JP2006220138A - 蒸発燃料漏れ検査システム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電力消費量を低減し軽量の蒸発燃料漏れ検査システムを提供する。
【解決手段】 差圧弁20のダイヤフラム22は、キャニスタポート24と圧力室26との差圧により変位し、キャニスタポート24と大気ポート25との連通を断続する。ポンプ30の第1吸排ポート31はフィルタ16を介してキャニスタポート24と連通し、第2吸排ポート32は圧力室26と連通している。ポンプ30の第2吸排ポート32は、逆止弁50を介して差圧センサ14と基準オリフィス210との間の圧力検出通路202に連通している。逆止弁50は、第2吸排ポート32から基準オリフィス210側への空気流れを禁止する。モータ34の回転方向を反転することにより、第1吸排ポート31と第2吸排ポート32との間で、吸入および排出が切り換わる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料タンク内で発生する蒸発燃料の漏れ検査を行う蒸発燃料漏れ検査システムに関する。
燃料タンクで発生する蒸発燃料の漏れを検査する蒸発燃料漏れ検査システムとして、例えば蒸発燃料を吸着容器内の吸着材、例えば粒状活性炭で吸着し、吸着した蒸発燃料を負圧により吸気管側に排出する蒸発燃料処理システムの漏れを検査するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1では、燃料タンク側である蒸発燃料処理システム内の圧力をポンプで加圧または減圧することにより蒸発燃料の漏れを検査している。そして、ポンプの作動および停止に応じて、大気側と燃料タンク側とポンプ側との通路の切換を電磁弁により行っている。
特開2004−28060号公報
しかしながら、蒸発燃料の漏れ検査は発電機からバッテリーに電力を供給できないエンジン停止時に行うので、バッテリーが劣化している場合や、冷間時においてバッテリーからの電力供給能力低下等によりバッテリから電磁弁に電力を充分に供給できない場合、蒸発燃料の漏れ検査を実行できないことがある。また、電磁弁は、コア、コイル等で構成されているので、蒸発燃料漏れ検査システムの重量が増加するという問題がある。
本発明は上記問題を解決するためになされたものであり、電力消費量を低減し軽量の蒸発燃料漏れ検査システムを提供することを目的とする。
請求項1から6記載の発明によると、検査ポートと圧力室との差圧により弁部材が変位する機械式の差圧弁が検査ポートと大気ポートとの連通を断続するので、検査ポートと大気ポートとの連通を電磁弁で断続する構成に比べ蒸発燃料漏れ検査システムの電力消費量が低減する。また、機械式の差圧弁は電磁弁に比べて構成が簡単であり軽量であるから、蒸発燃料漏れ検査システムを軽量化できる。
請求項3記載の発明によると、ポンプは、検査ポートと連通する第1吸排ポートと、圧力室と連通する第2吸排ポートとの間で吸入および排出を切り換えることにより弁部材を変位させ、検査ポートと大気ポートとの連通を差圧弁に断続させる。したがって、第1吸排ポートから排出して第2吸排ポートから吸入することにより、基準オリフィスの第2吸排ポート側を減圧して漏れ基準圧を検出できる。また、第1吸排ポートから吸入して第2吸排ポートから排出することにより、燃料タンク側を減圧して燃料タンク側の圧力を検出し漏れ検査を実行できる。
請求項4記載の発明によると、ポンプの駆動源として用いるモータの回転方向を反転することにより、ポンプは第1吸排ポートと第2吸排ポートとの間で吸入および排出を切り換える。その結果、燃料タンク側および基準オリフィス側を1個のポンプで減圧できるので、基準オリフィスで漏れ基準圧を検出する蒸発燃料漏れ検査システムの構成が簡単になる。
請求項5記載の発明によると、圧力検出手段は、基準オリフィスの第2吸排ポート側と差圧弁の検査ポート側との差圧を検出する差圧センサである。したがって、ポンプの両ポートの吸入および排出を切り換えて基準オリフィスの第2吸排ポート側または差圧弁の検査ポート側の一方を大気圧相当にすることにより、漏れ基準圧と燃料タンク側の圧力の両方を1個の差圧センサで検出できる。
請求項6記載の発明によると、圧力検出手段は、基準オリフィスの第2吸排ポート側と差圧弁の検査ポート側とにそれぞれ設置された絶対圧センサであるから、標高差等により気圧が変化しても、基準オリフィスの第2吸排ポート側と差圧弁の検査ポート側とで検出した圧力を絶対圧センサで検出した大気圧を元に補正することにより、燃料タンク側の漏れ量を正確に検出できる。
