレードに付着するインクの
増粘、固着が、長期間にわたって繰り返されると、ブレ
ードにインクが堆積固化し吐出不良要因の除去性能が低
下する。
プ、ポンプに付くインクの増粘、固着により、キャップ
は吐出形成面を覆うことができず、隙間ができ、ポンプ
は動作不能となる。また、ブレードに付着するインクの
増粘、固着が、長期間にわたって繰り返されると、ブレ
ードにインクが堆積固化し吐出不良要因の除去性能が低
下する。
【０００８】本発明の目的は、記録ヘッドより効率よく
確実な空吐出を行って、吐出回復装置内のキャップ、ブ
レードの増粘、固着インクを除去することにある。
確実な空吐出を行って、吐出回復装置内のキャップ、ブ
レードの増粘、固着インクを除去することにある。
【０００９】
【課題を解決するための手段】本発明によれば固着、増
粘インクに記録ヘッドより新しいインク（以降、生イン
クとする。）を付ける手段を設けることにより、固着、
増粘インクが溶け易い性質を利用し、吐出不良要因の除
去をするものである。
粘インクに記録ヘッドより新しいインク（以降、生イン
クとする。）を付ける手段を設けることにより、固着、
増粘インクが溶け易い性質を利用し、吐出不良要因の除
去をするものである。
【００１０】すなわち、本発明は記録媒体に対して吐出
口よりインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッ
ドと、記録処理ヘッドのインク吐出状態を良好に保つた
めの吐出回復処理においてインク吐出口周辺に固着した
インクを除去する手段を有することを特徴とするインク
ジェット記録装置であり、また記録媒体に対して吐出口
よりインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッド
と、記録処理ヘッドのインク吐出状態を良好に保つため
の吐出回復処理において、前記記録ヘッドと対向するイ
ンク受容手段と、該インク受容手段との対向した状態で
前記記録ヘッドを駆動してインクをインク吐出口周辺に
吐出させそれによりインク吐出口周辺に固着したインク
を除去する手段を有するインクジェット記録装置、また
上記のインクジェット記録装置に使用するインク吐出回
復装置である。さらに本発明は記録媒体に対して吐出口
よりインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッド
と、記録処理ヘッドのインク吐出状態を良好に保つため
の吐出回復処理において、前記記録ヘッドと対向するイ
ンク受容手段と、該インク受容手段との対向した状態で
前記記録ヘッドを駆動してインクをインクをインク吐出
口周辺に吐出させそれによりインク吐出口周辺に固着し
たインクを除去する手段を有する前記吐出回復処理を行
う回復制御手段と、廃インクの貯留部材と、前記インク
受容手段に受容されたインクを前記廃インク貯留部材に
移送する移送手段と、前記記録処理の過程で、所定回数
の前記吐出回復処理毎に前記移送手段を駆動する駆動手
段とを具えたことを特徴とするインクジェット記録装置
である。
口よりインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッ
ドと、記録処理ヘッドのインク吐出状態を良好に保つた
めの吐出回復処理においてインク吐出口周辺に固着した
インクを除去する手段を有することを特徴とするインク
ジェット記録装置であり、また記録媒体に対して吐出口
よりインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッド
と、記録処理ヘッドのインク吐出状態を良好に保つため
の吐出回復処理において、前記記録ヘッドと対向するイ
ンク受容手段と、該インク受容手段との対向した状態で
前記記録ヘッドを駆動してインクをインク吐出口周辺に
吐出させそれによりインク吐出口周辺に固着したインク
を除去する手段を有するインクジェット記録装置、また
上記のインクジェット記録装置に使用するインク吐出回
復装置である。さらに本発明は記録媒体に対して吐出口
よりインクを吐出することにより記録を行う記録ヘッド
と、記録処理ヘッドのインク吐出状態を良好に保つため
の吐出回復処理において、前記記録ヘッドと対向するイ
ンク受容手段と、該インク受容手段との対向した状態で
前記記録ヘッドを駆動してインクをインクをインク吐出
口周辺に吐出させそれによりインク吐出口周辺に固着し
たインクを除去する手段を有する前記吐出回復処理を行
う回復制御手段と、廃インクの貯留部材と、前記インク
受容手段に受容されたインクを前記廃インク貯留部材に
