JPH0996181A - シャッタ扉閉鎖速度制御装置 - Google Patents

シャッタ扉閉鎖速度制御装置

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Publication number
JPH0996181A
JPH0996181A JP15837296A JP15837296A JPH0996181A JP H0996181 A JPH0996181 A JP H0996181A JP 15837296 A JP15837296 A JP 15837296A JP 15837296 A JP15837296 A JP 15837296A JP H0996181 A JPH0996181 A JP H0996181A
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JP
Japan
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shutter door
transmission member
hub
winding shaft
plate
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Application number
JP15837296A
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English (en)
Inventor
Yasuo Ohashi
保夫 大橋
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Viscodrive Japan Ltd
Original Assignee
Viscodrive Japan Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来のシャッタ扉閉鎖速度制御装置は、シャ
ッタ扉が閉じるに連れてシャッタ扉の閉鎖速度が増加し
てしまい、長期間にわたって安定した性能が得られ難
い。 【解決手段】 シャッタ扉が巻装された巻取りドラム4
を回転駆動する巻取り軸5と共に回転するハブ20は、軸
線方向に沿って分割された第1乃至第3のハブ21,22,23
から成る。ハウジング30は、ハブ20に対して相対回転自
在に係合し、該ハブ20と共に作動室40を構成する。ハウ
ジング30の作動室内には回転方向に係合して複数の固定
プレート50が配設される。第1乃至第3のハブ21,22,23
には、回転方向に係合して複数の回転プレート61,62,63
がこれら固定プレート50と交互に配設される。第1のハ
ブ21のみが巻取り軸5に固定される。隣接するこれら第
1乃至第3のハブ21,22,23が互いにほぼ一回転すると、
他方のハブと回転方向に係合して両部材が一体的に回転
するように構成された係合手段を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口を閉塞
する巻き上げ式シャッタ扉の閉鎖速度を制御する装置に
関し、より詳しくは、ビスカスカップリングを用いてシ
ャッタ扉の閉鎖速度を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の開口部を開閉したりガラス
窓を強い雨風等から保護したりするために、巻き上げ式
のシャッタ扉が用いられている。この巻き上げ式シャッ
タ扉の構造の概略を図13を用いて説明すると、建物の
開口1を開閉するシャッタ扉2は、略帯板状とされた多
数のスラットが互いに揺動自在に接続されたシャッタ本
体3を備えている。このシャッタ本体3は、巻取りドラ
ム4に巻き付けられており、巻取りドラム4を回転駆動
する巻取り軸5を正回転させると、シャッタ本体3は巻
取りドラム4に巻き取られて上昇し、建物の開口1は開
放される。反対に、巻取り軸5を逆回転させると、シャ
ッタ本体3は巻取りドラム4から巻き解かれ、ガイドレ
ール6に案内されながら降下して建物の開口1を閉鎖す
る。
【0003】前記巻取り軸5の端部に取り付けられたス
プロケット7と、電動モータ8の駆動軸9に取り付けら
れた小径のスプロケット11との間には、チェーン12
が巻装されている。そして、建物の開口1の近傍に取り
付けられた開閉スイッチ13を操作して電動モータ8を
作動させることにより、シャッタ本体3を昇降させて建
物の開口1を開閉することができる。一方、前記電動モ
ータ8の駆動軸9の他端には、電動モータ8の回転速度
を制御する遠心式ガバナ14が接続され、シャッタ本体
3の昇降速度が一定の範囲内となるように制御されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の遠心
式ガバナ14はクラッチ15を用いているため、巻取り
軸5の回転速度の増加を抑えるブレーキトルクは、シャ
ッタ扉2の開閉ストロークの全域にわたって一定であ
る。これに対して、シャッタ扉2を閉じるにつれて、巻
取りドラム4から吊り下げられるシャッタ本体3の重量
が次第に増加するので、シャッタ扉2が閉じるにつれて
