JP2006218884A - 車両用サンバイザ - Google Patents

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Abstract

【課題】 シャフトから遮光板が抜けるのを防止する。
【解決手段】 車両の車室内の天井面に回動自在に設置されるシャフト10と、このシャフト10に対して回動自在に取り付けられた遮光板と、を備えた車両用サンバイザにおいて、遮光板の端部にシャフト10が回動自在に挿入されるホルダ30とスタビライザ70を設け、シャフト10に軸方向に互いに離間する第1の突起部20Aと第2の突起部20Bを設け、ホルダ30の軸受部33を第1の突起部20Aが当接可能な係止部とし、スタビライザ70の筒部71を第2の突起部20Bが当接可能な係止部とし、ホルダ30およびスタビライザ70に、車両への設置状態における遮光板の回動使用範囲外で突起部20A,20Bが挿通可能な溝を設け、第1の突起部20Aと軸受部33との離間寸法よりも第2の突起部20Bと筒部71との離間寸法を大きく設定する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、車両用サンバイザに関するものである。
一般に、車両用サンバイザは車室内のフロントガラス近傍の天井面に配置され、車体に回動自在に軸支されたシャフトに遮光板が回動自在に取り付けられて構成されており、車体に対してシャフトを回動することで遮光板をフロントガラスあるいはフロントドアガラスに沿って位置させることができるとともに、シャフトに対して遮光板を回動することで遮光板の使用角度を変えることができるようにされている。
ところで、エアバッグ装置を備えた車両では、エアバッグが展開したときにサンバイザに遮光板をシャフトから引き抜く方向に力が加わる場合がある。
例えば、図10に示すように運転席用のサンバイザ100の遮光板101をフロントガラス110に沿って配置し用いている場合に、ステアリングホイール(図示せず)のパッド内に格納された運転席用のエアバッグ111が展開して遮光板101に当たったときに、遮光板101をシャフト102から引き抜く方向に力が加わることがある。
また、図11に示すように運転席用のサンバイザ100の遮光板101をフロントドアガラス112に沿って配置し用いている場合に、車両の天井側部に格納されたサイドカーテンエアバッグ113が展開して遮光板101に当たったときに、遮光板101をシャフト102から引き抜く方向に力が加わることがある。助手席用のサンバイザの場合も同様である。
そのため、車両用サンバイザでは、遮光板がシャフトから外れないように抜け止め構造を採用している。
例えば、特許文献1には、シャフトに抜け止め突起を設け、この抜け止め突起が遮光板のシャフト受部に突き当たることにより、遮光板の軸方向移動を阻止するサンバイザが記載されている。
また、特許文献2には、シャフトに抜け止め突起を2つ設け、各突起が遮光板のシャフト受部に突き当たることにより、遮光板の軸方向移動を阻止するサンバイザが記載されている。
特開2004−98748号公報 特開2003−312258号公報
しかしながら、特許文献1に記載のサンバイザは、抜け止め突起が1つしかないので、抜け防止を確実にするための強度を得るためには抜け止め突起を大きくしなければならず、これに起因してシャフト受部が大きくなり、結果的にサンバイザが大型化してしまうという課題がある。
また、特許文献2に記載のサンバイザは、2つの抜け止め突起が同時にシャフト受部に突き当たるように構成されているので、力を分散させることができる。したがって、各抜け止め突起を小さくしても所定の強度を確保することが可能になる。しかしながら、各抜け止め突起がシャフト受部に突き当たるタイミングは同時であるので、一度にその衝撃を受け止めなければならず、力を分散できるとはいうものの、各抜け止め突起に分担される力は大きく、やはり抜け止め突起が大きくなる。
そこで、この発明は、衝撃を時間的に分散させることにより、確実に遮光体の抜けを防止することができる車両用サンバイザを提供するものである。