請求項7から9記載の発明によると、検査ポートと圧力室との差圧により弁部材が変位する機械式の差圧弁が、検査ポートとタンクポートとの連通、あるいは大気ポートとタンクポートとの連通を切り換えるので、検査ポートとタンクポートとの連通、あるいは大気ポートとタンクポートとの連通を電磁弁で切り換える構成に比べ蒸発燃料漏れ検査システムの電力消費量が低減する。また、機械式の差圧弁は電磁弁に比べて構成が簡単であり軽量であるから、蒸発燃料漏れ検査システムを軽量化できる。
ところで、ポンプの吸入ポートと圧力室または検査ポートとの連通を切換弁が切り換えることにより、検査ポートと圧力室との差圧を変動し差圧弁を作動させる場合、吸入ポートと圧力室または検査ポートとの連通切換箇所の通路面積は小さくてよい。また、切換弁の弁部材の移動量も小さくなる。したがって、請求項7から9記載の発明のように、切換弁に電磁弁を使用する場合、小型で消費電力の小さな電磁弁を使用できる。
請求項8記載の発明によると、漏れ基準圧を測定するための基準オリフィスは、検査ポートと吸入ポートとを連通する検査通路壁に設けられている。そして、差圧弁の弁部材が検査ポートを閉塞しているときに基準オリフィスは大気ポートと連通する。この構成によれば、差圧弁が検査ポートを閉塞し、ポンプの吸入ポートが検査ポートと連通しているときにポンプが作動すれば、ポンプの吸入ポートが吸入するのは基準オリフィスを通る空気だけになる。したがって、吸入ポートと検査ポートとの間の圧力を検出する圧力検出手段により漏れ基準圧を検出できる。また、差圧弁が大気ポートを閉塞して検査ポートとタンクポートが連通し、ポンプの吸入ポートが検査ポートと連通しているときにポンプが作動すれば、検査ポートを通り燃料タンク側の空気をポンプが吸入する。したがって、燃料タンク側を吸入したときの圧力と基準オリフィスで検出した漏れ基準圧とを比較することにより、燃料タンク内で発生する蒸発燃料の漏れを検査できる。
以下、本発明の複数の実施形態を図に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図2は、本発明の第1実施形態による蒸発燃料漏れ検査システムを蒸発燃料処理システムの漏れ検査に適用した例である。
蒸発燃料処理システムは、燃料タンク100で発生した蒸発燃料を吸着容器であるキャニスタ102内に収容した吸着材、例えば粒状活性炭に吸着し、吸着した蒸発燃料を吸気管104内の負圧により吸気管104内に排出する。燃料タンク100とキャニスタ102とを通路110が接続し、キャニスタ102と吸気管104とを通路112が接続している。キャニスタ102内は、蒸発燃料漏れ検査システム10の切り換え状態により、大気側との連通を断続される。エンジン運転中に通路112に設置されているパージ弁106が開弁すると、キャニスタ102内に吸着された蒸発燃料は負圧により吸気管104に排出される。
次に蒸発燃料漏れ検査システム10の構成を説明する。
蒸発燃料漏れ検査システム10は、フィルタ12、差圧センサ14、差圧弁20、ポンプ30、モータ34、逆止弁40、50、ECU60、基準オリフィス210等から構成されている。フィルタ12は、大気側から吸入する大気中の異物を除去するフィルタである。
キャニスタ102と接続しているキャニスタ通路200と大気側との連通は、差圧弁20により断続される。エンジン運転時は、図2に示すように、キャニスタ通路200と大気側とは連通している。キャニスタ通路200と大気側とは、差圧弁20を介さずに圧力検出通路202によっても接続されている。圧力検出手段である差圧センサ14は圧力検出通路202に設置されている。
図1に示すように、差圧弁20は、ダイヤフラム22、スプリング23、検査ポートであるキャニスタポート24、大気ポート25、圧力室26を有している。スプリング23は、ダイヤフラム22をキャニスタポート24から離間する方向、つまりキャニスタポート24と大気ポート25とを連通させる方向にダイヤフラム22を付勢する。ダイヤフラム22は、キャニスタポート24と圧力室26との間を仕切り、キャニスタポート24と圧力室26との差圧により変位する。差圧弁20は、ダイヤフラム22が変位することによりキャニスタポート24と大気ポート25との連通を断続する。キャニスタポート24はキャニスタ102側と連通し、大気ポート25は大気開放されている。圧力室26は、ポンプ30の第2吸排ポート32と連通しているとともに、逆止弁40を介して大気側と連通している。逆止弁40は、大気側から圧力室26への空気流れを禁止する。
ポンプ30の第1吸排ポート31はフィルタ16を介してキャニスタポート24と連通し、第2吸排ポート32は前述したように圧力室26と連通している。また第2吸排ポート32は、逆止弁50を介して差圧センサ14と基準オリフィス210との間の圧力検出通路202に連通している。逆止弁50は、第2吸排ポート32から基準オリフィス210側への空気流れを禁止する。
