JP2006231619A - 遮光性フィルム及びそれを用いた包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】 アルミニウム箔を積層した遮光性フィルムにおいて、アルミニウム箔にピンホールが発生したとしても十分な遮光性を確保でき、かつ屈曲が繰り返されても遮光性が損なわれることがなく、しかも厚みを薄くすることができる遮光性フィルムを提供する。
【解決手段】 外側(包装袋とした際、外表面に位置する側)から、OPETフィルム層(厚み:12μm)51、接着層31、アルミニウム箔(厚み:7μm)41、接着層32、黒色印刷インク層21、ONフィルム層11(厚み:15μm)、黒色印刷インク層22、接着層33及びL−LDPEフィルム層(厚み:50μ)61が積層されている。黒色印刷インク層21、22は、版胴としてスクリーン線数が175線、版深さが28μmのグラビアロールを用いてグラビア印刷により形成した。各黒色印刷インク層21、22の厚みは1.5μmであり、合計3.0μmである。
【選択図】 図2

Description

本発明は、レントゲンネガフィルム等に好適な遮光性フィルム及びそれを用いた包装袋に関し、さらに詳しくは、基材フィルム層の両面に印刷インク層を積層した遮光性フィルム及びそれを用いた包装袋に関するものである。
従来、感光材料等の包装に用いる遮光性フィルムとしては、例えば、アルミニウム箔の両面にL−LDPEポリエチレン系ポリマー層を積層したものであって、L−LDPEポリエチレン系ポリマー層の少なく一方に遮光性物質を含有させた写真感光材料包装用フィルムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、光学濃度が4以上の黒色PETフィルムの両面にアルミニウム箔を積層した遮光性シートが提案されており(例えば、特許文献2参照)、さらに、基材フィルム、ガスバリヤー層、印刷層、白色インキ層、有色インキ層、熱接着性樹脂層からなる積層フィルムを用いた包装袋が提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開昭60−189438号公報 特開昭61−134243号公報 特開平11−27767号公報
しかしながら、上述した特許文献1で提案された写真感光材料包装用フィルムは、十分な遮光性を得ようとすると、遮光性物質の添加量を多くしなければならず、その結果L−LDPEポリエチレン系ポリマー層の厚みが厚くなり、写真感光材料包装用フィルム全体も厚くなるものであった。また、遮光性物質の分散性が悪くブツが発生する場合があった。
特許文献2で提案された遮光性シートはアルミニウム箔を積層しており、このアルミニウム箔はピンホールが発生し易いものである。例えば、厚み7μmのアルミニウム箔の場合1m当り数個のピンホールが存在するものであり、ピンホールを無くすには20μm以上の厚みとする必要があった。また、包装袋として製袋する際や包装袋として使用する際に、屈曲が繰り返されるとピンホールが発生する場合があった。したがって、レントゲンネガフィルム等の高感度の感光材料の包装に用いる場合は、アルミニウム箔のピンホールを透過した光を完全に遮光できるように、遮光性物質を添加した熱可塑性樹脂からなる遮光フィルムを積層するものであり、また、アルミニウム箔の厚みを厚くしたり、特許文献2で提案されているように2枚のアルミニウム箔を積層したりするものであった。その結果、遮光性フィルムとアルミニウム箔の厚さにより、遮光性シートの厚みが厚くなるとともに、硬くなるものであった。
特許文献3で提案された包装袋は、白色インク層と有色インク層とが一体に積層して設けられているので、屈曲が繰り返されると、白色インク層や有色インク層にピンホールやクラックが発生する場合があり、ピンホール等を透過した光はそのまま包装袋の内面まで達するので、遮光性を確保できない場合があった。また、白色インク層や有色インク層にピンホールやクラックが発生した場合であっても遮光性を確保するためには、シーラント層側に遮光性の熱可塑性樹脂層等を設ける必要があり、包装袋の厚みが厚くなるものであった。
本発明は以上の問題点を解決し、アルミニウム箔を積層した遮光性フィルムにおいて、アルミニウム箔にピンホールが発生したとしても十分な遮光性を確保でき、かつ屈曲が繰り返されても遮光性が損なわれることがなく、しかも厚みを薄くすることができる遮光性フィルム及びそれを用いた包装袋を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討し、基材フィルム層の両面に印刷インク層を設けることにより、十分な遮光性を確保しつつ、屈曲にも耐え、さらにアルミニウム箔にピンホールが発生しても遮光性を損なうことが無いことを見出し、本発明を完成したものである。
