JP2006234034A - 逆入力遮断クラッチ - Google Patents

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Abstract

【課題】逆入力遮断クラッチにおいて、入出力間の縁切りを確実にすること。
【解決手段】静止側ハウジング26と、入力外輪21および出力内輪22と、内外輪間のトルク伝達をなし得るローラ23と、ローラ23をして内外輪を係合させてトルク伝達を行なう係合位置と、内外輪を縁切りする離脱位置との間を移動する保持器24と、入力外輪21と保持器24との間に配設されて保持器24を離脱方向に附勢する附勢ばね25と、ハウジング26と保持器24との間に配設され、入力外輪21の正転状態で附勢ばね25に打勝つ移動抵抗を付与して、保持器24を係合位置に相対移動させる摺動ぱね27とを備える。入力外輪21の正転状態でローラ23を介してトルク伝達を行なうとともに、入力外輪21の停止状態および逆転状態では保持器24を離脱位置に保持して入力外輪21と出力内輪22とを縁切りする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば自動車のエンジン始動装置等に利用されるもので、入力側から一方向の回転トルクのみを出力側へ伝達する一方、出力側から正逆両方向の回転トルクを遮断して入力側へ伝達しない機能を有する逆入力遮断クラッチに関する。
自動車のエンジン始動装置の一例を図9(A)(B)に示す(例えば、特許文献1参照)。このエンジン始動装置は常時噛合式であって、スタータモータ1が複数のギア列2を介してクランクギア3に連結される。図中、4はスタータモータの駆動軸、5は駆動軸に取付けられたスタータギア、6は支持軸7に取付けられた従動ギア、8は支持軸7に取付けられた中間ギアである。
スタータギア5によりワンウェイクラッチ9の内輪9aを回転させ、ワンウェイクラッチ9が噛み合うことによりワンウェイクラッチ9の外輪9bすなわち中間ギア8が回転し、クランクギア3に駆動力を伝達する構成である。
ここで、ワンウェイクラッチ9はエンジンが始動するまでの間、スタータモータ1からのトルク伝達を行なうが、エンジンが始動すると、スタータモータ1が停止するとともにクラッチ外輪9bがエンジン回転によりクラッチ空転側に回転し始めるため、ワンウェイクラッチ9で動力が遮断され、エンジン回転がスタータモータ1へ伝達されない仕組みになっている。
しかし、ワンウェイクラッチ9を用いた従来の常時噛合式のレイアウトでは、エンジン停止時のクランクの揺り戻し等により逆回転のトルクがエンジンに発生すると、逆入力トルクがスタータモータへ伝達され、このことが原因となって騒音やスタータモータの異常が発生する場合がある。
また、従来のレイアウトでは、始動後は常時ワンウェイクラッチ9が空転を続けるため、係合子(ころ)や内外輪が摩耗しやすいという問題がある。そこで、入力側からの正回転トルクのみ出力軸に伝達する一方、出力側からの正逆回転トルクは遮断して入力側に伝達しない逆入力遮断クラッチが提案されている(特許文献2参照)。この逆入力遮断クラッチは、図10に示すように、従動ギア6と中間ギア8との間に配設される。
従来の逆入力遮断クラッチの一例を図11、図12に基づき説明する。この逆入力遮断クラッチは図示例では外輪入力タイプであって、入力側回転部材としての入力外輪21と、出力側回転部材としての出力内輪22と、トルク伝達部材としてのローラ23と、ローラ23を保持する保持器24と、保持器24を図11に示す中立位置に保持するセンタリングばね25と、静止側部材としてのハウジング26と、保持器24の回転に対して保持器24にすべり摩擦抵抗を作用させる回転抵抗付与手段としての摺動ばね27とを備える。
入力外輪21は、例えばスターターモータと減速機構とで構成される駆動部(図示せず)に直結される。出力内輪22は、入力外輪21の内径側に配設される。入力外輪21の内周面には、出力内輪22の外周面との間に正逆回転方向のうち一方向(図2左側方向)のみに縮小した楔空間pを形成したカム面21bが複数(ローラ23の数と同数)円周方向等間隔に形成される。この楔空間pは、ローラ23の初期位置(図11の状態)でそのローラ23の直径よりも大きくなっており、出力内輪22の外周面との間に隙間qを有する。
