JPH09303427A - 2ウェイクラッチユニット - Google Patents

2ウェイクラッチユニット

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JPH09303427A
JPH09303427A JP8115080A JP11508096A JPH09303427A JP H09303427 A JPH09303427 A JP H09303427A JP 8115080 A JP8115080 A JP 8115080A JP 11508096 A JP11508096 A JP 11508096A JP H09303427 A JPH09303427 A JP H09303427A
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JP
Japan
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rotating member
system rotating
cam
torque
output system
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JP8115080A
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English (en)
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Koji Sato
光司 佐藤
Masahiro Kawai
正浩 川合
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NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 入力系と出力系との間でトルクの伝達・遮断
を確実に行え、かつ、トルク伝達中に出力系側から外力
が作用しても影響を受けないようにする。 【解決手段】 駆動源によって回転駆動される入力系回
転部材10と、入力系回転部材10から伝えられたトルクを
外部へ取り出すための出力系回転部材40と、入力系回転
部材10に支持され出力系回転部材40と選択的に係合・離
脱可能なトルク伝達部材50a,50bとを具備し、トルク伝
達部材50a,50bは出力系回転部材40と係合している時は
正逆いずれの回転方向にもトルクを伝達し、トルク伝達
部材50a,50bが出力系回転部材40から離脱しているとき
のみ出力系回転部材40が自由に回転し得るようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は回転動力伝達経路に
介在してトルクの伝達・遮断を行うクラッチユニットに
関するもので、より詳しくは、駆動源の作動中は入力系
から出力系へ正逆双方向にトルクを伝達し、駆動源が停
止している時はトルクの伝達を遮断して出力系の手動操
作を可能にするようにしたものである。
【0002】本発明の2ウエイクラッチユニットは、自
動車のパワーウィンドゥやワンボックスカーにおける電
動スライドドア、電動カーテン、電動シャッター等の開
閉機構において利用することができる。
【0003】
【従来の技術】たとえば自動車(ワンボックスカー)の
電動スライドドアでは、通常、駆動モータの回転をウォ
ームギヤで減速し、さらに、電磁クラッチを介して伝達
するようにしている。ウォームギヤの減速比が一般に大
きいため、駆動モータ停止時、手動での操作を可能にす
るためには、駆動モータと出力軸の間の連結を解放する
手段が必要となってくる。このために電磁クラッチを介
在させ、出力軸側からの手動入力、つまり、手動による
ドアの開閉操作を可能にしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電磁クラッチを使用し
た場合、消費電力の増大、制御系の複雑化といった問題
に加えて、電磁クラッチが電気的に制御されるものであ
ることから信頼性の面からも問題がある。
【0005】そこで、本発明の目的は、入力系と出力系
との間でトルクの伝達・遮断を確実に行え、かつ、トル
ク伝達中に出力系側から外力が作用してもその影響を受
けない(オーバーランニングしない)ようにすることで
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の2ウエイクラッチユニットは、駆動源によ
って回転駆動される入力系回転部材と、入力系回転部材
から伝えられたトルクを外部へ取り出すための出力系回
転部材と、入力系回転部材に支持され出力系回転部材と
