JP2006225900A - 空圧式起伏ゲート - Google Patents
空圧式起伏ゲート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006225900A JP2006225900A JP2005038485A JP2005038485A JP2006225900A JP 2006225900 A JP2006225900 A JP 2006225900A JP 2005038485 A JP2005038485 A JP 2005038485A JP 2005038485 A JP2005038485 A JP 2005038485A JP 2006225900 A JP2006225900 A JP 2006225900A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door body
- air bag
- door
- plate
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Barrages (AREA)
Abstract
【解決手段】扉体の斜長方向の曲げ強度を強化するために、扉体の上流面において鋼板面に直角な姿勢で水の流れに平行な方向に適当な幅と厚さの細長い鋼板を適当な間隔で溶接取付けしてなる縦リブの内、必要な本数の中心位置を引留帯を扉体に固定するボルトの中心位置に一致させることにより、引留帯に作用する大きい値の張力を縦リブによって扉体の広い範囲に拡散させるようにした。
【選択図】 図3
Description
この扉体の所定の起立姿勢は、水平に対する起立角を60°程度とするのが通常である。
さらに1本の引留帯を扉体に固定するためには、2本のボルトを使用するのが通例であるから、ボルトに作用する張力も大きな値となり、扉体のボルト取付部はこれに対応しての強度が要求される。
すなわち、扉体の堰幅方向に縦リブを配置するに際して、引留帯を扉体に固定するボルトの中心位置に板厚の中心を一致させた縦リブを優先配置し、他の縦リブを残りの空間に配置することにすれば、縦リブによって扉体の斜長方向の曲げ強度を強化する効果を得ると同時に、引留帯を扉体に固定するボルトに作用する張力を、縦リブによって広く拡散させることが可能となる。
このとき、縦リブの長さ方向の適正な位置において、縦リブの板厚の中心にねじの中心線を一致させて、引留帯を扉体に固定するボルトをねじ込む雌ねじを設置し、縦リブを強固に溶接固定する工法を採用すれば、施工性も良好である。
また、縦リブの長さの中間位置に配置された固定ボルトの雌ねじは扉体の上流面にあり、扉体が倒伏した時には流下する水や砂礫に直接接触するのであるが、縦リブに保護されて破損しない。
ところが、一昨年頃からゲートに使用する鋼材の価格が高騰し製品価格が上昇したので、それまでの経済的な優位性を保つため扉体の軽量化を強く求められることになった。
この発明の空圧式起伏ゲートでは、引留帯に作用する大きい値の張力を扉体に伝達する押えボルトの張力を縦リブに直接伝達することが可能となったので、扉体の板厚を極限まで薄くすることが可能となり、扉体の軽量化が実現した。
図1、図2、図3、図4ならびに図5はこの空圧式起伏ゲートの1実施例を示すものであり、図1は空圧式起伏ゲートの正面図、図2は背面図、図3は断面図でともに起立状態を示し、図4は断面図で倒伏状態を示し、図5は扉体の説明図である。
すなわち、繋留板7と空気袋4の上方のゴム引布16は、主押え板3とアンカーボルト2によって所定の位置から引抜かれないようになる。
この場合も繋留板7の下流の縁21の縁端には、樹脂製のロッド26によって補強繊維の折曲半径が過小とならないように保護した縁端の折返し定着部27があり、繋留板7が作用する張力によって所定の位置から引抜かれないようにする。
また倒伏時には、鋼板製の扉体22の頭部の曲げ加工部36が支持台37に支持されて、コンクリートの上面1、コンクリートの上面28、ならびに鋼板製の扉体22の下流面によって必要な空間を確保するから、空気袋4や引留帯31は鋼板製の扉体22に押し潰されることがない。
また扉体22の上流面には、扉体の斜長方向の曲げ強度を強化するために、上流面に直角の姿勢で水の流れに平行な方向に、適当な幅と厚さの細長い鋼板を適当な間隔で溶接取付けして縦リブ39とし、その下端は繋留板7の取付位置より上で止めるため横リブ40を設けて補強する。
また横リブ40と下端23の間には繋留板7の下流の縁21を固定するボルト25をねじ込む雌ねじ38が1列に並んでいる。
この4本の縦リブ39は2本が対になっているため、この2本の中心間隔はボルト32の要求する中心間隔である。したがって、この2本の縦リブ39の間隔は、扉体22に他の縦リブ39を配置する間隔とは異なることになる。
この状態を上流から見たのが図1であり、扉体22の上流面に9本の縦リブ39が取り付けられており、その内4本には雌ねじ41が取り付けられている。
この状態を下流から見たのが図2であり、扉体22の背面側にあってほぼ全幅において扉体22を支えている。
2 アンカーボルト
3 主押え板
4 空気袋
5 縁
6 縁
7 繋留板
8 上流の縁
9 ゴム引布
10 ロッド
11 折返し定着部
12 角
13 ロッド
14 折返し定着部
15 凹部
16 ゴム引布
17 ロッド
18 折返し定着部
19 上流側
20 ナット
21 下流の縁
22 鋼板製の扉体
23 下端
24 押え板
25 ボルト
26 ロッド
27 折返し定着部
28 コンクリートの上面
29 アンカーボルト
30 押え板
31 引留帯
32 ボルト
33 押え板
34 ロッド
35 折返し定着部
36 曲げ加工部
37 支持台
38 雌ねじ
39 縦リブ
40 横リブ
41 雌ねじ
42 口金
43 空気管
44 排気用開閉弁
45 排気用流量調節弁
46 排気放出部
47 給気用開閉弁
48 給気用流量調節弁
49 空気圧縮機
Claims (4)
- 断面が長方形の水路の底を横断して並べて設置したアンカーボルトと主押え板とが、3辺が閉じ1辺が開いた平らな長方形に製作したゴム引布製の空気袋の開いた辺を、ゴム引布製の扉体繋留板の上流側の縁を介して、水路の底に押し付けることによって、開いた辺を密閉しつつ、水路の底に空気袋と扉体繋留板を固定し、