移送する移送手段と、前記記録処理の過程で、所定回数
の前記吐出回復処理毎に前記移送手段を駆動する駆動手
段とを具えたことを特徴とするインクジェット記録装置
である。
【００１１】本発明によればインク吐出口周辺に固着、
増粘したインクを除去する手段、例えば新しいインク
（以降、生インクとする。）をインク吐出口周辺付ける
手段を設けることにより、固着、増粘インクが溶け易い
性質を利用し、吐出形成面、キャップ、あるいはワイパ
ー部材に付着する増粘インクを溶かし、吐出不良要因の
除去をするものである。特に本発明では耐水インクを使
用した際にキャップの溝等に付着し固着または増粘した
インク等を除去することができるので、回復操作時の吸
引時にリークが発生するのを防ぎこれにより吐出回復装
置を完全にすることができるので極めて有用である。
増粘したインクを除去する手段、例えば新しいインク
（以降、生インクとする。）をインク吐出口周辺付ける
手段を設けることにより、固着、増粘インクが溶け易い
性質を利用し、吐出形成面、キャップ、あるいはワイパ
ー部材に付着する増粘インクを溶かし、吐出不良要因の
除去をするものである。特に本発明では耐水インクを使
用した際にキャップの溝等に付着し固着または増粘した
インク等を除去することができるので、回復操作時の吸
引時にリークが発生するのを防ぎこれにより吐出回復装
置を完全にすることができるので極めて有用である。
【００１２】
【実施例】図１は本発明の第一の実施例を示し、同図に
おいて１は記録ヘッド、２は回復装置であるところのキ
ャップ、３はキャップ２を固定するキャップホルダであ
り回復装置ポンプに接続されポンプを経由して廃インク
タンクへと継る。４は回復装置であるところのブレー
ド、５は上記記録ヘッド１より吐出した吐出インク滴、
６は回復装置および記録ヘッドに付着した固着、増粘イ
ンクである。
おいて１は記録ヘッド、２は回復装置であるところのキ
ャップ、３はキャップ２を固定するキャップホルダであ
り回復装置ポンプに接続されポンプを経由して廃インク
タンクへと継る。４は回復装置であるところのブレー
ド、５は上記記録ヘッド１より吐出した吐出インク滴、
６は回復装置および記録ヘッドに付着した固着、増粘イ
ンクである。
【００１３】図２は本発明の第二の実施例を示し、同図
において１０は記録ヘッドのインク吐出口部材である天
板１０、９はインク吐出口であるノズル、８は吐出口形
成面であるフェイス面、７は上記吐出口よりフェイス面
に着くよう吐出されたフェイス面清掃インク滴である。
において１０は記録ヘッドのインク吐出口部材である天
板１０、９はインク吐出口であるノズル、８は吐出口形
成面であるフェイス面、７は上記吐出口よりフェイス面
に着くよう吐出されたフェイス面清掃インク滴である。
【００１４】実施例１ 次に上記構成において、図１に基づき説明する。キャッ
プ２は記録ヘッド１のノズルを、インク蒸発による固
着、増粘および外部からのゴミ付着を防ぐため印字中以
外塞いでいる。（以降、キャッピングとする。）したが
ってキャップ２はそのキャップリブ２ａが記録ヘッド１
のフェイス面８と接触しており、そのために長期間にわ
たり使用していくと上記キャップリブ２ａおよびフェイ
ス面８には増粘、固着したインクが付着する。特に耐水
インクにおいては顕著に増粘、固着インクが付着するこ
とが実験により確かめられている。また、ワイパ４は、
上記記録ヘッド１のフェイス面にインク吐出およびキャ
ッピングを行う際付着したインクを、そのワイパ４をフ
ェイス面に達するように記録ヘッド側に突き出し、記録
ヘッドを搭載したキャリッジを動かすことにより、その
ワイパ４にて取り去る。（以降、ワイピングとする。）
しかしながら、上記ワイパ４には増粘、固着インクが長
期間にわたり使用すると付着し、耐水インクの場合、顕
著なことが同様に実験により確かめられている。これら
の付着インクは印字使用頻度に比例し、徐々に堆積しキ
ャップ、ワイパの本来の回復性能が出せなくなる。そし
て、記録ヘッドフェイス面にもインクが付着、堆積し、
印字により記録ヘッド１が記録紙上を走行することによ
り、その堆積インクが記録ヘッド１と記録紙間ギャップ
を越えた際、記録紙上に付着するため印字汚れが発生し
てしまう。
プ２は記録ヘッド１のノズルを、インク蒸発による固
着、増粘および外部からのゴミ付着を防ぐため印字中以
外塞いでいる。（以降、キャッピングとする。）したが
ってキャップ２はそのキャップリブ２ａが記録ヘッド１
のフェイス面８と接触しており、そのために長期間にわ
たり使用していくと上記キャップリブ２ａおよびフェイ
