JP2002248982A - アシストグリップ - Google Patents
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Abstract
操作性にも優れたアシストグリップを得る。 【解決手段】 アシストグリップ12のグリップ本体
は、取付部材14を介して車体に取り付けられる。取付
部材14の収容ハウジング28には、フック部材30が
矢印A方向及びその反対方向にスライド可能に収容され
る。フック部材30は、収容ハウジング28内に入り込
んだ状態で、端面30Sが取付部材14の外面14Sと
略面一になる。収容ハウジング28とフック部材30と
にはカム機構44が設けられており、フック部材30が
非使用位置で固定される。カム機構により、プッシュ・
プッシュでフック部材30を使用位置と非使用位置との
間で移動させることができる。
Description
取り付けられ、乗員が把持するアシストグリップに関す
る。
グリップの例が示されている(いずれも特開平7−29
1006号公報参照)。
は、乗員が把持可能なグリップ本体(図示省略)が第1
取付基部314に係止されるようになっている。第1取
付基部314は、フック部316を備えており、このフ
ック部316の引っ掛け部318に、ハンガーを引っ掛
けることができる。
部314から一体的に突出されているため、フック部3
16を使用しないときでも車室内に出っ張り、邪魔にな
ったり不用意に物を接触させてしまったりすることがあ
る。また、フック部316が第1取付基部314から出
っ張っているので、見栄えもよくない。
プ332では、第1取付基部334にフック部336が
組付けられており、このフック部336の引っ掛け部3
38が箱状部340に対し倒立自在とされている。従っ
て、ハンガーを掛ける場合には、図17(B)に示すよ
うに引っ掛け部338を倒し、ハンガーを掛けない場合
には、図17(A)に示すように引っ掛け部338を立
てる。これにより、車室内に引っ掛け部338が突出し
なくなる。また、引っ掛け部338を立てた状態では、
引っ掛け部338の側面と箱状部340の側面とが接触
し、これらの摩擦抵抗により引っ掛け部338が立位の
まま係止される。
340の側面との摩擦が小さいと、車両走行時に引っ掛
け部338がばたつくことがある。このばたつきを防止
するためには摩擦を大きくすればよいが、摩擦を大きく
すると、引っ掛け部338を倒したり立てたりするとき
の抵抗も大きくなるため、操作性が低下する。
いても、引っ掛け部338は第1取付基部334から常
に出っ張っているので、図16に示すアシストグリップ
312と同様に見栄えがよくない。
考慮し、非使用時には邪魔にならず見栄えが良好で、操
作性にも優れたアシストグリップを得ることを課題とす
る。
は、乗員が把持するためのグリップ本体を保持すると共
に車体に取り付けられる取付部材と、前記取付部材に対
し、この取付部材から突出した使用位置と取付部材に向
かって後退した非使用位置との間を移動可能に取り付け
られ、使用位置において被掛止部材が掛止可能とされた
掛止部材と、前記掛止部材を前記非使用位置で前記取付
部材に対して固定する固定手段と、を有することを特徴
とする。
が取付部材を介して車体に取り付けられ、乗員がグリッ
プ本体を把持することが可能となる。
間を移動可能に掛止部材が取り付けられている。掛止部
材は使用位置では被掛止部材が掛止可能とされているの
で、例えばハンガー等の被掛止部材を掛けておくことが
できる。
かって後退しており、取付部材から出っ張らない(若し
くは出っ張っていても出っ張り量が僅かとなる)。これ
により、非使用時には掛止部材が邪魔にならず、見栄え
も良好となる。
段によって取付部材に対し固定される。これにより、掛
止部材の不用意ながたつきが防止される。また、掛止部
材を取付部材に対して固定するために従来のような摩擦
を利用しないので、掛止部材を使用位置と非使用位置と
の間で移動させるときに摩擦による大きな抵抗が作用せ
ず、操作性に優れる。
材を非使用位置から使用位置へと移動させることができ
る。
が使用位置と非使用位置との間を移動する際の具体的構
成は特に限定されないが、例えば、請求項2に記載のよ
うに、前記掛止部材が、前記取付部材に対しスライドし
前記使用位置と前記非使用位置との間を移動可能とされ
ていてもよいし、さらに請求項3に記載のように、前記
掛止部材が、前記取付部材に対し回動し前記使用位置と
前記非使用位置との間を移動可能とされていてもよい。
求項3のいずれかに記載の発明において、前記固定手段
