JP2008080506A - 積層フィルム - Google Patents

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Abstract

【課題】遮光性に優れ、アルミニウムを含まず、また、酸素ガス及び水蒸気の透過を阻止するバリア性、或いは、包装内容物の成分の浸透、透過を阻止するバリア性に優れ、更に、ラミネート強度、ヒートシール強度にも優れ、遮光性に優れた積層フィルムを提供する。
【解決手段】積層フィルム1は、白色樹脂層2、第1の遮光性接着樹脂層3、色素バリア性樹脂層4、第2の遮光性接着樹脂層5及びヒートシール性樹脂層6を順次に積層した共押出積層フィルムからなる遮光性積層シーラントフィルム7の白色樹脂層2側にバリア性フィルム8を積層してなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層フィルム、この積層フィルムを用いてなる包装容器に関し、更に詳しくは、透光性、バリア性、及びヒートシール性等に優れ、更に、堅牢性等にも優れ、包装内容物保護適性を有し、更に、美粧性に優れ、包装体の外観を損ねることなく、消費者の購買意欲を喚起し、主に、レトルト食品、油脂類、冷凍食品、スナック菓子類、光学系産業資材その他の包装容器の形成に適した積層フィルムに関する。
従来、レトルト食品、油脂類、冷凍食品、スナック菓子類、光学系産業資材その他を包装する積層フィルムについては、包装内容物の保護、特に、油脂酸化の防止策として、紫外領域から可視領域までの太陽光或いは蛍光等を遮光する遮光性、酸素、水蒸気等の透過を防止するバリア性、包装内容物の成分の浸透、透過等を阻止するバリア性その他の諸物性が要求される。
而して、これまでは、上記のような諸物性を満足させる最も一般的な材料としては、アルミニウム箔或いはアルミニウム蒸着フィルムが使用されている。
ところで、アルミニウム箔或いはアルミニウム蒸着膜を使用すると、アルミニウム箔或いはアルミニウム蒸着フィルムは、酸素ガス、水蒸気等の透過を阻止するバリア性を有すると共に太陽光或いは蛍光等の遮光性、更に、包装内容物に対する保香性を有するので、極めて有用な包装用材料ではあるが、アルミニウム箔等は、耐屈曲性に欠けることから、ピンホールが発生し易く、そのため、バリア性が損なわれるという問題があるばかりでなく、包装容器として使用後、このアルミニウム箔或いはアルミニウム蒸着フィルムからなる包装用材料をごみとして焼却処理すると、アルミニウム等の金属が残り、そのため、焼却炉を損傷し兼ねず、廃棄処理性に欠けると共に環境破壊等の問題を引き起こし、環境適性に欠けるという問題点があることから好ましくないものである。
更に、アルミニウム箔或いはアルミニウム蒸着フィルム等を使用する場合、包装内容物中に混入した金属片(異物)を探知する金属探知器を使って金属片の有無の検査を行うと、包装用材料のアルミニウム箔或いはアルミニウム蒸着膜が金属探知器に反応し、包装内容物中に含まれる金属片の探知が困難になるという問題点もある。
このため、近年、アルミニウム箔或いはアルミニウム蒸着フィルムに代えて、これらの包装用材料を使わないで、遮光性、バリア性等を充足する種々の材料が開発され、提案されている。
例えば、その一つとして、白色顔料の含有量が5〜20重量であり、且つ厚みが10μm以上である乳白色のフィルムと、黒色顔料の含有量が0.2〜1.0重量%であり、且つ黒色顔料1部に対し、重量比で2.0〜60部の割合で白色顔料を含有し、且つ厚みが10μm以上である灰色系フィルムを積層してなる食品包装用積層フィルム、更にはこの食品包装用積層フィルムの灰色フィルム側にエチレン−α・オレフィン共重合体フィルム層を積層した食品包装用積層フィルムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、別の例として、少なくとも外側からガスバリア性透明バリアフィルム、印刷インキ層、熱融着樹脂層を積層したことを特徴とする遮光性包装用材料も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平11−91042号公報 特開2000−280394号公報
しかしながら、特許文献1に記載の食品包装用積層フィルムを使用し、これに他の基材フィルムを積層して包装用材料を製造し、次いでこの包装用材料を使用し、この包装用材料を用いて包装用袋を製造し、この包装用袋を使用し、例えばレトルト食品、スナック菓子類、油脂類、冷凍食品等を包装した包装製品においては、レトルト処理或いは冷凍処理等の加工工程において、包装用袋を構成する包装用材料の内面から、包装内容物の成分が吸着、浸透、透過し、包装材料を構成する食品包装用積層フィルムの汚染乃至着色し、包装用袋の美粧性及び外観を損なうという問題点がある。更に、包装内容物の成分が包装用材料の内面に吸着、浸透、透過することにより、包装用材料のラミネート強度、ヒートシール強度が損なわれ、その結果層間剥離或いは破袋が起こり、所望の包装製品を製造することが困難であるという問題点がある。
また、特許文献1に記載の食品包装用積層フィルムを、感光性材料等の産業用部材の包装用材料として使用し、前記食品用積層フィルムで包装して包装製品を製造したところ、この食品用積層フィルムは遮光性機能が劣り、この食品用積層フィルムは、感光性材料を包装する包装用材料は、感光性材料等の包装用材料として使用することができないことが判明した。
一般に、感光性材料は、その品質の保護、光学機能性の保護等のため、紫外光領域から可視光領域までの高い遮光性が要求される。
因みに、感光性材料等の製品を保護するためには、全波長領域の光線を遮断しなければならないものであり、400nm〜700nmの可視領域と、400nm以下の紫外光の遮光は必須であり、又、出来る限り700nm以上の赤外光も遮光する必要がある。
これまで、感光性材料等を包装するための包装用材料としては、その遮光性機能を、アルミニウム箔を含む包装材料で補完した銀色ベースの包装用材料が主流となっている。
しかし、包装用材料としてのアルミニウム箔等を含む包装用材料は、前述したような問題点がある上に、ラミネート時の接着剤等の使用による作業環境、周辺環境の悪化を招くという問題点もある。
また、特許文献2に記載の遮光性包装用材料については、これを用いて包装用袋を製造し、しかる後、この包装用袋を用いて、例えば、レトルト食品、スナック菓子類、油脂類、冷凍食品等を包装して包装製品を作る場合、特に、レトルト食品、冷凍食品を包装した包装製品においては、レトルト処理あるいは冷凍処理等の処理工程において、包装用材料の内面側から、包装内容物の成分が吸着、浸透、透過し、包装用材料を構成する印刷インキ層、熱融着樹脂層を汚染乃至着色し、その美粧性、外観等を損なうという問題があり、更に包装内容物の成分が吸着、包装用材料の内面に吸着、浸透、透過することにより、包装材料のラミネート強度、或いはその熱融着樹脂層のヒートシール強度が低下し、その結果、層間剥離或いは破袋等を生じ、所望の包装製品を製造することが国難であるとい問題がある。
本発明が解決しようとする課題は、遮光性に優れ、アルミニウムを含まず、また、酸素ガス及び水蒸気の透過を阻止するバリア性、或いは、包装内容物の成分の浸透、透過を阻止するバリア性に優れ、更に、ラミネート強度、ヒートシール強度にも優れ、又、その他、耐候性、耐熱性、耐水性、その他の諸堅牢性に優れ、特に遮光性に優れ、飲食品、化成品等の包装に適していることは勿論のこと、完全遮光を必要とする感光性材料等の包装用材料の保存適性等に優れていると共に焼却処理する際にアルミニウム等が残ることなく、したがって廃棄処理適性、環境適性等の点で極めて優れた積層フィルムを提供することである。
請求項1に記載の発明は上記の課題を解決するもので、白色樹脂層、第1の遮光性接着樹脂層、色素バリア性樹脂層、第2の遮光性接着樹脂層及びヒートシール性樹脂層を順次に積層した共押出積層フィルムからなる遮光性積層シーラントフィルムの白色樹脂層側にバリア性フィルムを積層したことを特徴とする積層フィルムを要旨とする。
本発明の遮光性積層フィルムにおいては、遮光性積層シーラントフィルムを構成する一層を色素の透過を防止する色素バリア性樹脂層とし、更にその両側に第1及び第2の遮光性樹脂層を積層したので、遮光性積層シーラントフィルムに包装内容物の色素が浸透しても色素の浸透は色素バリア性樹脂層によって阻止されるので、本発明の遮光性積層フィルムを含む包装材料を用いてなる包装製品の外観が損ねられることはない。それ故、本発明の積層フィルムを使用して製造した包装用袋は、特に、飲食品、果汁、ジュース、飲料水、酒、調理食品、水産練り食品、冷凍食品、肉製品、煮物、液体スープ、調味料その他の各種の飲食料品の包装に適している。