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、車両の車室内の天井面(例えば、後述する実施例における天井面90a)に回動自在に設置されるシャフト(例えば、後述する実施例におけるシャフト10)と、このシャフトに対して回動自在に取り付けられた遮光体(例えば、後述する実施例における遮光板50)と、を備えた車両用サンバイザ(例えば、後述する実施例におけるサンバイザ1)において、前記遮光体の端部に前記シャフトが回動自在に挿入される軸受部材(例えば、後述する実施例におけるホルダ30、スタビライザ70)を設け、前記シャフトに軸方向に互いに離間する複数の突起部(例えば、後述する実施例における第1,第2,第3の突起部20A,20B,20C)を設け、前記軸受部材には前記突起部に対して当接可能な係止部(例えば、後述する実施例における軸受部33、筒部71)を各突起部に対応して設けるとともに、車両への設置状態における前記遮光体の回動使用範囲外で前記突起部が挿通可能な挿通部(例えば、後述する実施例における溝36,37,75)を設け、前記突起部と前記係止部との離間寸法をそれぞれ異なるように設定したことを特徴とする。
このように構成することにより、車両への設置状態においてシャフトの突起部が軸受部材の挿通部を挿通できないようにすることができる。また、シャフトの突起部と軸受部材の係止部とが当接するタイミングを時間的にずらすことができる。
請求項1に係る発明によれば、車両への設置状態においてシャフトの突起部が軸受部材の挿通部を挿通できないようにすることができるので、遮光体がシャフトから容易に抜けることがない。また、シャフトの突起部と軸受部材の係止部とが当接するタイミングを時間的にずらすことができるので、衝撃を時間的に分散させることができ、衝撃のエネルギーを弱めながら順次、シャフトの突起部を軸受部材の係止部に当接させていくことができる。したがって、遮光体がシャフトから抜けるのを確実に防止することができる。
以下、この発明に係る車両用サンバイザの実施例を図1から図9の図面を参照して説明する。
図1および図2に示すように、サンバイザ1は、ブラケット2を介して車体90に取り付けられたシャフト10と、このシャフト10に回転自在に支持されたホルダ30と、このホルダ30に取り付けられた遮光板(遮光体)50と、遮光板50の姿勢(角度)を保持するためにホルダ30に取り付けられたスタビライザ70、とを備えている。この実施例においてホルダ30とスタビライザ70は軸受部材を構成している。
ブラケット2は、シャフト10の短尺部11を回動自在に軸支して、ルーフパネル内装材91の上からルーフパネルインナ92にねじ93によって固定される。つまり、シャフト10はブラケット2を介して車両の車室内の天井面90aに回動自在に設置される。
図2〜図4に示すように、シャフト10は略L字状をなし短尺部11と長尺部12を有し、また、金属製パイプからなる心棒13と、心棒13の外側に形成された樹脂層14とを備えている。長尺部12は、短尺部11に連なる大径部15と、大径部15よりも外径の小さい小径部16と、小径部16の先端に連なり漸次縮径するテーパ部17とを備え、小径部16には短尺部11が延びる方向と平行をなす平坦面18が、周方向に180度離間して1対形成されている。
また、小径部16には、短尺部11と周方向同一位置に2つの突起部20A,20Bが軸方向に互いに離間して突設されている。第1の突起部20Aはテーパ部17に隣接して設けられており、図6に示すように、心棒13に金属製の突起片21が接合され、その突起片21の表面を樹脂層14で被覆して形成されている。第2の突起部20Bは第1の突起部20Aから短尺部11側に所定寸法離間して設けられており、図5に示すように、樹脂層14のみで形成されている。これら突起部20A,20Bは同一形状、同一寸法に形成されている。
図3および図4に示すように、ホルダ30は樹脂製で、ベース部31の両端から軸受部32,33が上延し、軸受部32,33間にはスタビライザ70を装着するための空間が形成されている。軸受部32にはシャフト10の大径部15を回動自在に挿入して支持する円形のシャフト挿入孔34が設けられ、軸受部33にはシャフト10の小径部16を回動自在に挿入して支持する円形のシャフト挿入孔35が設けられている。シャフト挿入孔34にはベース部31と対向する側にシャフト10の第1、第2の突起部20A,20Bを挿通させる溝(挿通部)36が設けられており、シャフト挿入孔35にはベース部31と対向する側にシャフト10の第1の突起部20Aを挿通させる溝(挿通部)37が設けられている。
また、ベース部31の中央には矩形のスタビライザ装着孔38が、ベース部31の上面31aから下面31bに貫通して設けられており、スタビライザ装着孔38の下面31b側は上面31a側よりも幅の広い拡幅孔39にされている。