が、前記掛止部材の前記非使用位置方向への移動により
前記取付部材に対する掛止部材の固定及び固定解除が可
能とされていることを特徴とする。
動させる動作のみで、固定手段により掛止部材の固定及
び固定解除を行うことができるので、操作性にさらに優
れることとなる。
たカム機構等を採用することもでき、これによって、い
わゆるプッシュ・プッシュ式で掛止部材を使用位置と非
使用位置との間で移動させることができるようになるの
で、さらに操作性を向上させることも可能となる。
求項4のいずれかに記載の発明において、前記取付部材
に、前記掛止部材を移動可能に収容するハウジングが一
体成形されていることを特徴とする。
掛止部材をハウジングに案内させて移動させることがで
きるので、掛止部材の移動がスムーズになる。
れているので、部品点数が増加することもない。
施形態のアシストグリップ12が部分的に示されてい
る。また、図4には、このアシストグリップ12を備え
た自動車の車室92内が示されている。アシストグリッ
プ12は、図4から分かるように、例えば車両のフロン
トシートやリヤシートの着座者(又は乗員)が把持でき
るように、車体のルーフレール94等に取り付けられる
が、取付部位はこれに限定されない。
は、1対の取付部材14、16を有している。取付部材
14、16のそれぞれには取付部18が形成されてい
る。取付部18に形成された取付孔(図示省略)に取付
ボルト20を挿入し、さらにルーフレール94のパネル
に螺合することで、取付部材14、16が車体に取り付
けられる。
対向する側が保持部22とされており、これら保持部2
2のそれぞれに、グリップ本体24の端部が保持されて
いる。グリップ本体24は、例えば可撓性の樹脂等によ
って弧状に湾曲して形成されており、取付部材14、1
6に保持された状態で、中央部分が車体から浮き上が
る。乗員は、この中央部分を把持できる。
プ本体24を保持する具体的構成は特に限定されない
が、例えば、グリップ本体24の端部近傍に形成された
取付孔に前述の取付ボルト20を挿入したのち、取付部
材14、16を車体に取り付けるようにすれば、グリッ
プ本体24の保持と取付部材14、16の車体への取り
付けとを同時に行うことができ、作業性に優れる。
材14、16を取り付けると共にグリップ本体24を保
持した状態で、カバー26によって覆われることで、取
付ボルト20や、グリップ本体24の端部近傍等が外部
から見えなくなり、見栄えが向上する。
実施形態では取付部材14としているが、取り付け部材
14、16の双方でもよい)には、車体への取付状態で
車体側(車室内と反対側)へと突出する収容ハウジング
28が形成されている。図3からも分かるように、収容
ハウジング28は、車室内に向かって開口されると共に
その反対側は部分的に閉塞された筒状に形成されてお
り、内部にフック部材30が矢印A方向及びその反対方
向にスライド可能に収容されている。
に入り込んだ状態で、その端面30Sが取付部材14の
外面14Sと略面一になり(図1及び図5参照)、後述
する使用状態では外面14Sから十分に突出する(図2
及び図6参照)ように、収容ハウジング28との関係に
おいて所定の長さに形成されている。
部材30の側面からは案内ピン32が突設されており、
この案内ピン32が収容ハウジング28に内面に形成さ
れた案内溝34内を移動することで、フック部材30が
ガタつきなく、収容ハウジング28内をスライドするこ
とが可能とされている。また、案内溝34によって案内
ピン32の移動範囲が制限されるので、フック部材30
のスライド範囲も制限され、不用意にフック部材30が
収容ハウジング28から抜け落ちないようになってい
る。
間には圧縮コイルばね36が配設されており、この圧縮
コイルばね36によって、フック部材30は車室内に向
かって(矢印A方向に)付勢されている。
突起38が突設されている。この摺動突起38が収容ハ
ウジング28の天面に接触することで、フック部材30
が上下方向にもガタつきなく、収容ハウジング28内を
スライドする。また、フック部材30の下面には案内溝
39が形成され、収容ハウジング28の底面に形成され
た凸条37と係合している。これによっても、フック部
材30が上下方向にもガタつきなく、収容ハウジング2
8内をスライドする。
部近傍)には、鉤状の掛止片40が形成されている。図
2及び図4に示すように、この掛止片40に、ハンガー
42等の被掛止部材を掛止させることができる。
8が突設されており、フック部材30にはカムピン48
に対応したハートカム46が形成されている。カムピン
48とハートカム46とで、本発明の固定手段であるカ
