JP4820746B2 - 車両用アシストグリップ - Google Patents
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Description
このように構成された特許文献1に記載のコートハンガー付きアシストグリップでは、コートハンガーを上側に回転させた位置で停止させる機構を備えていないので、使用しないときもコートハンガーが下方に下がった状態になる。
このようにローレット部分の嵌合だけでコートハンガーの抜け止めをした場合には、実際の使用時にコートハンガーにシャフト軸方向の力が加わったときに、コートハンガーが抜け落ちる虞がある。また、コートハンガーにおいてシャフトが挿入される孔を有底にし、この孔に、ローレット加工が施されたシャフトの先端部分を嵌合する構造も開示されているが、このようにするとグリップ本体とコートハンガーとが相対回転することができなくなり、使い勝手が悪い。
また、シャフト104のグリップ本体102からの抜け防止、および、コートハンガー103の脱落防止のために、シャフト104においてグリップ本体102の端部とベース101との間に位置する部分に小径部114を設け、組立の最後にこの小径部114に抜け止め部材115を嵌め込んでいる。
部品点数が多く、しかも、抜け止め部材115の取り付けスペースが非常に狭いので、抜け止め部材115を取り付けるのが困難で、生産性が悪い。
また、抜け止め部材115をシャフト104の小径部114から外れた位置に嵌め込んでしまうと抜け止め部材115が脱落する虞があるので、抜け止め部材115が適正な位置に取り付けられているか否か検査する必要があるが、前述したように狭い場所であり、抜け止め部材115も小さいので、検査が困難である。
そこで、この発明は、部品点数が少なくて済み、組立も容易で、組立後の検査も容易に行うことができる車両用アシストグリップを提供するものである。
請求項1に係る発明は、車両の車内に面して取り付けられるグリップ本体にコートハンガーが回動可能に取り付けられた車両用アシストグリップにおいて、前記グリップ本体には、軸方向の一部に係合溝を有するボス部が一体的に突出形成されており、前記ボス部に前記コートハンガーの支持部が回動可能に外嵌し、前記支持部に形成された孔に、前記ボス部の係合溝に係合する弾性を有する抜け止め部材が嵌合していることを特徴とする。
ボス部にコートハンガーを外嵌させた後、コートハンガーの孔に抜け止め部材を嵌入することによって、抜け止め部材をボス部の係合溝に係合させることができるので、作業性が向上し、組立が容易で、生産性が向上する。
さらに、コートハンガーの孔に抜け止め部材が嵌合しているか否かによって、抜け止め部材が適正に取り付けられているか否かを判定することができるので、組立後の検査も容易に行うことができる。
このように構成することにより、部品点数を増やすことなく、コートハンガーの節度感を得ることができ、コートハンガーの収納位置を特定することができる。
このように構成することにより、車体に対して可倒することができる車両用アシストグリップの部品点数を減らすことができ、作業性の向上、組立容易性の向上、生産性の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明によれば、コートハンガーの収納位置を特定することができる。
また、図1はコートハンガー30の収納状態を示し、使用するときに図2に示すようにコートハンガー30をグリップ本体10に対して下方へ回転する。
ボス部17は円筒状をなし、一方の端部11aの側面から他方の端部11bへ接近する方向へ向かって一体的に突出形成されている。ボス部17の軸中心はシャフト15の軸中心延長上に配置されていて、ボス部17の中央にはシャフト15が挿通可能な挿通孔18が貫通形成されている。シャフト15はこの挿通孔18とその延長上の凹部13の内壁に設けられた孔19に嵌合して固定されている。なお、シャフト15の挿通孔18側の端部外周面にはローレット加工が施されており、ローレット加工部を挿通孔18に嵌合することで抜け止めされる。
支持部31にはその一側面に開口する孔32が設けられており、この孔32にグリップ本体10のボス部17が回動可能に挿入されている。また、図3、図5および図6に示すように、支持部31にはクリップ挿入孔33が設けられている。クリップ挿入孔33は、孔32に挿入されたボス部17の係合溝20と対向するように配置されており、支持部31の外面に開口し、有底で、略矩形に形成されている。
また、コートハンガー30を回動可能に支持するボス部17が、グリップ本体10と一体に形成されているので、部品点数を減らすことができる。
なお、この発明は前述した実施例に限られるものではない。
例えば、ボス部17の係合溝20における断面を多角形状にして、節度感を得るようにしてもよい。
クリップ40のアーム41は必ずしも1対でなくてもよく、アーム41がボス部17の係合溝20の底部に弾性付勢していれば1つでも構わない。
2 ルーフパネル(車体)
10 グリップ本体
15 シャフト
17 ボス部
20 係合溝
30 コートハンガー
31 支持部
33 クリップ挿入孔(孔)
40 クリップ(抜け止め部材)
41 アーム
Claims (3)
- 車両の車内に面して取り付けられるグリップ本体にコートハンガーが回動可能に取り付けられた車両用アシストグリップにおいて、
前記グリップ本体には、軸方向の一部に係合溝を有するボス部が一体的に突出形成されており、前記ボス部に前記コートハンガーの支持部が回動可能に外嵌し、前記支持部に形成された孔に、前記ボス部の係合溝に係合する弾性を有する抜け止め部材が嵌合していることを特徴とする車両用アシストグリップ。 - 前記係合溝におけるボス部の断面が非円形であり、前記抜け止め部材は前記係合溝において前記ボス部の外面に弾性付勢されるアームを備え、前記コートハンガーの収納時に前記アームが前記係合溝の所定部位に当接して節度感を得ることができることを特徴とする請求項1に記載の車両用アシストグリップ。
- 前記グリップ本体はシャフトを介して車体に回動可能に取り付けられており、前記シャフトと同軸延長上に前記ボス部が設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用アシストグリップ。
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