スタビライザ70は金属製の板ばね材を略U字状にプレス加工して形成されたものであり、略C字形断面の筒部71と、筒部71の下側両端から垂下する1対の脚部72,72と、各脚部72の下端から内側に折り込まれた折り返し部73,73と、各脚部72の下端部を舌片状に切り欠き外側に広げて形成した各1対の係止片74,74とを備えており、両脚部72,72の間に溝(挿通部)75が形成されている。筒部71はシャフト10の小径部16が挿通可能な形状および大きさに形成されており、小径部16の平坦面18に対応する平坦部76,76が脚部72と平行をなすように設けられている。
遮光板50は、図1に示すように、ポリウレタンフォームのようなクッション性を有し且つ表裏2枚のクッション半体が接合されてなるクッション体51と、クッション体51の表面を被覆する外装皮52と、クッション体51の周縁部に内装されたワイヤ状の骨枠53、とを備える。また、図2に示すように、遮光板50の上部一側寄りには、骨枠53に固定された状態でホルダ30が内蔵され、他側寄りにはアーム54が露出して設けられている。このアーム54は、フロントガラス3(図1参照)上の車体90の天井面90aから下延するフック(図示略)に係止することにより、シャフト10を車体90に対して回動不能にするものである。なお、アーム54はシャフト10を延長してシャフト10と一体とすることもできるし、シャフト10とは別体にすることも可能である。
このサンバイザ1の組み立て手順を簡単に説明する。まず、予め、ホルダ30を樹脂で成形する際に遮光板50の骨枠53の両端をインサート成形し、ホルダ30と骨枠50とを一体化しておく。
そして、スタビライザ70の両脚部72,72を弾性に抗して互いに接近する方向に押し合わせ、その状態を保持しながら脚部72,72をホルダ30のスタビライザ装着孔38に挿入し、挿入後に脚部72,72の押し合わせを解放して弾性復元させ、スタビライザ70の各係止片74をスタビライザ装着孔38の拡幅孔39に係止する。これにより、スタビライザ70がホルダ30に装着され、係止片74が拡幅孔39に係止することでスタビライザ70がホルダ30から脱落することはない。なお、図4は両脚部72,72を押し合わせた状態を示している。また、スタビライザ70のシャフト10軸方向長さは、スタビライザ装着孔38のシャフト10軸方向長さとほぼ同寸法で、ホルダ30に装着されたスタビライザ70は、シャフト10の軸方向には移動不能になる(図3参照)。
次に、シャフト10の長尺部12をホルダ30のシャフト挿入孔34,35およびスタビライザ70の筒部71に挿通する。その際には、シャフト10の第1、第2の突起部20A,20Bを、シャフト挿入孔34の溝36に挿通させるとともに、図7に示すようにスタビライザ70の溝75に挿通させ、さらに、第1の突起部20Aをシャフト挿入孔35の溝37に挿通する。このとき、シャフト10の小径部16の平坦面18とスタビライザ70の筒部71における平坦部76が一致するので、小径部16は筒部71を容易に挿通することができる。
そして、シャフト10の大径部15を軸受部32のシャフト挿入孔34に挿通し、小径部16を軸受部33のシャフト挿入孔35に挿入し、大径部15と小径部16の間の段差面19をスタビライザ70の筒部71の端面に突き当てたところで挿入を完了する。この挿入完了状態では、第1の突起部20Aがシャフト挿入孔35を貫通し軸受部33との間に僅かな隙間を有するように位置し、第2の突起部20Bがスタビライザ70の筒部71を貫通してスタビライザ70と軸受部33との間に位置し、第2の突起部20Bと筒部71との離間寸法は、第1の突起部20Aと軸受部33との離間寸法よりも大きい。また、この挿入完了状態において、ホルダ30は軸受部32をシャフト10の大径部15によって回動自在に支持され、軸受部33をシャフト10の小径部16によって回動自在に支持され、また、スタビライザ70は筒部71をシャフト10の小径部16によって回動自在に支持される。
次に、前記挿入完了状態からシャフト10を長尺部12を回転中心として180度回転して図3に示す形態にする。これにより、シャフト10の両突起部20A,20Bは、ホルダ30の溝36,37およびスタビライザ70の溝75とは、周方向に180度離間して位置することとなる(図7(B)参照)。この時点でも、第2の突起部20Bとスタビライザ70との離間寸法は、第1の突起部20Aとホルダ30の軸受部33との離間寸法よりも大きい。
次に、ホルダ30およびスタビライザ70の両側からクッション体51を接合し、外装皮52で被覆し、シャフト10の短尺部11にブラケット2を装着して、サンバイザ1が完成する。
そして、シャフト10の短尺部11の先端を車体90の天井面90aに向けて、ブラケット2をルーフパネルインナ91にねじ93で固定する。このようにしてサンバイザ1を車両90に取り付けた状態においては、シャフト10の両突起部20A,20Bはその突出方向を天井面90aに向けている。