図11に示すようにローラ23が楔空間pの初期位置に位置する時は、ローラ23と出力内輪22の外周面との間に隙間qがあるため、そのローラ23は楔空間p内で自転可能である。この時、入力外輪21と出力内輪22は回転方向で係合していないため、初期状態あるいは出力内輪22に正逆回転トルク(図中矢印参照)が逆入力された時、その逆入力回転トルクは入力外輪21へ伝達されずに遮断される。
図12に示すようにローラ23が楔空間pの初期位置から正逆回転方向のうち一方向(図中左側)に移動して楔空間pの縮小した箇所に噛み込んだ時は、入力外輪21と出力内輪22がローラ23を介して係合し、入力外輪21からの回転トルク(図中矢印参照)がローラ23を介して出力内輪22に伝達される。すなわち、図11の初期状態から図12のように入力外輪21に矢印方向のトルクを加えると、入力外輪21は回転しようとするが、保持器24はセンタリングばね25の力を上回る摺動ばね27の摩擦抵抗によってその場に留まろうとする。その結果、保持器24のポケット24aに保持されたローラ23もその場に留まるため、ローラ23が入力外輪21に対して相対移動し、入力外輪21と出力内輪22で形成される楔空間pの噛み合い位置に来て出力内輪22にトルクを伝達する。入力外輪21が停止すると、センタリングばね25の復元力によりローラ23が楔空間pから離脱し、外輪カム面21bの中央に戻る。
従来の逆入力遮断クラッチにおいて、初期状態の時、入力外輪21と保持器24に嵌合されたセンタリングばね25の作用によって、ローラ23は外輪カム面21bの初期位置に保持される。この時、ローラ23と出力内輪22との間に隙間qを保つように設定されるので、出力内輪22は両方向に回転することができ、逆入力トルクを遮断する。
特開2004−218591号公報 特開2004−324693号公報
しかし、従来の逆入力遮断クラッチでは、ローラ23が径方向に動くことができるので、ローラ23の自重や外部からの振動などによって、ローラ23と出力内輪22が接触することがある。出力内輪22がその回転中にローラ23と接触すると、当該接触により異音や振動が発生したり、接触による摩擦抵抗が大きい場合はローラ23が噛み合い位置に移動し、逆入力トルクを遮断できなくなる場合がある。また、入力外輪21が停止しても、例えばローラ23に作用する残留トルクが大きい場合は、ローラ23が楔空間に噛み込んだままになることがある。この場合も逆入力トルクを遮断できなくなる。
前記課題を解決するため、請求項1の発明は、静止側部材に対して正逆回転自在な入力側回転部材および出力側回転部材と、
前記両回転部材間に介装されて両回転部材間のトルク伝達をなし得るトルク伝達部材と、
前記トルク伝達部材を保持して前記入力側回転部材に対して相対移動可能であって、前記トルク伝達部材をして前記両回転部材を係合させてトルク伝達を行なう係合位置と、前記両回転部材を縁切りする離脱位置との間を移動可能な保持器と、
前記静止側部材と保持器との間に配設され、前記入力側回転部材の正転状態で前記保持器に所定の移動抵抗を付与することにより前記入力側回転部材と保持器との間に相対移動を生ぜしめ前記保持器を前記係合位置に移動させる抵抗部材とを備え、
前記入力側回転部材の正転状態で前記保持器を前記係合位置に移動させて前記入力側回転部材から出力側回転部材にトルク伝達部材を介してトルク伝達を行なうとともに、前記入力側回転部材の停止状態および逆転状態で前記保持器を前記離脱位置に保持して前記入力側回転部材と出力側回転部材とを縁切りするようにしたことを特徴とする。
ここで、前記入力側回転部材と保持器との間に配設されて前記保持器を前記離脱位置に附勢する附勢部材を備えると、前記入力側回転部材と出力側回転部材とを、より縁切りし易くなる。
このように、入力側回転部材の停止状態および逆転状態で、保持器を離脱位置に保持して入力側回転部材と出力側回転部材とを縁切りすることで、入力側回転部材の停止状態および逆転状態でローラが径方向に不動に保持されるので、ローラの自重や外部からの振動などによって、ローラが出力側回転部材に接触することがなく、当該接触による異音や振動の発生を防止し、さらにはローラが不測に噛み合い位置に移動して逆入力トルクを遮断できなくなる事態を防止する。
本発明の逆入力遮断クラッチは、特許文献1のような常時噛合式エンジン始動装置でのワンウェイクラッチの代替として適用すれば、エンジン走行時のクラッチのローラが非接触になるから空転摩耗が極めて少なくなり、いわゆるアイドリングストップ機構として好適である。