また、第1及び第2の遮光性接着樹脂層並びにバリア性フィルムにより、太陽光或いは蛍光の透過を阻止し、且つ酸素及び水蒸気の透過を阻止するので、包装内容物が分解乃至変質することが防止される。それ故、本発明の積層フィルムを使用して製造した包装用袋は、例えば、接着剤、粘着剤、液体洗剤等の化成品乃至化粧品、医薬品、ケミカルカイロ等の雑貨品、産業材料としての感光材料を包装する包装用材料として有用である。
本発明において、第1及び第2の遮光性接着樹脂層は接着性ポリオレフィン系樹脂層を主成分とし、更に少なくとも黒色顔料を含む樹脂組成物からなることが好ましい。また、第1及び第2の遮光性接着樹脂層は、黒色顔料と共に白色顔料を含むものであってもよい。
本発明において、色素バリア性樹脂層は、ナイロン6−ナイロン66共重合体からなるものが特に好ましい。このナイロン6−ナイロン66共重合体は、溶融粘度が低く、インフレーション成形が可能であるのみならず、耐熱性、機械的強度に優れ、吸湿度は低く、酸素透過率も低いという特徴を有するものである。
本発明において、バリア性フィルムは、ポリオレフィン系樹脂を主成分とし、更に二酸化チタン等を含む樹脂組成物からなるものが特に好ましい。
本発明の積層フィルムは、通常の例えばポリエステル12μm、延伸ナイロン及び遮光性シーラントフィルムをドライラミネートした三層構成のものとは異なり、遮光性積層シーラントフィルムと、その白色樹脂層側に積層されたバリア性フィルムの二層構成のものであるので、環境負荷の低減、コストの削減、工程の簡略化が可能となる。
本発明の積層フィルムは、白色樹脂層、第1の遮光性接着樹脂層、色素バリア性樹脂層、第2の遮光性接着樹脂層及びヒートシール性樹脂層を順次に積層した共押出積層フィルムからなる遮光性積層シーラントフィルムと、その白色樹脂層側に積層されたバリア性フィルムの二層からなり、遮光性積層シーラントフィルムに包装内容物の色素が浸透しても、色素の浸透は色素バリア性樹脂層によって阻止されるので、本発明の積層フィルムを用いてなる包装製品の外観が損ねられることはなく、また、第1及び第2の遮光性接着樹脂層並びにバリア性フィルムにより太陽光或いは蛍光の透過を阻止し、且つ酸素及び水蒸気の透過を阻止するので、包装内容物が分解乃至変質することが防止される。更に使用後に焼却廃棄処理する際に有害物質を発生することがなく、廃棄処理適性、環境適性等の点で極めて優れ、またアルミニウム箔又はアルミニウム蒸着膜を含まないので、金属探知器による包装内容物に金属片の混入の有無の検査を容易に行うことができるという利点を有する。
本発明の積層フィルムは、通常の例えばポリエステル12μm、延伸ナイロン及び遮光性シーラントフィルムをドライラミネートした三層構成のものとは異なり、遮光性積層シーラントフィルムと、その白色樹脂層側に積層されたバリア性フィルムの二層構成のものであるので、環境負荷の低減、コストの削減、工程の簡略化が可能となる。
本発明の積層フィルムを用いて所望の包装用袋を製造し、この包装用袋に、例えば、レトルト食品、スナック菓子類、油脂類、冷凍食品その他を包装して、種々の形態の製品を製造することができる。
次に本発明について、図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明の積層フィルムの断面図である。図2は本発明の積層フィルムを用いた包装用袋内に包装内容物を包装した包装製品の斜視図である。
図1に示すように、本発明の積層フィルム1は、白色樹脂層2、第1の遮光性接着樹脂層3、色素バリア性樹脂層4、第2の遮光性接着樹脂層5及びヒートシール性樹脂層6を順次に積層した共押出積層フィルムからなる遮光性積層シーラントフィルム7の白色樹脂層側にラミネート用接着剤層l0を介してバリア性フィルム8を積層したものである。
本発明の積層フィルム1は、白色樹脂層2、第1の遮光性接着樹脂層3、色素バリア性樹脂層4、第2の遮光性接着樹脂層5及びヒートシール性樹脂層6を順次に積層した共押出積層フィルムからなる遮光性積層シーラントフィルム7と、その白色樹脂層2側に積層されたバリア性フィルム8の二層からなり、遮光性積層シーラントフィルム7に包装内容物の色素が浸透しても、色素の浸透は色素バリア性樹脂層によって阻止されるので、本発明の積層フィルムを用いてなる包装製品の外観は損ねられることはなく、また、第1及び第2の遮光性接着樹脂層3、5並びにバリア性フィルム8により、太陽光或いは蛍光の透過が阻止され、且つ酸素及び水蒸気の透過が阻止されるので、包装内容物が分解乃至変質することが防止される。更に使用後に焼却廃棄処理する際に有害物質を発生することがなく、廃棄処理適性、環境適性等の点で極めて優れ、またアルミニウム箔又はアルミニウム蒸着膜を含まないので金属探知器による包装内容物に金属片の混入の有無の検査を容易に行うことができるという利点を有する。
本発明の積層フィルムは、通常の例えばポリエステル12μm、延伸ナイロン及び遮光性シーラントフィルムをドライラミネートした三層構成のものとは異なり、遮光性積層シーラントフィルムと、その白色樹脂層側に積層されたバリア性フィルムの二層構成のものであるので、環境負荷の低減、コストの削減、工程の簡略化が可能となる。
本発明の積層フィルムを用いて所望の包装用袋を製造し、この包装用袋に、例えば、レトルト食品、スナック菓子類、油脂類、冷凍食品その他を包装して、種々の形態の製品を製造することができる。
本発明の積層フィルム1において、白色樹脂層2は、基本的には、主として、第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5並びに色素バリア性樹脂層4を保護乃至は隠蔽し、太陽光あるいは蛍光灯の蛍光を反射乃至は拡散し、太陽光、蛍光等の透過を阻止する作用を奏するものである。更に、白色樹脂層は、その上に、例えば、文字、記号、絵柄、図形その他の印刷層を形成する場合、印刷の下地層として作用するものである。この白色樹脂層は、ポリオレフィン系樹脂を主成分として含み、更に、白色顔料を含むものである。白色顔料としては、特に制限はなく、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫酸バリウム、鉛白、塩基性炭酸塩、塩基性珪酸塩、リトポン、三酸化アンチモン、炭酸カルシウムその他等をあげることができる。中でも、粒度が細かいため、白色度、隠蔽力、着色力にすぐれ、さらに耐光性、耐熱性、耐薬品性に優れることから、二酸化チタンが好ましい。白色顔料の含有量は、ポリオレフィン系樹脂に対し、0.5重量%〜30.0重量%、好ましくは3.0重量%〜20.0重量%である。0.5重量%未満の場合、遮光性が悪くなり、内容物が酸化される恐れが出てくる。一方30重量%を超えると、フィルムの製造時に、樹脂の溶融混練性が低下し、色むらが生じる恐れがある。
次に第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5は、基本的には、主として、白色樹脂層2と相乗的に作用し、太陽光或いは蛍光灯の蛍光を吸収し、太陽光或いは蛍光の透過を阻止すると共に、色素バリア性樹脂層4との接着性に優れた接着層としての作用を奏するものである。第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5は、接着性ポリオレフィン系樹脂を主成分として含み、且つ少なくとも黒色顔料を含むものである。黒色顔料として、カーボンブラック、電気伝導性材料(ポリアニリン、ポリピロール)その他を利用することができる。又、カーボンブラックとして、近年発癌性が指摘されているベンツピレンの混入を回避したベンツピレンフリーカーボンブラックを使用することが好ましい。黒色顔料の含有量は、ポリプロピレン系樹脂に対し、0.1重量%〜20.0、好ましくは、0.3重量%〜10重量%である。
第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5には、黒色顔料以外に白色顔料を含ませることができる。白色顔料としては、特に制限はなく、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛、硫酸バリウム、鉛白、塩基性炭酸塩、塩基性珪酸塩、リトポン、三酸化アンチモン、炭酸カルシウムその他等をあげることができる。中でも、粒度が細かいため、白色度、隠蔽力、着色力にすぐれ、さらに耐光性、耐熱性、耐薬品性に優れることから、二酸化チタンが好ましい。白色顔料の含有量は、黒色顔料の含有量に対し、1倍乃至30倍位好ましくは3倍乃至15倍である。