加えて扉体繋留板の下流側の縁に、鋼板製扉体の上流面の下端部をボルトと押え板により取り付けることによって鋼板製扉体が水路の底に起伏自在に取り付けられると同時に、空気袋が鋼板製扉体の下流側の根元部分に位置し枕状に支持するようにする。
このようにした上で陸上の空気操作装置から空気袋に空気管を接続し、空気袋の内部に空気操作装置から圧縮空気を送入すれば空気袋が膨張して扉体を起立させ、逆に空気袋から圧力を有する空気を排出すれば、空気袋が平らに収縮して扉体が倒伏するようにした空圧式起伏ゲートにおいて、
水路底の空気袋より下流の適当な位置のコンクリートに設置したアンカーボルトと押え板とで一端を固定した、十分な強度を有するゴム引布製の引留帯の他端を、扉体の下流側の空気袋が接触するより上側の適当な位置にボルトと押え板とで固定することにより、扉体が所定の姿勢まで起立したときには、この引留帯に作用する張力によって扉体が停止するようにするのと同時に、扉体の上流面に、適当な幅と厚みの細長い鋼板を扉体の上流面に直角の姿勢で、水の流れに平行な方向に適当な間隔で溶接取付けして縦リブとして扉体の斜長方向の曲げ剛性を強化することとし、加えて、引留帯を扉体に固定するボルトの中心線に板厚の中心を一致させた縦リブを必ず配置することにより、引留帯を扉体に固定するボルトに作用する張力を、縦リブの剛性によって扉体の広い範囲に拡散させるようにしたことを特徴とする空圧式起伏ゲート。 - 請求項1の空圧式起伏ゲートにおいて、
水路の底を横断して並べて設置したアンカーボルトの代りの、水路の底を横断して設置したアンカー金物に並べて設けた雌ねじにねじ込むボルトと主押え板とが3辺が閉じ1辺が開いた平らな長方形に製作したゴム引布製の空気袋の開いた辺を、ゴム引布製の扉体繋留板の上流側の縁を介して、水路の底に押し付けることによって、開いた辺を密閉しつつ、水路の底に空気袋と扉体繋留板を固定したことを特徴とする空圧式起伏ゲート。 - 請求項1または2の空圧式起伏ゲートにおいて、
扉体が所定の姿勢まで起立したときには、それに作用する張力によって扉体を停止させるゴム引布製の引留帯に代えて、両端に固定用ソケットを取り付けたワイヤロープあるいは、両端に固定用ピン孔を有し中間には折曲りのためのピン結合部を有する鋼製平鋼棒を使用したことを特徴とする空圧式起伏ゲート。 - 請求項1、2または3の空圧式起伏ゲートにおいて、
扉体を水路の底に起伏自在に取り付けるゴム引布製の扉体繋留板の代りに、主押え板の下流の縁から突出した軸受と扉体下端部の軸受とを回転軸で起伏自在に結合したことを特徴とする空圧式起伏ゲート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005038485A JP4542919B2 (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 空圧式起伏ゲート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005038485A JP4542919B2 (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 空圧式起伏ゲート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006225900A true JP2006225900A (ja) | 2006-08-31 |
JP4542919B2 JP4542919B2 (ja) | 2010-09-15 |
Family
ID=36987499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005038485A Active JP4542919B2 (ja) | 2005-02-15 | 2005-02-15 | 空圧式起伏ゲート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4542919B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107059777A (zh) * | 2017-05-24 | 2017-08-18 | 杨斌 | 一种气压翻板防灾连续墙系统 |
CN107313414A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-11-03 | 黄芳 | 一种河面排污系统 |
CN109653167A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-19 | 黄芳 | 一种气盾坝的闸门结构 |
CN113404008A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-09-17 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 气动盾闸埋件及其施工方法 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3718002A (en) * | 1970-07-31 | 1973-02-27 | J Aubert | Movable dam and method of operation |
JPS59178425U (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-29 | 建設省九州地方建設局長 | 河川等の溢水止体 |
JP2003064701A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Akio Iida | 浸水防止装置 |
JP2004124448A (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-22 | Akio Iida | 空圧式起伏ゲート |
JP2004176328A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Akio Iida | 空圧式起伏ゲート |
