JP2006233504A - 手摺部材、仮設部材、及び、仮設部材の組立方法 - Google Patents

手摺部材、仮設部材、及び、仮設部材の組立方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 既存の仮設部材1に使用でき、正規の手摺部材を取り付ける前に取り付けることができ、しかも作業が容易で落下の心配がない手摺部材を提供する。
【解決手段】 所定間隔で配設される支柱2を備えた仮設部材1に使用する摺動式手摺部材6であって、前記支柱2の間に配設される手摺部9を備え、該手摺部9は、前記各支柱2に沿って昇降可能なガイド部10と、前記支柱2に係合して前記手摺部9を位置決め可能な位置決め部12とを有する構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、建築物などの構造体の外側等に一時的に構築される仮設構造物又は仮設足場として利用される仮設部材に使用する手摺部材、この手摺部材を備えた仮設部材、及び、この仮設部材の組立方法に関するものである。
従来、仮設部材に使用する手摺部材として、例えば、所定間隔で2列に配置した各支柱列のうち、外側に位置する支柱列の各支柱に、上下方向に所定間隔で孔付きのフランジを固定し、このフランジの孔を利用して手摺部材を取り付けるようにしたものが公知である(例えば、特許文献1参照)。この手摺部材では、上段移動しての組立作業に先行して予め上段に手摺部材を取り付けておくことが可能である。
特開2002−317552号公報
しかしながら、前記手摺部材では、支柱を、手摺部材を取付可能な専用の構成、すなわち孔付きフランジを有する構成とする必要がある。このため、繰り返し使用可能である既存の仮設部材には採用できないという問題がある。
また、前記手摺部材を仮設部材に取り付けるには、フランジに形成した孔に手摺部材の各部を係止して行く必要があるが、この作業は手の届かない位置でも行う必要があり、非常に困難である。また、手摺部材は支柱とは完全に独立して取り付ける必要があるため、誤って落下させる恐れもあり、非常に危険である。
そこで、本発明は、既存の仮設部材に使用でき、正規の手摺部材を取り付ける前に取り付けることができ、しかも作業が容易で落下の心配もない手摺部材、この手摺部材を使用した仮設部材、及び、この仮設部材の組立方法を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、所定間隔で立設される支柱を備えた仮設部材に使用する手摺部材であって、前記支柱の間に配設される手摺部を備え、該手摺部に、前記各支柱に沿って昇降可能なガイド部と、前記支柱に係合して前記手摺部を位置決め可能な位置決め部とを設けたものである。
この構成により、ガイド部を支柱に沿って簡単に移動させることができる。また、手摺部材は、ガイド部によって支柱にガイドされているため、落下することもない。そして、位置決め部を支柱に係合すれば、作業者が上段に移動した時点では、既に手摺部材が取り付けられた状態となり安全である。
前記ガイド部は、前記手摺部の端部に形成した第1延設部と、前記手摺部から延びる連接部に形成され、前記第1延設部に対向する第2延設部とで構成するのが好ましい。
この構成により、他の部品等と干渉することなく、支柱に沿ってガイド部を移動させることが可能となる。
前記連接部は、第2延設部側に向かうに従って徐々に広がる傾斜部分を備えるのが好ましい。
この構成により、支柱に取り付けた状態で、作業スペース内への突出部分を極力抑えて作業の妨げとならないようにすることが可能となる。
前記手摺部の両端側にそれぞれ形成される第2延設部を連結する第2の手摺部を備えるのが好ましい。
この構成により、手摺部を強固なものとすることができると共に、作業者に2重に手摺部が形成されていることを認識させることにより、より一層安心感を与えることが可能となる。
前記ガイド部は、前記支柱の外周面を軸方向に沿って転動可能な複数のローラを備えるのが好ましい。
この構成により、支柱に沿ってガイド部をスムーズに移動させることが可能となる。
前記支柱は、軸方向に連接される複数の支柱構成部からなり、前記第1延設部及び第2延設部は、支柱構成部を連接した状態で、一方の支柱構成部から他方の支柱構成部に向かって手摺部材を移動させた際、他方の支柱構成部から脱落しない位置に配置するのが好ましい。
この構成により、予め支柱構成部を連接しておくことなく、順次支柱構成部を連接した後、手摺部材を移動させることが可能となる。
前記支柱構成部は、一端側外周部に連結受部を備え、前記連接部は、前記支柱構成部を連接した状態で、手摺部を一方の支柱構成部から他方の支柱構成部へと移動させて位置決め部により位置決めした状態で、前記連結受部を利用して固定式手摺部材を取付容易とする逃がし部を備えるのが好ましい。
この構成により、手摺部材を一方の支柱構成部から他方の支柱構成部へと移動させて作用位置の安全を確保した上で容易に固定式手摺部材を取り付けることが可能となる。
前記位置決め部は、前記支柱構成部に形成した連結受部に連結可能であるのが好ましい。
この構成により、支柱には、新たに位置決め部によって位置決めさせるための構造を設ける必要がない。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、仮設部材を、外周部に連結受部を備え、所定間隔で配設される支柱と、該支柱の連結受部に連結される連結部を備え、支柱間を連結する連結部材と、前記支柱の間に配設される手摺部を備え、該手摺部が、前記支柱に沿って移動可能なガイド部と、前記支柱に係合して前記手摺部を位置決め可能な位置決め部とを有する手摺部材とを備えた構成としたものである。
前記ガイド部は、手摺部の両端部で位置をずらせて形成される第1ガイド部と第2ガイド部とからなり、前記手摺部材を所定間隔で配設した3本の支柱で、中央の1本を共通として取り付ける際、中央の1本に、一方の手摺部材の第1ガイド部が位置すると共に、他方の手摺部材の第2ガイド部が位置した状態で、両ガイド部の間の干渉を回避可能とするのが好ましい。
この構成により、並設される複数本の支柱に、隣接して取り付ける各手摺部材間で支柱を共用しても、手摺部材間でガイド部同士の干渉を回避することができ、全て同一高さに配置することが可能となる。
前記手摺部材の位置決め部は、手摺部材を支柱に沿って上段に移動させた状態で、連結受部に連結可能とするのが好ましい。
この構成により、既に支柱に設けられている連結受部を利用して手摺部材の位置決めをも行うことが可能となる。
また、本発明は、前記課題を解決するための手段として、仮設部材の組立方法を、所定間隔で支柱を配置し、支柱間を連結部材により連結し、該支柱に、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された手摺部材のガイド部を取り付け、該ガイド部を前記支柱に沿って移動させた後、位置決め部により支柱に位置決めするようにしたものである。
本発明によれば、各支柱に沿って昇降可能なガイド部と、支柱に係合して手摺部を位置決め可能な位置決め部とを備えたので、移動させて取付位置を容易に変更することができる。したがって、上段での組立作業に先行して手摺を設けておくことができ、作業の安全性を確保することが可能となる。しかも、ガイド部の働きにより、落下の心配もない上、位置決め部のみを支柱に位置決めするだけで簡単に取り付けることができる。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る仮設部材1を示す。この仮設部材1は、支柱2、連結部材3、踏板4、固定式手摺部材5、及び、摺動式手摺部材6を備える。
支柱2は、図2に示すように、断面円形のパイプからなる支柱構成部7を連接した構造である。但し、支柱構成部7の断面形状は、円形に限らず、四角形等でもよい。支柱構成部7の一端部には、外径寸法の小さな小径部7aが形成され、他の支柱構成部7に嵌合して連接可能となっている。また、支柱構成部7の他端側(前記小径部7aとは反対側)及び中間部の外周面には、周方向に4箇所等分で断面コ字形状のポケット8がそれぞれ形成されている。但し、対称位置にあるポケット8の間では支柱構成部7の軸方向の位置は同じであるが、直交して配置される他の対称位置にあるポケット8との間では軸方向に位置をずらせて配置されている。一方のポケット8の組(第1連結用ポケット8A)と、他方のポケット8の組(第2連結用ポケット8B)との間のずれ量は、ほぼポケット8の軸方向の長さと同じである。また、各ポケット8は、支柱構成部7の一端側(支柱2として組み立てられて立設された状態で下方側)に向かって、支柱構成部7との対向面が徐々に接近する傾斜面8aとなっている。なお、ポケット8は、支柱構成部7とは別に平板を折り曲げて形成し、溶接等により支柱構成部7に固定することにより形成することができる。また、支柱2は、ジャッキベース21を布材(図示せず)によって枠組みして土台としたものに連接され、2列の支柱列となる。
連結部材3は、図1及び図3に示すように、前記支柱2と同様なパイプで構成されている。連結部材3の両端部には、前記2列の支柱列の対向する各支柱構成部7に形成したポケット8のうち、第2連結用ポケット8Bに連結される、フック状の連結部3aが形成されている。
踏板4は、詳細については図示しないが、矩形状に形成した構成枠に、金網を取り付け、両端に前記連結部材3に引っ掛けるためのフック状の連結部(図示せず)を突設させた構造である。
固定式手摺部材5は、図3に示すように、前記支柱2と同様なパイプで構成されている。固定式手摺部材5の両端部には、前記各支柱構成部7に形成したポケット8のうち、第2連結用ポケット8Bに連結される、フック状の連結部5aが形成されている。
前記支柱2、連結部材3、及び、踏板4は、従来周知である既存構成のものを使用することが可能である。
摺動式手摺部材6は、図4に示すように、手摺部9、ガイド部10、トラス部11、及び、位置決め部12からなり、これらは全て前記支柱2と同様なパイプで構成されている。
手摺部9は、パイプを、上方側手摺9aと下方側手摺9bを平行に配置し、両端部同士を第1垂直手摺9cと第2垂直手摺9dとでそれぞれ連結した矩形状のもので、所定間隔で建築物とは反対側すなわち外側に配置した支柱2の間に配置される。
ガイド部10は、手摺部9の一端側に位置する第1ガイド部10aと、他端側に位置する第2ガイド部10bとで構成されている。第1ガイド部10aに対して第2ガイド部10bは前記各垂直手摺9c、9dの軸方向に位置をずらせて形成されている。これにより、後述するようにして、同一の支柱構成部7に、摺動式手摺部材6の第1ガイド部10aを取り付けた後、他の摺動式手摺部材6の第2ガイド部10bを取り付けた場合の干渉が回避される。
また、前記各ガイド部10は、図5に示すように、手摺部9の両端上部にそれぞれ連結される第1延設部13aと第2延設部13bを備える。第1延設部13aは、上方側手摺9aから、その軸方向に延設した部分に形成される。一方、第2延設部13bは、上方側手摺9aから、クランク状に延設した連接部14の先端部分に形成される。すなわち、連接部14は、上方側手摺から上方に延びる第1連接部14aと、次いで上方側手摺9aとはねじれの位置となる傾斜方向に延びる第2連接部14bと、さらに下方へと延びる第3連接部14cとで構成されている。これにより、前記各延設部13a,13bを対向位置に配置可能となっている。前記第2連接部14bは、後述するように支柱2に摺動式手摺部材6を取り付けた際、作業者側で第3連接部14cを支柱2近傍に位置させることになる。つまり、できるだけ作業の邪魔とならないように工夫されている。前記各延設部13a,13bには、2箇所ずつ切欠き13cが形成され、略コ字形の保持具15aを介してローラ15が回転自在に取り付けられている。各延設部13a,13bでは、ローラ15の回転中心が直交するように配置されており、延設部13a,13b間で各ローラ15が対向している。そして、これら4つのローラ15の間に支柱2が位置し、支柱2に沿って摺動式手摺部材6を昇降させた際、ローラ15が転動することにより、昇降動作をスムーズに行えるようになっている。
なお、前記各延設部13a,13bへのローラ15の取付構造は、前述の切欠き13cに保持具15aを介して取り付けるもののほか、ボルトやピン等によって取り付けるもの等、種々の形態を取ることができる。
トラス部11は、図4に示すように、第2垂直手摺9dの下端部に斜材16を固定し、この斜材16の先端に第1垂直手摺9cを接続したもので、前記手摺部9の下方側手摺9bとで三角形のトラス構造を構成する。これにより、必要最小限の構造の追加で摺動式手摺部材6の強度を高めつつ、摺動式手摺部材6を持ち上げる際の把手としての役割を果たすことができるようになっている。
位置決め部12は、図2に示すように、短冊状の板材を2箇所で直角に屈曲させることにより略コ字状とし、対向壁17a,17bと中間部分の片側に停止壁17cを一体化したものである。停止壁17cには、前記トラス部11を構成する斜材16の延長部分が一体化されている。対向壁17a,17bの間隔は、前記支柱2に形成したポケット8の軸方向の長さ寸法よりも若干広く形成されている。また、対向壁17a,17bには切欠部18a,18bがそれぞれ形成されている。ガイド部10側に位置する第1対向壁17aに形成した第1切欠部18aに比べて残る他方の第2対向壁17bに形成した第2切欠部18bの方が幅寸法が広くなっている。停止壁17cは、後述するように、支柱構成部7のポケット8に位置決め部12を位置決めする際、いわゆる「当て」として使用する。また、位置決め部12は、係合部材19を備えている。係合部材19は、指で摘むことのできる把持部19aと、この把持部19aから先端に向かうに従って徐々に幅が狭くなる係合部19bとで構成されている。把持部19aは第1切欠部18aを通過不能な幅寸法に形成されている。係合部19bは第1切欠部18aを移動自在であるが先端部分に、前記第1切欠部18aの幅寸法よりも厚い厚肉部19cを形成され、第1切欠部18aから係合部材19が脱落することを防止されている。また、厚肉部19cは第1切欠部18aよりも幅広の第2切欠部18bを挿通可能となっている。これにより、対向壁17a,17bの間に支柱2のポケット8を位置させた状態で、係合部材19の係合部19bをポケット8内に挿入し、第2切欠部18bに挿通させることにより係合状態を得ることができるようになっている。
次に、前記構成の仮設部材1の組立方法について説明する。
まず、従来同様にして、建築物の側方に、ジャッキベース21を布材により固定することにより土台となる枠組みを配置する。そして、ジャッキベース21に支柱構成部7を連接する。続いて、建築物とは反対側すなわち外側に位置する2本の支柱構成部7に摺動式手摺部材6を取り付ける。摺動式手摺部材6は建築物に沿って所定間隔で複数本並設される。次いで、図6に示すように、隣接する支柱構成部7の上方から摺動式手摺部材6のガイド部10を装着する、このとき、一方の摺動式手摺部材6の第1ガイド部10aの上方に他の摺動式手摺部材6の第2ガイド部10bが位置するように取り付ける。前述のように、第1ガイド部10aと第2ガイド部10bとの位置がずれて形成されている。したがって、両摺動式手摺部材6の間で、ガイド部10aと10bが干渉することがない。以下同様にして、次の摺動式手摺部材6を取り付けて行く。これにより、全ての摺動式手摺部材6を同一高さで取り付けることが可能となる。
続いて、先に連接した支柱構成部7に次の支柱構成部7を連接する。そして、先に連接した2列の支柱列を構成する支柱構成部7の第2連結用ポケット8Bに連結部材3の連結部3aを連結することにより、建築物に直交する方向に隣接する支柱構成部7の間を連結する。この状態で、最後に取り付けた摺動式手摺部材6を持ち上げる。摺動式手摺部材6は、手摺部9とトラス部11を把持して持ち上げる。トラス部11により強度が高められ、軽量化が図られ、かつ、ガイド部10が設けられているため、スムーズに持ち上げることができる。またこのとき、支柱構成部7に沿ってローラ15が転動することにより、上方側に連接した支柱構成部7の傾きが矯正される。そして、摺動式手摺部材6を持ち上げた状態に維持して、トラス部11の先端に設けた位置決め部12を先にジャッキベース21に連接した支柱構成部7の上方側のポケット8Aに位置決めする。この場合、位置決め部12を構成する停止壁17cをポケット8に当接させることにより、位置決め部12を簡単にポケット8に位置させることができる。その後、係合部材19をポケット8に挿通し、対向壁17bに形成した第2切欠部18aに係合する。これにより、摺動式手摺部材6は2段目への付け替え作業が完了する。以下同様にして、隣接する摺動式手摺部材6を順次2段目へと付け替える。
次いで、2段目の支柱構成部7の間を連結部材3で連結し、連結部材3に踏板4を載置する。踏板4の取り付けが完了すれば、作業者は2段目に移動し、固定式手摺部材5の取り付けを行う。固定式手摺部材5は、その連結部5aを第1連結用ポケット8Aに連結させることにより行う。このとき、摺動式手摺部材6は、第2連接部14bが支柱2に接近しているので作業の邪魔となることがない。また、前述のように屈曲して十分なスペースを確保する連接部14により、固定式手摺部材5の取付作業をスムーズに行うことができる。
3段目以降も同様にして取付作業を行う。このように、上段の踏板4を取り付ける以前に、いわゆる「先行手摺り」として下段から上段に摺動式手摺部材6を取り付けることができる。これにより、作業者が上段に移動しても、安心して次の取付作業を行うことが可能となる。
なお、前記摺動式手摺部材6は順次上方へと移動させて固定式手摺部材5と入れ替えて行くが、最上段まで来れば、そのまま手摺として使用することもできる。また、取り外して他の支柱2に使用することも可能である。この場合、同じ工事現場で複数箇所に仮設足場を設置する必要があれば、前記摺動式手摺部材6の数量を必要最小限に留めることも可能である。
(第2実施形態) 図7は、第2実施形態に係る摺動式手摺部材6を示す。この摺動式手摺部材6では、第2連接部14bが傾斜方向ではなく、直交方向に形成されている。これは、加工性を優先したものである。なお、その他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(第3実施形態) 図8は、第3実施形態に係る摺動式手摺部材6を示す。この摺動式手摺部材6では、前記第2実施形態の構成に加えて、手摺部9に両端に位置する第2延設部13b同士が、第2手摺部9eによって連結されている。これにより、手摺部9の強度が高まり、又、視覚的にも二重に手摺部9a,9eが形成されることにより、作業者により一層安心感を与えることができる。なお、その他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(第4実施形態) 図9は、第4実施形態に係る摺動式手摺部材6の一部を示す。この摺動式手摺部材6では、各延設部13a,13bに設けたローラ15に代えて、円弧状のガイド板23が設けられている。これにより、ローラ15を設ける場合に比べて容易かつ安価に制作することが可能となる。なお、その他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
(第5実施形態) 図10は、第5実施形態に係る摺動式手摺部材6の一部を示す。この摺動式手摺部材6では、各延設部13a,13bに設けたローラ15に代えて、このローラ15よりも幅寸法の小さい円板24が設けられている。これにより、支柱2に形成するポケット8の幅寸法を大きくすることができる。なお、その他の構成は前記第1実施形態と同様であるため、説明を省略する。
ところで、ローラ15、ガイド板23、円板24の厚みは、ポケット8の形状に合わせて自由に設定することが可能である。
なお、前記各実施形態では、摺動式手摺部材6をくさび緊結式足場に使用する場合について説明したが、例えば、単管ブラケット足場、枠組み足場等であっても同様に使用することが可能である。
また、前記位置決め部12は、前述のものに限らず、万力構造のボルト等を使用したものや支柱2にピンを差し込む構造とする等、種々の構造を採用することができる。
本実施形態に係る仮設足場の正面図である。 図1の支柱に設けたポケット部と、このポケット部に係合する位置決め部の詳細を示し、(a)は係合部材の係合前の状態、(b)は係合後の状態を示す部分拡大図である。 図1の支柱に設けたポケット部と、摺動式手摺部材の支柱に外装されるガイド部を示す部分拡大断面図である。 図1に示す摺動式手摺部材の斜視図である。 図4に示す摺動式手摺部材のガイド部を示す部分拡大図である。 本実施形態に係る仮設足場の組立作業で、摺動式手摺部材を持ち上げ始めた状態を示す正面図である。 第2実施形態に係る摺動式手摺部材の斜視図である。 第3実施形態に係る摺動式手摺部材の斜視図である。 第4実施形態に係る摺動式手摺部材のガイド部を示す部分拡大斜視図である。 第5実施形態に係る摺動式手摺部材のガイド部を示す部分拡大斜視図である。
符号の説明
1…仮設部材
2…支柱
3…連結部材
3a…連結部
4…踏板
5…固定式手摺部材
5a…連結部
6…摺動式手摺部材
7…支柱構成部
8…ポケット(連結受部)
8a…傾斜面
8A…第1連結用ポケット
8B…第2連結用ポケット
9…手摺部
9a…上方側手摺
9b…下方側手摺
9c…第1垂直手摺
9d…第2垂直手摺
9e…第2手摺部(第2の手摺部)
10…ガイド部
10a…第1ガイド部
10b…第2ガイド部
11…トラス部
12…位置決め部
13a…第1延設部
13b…第2延設部
14…連接部
14a…第1連接部
14b…第2連接部
14c…第3連接部
15…ローラ
15a…保持具
16…斜材
17a…第1対向壁
17b…第2対向壁
18a…第1切欠部
18b…第2切欠部
19…係合部材
19a…把持部
19b…係合部
19c…厚肉部
21…ジャッキベース
23…ガイド板
24…円板

Claims (12)

  1. 所定間隔で立設される支柱を備えた仮設部材に使用する手摺部材であって、
    前記支柱の間に配設される手摺部を備え、
    該手摺部に、前記各支柱に沿って昇降可能なガイド部と、前記支柱に係合して前記手摺部を位置決め可能な位置決め部とを設けたことを特徴とする手摺部材。
  2. 前記ガイド部は、
    前記手摺部の端部に形成した第1延設部と、
    前記手摺部から延びる連接部に形成され、前記第1延設部に対向する第2延設部とで構成したことを特徴とする請求項1に記載の手摺部材。
  3. 前記連接部は、第2延設部側に向かうに従って徐々に広がる傾斜部分を備えたことを特徴とする請求項2に記載の手摺部材。
  4. 前記手摺部の両端側にそれぞれ形成される第2延設部を連結する第2の手摺部を備えたことを特徴とする請求項2に記載の手摺部材。
  5. 前記ガイド部は、前記支柱の外周面を軸方向に沿って転動可能な複数のローラを備えたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の手摺部材。
  6. 前記支柱は、軸方向に連接される複数の支柱構成部からなり、
    前記第1延設部及び第2延設部は、支柱構成部を連接した状態で、一方の支柱構成部から他方の支柱構成部に向かって手摺部材を移動させた際、他方の支柱構成部から脱落しない位置に配置したことを特徴とする請求項2に記載の手摺部材。
  7. 前記支柱構成部は、一端側外周部に連結受部を備え、
    前記連接部は、前記支柱構成部を連接した状態で、手摺部を下段の支柱構成部から上段の支柱構成部へと移動させて位置決め部により位置決めした状態で、前記連結受部を利用して固定式手摺部材を取付容易とする逃がし部を備えたことを特徴とする請求項6に記載の手摺部材。
  8. 前記位置決め部は、前記支柱構成部に形成した連結受部に連結可能であることを特徴とする請求項7に記載の手摺部材。
  9. 外周部に連結受部を備え、所定間隔で配設される支柱と、
    該支柱の連結受部に連結される連結部を備え、支柱間を連結する連結部材と、
    前記支柱の間に配設される手摺部を備え、該手摺部が、前記支柱に沿って移動可能なガイド部と、前記支柱に係合して前記手摺部を位置決め可能な位置決め部とを有する手摺部材とを備えたことを特徴とする仮設部材。
  10. 前記ガイド部は、手摺部の両端部で位置をずらせて形成される第1ガイド部と第2ガイド部とからなり、前記手摺部材を所定間隔で配設した3本の支柱で、中央の1本を共通として取り付ける際、中央の1本に、一方の手摺部材の第1ガイド部が位置すると共に、他方の手摺部材の第2ガイド部が位置した状態で、両ガイド部の間の干渉を回避可能としたことを特徴とする請求項9に記載の仮設部材。
  11. 前記手摺部材の位置決め部は、手摺部材を支柱に沿って上段に移動させた状態で、連結受部に連結可能であることを特徴とする請求項9又は10に記載の仮設部材。
  12. 所定間隔で支柱を配置し、支柱間を連結部材により連結し、該支柱に、請求項1乃至7のいずれか1項に記載された手摺部材のガイド部を取り付け、該ガイド部を前記支柱に沿って移動させた後、位置決め部により支柱に位置決めすることを特徴とする仮設部材の組立方法。
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