シャッタ扉の閉鎖速度が次第に速くなってしまう。ま
た、従来の遠心式ガバナ14は、長期間の使用によりク
ラッチ15が次第に磨耗し、シャッタ本体3の昇降速度
を所定の範囲内に制御できなくなる可能性がある。
【0005】そこで、本発明の目的は上記課題を解消す
ることに係り、シャッタ扉が閉じるに連れてシャッタ扉
の閉鎖速度が増加することがないばかりでなく、長期間
にわたって使用してもシャッタ扉の閉鎖速度を所定の範
囲内に保つことができる良好なシャッタ扉閉鎖速度制御
装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、建
物の開口を閉塞するシャッタ扉が巻装された巻取りドラ
ムと共に回転する第1の伝達部材と、前記第1の伝達部
材に対して相対回転自在に係合し、該第1の伝達部材と
共に円環状の密封空間として画成された作動室を構成す
るように固設された第2の伝達部材と、前記作動室内に
配設され、前記第2の伝達部材と回転方向に係合する複
数の薄板円環状の固定プレートと、これら固定プレート
と交互に配設され、前記第1の伝達部材と回転方向に係
合する複数の薄板円環状の回転プレートと、前記作動室
内に封入される高粘性流体と、前記シャッタ扉による建
物の開口の閉鎖を開始してからの前記巻取りドラムの延
べ回転数が増えるにしたがって、前記固定プレートと前
記回転プレートとの間に生じる粘性抵抗を増加させる粘
性抵抗増加手段とを備えたシャッタ扉閉鎖速度制御装置
により達成される。
【0007】上記構成のシャッタ扉閉鎖速度制御装置に
よれば、固定プレートと回転プレートとの間に生じる粘
性抵抗を用いて巻取り軸にブレーキトルクを作用させる
ことができる。固定プレートと回転プレートとの間に生
じる粘性抵抗は、両プレート間の相対回転速度に比例す
るので、巻取り軸の回転速度が増加するに連れてブレー
キトルクが増加することとなる。また、粘性抵抗増加手
段が、シャッタ扉による建物の開口の閉鎖を開始してか
らの巻取りドラムの延べ回転数が増えるにしたがって、
両プレート間に生じる粘性抵抗を増加させるので、シャ
ッタ扉が閉じるにつれてブレーキトルクが増大する。
【0008】尚、好ましくは、前記粘性抵抗増加手段
が、軸線方向に沿って複数個に分割されると共に、分割
された1つの伝達部材のみが前記巻取りドラムと回転方
向に係合させられる前記第1の伝達部材と、隣接するこ
れら伝達部材が互いに所定角度だけ相対回転すると、他
方の伝達部材と回転方向に係合して両部材が一体的に回
転するように構成された係合手段とから成る。
【0009】又、好ましくは、前記粘性抵抗増加手段
が、前記回転プレートを前記第2の伝達部材と一体的に
回転するように係合する複数の係合手段から成り、各回
転プレートが前記第2の伝達部材に対して各々所定角度
だけ相対回転すると、各係合手段が各回転プレートを該
第2の伝達部材と回転方向に係合して一体的に回転する
ように構成される。
【0010】又、好ましくは、前記粘性抵抗増加手段
が、前記巻取りドラムと共に回転するネジ軸と、該ネジ
軸に対して相対回転自在な前記第1の伝達部材と、該第
1の伝達部材に対して回転方向には係合するが軸線方向
には所定範囲だけ相対変位可能とされ、前記ネジ軸に螺
合するナット部材とから成り、前記ナット部材が前記ネ
ジ軸の回転に伴って軸線方向に所定距離移動すると、該
ナット部材が前記第1の伝達部材に当接して該第1の伝
達部材を前記巻取りドラムと共に一体的に回転するよう
に構成される。
【0011】又、好ましくは、前記粘性抵抗増加手段
が、前記第1の伝達部材と共に回転するネジ部と、前記
第2の伝達部材に対して回転方向にはクラッチ手段を介
して係合すると共に、軸線方向には所定範囲だけ相対変
位可能とされ、前記ネジ部に螺合する押圧部材とから成
り、前記押圧部材が前記ネジ部の回転に伴って軸線方向
に所定距離移動すると、該押圧部材が前記固定プレート
と前記回転プレートとのプレート間隔を小さくするよう
に構成される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るシャッタ扉閉
鎖速度制御装置の発明の実施の形態を添付図面を参照し
て詳細に説明する。なお、以下の説明においては、従来
例と同一の部分には同一の符号を用いて説明を省略す
る。先ず、本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制御装置の
第1実施例を図1乃至図3を参照して説明する。
【0013】図1に示す第1実施例のシャッタ扉閉鎖速
度制御装置100は、巻取りドラム4を回転駆動する巻
取り軸5の端部に取り付けられるものであり、第1の伝
達部材であるハブ20と、第2の伝達部材であるハウジ
ング30と、作動室40と、固定プレート50と、回転
プレート60と、粘性抵抗増加手段70とを備えてい
る。
【0014】前記ハブ20は、後述する粘性抵抗増加手
段70を構成するべく軸線方向に沿って複数個に分割さ
れ、巻取り軸5に相対回転自在に外嵌された略円筒状の
第1乃至第3のハブ21,22,23とから成る。そし
て、図示右端側の第1のハブ21は、キー24により巻