請求項1記載の遮光性フィルムは、基材フィルム層と、該基材フィルム層の両面に積層された遮光性を有する印刷インク層と、該基材フィルム層に積層された一方の印刷インク層側に積層されたシーラント層と、該基材フィルム層のシーラント層と反対側に積層された印刷インク層側に積層されたアルミニウム箔とを有することを特徴として構成されている。
請求項2記載の遮光性フィルムは、上記請求項1記載の遮光性フィルムにおいて、印刷インク層の厚みが、0.5〜2.5μmであることを特徴として構成されている。
請求項3記載の包装袋は、上記請求項1又は2記載の遮光性フィルムを製袋することを特徴として構成されている。
請求項1記載の遮光性フィルムは、基材フィルム層の両面に印刷インク層を積層しているので、2層の印刷インク層により全体として十分な厚みの印刷インク層を設けることができる、したがって十分な遮光性を確保することができる。また、印刷インク層は2層からなるので、1つの印刷インク層の厚みを厚くしなくともよく、屈曲が繰り返されてもピンホールやクラックの発生を防止することができる。また、仮に印刷インク層にピンホール等が発生したとしても、表裏の印刷インク層の同じ位置にピンホール等が発生しない限り、ピンホール等が発生していない印刷インク層により遮光性を確保することができる。すなわち、シーラント層と反対側の印刷インク層にピンホール等が発生した場合は、シーラント層側の印刷インク層により遮光することができ、また、シーラント層側の印刷インク層にピンホール等が発生した場合は、シーラント層と反対側の印刷インク層により遮光されているので問題無いものである。したがって、印刷インク層にピンホール等が発生した場合を想定して、遮光性の熱可塑性樹脂層等を設ける必要が無い。
さらに、アルミニウム箔は、遮光性を付与するとともに、ガスバリヤー性及び水蒸気バリヤー性を向上させている。また、アルミニウム箔にピンホール等が発生したとしても、印刷インク層がシーラント層側、即ち包装袋とした際、内表面側に積層されているので、遮光性が損なわれることがない。
請求項2記載の遮光性フィルムは、印刷インク層の厚みを0.5〜2.5μmとすることにより、十分な遮光性を確保しつつ、ピンホールやクラックをより完全に防止することができる。
請求項3記載の包装袋は、遮光性を確保できるので、収納した商品を光からの悪影響から防止することができる。
本発明の遮光性フィルムは、基材フィルム層と、該基材フィルム層の両面に積層された印刷インク層とを有している。基材フィルム層は、印刷により印刷インク層を積層できるものであれば特に限定されず、各種熱可塑性樹脂フィルムを採用することができ、例えば、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)フィルム、二軸延伸ナイロン(ON)フィルム(例えば、二軸延伸ナイロン6フィルム、二軸延伸ナイロン66フィルム、二軸延伸ナイロン6−66共重合体フィルム)、二軸延伸エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルム等を採用することができる。これらの内でOPETフィルム、ONフィルム及びOPPフィルムが特に好ましい。
なお、二軸延伸フィルムに限定されるものでなく、無延伸であっても、一軸延伸であってもよく、さらに単層であっても、2層以上の多層であってもよい。
基材フィルム層の厚みは10〜30μmが好ましく、10〜25μmがより好ましい。厚みが10μm未満であると、物理強度が十分でない場合があり、厚みが30μmを超えると、遮光フィルム全体の厚みが厚くなり過ぎる。
具体的には、OPETフィルムの場合は12〜15μmが好ましく、ONフィルムの場合は12〜15μmが好ましく、EVOHフィルムの場合は12〜15μmが好ましく、OPPフィルムの場合は20〜25μmが好ましい。
印刷インク層は、基材フィルム層の両面に印刷により積層されて遮光性を付与するものである。印刷インク層に用いる印刷インクとしては、従来使用されているものを用いることができ、例えば、バインダー樹脂としてポリウレタン、溶剤としてメチルエチレンケトン、イソプロピルアルコール、着色剤として黒インクの場合はカーボンブラック、白インクの場合は酸化チタン、亜鉛華、炭酸カルシウム、カオリン、硫酸バリウム、アルミニウム粉末のインクを用いることができる。具体的には、東洋インキ製造株式会社製「LPハイスーパー」、「LPスーパー」、大日精化工業株式会社製「NT−ハイラミック」、「ハイラミック」、大日本インキ化学工業株式会社製「ユニビア」、「ユニマーブル」、サカタインクス株式会社製「スーパーラミメイト」等の各種グラビアインク(表刷り用、裏刷り用、ラミネート用等)を用いることができる。
印刷インク層は、黒インクを用いて黒色印刷インク層としても、白インクを用いて白色印刷インク層としてもよいが、少なくとも一方の印刷インク層は、黒インクを用いた黒色印刷インク層とすることが好ましく、両方とも黒色印刷インク層とすることがより好ましい。
印刷インク層の厚みは、0.5〜2.5μmが好ましく、1〜2μmがより好ましい。厚みが0.5μm未満であると、遮光性を十分に確保できない場合があり、2.5μmを超えると、屈曲の繰り返しによりクラック、ピンホールが発生する恐れがある。
印刷インク層の印刷はグラビア印刷により行なうことができ、例えば、スクリーン線数が175線、版深さが28μmの版胴、スクリーン線数が150線、版深さが36μmの版胴を用いてベタ印刷により行なうことができる。なお、このインクの塗布量は、固形分が5〜40重量%のインクにおける値である。
前記基材フィルム層に積層された一方の印刷インク層側にシーラント層が積層される。シーラント層に用いるフィルムはヒートシール性の良好なフィルムであれば特に限定されず、例えば、直鎖状状低密度ポリエチレン(L−LDPE)フィルム、低密度ポリエチレン(LDPE)フィルム、高密度ポリエチレン(HDPE)フィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)フィルムを用いることができ、また、上述した樹脂をブレンドしたフィルムであっても、さらにこれらのフィルムを積層した積層フィルムであってもよい。これらの内でL−LDPEフィルムがシール強度の観点で特に好ましい。また、製袋した際の内面の滑り性を向上させるために従来公知の滑剤を添加したり、耐ブロッキング性を向上させるために従来公知のアンチブロッキング剤を添加したり、さらに、必要に応じて従来公知の各種添加剤を添加することができる。
シーラント層の厚みは、20〜100μmが好ましく、30〜60μmがより好ましく、厚みが20μm未満であると、十分なシール強度を得られない場合があり、厚みが100μmを超えると、遮光性フィルム全体の厚みが厚くなり過ぎる。
前記基材フィルム層のシーラント層と反対側に積層された印刷インク層側にアルミニウム箔が積層される。アルミニウム箔を積層することにより、遮光性を向上させるとともに、ガスバリヤー性及び水蒸気バリヤー性を向上させることができる。なお、アルミニウム箔は屈曲等でピンホールやクラックが発生する場合があるが、ピンホール等が発生しても印刷インク層により遮光性は確保される。
アルミニウム箔の厚みは5〜20μmが好ましく、7〜12μmがより好ましい。厚みが5μ未満であるとピンホール等が発生し易くなり、また、20μmを超えると柔軟性が問題となる。
アルミニウム箔に外層が積層される。外層はアルミニウム箔の保護等のために積層するもので、各種熱可塑性樹脂フィルムを採用することができ、例えば、二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(OPET)フィルム、二軸延伸ナイロン(ON、ナイロン6、ナイロン66、ナイロン6−66共重合体)フィルム、二軸延伸エチレン−ビニルアルコール共重合体(EVOH)フィルム、二軸延伸ポリプロピレン(OPP)フィルムを採用することができる。これらの内でOPETフィルム及びONフィルムが特に好ましい。
なお、二軸延伸フィルムに限定されるものでなく、無延伸であっても、一軸延伸であってもよく、さらに単層であっても、2層以上の多層であってもよい。
外層の厚みは10〜30μmが好ましく、10〜25μmがより好ましい。厚みが10μm未満であると、物理強度が十分でない場合があり、厚みが30μmを超えると、遮光フィルム全体の厚みが厚くなり過ぎる。
具体的には、OPETフィルムの場合は12〜15μmが好ましく、ONフィルムの場合は12〜15μmが好ましく、EVOHフィルムの場合は12〜15μmが好ましく、OPPフィルムの場合は20〜25μmが好ましい。
前記アルミニウム箔はドライラミネート法で積層することができ、また、外層及びシーラント層は、ドライラミネート法、押出しラミネート法等で積層することができる。ドライラミネート法においては、ウレタン系接着剤等を用いることができる。
本発明の遮光性フィルムは、印画紙、感光紙、レントゲンネガフィルム、医薬品、食品等の光による変質、変色を防止する用途に用いることができ、特にレントゲンネガフィルム等の高感度の感光材料に好適である。
以上のような遮光性フィルムの基本的な構成を図1に示す。
図1は遮光性フィルムの一部断面図である。図1において、1は基材フィルム層で、この基材フィルム層1の両面に印刷インク層2が積層されており、外側(包装袋とした際、外表面に位置する側、以下同様)の印刷インク層2には、接着層3を介してアルミニウム箔4が積層され、さらに接着層3を介して外層5が積層されている。また、内側(包装袋とした際、内表面に位置する側、以下同様)の印刷インク層2には、接着層3を介してシーラント層6が積層されている。
本発明の遮光性フィルムの具体的な構成の例を以下に記載する。なお、「//」は「接着層」を示す。
OPET//Al箔//印刷インク層/ON/印刷インク層//L−LDPE
OPET//Al箔//印刷インク層/ON/印刷インク層//LDPE