WO2004063472A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2004-07-29 | Akio Iida | 空圧式起伏ゲート |
-
2005
- 2005-02-15 JP JP2005038485A patent/JP4542919B2/ja active Active
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3718002A (en) * | 1970-07-31 | 1973-02-27 | J Aubert | Movable dam and method of operation |
JPS59178425U (ja) * | 1983-05-13 | 1984-11-29 | 建設省九州地方建設局長 | 河川等の溢水止体 |
JP2003064701A (ja) * | 2001-08-27 | 2003-03-05 | Akio Iida | 浸水防止装置 |
JP2004124448A (ja) * | 2002-10-01 | 2004-04-22 | Akio Iida | 空圧式起伏ゲート |
JP2004176328A (ja) * | 2002-11-26 | 2004-06-24 | Akio Iida | 空圧式起伏ゲート |
WO2004063472A1 (ja) * | 2003-01-14 | 2004-07-29 | Akio Iida | 空圧式起伏ゲート |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107059777A (zh) * | 2017-05-24 | 2017-08-18 | 杨斌 | 一种气压翻板防灾连续墙系统 |
CN107313414A (zh) * | 2017-08-22 | 2017-11-03 | 黄芳 | 一种河面排污系统 |
CN109653167A (zh) * | 2019-01-31 | 2019-04-19 | 黄芳 | 一种气盾坝的闸门结构 |
CN109653167B (zh) * | 2019-01-31 | 2023-10-10 | 黄芳 | 一种气盾坝的闸门结构 |
CN113404008A (zh) * | 2021-07-19 | 2021-09-17 | 中国建筑第八工程局有限公司 | 气动盾闸埋件及其施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4542919B2 (ja) | 2010-09-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4883800B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP4542919B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JPH03199518A (ja) | 可撓性膜堰 | |
JP3882124B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP4410660B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP4147855B2 (ja) | 起伏ゲート | |
JP4351918B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP4235255B2 (ja) | 空気圧起伏ゲート | |
JP3546383B2 (ja) | 起伏ゲート | |
JP3546380B2 (ja) | 起伏ゲート | |
JP4587225B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP4400916B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP4147856B2 (ja) | 起伏ゲート | |
JP2004124448A (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP4675118B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP2004107933A (ja) | 空気袋式起伏ゲート | |
KR100994552B1 (ko) | 역전도방지용 공압식 가동보 | |
JP4342127B2 (ja) | 逆台形水路の起伏ゲート | |
JP3988071B2 (ja) | 逆台形水路の起伏ゲート | |
JP4096708B2 (ja) | 起伏ゲート | |
JP3760337B2 (ja) | 逆台形水路の起伏ゲート | |
JP4103046B2 (ja) | 空圧式起伏ゲート | |
JP2002309548A (ja) | 防潮ゲート | |
JP2005344486A (ja) | 起伏ゲート装置 | |
JP2002309556A (ja) | 防潮ゲート |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20091013 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091019 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091216 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100617 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100628 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4542919 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130702 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |