JP2000179585A - 開閉扉用制御装置 - Google Patents

開閉扉用制御装置

Info

Publication number
JP2000179585A
JP2000179585A JP10361039A JP36103998A JP2000179585A JP 2000179585 A JP2000179585 A JP 2000179585A JP 10361039 A JP10361039 A JP 10361039A JP 36103998 A JP36103998 A JP 36103998A JP 2000179585 A JP2000179585 A JP 2000179585A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate set
temperature
transmission member
opening
fixed plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10361039A
Other languages
English (en)
Inventor
Shuichi Kimura
秀一 木村
Hideo Nagabori
日出夫 長堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Viscodrive Japan Ltd
Original Assignee
Viscodrive Japan Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Viscodrive Japan Ltd filed Critical Viscodrive Japan Ltd
Priority to JP10361039A priority Critical patent/JP2000179585A/ja
Publication of JP2000179585A publication Critical patent/JP2000179585A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度変化に依存することなく、開閉扉の昇降
速度を適切に維持可能な開閉扉用制御装置を提供するこ
と。 【解決手段】 第1の伝達部材20とともに粘性流体が
封入される作動室40を構成するように固設された第2
の伝達部材30と、作動室内40に配設され、第1の伝
達部材20と相対回転不能に係合する回転プレート組5
0と、回転プレート組50と交互に配設され、第2の伝
達部材30と相対回転不能に係合する固定プレート組6
0とを備えている。さらに、本発明の特徴として、固定
プレート組60間には、各々弾性手段80が配設されて
おり、作動室40の外部にその一端が露出することによ
って気温を感知し、その気温に応じて固定プレート組6
0と回転プレート組50との間隔を調節する温度感知手
段70を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口を閉鎖
する巻き上げ式シャッタ扉の昇降速度の制御に好適な開
閉扉用制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建物の開口部を開閉したりガラス
窓を強い雨風等から保護したりするために、巻き上げ式
のシャッタ扉が用いられている。図3に、巻き上げ式シ
ャッタ扉の模式図の一例を示す。図3に示すように、建
物の開口1を開閉するシャッタ扉2は、略帯板状とされ
た多数のスラットが互いに揺動自在に接続された開閉扉
3を備えている。この開閉扉3は、巻取りドラム4に巻
装されており、巻取りドラム4を回転駆動する巻取軸5
を正回転させると、開閉扉3は巻取りドラム4に巻き取
られて上昇し、建物の開口1は開放される。その反対
に、巻取軸5を逆回転させると、開閉扉3は巻取りドラ
ム4から繰り出されて、ガイドレール6に案内されなが
ら降下して建物の開口を閉鎖する。
【0003】前記巻取軸5の端部に取付けられたスプロ
ケット7と、電動モータ8の駆動軸9に取り付けられた
小径のスプロケット11との間には、チェーン12が巻
装されている。そして、建物の開口1の近傍に取り付け
られた開閉スイッチ13を操作して電動モータ8を作動
させることにより、開閉扉3を昇降させて建物の開口1
を開閉することができる。一方、前記電動モータ8の駆
動軸9の他端には、電動モータ8の回転速度を制御する
遠心式ガバナ14が接続され、開閉扉3の昇降速度が一
定の範囲内となるように制御されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した構
成に代えて、開閉扉の昇降速度を制御するものとして、
ビスカスカップリングを使用したものが種々提案されて
いる。すなわち、ビスカスカップリング内に封入された
粘性流体の粘性抵抗を利用することで、開閉扉の昇降速
度を制御するものである。この粘性流体、例えばシリコ
ンオイルは、他の鉱物油と比較して温度による依存性は
小さいながら、四季によって気温が変化するとその特性
(以下「粘温特性」という。)が変わるため、四季によ
って昇降速度にバラツキが生じるという問題があった。
特に、四季による温度差が著しい地方においては、その
傾向が顕著となる。
【0005】本発明はかかる事情に鑑み、温度変化に依
存することなく、開閉扉の昇降速度を適切に維持可能な
開閉扉用制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、開
閉扉が巻装された巻取りドラムとともに回転する第1の
伝達部材と、前記第1の伝達部材に対して相対回転自在
に係合し、該第1の伝達部材とともに粘性流体が封入さ
れる作動室を構成するように固設された第2の伝達部材
と、前記作動室内に配設され、前記第1の伝達部材と相
対回転不能に係合する回転プレート組と、前記回転プレ
ート組と交互に配設され、前記第2の伝達部材と相対回
転不能に係合する固定プレート組と、前記固定プレート
組間に各々配設された弾性手段と、前記作動室の外部に
その一端が露出することによって気温を感知し、その気
温に応じて前記固定プレート組と前記回転プレート組と
の間隔を調節する温度感知手段と、を備えたことを特徴
とする開閉扉用制御装置を提供することによって達成さ
れる。
【0007】本発明の上記構成によれば、温度感知手段
の外部に露出された部分が気温を感知し、固定プレート
と回転プレートとの間隔が調節されることで、伝達トル
クが調節される。この温度感知手段を、気温が高くなる
毎に作動させてプレート間隔を狭くするように構成する
ことで、粘性流体の温度が高くなってその粘性抵抗が減
少しても、低温時と比較して伝達トルクを一定に維持で
きる。また、固定プレート組間に各々弾性手段が配設さ
れていることにより、高温から低温に変化しても、固定
プレートの間隔が元に戻されるようになる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実
施形態に係る開閉扉用制御装置の全体半断面図である。
なお、以下の説明においては、従来例と同一の部分には
同一符号を付して説明を省略する。
【0009】図1に示すように、本実施形態の開閉扉用
制御装置100は、巻取りドラム4を回転駆動する巻取
軸5の端部に取り付けられるものであり、第1の伝達部
材であるハブ20と、第2の伝達部材であるハウジング
30と、粘性流体が封入される作動室40と、円環状の
回転プレート50と、同じく円環状の固定プレート60
と、一端が作動室40の外部に露出した温度感知手段7
0と、弾性手段であるウェブスプリング80と、押動部
材90とを備えている。
【0010】前記ハブ20は、巻取軸5に相対回転不能
に嵌合した状態となっている。一方、前記ハウジング2
0は、巻取軸5を支持するフレーム(図示せず)に固設
されている。そして、ハブ20の一端側30aは、玉軸
受33を保持している。
【0011】また、前記ハブ20と前記ハウジング30
とによって円環状の作動室40が形成されており、この
作動室40内には粘性流体としてのシリコンオイルが封
入されている。そして、この作動室40は、Xリング4
1,42により、外部にシリコンオイルが漏れ出さない
ように密封されている。この作動室40の内部には、ハ
ブ20と相対回転不能に係合する回転プレート組50
と、ハウジング30と相対回転不能に係合する複数の薄
板円環状の固定プレート組60とが、交互に積層される
ように配設されている。
【0012】図2(a)は、低温時における前記温度感
知手段70の状態を示す断面図を、(b)は、高温時に
おける前記温度感知手段70の状態を示す断面図であ
る。図2(a),(b)に示すように、前記温度感知手
段70は、略円柱状のピストン71と、可撓性を有し、
ピストン71を摺動自在に案内するスリーブ74と、ス
リーブ74を保持するカップ72と、カップ72内に封
入されるワックス73と、スリーブ74の図中右端に設
けられたシール75と、シール75を覆うとともにワッ
クス73を密封状態にするキャップ76とを備えてい
る。なお、以上の構成からなる温度感知手段70は、例
えば、富士トムソン株式会社製のワックスエレメント等
がある。
【0013】前記ワックス73は、温度の上昇とともに
体積膨張する性質を有するが、本発明はこの性質を利用
して、ピストン71を移動させている。すなわち、低温
時において温度感知手段70は、図2(a)に示す状態
となっているが、温度が上昇するにつれて、ワックス7
3が体積膨張を起こすので、図2(b)に示すように、
可撓性を有するスリーブ74が変形して、ピストン71
がキャップ76から押し出されるようになる。このピス
トン71が押動部材90に当接して、押動部材90が固
定プレート組60を押動することにより、固定プレート
組60と回転プレート組50との間隔が調節される。な