ム機構44が構成されている。カムピン48は、収容ハ
ウジング28内に取り付けられた板ばね50によって、
その先端側がハートカム46に噛み合うように付勢され
ている。
ハートカム46は、フック部材30の上面を略ハート状
に切欠いて成形されており、この切欠部分に沿ってカム
ピン48が移動する移動路が構成されている(カムピン
48の移動軌跡を図7(B)〜(F)において一点鎖線
Tで示す)。フック部材30の使用状態では、図2及び
図6に示すように、圧縮コイルばね36の付勢力を受け
てフック部材30の先端側が取付部材14の外面から突
出しており、このとき、カムピン48はハートカム46
に対し相対的に図7(A)に示す位置(符号48(A)
参照)にある。ここで、乗員がフック部材30を収容ハ
ウジング28内に向かって(図2及び図6において矢印
Aと反対方向に)押圧すると、圧縮コイルばね36の付
勢力に抗してフック部材30が移動し、ハートカム46
も収容ハウジング28の奥へと移動する。
ム46の第1傾斜面46Bがカムピン48に接触する
(符号48B参照)が、さらにフック部材30が押圧さ
れると、カムピン48は第1傾斜面46Bによって押さ
れ、横方向(図7では上方向)へ移動する。さらにハー
トカム46が移動すると、カムピン48は第1傾斜面4
6Bから離れ、ハートカム46は図7(C)に示すよう
に、第1突当部46Cに至る(符号48C参照)。この
状態ではフック部材30の移動(収容ハウジング28内
へ向かう移動)が制限される。
解除すると、圧縮コイルばね36の付勢力を受けてフッ
ク部材30が収容ハウジング28から突出する方向(矢
印A方向)へとわずかに移動する。このとき、カムピン
48に対してハートカム46も矢印A方向に移動するの
で、ハートカム46の第2傾斜面46Cがカムピン48
に当たってカムピン48は横方向へと移動し、図7
(D)に示すように係合部46Dに至る(符号48D参
照)。係合部46Dでは、カムピン48とハートカム4
6との横方向(矢印Aと直交する方向)への相対的な移
動が制限されているので、圧縮コイルばね36の付勢力
でカムピン48と係合部48Dとが互いに押しつけら
れ、フック部材30がこの位置で固定される。このと
き、フック部材30は非使用状態となっており、図1及
び図5に示すように、その先端30Sが取付部材14の
外面14Sと略面一になっている。
ハウジング28内に向かって押圧すると、圧縮コイルば
ね36の付勢力に抗してフック部材30が移動し、ハー
トカム46も収容ハウジング28の奥へと再度移動す
る。ハートカム46第3傾斜面46Eがカムピン48を
押圧するので、カムピン48は第3傾斜面46Eに沿っ
て横方向へ移動する。図7(E)で示すように、カムピ
ン48が第2突当部46Fに至ると(符号48E参
照)、フック部材30はそれ以上は収容ハウジング28
に向かって移動しなくなる。ここで、フック部材30に
対する押圧力を解除すると、圧縮コイルばね36の付勢
力を受けてフック部材30が収容ハウジング28から突
出する方向(矢印A方向)へと移動する。そして、移動
路に沿ってカムピン48が相対的に移動して符号48E
で示す位置に至り、さらに、図7(A)に示す位置(符
号48A参照)に至る。ここで、フック部材30の移動
は、案内ピン32が案内溝34の端部に当たって制限さ
れる。この状態では、フック部材30の先端近傍が取付
部材14の外面14Sから突出して使用状態となってお
り、フック部材30の掛止片40に、ハンガー42等の
被掛止部材を掛けることができるようになる。
の作用を説明する。
0は、非使用状態では収容ハウジング28内に入り込ん
でおり、フック部材30の端面30Sが取付部材14の
外面14Sと略面一になっている。このため、フック部
材30が邪魔にならず、不用意に物が引っかかることも
ない。また、車室92内の見栄えも良好となる。このと
き、カムピン48は図7(D)において符号48Dで示
す位置にあり、フック部材30は不用意に車室内に突出
することがないように、非使用位置で固定されている。
このため、例えば車両の振動等を受けた場合でも、フッ
ク部材30ががたついたり、異音は発生したりすること
もない。
がフック部材30を収容ハウジング28の奥へ向かう方
向へ押圧する。図7(E)に符号48Dで示すようにカ
ムピン48が第2突当部48Fに至って固定解除される
ので、この状態でフック部材30の押圧力を解消する
と、圧縮コイルばね36の付勢力を受けてフック部材3
0が矢印A方向へと移動する。そして、案内ピン32が
案内溝34の端部に当たってこの移動が制限される。こ