ス面８には増粘、固着したインクが付着する。特に耐水
インクにおいては顕著に増粘、固着インクが付着するこ
とが実験により確かめられている。また、ワイパ４は、
上記記録ヘッド１のフェイス面にインク吐出およびキャ
ッピングを行う際付着したインクを、そのワイパ４をフ
ェイス面に達するように記録ヘッド側に突き出し、記録
ヘッドを搭載したキャリッジを動かすことにより、その
ワイパ４にて取り去る。（以降、ワイピングとする。）
しかしながら、上記ワイパ４には増粘、固着インクが長
期間にわたり使用すると付着し、耐水インクの場合、顕
著なことが同様に実験により確かめられている。これら
の付着インクは印字使用頻度に比例し、徐々に堆積しキ
ャップ、ワイパの本来の回復性能が出せなくなる。そし
て、記録ヘッドフェイス面にもインクが付着、堆積し、
印字により記録ヘッド１が記録紙上を走行することによ
り、その堆積インクが記録ヘッド１と記録紙間ギャップ
を越えた際、記録紙上に付着するため印字汚れが発生し
てしまう。
【００１５】そのため、生インクを付けると固着、増粘
インクが溶け易いので、非キャッピング時に上記増粘、
固着インクの付き易いキャップリブ２ａおよびワイパ４
に向けて記録ヘッド１より生インクを吐出させ、吐出不
良要因となる上記増粘インク、固着インクおよびゴミ等
も一緒に除去するものである。
インクが溶け易いので、非キャッピング時に上記増粘、
固着インクの付き易いキャップリブ２ａおよびワイパ４
に向けて記録ヘッド１より生インクを吐出させ、吐出不
良要因となる上記増粘インク、固着インクおよびゴミ等
も一緒に除去するものである。
【００１６】次に上記吐出回復処理手順を図３、図４に
基づき説明する。図３は、記録装置の制御系の構成例を
示すブロック図である。キャリッジ上に搭載した記録ヘ
ッドのキャップ位置や移動位置は、回復系ホームセンサ
６５やキャリッジホームセンサ６７の検出に基づいて知
ることができる。同図においてマイクロコンピュータ９
９９を構成する１０００は、後述する制御手順を実行し
て制御信号を発生し、各部を制御するＭＰＵ、１００１
はその制御手順に対応したプログラム等を格納したＲＯ
Ｍ、１００２は制御手順実行時におけるワークエリアと
して用いられるＲＡＭである。また、１００３は時間を
計測するタイマである。 図４のフローチャートには、
図３のＭＰＵ１０００の制御の下に回復系ユニットによ
って実行される吐出回復処理手順の一例を示す。本手順
は、まず、（ｂ）キャッピング状態から始まる。そして
（ｃ）状態でポンピングが実行され、その状態でインク
吸引が充分に行われるよう３秒間の停止が行われる。
（ｄ）ではキャップオープンと同時に小空吸引が行わ
れ、キャップ内およびポンプ内のインクの取り込みが行
われるよう１秒間停止する。次に記録ヘッドノズル内の
清掃（以下、予備吐出とする。）を兼ねて、キャリッジ
を記録ヘッドから吐出されるインク滴がキャップリブお
よびブレードに当たるように移動させ、記録ヘッドより
生インクを吐出させる。次に空吸引動作に入る前に記録
ヘッドを、ブレードＯＦＦ位置すなわち記録ヘッドのフ
ェイス面にブレードが触れないようにブレードを引き込
ませ、なおかつ記録ヘッドとキャップとが対向しない位
置関係とする。次にポンプ内に充満したインクの排出の
ための空吸引が行われる。まず（ｇ）の空吸引準備位置
に移り（ステップＳ１５）、そこから０．３秒の停止期
間（Ｓ）（ステップ２０）を含む中空吸引停止位置
（ｆ）の間を３回往復させる（ステップＳ１７〜２
３）。ただし、空吸引準備位置（ｇ）の反転は、停止す
ることなく即座に実行される。次に同じ空吸引準備位置
（ｇ）からポンプの不死点である大空吸引停止位置
（ｅ）まで移動させ（ステップＳ２５）、０．３秒の停
止期間（Ｓ）を同時に実行する（ステップＳ２６）こと
により大空吸引が行われ、ポンプ内のインクは充分に廃
インク収納部側へ押し出される。引き続き（ｇ）の位置
に移り（ステップＳ２７）、記録ヘッドをブレードＯＮ
位置に移動させ（ステップＳ２９）、（ｈ）の位置でブ
レードＯＮとし（ステップＳ３１）、そして記録ヘッド
をブレードＯＦＦ位置まで移動させることで、ワイピン
グを実行する（ステップＳ３３）。最後に（ａ）位置で
ブレードＯＦＦし（ステップＳ３５）、記録ヘッドをキ
ャッピング位置に戻し（ステップＳ３７）、（ｂ）でキ
ャッピングをする（ステップＳ３９）。
基づき説明する。図３は、記録装置の制御系の構成例を
示すブロック図である。キャリッジ上に搭載した記録ヘ
ッドのキャップ位置や移動位置は、回復系ホームセンサ