エンジン停止時にはクランクの慣性によってエンジンの回転が一瞬逆転する場合もあるが、本発明の逆入力遮断クラッチを用いれば、ワンウェイクラッチと異なり、逆転時のトルクをモータ側に伝えないためモータや減速機構を保護することができる。
常時噛み合い式の車両用エンジン始動装置のワンウェイクラッチ部に逆入力遮断クラッチを用いることで逆入力トルクを遮断でき、騒音の発生やスタータモータに異常が発生するのを防止することができる。
また、逆入力遮断クラッチの初期状態(入力軸にトルクが作用しない状態)では、トルク伝達部材と入力側回転部材および出力側回転部材の間に隙間を保つように設定されているので、エンジン始動後でもトルク伝達部材や内外回転部材の摩耗を防止することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記入力側回転部材の内周面に、この内周面と対向する出力側回転部材の外周面との間で一方向のみに縮小する楔空間を形成するカム面を形成し、前記カム面に前記トルク伝達部材を噛み込ませて前記入力側回転部材と出力側回転部材とのトルク伝達を行なうようにした。
この場合は、トルク伝達部材が、入力側回転部材の内周面のカム面の楔空間に噛み込まれてトルク伝達を行なうが、入力側回転部材が回転停止又は逆回転すると、トルク伝達部材が附勢ばねの力で噛み合い離脱位置に移動して逆入力トルクを遮断する。
請求項3の発明は、請求項2の発明において、前記カム面の拡大側に前記トルク伝達部材が嵌合する凹所を形成し、前記保持器が前記離脱位置に移動した状態で前記トルク伝達部材を前記凹所に嵌合させるようにした。
保持器が離脱位置に移動した状態でトルク伝達部材を凹所に嵌合することにより、ローラの自重や外部からの振動などによって附勢ばねに抗してローラが不測に出力側回転部材と接触するのをより確実に防止し、当該接触による異音や振動の発生を防止し、さらにはローラが不測に噛み合い位置に移動して逆入力トルクを遮断できなくなる事態を防止する。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、前記入力側回転部材の外周面に、この外周面と対向する出力側回転部材の内周面との間で一方向のみに縮小する楔空間を形成するカム面を形成し、前記カム面に前記トルク伝達部材を噛み込ませて前記入力側回転部材と出力側回転部材とのトルク伝達を行なうようにした。
この場合は、トルク伝達部材が、入力側回転部材の外周面のカム面の楔空間に噛み込まれてトルク伝達を行なうが、入力側回転部材が回転停止又は逆回転すると、トルク伝達部材が附勢ばねの力で噛み合い離脱位置に移動して逆入力トルクを遮断する。
請求項5の車両用エンジン始動装置に係る発明は、スタータモータのスタータギアと、エンジンのクランク軸のクランクギアとをギア列で連結した車両用エンジン始動装置において、前記ギア列の一部に、請求項1から4のいずれかの逆入力遮断クラッチを配設したことを特徴とする。
これにより、逆入力遮断クラッチのローラの自重や外部からの振動などによって当該ローラが出力側回転部材に接触することがなく、ローラの接触による異音や振動の発生を防止し、さらにはローラが不測に噛み合い位置に移動して逆入力トルクを遮断不能となってエンジン始動装置のスタータモータやギア列を損傷するような事態を防止する。
請求項6に係る発明は、請求項5の車両用エンジン始動装置の発明において、前記エンジンの始動後であって前記スタータモータの停止後、前記スタータモータを一時的に逆方向に回転させる制御装置を設けたことを特徴とする。
スタータモータを一時的に逆方向に回転させることにより、残留トルクなどの原因でたとえトルク伝達部材が楔空間に噛み込んだ場合でも、トルク伝達部材を確実に係合離脱位置に戻すことができて逆入力トルクを遮断できなくなる事態を防止する。また、トルク伝達部材などの摩耗もより低減される。なお、走行中(エンジン回転中)に適当なタイミングでスタータモータを一時的に逆転させてもよい。また、アイドリングストップでエンジン停止指令を出す時にも、併せてスタータモータを逆転させれば、完全に逆入力トルクを遮断できるのでより信頼性が増す。
本発明は、入力側回転部材の停止状態および逆転状態で、保持器を離脱位置に保持して入力側回転部材と出力側回転部材とを縁切りすることで、