取り軸5と一体に回転するように構成されている。前記
ハウジング30は、巻取り軸5を支持するフレーム16
に取り付けられるブラケット31と、有底円筒状の本体
部分32とから形成されている。そして、前記ブラケッ
ト31にはベアリング33が内蔵されており、このハウ
ジング30を前記フレーム16に螺着することにより、
巻取り軸5をフレーム16に回転自在に取り付けること
ができるようになっている。
【0015】ハブ20とハウジング30とによって円環
状の作動室40が画成されており、この作動室40内に
は高粘性流体としてのシリコンオイルが封入されてい
る。そして、この作動室40は、Xリング41,42,
43,44により、外部にシリコンオイルが漏れ出さな
いように液封されている。作動室40の内部には、ハウ
ジング30と回転方向に係合する複数の薄板円環状の固
定プレート50と、ハブ20と回転方向に係合する回転
プレート60とが、交互に積層されるように配設されて
いる。
【0016】前記粘性抵抗増加手段70は、図2に示す
ように、軸線方向に沿って複数個に分割された略円筒状
の第1乃至第3のハブ21,22,23と、これら第1
乃至第3のハブ21,22,23がそれぞれ互いに所定
角度だけ相対回転すると、隣接する他方のハブと回転方
向に係合して両部材が一体的に回転するように構成され
た係合手段とから成る。
【0017】前記係合手段は、第1のハブ21の端面に
突設された係合突起21aと、第3のハブ23の端面に
突設された係合突起23aと、第2のハブの一方の端面
に凹設されて前記係合突起21aを受け入れる凹溝22
aと、この凹溝22a内に突設されて前記係合突起21
aと回転方向に係合可能な係合突起22bと、他方の端
面に凹設されて前記係合突起23aを受け入れる凹溝2
2cと、この凹溝22c内に突設されて前記係合突起2
3aと回転方向に係合可能な係合突起22dとから構成
されている。
【0018】次に、上述のように構成された本第1実施
例のシャッタ扉閉鎖速度制御装置100の作動について
説明する。建物の開口1を閉鎖する際には、巻取りドラ
ム4を回転させてシャッタ本体3を巻き解き、シャッタ
本体3をガイドレール6に沿って降下させる。この時、
巻取り軸5がモータ8によって回転させられると、まず
第1のハブ21のみが巻取り軸5と一体となって回転す
る。これにより、回転プレート60の内、第1のハブ2
1と回転方向に係合する回転プレート61と、これらの
回転プレート61と対向する固定プレート50との間に
シリコンオイルの剪断抵抗に起因する粘性抵抗が生じ、
巻取り軸5にブレーキトルクが作用する。
【0019】そして、第1のハブ21がほぼ1回転し終
わると、第1のハブの前記係合突起21aと第2のハブ
の前記係合突起22bとが回転方向に係合する。これに
より、第2のハブ22は、第1のハブ21を介して巻取
り軸5と一体的に回転するので、第1及び第2のハブ2
1,22と回転方向に係合する回転プレート61,62
と、これらの回転プレート61,62と対向する固定プ
レート50との間に粘性抵抗が生じ、巻取り軸5にブレ
ーキトルクが作用する。
【0020】更に、巻取り軸5が回転して第1及び第2
のハブ21,22が一体となったままほぼ1回転する
と、今度は第2のハブの前記係合突起22cと第3のハ
ブの前記係合突起23aとが回転方向に係合する。これ
により、第1から第3のハブ21,22,23のすべて
が巻取り軸5と一体的に回転することとなる。したがっ
て、第1から第3のハブ21,22,23と回転方向に
係合するすべての回転プレート61,62,63と、す
べての固定プレート50との間に粘性抵抗が生じ、巻取
り軸5に最大ブレーキトルクが作用する。
【0021】すなわち、本第1実施例のシャッタ扉閉鎖
速度制御装置100によれば、巻取り軸5に作用するブ
レーキトルクの大きさが、図3に示すように、シャッタ
扉の閉鎖を開始した後、巻取り軸5の延べ回転数(回転
角度)が増すにつれて段階的(3段階)に増加する。こ
れにより、シャッタ扉の閉鎖に伴って巻取りドラム4か
ら吊り下げられたシャッタ扉3の長さが次第に長くな
り、シャッタ扉3の重量に起因する巻取り軸5に作用す
るシャッタ扉閉じ方向の付勢トルクが大きくなっても、
巻取り軸5の回転速度が次第に増加しシャッタ扉の閉鎖
速度が速くなることがない。また、本第1実施例のシャ
ッタ扉閉鎖速度制御装置100は、長期間の使用によっ
て損耗する部分を持たないので、長期間にわたって使用
してもブレーキトルクの大きさが変化することがない。
【0022】一方、上述したシャッタ扉閉鎖速度制御装
置100を備えたシャッタ扉を開く場合には、まず第1
のハブ21のみが巻取り軸5と一体に回転するので、巻
取り軸5に作用するブレーキトルクは小さい。これによ
り、シャッタ扉を巻き上げる駆動モータ8の負荷をそれ
ほど増加させることはない。そして、シャッタ扉が開く
に連れて巻取り軸5に作用するブレーキトルクが増大す
るが、巻取り時における巻取り軸5の回転速度はあまり
速くなく、巻取りドラム4から吊り下げられるシャッタ
本体3の長さも次第に短くなるので、駆動モータ8の負
荷をほぼ一定に抑えることができる。
【0023】なお、本第1実施例においては、第1の伝
達部材であるハブ20を3分割するとともに、巻取り軸
5がほぼ一回転する毎にブレーキトルクが段階的に大き
く増加するように設定しているが、これにとらわれる必
要はない。例えば、ハブの分割数をさらに増やすととも
に、例えば巻取り軸5が半回転するごとに分割したハブ
が一つずつ回転方向に係合するように設定すれば、ブレ
ーキトルクの増加幅を小さくすることができる。
【0024】次に、本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制
御装置の第2実施例を、図4および図5を参照して説明
する。図4に示す本第2実施例のシャッタ扉閉鎖速度制
御装置200は、第1の伝達部材であるハブ120と、
第2の伝達部材であるハウジング130と、作動室14
0と、固定プレート150と、回転プレート160と、
粘性抵抗増加手段170とを備えており、ハブ120と
粘性抵抗増加手段170との構成が第1実施例と異なっ
ている。
【0025】すなわち、前記ハブ120は、巻取り軸5
に外嵌された円筒状のハブ本体121と、後述する粘性
抵抗増加手段170を構成するべくこのハブ本体121
の外周に回転可能に外嵌される第1乃至第3のクラッチ
プレート122,123,124とから構成されてい
る。前記ハブ本体121はキー125により巻取り軸5
と一体に回転するようにされている。そして、ハブ本体
121の外周面の一部に突設された一対の係合突起12
1aには、回転プレート161が回転方向に係合してい
る。図5に示したように、前記クラッチプレート12
2,123,124は、それぞれ円環状部122a,1
23a,124aと、これら円環状部122a,123
a,124aの内周縁部にそれぞれ突設された一対の係
合突起122b,123b,124bとから成り、各係
合突起122b,123b,124bには、それぞれ回
転プレート162,163,164が回転方向に係合し
ている。
【0026】前記粘性抵抗増加手段170は、図5に示
すように、軸線方向に沿ってハブ本体121に配設され
た複数のクラッチプレート122,123,124と、
これらクラッチプレート122,123,124及びハ
ブ本体121がそれぞれ互いに所定角度だけ相対回転す
ると、隣接する他方のクラッチプレート及びハブ本体と
回転方向に係合して両部材が一体的に回転するように構
成された係合手段とから成る。
【0027】前記係合手段は、前記ハブ本体121の外
周面に突設されてクラッチプレート122の円環状部1
22aを貫通すると共に係合突起122bと回転方向に
係合可能な係合突起121aと、クラッチプレート12
2の内周縁に突設されてクラッチプレート123の円環
状部123aを貫通すると共に係合突起123bと回転
方向に係合可能な係合突起122bと、クラッチプレー
ト123の内周縁に突設されてクラッチプレート124
の円環状部124aを貫通すると共に係合突起124b
と回転方向に係合可能な係合突起123bとから構成さ
れている。
【0028】そこで、上述のように構成された本第2実
施例のシャッタ扉閉鎖速度制御装置200が作動する場
合、巻取り軸5がモータ8によって回転させられると、
先ずハブ本体121のみが巻取り軸5と一体となって回
転するので、回転プレート160の内、ハブ本体121
と回転方向に係合する回転プレート161と、これらの
回転プレート161と対向する固定プレート150との
間にシリコンオイルの剪断抵抗に起因する粘性抵抗が生
じ、巻取り軸5にブレーキトルクが作用する。
【0029】そして、ハブ本体121がほぼ半回転し終
わると、ハブ本体121の前記係合突起121aとクラ
ッチプレート122の前記係合突起122bとが回転方
向に係合する。これにより、クラッチプレート122
は、ハブ本体121を介して巻取り軸5と一体的に回転
するので、ハブ本体121及びクラッチプレート122
と回転方向に係合する回転プレート161,162と、
これらの回転プレート161,162と対向する固定プ
レート150との間に粘性抵抗が生じ、巻取り軸5にブ
レーキトルクが作用する。
【0030】更に、巻取り軸5が回転してハブ本体12
1及びクラッチプレート122が一体となったままほぼ
半回転すると、今度はクラッチプレート122の前記係
合突起122bとクラッチプレート123の前記係合突
起123bとが回転方向に係合する。これにより、ハブ
本体121、クラッチプレート122及びクラッチプレ
ート123が巻取り軸5と一体的に回転することとな
る。したがって、ハブ本体121、クラッチプレート1
22及びクラッチプレート123と回転方向に係合する
回転プレート161,162,163と、対向する固定
プレート150との間に粘性抵抗が生じ、巻取り軸5に
ブレーキトルクが作用する。
【0031】同様にして、前記クラッチプレート124
も巻取り軸5と一体的に回転し、最終的にはハブ本体1
21、クラッチプレート122、クラッチプレート12
3、及びクラッチプレート124が巻取り軸5と一体的
に回転することとなる。したがって、ハブ本体121、
クラッチプレート122、クラッチプレート123及び
クラッチプレート124と回転方向に係合する回転プレ
ート161,162,163,164と、対向する固定
プレート150との間に粘性抵抗が生じ、巻取り軸5に
最大ブレーキトルクが作用する。
【0032】すなわち、本第2実施例のシャッタ扉閉鎖
速度制御装置200によれば、上記第1実施例のシャッ
タ扉閉鎖速度制御装置と同様に、巻取り軸5に作用する
ブレーキトルクの大きさが、図6に示すように、シャッ
タ扉の閉鎖を開始した後、巻取り軸5の延べ回転数(回
転角度)が増すにつれて段階的(4段階)に増加する。
なお、本第2実施例においては、3枚のクラッチプレー
ト122,123,124を用いているが、この枚数を
一枚増す毎に、ブレーキトルク変化の段数を増すことが
できる。この時、各々のクラッチプレートは全く同一形
状とすることができるから、シャッタ扉閉鎖速度制御装
置200の構造を簡単にして、容易かつ安価に製造する
ことができる。
【0033】次に、本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制
御装置の第3実施例を、図7及び図8を参照して説明す
る。図7に示す本第3実施例のシャッタ扉閉鎖速度制御
装置500は、第1の伝達部材であるハブ520と、第
2の伝達部材であるハウジング130と、作動室550
と、回転プレート540と、粘性抵抗増加手段530と
を備えており、ハブ520、回転プレート540及び粘
性抵抗増加手段530の構成が第2実施例と異なってい
る。
【0034】即ち、円筒状のハブ520は、キー125
により巻取り軸5と一体に回転するように構成されてお
り、後述する粘性抵抗増加手段530を構成する複数の
係合手段として、階段状の係合段部521,522,5
23,524及び係止段部525が、該ハブ520の外
周面に沿って等間隔に3ヵ所突設されている。図8に示
したように、前記回転プレート540の内周縁部には、
それぞれ周方向に沿って等間隔に3片の係合突起545
が突設されており、各係合突起545が前記係合段部5
21,522,523,524及び係止段部525と係
合することによって、各回転プレート540はハブ52
0と一体的に回転することができる。
【0035】前記粘性抵抗増加手段530は、図8に示
すように、回転プレート540の内周縁部に突設された
係合突起545と、各回転プレート540がハブ520
に対して各々所定角度だけ相対回転すると、各回転プレ
ート540がハブ520と回転方向に係合して一体的に
回転するように構成された複数の係合手段としての係合
段部521,522,523,524及び係止段部52
5とから成る。
【0036】前記回転プレート540は全て同形状であ
るが、組立て時には、係合突起545が係合段部521
と回転方向に係合可能な第1の回転プレート群541
と、係合突起545が係合段部522と回転方向に係合
可能な第2の回転プレート群542と、係合突起545
が係合段部523と回転方向に係合可能な第3の回転プ
レート群543と、係合突起545が係合段部524と
回転方向に係合可能な第4の回転プレート群544とを
構成する。
【0037】そして、上述のように構成された本第3実
施例のシャッタ扉閉鎖速度制御装置500が作動する場
合、先ず第1乃至第4の回転プレート群541,54
2,543,544は、各係合突起545が係止段部5
25に係合する初期位置に位置している。次に、巻取り
軸5がモータ8によって約15度回転させられると、図
8中矢印A方向へ回転するハブ520の係合段部521
が第1の回転プレート群541の前記係合突起545と
回転方向に係合し、第1の回転プレート群541のみが
ハブ520と供に巻取り軸5と一体となって回転する。
そこで、これら第1の回転プレート群541と、これら
第1の回転プレート群541と対向する固定プレート1
50との間にシリコンオイルの剪断抵抗に起因する粘性
抵抗が生じ、巻取り軸5にブレーキトルクが作用する。
【0038】更に、巻取り軸5が約45度回転し終わる
と、ハブ520の係合段部522と第2の回転プレート
群542の前記係合突起545とが回転方向に係合す
る。これにより、第2の回転プレート群542も、ハブ
520を介して巻取り軸5と一体的に回転するので、第
1及び第2の回転プレート群541,542と対向する
固定プレート150との間に粘性抵抗が生じ、巻取り軸
5にブレーキトルクが作用する。
【0039】更に、巻取り軸5が約75度回転すると、
今度はハブ520の係合段部523と第3の回転プレー
ト群543の前記係合突起545とが回転方向に係合す
る。これにより、第1及び第2の回転プレート群54
1,542と第3の回転プレート群543とが巻取り軸
5と一体的に回転することとなる。したがって、ハブ5
20と回転方向に係合する第1乃至第3の回転プレート
群541,542,543と、対向する固定プレート1
50との間に粘性抵抗が生じ、巻取り軸5にブレーキト
ルクが作用する。
【0040】同様にして、巻取り軸5が約95度回転す
ると、今度はハブ520の係合段部524と第4の回転
プレート群544の前記係合突起545とが回転方向に
係合する。これにより、第1乃至第3の回転プレート群
541,542,543と第4の回転プレート群544
とが巻取り軸5と一体的に回転することとなる。したが
って、ハブ520と回転方向に係合する第1乃至第4の
回転プレート群541,542,543,544と、対
向する固定プレート150との間に粘性抵抗が生じ、最
大ブレーキトルクが作用する。
【0041】すなわち、本第3実施例のシャッタ扉閉鎖
速度制御装置500によれば、上記第2実施例のシャッ
タ扉閉鎖速度制御装置と同様に、巻取り軸5に作用する
ブレーキトルクの大きさが、シャッタ扉の閉鎖を開始し
た後、巻取り軸5の延べ回転数(回転角度)が増すにつ
れて段階的(4段階)に増加する。なお、本第3実施例
においては、4段の係合段部521,522,523,
524を用いているが、この段数を増やす毎に、ブレー
キトルク変化の段数を増すことができる。この時、各々
の回転プレート群541,542,543,544は全
く同一形状とすることができ、組付け順序もランダムで
良い。又、本第3実施例のシャッタ扉閉鎖速度制御装置
500においては、係合段部521,522,523,
524をハブ520の外周面に沿って等間隔に3ヵ所突
設したが、これに限定されるものではない。
【0042】一方、シャッタ扉の開放を開始すると、各
々の回転プレート群541,542,543,544
は、巻取り軸5の回転に伴ってそれぞれ各係合突起54
5が係止段部525と係合する初期位置に戻される。こ
の際、シャッタ扉が開くに連れて巻取り軸5に作用する
ブレーキトルクが増大するが、巻取り時における巻取り
軸5の回転速度はあまり速くなく、巻取りドラム4から
吊り下げられるシャッタ本体3の長さも次第に短くなる
ので、シャッタ扉を巻き上げる駆動モータ8の負荷をそ
れほど増加させることはない。
【0043】次に、本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制
御装置の第4実施例を、図9を参照して説明する。図9
に示す本第4実施例のシャッタ扉閉鎖速度制御装置30
0は、巻取りドラム4と共に回転するネジ軸271と、
該ネジ軸271に対して相対回転自在な第1の伝達部材
であるハブ220と、第2の伝達部材であるハウジング
230と、作動室240と、固定プレート250と、回
転プレート260と、粘性抵抗増加手段270とを備え
ている。
【0044】このシャッタ扉閉鎖速度制御装置300に
おける粘性抵抗増加手段270は、巻取り軸5と回転方
向に係合していないハブ220と、巻取り軸5と一体に
回転するネジ軸271と、前記ハブ220に対して回転
方向には係合するが軸線方向には所定範囲だけ相対変位
可能とされて前記ネジ軸271に螺合するナット部材2
72とから構成されている。すなわち、前記ネジ軸27
1のネジ部271aは、ハブ220に穿設された空洞部
221を貫通している。そして、前記ナット部材272
は、前記空洞部221内においてネジ部271aと螺合
するとともに、その外周部の一部が空洞部221の内壁
面に凹設された凹溝222に係合し、ハブ220に対し
て相対回転することはできないが、軸線方向には相対変
位可能とされている。
【0045】そこで、巻取り軸5の回転に伴ってネジ軸
271が回転すると、ナット部材272はネジ軸271
のネジ部271aに対して相対回転すると共にハブ22
0に対して平行移動しながら軸線方向に変位させられる
が、ハブ220は巻取り軸5と回転方向に係合していな
いので、該巻取り軸5が回転してもハブ220は回転せ
ず、巻取り軸5にはブレーキトルクが作用しない。そし
て、軸線方向に変位させられたナット部材272の端面
272aが、ワッシャ273を介してハブ220の端面
220aに当接すると、ナット部材272はネジ部27
1aに対して相対回転することができなくなり、ネジ軸
271と共に回転するので、ハブ220はナット部材2
72を介してネジ軸271と一体に回転させられる。
【0046】従って、ハブ220と回転方向に係合する
回転プレート260は、固定プレート250に対して相
対回転し、両者の間に粘性抵抗が生じる。そして、この
粘性抵抗がネジ軸271を介して、ブレーキトルクとし
て巻き取り軸5に作用する。すなわち、本第4実施例の
シャッタ扉閉鎖速度制御装置300によれば、図10に
示すように、巻取り軸5が所定の回転数(回転角度)だ
け回転した後にブレーキトルクを発生させることができ
る。したがって、例えばシャッタ扉が完全に閉じ切る最
後の段階で巻取り軸にブレーキトルクを作用させること
とすれば、シャッタ扉の下端が床面に勢い良くぶつかる
ことを防止することができる。
【0047】次に、本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制
御装置の第5実施例を、図11及び図12を参照して説
明する。図11に示すように、本第5実施例のシャッタ
扉閉鎖速度制御装置400は、第1の伝達部材であるハ
ブ320と、第2の伝達部材であるハウジング330
と、作動室340と、固定プレート350と、回転プレ
ート360と、粘性抵抗増加手段370とを備えてい
る。前記ハブ320は、図示されない巻取り軸5とスプ
ライン係合し、一体に回転するように構成されており、
巻取り軸5の回転に伴ってハブ320が回転すると、回
転プレート360が固定プレート350に対して相対回
転し、両プレート350,360間に生じる粘性抵抗
が、ブレーキトルクとして巻取り軸5に作用する。
【0048】前記粘性抵抗増加手段370は、前記ハブ
320の外周面に刻設されたネジ部320aと、前記ハ
ウジング330に対して回転方向にはクラッチ手段を介
して係合すると共に軸線方向には所定範囲だけ相対変位
可能とされ、前記ネジ部320aに螺合する押圧部材3
71とから構成されている。前記クラッチ手段は、前記
ハウジング330と回転方向には係合するが軸線方向に
は変位可能とされたフランジ部材373と、このフラン
ジ部材373と前記押圧部材371との間に介装された
一対の皿バネ374とを有しており、該押圧部材371
は一対の皿バネ364との間に生じる摩擦力により、ハ
ブ320に対して相対回転しないように構成されてい
る。
【0049】そこで、巻取り軸5の回転に伴ってハブ3
20が回転すると、ハブ320のネジ部320aと螺合
している押圧部材371は、ネジ部320aに対して相
対回転すると共にハブ320に対して平行移動しながら
軸線方向に所定距離変位させられ、図12に示すよう
に、その端面371aが固定プレート340の側面に当
接し、さらにハブ320が回転すると、押圧部材371
は、固定プレート350および回転プレート360を互
いに密着するように押圧する。尚、各固定プレート35
0の間には、リターン機能を兼ねた断面V字型のスペー
サリングが配設されている。
【0050】これにより、固定プレート350と回転プ
レート360との間の隙間が狭められてシリコンオイル
の剪断抵抗が増大するので、ブレーキトルクを急激に高
めることができる。すなわち、本第4実施例のシャッタ
扉閉鎖速度制御装置400によれば、巻取り軸5の延べ
回転数(回転角度)が所定の値に達するまではブレーキ
トルクを小さくし、巻取り軸5の延べ回転数が所定の値
に達した段階でブレーキトルクを急激に増大させること
ができる。尚、本発明は上述の各実施の形態におけるシ
ャッタ扉閉鎖速度制御装置に限定されるものではなく、
粘性抵抗増加手段の構成は本発明の主旨に基づいて適宜
変更可能であることは言うまでもない。
【0051】
【発明の効果】上述の如く、本発明のシャッタ扉閉鎖速
度制御装置は、固定プレートと回転プレートとの間に生
じる粘性抵抗を用いて巻取り軸にブレーキトルクを作用
させることができる。固定プレートと回転プレートとの
間に生じる粘性抵抗は、両プレート間の相対回転速度に
比例するので、巻取り軸の回転速度が増加するに連れて
ブレーキトルクが増加することとなり、シャッタ扉が閉
じるにつれてブレーキトルクが増大する。そこで、シャ
ッタ扉が閉じるにつれて閉鎖速度が増加することがな
い。又、従来のクラッチ式制御装置のように使用によっ
て損耗する部分がなく、長期間にわたって使用しても閉
鎖速度を所定の範囲内に保つことができるので、安全性
も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制御装置の第
1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示した粘性抵抗増加手段を構成するハブ
の分解斜視図である。
【図3】図1に示したシャッタ扉閉鎖速度制御装置が巻
取り軸の回転角度に応じて発生するブレーキトルクの変
化を示すグラフである。
【図4】本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制御装置の第
2実施例を示す縦断面図である。
【図5】図4に示した粘性抵抗増加手段を構成するハブ
の分解斜視図である。
【図6】図4に示したシャッタ扉閉鎖速度制御装置が巻
取り軸の回転角度に応じて発生するブレーキトルクの変
化を示すグラフである。
【図7】本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制御装置の第
3実施例を示す縦断面図である。
【図8】図7に示した粘性抵抗増加手段を構成するハブ
の分解斜視図である。
【図9】本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制御装置の第
4実施例を示す縦断面図である。
【図10】図9に示したシャッタ扉閉鎖速度制御装置が
巻取り軸の回転角度に応じて発生するブレーキトルクの
変化を示すグラフである。
【図11】本発明に係るシャッタ扉閉鎖速度制御装置の
第5実施例を示す部分断面図である。
【図12】図11に示したシャッタ扉閉鎖速度制御装置
の作動を説明する為の部分断面図である。
【図13】シャッタ扉開閉装置の全体構成を示す模式図
である。
【符号の説明】
