JP2003064701A - 浸水防止装置 - Google Patents
浸水防止装置Info
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Abstract
実施することを要求される実情に対応が可能な浸水防止
装置を安価に提供しようとするものである。 【解決手段】地下室の入口に設ける浸水防止装置とし
て、空気を圧入すれば、必要な長さと直径を有する円柱
に近い形状に膨張する空気袋を採用し、構造が簡単で安
価な浸水防止装置を提供する。
Description
車場など、地下を利用する空間に浸水する災害を防止す
るために地下室の入口に設置する浸水防止装置に関する
ものである。
止のためには、災害の発生が予想されたときに、地下室
の入口に砂袋や角材を積上げる方法が採用されてきた。
室の浸水災害の発生状況は、集中豪雨による短時間での
水位上昇に加え、小人数の管理者で多数の出入口の浸水
防止作業を行なうために手遅れとなり地下室に浸水して
しまう事例が多いのである。
防止作業を小人数で短時間に実施することを要求される
実情に対応が可能な浸水防止装置を安価に提供しようと
するものである。
入口に設ける浸水防止装置として、空気を圧入すれば、
必要な長さと直径を有する円柱に近い形状に膨張する空
気袋を採用した。この空気袋を設置するために階段の最
上段の踏面を窪ませた空気袋設置窪の地下室の反対側の
端部のアンカー金物にボルトと押え板とで空気袋を固定
すると同時に、押え板の地下室側の縁に突起した軸受
に、L字形に折り曲げた鋼板を回転自在に取り付けて、
階段の最上段とするとともに空気袋を保護するようにす
る。その上で、空気操作装置から空気袋に空気を圧入す
れば、空気袋が円柱形状に膨張して階段の最上段からの
浸水を防止する。このときL字形に折り曲げた鋼板は、
空気袋により押し上げられて起立する。逆に空気袋から
空気を排出すれば、空気袋が縮小して空気袋設置窪に収
容され押し上げられていた鋼板が自重によって倒伏して
階段の最上段の姿勢に復旧する。この空気袋の膨張と縮
小に際しては、空気袋の幅方向の寸法が変化するので、
空気袋設置窪付近の側壁面を凹ませて、側壁と空気袋と
の密着を図りながらも、空気袋と側壁の間の摩擦を回避
する。
在のL字形に折り曲げた鋼板は、起伏運動に際し、側壁
との間に適当な隙間を設けて摩擦力が発生しないように
して、起伏運動の確実性を高めるのである。
実施の形態を、図面に基いて詳細に説明する。
6はこの発明の浸水防止装置の1実施例を示すものであ
り、図1は浸水防止装置の背面図(視点が地下室側)、
図2は浸水防止装置の断面図でともに空気袋が膨張した
状態を示し、図3は浸水防止装置の背面図、図4は浸水
防止装置の断面図でともに空気袋が縮小した状態を示
し、図5は踏板と押え板の説明図、図6は空気袋の説明
図である。
側に必要な高さで平行かつ鉛直な壁面1が存在する地下
室入口の階段の最上段に設けた空気袋設置窪の反地下室
側の端部に設けたアンカー金物2に、空気を排出したと
きには、平らな小判形に近い形状に縮小し、空気を圧入
すれば円柱に近い形状に膨張する3辺が閉じ1辺が開い
た空気袋3の開いた辺をボルト4と押え板5とで押え付
けて空気袋3の開いた辺を密閉しつつアンカー金物2に
固定する。
6と同じ高さにあり、またその地下室側の縁に突起した
軸受7にはL字形に折り曲げた鋼板8の非折曲げ端の軸
受9と軸10によって回転自在に取り付ける。このよう
にしてL字形に折り曲げた鋼板8が階段の最上段の起伏
自在の踏板として機能する。この鋼板8の両側端上面に
は、踏板面に直角で、壁面1に沿って側面の保護鋼板1
1を取付けする。この保護鋼板11の反地下室側の縁1
2は鋼板8が上限まで起立したときには押え板5の上面
13に当ってストッパとして機能する。
い部分の床面14はアンカー金物2の上面とほぼ同一の
高さにあり、膨張した空気袋3を支持するけれど、それ
より地下室側では、平らに縮小した空気袋3を収容する
ために必要なだけ低くなり、最も深い部分からは地下室
側に排水孔15を設ける。
カー金物2に近い位置においては、階段の両側に存在す
る平行で鉛直な壁面1の延長であり、膨張した空気袋3
の円柱形の木口部分29と密着する。しかしそれより地
下室側では平らに縮小した空気袋3の小判形の丸く突き
出た部分16を収容するために凹んでいる。この凹み1
7は上方に隣接する階段の両側に存在する壁面の一部の
壁面18にも及んでいて、空気袋3が縮小するときに突
き出してくる小判形の丸く突き出た部分16と摩擦が生