のとき、図2及び図6に示すように、フック部材30は
使用状態となっており、その先端近傍(掛止片40)が
取付部材14の外面14Sから突出しているので、掛止
片40にハンガー等の被掛止部材を掛けることができ
る。フック部材30を非使用状態から使用状態にするに
は、単に押圧するだけでよく、しかも従来のような摩擦
抵抗も作用しないので、操作性に優れる。
は、乗員がフック部材30を収容ハウジング28の奥へ
向かう方向へ押圧する。これにより、図7(A)〜
(C)へと順に示すように、カムピン48がハートカム
46に対して相対的に移動し、第1突当部46Bに至
る。この状態でフック部材30の押圧を解除すると、圧
縮コイルばね36の付勢力を受けてフック部材30が矢
印A方向へと移動し、図7(D)に符号48Cで示すよ
うに係合部46Dに至るので、フック部材30がこの非
使用位置で固定される。また、フック部材30の先端は
取付部材14の外面14Sと略面一になる。フック部材
30を非使用状態とするときも単に押圧するたけでよ
く、従来のような摩擦抵抗も作用しないので、操作性に
優れる。
えたカム機構44を採用することで、上記説明からも明
らかなように、いわゆるプッシュ・プッシュによってフ
ック部材30を使用位置と非使用位置との間で移動させ
ることが可能になる。このため、特に操作性に優れるこ
ととなり、好ましい。
の変形例であるアシストグリップ52が示されている。
このアシストグリップ52では、案内溝34が車室92
(図4参照、図8〜図10では左側)に向かって延長さ
れて延長部34Eが構成されている。延長部34Eは上
方に傾斜しており、案内ピン32が延長部34Eに達す
ると、斜め上方へ案内されるようになっている。フック
部材30は、図8に示す非使用位置から矢印A方向へと
移動し、図9に示すようにその先端側が取付部材14の
外面14Sから突出するが、さらに、案内ピン32が延
長部34Eに沿って上方で移動するとフック部材30が
回動し、その先端側が下方に上方に向かってわずかに傾
斜するようになっている。これにより、ハンガー42等
の被掛止部材を掛止部40に掛け易くなる。なお、フッ
ク部材30の回動は、フック部材30自体の自重による
ものであってもよいし、掛止されたハンガー42の重さ
によるものであってもよい、さらに、乗員が指等を掛け
て積極的に回動させてもよい。
形態のアシストグリップ112が示されている。第2実
施形態のアシストグリップ112の全体的構成や車体へ
の取付構造は第1実施形態のアシストグリップ12と同
一とされている。第2実施形態において、第1実施形態
と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して
説明を省略する。
は、取付部材14の収容ハウジング114が円筒状に形
成されており、これに対応してフック部材116も、略
円柱状(又は円筒状)に形成されている。従って、フッ
ク部材116は収容ハウジング114内を矢印A方向及
びその反対方向にスライドすると共に、中心線C回りに
回転可能となっている。
との間には、圧縮コイルばね36(図11及び図12で
は図示省略、図3、図5及び図6参照)が配設されてお
り、第1実施形態のアシストグリップ12と同様、フッ
ク部材116を矢印A方向に付勢している。
18の両側部分は切り欠けられており、掛止部118
と、収容ハウジング114の内面との間に、略半円状の
間隙120が構成されている。図11から分かるよう
に、フック部材116が収容ハウジング114内に入り
込んでいても、この間隙120に指などを入れること
で、フック部材116を容易にスライドあるいは回動さ
せることができる。
通するカム溝122が形成されている。一方、フック部
材116からは、カム溝122内に入り込むカムピン1
24が突設されている。カム溝122は、フック部材3
0の軸方向(中心線Cと平行な方向)に沿って形成され
たスライド部126と、このスライド部126の後端1
26B側において、スライド部126から連続して且つ
フック部材116の周方向に沿って形成された回動部1
28、及び、回動部128から連続して、且つスライド
部126と同方向に形成された係合部130と、で構成
されている。係合部130の長さは、スライド部126
よりも短くされている。
るときには、フック部材116を収容ハウジング114
内でスライドさせることができる。そして、図12に示
すように、カムピン124がスライド部126の先端1
26Aに至った状態で、フック部材116は使用位置と
なり、掛止片118が取付部材14の外面14Sから突
出する。このとき、掛止片118の回転姿勢は、掛止片
118にハンガー42(図2及び図4参照)等の被掛止
部材を掛けることができるように、上方に立っている。
また、フック部材116は圧縮コイルばね36の付勢力
を受けているので、カムピン124がスライド部126
の先端126Aに押しつけられ、フック部材116が使
用位置で固定される。
ク部材116を押圧し、収容ハウジング114内へ押し
入れると、カムピン124がスライド部126の後端1
26Bに至る。この状態では、フック部材116は収容
ハウジング114内に完全に入り込んでおり、フック部
材116が取付部材14の外面14Sから突出していな
い。
126Bにあるときには、フック部材116を回動させ
ることができる。回動により、カムピン124は回動部
128内を移動し、係合部130の後端130Bに至
る。この状態では、カムピン124が係合部130内を
先端130A側へ移動することで、フック部材116も
わずかに矢印A方向へ移動する。従って、フック部材1
16の押圧を解消すると、圧縮コイルばね36の付勢力
を受けてフック部材116が矢印A方向に移動し、この
移動はカムピン124が係合部130の先端130Aに
至って阻止される。このとき、フック部材116の端面
116Sが取付部材14の外面と面一になり、フック部
材116は非使用位置となっている。非使用位置では、
圧縮コイルばね36の付勢力でカムピン124が係合部
130の先端130Aに押しつけられて係合されるの
で、フック部材116は非使用位置で固定される。
ップ112においても、フック部材116を使用位置と
非使用位置との間で移動させるときは、スライド及び回
動させるたけでよいので、操作性に優れる。また、非使
用位置では、フック部材116が取付部材14から突出
しないので邪魔にならず、見栄えも優れる。さらに、フ
ック部材116が非使用位置では固定されるので、がた
ついたり、異音が発生したりすることもない。
態のアシストグリップ212が示されている。第3実施
形態のアシストグリップ212の全体的構成や車体への
取付構造は第1実施形態のアシストグリップ12と同一
とされている。第3実施形態においても、第1実施形態
と同一の構成要素、部材等については同一符号を付して
説明を省略する。
は、収容ハウジング214が有底の四角筒状に形成され
ている。
18が形成され、下部にブロック部220が形成されて
いる。ブロック部220からは、車両前後方向と略同方
向となるように一対の支軸222が突設され、収容ハウ
ジング214の軸孔224に挿入されている。従って、
フック部材216は、支軸222を中心として、図14
に示すように端面216Sが取付部材14の外面14S
と略面一になった状態と、図15に示すように、フック
部材216の上部が取付部材14の外面14Sから突出
した状態と、の間を回動可能とされている。
ら分かるように、支軸222を中心とした略半円柱状に
形成され、その周面に第1実施形態と同様のハートカム
46が形成されている。また、収容ハウジング214か
らは、このハートカム46に対応したカムピン48が突
設されている。
配設されており、フック部材216を取付部材14から
突出する方向(矢印C方向)へと付勢している。
シストグリップ212では、図15に示すように、フッ
ク部材216が非使用位置にあるときには、その端面2
16Sが取付部材14の外面14Sと略面一になってい
る、フック部材216は取付部材14から突出しないの
で、邪魔にならず、見栄えも優れる。また、この状態で
は、第1実施形態と同様、ハートカム46の係合部46
Dにカムピン48が位置しているので(図7(D)参
照)、フック部材216が非使用位置で固定され、がた
ついたり、異音が発生したりすることはない。
イルばね226の付勢力に抗してフック部材216の上
部を押すと、ハートカム46とカムピン48との係合が
解除されるので、捩りコイルばね226の付勢力によっ
てフック部材216が回動し、図14に示すように使用
位置となる。この状態では、フック部材216の上部、
すなわち掛止部218が取付部材14から突出している
ので、この掛止部218にハンガー42などの被掛止部
材をかけることができる。
りコイルばね226の付勢力に抗してフック部材216
の上部(取付部材14から突出している突出端の近傍部
分)を押して、矢印Cと反対方向へ回動させる。図15
に示すように非使用位置となると、ハートカム46の係
合部46Dにカムピン48が係合し(図7(D)参照)
参照)、フック部材216が固定される。
ップ212においても、フック部材216を使用状態と
非使用状態との間で移動させるときは、回動させるたけ
でよいので、操作性に優れる。また、非使用状態では、
フック部材216が取付部材14から突出しないので邪
魔にならず、見栄えも優れる。さらに、フック部材21
6は非使用状態では固定されるので、がたついたり、異
音が発生したりすることもない。
ハウジング28、114、214とが一体成形された構
成のものを例に挙げて説明したが、これらは必ずしも一
体成形されている必要はなく、例えばそれぞれを別体で
成形し、後工程で一体化してもよい。本発明の各実施形
態のように一体成形すると、全体のとしての強度が増す
と共に、1本の取付ボルト20によって確実に車体に取
付できるようになるので、好ましい。
6、216を取付部材14に設けることで、実質的にフ
ック部材30、116、216が一体化されたアシスト
グリップ12、52、112、212が構成されてい
る。すなわち、部品点数を増加させることなく、自動車
の車室内にアシストグリップとフックとを設けることが
可能になっている。
止部材が掛止されるようになっていれば、上記したフッ
ク部材30、116、216に限定されない。例えば、
ハンガーの上部(鉤状に湾曲した部分)が先端から挿入
されて掛止される挿入孔あるいは挿入凹部が形成されて
いるような構造でもよい。
ク部材30、116、216を使用位置で取付部材14
に対して固定できるようになっていればよい。従って、
例えば第1実施形態のアシストグリップ12において、
ハートカム46が収容ハウジング28に形成され、カム
ピン48がフック部材30から突設されているような構
成であってもよい。
には邪魔にならず見栄えが良好で、操作性にも優れる。
いてフック部材が非使用位置にある状態で部分的に示す
斜視図である。
いてフック部材が使用位置にある状態で部分的に示す斜
視図である。
分的に示す分解斜視図である。
り付けられた自動車の車室内概略的に示す斜視図であ
る。
いてフック部材が非使用位置にある状態で部分的に示す
断面図である。
いてフック部材が使用位置にある状態で部分的に示す断
面図である。
ストグリップに備えられた駆る機構の動作を説明する説
明図である。
ップにおいてフック部材が非使用位置にある状態で部分
的に示す断面図である。
ップにおいてフック部材が非使用位置と使用位置の中間
にある状態で部分的に示す断面図である。
おいてフック部材が使用位置にある状態で部分的に示す
断面図である。
おいてフック部材が非使用位置にある状態で部分的に示
す斜視図である。
おいてフック部材が使用位置にある状態で部分的に示す
斜視図である。
部分的に示す分解斜視図である。
おいてフック部材が非使用位置にある状態で部分的に示
す断面図である。
おいてフック部材が使用位置にある状態で部分的に示す
断面図である。
図である。
図であり、(A)はフック部を使用しない状態、(B)
はフック部を使用する状態である。
Claims (5)
- 【請求項1】 乗員が把持するためのグリップ本体を保
持すると共に車体に取り付けられる取付部材と、 前記取付部材に対し、この取付部材から突出した使用位
置と取付部材に向かって後退した非使用位置との間を移
動可能に取り付けられ、使用位置において被掛止部材が
掛止可能とされた掛止部材と、 前記掛止部材を前記非使用位置で前記取付部材に対して
固定する固定手段と、 を有することを特徴とするアシストグリップ。 - 【請求項2】 前記掛止部材が、前記取付部材に対しス
ライドし前記使用位置と前記非使用位置との間を移動可
能とされていることを特徴とする請求項1に記載のアシ
ストグリップ。 - 【請求項3】 前記掛止部材が、前記取付部材に対し回
動し前記使用位置と前記非使用位置との間を移動可能と
されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記
載のアシストグリップ。 - 【請求項4】 前記固定手段が、前記掛止部材の前記非
使用位置方向への移動により前記取付部材に対する掛止
部材の固定及び固定解除が可能とされていることを特徴
とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載のアシスト
グリップ。 - 【請求項5】 前記取付部材に、前記掛止部材を移動可
能に収容するハウジングが一体成形されていることを特
徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載のアシス
トグリップ。
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