選択的に係合・離脱可能なトルク伝達部材とを具備し、
トルク伝達部材は出力系回転部材と係合しているときは
正逆いずれの回転方向にもトルクを伝達し、トルク伝達
部材が出力系回転部材から離脱しているときのみ出力系
回転部材が自由に回転し得るようにしたものである。
【0007】トルク伝達部材が、入力系回転部材及び出
力系回転部材と係合しているときは正逆いずれの回転方
向にもトルクを伝達するためには、具体的には、前記出
力系回転部材の外周面に軸方向の係止溝を設け、静止系
部材に回転自在に支持させ、前記トルク伝達部材を入力
系回転部材に支持させ、かつ、出力系回転部材の外周面
から半径方向に離れた離脱位置と、出力系回転部材の係
止溝と係合する係合位置との間で移動可能となす。
【0008】離脱位置と係合位置との間でのトルク伝達
部材の移動は、たとえば入力系回転部材の軸線に垂直な
平面内で揺動させることで実現できるが、そのほか入力
系回転部材の半径方向又は軸方向に移動させることも可
能である。
【0009】入力系回転部材に対する相対角度変位を通
じて、トルク伝達部材の上記移動を制御するカム機構を
設ける。
【0010】トルク伝達部材を出力系回転部材に向けて
附勢する弾圧手段を設けるとともに、前記カム機構を、
入力系回転部材と同軸上に、かつ、相対角度変位可能に
嵌合したカム部材と、カム部材の一部に形成され、出力
系回転部材の外周面とトルク伝達部材との間に介在する
カムとで構成し、入力系回転部材に対するカムの相対角
度変位によりトルク伝達部材の前記移動を制御する。
【0011】カム部材と相対回転自在に嵌合するととも
に嵌合部に粘性流体を充填した静止中間軸と、入力系回
転部材とカム部材を所定の相対角度位置に保持する弾性
手段とを具備し、前記粘性流体のせん断抵抗が前記弾性
手段のばね力よりも大きくなったときカム部材を入力系
回転部材に対して角度変位させる。弾性手段としてはば
ねのほか弾性材料や空気圧等を利用することもできる。
粘性流体はここでは一種のビスカスカップリングを構成
するもので、一例としてはシリコンオイルを挙げること
ができる。
【0012】駆動源が停止すると粘性流体による剪断抵
抗が失われるため、弾性手段の弾性復元力により入力系
回転部材に対するカム部材の相対角度変位が零になる。
その結果、カム機構のカムが出力系回転部材とトルク伝
達部材との間に介在してトルク伝達部材を出力系回転部
材の係止溝との係合を解く。したがって、出力系回転部
材は、たとえば手動により、自由に回転させることがで
きることとなる。
【0013】一方、駆動源によって入力系回転部材が回
転させられているときは、粘性流体の剪断抵抗の作用で
入力系回転部材とカム部材との間で相対的な角度変位が
生じる。その結果、カムが出力系回転部材の外周面とト
ルク伝達部材との間から後退し、トルク伝達部材を出力
系回転部材の係止溝に係合させる。
【0014】カムが上記後退位置にあるときにはストッ
パがトルク伝達部材の離脱位置への移動を規制するた
め、入力系回転部材から出力系回転部材へのトルクの伝
達中に、出力系回転部材を入力系回転部材よりも速く回
転させようとする外力が働いても、入力系回転部材と出
力系回転部材との係合関係が保持され、いわゆるオーバ
ーランニングが防止される。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0016】図1に示す2ウエイクラッチユニットは、
静止系部材であるハウジング(1)に収容されており、
駆動源によって回転駆動される入力系回転部材たる入力
外輪(10)と、入力外輪(10)から伝えられるトル
クを外部へ取り出すための出力系回転部材たる出力軸
(40)を具備している。なお、図1は図3のI−I線か
ら見た断面図である。
【0017】入力外輪(10)はおおむね中空円筒形を
呈し、その外周にウオームホイール(12)を有する。
ウオームホイール(12)は駆動モータ(図示せず)に
より回転駆動されるウオーム(2)と噛み合ってウオー
ムギヤを構成する。駆動モータのような駆動源と入力外
輪との間の動力伝達機構には、図面に例示した歯車のほ
か巻掛伝動装置を採用することも可能である。
【0018】入力外輪(10)の内周面は図1の左側で
は軸孔(14)となっている。なお、右側部分は異径断
面孔(16,18)となっているがこれについては後述
する。入力外輪(10)の軸孔(14)にカム部材(2
0)が回転自在に収容されている。入力外輪(10)と
カム部材(20)はセンタリングばね(60)により所
定の相対角度位置に保持されている。すなわち、図2に
示すように、入力外輪(10)は図1の左側の端面に扇
形の切欠き(19)を有し、カム部材(20)も入力外