図1に示すように、このサンバイザ1を遮光板50をフロントガラス3に沿って配置し使用する場合、遮光板50を回転させることができる回転使用範囲Aは、遮光板50の下端がフロントガラス3に当接する位置からルーフパネル内装材91に当接する位置までであり、この回転使用範囲Aよりも外側は非使用範囲(回転使用範囲外)Bとなる。なお、遮光板50をシャフト10の長尺部12の周りで回転させているときには、シャフト10の小径部16がスタビライザ70の平坦部76,76を弾性に抗して押し広げながら回転する。また、スタビライザ70の平坦部76,76がその弾性によって小径部16を挟持することで、遮光板50の回転角度を保持することができる。
ところで、シャフト10の両突起部20A,20Bをホルダ30の溝36,37およびスタビライザ70の溝75に合致させるには、遮光板50とシャフト10の短尺部11とを同一方向に向けなければならないが、サンバイザ1を車両90に取り付けた後においては、遮光板50を短尺部11と同じ方向に向くまで回転させることができない。これは、遮光板50をフロントドアガラスに沿って配置し使用する場合についても同じことが言える。
すなわち、車両装着後のサンバイザ1では、遮光板50が回転可能な回転使用範囲Aにおいて、シャフト10の両突起部20A,20Bが溝36,37,75に合致することはなく、ホルダ30がシャフト10のテーパ部17側に移動しても、必ず第1の突起部20Aがホルダ30の軸受部33に係止して、ホルダ30の移動を阻止する。したがって、乗員が遮光板50をフロントガラス3側やフロントドアガラス側に位置変更したり、遮光板50を上下回転させたりする通常の使用状態において、ホルダ30がシャフト10から抜け出るのを防止することができ、遮光板50がシャフト10から抜け出るのを防止することができる。
また、通常の使用状態を超えて遮光板50にホルダ30をシャフト10から引き抜く方向に力が加わった場合(例えば、エアバッグが展開して遮光板50にぶつかりシャフトから引き抜く方向に力が加えられた時など)には、第2の突起部20Bとスタビライザ70との離間寸法の方が、第1の突起部20Aとホルダ30の軸受部33との離間寸法よりも大きいことから、初めにまず第1の突起部20Aが軸受部33の端面に突き当たって係止する。この時点では、第2の突起部20Bはスタビライザ70から離間している。第1の突起部20Aが軸受部33に係止することでホルダ30の軸方向移動を阻止することができる場合には、この時点で遮光板50の脱落防止が完了する。ここで、軸受部33は第1の突起部20Aに対する係止部を構成する。
しかしながら、遮光板50に加えられた外力が大きく、第1の突起部20Aが軸受部33に係止するだけではホルダ30の軸方向移動を阻止することができないときには、第1の突起部20Aがホルダ30の軸受部33を変形または破損させることで、ホルダ30の軸方向移動が進行する。ここで、第1の突起部20Aが破損せずにホルダ30の軸受部33が変形または破損するのは、ホルダ30が樹脂製であるのに対して、第1の突起部20Aは内部に金属製の突起片21を有しているため、第1の突起部20Aの方が軸受部33よりも機械的強度が大きいからである。
そして、第2の突起部20Bがスタビライザ70の筒部71の端面に突き当たって係止する。第2の突起部20Bが筒部71に係止することでホルダ30の軸方向移動を阻止することができる場合には、この時点で遮光板50の脱落防止が完了する。ここで、筒部71は第2の突起部20Bに対する係止部を構成する。
しかしながら、遮光板50に加えられた外力が大きく、第2の突起部20Bが筒部71に係止するだけではホルダ30の軸方向移動を阻止することができないときには、筒部71が第2の突起部20Bを破損することで、ホルダ30の軸方向移動が更に進行する。ここで、筒部71が破損せずに第2の突起部20Bが破損するのは、第2の突起部20Bが樹脂製であるのに対して、ホルダ30の筒部71は金属製であり、筒部71の方が第2の突起部20Bよりも機械的強度が大きいからである。
そして、第1の突起部20Aがスタビライザ70の筒部71の端面に突き当たって係止する。ここで、前述したように第1の突起部20Aは内部に金属製の突起片21を有しており、スタビライザ70も金属製であるので、第1の突起部20Aと筒部71は金属同士の係合となり、大きな外力にも変形せずに耐え得る強度を有している。したがって、第1の突起部20Aと筒部71との係止によりホルダ30の軸方向移動を最終的に阻止することができ、遮光板50がシャフト10から抜け出るのを確実に防止することができる。