制御装置としてのECU60は、差圧センサ14が検出した圧力信号を入力するとともに、モータ34を駆動して回転方向を決定する。
基準オリフィス210は、基準オリフィス210と同一の通路面積を有する穴が蒸発燃料処理システムに空いている場合、ポンプ30によりキャニスタ通路200を介して蒸発燃料処理システムを減圧するときに蒸発燃料処理システム側が達する圧力を検出する圧力検出用に形成されている。基準オリフィス210の径は、例えば0.5mm程度に設定されている。基準オリフィス210の両側の通路にフィルタ16が設置されている。
次に、蒸発燃料漏れ検査システム10の作動について説明する。下記の(2)漏れ基準差圧検出、および(3)漏れ差圧検出はエンジン停止時に実行される。
(1)通常時
通常のエンジン運転状態においてモータ34への通電はオフされており、差圧弁20は図1および図2に示す状態にある。また、パージ弁106への通電もオフされており、パージ弁106は閉弁している。したがって、差圧弁20を介し燃料タンク100側であるキャニスタ102側と大気側とは連通し、キャニスタ102内と吸気管104内との連通は遮断されている。その結果、燃料タンク100内で発生した蒸発燃料は、通路110を通り、キャニスタ102内に吸着される。
図1および図2に示す状態でパージ弁106を開弁すると、通路112、キャニスタ通路200および差圧弁20を介しキャニスタ102の吸気管104側と大気側とが連通するので、キャニスタ102内に吸着された蒸発燃料が負圧により吸気管104内に排出される。
(2)漏れ基準差圧検出
基準オリフィス210を用いて漏れ基準差圧を検出するとき、ECU60はモータ34を駆動して正転させる。パージ弁106への通電はオフし、パージ弁106を閉弁する。図3に示すように、モータ34が正転すると、ポンプ30は第2吸排ポート32から吸入し第1吸排ポート31から排出する。その結果、圧力室26が減圧されるので、逆止弁40は閉弁し、逆止弁50は開弁する。そして、第2吸排ポート32から吸入するのは基準オリフィス210を通る空気だけになるので、基準オリフィス210の第2吸排ポート32側、つまり基準オリフィス210と差圧センサ14との間の圧力検出通路202の圧力が低下する。この図3に示す状態は、蒸発燃料処理システムに基準オリフィス210と同一通路面積の穴が空いている状態と同じである。
また、圧力室26が減圧されるので差圧弁20は開弁している。これにより、第1吸排ポート31から排出される空気は、キャニスタポート24から大気ポート25を通り大気側に排出されるので、差圧センサ14のキャニスタポート24側は大気圧である。
差圧センサ14は、ポンプ30が吸入している基準オリフィス210の第2吸排ポート32側の圧力と、ポンプ30が排出している差圧弁20のキャニスタポート24側の大気圧との差圧を検出し、圧力信号をECU60に送出する。ECU60は、差圧センサ14から送出される圧力信号から、基準オリフィス210を通して吸入したときの差圧を漏れ基準差圧として保持する。漏れ基準差圧検出において差圧センサ14が送出する圧力信号は、基準オリフィス210と同一通路面積の穴が蒸発燃料処理システムに空いており、ポンプ30から蒸発燃料処理システム側の空気を吸入して漏れ検査を行うときに差圧センサ14が送出する圧力信号に相当する。
(3)漏れ差圧検出
蒸発燃料処理システムの漏れ差圧を検出するときは、ECU60はモータ34を駆動して回転方向を反転させる。パージ弁106は閉弁しておく。これにより、図4に示すように、ポンプ30は第1吸排ポート31から吸入し第2吸排ポート32から排出する。その結果、逆止弁50は閉弁し、逆止弁40は圧力室26が逆止弁40の開弁圧になるまで閉弁しているので、圧力室26の圧力は上昇する。そして、圧力室26の圧力に対してキャニスタポート24の圧力が相対的に所定圧以上低下すると、スプリング23の付勢力に抗してダイヤフラム22はキャニスタポート24側に変位し、キャニスタポート24と大気ポート25との連通が遮断される。この状態では、ポンプ30は、第1吸排ポート31から吸入することにより蒸発燃料処理システム側を減圧する。第1吸排ポート31から吸入することにより減圧されて達する蒸発燃料処理システム側の圧力は、蒸発燃料処理システムに空いた穴からの漏れ量が多いと高くなり、漏れ量が少ないと低くなる。
また、逆止弁50が閉弁しているので、基準オリフィス210の第2吸排ポート32側、つまり基準オリフィス210と差圧センサ14との間は大気圧である。
差圧センサ14は、ポンプ30が吸入しているキャニスタポート24側、つまり蒸発燃料処理システムム側の圧力と、基準オリフィス210の第2吸排ポート31側の大気圧との差圧を検出し、圧力信号をECU60に送出する。
ECU60は、(2)の漏れ基準差圧検出で検出した漏れ基準差圧と、(3)の漏れ差圧検出で検出した漏れ差圧とを比較する。漏れ差圧が漏れ基準差圧よりも大きいことは、漏れ差圧検出において減圧した蒸発燃料処理システム側の圧力が、漏れ基準差圧検出で減圧した基準オリフィス210の第2吸排ポート32側の圧力よりも低いことを表している。つまり、蒸発燃料処理システム側の漏れ量は基準漏れ量よりも小さくなっている。反対に、漏れ差圧が漏れ基準差圧よりも小さいことは、漏れ差圧検出において減圧した蒸発燃料処理システム側の圧力が、漏れ基準差圧検出で減圧した基準オリフィス210の第2吸排ポート32側の圧力よりも高いことを表している。つまり、蒸発燃料処理システム側の漏れ量は基準漏れ量よりも大きくなっている。
このように、(2)の漏れ基準差圧検出において検出した基準オリフィス210と同一通路面積の穴があいているときの差圧と、漏れ差圧検出で検出した差圧とを比較することにより、蒸発燃料処理システムに漏れがないか、あるいは漏れがある場合にどの程度の穴があいているかを判定できる。
第1実施形態では、1個の差圧センサ14により漏れ基準差圧および漏れ差圧を検出するので、部品点数を低減できる。
(第2、第3実施形態)
本発明の第2実施形態を図5に、第3実施形態を図6に示す。尚、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
図5に示す第2実施形態の蒸発燃料漏れ検査システム70では、第1実施形態の差圧センサ14に代えて、背圧室を真空にした絶対圧センサ72を2個用いている。圧力検出手段である各絶対圧センサ72で、基準オリフィス210の第2吸排ポート32側と、差圧弁20のキャニスタポート24側、つまり蒸発燃料処理システム側の絶対圧を検出する。
第2実施形態では、例えば図5に示す状態でモータ34への通電をオフしている場合、基準オリフィス210と絶対圧センサ72との間は大気開放されているので、このときの圧力を絶対圧センサ72で検出することにより、標高差に関わらず検査場所の大気圧を正確に検出できる。したがって、この大気圧を元に漏れ検査で検出した絶対圧を補正することにより、標高差に関わらず蒸発燃料処理システムの漏れ量を正確に判定できる。
図6に示す第3実施形態の蒸発燃料漏れ検査システム80では、圧力室26と大気側とを第1実施形態の逆止弁40に代えてオリフィス82で接続している。これにより、圧力室26の大気側の通路がオリフィス82で絞られるので、第1吸排ポート31から吸入し第2吸排ポート32から排出するときに圧力室26の圧力が上昇しダイヤフラム22が変位することにより、キャニスタポート24と大気ポート25との連通が遮断される。
第3実施形態では、逆止弁40に代えてオリフィス82を用いるので、逆止弁40を用いる構成に比べ部品点数を低減できる。
以上説明した上記第1から第3実施形態では、モータ34の回転方向を反転することにより、ポンプ30の第1吸排ポート31と第2吸排ポート32との間で吸入および排出を切り換えている。その結果、第1吸排ポート31と連通しているキャニスタポート24と、第2吸排ポート32と連通している圧力室26との差圧によりダイヤフラム22が変位し、キャニスタポート24と大気ポート25との連通を断続できる。
このように差圧によりダイヤフラム22が変位する機械式の差圧弁を用いて燃料タンク100側と大気側との連通を断続するので、電磁弁を用いて燃料タンク100側と大気側との連通を断続する構成に比べ、蒸発燃料漏れ検査システムの電力消費量が低下する。したがって、バッテリが劣化している場合や、冷間時等のバッテリからの電力供給能力が低下している場合にも、蒸発燃料漏れ検査システムを作動させ、漏れ検査を実行できる。また、電磁弁に比べ差圧弁の構成は簡単であり軽量であるから、蒸発燃料漏れ検査システムを軽量化できる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態を図7〜図12に示す。尚、第1実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
図7に示す蒸発燃料漏れ検査システム120において、キャニスタ102と接続しているキャニスタ通路200のキャニスタポート140と大気側の大気ポート142との連通は、差圧弁130により断続される。