じないようにする。
袋3の床面14側に取り付けた口金19に、管理室に設
けた空気タンク20を有する空気操作装置から空気管2
1を接続する。すなわち、図1、図2、図3、図4に示
すように、空気操作装置は、排気用開閉弁22、排気用
流量調整弁23、排気放出部24、給気用開閉弁25、
給気用流量調整弁26、空気タンク20、逆止弁27、
空気圧縮機28により構成される。そして、空気タンク
20の内部には常に空気圧縮機28で作った圧縮空気を
逆止弁27を通して送り込んで貯える。
量調整弁26、空気管21を通して口金19から空気袋
3の内部に空気タンク20に貯えた圧縮空気を送り込む
と、空気袋3が膨張しL字形に折曲げた鋼板8を軸10
の回りに回転させつつ押し上げる。やがて、保護鋼板1
1の反地下室側の縁12が押え板5の上面13に接触す
ると鋼板8は停止する。この状態の浸水防止装置を地下
室側から見たのが図1であり、その断面図が図2であ
る。
8に密着しつつ膨張しており、その木口部分29は壁面
1に密着している。したがって、水位30以下の洪水で
あれば、このままで浸水を防止できる。万一、水位30
を越える洪水となった場合には、壁面1と保護鋼板11
の隙間をボロ布等で漏水止めすることにより、水位31
までの洪水に対し浸水を防止できる。
弁22を開いて空気袋3を縮小し、L字形に折曲げた鋼
板の踏板を倒伏させる。排気用開閉弁22を開くと、空
気袋3の内部の圧力を有する空気は、口金19、空気管
21、排気用開閉弁22、排気用流量調整弁23を経て
排気放出部24から大気中へ放出される。
て完全に縮小し、鋼板8の折曲げ部の先端32が階段の
上から2段目の踏面33に設けた台34に支持されて階
段の最上段の姿勢となり、階段の通行が可能となる。
は、非常用手掛け部35が設けてあり、万一、空気袋3
が膨張しない場合にも鋼板8を軸10の回りに回転さ
せ、起立させることが可能である。
の説明図を示す。押え板5にはボルト4に合わせた座掘
付の孔36があり、その地下室側の縁に突出した軸受7
には鋼板8の非折曲げ端の軸受9が軸10によって回転
自由に結合されている。
に直角に取り付けた保護鋼板11が取り付けられ、階段
を通行する人の足が壁面1の下部で踏面より上側に露出
する壁面18の凹みに入らないよう保護する。
は、内部の空気を排出したとき平らな小判形に近い形状
になる。そして、3辺が閉じ、1辺が開いたゴム引布製
の十分な強度を有する袋であり、開いた辺の長さは、階
段両側に存在する壁面1で定められる階段の幅に等しい
長さである。そして開いた辺をアンカー金物2の上面に
ボルト4と押え板5で押え付けて密閉した後に空気を圧
入したときの形状は円柱に近い形状となる。この円柱に
近い形状の木口部分29に相当するゴム引布が空気袋3
が平らに縮小したときの小判形の丸く突き出た部分16
に相当するのである。この空気袋3の開いた辺に沿う位
置には、ボルト4が貫通する孔37が1列に設けられて
いる。
上段として設置したL字形に折曲げた起伏自在の鋼板製
の踏板に保護された空気袋が階段の幅いっぱいに必要な
太さの円柱状として膨張することによって浸水を防止す
るから非常に簡単な構造であり、非常に安い経費で目的
を達することができる。
めは要求されないから鋼板製の踏板が起伏運動に際して
は壁面とは接触せず、摩擦力が発生しないから操作の確
実性が向上した。
せ、空気袋の膨張を空気タンクに貯えた圧縮空気によっ
て実行するから停電時にも操作可能であり、確実性、安
全性が向上した。
設け、最悪の場合には群集の力を借りてでも浸水防止を
完成させるべく配慮した完成度の高い防災設備である。
る。
た状態を示している。
た状態を示している。
Claims (2)
- 【請求項1】必要な高さを有し、平行で鉛直な壁面が両
側に存在する地下室入口の階段の最上段に設けた空気袋
設置窪の反地下室側の端部に設けたアンカー金物に、空
気を排出したときには、平らな小判形に近い形状に縮小
し、空気を圧入すれば円柱に近い形状に膨張する3辺が
閉じ1辺が開いた空気袋の開いた辺を、ボルトと上面が
階段の最上段の床面に一致する押え板とで押え付けて、
空気袋の開いた辺を密閉しつつ、空気袋を空気袋設置窪
に固定する。この押え板の地下室側の縁に突起した軸受
に、L字形に折り曲げた鋼板の非折曲端の軸受を軸によ
って回転自在に結合して階段の最上段の起伏自在の踏板
とし、この踏板の両側端上面には、踏板面に対し直角で
あり、起立したときには押え板の上面に接触して踏板を
停止させるストッパとしても作用する側面の保護鋼板を