次に色素バリア性樹脂層4は、包装内容物の成分、特に色素の吸着、浸透、透過を阻止する作用を奏するものである。
色素バリア性樹脂層4を形成する樹脂としては、包装内容物の成分、特に色素の吸着、浸透、透過等を阻止する性質を有する性質を有する樹脂、例えば、ナイロン6樹脂、ナイロン11樹脂、ナイロン12樹脂、ナイロン66樹脂、ナイロン46樹脂、ナイロン610樹脂、ナイロン612樹脂、ナイロン6(85%)とナイロン66(15%)の共重合体その他を使用することができる。中でもナイロン612樹脂、ナイロン6(85%)とナイロン66(15%)の共重合体が好ましく、具体的には、宇部興産株式会社製の商品名、UBE NYLON 5034B、UBE NYLON 5034B等を使用することが好ましい。このナイロン6−ナイロン66共重合体は、溶融粘度が低く、インフレーション成形が可能であるのみならず、耐熱性、機械的強度に優れ、吸湿度は低く、酸素透過率も低いという特徴を有するものである。
更に、色素バリア性樹脂層4の樹脂として、酸素ガスあるいは水蒸気等の透過を遮断乃至阻止する性質を有する樹脂も、勿論包装内容物の成分の吸着、浸透、透過等を阻止する性質を有し、例えばポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリビニルアルコール系樹脂、エチレン−ビニルアルコール共重合体、ナイロンMXD6樹脂その他を使用することができる。
次にヒートシール性樹脂層6は、積層フィルムを包装用材料として使用し、二枚の積層フィルムを、各積層フィルムのヒートシール性樹脂層面を対向させて製袋する際に、熱の作用により溶融し、ヒートシール性樹脂層が互いに融着してシール部を形成するものである。
次に白色樹脂層2、第1の遮光性樹脂層3及び第2の遮光性樹脂層5並びにヒートシール性樹脂層6を形成するポリオレフィン系樹脂あるいは接着性ポリオレフィン系樹脂として、熱によって溶融し、Tダイから押出可能なポリオレフィン系樹脂を使用することができ具体的には、例えば、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状(線状)低密度ポリエチレン、メタロセン触媒を用いて重合したエチレン−α・オレフィン共重合体、ポリプロピレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、エチレン−プロピレン共重合体、メチルペンテンポリマー、ポリエチレン、ポリエチレン系樹脂あるいはポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂をアクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸その他の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂その他のヒートシール性を有するポリオレフィン系樹脂の1種乃至2種以上を使用することができる。
而して、本発明において、上記のポリオレフィン系樹脂として、更に、エチレンと、プロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセンその他のα・オレフィンとの共重合体等のポリエチレン系樹脂を使用することが好ましい。
尚、本発明において、上記のポリエチレン系樹脂としては、ポリエチレン系樹脂の溶融能力等の観点から、具体的には、エチレンと1−オクテンとの共重合体を使用することが好ましい。
また、本発明において、上記のポリエチレン系樹脂としては、メルトフローレイト(MFR)が、0.1〜4.0g/10分の範囲のもの、また、密度が、0.900〜0.930g/cm3の範囲内のものを使用することができる。
上記において、MFRが、0.1g/10分未満であると、樹脂圧力の上昇の原因となり、機械(製膜機)停止を招く等の理由から好ましくなく、また、MFRが4.0g/10分を超えると、上吹きインフレーション製膜が困難となってしまう等の理由から好ましくない。
また、上記において、密度が、0.900g/cm3未満であると、積層フィルム全体のこし(剛度)の低下が発生するという理由から好ましくなく、また、密度が0.930g/cm3を超えると、ヒートール層としての適性に欠けてしまうという理由から好ましくないものである。
また、本発明において、上記のポリオレフィン系樹脂としては、プロピレンのホモポリマーあるいはプロピレンとエチレン等のα・オレフィンとの共重合体等のポリプロピレン系樹脂を好ましく使用することができる。
尚、上記のポリプロピレン系樹脂としては、特にそのブロックコポリマー(共重合体)またはランダムコポリマー(共重合体)を使用することが好ましい。
而して、本発明において、ポリプロピレン系樹脂としては、溶融張力および延伸性等に優れ、後述するインフレーション成形適性を有するプロピレン系趣旨を使用することが好ましく、具体的には、ポリプロピレン系樹脂の主鎖に長鎖分岐を導入させて溶融状態における張力を高めたものを使用することが好ましい。
本発明において、具体的には、溶融張力および延伸性に優れたポリプロピレン系樹脂としては、プロピレンとエチレン、あるいはプロピレンと1−オクテンとのブロックコポリマーまたはランダムコポリマーからなるポリプロピレン系樹脂を使用することが好ましい。
而して、上記のプロピレンとエチレン、あるいはプロピレンと1−オクテンとのブロックコポリマーまたはランダムコポリマーからなるポリプロピレン系樹脂において、密度は、0.9g/cm3位のもの、MFRは、0.1〜2.0g/10分位の範囲のもの、溶融張力は100mN以上の範囲のものを使用することができる。その場合、MFRが0.1g/10分未満の場合には、樹脂押出時に、樹脂圧力が上昇してしまい、製膜機に大きな負荷を与えるという理由から好ましくなく、また、2.0g/10分を超えるものは、上吹きインフレーション製膜方に適さず、上方に吹き上がらないという理由から好ましくない。また、溶融張力が、100mN未満の場合には、上吹きインフレーション製膜法に適さないという理由から好ましくない。
本発明において、第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5を形成する接着性ポリオレフィン系樹脂としては、特に上述した樹脂の中でも、熱により溶融し、上述のポリオレフィン系術と色素バリア性樹脂層4の樹脂の両者に密着性を有する樹脂、具体的には、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタクリル酸共重合体、ポリエチレン樹脂あるいはポリエチレン系樹脂あるいはポリプロピレン系樹脂等のポリオレフィン系樹脂を、アクリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、フマール酸、マレイン酸、イタコン酸その他の不飽和カルボン酸で変性した酸変性ポリオレフィン系樹脂その他のヒートシール性を有するポリオレフィン系樹脂の1種乃至2種以上が好ましい。
次に本発明において、遮光性積層シーラントフィルム7を構成する各層の樹脂組成物について更に詳しく説明する。
先ず、白色樹脂層層2を形成樹脂組成物としては、例えば、上記のポリオレフィン系樹脂の1種乃至2種以上を主成分とし、これに、上記の白色顔料の1種乃至2種以上を、ポリオレフィン系樹脂に対し、0.5重量%〜30.0重量%、好ましくは3.0重量%〜20.0重量%の配合割合で添加し、更に、必要ならば、その製膜化に際して、例えば、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗黴性、電気的特性、強度その他を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等の1種乃至2種以上を任意に添加し、更に、要すれば、溶剤、希釈剤等を添加し、十分に混練して白色樹脂層の樹脂組成物を調製することができる。