差圧弁130は、ダイヤフラム132、弁部材134、スプリング136、圧力室138、タンクポートとしてのキャニスタポート140、大気開放されている大気ポート142、および検査ポート144を有している。ダイヤフラム132および弁部材134は一体となって変位し、特許請求の範囲に記載した弁部材を構成している。スプリング136は、ダイヤフラム132を検査ポート144に向けて付勢している。ダイヤフラム132は、圧力室138を区画形成している。弁部材134はダイヤフラム132とともに変位し、変位位置に応じて検査ポート144または大気ポート142をそれぞれ閉塞する。検査ポート144が閉塞されるとキャニスタポート140と大気ポート142とが連通し、大気ポート142が閉塞されるとキャニスタポート140と検査ポート144とが連通する。エンジン運転時は、差圧弁130は図7に示す状態にあり、キャニスタポート140と大気ポート142とは連通している。また、圧力室138に圧力通路220が連通し、検査ポート144に検査通路222が連通している。基準オリフィス210は、検査通路222の通路中ではなく通路壁を貫通、または検査通路222を分岐して設けられている。
ポンプ150は、モータ154により駆動され吸入ポート152から吸入する。モータ154は、ECU60からの指示によりポンプ150が吸入ポート152から空気を吸入する方向に回転する。電磁弁160は、弁部材162の変位により、吸入ポート152と圧力通路220との連通、あるいは吸入ポート152と検査通路222との連通を切り換える。コイル166への通電をオフしている状態では、電磁弁160の弁部材162はスプリング164の付勢力により図7の(B)に示す位置にあり、圧力通路220を閉塞している。この場合、吸入ポート152と検査通路222とが連通している。絶対圧センサ72は、吸入ポート152と検査通路222とが連通しているときに、吸入ポート152と検査ポート144との間の検査通路222の圧力を検出する。
次に、蒸発燃料漏れ検査システム120の作動について説明する。下記の(2)漏れ基準圧検出、(3)差圧弁作動、および(4)漏れ圧検出はエンジン停止時に実行される。
(1)通常時
通常のエンジン運転状態においてモータ154への通電はオフされており、差圧弁130は図7に示す状態にある。また、パージ弁106への通電もオフされており、パージ弁106は閉弁している。したがって、差圧弁130を介し燃料タンク100側であるキャニスタ102側と大気側とは連通し、キャニスタ102内と吸気管104内との連通は遮断されている。その結果、燃料タンク100内で発生した蒸発燃料は、通路110を通り、キャニスタ102内に吸着される。
図7に示す状態でパージ弁106を開弁すると、通路112、キャニスタ通路200および差圧弁130を介しキャニスタ102の吸気管104側と大気側とが連通するので、キャニスタ102内に吸着された蒸発燃料が負圧により発生する大気ポート142からの新気により吸気管104内に排出される。
(2)漏れ基準圧検出
図8において基準オリフィス210を用いて漏れ基準圧を検出するとき、パージ弁106への通電はオフされており、パージ弁106は閉弁している。この状態で、図11に示すようにECU60からの指示によりモータ154への通電がオンされポンプ150が作動する。電磁弁160のコイル166への通電はオフされている。したがって、圧力通路220と吸入ポート152との連通は遮断され、吸入ポート152は検査通路222と連通している。その結果、図7と同様に、弁部材134は大気ポート142を開放し、検査ポート144を閉塞する。
図8に示す状態でポンプ150が作動すると、吸入ポート152から吸入するのは基準オリフィス210を通る空気だけになり、検査通路222の圧力は図11に示すように低下する。この図8に示す状態は、蒸発燃料処理システムに基準オリフィス210と同一通路面積の穴が空いている状態と同じである。
漏れ基準圧を測定する測定期間(T0)の間に検査通路222の圧力が一定になると、ECU60は、絶対圧センサ72から送出される圧力信号から、基準オリフィス210を通して吸入したときの絶対圧を漏れ基準圧Prefとして保持する。漏れ基準圧検出において絶対圧センサ72が送出する圧力信号は、基準オリフィス210と同一通路面積の穴が蒸発燃料処理システムに空いており、ポンプ150から蒸発燃料処理システム側の空気を吸入して漏れ検査を行うときに絶対圧センサ72が送出する圧力信号に相当する。
(3)差圧弁作動
蒸発燃料処理システムの漏れ圧を検出するときは、パージ弁106を閉弁しておく。そしてECU60は、図11に示すように電磁弁160のコイル166への通電をオンする。すると、図9に示すように、スプリング164の付勢力に抗し、弁部材162は検査通路222を閉塞する方向に移動する。電磁弁160の弁部材162が検査通路222を閉塞する前の圧力通路220および検査通路222の両方が開放されている間に、絶対圧センサ72の周囲の圧力は一端大気圧付近まで上昇する(図11参照)。そして、図9に示すように、弁部材162が圧力通路220を開放し検査通路222を閉塞すると、吸入ポート152と検査通路222との連通が遮断され、吸入ポート152と圧力通路220とが連通するので、密封されている圧力室138の空気が吸入ポート152から吸入される。その結果、圧力室138の圧力は図11に示すPbpまで低下し負圧になる。すると、圧力室138と検査ポート144との差圧によりダイヤフラム132および弁部材134が図8の状態から図9に示す位置に移動する。その結果、大気ポート142が閉塞され、検査ポート144が開放されるので、キャニスタポート140と大気ポート142との連通が遮断され、キャニスタポート140と検査ポート144とが連通する。