図8に、シャフト10に加わる荷重の時間的な変化を示す。実線はこの実施例のサンバイザ1の場合であり、時間t1は第1の突起部20Aが軸受部33を破損した時点を示し、時間t2は筒部71が第2の突起部20Bを破損した時点を示し、時間t3は第1の突起部20Aが筒部71に係止してホルダ30の軸方向移動を停止させた時点を示している。一方、図8において鎖線は従来構造のサンバイザにおいてシャフトに加わる荷重の時間的変化を示しており、一度に大きな荷重が加わる。
このように、このサンバイザ1によれば、最初に第1の突起部20Aと軸受部33を衝突させ、次に第2の突起部20Bとスタビライザ70を衝突させ、更にその後に第1の突起部20Aをスタビライザ70に衝突させるようにしたので、衝撃を時間的に分散させることができる。しかも、軸受部33や第2の突起部20Bを変形または破壊させることで外力のエネルギーを順次弱めることができる。したがって、遮光板50がシャフト10から抜け出るのを確実に防止することができる。
なお、前述した実施の形態では、第2の突起部20Bとスタビライザ70の筒部71との離間寸法の方を、第1の突起部20Aとホルダ30の軸受部33との離間寸法よりも大きく設定したが、その逆、すなわち、第2の突起部20Bと筒部71との離間寸法の方を、第1の突起部20Aと軸受部33との離間寸法よりも小さく設定してもよい。
また、前述した実施の形態では、第2の突起部20Bを樹脂製としたが、第2の突起部20Bも第1の突起部20Aと同様に、内部に金属製の突起片を有しその表面を樹脂で被覆して構成してもよい。
また、前述した実施例では、突起部を2つとしたが、突起部を3つ以上設け、それぞれに対応して係止部を設けることも可能である。例えば、突起部を3つとする場合には、図9に示すように、シャフト10の大径部15に第3の突起部20Cを設け、この第3の突起部20Cをホルダ30の軸受部32とスタビライザ70の筒部71との間に配置することができる。この場合、第3の突起部20Cと軸受部32との離間寸法を、第2の突起部20Bと筒部71との離間寸法よりも大きくし、第2の突起部20Bと筒部71との離間寸法を第1の突起部20Aと軸受部33との離間寸法よりも大きくしてもよいし、これと逆の大小関係にしてもよいし、あるいは、第2の突起部20Bと筒部71との離間寸法を最も大きくしてもよい。いずれの離間寸法の大小関係であっても、衝撃を時間的に分散して荷重を制御することが可能となる。また、第3の突起部20Cについても、樹脂製にしてもよいし、第1の突起部20Aと同様に、内部に金属製の突起片を有しその表面を樹脂で被覆して構成してもよい。
なお、この発明は運転席側と助手席側のいずれのサンバイザにも実施可能である。
この発明に係る車両用サンバイザの設置状態を示す図である。 車両用サンバイザの斜視図である。 前記サンバイザの要部拡大斜視図である。 前記要部の分解斜視図である。 図4のV−V断面図である。 図4のVI−VI断面図である。 (A)は前記サンバイザ組み立て時の突起部の向きを示す図であり、(B)は車両設置後の突起部の向きを示す図である。 シャフトに加わる荷重の時間的な変化を示す図である。 他の実施の形態における車両用サンバイザの図3に対応する要部斜視図である。 従来のサンバイザをフロントガラスに沿って配置した場合に運転席のエアバッグが展開したときの状態を示す図である。 従来のサンバイザをフロントドアガラスに沿って配置した場合にサイドエアバッグが展開したときの状態を示す図である。
符号の説明
1 車両用サンバイザ
10 シャフト
20A,20B,20C 突起部
30 ホルダ(軸受部材)
33 軸受部(係止部)
36,37 溝(挿通部)
50 遮光板(遮光体)
71 筒部(係止部)
75 溝(挿通部)
90a 天井面

Claims (1)

  1. 車両の車室内の天井面に回動自在に設置されるシャフトと、このシャフトに対して回動自在に取り付けられた遮光体と、を備えた車両用サンバイザにおいて、
    前記遮光体の端部に前記シャフトが回動自在に挿入される軸受部材を設け、前記シャフトに軸方向に互いに離間する複数の突起部を設け、前記軸受部材には前記突起部に対して当接可能な係止部を各突起部に対応して設けるとともに、車両への設置状態における前記遮光体の回動使用範囲外で前記突起部が挿通可能な挿通部を設け、前記突起部と前記係止部との離間寸法をそれぞれ異なるように設定したことを特徴とする車両用サンバイザ。
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