次に第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5を形成する樹脂組成物としては、上記の接着性ポリオレフィン系樹脂の1種乃至2種以上を主成分とし、これに上記の黒色顔料の1種乃至2種以上を、接着性ポリプロピレン系樹脂に対し、0.1重量%〜20.0、好ましくは、0.3重量%〜10重量%の配合割合で添加し、更に、必要ならば、その製膜化に際して、例えば、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗黴性、電気的特性、強度その他を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等の1種乃至2種以上を任意に添加し、更に、要すれば、溶剤、希釈剤等を添加し、十分に混練して第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5を形成する樹脂組成物を調製することができる。
また、本発明において、第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5を形成する樹脂組成物に黒色顔料及び白色顔料を含ませる場合には、上記の接着性ポリオレフィン系樹脂の1種乃至2主以上を主成分とし、これに、上記の黒色顔料の1種乃至2種以上を、接着性ポリプロピレン系樹脂に対し、0.1重量%〜20.0、好ましくは、0.3重量%〜10重量%の配合割合で添加すると共に上記の白色顔料を、黒色顔料の含有量に対し、1倍〜30倍位、好ましくは、3倍〜15倍を添加し、の1種乃至2種以上を添加し、更に、必要ならば、その製膜化に際して、例えば、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗黴性、電気的特性、強度その他を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等の1種乃至2種以上を任意に添加し、更に、要すれば、溶剤、希釈剤等を添加し、十分に混練して第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5を形成する樹脂組成物を調製することができる。
次に、色素バリア性樹脂層4を形成する樹脂組成物として、上記したバリア性樹脂の1種乃至2種以上を主成分とし、更に、必要ならば、その製膜化に際して、例えば、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗黴性、電気的特性、強度その他を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等の1種乃至2種以上を任意に添加し、更に、要すれば、溶剤、希釈剤等を添加し、十分に混練して第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5を形成する樹脂組成物を調製することができる。
次に、ヒートシール性樹脂層6を形成する樹脂組成物として、上記したポリオレフィン系樹脂の1種乃至2種以上を主成分とし、更に、必要ならば、その製膜化に際して、例えば、フィルムの加工性、耐熱性、耐候性、機械的性質、寸法安定性、抗酸化性、滑り性、離形性、難燃性、抗黴性、電気的特性、強度その他を改良、改質する目的で、種々のプラスチック配合剤や添加剤等の1種乃至2種以上を任意に添加し、更に、要すれば、溶剤、希釈剤等を添加し、十分に混練して第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5を形成する樹脂組成物を調製することができる。
尚、本発明において、遮光性積層シーラントフィルムを構成する各層の樹脂組成物において、上記のプラスチック配合剤や添加剤としては、例えば、滑剤、架橋剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、充填剤、補強剤、帯電防止剤、難燃剤、耐炎剤、発泡剤、防黴剤、顔料、染料、分散剤、界面活性剤、ブロッキング防止剤その他並びに改質用樹脂を使用することができる。
更に、配合剤や添加剤として、具体的には、それ自身が滑性を有し、且つ、樹脂中における移行が少ない滑剤を使用することができ、例えば、流動パラフィン、白色ワセリン、石油系ワックス、マイクロクリスタリンワックス、モンタンワックス、ポリエチレンワックス等のワックス類、炭素数が8〜22の高級脂肪酸、または高級脂肪酸アルミニウム、高級脂肪酸カルシウム、高級脂肪酸マグネシウム、高級脂肪酸亜鉛、高級脂肪酸リチウム等の高級脂肪酸またはその金属塩、炭素数が8〜18の直鎖脂肪族1価アルコール、グリセリン、グリセリン、ソルビトール、プロピレングリコール、ペンタエリスリトール、トリエチレングリコール等の脂肪族アルコール類、炭素数が4〜22の高級脂肪酸と炭素数が8〜18の直鎖脂肪族1価アルコートとのエステル類、アセチルクエン酸トリブチル、アジピン酸ジ−2エチル−ヘキシル、アゼライン酸−n−ヘキシル、エタンジオールモンタン酸エステル、ポリ(1,3−ブタンジオールアジピン酸)エステル、アセチルリシノール酸メチル、ポリ(1,3−ブチレングリコール、1,4−ブチレングリコール、アジピン酸オクチルアルコール)エステル、糖アルコールと脂肪酸とのエステル類、水添食用油脂、ヒマシ油、スパームアセチワックス、アセチル化モノグリセライド等のグリセライド類、炭素数が16〜18の、例えばエチレンビスオレイルアミドに代表されるエチレンビス脂肪酸アミド、炭素数が8〜22の高級脂肪酸アミド、ステアリルエルカアミド、エルカ酸アミド、オレイルパルミトアミド等の高級脂肪酸アミド類、その他、メチルヒドロジエンポリシロキサン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルフェニルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポリオキシアルキレン、ジメチルポリシロキサン等のシリコーン油やロジンやマレイン酸変性ロジンのグリセリンエステル等の1種乃至2種以上を使用することができる。
尚、本発明において、上記のような滑剤の中でも、特にエルカ酸アミドやエチレンビスオレイルアミド、ステアリン酸アミド、オレイン酸アミド、メチレンビスステアリン酸アミド等は、それ自身が滑性を持ち、極めて有効な材料である。
上記した滑剤の添加量としては、ポリオレフィン系樹脂、色素バリア性樹脂層の樹脂、あるいは接着性樹脂100重量部に対し、0.08重量%〜10.0重量%の割合で添加することが好ましい。
更に、遮光性積層シーラントフィルムの各層には、その他、例えば、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、シリカ、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化亜鉛等の酸化物、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム等の水酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム等の炭酸塩、硫酸カルシウム、硫酸バリウム等の硫酸塩、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウム、珪酸カルシウム、アルミノ珪酸等の珪酸塩、カオリン、タルク、珪藻土等の無機化合物系のブロッキング防止剤、あるいは高密度ポリエチレン、分子量300000以上の超高分子密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステル、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹脂、アクリル系樹脂等の微粉末からなる有機化合物系のブロッキング防止剤を必要に応じて添加してもよい。その添加量としては、遮光性積層シーラントフィルムの各層の樹脂100重量部に対し0.01〜3重量部位が好ましい。
次に、本発明において、上記のような遮光性積層シーラントフィルム7の各層の樹脂組成物を使用して遮光性積層シーラントフィルム7を製造する方法について説明する。先ず、上記のように遮光性積層シーラントフィルムの各層の樹脂組成物を調製し、次いでそれらの樹脂組成物を、例えば、Tダイ共押出機、インフレーション共押出機を使用して、共押出成形して、第1層が白色樹脂層2、第2層が遮光性接着樹脂層3、第3層が色素バリア性樹脂層4、第4層が第2の遮光性樹脂層5、第5層がヒートシール性樹脂層6の順に積層した構成からなる5種5層の遮光性積層シーラントフィルム7を製造することができる。
上記の例は、遮光性積層シーラントフィルム7の製造法の一例を示したものであり、本発明はこれに限定されるものではない。
次に本発明において、遮光性積層シーラントフィルム7の膜厚は、約20μm〜220μm位、好ましくは30μm〜150μm位である。