(4)漏れ圧検出
電磁弁160のコイル166への通電を図11の所定期間(T1)オンし、差圧弁130が図9に示す状態になってから、電磁弁160のコイル166への通電をオフする。すると、図10に示すように、スプリング164の付勢力により弁部材162は、圧力通路220を閉塞し検査通路222を開放する方向に移動する。その結果、吸入ポート152と圧力通路220との連通が遮断され、吸入ポート152と検査通路222とが連通する。圧力室138の圧力は圧力通路220が閉塞されることにより負圧に保持されるので、差圧弁130の弁部材134は図9と同じ位置に保時される。
吸入ポート152と検査通路222とが連通し、検査ポート144とキャニスタポート140とが連通するので、ポンプ150によりキャニスタ102側が吸入される。この状態では、ポンプ150は、吸入ポート152から吸入することにより蒸発燃料処理システム側を減圧する。吸入ポート152から吸入することにより減圧されて達する蒸発燃料処理システム側の圧力Pevap(図11参照)は、蒸発燃料処理システムに空いた穴からの漏れ量が多いと高く(大気圧に近く)なり、漏れ量が少ないと低く(大気圧から遠く)なる。
絶対圧センサ72は、ポンプ150が吸入している検査通路222側、つまり蒸発燃料処理システム側の圧力を検出し、圧力信号をECU60に送出する。
ECU60は、(2)の漏れ基準圧検出で検出した漏れ基準圧Prefと、(4)の漏れ圧検出で検出した漏れ圧Pevapとを比較する。漏れ圧Pevapが漏れ基準圧Prefよりも低い(漏れ基準圧Prefよりも大気圧から離れる)ことは、蒸発燃料処理システム側の漏れ量が基準漏れ量よりも小さいことを表している。反対に、漏れ圧Pevapが漏れ基準圧Prefよりも高い(漏れ基準圧Prefよりも大気圧に近い)ことは、蒸発燃料処理システム側の漏れ量が基準漏れ量よりも大きいことを表している。
このように、(2)の漏れ基準圧検出において検出した基準オリフィス210と同一通路面積の穴があいているときの圧力と、漏れ圧検出で検出した圧力とを比較することにより、蒸発燃料処理システムに漏れがないか、あるいは漏れがある場合にどの程度の穴があいているかを判定できる。
(5)後処理
図11に示すように測定期間(T2)の間に漏れ圧Pevapが一定になる、または漏れ基準圧Prefより所定値分大気圧から離れると、モータ154への通電をオフし、電磁弁160への通電を所定期間(T3)オンする。すると、圧力通路220が開放されるので、停止しているポンプ150側の隙間等から負圧状態の圧力室138に空気が流れ込み、圧力室138の圧力が大気圧まで上昇する。すると、差圧弁130は図8に示す状態に戻る。電磁弁160への通電は所定期間(T3)オンされた後にオフされる。
ここで、例えばダイヤフラムポンプのようにポンプ150のが密封性がよい場合、モータ154への通電をオフし、電磁弁160への通電を所定期間(T3)オンすることにより圧力通路220を所定期間(T3)開放しても、圧力室138の圧力が大気圧まで上昇しないことがある。このような場合、図12に示すように、漏れ圧検出が終了してから所定期間(T3)、電磁弁160への通電のオン、オフを繰り返す。電磁弁160への通電のオン、オフを繰り返すと、弁部材162の往復移動中に圧力通路220と検査通路222とが連通するので、圧力室138の圧力が大気圧まで上昇する。
第4実施形態では、差圧によりダイヤフラム132が変位する機械式の差圧弁を用いて検査ポート144とキャニスタポート140との連通、あるいは大気ポート142とキャニスタポート140との連通を切り換えるので、電磁弁を用いて切り換える構成に比べ、蒸発燃料漏れ検査システムの電力消費量が低下する。したがって、バッテリが劣化している場合や、冷間時等のバッテリからの電力供給能力が低下している場合にも、蒸発燃料漏れ検査システムを作動させ、漏れ検査を実行できる。また、電磁弁に比べ差圧弁の構成は簡単であり軽量であるから、蒸発燃料漏れ検査システムを軽量化できる。