６５やキャリッジホームセンサ６７の検出に基づいて知
ることができる。同図においてマイクロコンピュータ９
９９を構成する１０００は、後述する制御手順を実行し
て制御信号を発生し、各部を制御するＭＰＵ、１００１
はその制御手順に対応したプログラム等を格納したＲＯ
Ｍ、１００２は制御手順実行時におけるワークエリアと
して用いられるＲＡＭである。また、１００３は時間を
計測するタイマである。 図４のフローチャートには、
図３のＭＰＵ１０００の制御の下に回復系ユニットによ
って実行される吐出回復処理手順の一例を示す。本手順
は、まず、（ｂ）キャッピング状態から始まる。そして
（ｃ）状態でポンピングが実行され、その状態でインク
吸引が充分に行われるよう３秒間の停止が行われる。
（ｄ）ではキャップオープンと同時に小空吸引が行わ
れ、キャップ内およびポンプ内のインクの取り込みが行
われるよう１秒間停止する。次に記録ヘッドノズル内の
清掃（以下、予備吐出とする。）を兼ねて、キャリッジ
を記録ヘッドから吐出されるインク滴がキャップリブお
よびブレードに当たるように移動させ、記録ヘッドより
生インクを吐出させる。次に空吸引動作に入る前に記録
ヘッドを、ブレードＯＦＦ位置すなわち記録ヘッドのフ
ェイス面にブレードが触れないようにブレードを引き込
ませ、なおかつ記録ヘッドとキャップとが対向しない位
置関係とする。次にポンプ内に充満したインクの排出の
ための空吸引が行われる。まず（ｇ）の空吸引準備位置
に移り（ステップＳ１５）、そこから０．３秒の停止期
間（Ｓ）（ステップ２０）を含む中空吸引停止位置
（ｆ）の間を３回往復させる（ステップＳ１７〜２
３）。ただし、空吸引準備位置（ｇ）の反転は、停止す
ることなく即座に実行される。次に同じ空吸引準備位置
（ｇ）からポンプの不死点である大空吸引停止位置
（ｅ）まで移動させ（ステップＳ２５）、０．３秒の停
止期間（Ｓ）を同時に実行する（ステップＳ２６）こと
により大空吸引が行われ、ポンプ内のインクは充分に廃
インク収納部側へ押し出される。引き続き（ｇ）の位置
に移り（ステップＳ２７）、記録ヘッドをブレードＯＮ
位置に移動させ（ステップＳ２９）、（ｈ）の位置でブ
レードＯＮとし（ステップＳ３１）、そして記録ヘッド
をブレードＯＦＦ位置まで移動させることで、ワイピン
グを実行する（ステップＳ３３）。最後に（ａ）位置で
ブレードＯＦＦし（ステップＳ３５）、記録ヘッドをキ
ャッピング位置に戻し（ステップＳ３７）、（ｂ）でキ
ャッピングをする（ステップＳ３９）。
【００１７】実施例２ 図２に基づき説明する。フェイス面８に付着した増粘イ
ンク、固着インクおよびゴミ等の吐出不良要因６を、記
録ヘッド吐出口内方のインク吐出エネルギ発生素子を記
録紙に達せず記録ヘッドフェイス面に吐出インク滴が達
するように駆動することにより、生インクで溶かす。次
に、ワイピングすることにより上記の溶けた吐出不良要
因を除去するものである。実施例１の回復処理手順と同
じく、上記動作は、予備吐出動作処理に代わるものであ
る。
ンク、固着インクおよびゴミ等の吐出不良要因６を、記
録ヘッド吐出口内方のインク吐出エネルギ発生素子を記
録紙に達せず記録ヘッドフェイス面に吐出インク滴が達
するように駆動することにより、生インクで溶かす。次
に、ワイピングすることにより上記の溶けた吐出不良要
因を除去するものである。実施例１の回復処理手順と同
じく、上記動作は、予備吐出動作処理に代わるものであ
る。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
増粘、固着インクおよびゴミ等の吐出不良要因の付着し
易い吐出回復装置のキャップ、ワイパおよび記録ヘッド
フェイス面に、記録ヘッドより生インクを付着させるこ
とにより、吐出不良要因を溶かし取り除くことができる
ようになった。
増粘、固着インクおよびゴミ等の吐出不良要因の付着し
易い吐出回復装置のキャップ、ワイパおよび記録ヘッド
フェイス面に、記録ヘッドより生インクを付着させるこ
とにより、吐出不良要因を溶かし取り除くことができる
ようになった。
【図１】本発明を適用した吐出回復装置の一実施例とし
てキャップブレード、および記録ヘッドの構成を示す斜
視図
てキャップブレード、および記録ヘッドの構成を示す斜
視図
【図２】図２における記録ヘッド天板を示す斜視図
【図３】記録装置の制御系構成例を示すブロック図
【図４】吐出回復処理手順例を示すフローチャート
１ 記録ヘッド １ａ キャリッジ ２ キャップ ２ａ キャップリブ ３ キャップホルダ ４ ワイパ ５ 吐出インク滴 ６ 固着・増粘インク ７ フェイス面清掃インク滴 ８ フェイス面 ９ ノズル １０ 天板