遮光性積層シーラントフィルムの各層の膜厚は、次の通りである。白色樹脂層2の膜厚は、4μm〜30μm、好ましくは5μm〜20μm、第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5の膜厚は、3μm〜30μm、好ましくは5μm〜20μm、色素バリア性樹脂層4の膜厚は、5μm〜100μm、好ましくは10μm〜80μmである。
その場合、白色樹脂層2の膜厚が4μm未満であると、その下の第1遮光性接着樹脂層3を隠蔽することが困難となり、外観上美粧性が低下することと、白色樹脂層2の上に印刷模様等を設ける場合、印刷模様等の階調あるいは色調等が影響を受け、更にはヒートシール性の機能も低下する等の理由から好ましくなく、また、膜厚30μmを超えると、第1の遮光性接着性樹脂層3の隠蔽性は高くなるものの、全体の膜厚が大きくなり、包装ごみとして環境に与える影響が大きくなる恐れがあること等の理由から好ましくない。
次に第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5の膜厚が3μm未満であると、遮光性乃至光遮断性層としての機能が低下し、更に、厚みむらに大きく左右されるという問題点を生じる恐れがあること等の理由から好ましくなく、また、膜厚が30μmを超えると、遮光性乃至は光遮断性は高くなるが、1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着樹脂層5を隠蔽する白色樹脂層3の設定が困難となるという理由から好ましくない。
色素バリア性樹脂層の膜厚が5μm未満であると、色素バリア性樹脂層としての効果、即ち包装内容物の吸着、浸透、透過を阻止する効果を奏することが困難となり、また、膜厚30μmを超えると、色素バリア性樹脂層としての効果を奏することは可能であるが全体の膜厚が高くなり、無駄になり好ましくない。
更にヒートシール性樹脂層の膜厚が5μmであると、ヒートシール性が劣り、好ましくなく、また、100μmを超えると、その膜厚が高くなり、無駄になり、好ましくない。
上記の遮光性積層シーラントフィルム7の白色樹脂層2側にプライマー剤層あるいはラミネート用接着剤層lを介してバリア性フィルム8がドライラミネートされ、本発明の積層フィルム1が形成される。
而して、バリア性フィルム8としては、機械的、物理的、化学的その他において優れた性質を有し、強度、強靭性等に優れ、更に、耐熱性、防湿性、耐ピンホール性、耐突き刺し性、透明性その他に優れた樹脂のフィルムを使用することができる。
具体的には、例えば、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアラミド系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリアセタール系樹脂、フッ素系樹脂その他の各種の樹脂のフィルムを使用することができる。
而して、上記の樹脂のフィルムとしては、未延伸フィルム、あるいは一軸方向または二軸方向に延伸した延伸フィルムの何れも使用することができる。
また、上記のフィルムは、強度、耐突き刺し性、剛性その他を必要最低限に保持する厚さを有するものでよく、厚すぎると、コストを上昇するという欠点もあり、反対に薄すぎると、強度、耐突き刺し性、剛性その他が低下して好ましくない。
上記のような理由からバリア性フィルムの厚さは、約10μm乃至100μm位、好ましくは約12μm乃至50μm位が最も好ましい。
上記した樹脂のフィルム乃至シートの中でも、特に、厚さ9μm〜30μm位の二軸延伸ポリエステル系フィルム、二軸延伸ポリアミド系フィルム、二軸延伸ポリプロピレン系樹脂フィルムが好ましい。
次にまた、本発明において、バリア性フィルム8としては、例えば、太陽光等の光を遮光する性質、あるいは、水蒸気、水、酸素等のガスを透過しない性質を有する材料を使用することができ、これは単体フィルムのみならず、二種以上の材料を組み合せた複合フィルムも使用することができる。
具体的には、例えばバリア性を有する酸化珪素、酸化アルミニウム等の無機酸化物の蒸着膜を有する樹脂フィルム、水蒸気、水等のバリア性を有する低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等の樹脂のフィルム、ガスバリア性を有するポリビニルアルコール、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ナイロンMXD6等の樹脂のフィルム、樹脂に顔料等の着色剤その他を混練してフィルム化した遮光性を有する各種の着色樹脂フィルム等を使用することができる。
上記のフィルムの厚さは、通常、5μm乃至300μm位、好ましくは10μm乃至100μmである。
更に、蒸着膜を支持する樹脂のフィルムとしては、例えば、ポリエステルフィルム、ポリアミドフィルム、ポリオレフィン、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物フィルムその他を使用することができる。
尚、無機酸化物の蒸着層を構成する無機酸化物としては、例えば、珪素酸化物(SiOx)、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、酸化ジルコニウム等を使用することができる。
更に、無機酸化物として、一酸化珪素と二酸化珪素の混合物、あるいは珪素酸化物と酸化アルミニウムの混合物も使用することができる。
本発明において、無機酸化物の薄膜層を形成する方法としては、イオンビーム法、電子ビーム法等の真空蒸着法、スパッタリング法等を採用することができる。
無機酸化物の薄膜層の厚さは、十分なバリア性を得るために、通常、100Å〜2000Åであることが好ましく、特に本発明においては、200Å〜1500Å位が望ましい。無機酸化物の薄膜層の厚さが1500Åを超えると、特に2000Åを超えると、無機酸化物の蒸着層にクラック等が入りやすくなり、それにより、バリア性が低下するという危険性があると共に、材料コストが高くなるという問題点があるので好ましくなく、また、200Å未満、特に100Å未満の場合、無機酸化物の薄膜層のバリア性効果が認められることが困難になり、好ましくない。
本発明において、バリア性フィルム8としては、包装する包装内容物中に含まれる香料成分等の吸着が少なく、保香性に富み、更に、変味、異臭等を生じない性質を有する樹脂のフィルムを使用することができる。
具体的には、例えば、ポリアクリル系樹脂、ポリメタクリル系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリメタクリロニトリル樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂もしくはそのエチレン成分および/またはテレフタレート成分の一部を多価アルコール成分またはジカルボン酸成分で共重合乃至変性した樹脂あるいはポリエチレンナフタレート系樹脂等のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリビニルアルコール系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂その他の樹脂フィルムを使用することができる。
而して、本発明においては、上記した樹脂のフィルムの中でも、保香性を有すると共に酸素ガス、水蒸気等に対するバリア性を有する樹脂フィルムを使用することが望ましく、具体的には、例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体鹸化物、ポリアミド系樹脂、ポリアクリロニトリル系樹脂、または、ポリエステル系樹脂等からなる保香性、バリア性等に富む樹脂のフィルムを使用することが望ましい。
本発明の積層フィルム1の白色樹脂層2の上に、あるいはバリア性フィルム8の上に、文字、図形、記号、絵柄等の印刷層を設けることができる。
印刷層としては、具体的に、樹脂等の1種乃至2種以上からなるインキ用ビヒクルを主成分とし、これに、必要ならば、可塑剤、安定剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収剤、硬化剤、架橋剤、滑剤、帯電防止剤、充填剤その他の添加剤の1種乃至2種以上を任意に添加し、更に、染料、顔料等の着色剤を添加し、溶媒、希釈剤等を加えて十分に混練してインキ組成物を調製し、次いで、このインキ組成物を使用して、例えば、グラビア印刷、オフセット印刷、凸版印刷、スクリーン印刷、転写印刷、フレキソ印刷その他の印刷方式により、白色樹脂層2あるいはバリア性フィルム8の上に文字、図形、記号、絵柄その他の印刷を施すことができる。