(1)入力側回転部材の停止状態および逆転状態でローラが径方向に不動に保持されるので、ローラの自重や外部からの振動などによって、ローラと出力側回転部材が接触することがなく、当該接触による異音や振動の発生を防止し、さらにはローラが不測に噛み合い位置に移動して逆入力トルクを遮断できなくなる事態を防止することができる。
(2)入力側回転部材が停止してローラに作用する残留トルクが大きい場合でも、ローラが楔空間に噛み込んだままになるのを防止することができる。
本発明に係る逆入力遮断クラッチの実施形態を以下に詳述する。図1乃至図5は、入力側回転部材の内周面に、出力側回転部材の外周面との間で正逆回転方向のうち一方向のみに縮小する楔空間が形成されるカム面を形成したものである。そのうち、図2と図3は外輪入力タイプの第1の逆入力遮断クラッチを示し、図4と図5は外輪入力タイプの第2の逆入力遮断クラッチを示す。また、図6〜図8は内輪入力タイプの逆入力遮断クラッチを示す。なお、図11乃至図12と同一部分には同一参照符号を付す。
図1〜図3に示す外輪入力タイプの第1の逆入力遮断クラッチは、入力側回転部材としての入力外輪21と、出力側回転部材としての出力内輪22と、トルク伝達部材としてのローラ23と、ローラ23を保持する保持器24と、保持器24を図2で常時時計方向に附勢する弾性部材としての附勢ばね25と、静止側部材としてのハウジング26と、保持器24の回転に対して保持器24にすべり摩擦抵抗を作用させる抵抗部材としての摺動ばね27とを備える。
入力外輪21は、例えばスターターモータと減速機構とで構成される駆動部(図示せず)に直結される。出力内輪22は、入力外輪21の内径側に配設されており、入力外輪21の内周面に対向する円筒部22aと、円筒部22aの一端から回転中心に向けて延在したフランジ部22bと、フランジ部22bから回転軸に沿って延在した中空の軸部22cとを備える。フランジ部22bの外周側端面に止め輪28を装着することにより、入力外輪21の抜け止めがなされる。
入力外輪21の内周面には、図2に示すように出力内輪22の円筒部22aの外周面との間に正逆回転方向のうち一方向(図2左側方向)のみに縮小した楔空間pを形成したカム面21bが複数(ローラ23の数と同数)円周方向等間隔に形成される。この楔空間pは、ローラ23の初期位置(図2の状態)でそのローラ23の直径よりも大きくなっており、出力内輪22の外周面との間に隙間qを有する。カム面21bの拡大側端部は、カム面21bと所定の角度差を成す直線状斜面21dに続く。この直線状斜面21dは入力外輪21の内周面で終端する。
クラッチとして回転トルクを伝達するためには、楔角度2α、つまり、ローラ23が入力外輪21の内周面と接する点での接線とローラ23が出力内輪22の外周面と接する点での接線がなす角度が一般的に12°程度より小さくなければならない。従って、楔空間pにおいて、入力外輪21の内周面に楔角度2αが12°より小さいカム面21bを一方向に形成し、その反対方向の斜面21dは、ローラ23が接触した場合でも、楔角度2αが12°より大きくなるようにしておく。
保持器24は、円周方向等間隔に形成したポケット24aにローラ23を保持する。ポケット24aは保持器24の半径方向外方に向けて拡幅した矩形テーパ孔である。保持器24は、入力外輪21の内周と出力内輪22の円筒部22aとの間に配設される保持部24bと、出力内輪22のフランジ部22bの軸方向反対側において保持部24bから内径側に延在したフランジ部24cと、出力内輪22の円筒部22aの内側においてフランジ部24cから軸方向に突出した突起部24dとを備える。
附勢ばね25は、略N字形断面の弾性部材であって、そのN字形の両側脚部の一端を保持器24に形成された凹孔24eに嵌合させると共に、N字形の両側脚部の他端を入力外輪21に形成された凹所21cに係合させる。この附勢ばね25は、保持器24と入力外輪21を弾性的に連結する作用と、保持器24に保持されたローラ23を斜面21dとの間で挟持するように保持器24を附勢する作用を発揮する。
ハウジング26は、図1に示すように、クラッチ軸方向の一方側に位置するフランジ部26aと、そのフランジ部26aの内周面から軸方向他方側に向けて延在したボス部26bとを備える。また、出力内輪22の軸部22cの外周面に止め輪29を嵌着し、この止め輪29により出力内輪22のハウジング26からの抜け止めとしている。