OPET//Al箔//印刷インク層/ON/印刷インク層//HDPE
OPET//Al箔//印刷インク層/ON/印刷インク層//EVA
OPET//Al箔//印刷インク層/OPET/印刷インク層//L−LDPE
OPET//Al箔//印刷インク層/OPET/印刷インク層//LDPE
OPET//Al箔//印刷インク層/OPET/印刷インク層//HDPE
OPET//Al箔//印刷インク層/OPET/印刷インク層//EVA
OPET//Al箔//印刷インク層/OPP/印刷インク層//L−LDPE
OPET//Al箔//印刷インク層/OPP/印刷インク層//LDPE
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ON//Al箔//印刷インク層/ON/印刷インク層//L−LDPE
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ON//Al箔//印刷インク層/ON/印刷インク層//EVA
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本発明の包装袋は、上述したような遮光性フィルムを製袋することにより作製する。この遮光性包装袋としては、平袋、角底袋、ガゼット袋等、その形態は特に限定されないものである。
[実施例1]
実施例1は、図2に示すように、外側から、外層としてのOPETフィルム層(厚み:12μm)51、接着層31、アルミニウム箔(厚み:7μm)41、接着層32、黒色印刷インク層21、基材フィルム層としてのONフィルム層(厚み:15μm)11、黒色印刷インク層22、接着層33及びシーラント層としてのL−LDPEフィルム層(厚み:50μ)61が積層されているものである。黒色印刷インク層21、22は、黒インクとしては東洋インキ製造株式会社製「LPハイスーパー」を用いるとともに、版胴としてスクリーン線数が175線、版深さが28μmのグラビアロールを用いてグラビア印刷により形成した。各黒色印刷インク層21、22の厚みは1.5μmであり、合計3.0μmであった。
実施例1の遮光性フィルムは遮光性が十分であり、また、屈曲を繰り返しても遮光性が損なわれることが無かった。
[参考例1]
基材フィルム層の両面に黒色印刷インク層を積層した。基材フィルム層及び黒色印刷インク層は、実施例1と同一である。
[参考例2]
基材フィルム層の外側に白色印刷インク層を積層するとともに、内側に黒色印刷インク層を積層した。基材フィルム層及び黒色印刷インク層は実施例1と同一である。白色印刷インク層は、白インクとして大日精化工業株式会社製「ハイラミック」を用いるとともに、版胴としてスクリーン線数が150線、版深さが36μmのグラビアロールを用いてグラビア印刷により形成した。白色印刷インク層の厚みは2.0μmであった。
[参考例3]
基材フィルム層の外側に黒色印刷インク層を積層するとともに、内側に白色印刷インク層を積層した。基材フィルム層及び黒色印刷インク層は実施例1と同一であり、白色印刷インク層は参考例2と同一である。
[参考例4]
基材フィルム層の内側にのみ黒色印刷インク層を積層した。基材フィルム層及び黒色印刷インク層は実施例1と同一である。
[透過率試験]
参考例1、2、3及び4のサンプルを用い、外側から光を照射した際の透過率を測定した。
透過率の測定は、株式会社日立製作所製『自記分光光度計 U−3500』を用い、波長780〜1380nmにおいて行なった。
試験の結果、波長の全ての領域において透過率が5%以下であり、参考例1、2、3は、参考例4より透過率が低いものであった。したがって、基材フィルム層の両面に印刷インク層を積層した遮光性フィルムは、基材フィルム層の片面のみに印刷インク層を積層した遮光性フィルムより、遮光性に優れていることが確認された。
本発明による遮光性フィルムの基本構成を示す断面図である。 本発明による遮光性フィルムの一実施例の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 基材フィルム層
2 印刷インク層
3 接着層
4 アルミニウム箔
5 外層
6 シーラント層

Claims (3)

  1. 基材フィルム層と、該基材フィルム層の両面に積層された遮光性を有する印刷インク層と、該基材フィルム層に積層された一方の印刷インク層側に積層されたシーラント層と、該基材フィルム層のシーラント層と反対側に積層された印刷インク層側に積層されたアルミニウム箔とを有することを特徴とする遮光性フィルム。
  2. 前記印刷インク層の厚みが、0.5〜2.5μmであることを特徴とする請求項1記載の遮光性フィルム。
  3. 前記請求項1又は2記載の遮光性フィルムを製袋したことを特徴とする包装袋。
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