インキ用ビヒクルとしては、公知のもの、例えば、亜麻仁油、桐油、大豆油、炭化水素油、ロジン、ロジンエステル、ロジン変性樹脂、シェラック、アルキッド樹脂、フェノール系樹脂、マレイン酸樹脂、天然樹脂、炭化水素樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、アクリルまたはメタクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、アミノアルキッド系樹脂、フェノール系樹脂、ニトロセルロース、エチルセルロース、塩化ゴム、環化ゴムその他の1種乃至2種以上を使用することができる。
上記の遮光性積層シーラントフィルム7の白色樹脂層2側にプライマー層あるいはラミネート用接着剤層を介してバリア性フィルム8がドライラミネートされ、本発明の積層フィルムが形成される。
本発明において、プライマー層としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレンあるいはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂あるいはその共重合体乃至変性樹脂、セルロース系樹脂その他を主成分とする樹脂組成物を使用してプライマー層を使用することができる。
次に、ラミネート用接着剤層について説明する。
ラミネート用接着剤としては、例えば、ポリ酢酸ビニル系接着剤、アクリル酸のエチル、ブチル、2−エチルヘキシルエステル等のホモポリマー、あるいは、これらとメタクリル酸メチル、アクリロニトリル、スチレン等の共重合体等からなるポリアクリル酸エステル系接着剤、シアノアクリレート系接着剤、エチレンと酢酸ビニル、アクリル酸エチル、アクリル酸、メタクリル酸等のモノマーとの共重合体等からなるエチレン共重合体系接着剤、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂またはメラミン樹脂等からなるアミノ樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、反応型(メタ)アクリル系接着剤、クロロプレンゴム、ニトリルゴム、スチレン−ブタジエンゴム等からなるゴム系接着剤、シリコーン系接着剤、アルカリ金属シリケート、低融点ガラス等の無機系接着剤その他の接着剤を使用することができる。これらの接着剤の組成系は、水系型、溶剤型、エマルジョン型、分散型等の何れの形態のものでもよい。また、その形状は、フィルム・シート状、粉末状、固形状等の何れの形態のものでもよい。更に、接着機構は、化学反応型、溶剤揮発型、熱溶融型、熱圧型等の何れの形態のものでもよい。
而して、上記のラミネート用接着剤は、例えば、ロールコート法、グラビアロールコート法、キスコート法その他のコート法あるいは印刷法によって施すことができる。ラミネート用接着剤のコーティング量は、0.1〜10g/m2(乾燥状態)位が望ましい。
遮光性積層シーラントフィルム7の白色樹脂層2側にバリア性フィルム8を、ドライラミネート法に代えて、プライマー層またはアンカーコート層等による接着助剤層、溶融押出樹脂層等を設け、次いで接着助剤層、溶融押出樹脂層を介して遮光性積層シーラントフィルム7の白色樹脂層2側にバリア性フィルム8を積層する溶融押出積層方式を採用することもできる。
本発明において、プライマー層としては、例えば、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、フェノール系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリエチレンあるいはポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂あるいはその共重合体乃至変性樹脂、セルロース系樹脂その他を主成分とする樹脂組成物を使用してプライマー層を使用することができる。
本発明において、アンカーコート剤としては、例えば、アルキルチタネート等の有機チタン系、イソシアネート系、ポリエチレンイミン系、ポリブタジエン系その他の水性乃至油性の各種のアンカーコート剤を使用することができる。その場合、アンカーコート剤のコーティング量は、0.1〜5g/m2(乾燥状態)位が望ましい。
本発明の積層フィルム1を用いて包装用袋を製袋する方法について説明する。上記のような積層フィルムを包装用材料として使用し、そのヒートシール層面が内側にくるように積層フィルムを折り重ねるか、あるいは二枚の方形の積層フィルムをヒートシール層面が内側にくるように重ね合わせ、更に周辺端部をヒートシールして、種々の形態の包装用袋を製造することができる。その場合、ヒートシールの形態としては、側面シール型、二方シール型、三方シール型、四方シール型、封筒貼りシール型、合掌貼りシール型(ピローシール型)、ひだ付シール型、平底シール型、角底シール型その他がある。
その他、図2に示すように、自立性包装袋(スタンディングパウチ)9も製造することができる。
また、ヒートシールは、例えば、バーシール、回転ロールシール、ベルトシール、インパルスシール、高周波シール、超音波シール等の公知の方法で行うことができる。
尚、包装用袋には、例えば、ワンピースタイプ、ツーピースタイプその他の注出口あるいは開封用ジッパー等を任意に取り付けることができる。
本発明の積層フィルム1は、白色樹脂層2、第1の遮光性接着樹脂層3、色素バリア性樹脂層4、第2の遮光性接着樹脂層5及びヒートシール性樹脂層6を順次に積層した共押出積層フィルムからなる遮光性積層シーラントフィルム7と、その白色樹脂層2側に積層されたバリア性フィルム8の二層からなり、遮光性積層シーラントフィルム7に包装内容物の色素が浸透しても、色素の浸透は色素バリア性樹脂層によって阻止される。それ故、本発明の積層フィルムを用いてなる包装製品の外観が損ねられることはない。本発明の積層フィルムを使用して製造した包装用袋は、特に、飲食品、果汁、ジュース、飲料水、酒、調理食品、水産練り食品、冷凍食品、肉製品、煮物、液体スープ、調味料その他の各種の飲食料品の包装に適している。
本発明の積層フィルムを用いてなる包装用袋は、特に、例えば、醤油、ソース、スープ等を包装する自立性袋、生菓子等包装する自立性包装袋、冷凍食品を包装する包装用袋あるいはボイル食品乃至はレトルト食品を包装する自立性袋として有用なものである。
また、本発明の積層フィルムを用いてなる包装用袋は、特に、産業材料としての感光性材料、例えばフィルム、感光剤その他の物品を包装する自立性袋としても有用である。
また、本発明の積層フィルム1は、第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着剤層5並びにバリア性フィルム8により太陽光或いは蛍光の透過を阻止し、且つ酸素及び水蒸気の透過を阻止するので、包装内容物が分解乃至変質することが防止される。例えば、包装内容物が油脂等を含む飲食料品の場合、太陽光、蛍光等の透過による油脂成分の酸化を防止することができるという利点を有する。
特に冷凍飲食品は、通常、スーパー等の量販店で取り扱われることが多い。この場合、包装製品は蛍光等による蛍光を多く受ける陳列棚に置かれて販売されているのが実情である。
而して、上記のような環境下において販売されている冷凍飲食品等は、油脂成分が、500nm以下の波長の光線による影響を大きく受け、550nm前後の黄色帯域に可視光の吸収極大を持っていることから、蛍光灯からの蛍光の影響を受け、酸化反応が促進され、包装内容物の分解乃至変質等が生じる恐れがある。
しかしながら、本発明の積層フィルム1によれば、第1の遮光性接着樹脂層3及び第2の遮光性接着剤層5並びにバリア性フィルム8により太陽光或いは蛍光の透過を阻止し、且つ酸素及び水蒸気の透過を阻止するので、包装内容物が分解乃至変質することを防止することが可能であるから、本発明の積層フィルム1を用いてなる包装用袋で冷凍飲食品を包装した包装製品が、スーパー等の量販店で取り扱われ、蛍光等からの蛍光を多く受ける陳列棚に置かれて販売されても、それによる酸化反応の促進は防止され、包装内容物の分解乃至変質が防止される。
また、本発明の積層フィルムは、特に、遮光性乃至光遮断性に優れ、太陽光、蛍光等の透過を阻止し、包装内容物が、分解乃至変質、あるいは褪色その光劣化が引き起こされることを防止することが可能であることから、例えば、接着剤、粘着剤、液体洗剤等の化成品乃至化粧品、医薬品、ケミカルカイロ等の雑貨品、産業材料としての感光材料を包装する包装用材料として有用である。
本発明の積層フィルムは、通常の例えばポリエステル12μm、延伸ナイロン及び遮光性シーラントフィルムをドライラミネートした三層構成のものとは異なり、遮光性積層シーラントフィルムと、その白色樹脂層側に積層されたバリア性フィルムの二層構成のものであるので、環境負荷の低減、コストの削減、工程の簡略化が可能となる。
次に本発明について、以下に実施例を挙げて詳細に説明する。
五種五層の上吹きインフレーション共押出製膜を行うにあたり、五層の材料を下記のように調製した。
第一層用樹脂組成物として、シングルサイト系触媒(メタロセン触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(三井化学株式会社製エボリューSP2020、密度=0.916g/cm3、MFR=1.5g/10分)80.0重量部及び白色顔料として酸化チタン20.0重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第二層用樹脂組成物として、無水マレイン酸変性接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製アドマーNF528)98.5重量部と黒色顔料としてベンツピレンフリーカーボンブラック1.5重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第三層用樹脂組成物として、色素バリア性を有するナイロン6(85%)−ナイロン66(15%)共重合体(宇部興産株式会社製UBE NYLON 5033B、密度=1.14g/cm3、MFR≒3.3g/10分、融点=196℃)100.0重量部の樹脂組成物を調製した。
第四層用樹脂組成物として、無水マレイン酸変性接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製アドマーNF528)98.5重量部と黒色顔料としてベンツピレンフリーカーボンブラック1.5重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第五層用樹脂組成物として、エチレン−α・オレフィン共重合体(三井化学株式会社製エボリューSP2020、密度=0.916g/cm3、MFR=1.5g/10分)100重量部と合成シリカ0.5重量部、エルカ酸アミド0.05重量部、エチレンビスオレイン酸アミド0.05重量部、帯電防止剤3.0重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
五種五層のインフレーション共押出製膜機を用いて、第一層用樹脂組成物20μm、第二層用樹脂組成物5μm、第三層用樹脂組成物10μm、第四層用樹脂組成物5μm及び第五層用樹脂組成物30μmからなる五層の総厚70μmの遮光性積層シーラントフィルムを得た。
得られた遮光性積層シーラントフィルムの第一層の表面へコロナ処理を施し、その表面に二液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)を塗布し、延伸ポリエステル系シリカ蒸着フィルム(大日本印刷株式会社製、IB−PET−RB)12μmを貼り合わせ、積層フィルムを得た。
この積層フィルムから、インパルスシーラーを用いてガセットパウチを作成した。このガセットパウチ内には、親油性の葉緑素を有する緑茶を充填し、口部を密封して茶葉包装ガセットパウチを形成した。
この茶葉用ガセットパウチの外観は、茶葉の緑色色素(葉緑素)に染まることなく美麗であった。また、37℃、1600ルクスの光照射環境下において、1ヶ月間の保持試験を実施したところ、包装内容物である緑茶の変褪色および臭味変化は認められなかった。
五種五層の上吹きインフレーション共押出製膜を行うにあたり、五層の材料を下記のように調製した。
第一層用樹脂組成物として、シングルサイト系触媒(メタロセン触媒)を使用して重合したエチレン−α・オレフィン共重合体(三井化学株式会社製エボリューSP2020、密度=0.916g/cm3、MFR=1.5g/10分)80.0重量部及び白色顔料として酸化チタン20.0重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第二層用樹脂組成物として、無水マレイン酸変性接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製アドマーNF528)98.5重量部と黒色顔料としてベンツピレンフリーカーボンブラック2.4重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第三層用樹脂組成物として、色素バリア性を有するナイロン6(85%)−ナイロン66(15%)共重合体(宇部興産株式会社製UBE NYLON 5033B、密度=1.14g/cm3、MFR≒3.3g/10分、融点=196℃)100.0重量部の樹脂組成物を調製した。
第四層用樹脂組成物として、無水マレイン酸変性接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製アドマーNF528)98.5重量部と黒色顔料としてベンツピレンフリーカーボンブラック2.4重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第五層用樹脂組成物として、エチレン−α・オレフィン共重合体(三井化学株式会社製エボリューSP2020、密度=0.916g/cm3、MFR=1.5g/10分)100重量部と合成シリカ0.5重量部、エルカ酸アミド0.05重量部、エチレンビスオレイン酸アミド0.05重量部、帯電防止剤3.0重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
五種五層のインフレーション共押出製膜機を用いて、第一層用樹脂組成物20μm、第二層用樹脂組成物5μm、第三層用樹脂組成物10μm、第四層用樹脂組成物5μm及び第五層用樹脂組成物30μmからなる五層の総厚70μmの遮光性積層シーラントフィルムを得た。
得られた遮光性積層シーラントフィルムの第一層の表面へコロナ処理を施し、その表面に二液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)を塗布し、延伸ポリエステル系シリカ蒸着フィルム(大日本印刷株式会社製、IB−PET−RB)12μmを貼り合わせ、積層フィルムを得た。
この積層フィルムから、インパルスシーラーを用いてガセットパウチを作成した。このガセットパウチ内には、親油性の葉緑素を有する緑茶を充填し、口部を密封して茶葉包装ガセットパウチを形成した。
この茶葉用ガセットパウチの外観は、茶葉の緑色色素(葉緑素)に染まることなく美麗であった。また、37℃、1600ルクスの光照射環境下において、1ヶ月間の保持試験を実施したところ、包装内容物である緑茶の変褪色および臭味変化は認められなかった。
五種五層の上吹きインフレーション共押出製膜を行うにあたり、五層の材料を下記のように調製した。
第一層用樹脂組成物として、機能性ポリプロピレンブロックコポリマー(サンアロマー株式会社製PC380A、密度=0.9g/cm3、MFR=1.0g/10分)80.0重量部及び白色顔料として酸化チタン20.0重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第二層用樹脂組成物として、無水マレイン酸変性接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製アドマーQE800)98.5重量部と黒色顔料としてカーボンブラック1.5重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第三層用樹脂組成物として、色素バリア性を有するナイロン6(85%)−ナイロン66(15%)共重合体(宇部興産株式会社製UBE NYLON 5033B、密度=1.14g/cm3、MFR≒3.3g/10分、融点=196℃)100.0重量部の樹脂組成物を調製した。
