JPH108862A - シャッタ扉閉鎖速度制御装置 - Google Patents

シャッタ扉閉鎖速度制御装置

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JPH108862A
JPH108862A JP15837396A JP15837396A JPH108862A JP H108862 A JPH108862 A JP H108862A JP 15837396 A JP15837396 A JP 15837396A JP 15837396 A JP15837396 A JP 15837396A JP H108862 A JPH108862 A JP H108862A
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JP
Japan
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winding drum
shutter door
viscous coupling
winding
closing speed
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JP15837396A
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Makoto Hagiwara
誠 萩原
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BISCO DRIVE JAPAN KK
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BISCO DRIVE JAPAN KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャッタ扉を巻上げる際にはビスカスカップ
リングの減衰力が巻取りドラムに作用しないようにし
て、シャッタ扉巻上げ用モータの負荷を軽減させる。 【解決手段】 シャッタ扉を巻き上げる際には、巻取り
ドラム30とビスカスカップリング60とが一方向クラ
ッチ機構70の作用により切り離される。これにより、
巻取りドラム30にはビスカスカップリング60が発生
させる減衰力が作用しないので、シャッタ扉を巻き上げ
る駆動モータ50の負荷を軽減させることができる。こ
れに対して、シャッタ扉を巻解いて建物の開口を閉鎖す
る際には、巻取りドラム30とビスカスカップリング6
0とが一方向クラッチ機構70の作用により回転方向に
係合し、一体に回転させられる。これにより、巻取りド
ラム30にはビスカスカップリング60が発生させる減
衰力が作用するので、シャッタ扉の閉鎖速度を所定の範
囲内に制御することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口を閉鎖
する巻上げ式シャッタ扉の閉鎖速度を制御する装置に関
し、より詳しくは、ビスカスカップリングを用いてシャ
ッタ扉の閉鎖速度を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の開口部を開閉したりガラス
窓を強い雨風等から保護したりするために、巻上げ式の
シャッタ扉が用いられている。この巻上げ式シャッタ扉
の構造の概略を図4を用いて説明すると、建物の開口1
を開閉するシャッタ扉2は、略帯板状とされた多数のス
ラットが互いに揺動自在に接続されたシャッタ本体3を
備えている。このシャッタ本体3は、巻取りドラム4に
巻付けられており、巻取りドラム4を回転駆動する巻取
り軸5を正回転させるとシャッタ本体3は巻取りドラム
4に巻取られて上昇し、建物の開口1は開放される。反
対に、巻取り軸5を逆回転させるとシャッタ本体3は巻
取りドラム4から巻解かれ、ガイドレール6に案内され
ながら降下して建物の開口1を閉鎖する。
【0003】また、前記巻取り軸5の端部に取り付けら
れたスプロケット7と、電動モータ8の駆動軸9に取り
付けられた小径のスプロケット11との間には、チェー
ン12が巻装されている。そして、建物の開口1の近傍
に取り付けられた開閉スイッチ13を操作して電動モー
タ8を作動させることにより、シャッタ本体3を昇降さ
せて建物の開口1を開閉することができる。一方、電動
モータ8の駆動軸9の他端には、電動モータ8の回転速
度を制御する遠心式ガバナ14が接続され、シャッタ本
体3の昇降速度が一定の範囲内となるように制御されて
いる。