また、ポンプ150の吸入ポート152と圧力通路220との連通、あるいは吸入ポート152と検査通路222との連通の切り換えは、ポンプ150が圧力通路220または検査通路222のいずれの通路を吸入するかの切り換えであるから、小型の電磁弁160を使用できる。したがって、電磁弁160を使用しても、蒸発燃料漏れ検査システムの電力消費量の増加を抑制できる。
また、ポンプ150が吸入ポート152からだけ吸入を行い、ポンプ150が吸入する通路を電磁弁160が切り換えるので、第1実施形態から第3実施形態のように逆止弁を使用する必要がない。その結果、ポンプ150の吸入力が逆止弁を作動させるために使用されないので、漏れ基準圧および漏れ圧を高精度に検出できる。
第4実施形態では、圧力検出手段として絶対圧センサ72を使用したが、差圧センサ14を用いる構成にしてもよいし、例えばモータ154の回転数や電流値といった負荷(圧力)に比例する特性から検出する構成としてもよい。
(第5実施形態)
本発明の第5実施形態を図13に示す。尚、第4実施形態と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。第5実施形態の差圧弁180では、第4実施形態のダイヤフラム132に代えてベローズ182を使用し、ベローズ182により差圧弁180の圧力室184を区画形成している。その他の構成は第4実施形態の差圧弁130と同一である。ベローズ182の弾性力は、弁部材134を検査ポート144側に付勢している。
(他の実施形態)
上記複数の実施形態では、基準オリフィス210を通して空気を吸入することにより漏れ基準圧として漏れ基準差圧または漏れ基準絶対圧を検出したが、基準オリフィス210を設置せず、予め検出しておいた漏れ基準圧をECU60に記憶しておき、この記憶した漏れ基準圧と、検出した蒸発燃料処理システムの漏れ圧とを比較して蒸発燃料処理システムの漏れ量を判定してもよい。この場合、第1実施形態〜第3実施形態においては、蒸発燃料処理ステム側だけを減圧すればよいので、モータは一方向に回転させればよい。
また上記複数の実施形態では、差圧弁の弁部材としてダイヤフラムまたはベローズを用いたが、キャニスタポート24または検査ポート144と圧力室との差圧により変位するのであれば、ダイヤフラムおよびベローズに代えて他の弁部材を用いてもよい。
また上記複数の実施形態では、蒸発燃料処理システムの漏れを検査したが、蒸発燃料処理システムに限らず、燃料タンク内で発生する蒸発燃料が流通する燃料タンク側、例えば単に燃料タンクからの蒸発燃料の漏れを検査するシステムとして本発明の蒸発燃料漏れ検査システムを用いてもよい。
本発明の第1実施形態による蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。 第1実施形態の蒸発燃料漏れ検査システムで検査する蒸発燃料処理システムを示す模式的構成図である。 漏れ基準差圧を検出するときの蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。 漏れ差圧を検出するときの蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。 本発明の第2実施形態による蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成である。 本発明の第3実施形態による蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。 (A)、(B)は第4実施形態の蒸発燃料処理システムおよび蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。 (A)、(B)は漏れ基準圧を検出するときの蒸発燃料処理システムおよび蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。 (A)、(B)は差圧弁を作動させるときの蒸発燃料処理システムおよび蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。 (A)、(B)は漏れ圧を検査するときの蒸発燃料処理システムおよび蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。 漏れ基準圧および漏れ圧を検査するときの圧力、モータおよび電磁弁への通電状態を示す特性図である。 漏れ基準圧および漏れ圧を検査するときの圧力、モータおよび電磁弁への通電状態を示す特性図である。 第5実施形態の蒸発燃料漏れ検査システムを示す模式的構成図である。
符号の説明