ボス部26bの内周面は、出力内輪22の軸部22cと嵌合する軸穴26cになっている。ボス部26bの外周面は、出力内輪22の円筒部22aの内周面と半径方向隙間を介して対向しており、ボス部26bの外周面と出力内輪22の円筒部22aとの間に円周方向に連続した空間が形成される。上述した保持器24の突起部24dは、この円周方向に連続した空間に突出しており、保持器24の回転に伴って、この連続空間内で回転する。
摺動ばね27は、ハウジング26のボス部26bに嵌着可能な有端リング状の弾性部材であって、ボス部26bに嵌着されてボス部26bを摺動する摺動部27aと、摺動部27aの両端部を外径側に折曲した係合片27b,27cとを備える。この摺動ばね27の係合片27b,27cは、保持器24の突起部24dの円周方向両側に隙間をもって配設され、保持器24の突起部24dとそれぞれ円周方向に係合可能となっている。この摺動ばね27の摺動抵抗は、附勢ばね25の附勢力よりもやや大きく設定される。すなわち、図3のように入力外輪21を時計方向に回転させる時、附勢ばね25を圧縮方向に撓ませた状態で、保持器24がその突起部24dを介して摺動ばね27をハウジング26回りに共回りさせるようになっている。
前述した第1の逆入力遮断クラッチでは、図2に示すように、ローラ23が楔空間pの端の初期位置にある時、ローラ23が保持器24を介して附勢ばね25で押圧され、出力内輪22の外周面から浮いた状態で、保持器24のポケット24aと斜面21dとの間に挟持される。この状態では出力内輪22の外周面との間に一定の隙間qが確保され、入力外輪21と出力内輪22は正逆両回転方向で係合しない。このため、初期状態あるいは出力内輪22に正逆回転トルク(図中矢印参照)が逆入力された時、その逆入力回転トルクは入力外輪21へ伝達されずに遮断される。なお、附勢ばね25は図2でその右側脚部が入力外輪21の凹所21cからわずかに離間している。
図3に示すように入力外輪21に一方向(図中矢印で示す時計方向)の回転トルクが入力されると、保持器24は、附勢ばね25によって入力外輪21に連結されているから、入力外輪21と共に回転を始める。保持器24が所定角度回転すると、保持器24の突起部24dが摺動ばね27の係合片27bに接触した状態となる。さらに、入力外輪21が回転すると、保持器24の突起部24dが摺動ばね27の係合片27bに接触した状態で、摺動ばね27が連れ回るようになる。
この時、摺動ばね27はハウジング26のボス部26b周りを摺動回転することによりすべり摩擦抵抗を受ける。このすべり摩擦抵抗は係合片27bから保持器24の突起部24dに伝わり、保持器24の回転抵抗となる。ここで、摺動ばね27のすべり摩擦抵抗に起因する保持器24の回転抵抗(トルク)が附勢ばね25の弾性力(バネトルク)よりも大きいため、附勢ばね25に弾性変形が生じ、その分、保持器24は入力外輪21に対して回転遅れを生じる。
この附勢ばね25の弾性変形に伴う保持器24の回転遅れによって、ポケット24aに保持されたローラ23は、図2のようにポケット24aと斜面21dで挟持されて出力内輪22から浮いた状態から、入力外輪21のカム面21bにより形成された楔空間pに噛み込んだ状態となる。これにより入力外輪21に入力された回転トルクはローラ23を介して出力内輪22に伝達される。
逆に、図2に示す初期状態で入力外輪21に逆方向(図中矢印で示す反時計方向)の回転トルクが入力されると、保持器24はローラ23を介して入力外輪21に圧着状態にあるから、入力外輪21と共に回転を始める。保持器24が所定角度回転すると、保持器24の突起部24dが摺動ばね27の反対側の係合片27cに接触した状態となる。さらに、入力外輪21が回転すると、保持器24の突起部24dが摺動ばね27の係合片27cに接触した状態で、摺動ばね27が連れ回るようになる。この時、摺動ばね27はハウジング26のボス部26b周りを摺動回転することによりすべり摩擦抵抗を受ける。このすべり摩擦抵抗は係合片27cから保持器24の突起部24dに伝わり保持器24の回転抵抗となるが、入力外輪21がローラ23を介して保持器24に当たっているので、保持器24が入力外輪21に対して回転遅れを生ずることはない。
次に、第2の逆入力遮断クラッチを図4と図5に基づいて説明する。この逆入力遮断クラッチは、カム面21bの端部に部分円筒状の凹所21eを形成したものである。保持器24が附勢ばね25aの力で離脱位置に移動した状態で、ローラ23の一部が凹所21eに緩く嵌合するようになっている。附勢ばね25aの形状が図2、図3と異なるが、特別な意味はない。図2、図3と同じ形状の附勢ばね25を使用してもよい。その他の部分は図2、図3と同じである。なお、附勢ばね25aは図4でその右側部が入力外輪21の凹所21cからわずかに離間している。
この第2の逆入力遮断クラッチでは、図4のように保持器24が附勢ばね25aの力で離脱位置にある状態では、ローラ23がポケット24aに押圧されて凹所に押し込まれる。このため、ローラ23と出力内輪22の外周面との間に隙間qが確保される。このため、初期状態あるいは出力内輪22に正逆回転トルク(図中矢印参照)が逆入力された時、その逆入力回転トルクは入力外輪21へ伝達されずに遮断される。
図5に示すように入力外輪21に一方向(図中矢印で示す時計方向)の回転トルクが入力されると、保持器24は、附勢ばね25aによって入力外輪21に連結されているから、入力外輪21と共に回転を始める。保持器24が所定角度回転すると、保持器24の突起部24dが摺動ばね27の係合片27bに接触した状態となる。さらに、入力外輪21が回転すると、保持器24の突起部24dが摺動ばね27の係合片27bに接触した状態で、摺動ばね27が連れ回るようになる。
この時、摺動ばね27はハウジング26のボス部26b周りを摺動回転することによりすべり摩擦抵抗を受ける。このすべり摩擦抵抗は係合片27bから保持器24の突起部24dに伝わり、保持器24の回転抵抗となる。ここで、摺動ばね27のすべり摩擦抵抗に起因する保持器24の回転抵抗(トルク)が附勢ばね25aの弾性力(バネトルク)よりも大きいため、附勢ばね25aに弾性変形が生じ、その分、保持器24は入力外輪21に対して回転遅れを生じる。
この附勢ばね25aの弾性変形に伴う保持器24の回転遅れによって、凹所21eに嵌合していたローラ23がポケット24aによって脱出方向に押され、入力外輪21のカム面21bにより形成された楔空間pに噛み込んだ状態となる。これにより入力外輪21に入力された回転トルクはローラ23を介して出力内輪22に伝達される。
以上の実施形態は、外輪入力タイプの逆入力遮断クラッチであるが、図6〜図8は内輪入力タイプの逆入力遮断クラッチを示す。この内輪入力タイプの逆入力遮断クラッチは、入力側回転部材としての入力内輪31と、出力側回転部材としての出力外輪32と、トルク伝達部材としてのローラ33と、ローラ33を保持する保持器34と、保持器34の位置決めを行う弾性部材としての附勢ばね35と、静止側部材としてのハウジング36と、保持器34の回転に対して保持器34にすべり摩擦抵抗を作用させる回転抵抗付与手段としての摺動ばね37とを備える。
入力内輪31は、例えばスターターモータと減速機構とで構成される駆動部(図示せず)に直結される。出力外輪32は、入力内輪31の外径側に配設されており、その外周側端面に止め輪38を装着することにより出力外輪32の抜け止めがなされる。入力内輪31は、出力外輪32の内周面に対向する円筒部31aと、円筒部31aの一端に形成された鍔部31bと、円筒部31aから回転軸に沿って延在した中空の軸部31cとを備える。
入力内輪31の外周面には、図7に示すように出力外輪32の内周面との間に正逆回転方向のうち一方向(図中左方向)のみに縮小する楔空間rを形成した平坦なカム面31eが複数(ローラ33の数と同数)円周方向等間隔に形成される。この楔空間rは、ローラ33の初期位置(図6の状態)でそのローラ33の直径よりも大きくなっており、出力外輪32の内周面との間に隙間sを有する。
保持器34は円筒状であって、入力内輪31の外周と出力外輪32の間に配設される。保持器34は、円周方向等間隔に形成したポケット34aにローラ33を保持する。保持器34のポケット34aは保持器24の半径方向内方に向けて拡幅した矩形テーパ孔である。
ハウジング36は、保持器34の外周に配置された支持部36aと、出力外輪32の軸方向反対側において支持部36aから内径側に延在したフランジ部36bとを備える。また、入力内輪31の軸部31cの外周面に止め輪39を嵌着し、この止め輪39により入力内輪31のハウジング36からの抜け止めとしている。
附勢ばね35は、入力内輪31の円筒部31aの端面に嵌着可能な有端リング状の弾性部材であって、円筒部31aの端面に形成した凹溝に縮径可能なように嵌着されたリング部35aと、リング部35aの両端部を外径側に折曲した係合片35b,35cとを備える。この附勢ばね35の係合片35b,35cは、保持器34に形成された凹孔34dに挿入配置され、その凹孔34dの円周方向両側に係合可能となっている。
附勢ばね35は、保持器34を図7で時計方向に附勢し、ひいてはローラ33をポケット34aと斜面31dとの間に挟持して出力外輪32の内周面から浮かせる作用を発揮する。
摺動ばね37は、ハウジング36の支持部36aの内径に嵌着可能な有端リング状の弾性部材であって、支持部36aに嵌着されて支持部36aを摺動する摺動部37aと、摺動部37aの両端部を内径側に折曲した係合片37b,37cとを備える。この摺動ばね37の係合片37b,37cは、保持器34に形成された凹孔34eの円周方向両側に隙間をもって挿入配置され、保持器34の凹孔34eの円周方向両側とそれぞれ係合可能となっている。
この逆入力遮断クラッチも、前述した外輪入力タイプと同様、入力内輪31に入力された一方向の回転トルクのみを出力外輪32に伝達する一方、出力外輪32に逆入力された両方向の回転トルクを遮断する作用を発揮するものである。初期状態では、図7に示すように保持器34は附勢ばね35により時計方向に附勢されており、ポケット34aに収容したローラ33を斜面との間に挟持する。この初期状態では、入力内輪31と出力外輪32は回転方向で係合していないため、出力外輪32に回転トルク(図中矢印C参照)が逆入力された時、その逆入力回転トルクは入力内輪31へ伝達されずに遮断される。
入力内輪31に一方向(図中矢印Aで示す時計方向)の回転トルクが入力されると、保持器34は附勢ばね35によって入力内輪31に連結されているから、入力内輪31と共に回転を始める。その保持器34が所定角度回転すると、保持器34の凹孔34eで摺動ばね37の係合片37bが接触した状態となる。さらに、入力内輪31が回転すると、保持器34の凹孔34eに摺動ばね37の係合片37bが接触した状態で摺動ばね37が連れ回るようになる。
この時、摺動ばね37はハウジング36周りを摺動回転することによりすべり摩擦抵抗を受ける。このすべり摩擦抵抗は係合片37bから保持器34に伝わって回転抵抗となる。ここで、摺動ばね37のすべり摩擦抵抗に起因する保持器34の回転抵抗(トルク)が附勢ばね35の弾性力(バネトルク)よりも大きいため、附勢ばね35に弾性変形が生じ、その分、保持器34は入力内輪31に対して回転遅れを生じる。
この附勢ばね35の弾性変形に伴う保持器34の回転遅れによって、ポケット34aと斜面31dとの間に挟持されたローラ33は、図8のように、入力内輪31のカム面31eにより形成された楔空間rに噛み込んだ状態となる。これにより入力内輪31に入力された回転トルクはローラ33を介して出力外輪32に伝達される。
逆に、図7の状態において入力内輪31に逆方向(図中矢印Bで示す反時計方向)の回転トルクが入力されると、保持器34はローラ33を介して入力内輪31に圧着しているので、入力内輪31と共に回転を始める。しかし、ローラ33は保持器34のポケット34aと入力内輪31の斜面31dとの間に挟持されて出力外輪32から離間した状態のままであるから、入力内輪31に入力された回転トルクがローラ33を介して出力外輪32に伝達されることはない。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明は前記実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載の技術的思想に基づき種々の変形が可能である。例えば、前記実施形態で使用した附勢ばねは省略可能であって、この附勢ばねを省略する代わりに、入力側の駆動部(モータ等)を逆転制御することによりローラを初期中立位置に戻すようにしてもよい。附勢ばねを省略した場合、本来ならば附勢ばねの附勢力に打勝つ必要のある摺動ばねの摺動抵抗を、必要最小限に低減することができる。摺動ばねの摺動抵抗は、入力側回転部材の回転時に連れ回り抵抗となるから、摺動ばねの摺動抵抗を必要最小限にすることでエンジン始動装置の駆動部の負荷も低減することができる。
本発明の実施形態で、外輪入力タイプの逆入力遮断クラッチを示す断面図である。 図1の逆入力遮断クラッチの第1の実施形態における初期状態を示す要部拡大断面図である。 図2の入力外輪に正回転トルクを付与した状態を示す要部拡大断面図である。 図1の逆入力遮断クラッチの第2の実施形態における初期状態を示す要部拡大断面図である。 図4の入力外輪に正回転トルクを付与した状態を示す要部拡大断面図である。 本発明の実施形態で、内輪入力タイプの逆入力遮断クラッチを示す断面図である。 図5の逆入力遮断クラッチにおける初期状態を示す要部拡大断面図である。 図7の入力内輪に正回転トルクを付与した状態を示す要部拡大断面図である。 (A)は自動車のスタータモータからクランクシャフトに至る従来のエンジン始動装置の正面図、(B)は(A)のB−B線矢視断面図である。 自動車のスタータモータからクランクシャフトに至る別の従来のエンジン始動装置の正面図である。 外輪入力タイプの逆入力遮断クラッチの初期状態を示す要部拡大断面図である。 図11の入力外輪に正回転トルクを付与した状態を示す要部拡大断面図である。
符号の説明
1 スタータモータ
2 ギア列
3 クランクギア
5 スタータギア
6 従動ギア
7 支持軸
8 中間ギア
9 ワンウェイクラッチ
9a クラッチ内輪
9b クラッチ外輪
21 入力外輪
21b 外輪カム面
21c 凹所
21d 斜面
21e 凹所
22 出力内輪
22a 円筒部
22b フランジ部
22c 軸部
23 ローラ
24 保持器
24a ポケット
24b 保持部
24c フランジ部
24d 突起部
24e 凹孔
25 附勢ばね
25a 附勢ばね
26 ハウジング
26a フランジ部
26b ボス部
26c 軸穴
27 摺動ばね
27a 摺動部
27b,27c 係合片
28,29 止め輪
31 入力内輪
31a 円筒部
31b 鍔部
31c 軸部
31d 斜面
31e カム面
32 出力外輪
33 ローラ
34 保持器
34a ポケット
34d,34e 凹孔
35 附勢ばね
35a リング部
35b,35c 係合片
36 ハウジング
36a 支持部
36b フランジ部
37b 係合片
37 摺動ばね
37a 摺動部
37b,37c 係合片
38,39 止め輪
p 楔空間
q 隙間
r 楔空間
s 隙間

Claims (6)

  1. 静止側部材に対して正逆回転自在な入力側回転部材および出力側回転部材と、
    前記両回転部材間に介装されて両回転部材間のトルク伝達をなし得るトルク伝達部材と、
    前記トルク伝達部材を保持して前記入力側回転部材に対して相対移動可能であって、前記トルク伝達部材をして前記両回転部材を係合させてトルク伝達を行なう係合位置と、前記両回転部材を縁切りする離脱位置との間を移動可能な保持器と、
    前記静止側部材と保持器との間に配設され、前記入力側回転部材の正転状態で前記保持器に所定の移動抵抗を付与することにより前記入力側回転部材と保持器との間に相対移動を生ぜしめ前記保持器を前記係合位置に移動させる抵抗部材とを備え、
    前記入力側回転部材の正転状態で前記保持器を前記係合位置に移動させて前記入力側回転部材から出力側回転部材にトルク伝達部材を介してトルク伝達を行なうとともに、前記入力側回転部材の停止状態および逆転状態で前記保持器を前記離脱位置に保持して前記入力側回転部材と出力側回転部材とを縁切りするようにしたことを特徴とする逆入力遮断クラッチ。
  2. 前記入力側回転部材の内周面に、この内周面と対向する出力側回転部材の外周面との間で一方向のみに縮小する楔空間を形成するカム面を形成し、前記カム面に前記トルク伝達部材を噛み込ませて前記入力側回転部材と出力側回転部材とのトルク伝達を行なうようにした請求項1に記載の逆入力遮断クラッチ。
  3. 前記カム面の拡大側に前記トルク伝達部材が嵌合する凹所を形成し、前記保持器が前記離脱位置に移動した状態で前記トルク伝達部材を前記凹所に嵌合させるようにした請求項2に記載の逆入力遮断クラッチ。
  4. 前記入力側回転部材の外周面に、この外周面と対向する出力側回転部材の内周面との間で一方向のみに縮小する楔空間を形成するカム面を形成し、前記カム面に前記トルク伝達部材を噛み込ませて前記入力側回転部材と出力側回転部材とのトルク伝達を行なうようにした請求項1に記載の逆入力遮断クラッチ。
  5. スタータモータのスタータギアと、エンジンのクランク軸のクランクギアとをギア列で連結した車両用エンジン始動装置において、前記ギア列の一部に、請求項1から4のいずれかの逆入力遮断クラッチを配設したことを特徴とする車両用エンジン始動装置。
  6. 前記エンジンの始動後であって前記スタータモータの停止後、前記スタータモータを一時的に逆方向に回転させる制御装置を設けたことを特徴とする請求項5に記載の車両用エンジン始動装置。
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