取付けする。上記空気袋設置窪の床面はアンカー金物に
近い位置においてはアンカー金物の上面とほぼ同一の高
さにあり、膨張した空気袋を支持するけれど、それより
地下室側では、平らに縮小した空気袋を収容するために
必要なだけ低くなり、最も深い部分からは地下室側に排
水孔を設ける。また、空気袋設置窪の両側の壁面は、ア
ンカー金物に近い位置においては、階段の両側に存在す
る平行で鉛直な壁面の延長であり、膨張した空気袋と密
着するけれど、それより地下室側では平らに縮小した空
気袋の小判形の丸く突き出た部分を収容するため凹んで
いる。この凹みは空気袋設置窪の上方に隣接する階段の
両側に存在する壁面にも及んでいて、空気袋が縮小する
ときに突き出してくる小判形の丸く突き出た部分と摩擦
を生じないようにする。このように構成した空気袋設置
窪の空気袋に、管理室に設けた空気タンクを有する空気
操作装置から空気管を接続し、空気袋の内部に空気タン
クに貯えた圧縮空気を送入すれば、空気袋が起伏自在の
L字形に折曲げた鋼板の踏板を起立させつつ膨張して円
柱形状の堰となり、逆に空気袋の内部の圧力を有する空
気を排出すれば、空気袋が縮小するので鋼板の踏板が自
重によって倒伏して階段が復旧し通行が可能となるよう
にしたことを特徴とする浸水防止装置。 - 【請求項2】請求項1の浸水防止装置において、L字形
に折曲げた鋼板の折曲げ部先端の一部に凹部を設け、上
から2段目の踏面との間に手やバール等を差し入れる隙
間を作り、非常用手掛け部としたことを特徴とする浸水
防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256612A JP3760339B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 浸水防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001256612A JP3760339B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 浸水防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003064701A true JP2003064701A (ja) | 2003-03-05 |
JP3760339B2 JP3760339B2 (ja) | 2006-03-29 |
Family
ID=19084404
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001256612A Expired - Fee Related JP3760339B2 (ja) | 2001-08-27 | 2001-08-27 | 浸水防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3760339B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006225900A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Iida Tekko Kk | 空圧式起伏ゲート |
CN114277851A (zh) * | 2022-01-11 | 2022-04-05 | 安徽隆润高分子材料有限公司 | 一种隧道或管廊应急状态下快速止水气囊 |
-
2001
- 2001-08-27 JP JP2001256612A patent/JP3760339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2006225900A (ja) * | 2005-02-15 | 2006-08-31 | Iida Tekko Kk | 空圧式起伏ゲート |
JP4542919B2 (ja) * | 2005-02-15 | 2010-09-15 | 飯田鉄工株式会社 | 空圧式起伏ゲート |
CN114277851A (zh) * | 2022-01-11 | 2022-04-05 | 安徽隆润高分子材料有限公司 | 一种隧道或管廊应急状态下快速止水气囊 |
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---|---|
JP3760339B2 (ja) | 2006-03-29 |
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