10、70、80、120 蒸発燃料漏れ検査システム、14 差圧センサ(圧力検出手段)、20、130、180 差圧弁、22、132 ダイヤフラム(弁部材)、24 キャニスタポート(検査ポート)、25、142 大気ポート、26、138、184 圧力室、30、150 ポンプ、31 第1吸排ポート、32 第2吸排ポート、34、154 モータ、50 逆止弁、60 ECU(制御装置)、72 絶対圧センサ(圧力検出手段)、100 燃料タンク、102 キャニスタ(吸着容器)、134 弁部材、140 キャニスタポート(タンクポート)、144 検査ポート、152 吸入ポート、160 電磁弁、182 ベローズ(弁部材)、210 基準オリフィス、222 検査通路

Claims (10)

  1. 燃料タンク内で発生する蒸発燃料の漏れを検査する蒸発燃料漏れ検査システムにおいて、
    前記燃料タンク側と連通する検査ポート、大気開放されている大気ポート、圧力室、ならびに前記検査ポートと前記圧力室との差圧により変位し前記検査ポートと前記大気ポートとの連通を断続する弁部材を有し、前記検査ポートの圧力に対して前記圧力室の圧力が相対的に所定圧以上上昇すると、前記検査ポートと前記大気ポートとの連通を前記弁部材が遮断する差圧弁と、
    前記差圧弁の前記検査ポート側を吸入することにより前記燃料タンク側の圧力を低下するポンプと、
    前記差圧弁の前記検査ポート側の圧力を検出する圧力検出手段と、
    を備えることを特徴とする蒸発燃料漏れ検査システム。
  2. 前記燃料タンク内で発生する蒸発燃料を吸着容器内の吸着材で吸着し、吸着した蒸発燃料を吸気管内に排出する蒸発燃料処理システムの漏れを検査し、前記検査ポートは前記吸着容器と連通することを特徴とする請求項1記載の蒸発燃料漏れ検査システム。
  3. 前記ポンプの第1吸排ポートは前記検査ポートと連通し、前記ポンプの第2吸排ポートは前記圧力室と連通し、
    漏れ基準圧を測定するための基準オリフィスと、前記基準オリフィスから前記第2吸排ポートへの流れを許容し、前記第2吸排ポートから前記基準オリフィスへの流れを禁止する逆止弁とをさらに備え、
    前記圧力検出手段は前記基準オリフィスの前記第2吸排ポート側の圧力をさらに検出し、
    前記ポンプは、前記第1吸排ポートと前記第2吸排ポートとの間で吸入および排出を切り換えて前記弁部材を変位させることを特徴とする請求項1または2記載の蒸発燃料漏れ検査システム。
  4. 前記ポンプを駆動するモータをさらに備え、前記モータの回転方向を反転することにより前記第1吸排ポートと前記第2吸排ポートとの間で吸入および排出を切り換えることを特徴とする請求項3記載の蒸発燃料漏れ検査システム。
  5. 前記圧力検出手段は、前記基準オリフィスの前記第2吸排ポート側と前記差圧弁の前記検査ポート側との差圧を検出する差圧センサであることを特徴とする請求項3または4記載の蒸発燃料漏れ検査システム。
  6. 前記圧力検出手段は、前記基準オリフィスの前記第2吸排ポート側と前記差圧弁の前記検査ポート側とにそれぞれ設置された絶対圧センサであることを特徴とする請求項3または4記載の蒸発燃料漏れ検査システム。
  7. 燃料タンク内で発生する蒸発燃料の漏れを検査する蒸発燃料漏れ検査システムにおいて、
    検査ポート、前記燃料タンク側と連通するタンクポート、大気開放されている大気ポート、圧力室、ならびに前記検査ポートと前記圧力室との差圧により変位し前記検査ポートと前記タンクポートとの連通、あるいは前記大気ポートと前記タンクポートとの連通を切り換える弁部材を有している差圧弁と、
    ポンプと、
    前記ポンプの吸入ポートと前記圧力室との連通、あるいは前記吸入ポートと前記検査ポートとの連通を切り換える電磁弁と、
    前記吸入ポートと前記検査ポートとの間の圧力を検出する圧力検出手段と、
    を備えることを特徴とする蒸発燃料漏れ検査システム。
  8. 前記弁部材が前記大気ポートを閉塞すると前記検査ポートと前記タンクポートとは連通し、前記弁部材が前記検査ポートを閉塞すると前記大気ポートと前記タンクポートとは連通し、
    前記検査ポートと前記吸入ポートとを連通する検査通路の通路壁に漏れ基準圧を測定するための基準オリフィスを設け、前記弁部材が前記検査ポートを閉塞すると前記基準オリフィスは前記大気ポートと連通することを特徴とする請求項7記載の蒸発燃料漏れ検査システム。
  9. 前記燃料タンク内で発生する蒸発燃料を吸着容器内の吸着材で吸着し、吸着した蒸発燃料を吸気管内に排出する蒸発燃料処理システムの漏れを検査し、前記タンクポートは前記吸着容器と連通することを特徴とする請求項7または8記載の蒸発燃料漏れ検査システム。
  10. 前記弁部材はダイヤフラムを有していることを特徴とする請求項1から9のいずれか一項記載の蒸発燃料漏れ検査システム。
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