JP2871762B2 - 回転ダンパ - Google Patents

回転ダンパ

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JP2871762B2
JP2871762B2 JP31320389A JP31320389A JP2871762B2 JP 2871762 B2 JP2871762 B2 JP 2871762B2 JP 31320389 A JP31320389 A JP 31320389A JP 31320389 A JP31320389 A JP 31320389A JP 2871762 B2 JP2871762 B2 JP 2871762B2
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秀則 菅野
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Sanwa Needle Bearing Co Ltd
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Fuji Seiki KK
Sanwa Needle Bearing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は建物用ドアヒンジ等の回転体に用いられる回
転ダンパに関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題] 一般に家屋において用いられる玄関ドアや室内ドア
は、ヒンジによって上下方向の一側縁基部が開口枠に支
持されるとともに他端は遊端とされて回動自在に設けら
れている。
また、このような回転式ドアにおいては、開放したド
アに手などを添えなくても自動的に閉成するように、閉
成するように、閉成方向に付勢するためのスプリングを
用いてヒンジを使用する場合がある。
しかしながら、かかる場合にはスプリングの弾性力に
より勢いよく閉成していくので閉成回転の最終点でドア
が開口枠等に衝突して大きな衝撃音を発したり、衝撃に
よりドア等に破損が小じることがある。また、スプリン
グヒンジが取り付けられていないドアであっても、外力
を与えて勢いよくドアを閉じた場合には、やはりドア等
に破損が生じることがある。
そこで、本発明は上記した従来の実情に鑑み、回転ダ
ンパの作用によりドア等の回転体の閉成速度を制御する
ことによって、ドア等の閉成時における衝撃音や破損が
生じることを防止することができる回転ダンパを提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、本発明の回転ダンパは、
「外周の長手方向に沿って固定板が突設形成され、かつ
中空部を連通せしめて回転摺動可能に密接して直列に配
設される第1の外筒体及び第2の外筒体と、該第1の外
筒体及び第2の外筒体を貫通してその中空部内の長手方
向中心に装填され、かつ該第2の外筒体内に位置する部
分は外周面多角形に形成された軸体と、該第1の外筒体
の中空部に配設固定されるとともにに、上記軸体に周設
せしめた一方向クラッチと、外周部に形成した凸部が第
2の外筒体の内壁に形成された軸方向に沿う係合溝に嵌
合して回転方向に対し不動に固定されるとともに、中央
部に設けた空孔部が軸体に当接係合しないように上記軸
体の外径以上の内径に形成さた固定プレートと、外径寸
法は第2の外筒体の内径以下に形成されるとともに、そ
の中央部には軸体外周の少なくとも一辺に当接して回転
方向に係合する突部又は内周縁を有する可動プレート
と、からなり、複数の固定プレートと可動プレートとを
交互に軸体回りに挿入して相互に対節せしめるととも
に、該対接面には適宜粘度の液体を介在させたこと」を
特徴とする。
[作用] 本発明の回転ダンパは、ドアの閉成方向に付勢する弾
性部材を備えてなるスプリングヒンジ又は特別な機能を
備えてない普通のヒンジ等と一組となって、ドアの一側
縁基部に取り付けられ、該ドアを開口枠に対して回動可
能に支持固定して使用されるものである。
まず、この場合にはドアを開放すると第1の外筒体の
みがそれにともなって回転する。次に、開放したドアを
閉成する場合には、第1の外筒体に内設された一方向ク
ラッチが軸体をロックするため、第1の外筒体の回転に
連動して軸体も回転せしめられる。更にこの場合には、
軸体の回転にともなって軸体に係止された第2の外筒体
内の可動プレートも同時に回転する。
従って、該回動プレートは、それと密接して対面配置
されている固定プレートとの間で摺動回転することとな
るが、各プレート間にはオイルが介在しているため、そ
の液体剪断抵抗により、該可動プレートには制動力が作
用しその回転力は減殺される。その結果、連動して回転
する軸体及び第1の外筒体の回転速度は緩慢なものとな
り、ドアは静かにゆっくりと閉成していくことになる。
[実施例] 次に、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
第5図には、家屋において用いられる玄関ドアや室内
ドア等に本発明を適用した実施例が示されている。すな
わち、このドア1は一組のヒンジ4、4′によって回転
基部がドア開口枠等の不動部3に支持されるとともに、
他端は遊端とされて回動開閉可能に設けらている。な
お、図中2はドア1の遊端付近に設けられているノブで
ある。
本実施例においては、上記した一組のヒンジ4、4′
のうち、上側に取り付けられるヒンジ4′をスプリング
ヒンジとし、一方、下側に取り付けられるヒンジ4を本
発明の回転ダンパを組み込んだヒンジとして構成した。
以下、本発明の回転ダンパの構成を第1〜第4図に基づ
いて説明する。
なお、第1図は回転ダンパの縦断面図を示し、第2図
は第1図A−Aにおける一方向クラッチの断面図、第3
図は第1図のI−I線断面図を示し、第4図は第1図の
II−II線断面図を示す。
本発明の回転ダンパ5は、主として第1の外筒体6、
第2の外筒体7、軸体13、一方向クラッチ17、複数枚の
固定プレート20a並びに可動プレート21aからな回転制御
部19から構成される。第1の外筒体6は、両端が開口し
ている中空の筒状体であって、一端は蓋部材8で封止さ
れており、他端はそのまま開口された構造のものであ
る。また、第1の外筒体6には、ドア1に固定するため
の取付け板10か外周の長手方向に沿って突設形成されて
おり、該取付け板には回転ダンパ5をドア開口枠等の不
動部3に固定するための孔10aおよび10bが設けられてい
る。一方、第2の外筒体7は、第1の外筒体6と略対象
構造に形成され、両端が開口した中空の筒状体であって
一端は蓋部材9で封止されており、他端はそのまま開口
された構造のものである。
また、第2の外筒体7には、第1の外筒体と同様にし
て取付け板11が突設形成されれ、該取付け板11には孔11
a,bが設けられている。
第1の外筒体6と第2の外筒体7は、蓋部材8、9で
封止されていない開口部同士を接合リング12を介して向
い合わせ、密接して相互に回転摺動可能に配設されて
る。
軸体13は、第1の外筒体6と第2の該外筒体7を貫通
してその中空部内に装填されており、一端はナット14で
固定され、他端は止め金具15で固定されている。さらに
軸体13と外筒体6,7の内面との間にはオイル漏れ防止用
のOリング16が介設されている。なお、この軸体13の断
面形状は、外筒体6内及び外筒体7の軸受部では円形と
し、かつ後述の可動プレート21aの装着部では四角形等
の多角形に形成されている。
一方向クラッチ17は、第1の外筒体の中空部内におい
て軸体13との間に介在配設したものであり、スペーサ18
及びナット14と第1の外筒体6の内壁面により所定の位
置に保持されている。また、一方向クラッチ17とスペー
サ18との対接面は滑動可能に配設されている。
一方向クラッチ17は第2の断面図に示すように、軸体
13と摺接するニードルローラ17aと、該ローラ17aを保持
する溝部を有するローラ受外輪17bと、該ローラ受外輪1
7bに支持され該ニードルローラ17aを溝部の奥底より軸
体13に押圧付勢するバネ17cとからなる。かかる構造の
一方向クラッチ17は、第1の外筒体6がA方向に回転す
る場合(すなわちドアの開放時)には第1の外筒体6に
連動して回転するが軸体13をロックすることなく空転
し、逆に、第1の外筒体6がB方向に回転する場合(す
なわちドアの閉成時)にはバネ17cの断発力によりニー
ドルローラ17aが軸体13にロックして、第1の外筒体6
の回転とともに軸体13をも回転させる作用をする。
なお、かかる動作中、スペーサ18はドアの開放時には
回転せず、ドアの閉成時には軸体13等とともに回転す
る。
回転制御部19を構成する複数枚の固定プレート20a及
び可動プレート21aは、第3図及び第4図に示すように
その中心部に空孔部20b,21bを有しているもので、これ
らの各プレートは交互に外周面多角形の軸体13に挿設さ
れており、さらに各プレートはスプリング受け22、スプ
リング23及び端部24により相互に圧接され、互いに密接
した状態で第2の外筒体7の中空部内に保持されてい
る。
ここで、固定プレート20aは、その外周に設けた凸部2
0cが、第3図に示すように軸方向に沿って第2の外筒体
7の内壁に形成された係合溝71に嵌合して拘持されてお
り、かつその空孔部20bの周面は軸体13の外周面には接
触しない内径とされている。一方、可動プレート21a
は、第4図に示すようにその空孔部21bの形状を軸体13
の断面形状に略一致した形状にすることにより、空孔部
21bの内周辺が軸体13の外周面に当接して回転方向にお
いて係合するようになっている。
而して、軸体13が回転した場合にはそれにともなって
可動プレート21aが回転する。また、固定プレート20aと
可動プレート21aの摺接面には、中空部内に密封充填さ
れたシリコンオイル等の高粘度の液体が介在されてい
る。25はオイル注入口である。
かかる構成の回転制御部19は、軸体13とともに回転す
る可動プレート21aと、外筒体7に不動に固定されてい
る固定プレート20aとの摺接面に介在させたオイルの剪
断抵抗によって、軸体13及び一方向クラッチ17を介して
連動して回転する第1の外筒体6の回転力を減殺する作
用、すなわちドアの閉成速度が緩慢になるように制御す
ることができる。
従って、このような固定プレート20a及び可動プレー
ト21aの働きから、固定プレート20a及び可動プレート21
aの枚数や、充填液体の粘稠度、更にスプリング23の強
さ等を適宜調節することにより、ドアの閉成速度を自由
に調節することができる。また、上記のように、固定プ
レート20a及び可動プレート21aは軸体13の多角形部の端
部から交互に挿入した後、スプリング23等により圧接、
保持するだけの構成としたので、その組立作業や、着脱
交換は容易である。
本発明の回転ダンパは次にように作用する。
まず、第1の外筒体6の固定板10をドアに取付け固定
し、また第2の外筒体7の固定板11を不動部3に取付け
固定する。次に、ドアを開放する場合には、第1の外筒
体6と一方向クラッチ17がドアとともに回転する。この
場合には一方向クラッチ17は軸体13の周面で空転するの
でロックせず、軸体13及びスペーサ18は回転しない。ド
アを開放後に再び閉成する場合には、第1の外筒体6の
回転にともなって回転する一方向クラッチ17が軸体13を
ロックするため、第1の外筒体6と軸体13は一体となっ
て回転する。この場合にはスペーサ18及びナット14も同
時に回転する。このように軸体13が回転する結果、それ
に挿通係合している可動プレート21aも軸体13とともに
回転する。
一方、第2の外筒体7に拘持されている固定プレート
20aは回転せず不動である。その結果、可動プレート21a
は固定プレート20aとの間で摺動しながら回転すること
になるが、双方のプレート間に介在する高粘度オイルの
剪断抵抗によって、可動プレート21aの回転力は減殺さ
れ、速度は緩慢なものとなる。従って、可動プレート21
aと連動して回転する軸体13及び第1の外筒体6の回転
力も減殺され速度も緩慢なものとなる。
[発明の効果] 本発明の回転ダンパは、ドア等の閉成時等における回
転体の回転トルクを減殺し、かつ速度を自由に制御でき
るので、ドアを閉成する際のドアと開口枠との衝突等、
回転体による衝撃音の発生及び衝突によるドア等の回転
体の破損の防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の回転ダンパの一実施例を示す縦断面、
第2図は第1図A−Aにおける一方向クラッチの断面
図、第3図は第1図のI−I線断面図、第4図は第1図
のII−II線断面図、第5図は回転ダンパをドアヒンジに
適用した場合の使用状態図である。 (6)……第一の外筒体、 (7)……第二の外筒体、 (13)……軸体、 (17)……一方向クラッチ、 (20a)……固定プレート、 (21a)……可動プレート、
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E05F 3/20 E05F 3/16 E05F 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周の長手方向に沿って固定板が突設形成
    され、かつ中空部を連通せしめて回転摺動可能に密接し
    て直列に配設される第1の外筒体及び第2の外筒体と、 該第1の外筒体及び第2の外筒体を貫通してその中空部
    内の長手方向中心に装填され、かつ該第2の外筒体内に
    位置する部分は外周面多角形に形成された軸体と、 該第1の外筒体の中空部に配設固定されるとともに、上
    記軸体に周接せしめた一方向クラッチと、 外周部に形成した凸部が第2の外筒体の内壁に形成され
    た軸方向に沿う係合溝に嵌合して回転方向に対し不動に
    固定されるとともに、中央部に設けた空孔部が軸体に当
    接係合しないように上記軸体の外径以上の内径に形成さ
    れた固定プレートと、 外径寸法は第2の外筒体の内径以下に形成されるととも
    に、その中央部には軸体外周の少なくとも一辺に当接し
    て回転方向に係合する突部又は内周縁を有する可動プレ
    ートと、 からなり、複数の固定プレートと可動プレートとを交互
    に軸体回りに挿入して相互に対接せしめるとともに、該
    対接面には適宜粘度の液体を介在させたことを特徴とす
    る回転ダンパ。
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