1 建物の開口 2 シャッタ扉 3 シャッタ本体 4 巻取りドドラム 5 巻取り軸 6 ガイドレール 7,11 スプロケット 8 電動モータ 9 駆動軸 12 チェーン 13 開閉スイッチ 14 遠心式ガバナ 15 クラッチ 16 フレーム 20 ハブ 21 第1のハブ 22 第2のハブ 23 第3のハブ 30 ハウジング 33 ベアリング 40 作動室 50 固定プレート 60 回転プレート 70 粘性抵抗増加手段 100 シャッタ扉閉鎖速度制御装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口を閉塞するシャッタ扉が巻装
    された巻取りドラムと共に回転する第1の伝達部材と、 前記第1の伝達部材に対して相対回転自在に係合し、該
    第1の伝達部材と共に円環状の密封空間として画成され
    た作動室を構成するように固設された第2の伝達部材
    と、 前記作動室内に配設され、前記第2の伝達部材と回転方
    向に係合する複数の薄板円環状の固定プレートと、 これら固定プレートと交互に配設され、前記第1の伝達
    部材と回転方向に係合する複数の薄板円環状の回転プレ
    ートと、 前記作動室内に封入される高粘性流体と、 前記シャッタ扉による建物の開口の閉鎖を開始してから
    の前記巻取りドラムの延べ回転数が増えるにしたがっ
    て、前記固定プレートと前記回転プレートとの間に生じ
    る粘性抵抗を増加させる粘性抵抗増加手段とを備えたシ
    ャッタ扉閉鎖速度制御装置。
  2. 【請求項2】 前記粘性抵抗増加手段が、 軸線方向に沿って複数個に分割されると共に、分割され
    た1つの伝達部材のみが前記巻取りドラムと回転方向に
    係合させられる前記第1の伝達部材と、 隣接するこれら伝達部材が互いに所定角度だけ相対回転
    すると、他方の伝達部材と回転方向に係合して両部材が
    一体的に回転するように構成された係合手段とから成る
    請求項1記載のシャッタ扉閉鎖速度制御装置。
  3. 【請求項3】 前記粘性抵抗増加手段が、 前記回転プレートを前記第2の伝達部材と一体的に回転
    するように係合する複数の係合手段から成り、 各回転プレートが前記第2の伝達部材に対して各々所定
    角度だけ相対回転すると、各係合手段が各回転プレート
    を該第2の伝達部材と回転方向に係合して一体的に回転
    するように構成された請求項1記載のシャッタ扉閉鎖速
    度制御装置。
  4. 【請求項4】 前記粘性抵抗増加手段が、 前記巻取りドラムと共に回転するネジ軸と、 該ネジ軸に対して相対回転自在な前記第1の伝達部材
    と、 該第1の伝達部材に対して回転方向には係合するが軸線
    方向には所定範囲だけ相対変位可能とされ、前記ネジ軸
    に螺合するナット部材とから成り、 前記ナット部材が前記ネジ軸の回転に伴って軸線方向に
    所定距離移動すると、該ナット部材が前記第1の伝達部
    材に当接して該第1の伝達部材を前記巻取りドラムと共
    に一体的に回転するように構成された請求項1記載のシ
    ャッタ扉閉鎖速度制御装置。
  5. 【請求項5】 前記粘性抵抗増加手段が、 前記第1の伝達部材と共に回転するネジ部と、 前記第2の伝達部材に対して回転方向にはクラッチ手段
    を介して係合すると共に、軸線方向には所定範囲だけ相
    対変位可能とされ、前記ネジ部に螺合する押圧部材とか
    ら成り、 前記押圧部材が前記ネジ部の回転に伴って軸線方向に所
    定距離移動すると、該押圧部材が前記固定プレートと前
    記回転プレートとのプレート間隔を小さくするように構
    成された請求項1記載のシャッタ扉閉鎖速度制御装置。
JP15837296A 1995-07-27 1996-06-19 シャッタ扉閉鎖速度制御装置 Pending JPH0996181A (ja)

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JP15837296A JPH0996181A (ja) 1995-07-27 1996-06-19 シャッタ扉閉鎖速度制御装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7-192024 1995-07-27
JP19202495 1995-07-27
JP15837296A JPH0996181A (ja) 1995-07-27 1996-06-19 シャッタ扉閉鎖速度制御装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000001954A3 (de) * 1998-07-01 2000-09-14 Martin Kammerer Hydraulisches betätigungssystem
JP2006299611A (ja) * 2005-04-19 2006-11-02 Nagahama Gosei Kogyosho:Kk ロールスクリーンの回転規制装置
JP2016014223A (ja) * 2014-06-30 2016-01-28 立川ブラインド工業株式会社 遮蔽装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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