第四層用樹脂組成物として、無水マレイン酸変性接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製アドマーQE800)98.5重量部と黒色顔料としてカーボンブラック1.5重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第五層用樹脂組成物として、機能性ポリプロピレンブロックコポリマー(サンアロマー株式会社製PC380A、密度=0.9g/cm3、MFR=1.0g/10分)100重量部と合成シリカ0.5重量部、エルカ酸アミド0.05重量部、エチレンビスオレイン酸アミド0.05重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
五種五層のインフレーション共押出製膜機を用いて、第一層用樹脂組成物20μm、第二層用樹脂組成物5μm、第三層用樹脂組成物10μm、第四層用樹脂組成物5μm及び第五層用樹脂組成物30μmからなる五層の総厚70μmの遮光性積層シーラントフィルムを得た。
得られた遮光性積層シーラントフィルムの第一層の表面へコロナ処理を施し、その表面に二液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)を塗布し、延伸ポリエステル系シリカ蒸着フィルム(大日本印刷株式会社製、IB−PET−RB)12μmを貼り合わせ、積層フィルムを得た。
この積層フィルムから、インパルスシーラーを用いて四方パウチを作成した。この四方パウチ内に、色素の濃いカレーを充填し、口部を密封してレトルトパウチを形成した。
このレトルトパウチの外観は、カレーの黄色色素(ターメリック)に染まることなく美麗であった。また、37℃、1600ルクスの光照射環境下において、1ヶ月間の保持試験を実施したところ、包装内容物である緑茶の変褪色および臭味変化は認められなかった。
五種五層の上吹きインフレーション共押出製膜を行うにあたり、五層の材料を下記のように調製した。
第一層用樹脂組成物として、機能性ポリプロピレンブロックコポリマー(サンアロマー株式会社製PC380A、密度=0.9g/cm3、MFR=1.0g/10分)80.0重量部及び白色顔料として酸化チタン20.0重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第二層用樹脂組成物として、無水マレイン酸変性接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製アドマーQE800)98.5重量部と黒色顔料としてカーボンブラック2.4重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第三層用樹脂組成物として、色素バリア性を有するナイロン6(85%)−ナイロン66(15%)共重合体(宇部興産株式会社製UBE NYLON 5033B、密度=1.14g/cm3、MFR≒3.3g/10分、融点=196℃)100.0重量部の樹脂組成物を調製した。
第四層用樹脂組成物として、無水マレイン酸変性接着性ポリエチレン(三井化学株式会社製アドマーQE800)98.5重量部と黒色顔料としてカーボンブラック2.4重量部を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
第五層用樹脂組成物として、機能性ポリプロピレンブロックコポリマー(サンアロマー株式会社製PC380A、密度=0.9g/cm3、MFR=1.0g/10分)100重量部と合成シリカ0.5重量部、エルカ酸アミド0.05重量部、エチレンビスオレイン酸アミド0.05重量部、を十分に混練して樹脂組成物を調製した。
五種五層のインフレーション共押出製膜機を用いて、第一層用樹脂組成物20μm、第二層用樹脂組成物5μm、第三層用樹脂組成物10μm、第四層用樹脂組成物5μm及び第五層用樹脂組成物30μmからなる五層の総厚70μmの遮光性積層シーラントフィルムを得た。
得られた遮光性積層シーラントフィルムの第一層の表面へコロナ処理を施し、その表面に二液硬化型ウレタン接着剤(主剤:ポリエステルポリオール、硬化剤:脂肪族イソシアネート)を塗布し、延伸ポリエステル系シリカ蒸着フィルム(大日本印刷株式会社製、IB−PET−RB)12μmを貼り合わせ、積層フィルムを得た。
この積層フィルムから、インパルスシーラーを用いて四方パウチを作成した。この四方パウチ内に、色素の濃いカレーを充填し、口部を密封してレトルトパウチを形成した。
このレトルトパウチの外観は、カレーの黄色色素(ターメリック)に染まることなく美麗であった。また、37℃、1600ルクスの光照射環境下において、1ヶ月間の保持試験を実施したところ、包装内容物である緑茶の変褪色および臭味変化は認められなかった。
[実験例]
上記の実施例1〜4の積層フィルムについて、(1)膜厚、(2)酸素透過性、(3)全光線透過率を測定し、測定結果に基づいて評価を行った。
(1)膜厚の測定
これは、ソニー株式会社製μ−メータを使用して、断面写真から測定した。
(2)酸素透過性の測定
この測定は、JIS−K7126Bに準拠した測定方法によって行った。MOCON法で、23℃−60%RHの条件下で酸素透過性の測定を行った。
(3)全光線透過率の測定
スガ試験機株式会社製ヘーズメータ(SM−C)を使用して、全光線における透過率の測定を行った。
上記の測定結果を下記の表1に示す。
Figure 2008080506
表1に示す測定結果から明らかなように、実施例1〜4の積層フィルムは、酸素バリア性に優れ、且つ全光線透過率も低く優れた光遮断性を有するものである。
本発明の積層フィルムは、白色樹脂層、第1の遮光性接着樹脂層、色素バリア性樹脂層、第2の遮光性接着樹脂層及びヒートシール性樹脂層を順次に積層した共押出積層フィルムからなる遮光性積層シーラントフィルムと、その白色樹脂層側に積層されたバリア性フィルムの二層からなり、遮光性積層シーラントフィルムに包装内容物の色素が浸透しても、色素の浸透は色素バリア性樹脂層によって阻止され、本発明の積層フィルムを用いてなる包装製品の外観が損ねられることはない。本発明の積層フィルムを使用して製造した包装用袋は、特に、飲食品、果汁、ジュース、飲料水、酒、調理食品、水産練り食品、冷凍食品、肉製品、煮物、液体スープ、調味料その他の各種の飲食料品の包装に応用することができる。
また、本発明の積層フィルムは、特に、遮光性乃至光遮断性に優れ、太陽光、蛍光等の透過を阻止し、包装内容物が、分解乃至変質、あるいは褪色その光劣化が引き起こされることを防止することが可能であることから、接着剤、粘着剤、液体洗剤等の化成品乃至化粧品の包装医薬品、ケミカルカイロ等の雑貨品、感光性材料その他の包装内容物の包装に利用することができる。
本発明の積層フィルムを用いてなる包装用袋は、特に、例えば、醤油、ソース、スープ等を包装する自立性袋、生菓子等包装する自立性包装袋、冷凍食品を包装する包装用袋あるいはボイル食品乃至はレトルト食品を包装する自立性袋として有用なものである。
また、本発明の積層フィルムを用いてなる包装用袋は、特に、産業材料としての感光性材料、例えばフィルム、感光剤その他の物品を包装する自立性袋としても有用である。
本発明の積層フィルムの断面図である。 本発明の積層フィルムを用いて作成したスタンディングパウチの斜視図である。
符号の説明
1 積層フィルム
2 白色樹脂層
3 第1の遮光性接着樹脂層
4 色素バリア性樹脂層
5 第2の遮光性接着樹脂層
6 ヒートシール性樹脂層
7 遮光性積層シーラントフィルム
8 バリア性フィルム
9 スタンディングパウチ
l0 ラミネート用接着剤層

Claims (5)

  1. 白色樹脂層、第1の遮光性接着樹脂層、バリア性樹脂層、第2の遮光性樹脂層及びヒートシール性樹脂層を順次に積層した共押出積層フィルムからなる積層シーラントフィルムの白色樹脂層側に延伸バリア性フィルムを積層したことを特徴とする積層フィルム。
  2. 第1及び第2の遮光性接着樹脂層は接着性ポリオレフィン系樹脂層を主成分とし、更に少なくとも黒色顔料を含む樹脂組成物からなることを特徴とする請求項1に記載の積層フィルム。
  3. 第1及び第2の遮光性接着樹脂層は、更に白色顔料を含むことを特徴とする請求項2に記載の積層フィルム。
  4. バリア性樹脂層は、ナイロン6−ナイロン66共重合体からなることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一項に記載の積層フィルム。
  5. 延伸バリア性フィルムは、ポリオレフィン系樹脂を主成分とし、更に白色顔料としてチタンを含む樹脂組成物からなることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の積層フィルム。
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