Claims (5)
- 【請求項１】 記録媒体に対して吐出口よりインクを吐
出することにより記録を行う記録ヘッドと、記録処理ヘ
ッドのインク吐出状態を良好に保つための吐出回復処理
においてインク吐出口周辺に固着したインクを除去する
手段を有することを特徴とするインクジェット記録装置 - 【請求項２】 記録媒体に対して吐出口よりインクを吐
出することにより記録を行う記録ヘッドと、記録処理ヘ
ッドのインク吐出状態を良好に保つための吐出回復処理
において、前記記録ヘッドと対向するインク受容手段
と、該インク受容手段との対向した状態で前記記録ヘッ
ドを駆動してインクをインク吐出口周辺に吐出させそれ
によりインク吐出口周辺に固着したインクを除去する手
段を有することを特徴とする請求項１記載のインクジェ
ット記録装置 - 【請求項３】 固着したインクを除去するインク吐出口
周辺がフェイス面、ワイパー、キャップおよびキャップ
リブである請求項１または２のインクジェット記録装
置。 - 【請求項４】 請求項１記載のインクジェット記録装置
に使用するインク吐出回復装置。 - 【請求項５】 記録媒体に対して吐出口よりインクを吐
出することにより記録を行う記録ヘッドと、記録処理ヘ
ッドのインク吐出状態を良好に保つための吐出回復処理
において、前記記録ヘッドと対向するインク受容手段
と、該インク受容手段との対向した状態で前記記録ヘッ
ドを駆動してインクをインクをインク吐出口周辺に吐出
させそれによりインク吐出口周辺に固着したインクを除
去する手段を有する前記吐出回復処理を行う回復制御手
段と、廃インクの貯留部材と、前記インク受容手段に受
容されたインクを前記廃インク貯留部材に移送する移送
手段と、前記記録処理の過程で、所定回数の前記吐出回
復処理毎に前記移送手段を駆動する駆動手段とを具えた
ことを特徴とするインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31297993A JPH07164643A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | インクジェット記録装置および該装置用吐出回復装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31297993A JPH07164643A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | インクジェット記録装置および該装置用吐出回復装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07164643A true JPH07164643A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18035783
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31297993A Pending JPH07164643A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | インクジェット記録装置および該装置用吐出回復装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07164643A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6913339B2 (en) | 2000-10-04 | 2005-07-05 | Canon Kabushiki Kaisha | Head recovery device, head recovery method and ink jet recording apparatus |
| JP2006240174A (ja) * | 2005-03-04 | 2006-09-14 | Canon Inc | インクジェット記録装置、インクジェット記録装置の回復装置、およびインクジェット記録装置の回復方法 |
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1993
- 1993-12-14 JP JP31297993A patent/JPH07164643A/ja active Pending
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