JP2006224317A - 遮光性積層フィルムおよびそのフィルムを用いた遮光性包装体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層を中間層として、少なくとも、その両面にバリア性フィルム基材を積層してなる構成の遮光性積層フィルムであって、
前記紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂を溶融押し出し、その紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層を中間層として、少なくとも、両面にバリア性フィルム基材を押し出しサンドラミネーション法により積層してなることを特徴とする遮光性積層フィルムおよびそのフィルムを用いた遮光性包装体である。
【選択図】図1
Description
請求項1に係る発明は
紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層を中間層として、少なくとも、その両面にバリア性フィルム基材を積層してなる構成の遮光性積層フィルムであって、
前記紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂を溶融押し出し、その紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層を中間層として、少なくとも、両面にバリア性フィルム基材を押し出しサンドラミネーション法により積層してなることを特徴とする遮光性積層フィルムである。
前記遮光性積層フィルムの片面にシーラント層を積層してなることを特徴とする請求項1記載の遮光性積層フィルムである。
前記遮光性積層フィルムが、410nm以下の紫外線を吸収遮蔽することを特徴とする請求項1または2記載の遮光性積層フィルムである。
前記紫外線吸収剤が、ポリオレフィン樹脂に対して1〜20重量%含有されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遮光性積層フィルムである。
前記紫外線吸収剤が、蛍光増白剤を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遮光性積層フィルムである。
前記紫外線吸収剤が、350℃までの温度に耐える耐熱性を有することを特徴とする請求項1〜5記載の遮光性積層フィルムである。
請求項1〜6のいずれか1項に記載の遮光性積層フィルムのn−ヘプタンの抽出量が0.5ppm以下であることを特徴とする遮光性積層フィルムである。
請求項1〜7のいずれか1項に記載の遮光性積層フィルムを含むことを特徴とする遮光性包装体である。
チレン、直鎖状低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共重合体、環状ポリオレフィン樹脂等の樹脂フィルム、ガスバリア性を有するポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル重合体ケン化物等の樹脂フィルム等が挙げられる。
b層:紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層(15μm):低密度ポリエチレン(三井化学(株)、M14P、97重量%)と紫外線吸収剤(富士写真フィルム(株)、特開2003−112391号公報記載、3重量%)の溶融ブレンド樹脂
c層:バリア性基材層(12μm):PETフィルム(東洋紡(株)、E5100、片
面コロナ処理)
d層:シーラント層(30μm):直鎖状低密度ポリエチレン(タマポリ(株)、SE620M)
b層:紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層(20μm):低密度ポリエチレン(三井化学(株)、M14P、97重量%)と紫外線吸収剤(富士写真フィルム(株)、特開2003−112391号公報記載、3重量%)の溶融ブレンド樹脂
c層:バリア性基材層(12μm):環状ポリオレフィン樹脂フィルム(日本ゼオン社製、「ZEONOR」)
d層:シーラント層(30μm):直鎖状低密度ポリエチレン(タマポリ(株)、SE620M)
b層:紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層(25μm):低密度ポリエチレン(三井化学(株)、M14P、97重量%)と紫外線吸収剤(富士写真フィルム(株)、特開2003−112391号公報記載、3重量%)の溶融ブレンド樹脂
c層:ガスバリア蒸着フィルム
d層:シーラント層(30μm):直鎖状低密度ポリエチレン(タマポリ(株)、SE620M)
なお、上記のガスバリア蒸着フィルムは、厚さ12μmのPETフィルムを基材とし、その上に酸化珪素(SiO)を蒸着源として、電子加熱方式による真空蒸着法により膜厚40nmの蒸着薄膜層を形成し、さらに下記組成のコーティング剤をバーコーターにより塗布し、乾燥機で120℃、1分間乾燥させ、膜厚約30μmの被膜を形成して作製したものである。
テトラエトキシシラン[Si(OC2H5)4]10.4gに塩酸(0.1N)89.6gを加え、30分間攪拌し加水分解させた固形分3wt%(SiO2換算)の加水分解溶液。
b層:紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層(25μm):低密度ポリエチレン(三井化学(株)、M14P、97重量%)と紫外線吸収剤(富士写真フィルム(株)、特開2003−112391号公報記載、3重量%)の溶融ブレンド樹脂
d層:シーラント層(30μm):直鎖状低密度ポリエチレン(タマポリ(株)、SE620M)
上記の実施例1〜4で得られた遮光性積層フィルムについて、下記の測定方法に基づいて、ヘイズ値およびn−ヘプタン溶出量を測定した。その結果を表1に示す。
線透過率の測定を行った。その結果を表1に示す。
JIS K7105に準拠し、測定器SZ−Σ80(日本電色工業(株)製)を使用して、ハロゲンランプを光源として拡散透過光を全透過光で除した値である。
。食品添加物等の規格基準(昭和34年厚生省告示第370号)の第3のDの2合成樹脂の器具又は容器包装に準拠し、日本食品分析センター器具又は容器包装試験個別規格溶出試験により測定した。
2・・・袋状容器
3・・・内容物
a、c・・・バリア性基材層
b・・・紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層
d・・・シーラント層
Claims (8)
- 紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層を中間層として、少なくとも、その両面にバリア性フィルム基材を積層してなる構成の遮光性積層フィルムであって、
前記紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂を溶融押し出し、その紫外線吸収剤を含有するポリオレフィン樹脂層を中間層として、少なくとも、両面にバリア性フィルム基材を押し出しサンドラミネーション法により積層してなることを特徴とする遮光性積層フィルム。 - 前記遮光性積層フィルムの片面にシーラント層を積層してなることを特徴とする請求項1記載の遮光性積層フィルム。
- 前記遮光性積層フィルムが、410nm以下の紫外線を吸収遮蔽することを特徴とする請求項1または2記載の遮光性積層フィルム。
- 前記紫外線吸収剤が、ポリオレフィン樹脂に対して1〜20重量%含有されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の遮光性積層フィルム。
- 前記紫外線吸収剤が、蛍光増白剤を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の遮光性積層フィルム。
- 前記紫外線吸収剤が、350℃までの温度に耐える耐熱性を有することを特徴とする請求項1〜5記載の遮光性積層フィルム。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の遮光性積層フィルムのn−ヘプタン抽出量が0.5ppm以下であることを特徴とする遮光性積層フィルム。
- 請求項1〜7のいずれか1項に記載の遮光性積層フィルムを含むことを特徴とする遮光性包装体。
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