お、押動部材90を介することなく、直接固定プレート
組60を押動することも可能である。
【0014】次に、本実施形態の開閉扉用制御装置10
0の作用について説明する。建物の開口1を閉鎖する際
には、巻取りドラム4を回転させて開閉扉3を繰り出
し、開閉扉3をガイドレール6に沿って降下させる。こ
の時、巻取軸5がモータ8によって回転させられると、
まずハブ20が巻取軸5と一体となって回転する。これ
により、ハブ20に相対回転不能に係合した回転プレー
ト組50と、これら回転プレート組50と対向する固定
プレート組60との間にシリコンオイルのせん断抵抗に
起因する粘性抵抗が生じ、巻取軸5にブレーキトルクが
作用するようになっている。
【0015】ところで、温度感知手段70は、カップ7
2側が外部に露出するようになっている。したがって、
カップ72内のワックス73は、気温の影響を直接受け
るようになっている。季節が冬のような低温時である場
合には、ワックス73は熱膨張しないので、ピストン7
1は、上述したように図2(a)に示す状態で維持され
ることになる。この状態において、ピストン71は、押
動部材90に当接しないように設定されており、従っ
て、固定プレート組60は押動されないようになってい
る。季節が冬から春になり、気温が高くなると、ワック
ス73が体積膨張するので、ピストン71は徐々に移動
し、押動部材90を押動するようになる。したがって、
固定プレート組60と回転プレート組50との間隔は温
度が高くなるにつれて狭くなっていく。
【0016】そして、夏になり、気温が高温に達する
と、ワックス73が最大限熱膨張して、固定プレート組
60と回転プレート組50との間の間隔は僅かなものと
なる。ここで、作動室内40に封入されたシリコンオイ
ルは、温度が高くなると、粘性が下がるため、粘性抵抗
は減少するが、温度感知手段70により固定プレート組
60と回転プレート組50間の間隔は狭くなるので、伝
達トルクをこの部分で保証できる。一方、ウェブスプリ
ング80が固定プレート組60間に各々設けられている
ので、夏から秋、冬に変化してもウェブスプリング80
の付勢力によって、固定プレート組50間の間隔を元の
状態まで戻すことができる。したがって、四季に依存せ
ず、開閉扉の昇降速度を適切に維持できる。
【0017】また、電気的なスイッチを人間が操作する
ことによって、固定プレート組60と回転プレート組5
0との間隔を油圧、空圧等を利用して制御するものでは
ないので、人手を要することなく調節可能である。な
お、温度感知手段70は、四季の変化によって徐々に作
動すればよいので、その数は少なくとも1つあれば、固
定プレート60及び回転プレート50の間隔を十分に調
節できる。
【0018】以上、本発明の一実施形態を説明したが、
本発明は上述した実施形態に限定されることなく、本発
明の趣旨に基づいて適宜に変更、改良等が可能である。
例えば、本発明の開閉扉用制御装置100は、建物等の
シャッタ用に限定されず、気温を感知するものであれ
ば、例えば水門等であっても適用可能である。また、本
発明の開閉扉用制御装置100を単独で使用せず、従来
例に示したガバナを利用した制御手段においてチェーン
が切れたとき等の緊急時に使用するように、補助装置と
して設けてもよい。さらに、本出願人より提案された特
開平9−96181のようにハブを分割して、ブレーキ
トルクを変化させるように構成してもよい。また、弾性
手段として、ウェブスプリングを利用したが、上述した
機能を発揮できれば、他の種類のばねであってもよく、
条件によっては、ゴム等の弾性体であってもよい。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明の開閉扉用制御装置
によれば、温度感知手段及び弾性手段によって、固定プ
レート組と回転プレート組の間隔が調節されるため、季
節に依存せず、開閉扉の昇降速度を適切に維持できる。
また、この温度感知手段は、自動的に作動するので、人
手による煩雑な作業を必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る開閉扉用制御装置の
全体半断面図である。
【図2】(a)は低温時における温度感知手段の状態を
示す断面図であり、(b)は高温時における当該温度感
知手段の状態を示す断面図である。
【図3】従来のシャッタ扉開閉装置の全体構成を示す模
式図である。
【符号の説明】
4 巻取りドラム 5 巻取軸 20 ハブ 30 ハウジング 40 作動室 50 回転プレート 60 固定プレート 70 温度感知手段 80 ウェブスプリング 90 押動部材 100 開閉扉用制御装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉が巻装された巻取りドラムととも
    に回転する第1の伝達部材と、 前記第1の伝達部材に対して相対回転自在に係合し、該
    第1の伝達部材とともに粘性流体が封入される作動室を
    構成するように固設された第2の伝達部材と、 前記作動室内に配設され、前記第1の伝達部材と相対回
    転不能に係合する回転プレート組と、 前記回転プレート組と交互に配設され、前記第2の伝達
    部材と相対回転不能に係合する固定プレート組と、 前記固定プレート組間に各々配設された弾性手段と、 前記作動室の外部にその一端が露出することによって気
    温を感知し、その気温に応じて前記固定プレート組と前
    記回転プレート組との間隔を調節する温度感知手段と、 を備えたことを特徴とする開閉扉用制御装置。
JP10361039A 1998-12-18 1998-12-18 開閉扉用制御装置 Pending JP2000179585A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10361039A JP2000179585A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 開閉扉用制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10361039A JP2000179585A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 開閉扉用制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000179585A true JP2000179585A (ja) 2000-06-27

Family

ID=18471938

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10361039A Pending JP2000179585A (ja) 1998-12-18 1998-12-18 開閉扉用制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2000179585A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012241563A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Nippon Soken Inc 流体ブレーキ装置及びバルブタイミング調整装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012241563A (ja) * 2011-05-17 2012-12-10 Nippon Soken Inc 流体ブレーキ装置及びバルブタイミング調整装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4914780A (en) Compound counterbalance and winding systems with zero torque spirals
KR101563935B1 (ko) 셔터식 차수문
JP2000179585A (ja) 開閉扉用制御装置
US5803148A (en) Operating device for a screening arrangement
KR20230080376A (ko) 지능형 창호 시스템
ATE388297T1 (de) Betätigungsanordnung für jalousien in doppelverglasungen
JP6295116B2 (ja) ブラインド
JP2011051580A (ja) 窓のシール装置ならびにシールストリップ
EP0489537B1 (en) Sealing arrangements
CN211500271U (zh) 用于车辆的门玻璃组件
JP3124898B2 (ja) ドアクローザ用流体摩擦抵抗型ダンパー装置
JPH108862A (ja) シャッタ扉閉鎖速度制御装置
JP3512879B2 (ja) 温度補償機構付ドアクローザ用ダンパー装置
JP2008133850A (ja) 2ウェイクラッチユニット
KR102563886B1 (ko) 완전한 개방과 폐쇄 상태를 보장하는 액추에이터 외부 장착형 무전원 루버 자동 개폐 장치
KR200386851Y1 (ko) 롤 타입 스크린용 감속장치
JPH0996181A (ja) シャッタ扉閉鎖速度制御装置
JP3273705B2 (ja) 温度補償機構付ドアクローザ用ダンパー装置
CN219887922U (zh) 一种新型活动式防火窗
KR200228449Y1 (ko) 도어 클로저
JPH08277676A (ja) 流体摩擦型ドアクローザ用制動装置
KR100520757B1 (ko) 볼베어링을 구비한 차량의 윈도우글라스 구동장치
KR100325928B1 (ko) 도어의 회전력 제어장치
JP3385237B2 (ja) 減速機付電動機
KR200441307Y1 (ko) 댐퍼장치