【0004】ところで、従来の遠心式ガバナ14はクラ
ッチ15を用いているため、巻取り軸5の回転速度の増
加を抑えるブレーキトルクは、シャッタ扉2の開閉スト
ロークの全域にわたって一定である。これに対して、シ
ャッタ扉2を閉じるにつれて巻取りドラム4から吊り下
げられるシャッタ本体3の重量が次第に増加するので、
シャッタ扉2が閉じるにつれてシャッタ扉の閉鎖速度が
次第に速くなる。また、従来の遠心式ガバナ14は、長
期間の使用によりクラッチ15が次第に磨耗し、シャッ
タ本体3の昇降速度を所定の範囲内に制御できなくなる
可能性がある。
【0005】そこで、本願出願人は、前記遠心式ガバナ
14とクラッチ15に代えてビスカスカップリングを用
いることにより、シャッタ扉が閉じるに連れてシャッタ
扉の閉鎖速度が増加することがないばかりでなく、長期
間にわたって使用してもシャッタ扉の閉鎖速度を所定の
範囲内に保つことができるシャッタ扉閉鎖速度制御装置
を提案した。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たシャッタ扉閉鎖速度制御装置においては、シャッタ扉
を降下させる場合のみならず、シャッタ扉を巻上げる場
合にもビスカスカップリングによる減衰力が巻取りドラ
ムに作用するため、シャッタ扉巻上げ時のモータ負荷が
大きくなり易いという問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、シャッタ扉を巻上げる際にビスカスカッ
プリングの減衰力が巻取りドラムに作用せず、シャッタ
扉巻上げ時のモータ負荷を軽減させることができるシャ
ッタ扉閉鎖速度制御装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、建
物に固定された第1の伝達部材と、この第1の伝達部材
に対して相対回転可能に係合し、かつ前記第1の伝達部
材と共に環状の作動室を形成する第2の伝達部材と、前
記作動室内に配設されて前記第1の伝達部材と回転方向
に係合する複数の薄板円環状の固定プレートと、これら
の固定プレートと交互に配設されて前記第2の伝達部材
と回転方向に係合する複数の薄板円環状の回転プレート
と、前記作動室内に封入された高粘性流体と、前記建物
の開口を閉塞するシャッタ扉が巻装された巻取りドラム
とを備えたシャッタ扉閉鎖速度制御装置であって、前記
巻取りドラムが前記シャッタ扉を巻上げる方向に回転駆
動される際には、該巻取りドラムと前記第2の伝達部材
とを係合させて一体的に回転させ、前記巻取りドラムが
前記シャッタ扉を巻解いて降下させる方向に回転駆動さ
れる際には、該巻取りドラムと前記第2の伝達部材との
係合を解除する一方向クラッチ機構を備えたことを特徴
とするシャッタ扉閉鎖速度制御装置により達成される。
【0009】すなわち、上記構成のシャッタ扉閉鎖速度
制御装置によれば、固定プレートと回転プレートとの間
に生じる粘性抵抗を用いて、巻取りドラムにブレーキト
ルクを作用させることができる。この時、巻取りドラム
がシャッタ扉を巻上げる方向に回転駆動される際には、
一方向クラッチ機構が巻取りドラムと第2の伝達部材と
の係合を解除するので、巻取りドラムにはブレーキトル
クが作用しない。これにより、巻取りドラムをシャッタ
扉巻上げ方向に回転駆動する際の負荷を軽減することが
できる。これに対して、巻取りドラムがシャッタ扉を巻
解いて降下させる方向に回転駆動される際には、一方向
クラッチが巻取りドラムを第2の伝達部材に係合させて
両者を一体に回転させるので、巻取りドラムにはブレー
キトルクが作用する。これにより、シャッタ扉の閉鎖速
度を所定の範囲に制御することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る一実施形態の
シャッタ扉閉鎖速度制御装置について、図1乃至図3を
参照して詳細に説明する。ここで、図1は本発明の一実
施形態に係るシャッタ扉閉鎖速度制御装置の要部を示し
た正面図、図2は図1に示したシャッタ扉閉鎖速度制御
装置のシャッタ扉を巻上げる際の作動を説明する要部拡
大断面図、図3は図1に示したシャッタ扉閉鎖速度制御
装置のシャッタ扉を閉鎖する際の作動を説明する要部拡
大断面図である。
【0011】まず、図1および図2を参照して本実施形
態のシャッタ扉閉鎖速度制御装置100の全体構造につ
いて概説すると、建物の壁面21には水平に延びる支持
軸22のフランジ部23がボルトによって固定されてい
る。前記支持軸22には、図示されないシャッタ扉を巻
取る巻取りドラム30の本体部分31が、軸受32によ
り支持軸22の廻りに回転自在に支持されている。そし
て、前記巻取りドラム30の図示左端部分には、フラン
ジ部33が立設されている。また、前記巻取りドラム3
0の本体部分31には、スプロケット40が前記フラン
ジ部33と隣り合うように、かつ巻取りドラム30に対
して相対回転可能に、さらに巻取りドラム30の軸線方
向には変位不能に外嵌されている。また、図1に示すご
とく、巻取りドラム30を回転駆動するモータ50の駆
動軸先端に取り付けられたスプロケット51と前記スプ
ロケット40との間には、駆動チェーン52が巻回され
ている。一方、建物の壁面21と巻取りドラム30との
間には、ビスカスカップリング60が設けられている。
そして、このビスカスカップリング60と前記巻取りド
ラム30との間には、巻取りドラム30をビスカスカッ
プリング60に対して回転方向に係脱自在に係合させる
一方向クラッチ機構70が介装されている。
【0012】次に、上述した各部の構造を、図2および
図3を参照して詳細に説明する。前記巻取りドラム30
のフランジ部33には、円周方向に所定の長さで延びる
係合溝34が、前記スプロケット40の円筒状の本体部
分41と対向する側面に凹設されている。また、前記フ
ランジ部33には、巻取りドラム30の軸線方向に貫通
する貫通孔35が貫設されている。そして、この貫通孔
35の内部には、巻取りドラム30とビスカスカップリ
ング60とを係脱自在に回転方向に係合させるボール3
6が摺動自在に内嵌されている。
【0013】一方、スプロケット40の前記本体部分4
1には、巻取りドラム30のフランジ部33に凹設され
た前記係合溝34内に延びる係合爪43が突設されてい
る。これにより、スプロケット40は、前記係合爪43
を介して巻取りドラム30と回転方向に係合可能とされ
るとともに、前記係合爪43が前記係合溝34内を移動
できる範囲内で、巻取りドラム30に対して相対回転可
能とされている。また、スプロケット40の前記本体部
分41には、巻取りドラム30のフランジ部33と対向
する側面に、前記ボール36の端部を収納する収納凹部
44と、前記ボール36を前記ビスカスカップリング6
0側に押圧するカム面45とが形成されている。さら
に、図3に示したように、スプロケット40の前記係合
爪43と、巻取りドラム30の前記係合溝34の図示上
方の端面34aとの間には、コイルばね46が介装され
ている。これにより、スプロケット40は、その係合爪
43が前記係合溝34の図示下方側の端面34bに密着
するように常に付勢されている。
【0014】前記ビスカスカップリング60は、軸受6
1によって前記支持軸22の廻りに相対回転自在に支持
された円筒状のハウジング62を有している。そして、
前記ハウジング62と支持軸22との間に形成された円
筒状の空間は作動室63とされ、高粘性流体としてのシ
リコンオイルが満たされている。そして、このシリコン
オイルは、Xリング64によって作動室63の外部に漏
れ出さないように封止されている。また、前記作動室6
3内には、薄い鋼板から円環状に打ち抜き成形された複
数枚の回転プレート65が配設されている。そして、こ
れらの回転プレート65は、その外周縁部が前記ハウジ
ング62の内周面に形成された雌スプライン62aと係
合し、ハウジング62と一体に回転するようにされてい
る。また、前記作動室63内には、やはり薄い鋼板から
円環状に打ち抜き成形された複数枚の固定プレート66
が、前記回転プレート65と交互に並ぶように積層され
た状態で配設されている。そして、前記固定プレート6
6は、その内周縁部が支持軸22の外周面に刻設された
雄スプライン22aと係合し、支持軸22と共に建物に
対して相対回転することなく固定されている。さらに、
前記ハウジング62の巻取りドラム30側の側面67に
は、前記ボール36の端部と回転方向に係合可能な、複
数の係合凹部68が凹設されている。
【0015】次に、上述のように構成された、本実施形
態のシャッタ扉閉鎖速度制御装置100の作動につい
て、図2および図3を参照して説明する。まず、シャッ
タ扉を巻上げる際には、駆動モータ50の駆動軸を正方
向に回転させ、スプロケット40を図2中に矢印Aで示
す方向に回転させる。すると、スプロケット40の前記
係合爪43が、前記コイルばね46を圧縮しながら巻取
りドラム30の前記係合溝34内を変位し、前記コイル
ばね46を介して、前記係合溝34の図示上方の端部3
4aに係合する。これにより、巻取りドラム30はスプ
ロケット40により回転駆動され、スプロケット40と
共に図2中に示した矢印Aの方向に回転し、図示されな
いシャッタ扉を巻上げる。
【0016】この時、スプロケット40の前記係合爪4
3が前記コイルばね46を介して巻取りドラム30の前
記係合溝34の図示上方側の端部34aに当接するよう
に、スプロケット40が巻取りドラム30に対して相対
回転するので、図2に示したごとく、スプロケット40
の前記収納凹部44が巻取りドラム30の前記貫通孔3
5と対向し、前記ボール36の図示右端部は前記収納凹
部44内に収納される。これにより、前記ボール36
は、スプロケット40の前記カム面45によってビスカ
スカップリング60側に押圧されることがないから、巻
取りドラム30とビスカスカップリング60とは、ボー
ル36を介して回転方向に係合しない。したがって、巻
取りドラム30をシャッタ扉巻き上げ方向に回転駆動す
る時には、巻取りドラム30はビスカスカップリング6
0と切り離された状態で回転駆動されるので、巻取りド
ラム30にはビスカスカップリング60が発生させる減
衰力が作用せず、巻取りドラム30を回転駆動する駆動
モータ50の負荷を軽減させることができる。
【0017】これに対して、シャッタ扉を巻解いてシャ
ッタ扉により建物の開口を閉鎖する場合には、駆動モー
タ50の駆動軸を逆方向に回転させ、スプロケット40
を図3中に矢印Bで示す方向に回転させる。すると、図
3に示したごとく、コイルばね46に付勢されつつ、ス
プロケット40の前記係合爪43が、巻取りドラム30
の前記係合溝34内を変位し、前記係合溝34の図示下
方の端部34bに係合する。これにより、巻取りドラム
30はスプロケット40により回転駆動されてスプロケ
ット40と共に図3中に示した矢印Bの方向に回転し、
図示されないシャッタ扉を巻解いて建物の開口を閉鎖す
る。
【0018】この時、スプロケット40の前記係合爪4
3が巻取りドラム30の前記係合溝34の図示下側の端
部34bに当接するように、スプロケット40が巻取り
ドラム30に対して相対回転するので、スプロケット4
0の前記カム面45が巻取りドラム30の前記貫通孔3
5と対向し、前記ボール36をビスカスカップリング6
0側に押圧する。そして、巻取りドラム30がビスカス
カップリング60に対して相対回転し、前記ボール36
がビスカスカップリング60の側面67に凹設された前
記係合凹部68と対向すると、前記ボール36の図示左
端部はビスカスカップリング60の前記係合凹部68内
に収納される。これにより、巻取りドラム30は前記ボ
ール36を介してビスカスカップリング60と回転方向
に係合し、両者は一体に回転する。したがって、巻取り
ドラム30をシャッタ扉閉鎖方向に回転駆動する時に
は、巻取りドラム30はビスカスカップリング60と一
体に回転するので、巻取りドラム30にはビスカスカッ
プリング60が発生させる減衰力が作用し、シャッタ扉
閉鎖速度を所定の範囲に制御することができる。
【0019】すなわち、本実施形態のシャッタ扉閉鎖速
度制御装置100によれば、シャッタ扉を巻き上げる際
には、巻取りドラム30とビスカスカップリング60と
が一方向クラッチ機構70の作用により切り離される。
これにより、巻取りドラム30にはビスカスカップリン
グ60が発生させる減衰力が作用しないので、シャッタ
扉を巻き上げる駆動モータ50の負荷を軽減させること
ができる。これに対して、シャッタ扉を巻解いて建物の
開口を閉鎖する際には、巻取りドラム30とビスカスカ
ップリング60とが一方向クラッチ機構70の作用によ
り回転方向に係合し、一体に回転させられる。これによ
り、巻取りドラム30にはビスカスカップリング60が
発生させる減衰力が作用するので、シャッタ扉の閉鎖速
度を所定の範囲内に制御することができる。
【0020】なお、本実施形態のシャッタ扉閉鎖速度制
御装置100においては、巻取りドラム30に凹設され
た係合溝34の端面34aとスプロケット40に突設さ
れた係合爪43との間にコイルばね46が介装されてい
る。これにより、スプロケット40に形成されたカム面
45は、巻取りドラム30とビスカスカップリング60
とを回転方向に係合させるボール36が、ビスカスカッ
プリング60の側面67に凹設された係合凹部68と係
合するように、常にボール36を付勢している。そこ
で、巻取りドラム30を回転駆動する駆動チェーン52
が万一切断し、スプロケット40に回転駆動力が作用し
なくなった場合には、コイルばね46とボール36の作
用により、巻取りドラム30とビスカスカップリング6
0とが直ちに回転方向に係合し、ビスカスカップリング
60が発生する減衰力が巻取りドラム30に作用するか
ら、シャッタ扉が急速に降下することがなく、極めて安
全である。
【0021】以上、本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制
御装置の一実施形態ついて詳しく説明したが、本発明は
上述した実施形態によって限定されるものではなく、種
々の変更が可能であることは言うまでもない。例えば、
上述した実施形態においては支持軸22が建物に対して
相対回転することなく固定されているが、支持軸22と
巻取りドラム30とを一体に回転させるとともに、ビス
カスカップリング60のハウジング62を建物に対して
相対回転不能に固定することとしても良い。また、本発
明における一方向クラッチ機構は、上記実施形態におけ
る構成に限定されるものではなく、スプラグ形ワンウェ
イクラッチ等の種々の構成を採りうることは言うまでも
ない。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のシャッタ扉閉鎖速度制御装置によれば、シャッタ扉を
巻解いて建物の開口を閉鎖する際には、一方向クラッチ
機構が巻取りドラムとビスカスカップリングとを回転方
向に係合させ、巻取りドラムにビスカスカップリングが
発生する減衰力を作用させるので、シャッタ扉の閉鎖速
度を所定の範囲内に制御することができる。これに対し
て、シャッタ扉を巻き上げる際には、一方向クラッチ機
構が巻取りドラムとビスカスカップリングとを切り離す
ので、巻取りドラムにはビスカスカップリングが発生さ
せる減衰力が作用しない。したがって、本発明によれ
ば、シャッタ扉閉鎖時にはシャッタ扉の閉鎖速度を確実
に制御することができるとともに、シャッタ扉を巻き上
げる際には巻取りドラムを回転駆動するモータの負荷を
軽減させることができる、シャッタ扉閉鎖速度制御装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るシャッタ扉閉鎖速度
制御装置の要部を示した正面図である。
【図2】図1に示したシャッタ扉閉鎖速度制御装置のシ
ャッタ扉を巻上げる際の作動を説明する要部拡大断面図
である。
【図3】図1に示したシャッタ扉閉鎖速度制御装置のシ
ャッタ扉を閉鎖する際の作動を説明する要部拡大断面図
である。
【図4】従来のシャッタ扉開閉装置の全体構成を示す模
式図である。
【符号の説明】
22 支持軸 23 フランジ 30 巻取りドラム 31 ドラム本体 33 フランジ部 34 係合溝 35 嵌合部 36 ボール 40 スプロケット 41 本体部分 42 ギヤ部 43 係合爪 44 ボール収納部 45 カム面 60 ビスカスカップリング 62 ハウジング 62a 雌スプライン 63 作動室 65 回転プレート 66 固定プレート 67 係合凹部 70 一方向クラッチ機構 100 シャッタ扉閉鎖速度制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物に固定された第1の伝達部材と、こ
    の第1の伝達部材に対して相対回転可能に係合し、かつ
    前記第1の伝達部材と共に環状の作動室を形成する第2
    の伝達部材と、前記作動室内に配設されて前記第1の伝
    達部材と回転方向に係合する複数の薄板円環状の固定プ
    レートと、これらの固定プレートと交互に配設されて前
    記第2の伝達部材と回転方向に係合する複数の薄板円環
    状の回転プレートと、前記作動室内に封入された高粘性
    流体と、前記建物の開口を閉塞するシャッタ扉が巻装さ
    れた巻取りドラムとを備えたシャッタ扉閉鎖速度制御装
    置であって、 前記巻取りドラムが前記シャッタ扉を巻上げる方向に回
    転駆動される際には、該巻取りドラムと前記第2の伝達
    部材とを係合させて一体的に回転させ、前記巻取りドラ
    ムが前記シャッタ扉を巻解いて降下させる方向に回転駆
    動される際には、該巻取りドラムと前記第2の伝達部材
    との係合を解除する一方向クラッチ機構を備えたことを
    特徴とするシャッタ扉閉鎖速度制御装置。
JP15837396A 1996-06-19 1996-06-19 シャッタ扉閉鎖速度制御装置 Pending JPH108862A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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