輪(10)の切欠き(19)と同じ角度範囲にわたる扇
形の切欠き(22)を有する。センタリングばね(6
0)はカム部材(20)の凹部(24)の開口部付近に
収容された円弧状の本体(62)と、本体(62)の両
端部から半径方向に延出した脚(64)からなり、各脚
(64)が切欠き(19,22)の円周方向に向かい合
った壁面(19a,22a)に共通的に接触することに
より、入力外輪(10)とカム部材(20)を所定の相
対角度位置に附勢している。
【0019】カム部材(20)の凹部(24)は軸方向
に延在する円筒形の盲孔で、図1の左側の端面に開口
し、内部に中間軸(30)を同軸上に回転自在に収容し
ている。凹部(24)の周壁面と中間軸(30)の外周
面との間に、シリコンオイル等の粘性流体(35)を封
入して一種のビスカスカップリングを構成させる。すな
わち、中間軸(30)の外周にオイルシール(32)を
装着して凹部(24)の開口部からの粘性流体(35)
の漏出を防止し、中間軸(30)に設けた貫通孔(3
4)から粘性流体(35)を充填した後、貫通孔(3
4)を埋め栓(36)で密封する。中間軸(30)は、
図1の左側の端面に開口した角穴(38)を有し、この
角穴(38)がハウジング(1)に形成した角型断面の
突起(3)と係合している。このため、中間軸(30)
は回転せず、静止系の一部を構成する。
【0020】カム部材(20)の図1の右側の部分は、
図3から分かるように、円周方向のおおむね半分にわた
る筒状のカム(26)と、円周方向のおおむね残り半分
にわたるストッパ(28)とから成る。カム(26)の
内周面は出力軸(40)の外周面と相対回転自在に接す
る。出力軸(40)は、その外周面に、円周方向に平行
に配設した複数の軸方向に延びる溝(42)を有する。
出力軸(40)の図1の右側の端部はハウジング(1)
を貫通して外方に突出している。
【0021】カム部材(20)のカム(26)及びスト
ッパ(28)を収容するため、入力外輪(10)の内周
面の図1の右側部分は異径断面孔(16,18)となっ
ており、小径部(16)がカム(26)の外周面と接
し、大径部(18)がストッパ(28)の外周面と接す
る(図3)。その異径断面孔の大径部(18)に、ほぼ
直径方向に向かい合った位置で、一対のベーン(50
a,50b)を揺動自在に取り付けてある。各ベーン
(50a,50b)は支持ピン(52)で揺動自在に支
持され、かつ、大径部(18)の内周面との間に介在す
るばね(54)で常に軸心側に、つまり出力軸(40)
に向けて押される。ベーン(50a,50b)がばね
(54)に押されて支持ピン(52)の回りを旋回する
と、その先端が出力軸(40)の溝(42)にはまり込
むようになっている。入力外輪(10)の端面にピン
(58)で固定した蓋(56)でベーン(50a,50
b)が軸方向に位置決めされる。なお、この蓋(56)
は、一端を入力外輪(10)に支持された支持ピン(5
2)の他端側のサポートでもある。
【0022】駆動モータが停止している時は、センタリ
ングばね(60)の働きによりカム部材(20)が入力
外輪(10)に対して中立位置(図2、図3)に保持さ
れているため、ベーン(50a,50b)はカム(2
6)によりばね(54)に抗して出力軸(40)と接触
しない状態(図3)に保たれ、したがって、出力軸(4
0)はフリーに回転(空転)できる。
【0023】駆動モータが回転すると、その回転がウォ
ームギヤによって入力外輪(10)に減速伝達される。
カム部材(20)と入力外輪(10)はセンタリングば
ね(60)により所定の相対角度位置に保たれており、
入力外輪(10)の回転に伴ってカム部材(20)も一
緒に回転しようとする。ところが、ハウジング(1)に
対して回転方向に固定された中間軸(30)との間に粘
性流体(35)が封入されているため、カム部材(2
0)は粘性せん断抵抗を受けつつ回転する。このため、
センタリングばね(60)たわみ時のばね力K1よりも
粘性流体(35)による粘性せん断抵抗K2の方が大き
くなると(K1<K2)、入力外輪(10)とカム部材
(20)との間で相対的な角度変位が生じる。
【0024】さらに粘性抵抗が増加すると、入力外輪
(10)に対するカム部材(20)の角度変位が増す。
その結果、図4(A)に示すように、一方ではカム(2
6)が出力軸(40)とベーン(50b)の間に介入し
てベーン(50b)をばね(54)に抗して半径方向外
側へ旋回させ、他方では出力軸(40)とベーン(50
a)の間からカム(26)が退出してばね(54)にベ
ーン(50a)を出力軸(40)側に押し出させる。や
がて入力外輪(10)とカム部材(20)との相対回転
角が大きくなると、図4(B)に示すように、一方のベ
ーン(50b)はカム部材(20)の外周面と入力外輪
(10)の内周面との間に完全に格納され、他方のベー
ン(50a)は先端が出力軸(40)の溝(42)には
まり込み、入力外輪(10)から出力軸(40)にトル
クが伝達されることとなる。この意味でベーン(50
a,50b)はトルク伝達部材である。
【0025】この時、たとえばスライドドアが自重等で
駆動モータよりも速く動こうとした場合、図5(B)に
示すように、出力軸(40)が入力外輪(10)よりも
速く矢印方向に回転しようとするが、ストッパ(28)
がそのようなオーバーランニングを規制する。すなわ
ち、ベーン(50a)がストッパ(28)のA点と出力
軸(40)のB点とで挟まれた状態となり、出力軸(4
0)が入力外輪(10)と同一方向に空転しようとして
もこれを阻止される。したがって、駆動モータ(入力外
輪)のスピード以上には出力軸(40)のスピードは上
がらない。
【0026】以上が駆動モータが始動して出力軸(4
0)にトルクが伝達されるまでの過程における作用であ
る。
【0027】次に、駆動モータが停止し、入力外輪(1
0)、カム部材(20)の回転が止まると、ビスカス部
の粘性剪断抵抗がなくなる。その結果、センタリングバ
ネ(60)の弾性復元力により、カム部材(20)が逆
方向に相対回転し、ベーン(50a)はカム部材(2
0)の外周面に押し上げられて出力軸(40)から離
れ、初期状態の位置まで戻る。このようにして、駆動モ
ータの回転が止まれば出力軸(40)はフリーとなる。
したがって、駆動モータの停止時には出力軸(40)は
自由に回転でき、たとえば電動スライドドアの場合手動
で開閉できることとなる。
【0028】ところで、駆動モータの停止時、トルク伝
達部材すなわちベーン(50a,50b)の出力軸(4
0)に対する係合力が大きいと、センタリングばね(6
0)の弾性復元力だけでは、カム部材(20)のセンタ
リングが速やかに行なわれない可能性がある(駆動モー
タ停止時には、通常、何らかの反力が残るため、センタ
リングばね(60)の弾性復元力だけではベーン(50
a,50b)の係合が外れない場合がある)。かかる場
合に、入力外輪(10)を停止位置から所定量だけ逆転
させ、カム部材(20)の速やかなセンタリングを実現
するのが逆転手段である。逆転手段は、このような機能
を奏するものであれば、その構成は特に問わない。例え
ば、駆動モータの回転を電気的に制御する構成を採用す
ることもできる。また、図示は省略するが、次のような
機械的構成を採用してもよい。すなわち、入力系の一部
を構成する軸部にフライホイールを回転可能に装着し、
この軸部にコイルバネの一端を連結し、他端をフライホ
イールに連結する。軸部は、例えば駆動モータの出力軸
に連結される。そして、駆動モータの停止時、フライホ
イールの慣性エネルギがコイルバネによって蓄積・開放
されることにより、ウオーム(2)(図1)さらには入
力外輪(10)が所定量だけ逆転する。この入力外輪
(10)の逆転により、ベーン(50a,50b)の係
合が外れ、カム部材(20)が速やかにかつ確実にセン
タリングされる。したがって、出力軸(40)が入力系
から速やかにかつ確実に開放され、これにより、電動ス
ライドドアの手動による円滑で確実な開閉操作が可能と
なる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の2ウエイ
クラッチユニットは、駆動モータが停止している時は、
入力外輪と出力軸との間のトルクの伝達を自動的に遮断
し、出力軸を入力系から確実に解放する。したがって、
本発明の2ウエイクラッチユニットを、たとえば自動車
の電動スライドドアやパワーウインドウ、電動カーテ
ン、電動シャッター等の動力伝達系に使用することによ
り、駆動モータの停止時に手動でスライドドア、ウイン
ドウ、カーテン、シャッター等を開閉操作することが可
能となり、これらの装置の利便性がより一層向上する。
【0030】また、本発明の2ウエイクラッチユニット
は、トルクの伝達・遮断を自動的かつ機械的に行なうも
のであるから、消費電力の増大、制御系の複雑化といっ
た懸念のみならず、電気系統の故障によってクラッチ機
能が働かなくなるといった心配もない。
【0031】さらに、トルク伝達部材が離脱位置にある
ときのみ出力系回転部材の自由な回転を許容し、トルク
伝達部材が係合位置にあるときは正逆いずれの回転方向
にもトルクを伝達して入力系に対する出力系のオーバー
ランニングを規制する機能を有するため、たとえば下り
坂でのスライドドアの閉じるスピードをモータ制御で
き、電動ドア等の安全性、利便性の向上にも寄与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】2ウエイクラッチユニットの縦断面図である。
【図2】ハウジングを取り外した状態の左側面図であ
る。
【図3】図1のIII−III線断面図である。
【図4】カム機構の作用を説明する図3と同様の断面図
である。
【図5】ベーン部分の拡大図である。
【符号の説明】
1 ハウジング(静止系) 10 入力外輪(入力系回転部材) 20 カム部材 26 カム 28 ストッパ 30 中間軸 35 粘性流体 40 出力軸(出力系回転部材) 42 係止溝 50a,50b ベーン(トルク伝達部材) 54 ばね 60 センタリングばね(弾性手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源によって回転駆動される入力系回
    転部材と、入力系回転部材から伝えられたトルクを外部
    へ取り出すための出力系回転部材と、入力系回転部材に
    支持され出力系回転部材と選択的に係合・離脱可能なト
    ルク伝達部材とを具備し、トルク伝達部材は出力系回転
    部材と係合しているときは正逆いずれの回転方向にもト
    ルクを伝達し、トルク伝達部材が出力系回転部材から離
    脱しているときのみ出力系回転部材が自由に回転し得る
    ようにした2ウエイクラッチユニット。
  2. 【請求項2】 前記出力系回転部材が外周面に軸方向の
    係止溝を有し、静止系部材に回転自在に支持されてお
    り、前記トルク伝達部材が入力系回転部材に支持され、
    かつ、出力系回転部材の外周面から半径方向に離れた離
    脱位置と、出力系回転部材の係止溝と係合する係合位置
    との間で移動可能である請求項1の2ウエイクラッチユ
    ニット。
  3. 【請求項3】 トルク伝達部材が入力系回転部材の軸線
    に垂直な平面内で揺動することによって離脱位置と係合
    位置との間を移動する請求項2の2ウエイクラッチユニ
    ット。
  4. 【請求項4】 入力系回転部材に対する相対角度変位を
    通じて、トルク伝達部材の上記移動を制御するカム機構
    を具備した請求項2の2ウエイクラッチユニット。
  5. 【請求項5】 トルク伝達部材を出力系回転部材に向け
    て附勢する弾圧手段を設けるとともに、前記カム機構
    を、入力系回転部材と同軸上に、かつ、相対角度変位可
    能に嵌合したカム部材と、カム部材の一部に形成され、
    出力系回転部材の外周面とトルク伝達部材との間に介在
    するカムとで構成し、入力系回転部材に対するカムの相
    対角度変位によりトルク伝達部材の前記移動を制御する
    ようにした請求項4の2ウエイクラッチユニット。
  6. 【請求項6】 カム部材と相対回転自在に嵌合するとと
    もに嵌合部に粘性流体を充填した静止中間軸と、入力系
    回転部材とカム部材を所定の相対角度位置に保持する弾
    性手段とを具備し、前記粘性流体のせん断抵抗が前記弾
    性手段のばね力よりも大きくなったときカム部材を入力
    系回転部材に対して角度変位させるようにした請求項4
    の2ウエイクラッチユニット。
  7. 【請求項7】 カムが出力系回転部材とトルク伝達部材
    の間から後退してトルク伝達部材が前記係合位置にある
    とき、トルク伝達部材の前記離脱位置への移動を規制す
    るストッパを具備した請求項5の2ウエイクラッチユニ
    ット。
JP8115080A 1996-05-09 1996-05-09 2ウェイクラッチユニット Pending JPH09303427A (ja)

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DE19780472T DE19780472T1 (de) 1996-05-09 1997-05-07 Zwei-Wege-Kupplungseinheit
PCT/JP1997/001532 WO1997042427A1 (fr) 1996-05-09 1997-05-07 Embrayage bidirectionnel
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006234034A (ja) * 2005-02-23 2006-09-07 Ntn Corp 逆入力遮断クラッチ
CN112189100A (zh) * 2018-05-07 2021-01-05 日本精工株式会社 逆向输入断开离合器以及促动器

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